アウフヘーベン【Aufheben(ドイツ)
→しよう(止揚)
アウランガバード【Aurangābād】
インド中西部、マハラシュトラ州北部の商工業都市。デカン地方統治の中心。人口57.3万(1991)。
アウランゼーブ【Aurangzeb】
(1618-1707)インド、ムガール帝国第6代皇帝(在位(1659-1707))。狂信的イスラム教徒で異教徒を圧迫。シク教徒やラージプート族の反乱を招き、帝国の崩壊を早めた。
アウロス【aulos(ギリシア)
古代ギリシアの縦笛。数個の指穴のある1対の管で、先端にダブルリードがつく。材質は木・象牙(ぞうげ)など。音は鋭くてよく通り、勇壮な野外音楽に適する。オーボエの祖先。
アウロラ【Aurōra(ラテン)
ローマ神話の曙(あけぼの)の女神。ギリシア神話のエオス。オーロラ。
あ‐うん【吽】
《a-hūṃ(梵)の音写。梵字(ぼんじ)の字母の初音と終音で、阿は口を開き、吽は口を閉じて発する》
①密教で、宇宙生成の本源と窮極。
②寺院山門の仁王や狛犬(こまいぬ)の相。
③呼気と吸気。inhalation and exhalation
阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)
①いっしょになにかをするときの、両者の気持ちの、微妙な調子。また、それの合うこと。〈用例〉そこはそれ〜で。
②相撲の仕切りなどで、両者の立ち上がろうとする気合い。また、それの一致すること。〈用例〉立ち合いの〜が合わない。
アウン‐サン【Aung San】
(1915-47)ビルマ(現ミャンマー)の独立運動指導者。第2次大戦中は対日協力政権の国防相。1944年、反ファシスト人民自由連盟を組織。47年独立準備協定締結後に暗殺された。
アウンサン‐スーチー【Aung San Suu Kyi】
(1945-)ミャンマーの政治家。アウンサンの長女。デリー大卒。イギリスへ留学。1988年から国民民主連盟の書記長としてミャンマーの民主化運動に活躍するが、軍事政権によって自宅に軟禁される。91年ノーベル平和賞受賞。
あえ‐か(形動)
かよわく、なよなよしたさま。たよりないさま。たおやかなさま。
あえ・ぐ【喘ぐ】(五自)
①せわしく呼吸する。息をきらす。gasp
②行きづまって苦しむ。suffer〈用例〉借金に〜。不況に〜。
あえ‐しら・う(四他)
〈古語〉
=あいしらう。
①相手をする。うけこたえする。〈用例〉をさをさ〜・はず(源氏・若紫)。
②ほどよくもてなす。〈用例〉ただこれをさまざまに〜・ひ(紫式部日記)。
③付け合わせる。とり添える。〈用例〉物の汁して〜・ひて(蜻蛉・上)。
あえ‐ず【敢えず】(連語)
《「敢う」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」が付いたもの》
①こらえられない。…できない。〈用例〉なみだせき〜。
②…しきれない。〈用例〉言いも〜。
あえ‐て【敢えて】(副)
①しいて。おしきって。わざわざ。daringly〈用例〉〜申し上げます。
②《下に打ち消しをともなって》別に。少しも。必ずしも。not particularly〈用例〉〜おどろくに及ばない。
あえ‐な・い【敢え無い】(形)
あっけない。もろい。tragically〈用例〉〜最期をとげる。〈派生〉あえなさ(名)
敢え無くなる(あえなくなる)
死ぬ。
あえ‐な・し【敢え無し】(形ク)
〈古語〉
①どうにもならない。はりあいがない。がっかりする。〈用例〉御使ひも、いと〜・くて帰り参りぬ(源氏・桐壺)。
②頼みにならない。あっけない。もろい。〈用例〉粟田(あはた)殿の御有り様、ことのほかに〜・くおはしましき(大鏡・道兼)。
アエネーイス【Aenēis(ラテン)
ローマの詩人ウェルギリウスの叙事詩。紀元前19年未完のまま刊行。ローマ建国の英雄アイネイアスの冒険譚(たん)で、格調高い詩句はラテン文学の粋とされる。
あえば‐こうそん【篁村】
(1855-1922)小説家・劇評家。江戸の生まれ。江戸文学の素養を生かした軽妙な短編で活躍、のち劇評に転向。作品『当世商人気質(あきゅうどかたぎ)』など。
あえ‐もの【和え物・韲物】
野菜・魚介類などの材料を下ごしらえし、調味した酢・みそ・ゴマ・からしなどでまぜ合わせた料理。
あ・える【和える】(下一他)
野菜や魚介類などを、調味した酢・みそ・ゴマ・からしなどでまぜ合わせる。
アエロスパシアル【Aérospatiale】
フランスの国営航空機メーカー。コンコルドの開発、エアバスの共同生産で有名。1970年設立。
アエロフロート‐ロシアこくさいこうくう【アエロフロート-ロシア国際航空】
ロシアの半官半民の航空会社。前身は1932年設立のアエロフロート‐ソビエト連邦国営航空。AFL。Aeroflot Russian International Airlines
あ‐えん【亜鉛】
金属元素。元素記号Zn原子番号30。原子量65.4。青白色を帯び、常温で腐食しにくく、希酸に溶けて水素を発生する。黄銅の製造、亜鉛鉄板の製造に用いる。zinc
あえん‐か【亜鉛華】
化学式ZnO 白色顔料。無毒で水に不溶。両性酸化物。塗料・化粧品・医薬品など。亜鉛白。酸化亜鉛。zinc white
あえんか‐なんこう【亜鉛華軟膏】
酸化亜鉛に流動パラフィンや白色軟膏を加え混和した半固形状の外用薬。湿疹(しっしん)などの患部に用いる。防腐作用もある。zinc oxide ointment
あえん‐ごうきん【亜鉛合金】
亜鉛を主体にした合金。比較的融点が低いので、鋳物(いもの)・軸受け・電球の口金などに用いる。zinc alloy
あえん‐ちゅうどく【亜鉛中毒】
亜鉛やその化合物による中毒。症状は、経口による中毒では嘔吐(おうと)・下痢・麻痺(まひ)など、酸化亜鉛の粉末(フューム)の吸入では発熱・震え・筋肉痛(フューム熱)など。zinc poisoning
あえん‐てっぱん【亜鉛鉄板】
亜鉛めっきを施した薄い鋼板。平板と波板があり、屋根など建築用に多用。トタン板。galvanized sheet iron
あえん‐とっぱん【亜鉛凸版】
亜鉛板を材料とする印刷用の凸版。感光液を塗った亜鉛板にネガを焼きつけ、現像後、硝酸(しょうさん)で腐食して凸版とする。さし絵などの製版に用いる。zinc relief plate
*あお【青】
[一](名)
①色の名。よく晴れた空や海の色。藍(あい)・群青(ぐんじょう)・浅葱(あさぎ)などの寒色系の総称。加法混色・減法混色の、基本三原色の一つ。ブルー。blue
②「→あおうま」「→あおげ」の略。転じて、馬の俗称。
③「青信号」の略。〈対義〉赤。
[二](接頭)若くて未熟の意を表す。〈用例〉〜二才。〜くさい。
青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでて、あいよりあおし)
《『荀子(じゅんし)』「勧学」のことばから》弟子が師よりもすぐれること。出藍(しゅつらん)の誉れ。exceed one's master
あお【襖】
①わきのあいた袍(ほう)で、武官の朝服。けってき。
→アワセ、または→綿入れ
→かりぎぬ
あお‐あお【青青】(副・サ変自)
いかにも青いさま。一面に青いさま。fresh and green〈用例〉〜と茂った木。
あおあし‐しぎ【青脚鷸】
脚が長く青いシギ。全長約35cm。背面は灰褐色、下面は白い。ユーラシア北部で繁殖し、冬はその南部、アフリカ・オーストラリアに渡る。日本では旅鳥で、春秋2回各地の干潟(ひがた)などに渡来。greenshank
あお‐あらし【青嵐】
青葉を吹きわたるやや強い風。5月ごろ日本海を低気圧が通過するとき、各地に吹きわたる南風。せいらん。
あおい【葵】
①アオイ科の多年草の総称。ゼニアオイ・フユアオイ・タチアオイ・トロロアオイなど。mallow
②ウマノスズクサ科のカンアオイ・フタバアオイなど。asarabacca; wild ginger
③フウロソウ科のテンジクアオイなど。geranium
④紋所の名。フタバアオイを紋章化したもの。立葵と巴形(ともえがた)の葵巴がある。前者は本多氏の、後者は徳川氏の代表紋。
⑤襲(かさね)の色目の名。表は薄青、裏は薄紫。
*あお・い【青い・蒼い】(形)
①青い色である。blue
②草や木が緑色である。green〈用例〉麦が〜。
③若い。未熟である。immature〈用例〉彼はまだ〜。〜梅の実。
④病気などで顔色が悪い。pale
⑤心配やおそれで血の気がなくなる。pale〈派生〉あおさ(名)あおみ(名)
青い目(あおいめ)
《ひとみが青い色をした人、の意》欧米人または白色人種のこと。〈用例〉〜の人形。
青くなる(あおくなる)
驚き・恐れなどのために、顔が青ざめる。一瞬、どきっとする。turn pale
あおい‐がい【葵貝】
雌に殻があるアオイガイ科のタコ。雌は体長約30cmで、膜状に広がった左右第1腕からの分泌物でつくった、アオイの葉形の薄くて白い殻(長径約27cm)があり、体をその中に収める。雄は小さく体長約1.5cmで、殻をつくらない。世界の温帯・熱帯海域に広く分布。カイダコ。paper nautilus
あお‐いき【青息】
なげくとき・苦しいときにはくため息。
あおいき‐といき【青息吐息】
弱りきってはくため息。また、そのような困りきっているようす。have a hard time〈用例〉この不景気でどこも〜だ。
あおい‐ごけ【苔】
ヒルガオ科の多年草。暖地の道ばたにはえる。細い茎は地をはい、葉はフタバアオイに似て心臓形。4〜8月に黄緑色の小花をつける。
あおいさんみゃく【青い山脈】
石坂洋次郎(いしざかようじろう)の小説。昭和22年(1947)刊。地方の高等女学校を舞台に、戦後の解放された青春を描く。同24年(1949)映画化。
あおい‐すみれ【菫】
スミレ科の多年草。道ばたにはえる。茎は分枝して地上をはう。葉はフタバアオイに似た心臓形。春に淡紫色の花をつける。
あおいた‐こんぶ【青板昆布】
棒昆布などを一定の大きさに切りそろえ、煮つめて緑色に発色させたもの。昆布巻きなどに用いる。
あお‐いととんぼ【青糸蛉】
アオイトトンボ科のトンボ。翅(はね)が淡黄色の地で緑色斑(はん)がある。体長約3cm、後翅(こうし)の長さ約2cm。7〜9月に出現。ヨーロッパからシベリアにかけて分布する。北海道・東北では平地にも多いが、近畿(きんき)以西ではまれ。
あおいとり【青い鳥】
①《原題L'Oiseau bleu(フランス)》メーテルリンク作の童話劇。6幕。1908年初演。チルチル・ミチル兄妹が幸福の鳥を求めて歩く幻想的な象徴主義の作品。
②《転じて》身近にあるのに気づかない幸福。「幸福」の代名詞のように使われる。
あおいとり‐しょうこうぐん【青い鳥症候群】
1980年代の若者にみられる、夢想的で社会の現実から逃避しがちな傾向。就職しても努力せずに、この職場は自分に向いていないと簡単にやめてしまうなど。bluebird syndrome
あおい‐の‐うえ【葵上】
①『源氏物語』中の人物。左大臣の娘で光(ひかる)源氏の正妻。生霊となった六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)に苦しめられ、夕霧(ゆうぎり)を産んだのち急死する。
②謡曲の曲名。四番目物。『源氏物語』による。古い能を世阿弥(ぜあみ)が改作。六条御息所の生霊が鬼の姿で現れるが、調伏(ちょうぶく)される。箏(そう)曲、一中節(いっちゅうぶし)・河東(かとう)節、長唄(ながうた)にもある。
あおいはな【青い花】
《原題Heinrich von Ofterdingen(ドイツ)》ノバーリスの小説。1802年刊。夢に見た青い花を探し求める青年の遍歴をメルヘン風につづった、典型的なロマン派小説。
あおい‐まつり【葵祭(り)】
《供奉者(ぐぶしゃ)の冠や牛車(ぎっしゃ)にアオイを飾ることから》京都市の下鴨(しもがも)神社・上賀茂(かみがも)神社で5月15日に行われる祭り。京都の代表的な祭りの一つ。賀茂祭り。北祭り。祭り。みあれ。
あおいろ‐しんこく【青色申告】
申告納税制度の一つ。所得税または法人税の納税者が、大蔵省規定の帳簿書類をそろえ、青色の用紙を使って申告すること。税務計算上、多くの特典が受けられる。〈比較〉白色(しろいろ)申告。
あ‐おう【亜欧】
→おうあ(欧亜)
あお‐うきくさ【青浮草・青萍】
水田や池沼に群生するウキクサ科の多年草。扁平(へんぺい)で広楕円(だえん)形。下面は淡緑色で根は1本。夏から秋に白花を開く。温帯から熱帯に分布。
あおう‐こうみょうじ【生光明寺】
京都府長岡京(ながおかきょう)市粟生にある西山(せいざん)浄土宗総本山。建久(けんきゅう)9年(1198)、蓮生坊(れんしょうぼう)(熊谷直実(くまがいなおざね))が創建し、師法然(ほうねん)を招き開山とする。法然の廟所(びょうしょ)。念仏三昧(ねんぶつざんまい)院。
あおうどう‐でんぜん【亜欧堂田善】
(1748-1822)江戸後期の代表的洋風画家。陸奥(むつ)の人。本名永田善吉。銅版画をつくり江戸風景・世界地図などを描く。銅版画『金竜山(きんりゅうざん)浅草寺図』、肉筆画『浅間山真景図』など。
あお‐うなばら【青海原】
青く、広々とした海。blue waters
あお‐うま【青馬・白馬】
①黒い、つやつやした毛の馬。青毛の馬。あお。
②白馬(はくば)
③あし毛の馬。
あおうま‐の‐せちえ【白馬の節会】
五節会(ごせちえ)の一つ。正月7日に、天皇が紫宸殿(ししんでん)で白馬を見て、宴を開く。奈良時代以降の宮廷行事。本来は青毛(青みをおびた黒)の馬であったが、のち白馬となった。1年の邪気(じゃき)を払うという、中国の故事によるもの。七日の節会。
あお‐うみがめ【青海亀】
夏、日本近海にも来遊するウミガメ。甲長約1.4m、体重約150kg。背甲はオリーブ色から黄褐色。アマモなどの海草を食べるが、幼時は肉食性。世界の熱帯・亜熱帯海域に分布。正覚坊(しょうがくぼう)。ウミボウズ。green turtle
あお‐うめ【青梅】
まだ熟していない青いウメの実。unripe plum
あお‐え【青絵】
陶器に藍(あい)色の釉(うわぐすり)で文様を描いて焼いたもの。〈比較〉赤絵。
あお‐えんどう【青豌豆】
エンドウの一品種。秋に種子をまく二年草。ヨーロッパ原産。グリーンピース。
あお‐おさむし【青行虫】
オサムシ科のコウチュウ。東北や関東でふつうにみられる。体長約2.5cm。金緑色または赤銅色に光る。本州の東半分に分布し、西半分と四国・九州には本種に代わってオオオサムシが分布。
あお‐がい【青貝】
①オウムガイなど、螺鈿(らでん)に使う美しい貝の総称。
②殻が低い笠(かさ)状で、内面が乳青色のユキノカサガイ科のマキガイ。卵形で、殻口の長径約3cm、短径約2cm、殻高約0.5cm。殻の表面は緑色を帯びた黒青色で濃淡斑(はん)が散在。潮間帯の岩礁(がんしょう)にすむ。本州以南に分布。
あお‐がえる【青蛙】
アオガエル科のカエルの総称。体長5cm内外。草緑色のものが多い。指先に吸盤が発達。日本にはモリアオガエル・シュレーゲルアオガエルなどがいる。水辺にあわ状の卵塊を産む。green frog
あお‐がき【青垣】
①青々とした木がしげっている垣根。
②周囲を取り巻く青々とした山の形容。
あおがき【青垣】
〈町〉兵庫県中部、加古川上流の町。稲作・製材・アマゴ(ヤマメ)養殖・繊維工業がさかん。人口8210(1994)。
あお‐が‐しま【青ケ島】
東京都伊豆(いず)諸島、八丈島南方約70kmにある火山島。面積5.3km2。海食崖(かいしょくがい)に囲まれ、良港がない。
あおがしま【青ケ島】
〈村〉東京都、伊豆(いず)諸島の青ケ島からなる村。肉牛の飼育・観葉植物の栽培などを行う。人口192(1994)。
あお‐かずら【青葛】
①アワブキ科の落葉つる植物。四国・九州の暖地に分布。枝は緑色。葉は互生し卵状楕円(だえん)形。3〜4月に黄色の花を咲かせ、果実は約6mmで青色。
→ツヅラフジの別名。
あお‐かなぶん【青金ぶん】
コガネムシ科のコウチュウ。カナブンによく似るが、体がやや細長い。光沢(こうたく)のある緑色の虫で、体長約2.5cm。日本全土・朝鮮半島に分布。
あお‐かび【青黴】
アオカビ属のカビの総称。パン・もち・ミカンなどにつく緑がかった普通のカビ。ペニシリンの生産やチーズの熟成に役立つものもある。blue mold; penicillium
あおかび‐びょう【青黴病】
ペニシリウム属のカビの寄生によって生じる植物の病気。柑橘(かんきつ)類の果実、チューリップの球根などに発生する。blue mold
あお‐がり【青刈(り)】
穀類を肥料・飼料などにするために、葉の青いうちに刈り取ること。
あおがり‐しりょう【青刈(り)飼料】
青刈りして茎・葉を飼料とするために、栽培するダイズ・エンバクなどの作物。soilage
あおがれ‐びょう【青枯(れ)病】
植物の病気の一つ。病原細菌が土中で根から侵入して道管を冒す。植物は青いまましおれて枯れる。トマト・ナスなどに多い。bacterial wilt
あお‐き【青木】
①なま木。live tree
②常緑の木。ときわ木。evergreen tree
③ミズキ科の常緑低木。山地にはえ、庭木としても栽培。葉は厚く、光沢がある。雌雄異株。春に紫褐色の小花、冬に赤い実をつける。宮城県以西に分布。葉は薬用。
あおき【青木】
〈村〉長野県中部、上田盆地西端の村。稲作、リンゴ・ブドウ栽培、畜産が主体。人口4982(1994)。
アオキインターナショナル【(株)アオキインターナショナル】
商業。衣料品の製造・販売会社。とくに紳士服。昭和51年(1976)設立。本社は神奈川県横浜市都筑(つづき)区葛(くず)が谷(や)
あおき‐が‐はら【青木ケ原】
富士山の北西斜面に広がる原生林地帯。標高900〜1200m。樹林面積30km2
あおきけんせつ【(株)青木建設】
建設業。土木・建築会社。昭和22年(1947)設立。本社は大阪市北区大淀(おおよど)南。
あおき‐こ【青木湖】
長野県北西部の湖。面積2km2。最深62m。木崎(きざき)湖・中綱(なかつな)湖とともに仁科(にしな)三湖の一つ。避暑地。
あおき‐こんよう【青木昆陽】
(1698-1769)江戸中期の蘭学(らんがく)者。名は敦書(あつぶみ)。通称文蔵。幕府の書物奉行(ぶぎょう)。『蕃藷(ばんしょ)考』により飢饉(ききん)に備えてのサツマイモの普及を上書。没後、甘藷(かんしょ)先生と呼ばれる。
あお‐きし【青騎士】
(Der Blaue Reiterドイツ)美術におけるドイツ表現主義運動の集団名。1911年「新芸術家同盟」を脱退したカンディンスキーやマルクらが、ミュンヘンで結成。ほかにクビン・クレー・マッケなどが参加。
あおき‐しげる【青木繁】
(1882-1911)洋画家。久留米(くるめ)市生まれ。東京美術学校卒。明治の浪漫主義を代表する画家。作品『海の幸』『わだつみのいろこの宮』など。
あおき‐しゅうぞう【青木周蔵】
(1844-1914)明治の外交官・政治家。長州(ちょうしゅう)藩出身。ドイツ公使、外務大臣などを歴任。
あおき‐しゅくや【青木夙夜】
(?-1802)江戸中・後期の南画家。細巧な画風で有名。作品『渓山清暁図』。
あお‐ぎす【青鱚】
キス科の海水魚。シロギスに似ているが、より大きく、体色に青みが強い。全長約45cm。本州中部以南に分布。
あお‐ぎた【青風】
西日本で秋に吹く北風。これが吹くと、夏が去って海も空も青むことからいう。雁(かり)渡し。
あおぎ‐た・てる【扇ぎ立てる・煽ぎ立てる】(下一他)
①絶えずあおぐ。むやみにあおぐ。fan incessantly
②おだてる。そそのかす。prompt
あおき‐まさる【青木正児】
(1887-1964)中国文学者。山口県生まれ。京大卒。明(みん)・清(しん)時代の戯曲や『楚辞(そじ)』を研究。著書『支那(しな)近世戯曲史』『青木正児全集』など。
あおぎ・みる【仰(ぎ)見る】(上一他)
①顔を上げて、上のほうのものを見る。look up〈用例〉センターポールの日章旗を〜。
②尊敬の念を込めて見る。respect〈用例〉人生の師として〜。
あおき‐もくべい【青木木米】
(1767-1833)江戸後期の京焼の名工・画人。京都の人。通称木屋佐兵衛。粟田口(あわたぐち)に築窯(ちくよう)。金沢の春日山窯(かすがやまよう)ほかに関係。煎茶器(せんちゃき)が多く、青磁(せいじ)・染め付け・赤絵などの中国の手法を用いた。絵画も独自の品格を示す。
あお‐ぎり【青桐・桐】
アオギリ科の落葉高木。高さ約15m、幹は緑色。葉は大形で欠刻があり、6〜7月に淡黄色の花が咲く。庭木・街路樹などとして植えられる。中国原産。ゴトウ。
あお・ぐ【仰ぐ】(五他)
①上を向く。look up〈対義〉伏す・うつむく。〈用例〉空を〜。
②尊敬する。うやまう。respect〈用例〉師と〜。
③教えや命令を求める。ask〈用例〉指図を〜。
④たよる。depend on〈用例〉用水を玉川に〜。
⑤毒などをぐっと飲む。あおる。take〈用例〉毒を〜。
仰いで天に愧じず俯して地にはじず(あおいでてんにはじずふしてちにはじず)
《『孟子(もうし)』「尽心上」のことばから》心に少しもやましいことがないから、天に対しても地に対しても、何ら恥ずべきところがない。俯仰(ふぎょう)天地に愧じず。
あお・ぐ【扇ぐ・煽ぐ】(五他)
せんす・うちわなどで風を送る。fan
あお‐くさ【青草】
青々と生い茂った草。green grass
あお‐くさ・い【青臭い】(形)
①青草のにおいがする。grassy-smelling
②未熟である。幼稚である。immature〈用例〉〜議論。〈派生〉あおくささ(名)
あおくさ‐かめむし【青臭亀虫・青草椿象】
カメムシ科の昆虫。緑色で、体長1.5cm内外。ダイズ・アワ・ナスなどの作物に害を与える。日本全土・朝鮮半島・中国などに分布。green stinkbug
あお‐くちば【青朽(ち)葉】
①染め色の一つ。青みのある朽ち葉色。
②襲(かさね)の色目の名。表は萌葱(もえぎ)または青、裏は朽ち葉色で、夏に用いた。
あお‐くび【青首】
→アオクビアヒル」の略。
あおくび‐あひる【青首鶩】
①アヒルの一品種。原種マガモとほぼ同じ羽色。明治初年に中国から移入されたもので、体重3.5kg内外。肉用種。この品種に野生のマガモを交配してつくった雑種がアイガモ。
②マガモの雄の俗称。
あおくび‐だいこん【青首大根】
根の上部が地表に出て緑色になったダイコン。宮重(みやしげ)大根が代表的。辛味が少なく甘味がある。青首宮重。
あお‐くも【青雲】
〈古語〉
①空がよく晴れわたって青く見えるさまをいう語。青空。
②青みを帯びた灰色の雲。〈用例〉〜の棚引く日すら(万葉・16・3883)。
あおくも‐の【青雲の】
[枕ことば]《青雲が出ることから》「白(しろ)・出(い)で来(こ)」にかかる。あおぐもの。〈用例〉汝(な)が母に嘖(こ)られ吾(あ)は行く〜いで来(こ)吾妹子(わぎもこ)相見て行かむ(万葉・14・3519)。
あお‐ぐろ・い【青黒い】(形)
青みをおびて黒い。dark blue〈用例〉〜あざ。〈派生〉あおぐろさ(名)
あお‐げ【青毛】
①《青みをおびて見えることから》馬の毛色の一つ。つやのある黒色。あお。
②まだ熟していないイネ。
あお‐げいとう【青鶏頭】
ヒユ科の一年草。高さ1〜2mで茎は太く、8〜9月に淡緑色の小花が密生した穂をつける。熱帯アメリカ原産の帰化植物。アオビユ。
あお‐げら【鳥】
日本特産の中形のキツツキ。翼長約15cm。背は緑色で頭は赤い。低山の森林に留鳥としてすむ。本州以南から種子島(たねがしま)まで分布。
あお‐こ【青粉】
①食物を青く着色するこな。アオノリの粉末など。
②池・沼・湖などに発生し、水を青緑色にする微生物。ラン藻類・緑藻類の増殖によるもので、大量に発生すると魚介類に被害を与える。water bloom
あお‐こち【青風】
初夏のころ、青葉を吹き渡る東風。
あお‐さ【青さ】
青いこと・程度。blue〈比較〉青み。
あお‐さ【蓴】
緑藻類アオサ科の海藻の総称。藻体は葉状で、2層の細胞層からなる。浅海の岩上に多い。アナアオサなどがあり、食用。
アオ‐ザイ【ao dai(ベトナム)
《「アオ」は着物、「ザイ」は長いの意》ベトナム婦人の民族衣装。絹製が多く、立て襟で、スリットが入るなど中国婦人服の影響がある。クワンというズボンと組み合わせる。
あお‐ざかな【青魚】
背側の青いさかな。イワシ・サバ・サンマなど。
あお‐さぎ【青鷺・鷺】
日本で最大のサギ。全長約90cm。体全体は白く、背は灰青色。後頭に黒色の長い飾り羽をもつ。集団で樹上に営巣。魚・カエルなどを捕食。日本全土・ユーラシア・アフリカに分布。gray heron
あお‐ざむらい【青侍】
①《青い袍(ほう)を着ていたことから》公卿(くぎょう)に仕えた六位の侍。
②官位の低い侍。
あお‐ざめ【青鮫】
アオザメ科の大形のサメ。全長5m余に達する。背側は青く、腹側は白い。魚やイカを食べるが、凶暴で人間に害を加えることもある。卵胎生で1腹10子ほど。練り製品の材料。太平洋に広く分布。mako shark
あお‐ざ・める【青褪める・褪める】(下一自)
①おそれなどで、青くなる。turn pale
②病気などで、顔色が青白くなる。turn pale
あお・し【青し】(形ク)
〈古語〉
→あおい(青い)
あお‐じ【青地】
青い色の下地。blue ground
あお‐じ【青磁・青瓷】
→せいじ(青磁)
あおじ【雀】
ホオジロ科の鳥。翼長約7cm。背面が緑色。夏に北海道や本州中部以北の草原で繁殖し、冬は中部以西の平野の茂みなどにすむ。さえずりは美しい。日本全土からアジア東部に分布。black-faced bunting
あお‐しぎ【青鷸】
シギ科の鳥。全長30cm、翼長約16cm。体の背面は褐色・灰色などの複雑な模様がある。くちばしはまっすぐで長い。アジア中北部で繁殖し冬鳥として日本に渡来。山間の谷川などにすむ。サワガニ・貝類などを食べる。九州以北に分布。
あお‐じく【青軸】
①ウメの栽培品種の一つ。幹も若葉も緑色。一重または八重の白い花が咲く。緑萼梅(りょくがくばい)
②クワの栽培品種の一つ。
③テッポウユリの品種の一つ。
あお‐じそ【青紫蘇】
シソの品種の一つ。茎・葉とも緑色で花は白色。葉・果実は料理の薬味として用いられる。西洋では観賞用として栽培。
あお‐しま【青島】
宮崎市の南部にある小島。島の周囲には、鬼の洗濯板とよばれる波食された泥岩の奇観がみられ、200種以上の亜熱帯植物が茂る。
あおしま‐ゆきお【青島男】
(1932-)政治家・小説家・放送作家。東京生まれ。早大卒。昭和56年(1981)『人間万事塞翁(さいおう)が丙午(ひのえうま)』で第85回直木賞受賞。作品『ノミの反乱』『蒼天(そうてん)に翔(かけ)る』など。
あお‐じゃしん【青写真】
①枸櫞(くえん)酸・蓚(しゅう)酸などの鉄(III)塩を感光材料とした写真。文字や線が青地に白く現れる。古くから技術用図面などの複製に多用。シアノタイプ。blueprint
②《建築設計図に用いることから》未来の計画・抱負。future plan〈用例〉新規事業の〜。
あお‐じろ・い【青白い・蒼白い】(形)
①青みをおびて白い。pale〈用例〉〜月光。
②顔が青ざめて血色が悪い。pallid〈派生〉あおじろさ(名)
あお‐じろ・し【青白し・蒼白し】(形ク)
〈古語〉
→あおじろい(青白い)
青白きインテリ(あおじろきインテリ)
室内にこもりがちで顔色の青白い知識人の、行動力のとぼしいことをあざけっていうことば。
あお‐しんごう【青信号】
〈対義〉赤信号。
①交通機関で、進行・安全の意を表す信号。緑色の旗や緑色灯を用いる。green light
②安全信号。green light