- *あいだ【間】
- [一](名)
- ①物と物とにはさまれた、あいている部分。はさまれたところ。opening; gap〈用例〉〜をあける。ビルの〜から富士が見える。
- ②2つの事柄の時間的なへだたり。interval〈用例〉2時から8時までの〜。
- ③ひと続きの時間や距離。between〈用例〉朝の〜。東京から広島までの〜。
- ④中間。平均。あい。middle〈用例〉〜をとる。
- ⑤関係。間柄。relationship〈用例〉親子の〜。
- ⑥1つのグループの範囲。among〈用例〉友人の〜で知らない者はない。
- 〈文語的〉
- [二](接助)…ので。…だから。〈用例〉伺いたき事これあり候(そうろう)〜一筆したため候。
- 間に立つ(あいだにたつ)
- 両方の間に入って、仲を取り持つ。仲介をする。mediate between
- 間へ入る(あいだへはいる)
- 相対する両者の中間に立つ。両者のとりなしをする。mediate between
- あいだ【▽英田】
- 〈町〉岡山県東部山間の町。農業中心で茶が特産。人口3654(1994)。
- あい‐たい【相対】
- ①第三者をまじえず、当事者間で事を処理すること。直接交渉。face-to-face negotiation
- ②対等で事を行うこと。to be on equal terms
- あい‐たい【▼靉▼靆】(形動トタル)
- ①かすみや雲のたなびくさま。
- ②ほの暗いさま。陰気なさま。
- あいたい‐ずく【相対▽尽く】
- 互いに承知の上のこと。納得ずく。〈用例〉〜で別れる。
- あい‐たい・する【相対する】(サ変自)
- ①互いに向かいあう。face each other〈用例〉〜山々。
- ②反対の立場にある。対立する。oppose〈用例〉〜考え。
- あいたい‐ばいばい【相対売買】
- 売り手と買い手が直接交渉して値段や取引量を決める取引方法。negotiated transaction〈比較〉競(けい)売買。
- アイダエンジニアリング【アイダエンジニアリング(株)】
- 機械。プレス機械・オートメーション設備製造会社。昭和12年(1937)設立。本社・工場は神奈川県相模原(さがみはら)市大山町。
- あいだ‐がら【間柄】
- ①人と人との続きぐあい・関係。relationship〈用例〉親類の〜。
- ②交際。つきあい。keep company〈用例〉旧友の〜。
- あいだ‐ぐい【間食い】(名・サ変自)
- 間食(かんしょく)すること。eat between meals
- あい‐たけ【▼藍▼茸】
- ベニタケ科のキノコ。広葉樹林内に、夏から秋にはえる。高さ約10cm。柄・ひだは純白色、かさの表面は緑色で小さい亀裂(きれつ)ができる。食用。アオハツ。
- あいた‐しゅぎ【愛他主義】
- 他人の幸福・利益を目的として行動する主義。利他主義。altruism
- アイ‐ダブリュー‐ダブリュー【IWW】
- 《Industrial Workers of the Worldの略》世界産業労働者同盟。1905年結成のアメリカの急進的な産業別労働組合連合体。第1次大戦に反対の立場をとり、弾圧されて解体。
- アイダホ【Idaho】
- アメリカ北西部、ロッキー山脈西麓(せいろく)の州。州都ボイシ。州の大部分は山地。灌漑(かんがい)農業が中心。自然に恵まれ、行楽地が多い。人口100.7万(1990)。
- あい‐だま【▼藍玉】
- 開花期のアイの葉を発酵させ、つき固めた染料。主成分はインジゴ。インジゴの合成後、特殊な工芸染色以外にはあまり用いられない。玉藍。indigo leaf ball
- あい‐だ・る(下二自)
- 〈古語〉
- ①あまえる。
- ②なよなよとしている。〈用例〉若やかになまめき〜・れてものし給ひし(源氏・柏木)。
- あいち【愛知】
- 〈県〉中部地方南西部、太平洋側の県。県庁所在地は名古屋市。西部から南東にかけて平地が広がる。中京工業地帯の中心で、生産台数日本一の自動車をはじめ鉄鋼・繊維産業がさかん。また、野菜・果樹栽培などの近郊農業も行われている。面積5138km2、人口671万4789(1994)。
- あいち‐いかだいがく【愛知医科大学】
- 私立大学。昭和46年(1971)創立。所在地は愛知県愛知郡長久手(ながくて)町。
- あいちがくいん‐だいがく【愛知学院大学】
- 私立大学。昭和28年(1953)創立。本部は愛知県日進市岩崎町。
- あいち‐がくせんだいがく【愛知学泉大学】
- 私立大学。昭和41年(1966)愛知女子大学として創立、同57年(1982)より現名。本部は愛知県岡崎市舳越(へごし)町。
- あいちきかいこうぎょう【愛知機械工業(株)】
- 輸送用機器。日産自動車系のエンジン製造・車体組立会社。昭和24年(1949)設立。本社は愛知県名古屋市熱田区川並(かわなみ)町。
- あいち‐きょういくだいがく【愛知教育大学】
- 国立大学。昭和18年(1943)創立の愛知第一師範学校などを前身とし、同24年(1949)より現制、同41年(1966)より現名。所在地は愛知県刈谷(かりや)市井ケ谷(いがや)町。
- あいちぎんこう【(株)愛知銀行】
- 金融業。地方銀行。昭和19年(1944)設立。本店は愛知県名古屋市中区栄。
- あいちけんりつ‐かんごだいがく【愛知県立看護大学】
- 公立大学。平成6年(1994)創立。所在地は愛知県名古屋市守山区大字上志段味(かみしだみ)。
- あいちけんりつ‐げいじゅつだいがく【愛知県立芸術大学】
- 公立大学。昭和41年(1966)創立。所在地は愛知県愛知郡長久手(ながくて)町。
- あいちけんりつ‐じょしたんきだいがく【愛知県立女子短期大学】
- 公立女子短期大学。昭和22年(1947)創立の愛知県立女子専門学校を前身とし、同25年(1950)より現制、同28年(1953)より現名。所在地は愛知県名古屋市瑞穂(みずほ)区高田町。
- あいち‐けんりつだいがく【愛知県立大学】
- 公立大学。昭和25年(1950)創立の愛知県立女子短期大学を前身とし、同41年(1966)より現制。所在地は愛知県名古屋市瑞穂(みずほ)区高田町。
- あいち‐こうぎょうだいがく【愛知工業大学】
- 私立大学。昭和29年(1954)創立の名古屋電気短期大学を前身とし、同34年(1959)より現制、同35年(1960)より現名。所在地は愛知県豊田(とよた)市八草町。
- あいちこうげん‐こくていこうえん【愛知高原国定公園】
- 愛知県北東部の設楽(したら)町から春日井(かすがい)市にいたる東海自然歩道沿線の国定公園。香嵐(こうらん)渓・段戸(だんど)裏谷・猿投(さなげ)神社などで知られる。昭和45年(1970)指定。
- アイチコーポレーション【(株)アイチコーポレーション】
- 機械。産業用自動車製造会社。とくに高所作業車。昭和37年(1962)設立。本社は愛知県名古屋市中区千代田。旧称は愛知車輌(しゃりょう)。
- あいち‐さんぎょうだいがく【愛知産業大学】
- 私立大学。平成3年(1991)創立。所在地は愛知県岡崎(おかざき)市岡町。
- あいち‐しゅくとくだいがく【愛知淑徳大学】
- 私立女子大学。昭和50年(1975)創立。同36年(1961)創立の愛知淑徳短期大学併設。所在地は愛知県愛知郡長久手(ながくて)町。
- あいちせいこう【愛知製鋼(株)】
- 鉄鋼。特殊鋼製造会社。昭和15年(1940)設立。本社は愛知県東海市荒尾町。
- あいち‐だいがく【愛知大学】
- 私立大学。昭和21年(1946)創立、同24年(1949)より現制。本部は愛知県豊橋(とよはし)市町畑町。
- あいちとけいでんき【愛知時計電機(株)】
- 精密機器。産業用計測機器製造会社。昭和24年(1949)設立。本社は愛知県名古屋市熱田区千年。
- あいちみずほ‐だいがく【愛知みずほ大学】
- 私立大学。平成4年(1992)創立。所在地は愛知県豊田市平戸橋(ひらとばし)町。
- あい‐ちゃく【愛着】(名・サ変自)
- 愛情があるために思い切れないこと。あいじゃく。attachment〈用例〉〜がある。
- あい‐ちょう【哀調】
- もの悲しい調子。mournful tone〈用例〉〜をおびた歌声。
- あい‐ちょう【愛重】(名・サ変他)
- 愛してだいじにすること。
- あい‐ちょう【愛鳥】
- ①鳥、おもに、野鳥をだいじにすること。
- ②かわいがっている鳥。pet bird
- あいち‐ようすい【愛知用水】
- 愛知県を南流する用水。幹線延長112km。木曽(きそ)川の水を尾張(おわり)丘陵と知多(ちた)半島へ送るもので、農業・工業・上水道に利用されている。昭和36年(1961)完成。
- あ‐いつ【▽彼▽奴】(代)
- 《「あやつ」の転。ぞんざいな言い方》あの者。that fellow
- あいづ【会津】
- 福島県西部の地域名。会津盆地が中心。江戸時代には会津藩領。
- あい‐ついで【相次いで】(副)
- あとからあとから続いて。one after another
- あい‐つう【哀痛】(名・サ変自)
- 心から悲しみ悼むこと。mourning〈用例〉〜に堪えない。
- あい‐つ・ぐ【相次ぐ】(五自)
- 次々に起こる。succeed one another〈用例〉〜勝利。
- あい‐つ・ぐ【相継ぐ】(四他)
- 〈古語〉
- 受け継ぐ。相続する。inherit〈用例〉領(らう)じたまひける所…はかばかしう〜人もなくて(源氏・松風)。
- あいづ‐しもつけ【会津下▽野】
- バラ科の落葉低木。葉は卵形で薄く、縁に二重鋸歯(にじゅうきょし)があり、互生。5月ごろ枝の先に小さな白色花を散房状につける。長野・東北・北海道に分布。
- あいづ‐だいがく【会津大学】
- 公立大学。平成4年(1992)創立。所在地は福島県会津若松市一箕(いっき)町。
- あいづたかだ【会津高田】
- 〈町〉福島県、会津盆地南部の町。旧宿場町。身不知柿(みしらずがき)・梅が特産。人口1万6561(1994)。
- あい‐づち【相▼槌】
- 刀を鍛えるときなどに、師の打つつちの間に弟子が打つつち。また、向かい合って相手と交互に打つつち。
- 相槌を打つ(あいづちをうつ)
- 人の話に、調子を合わせる。chime in
- あいづ‐ぬり【会津塗】
- 会津若松市を中心に作られる漆器。天正(てんしょう)年間(1573〜92)に始まるといわれる。蒔絵(まきえ)技法に特色。
- あいづ‐はん【会津藩】
- 江戸時代の親藩(しんぱん)・家門。寛永(かんえい)20年(1643)3代将軍徳川家光(とくがわいえみつ)の弟保科正之(ほしなまさゆき)が入封(にゅうほう)。3代正容(まさかた)から松平(まつだいら)氏を称す。主城は鶴ケ城(つるがじょう)。23万石。幕末、9代容保(かたもり)は京都守護職、佐幕(さばく)派の中心として活躍。戊辰(ぼしん)戦争で官軍に敗北し廃藩。
- あいづばんげ【会津坂下】
- 〈町〉福島県、会津盆地西部の町。旧宿場町。稲作中心の農業地域。人口2万0519(1994)。
- あいづばんだいさん【会津▼磐▼梯山】
- 福島県の民謡。もとは『会津盆踊り唄(うた)』といわれ明治初年ごろ流行していたが、昭和10年(1935)レコード化にさいし改題、小唄勝太郎(こうたかつたろう)により全国的に流行した。
- あいづほんごう【会津本郷】
- 〈町〉福島県中西部、会津盆地の南にある町。城下町・窯業地から発展。本郷焼が有名で、碍子(がいし)・陶磁器も産出。人口6352(1994)。
- あいづ‐ぼんち【会津盆地】
- 福島県、会津地方中央部の盆地。阿賀(あが)川が西流、県内一の米どころ。中心都市は会津若松市。
- あいづま‐はば【合(い)▼褄幅】
- 和服長着の、襟先の付け止まりでの衽(おくみ)幅。通常衽幅から1.5cm減じた寸法。
- あいづ‐やいち【会津八一】
- (1881-1956)歌人・書家。新潟市生まれ。早大教授。号は秋艸(しゅうそう)道人。『万葉集』と良寛(りょうかん)に親しみ、独自の歌境を示す。歌集『南京(なんきょう)新唱』『鹿鳴(ろくめい)集』など。
- あいづわかまつ【会津若松】
- 〈市〉福島県西部の市。松平氏の旧城下町で会津盆地の中心都市。鶴ケ城(つるがじょう)、飯盛(いいもり)山の白虎(びゃっこ)隊士の墓などの史跡が多い。会津塗が特産。人口11万8531(1994)。
- あいづわかまつ‐じょう【会津若松城】
- 福島県会津若松市にある旧会津藩主、松平(まつだいら)(保科(ほしな))氏の旧居城。戊辰(ぼしん)戦争で落城し、維新後取り壊される。昭和40年(1965)天守閣を再建。会津城。若松城。鶴ケ城(つるがじょう)。
- *あい‐て【相手】
- ①何かを一緒にする一方の人。つれ。なかま。companion; partner〈用例〉遊び〜。
- ②何かをするときの敵。競争者。opponent; competitor〈用例〉けんか〜。〜に取って不足はない。
- ③はたらきかける対象になる人。object〈用例〉学生〜の商売。まったく〜にしてくれない。
- 相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
- 自分の力がすぐれているのではなくて、相手が劣っていたり、失敗したりしたために得た手柄。
- アイディア【idea】
- ①思いつき。着想。アイデア。〈用例〉すばらしい〜だ。
- ②→イデア
- アイディアリスト【idealist】
- ①理想主義者。
- ②観念論者。唯心(ゆいしん)論者。
- アイディアリズム【idealism】
- ①理想主義。
- ②観念論。唯心(ゆいしん)論。
- アイディアル【ideal】(形動)
- ①理想的。
- ②観念的。
- アイ‐ディー‐エー【IDA】
- 《International Development Associationの略》→国際開発協会。
- アイ‐ティー‐エフ【ITF】
- 《International Trade Fairの略》→国際見本市。
- アイディー‐カード【IDカード】
- 《identification cardの略》→身分証明書。
- アイ‐ティー‐シー【ITC】
- 《International Trade Commissionの略》→国際貿易委員会。
- アイ‐ティー‐ティー【ITT Corp.】
- アメリカに本拠を置く多国籍コングロマリット。1920年設立。通信事業・通信機器製造で知られたが、現在保険・金融サービス部門が主力。
- アイ‐ディー‐ビー【IDB】
- 《Inter-American Development Bankの略》米州開発銀行。アメリカと中南米20か国が中南米諸国への開発資金融資のために設立した国際金融機関。1960年発足。IADB。
- あいて‐かた【相手方】
- ①相手のほう。the other party
- ②法律で、事件における他方の当事者。the other party
- あい‐でし【相弟子】
- 同じ師・親方のもとで学ぶ者どうし。同門。fellow apprentices
- あいて‐しだい【相手次第】
- 相手の出方によって、こちらの態度を決めること。
- あいて‐ど・る【相手取る】(五他)
- 争いの相手とする。〈用例〉国を〜・って裁判を起こす。
- アイテム【item】
- ①項目。事項。品目。
- ②コンピューターで、磁気テープに収められた1件分のデータ。
- あい‐てら・す【相照らす】(五他)
- 互いによく知る。〈用例〉肝胆(かんたん)〜。
- アイデンティティ【identity】
- ①同じものであること。同一性。
- ②エリクソンが提唱した精神分析概念。他者とは違う本当の自分、自分であること、自分らしさ、自己の存在証明、主体性。自己の単一性・連続性・不変性・独自性の感覚があること、ある特定の対象や集団との間で是認された役割と連帯感がもてること、などの特質がある。エゴ‐アイデンティティ。自己同一性。自我同一性。
- あい‐とう【哀悼】(名・サ変他)
- 人の死を悲しみ、いたむこと。哀惜(あいせき)。mourning〈用例〉〜の意を表する。
- あいとう【愛東】
- 〈町〉滋賀県東部、愛知(えち)川に沿う町。稲作がさかん。聖徳太子(しょうとくたいし)建立とされる百済(ひゃくさい)寺がある。人口5840(1994)。
- あい‐どく【愛読】(名・サ変他)
- 本を好んで読むこと。be fond of reading〈用例〉〜書。
- あい‐どの【相殿】
- 神道で、1つの社殿に2神以上を同時に祭ること。また、その社殿。あいでん。
- アイドホール【eidophor】
- テレビ画像をスクリーンに拡大投写する装置。
- アイトマートフ【Chingiz Aytmatov】
- (1928-)中央アジア、キルギスの小説家。民族色豊かな叙情的散文で社会問題を描く。作品『ジャミーリャ』『世紀より長い一日』など。
- あい‐とむら・う【相弔う】(五他)
- 互いになぐさめあう。あいとぶらう。〈用例〉形影(けいえい)〜。
- あい‐ともな・う【相伴う】(五自)
- ①いっしょに行く。つれだつ。go together
- ②いっしょに現れる。come together〈用例〉戦争と悪徳は〜。
- あい‐ともに【相共に】(副)
- いっしょに。together
- アイドリング【idling】
- 自動車などを走らせない状態で、エンジンを最低速で回転させること。無負荷回転。
- アイドル【idol】
- 崇拝される人・もの。偶像。あこがれのまと。〈用例〉〜歌手。
- アイドル‐コスト【idle cost】
- 工場の生産設備や労働力が十分に利用されないことによる損失。休業費。
- アイドル‐タイム【idle time】
- 遊び時間。コンピューターの入出力待ちやオペレーターの操作待ちなどの時間。
- あい‐なかば・する【相半ばする】(サ変自)
- 半々である。五分五分である。be fifty-fifty chance〈用例〉功罪〜。
- あい‐な・し(形ク)
- 〈古語〉
- ①つまらない。〈用例〉世に語り伝ふること、まことは〜・きにや(徒然・73)。
- ②無益である。〈用例〉かかる所をわざとつくろふも、〜・きわざなり(源氏・松風)。
- ③《連用形「あいなく」で》わけもなく。むやみに。〈用例〉愛敬(あいぎゃう)おくれたる人などは〜・くかたきにして(枕・職の御曹司の西面の)。
- あいな‐だのみ【あいな頼み】
- 〈古語〉
- あてにならない頼みごと。また、度を過ぎた無理な期待。〈用例〉年月をかさねむ〜はいと苦しくなむ(源氏・帚木)。
- あい‐なめ【▼鮎▽魚女・▼鮎▽並】
- 海藻の多い浅海にすむアイナメ科の海水魚。全長約40cm。体色は黄色から褐色まで変異に富む。5本の側線が特徴。磯釣(いそづ)りの好対象。刺身(さしみ)・照り焼きにする。日本全土に分布。アブラメ。アブラコ。アユナメ。
- あいなめ‐さい【相▼嘗祭】
- 古代、天皇が新穀を神に奉献した祭り。陰暦11月の卯(う)の日、新嘗祭(にいなめさい)の前に行う。あいんべのまつり。あいにえのまつり。
- あい‐な・る【相成る】(五自)
- 〈文語的〉
- 「成る」の改まった言い方。
- あいなる‐べくは【相成る▽可くは】(連語)
- 《「なるべくは」の改まった言い方》できることなら。
- あい‐にく【▽生憎】(副・形動)
- 《「あやにく」の転》期待や目的と合わず、つごうの悪いさま。unfortunately〈用例〉〜品切れです。〜な風だ。お〜さま。
- アイヌ
- (Aynuアイヌ)《人間、の意》現在の北海道全域から本州北部、サハリン(樺太(からふと))南半部、千島列島に歴史的に居住した先住民族。現在日本国内にその大部分が住む。伝統的な生業はサケ・マスなどの漁労、シカ・アザラシなどの狩猟、ウバユリなどの採集、雑穀栽培など、自然物採集経済を基礎とした。14世紀中ごろから和人(わじん)による圧迫を受けはじめ、ことに17世紀半ば以降、松前藩の場所請負制度による過酷な収奪を受けたが、アイヌ語をはじめ独自の文化は維持された。近代になり明治政府は、アイヌの伝統的な生活地アイヌモシリ(人間の大地)を無主の地として官有地化し、さらに同化政策によりアイヌ語をはじめ伝統文化の否定と破壊を推し進めた。明治32年(1899)に施行された「北海道旧土人保護法」は、アイヌを旧土人として差別し、一部改正はされたものの現存する。このため民族の主体性を保障する「アイヌ新法」の制定が求められている。近年、アイヌみずから民族的自立をめざし、伝統文化の保存と継承に取り組んできている。現在の人口は、北海道に2万3830人((1993)、道庁調べ)、東京に推計2700人((1989)、都庁調べ)などであるが、潜在的にはこの数倍は存在すると推測される。
- アイヌ‐ご【アイヌ語】
- アイヌの言語。他の言語との系統関係は不明。かつてはサハリン(樺太(からふと))南部・千島列島・北海道・本州東北地方で話されていた。現在はサハリンと北海道方言の話し手が少数残っているが、日常会話の言語としてはほとんど使われていない。近年、復興運動が進められ、仮名を基本とした独自の文字体系も考案されている。
- アイヌ‐こうげい【アイヌ工芸】
- アイヌの日常生活から生まれた木彫りや刺繍(ししゅう)などの工芸。おもに女性は針仕事、男性は木彫りの分野を担った。技術的に洗練され、衣服の刺繍や、小刀の鞘(さや)などに施されたアイヌ文様は、その文化の魅力を視覚的に特徴づける。現代では民族的存在を示す手段ともなる。
- アイヌ‐こしきぶよう【アイヌ古式舞踊】
- アイヌが歴史的に継承してきた伝統舞踊。踊りのリムセと歌謡のウポポに大別できる。自然とのかかわりや精神世界を題材にしたもので、芸能史的価値も大きい。文化庁が昭和59年(1984)に国の重要無形民俗文化財に指定。現在、北海道各地の17団体が指定対象になっている。〈参照〉ウポポ・リムセ。
- アイヌ‐しんぽう【アイヌ新法】
- 《「アイヌ民族に関する法律(案)」の通称》「北海道旧土人保護法」の廃止を求め、新たに制定が求められている、アイヌの権利を保障する法律。昭和59年(1984)北海道ウタリ協会総会で、新法案を採択。平成7年(1995)に「ウタリ対策のあり方に関する有識者懇談会」が設置され、同8年4月、文化的権利保障を中心とする報告書が提出された。
- アイヌモシリ
- (aynumosirアイヌ)人間の世界・大地・国の意。カムイモシリ(神々の世界)に対して、人間の生活領域をさすのが本来の用法であるが、近年はアイヌが歴史的に先住してきた地域をさして使われることが多い。
- アイネイアス【Aineiās(ギリシア)】
- ギリシア神話の英雄。アンキセスとアフロディテとの子。トロイヤ落城の際ローマにのがれ、ローマ建国の基礎を築いた。ラテン名アエネアス。〈参照〉アエネーイス。
- アイネ‐クライネ‐ナハトムジーク【Eine Kleine Nachtmusik(ドイツ)】
- モーツァルト作曲の弦楽のためのセレナード第13番、ト長調、K(ケッヘル)525。4楽章。1787年作。明快な旋律・優雅な雰囲気があり愛好者が多い。
- アイネス【(株)アイネス】
- サービス業。情報処理サービス会社。昭和39年(1964)設立。本社事務所は東京都港区赤坂。
- あいの【愛野】
- 〈町〉長崎県島原半島基部の扇状地にある町。西側の緩斜面はジャガイモの産地。雲仙(うんぜん)を望む愛野展望台がある。人口4472(1994)。
- あい‐の‐かぜ【あいの風】
- 夏に吹く穏やかな風。日本海沿岸地方で使われることば。地方によっては北西ないし北東風となる。
- あいのがっこう【愛の学校】
- 《原題Cuore(イタリア)》デ=アミーチスの小説『→クオレ』の邦訳名。
- あい‐の‐こ【合(い)の子・▽間の子】
- ①《卑語》種族のちがったものの間に生まれた子。混血児。racially mixed person
- ②異種の間に生まれた生物。雑種。hybrid
- ③どちらともつかない中間のもの。
- あいのさんか【愛の賛歌】
- 《原題Hymne à l'amour(フランス)》エディット=ピアフ作詞、モノー作曲のシャンソン。
- あい‐の‐しゅく【▽間の宿】
- 江戸時代、街道の宿駅と宿駅の中間にあって、茶屋などの休憩施設や人足(にんそく)のたまり場を置いた所。本来、宿泊は禁止されていたが有名無実化。
- あい‐の‐たけ【▽間ノ岳】
- 赤石山脈北部の山。標高3189m。北岳・農鳥(のうとり)岳と合わせ白根(しらね)三山とよぶ。氷河地形がある。
- あい‐の‐て【合(い)の手・▽間の手】
- ①三味線音楽で、唄(うた)と唄の間をつなぐための間奏となる旋律。あい。
- ②会話や物事の進行中にはさむ、別のことばや物事。〈用例〉〜を入れる。
- あいのみょうやく【愛の妙薬】
- 《原題L'Elisir d'amore(イタリア)》ドニゼッティ作曲の喜歌劇。全2幕。1832年初演。ロマーニ台本による恋愛喜劇。アリア『人知れぬ涙』が有名。
- あい‐のり【相乗り】(名・サ変自)
- ①車などにいっしょに乗ること。その車や人。share a ride
- ②馬術で、ふたりが馬を並べて乗って行くこと。ride side by side
- ③共同で物事を行うこと。
- あい‐ば【愛馬】
- ①飼い主のだいじにしている馬。
- ②馬をかわいがること。
- あい‐ばさみ【相挟み】(名・サ変他)
- ふたりで1つの物を、はしで挟み合うこと。火葬のさいの骨揚げにすることなので、それ以外のことにはきらわれる。
- あい‐ばん【合(い)判・相判】
- 紙の寸法の一つ。普通のノート大。縦21cm、横15cm。
- アイ‐バンク【eye bank】
- 角膜移植のための眼球を斡旋(あっせん)・提供する機関。厚生大臣の許可が必要。眼球銀行。角膜銀行。
- アイバンホー【Ivanhoe】
- ウォルター=スコットの小説。1820年刊。中世の英国騎士道に材を取った恋と武勇の物語。アイバンホーを中心に獅子(しし)王リチャードやロビン=フッドなどが登場。