あか・せる【飽かせる】(下一他)
→あかす(飽かす)
あか‐せん【赤線】
《警察が地図に赤線を引いて示したことから》第2次大戦後、売春が公認されていた地域。昭和31年(1956)の売春防止法で廃止。〈比較〉青線。
あか‐そ【赤麻】
イラクサ科の多年草。本州中部以北の山地にはえる。高さ60〜80cm。茎と葉柄が赤色を帯び、卵円形の葉の先は3裂。夏、葉腋(ようえき)に雄花・雌花の穂をつける。
アカ‐ぞく【アカ族】
ラオス北部山地に住む民族。チベット‐ビルマ語系言語を使用。稲作に従事。Aka
あかぞめ‐えもん【赤染衛門】
(?-?)平安中期の女流歌人。才学にすぐれ、歌才は和泉式部(いずみしきぶ)と並び称された。家集『赤染衛門集』。古来『栄花物語』の作者とされる。
あがた【県】
①古代、大和政権下の地方組織。国造(くにのみやつこ)の支配する国の下部の組織で、県主(あがたぬし)が支配。朝廷の直轄領として大和にあったものは、とくに御県(みあがた)という。
②国司(こくし)の任国。
③国司。
④いなか。地方。
あか‐だいこん【赤大根】
ダイコンの一品種。根は球形で皮が赤く、肉質は緻密(ちみつ)。岩国市周辺で栽培する。岩国(いわくに)赤。
あがたいぬかい‐の‐たちばなのみちよ【県犬橘三千代】
(?-733)天武天皇から元正天皇までの5代の女官。橘諸兄(たちばなのもろえ)(葛城(かつらぎ)王)・光明皇后を生み、夫藤原不比等(ふじわらのふひと)の立身とともに権勢をふるう。
あか‐だし【赤出し】
赤みそ仕立てのみそ汁。大阪風で、天満(てんま)の桜みそに、魚肉など入れたみそ汁が始まり。白みそ仕立てに対していう。
あか‐たち【赤太刀】
体が細長く、平たいひも状のアカタチ科の海水魚。全長約40cm。赤色で、背側に淡黄色の円点が並ぶ。浅い砂泥底にすむ。南日本以南に分布。
あか‐たては【赤立羽蝶】
タテハチョウ科のチョウ。開張約6cm。赤橙(せきとう)色の斑紋(はんもん)がめだつ。成虫で越冬。食草はイラクサ類やニレ類。日本全土・朝鮮半島・中国・インド・オーストラリアに分布。
あか‐だな【伽棚】
仏に供える水や花を入れる器や桶(おけ)を置く棚。
あか‐だに【赤だに】
植物に寄生するハダニ類の俗称。
あがた‐ぬし【県主】
大和政権の地方行政組織の一つであった県の首長。
あがためし‐の‐じもく【県召の除目】
除目の一つ。地方官を任命する公事(くじ)。正月に行われることから、春の除目ともいう。県召し。〈対義〉司召(つかさめし)の除目。
あか‐たん【赤短・赤丹】
花札(はなふだ)で、赤い短冊(たんざく)の描かれている松・梅・桜の札。また、花合わせ・八八(はちはち)などでその3枚をそろえた出来役。
あか‐ちゃ・ける【赤茶ける】(下一自)
色があせたりして、赤みがかった茶色になる。turn reddish-brown〈用例〉〜・けたカーテン。
あか‐ちゃん【赤ちゃん】
「赤ん坊」の、親しみをこめた呼び名。
あか‐ちょうちん【赤灯】
①張ってある紙が赤いちょうちん。
②看板がわりに①をぶら下げている飲み屋。
あか‐チン【赤チン】
→マーキュロクロムの俗称。
あか・つ【頒つ・分つ】(四他)
〈古語〉
①放つ。すてる。
②分配する。くばり与える。
あか‐つき【暁】
《「あかとき(明時)」の転》
①夜明け方。daybreak
②物事が成就(じょうじゅ)したとき。〈用例〉成功の〜には。
あかつき‐やみ【暁闇】
月の出ていない夜明け方。そのころの暗さ。
あがっ‐たり【上がったり】
商売や事業などが、だめになること。come to a standstill〈用例〉商売が〜だ。
あか‐つち【赤土・赭土】
①赤みの強い土。一般に腐植含量が少なく、鉄分が多い。赤色土・ラテライト土壌・火山灰土の下層の黄褐色の心土など。red clay〈対義〉黒土。
②赤黒色の絵の具。dark-red paint
あがつま【吾妻】
〈町〉群馬県北西部、榛名(はるな)山の北斜面にある町。農業のほか、自動車・電子機器関係の工場も進出。景勝地吾妻渓谷がある。人口1万6248(1994)。
あがつま‐がわ【吾妻川】
群馬県北西部を流れる川。長さ74km。利根(とね)川の支流。酸性が強い川のため、中和処理している。
あがつま‐けいこく【吾妻渓谷】
群馬県北西部、吾妻川中流の渓谷。川原湯(かわらゆ)温泉を中心に約4km。新緑と紅葉の美しさで有名。
あか‐つめくさ【赤詰草・赤姑草】
マメ科の多年草。路傍などにはえ、クローバーに似る。夏に紅紫色の小花が咲く。牧草や緑肥として利用。ムラサキツメクサ。red clover
あか‐つら【赤面・赭面】
①赤い顔。red face
②《顔を赤く塗ることから》歌舞伎(かぶき)で、敵役(かたきやく)・悪形(あくがた)のこと。
あかて‐がに【赤手蟹】
河口や湿地にすむイワガニ科のカニ。甲長約3.5cm、甲幅約4cm。はさみが赤色で大きい。産卵は海中でする。東北地方以南に分布。
あか‐てつ【赤鉄】
アカテツ科の常緑熱帯高木。小枝や葉に茶褐色の密毛があり、葉は楕円(だえん)形で、花は小形の鐘形。心材は建材や器具材。日本では小笠原(おがさわら)・沖縄などに分布。クロテツ。
アカデミー【academy】
→アカデメイアの英訳。
②学問や芸術などの協会・学会。学士院・芸術院・翰林院(かんりんいん)など。
アカデミー‐しょう【アカデミー賞】
アメリカの映画芸術科学アカデミー(1927年創立)が選ぶ年次映画賞。作品・監督・男優・女優・音楽・外国映画など多部門が対象となる。オスカーは受賞者に贈られるトロフィーの愛称。Academy Award
アカデミー‐フランセーズ【Académie française(フランス)
フランス学士院の一部会。フランス語の純正、文化伝統保持のため、辞典編纂(へんさん)と研究・著作・芸術作品への授賞などを行っている。1635年宰相リシュリューが創設。
アカデミシャン【academician】
①アカデミー会員。
②学者。学究。
アカデミズム【academism】
①学究主義。〈対義〉ジャーナリズム。
②官学風。
③内容のともなわない理論。空理空論。
アカデミック【academic】(形動)
〈対義〉ジャーナリスティック。
①学問的。学究的。
②官学的。
③型にはまって実用的でないさま。
④絵画・彫刻などで、古い形式にこだわって、新しさ・生気がないさま。
アカデメイア【Akadēmeia(ギリシア)
紀元前387年ごろ、プラトンがアテネ郊外アカデモスの神苑(しんえん)に設立した学校。プラトンの死後も後継者が輩出し、その学派の名称となった。アカデミー。the Academy
あか‐てん【赤点】
《成績表に赤字で記入されるところから》落第点。failing grade
あか‐でん【赤電】
①「→赤電車」の略。
②「→赤電話」の略。
あか‐でんしゃ【赤電車】
《標識に赤い電灯をつけることから》最終電車。last train
あか‐でんわ【赤電話】
赤色の公衆電話機。商店などに委託して置かれている。また、公衆電話の通称。public phone
あか‐とき【暁】
〈古語〉
《「明時(あかとき)」の意》夜明け方。あかつき。〈用例〉〜の潮満ち来れば(万葉・15・3627)。
あかとくろ【赤と黒】
《原題Le Rouge et le Noir(フランス)》スタンダールの小説。1830年刊。立身の野望を、赤い軍服から黒い僧衣に切りかえて託した青年ジュリアン=ソレルの心理の葛藤(かっとう)を描く。
あか‐とどまつ【赤椴松】
マツ科の常緑針葉高木。高さ約30m、直径約1mに達する。大木になると樹皮が紫褐色を帯びて裂け目を生じる。球果は赤褐色。北海道の北部と東部、サハリン(樺太(からふと))に分布。パルプ・土木建築用材。トドマツ。
あかどまり【赤泊】
〈村〉新潟県、佐渡(さど)島南部の村。港町で、藩政時代北海道との交易で栄えた。おけさ柿(がき)の産地。人口3495(1994)。
あか‐とんぼ【赤蛉】
①体の赤い小形トンボの総称。羽化(うか)直後は黄色いが、成長すると雄はとくに赤くなる。ナニワトンボなどのように赤くならない種類もある。日本にはナツアカネ・アキアカネなど約20種がいる。アカネ。
②《機体が赤黄色に塗ってあったことから》戦前・戦中の練習用小型複葉機の俗称。
あか‐な【赤菜】
→ヒノナの別名。
あがない【贖い】
罪のつぐないをすること。とくに聖書で、救い・許し・解放・和解などの意。atonement; redemption
あがない‐ぬし【贖い主】
『旧約聖書』で、救済者ヤハウェの呼称。『新約聖書』では自分の生命を代価に、罪の奴隷状態から人類をあがなったキリストに適用する。
あがな・う【購う】(五他)
買い求める。buy
あがな・う【贖う】(五他)
①金品で罪をつぐなう。compensate
②うめあわせをする。make up for
あか‐なく‐に【飽かなくに】(連語)
〈古語〉
まだなごりおしいのに。〈用例〉〜まだきも月のかくるるか(伊勢・82)。
あか‐なす【赤茄子】
→トマトの別名。
あか‐なべ【鍋】
銅製のなべ。熱が伝わりやすく、卵焼き・煮込みなどに適する。copper pan; copper pot
あか‐にし【赤螺】
アクキガイ科の海産マキガイ。殻高約20cm、殻径約17cm。殻口は広く、濃紅色。卵嚢(らんのう)をなぎなたほおずきと呼ぶ。食用。殻は貝細工用。北海道南部から九州、朝鮮半島に分布。
あか‐ぬけ【垢抜け】(名・サ変自)
洗練されていること。粋(いき)なこと。あくぬけ。refinement〈用例〉〜した話術。
あか‐ぬ・ける【垢抜ける】(下一自)
容姿や技術などが洗練されて、やぼくさくなくなる。refine
あかね【茜】
①アカネ科のつる性多年草。山野にはえる。茎は方形で下向きのとげがある。夏から秋に小さい五弁花をつける。根は細く赤黄色で、染料や漢方薬として利用。
②①の根からとった染料。また、それによる染色。
③あかね色。暗赤色。
あかね【蛉】
→あかとんぼ(赤蜻蛉)
あかね‐ぐも【茜雲】
朝日や夕日がさして、あかね色に染まった雲。夕焼けや朝焼けの雲。
あかね‐さす【茜さす】
[枕ことば]《あかね色に照り映える意から太陽や美しいものを連想して》「日・昼・照る・紫・君」などにかかる。〈用例〉〜昼は物思(も)ひぬばたまの夜(よる)はすがらに哭(ね)のみし泣かゆ(万葉・15・3732)。〜紫野(むらさきの)行き標野(しめの)行き(万葉・1・20)。
あか‐ねずみ【赤鼠】
代表的な日本の野ネズミ。体長約10cm、尾長約8cm。体上面は赤褐色で、下面は白い。種子や果実を好み、農作物を荒らす。森林にすみ、地下にドングリなどをためる。本州・四国・九州に分布。
あかね‐すみれ【菫】
スミレ科の多年草。山地・原野などにはえる。地上茎はなく、全体に細毛が多い。根元から長い葉柄をのばし、葉は心臓状卵形。春に紅紫色の花が横向きに咲く。
あかね‐だすき【襷】
あかね色に染めた、たすき。〈用例〉〜にすげのかさ。
あがの‐がわ【阿賀野川】
福島県西部・新潟県北部を西流する川。長さ210km。日橋(にっぱし)川・大川・只見(ただみ)川を合わせて阿賀(あが)川となり、新潟県に入り阿賀野川と名を変え、日本海に注ぐ。発電・農業・工業・上水に利用。
あか‐の‐ひろば【赤の広場】
(Krasnaya Ploshchad'(ロシア))ロシアの首都モスクワの中央広場。壮大なクレムリンやレーニン廟(びょう)、寺院などに囲まれた長さ500m、幅120mの広場。国家行事の主会場。赤い広場。
あか‐の‐まんま【赤の飯】
→赤飯(セキハン)
→イヌタデの別名。小さな紅色の花を赤飯にみたてた名称。あかまんま。
アカバ【‘Aqaba】
ヨルダン南部、アカバ湾の最奥部に位置する同国唯一の港湾都市。回教巡礼者の乗船地。人口3.7万(1986)。
あか‐はじ【赤恥】
《恥を強めていう語》大恥。まる恥。あかっぱじ。shame〈用例〉〜をかく。
あか‐はじろ【赤羽白】
カモ科の鳥。頭・頸(くび)は緑色、背面は暗褐色、腹面は白く、翼の一部に黒縁の白色斑(はん)がある。全長約40cm。東シベリアで繁殖し、冬は南下。日本へは冬鳥として、少数が北海道などの池沼・河川に渡来する。Siberian pochard
あか‐はた【赤羽太】
体が赤く、背びれの外縁が黒いスズキ科の海水魚。全長約30cm。岩礁に生息し、中部・南部日本の沿岸にふつうにみられる。食用。太平洋・インド洋の熱帯、温帯に広く分布。
あか‐はた【赤旗】
[一]
①赤い色の旗。red flag〈対義〉白旗。
②危険信号の旗。red flag〈対義〉青旗。
③競技などで無効を示す旗。red flag
④労働者の旗。red flag
⑤平氏の旗。〈対義〉白旗。
⑥共産党の旗。Red Flag
[二]日本共産党の中央機関紙。昭和3年(1928)『赤旗(せっき)』として創刊。弾圧による発行停止をへて同20年(1945)復刊。同21年(1946)『アカハタ』、同41年(1966)『赤旗』と改称。
あか‐はだ【赤肌・赤膚】
①むけて赤くなった皮膚。grazed skin
②山に草木がないこと。bare of trees
あか‐はだか【赤裸】
何も身にまとわないこと。すっぱだか。全裸。せきら。stark-naked
あかはた‐じけん【赤旗事件】
明治41年(1908)6月、大杉栄(おおすぎさかえ)ら14名の社会主義者が、東京神田で「無政府共産」の赤旗を掲げて示威運動を試み、逮捕された事件。
あか‐はつたけ【赤初茸】
マツタケ科のキノコ。かさは漏斗状で橙黄(とうこう)色。表面に数個の淡い環紋がある。夏、湿地に発生する。食用。
あか‐ばな【赤花】
アカバナ科の多年草。山地の湿地にはえる。高さ約50cm。葉にまばらに鋸歯(きょし)がある。夏に紅紫色の4弁の小花を開花。種子は冠毛をもち、飛散する。
あかばね【赤羽】
東京都、北区北部の地区。赤羽駅を中心に商店街が発達、駅西方の丘陵地一帯は住宅団地が広がる。
あかばね【赤羽根】
〈町〉愛知県、渥美(あつみ)半島南岸の町。園芸農業がさかん。電照菊やサヤエンドウを多く産出する。人口6605(1994)。
あかはね‐むし【赤翅虫】
黒色で、西洋ナシ形の上翅(じょうし)だけが赤いアカハネムシ科のコウチュウ。体長約1.5cm。幼虫は朽ち木を食べる。日本全土に分布。
あか‐はら【赤腹】
①体側部が黄褐色のヒタキ科の鳥。ツグミ大で、翼長約12cm。本州中部以北の山林で繁殖。冬は関東以南、東南アジアへ渡る。昆虫・木の実を食べる。キョロンキュルと鳴く。日本全土に分布。
→イモリ
→ウグイ
④《俗語》→赤痢(せきり)
アカバ‐わん【アカバ湾】
(Gulf of ‘Aqaba)紅海最北部、シナイ半島東側の湾。イスラエル・サウジアラビア・ヨルダン・エジプトに接する要地。イスラエル名はエイラト湾。
あか‐パンかび【赤パン黴】
パンやトウモロコシの表面に生じるだいだい色のカビ。生化学および遺伝学の研究に用いる。熱に強い。
アガパンサス【agapanthus】
ユリ科の多年生宿根草。観賞用に栽培。葉は長線形で約50cm。6〜7月、青・紫・白などの花を散形状につけ、八重咲きもある。南アフリカ原産。ムラサキクンシラン。アフリカンリリー。
あか‐びかり【垢光り】(名・サ変自)
あかがついて、衣服などが光ること。
あか‐ひげ【赤鬚】
コマドリに似たヒタキ科の小鳥。翼長約7.5cm。雄の体上面が赤褐色、のどから胸が黒、腹が白い。深い森林中にひそみ、昆虫やクモが主食。美声でさえずる。天然記念物。南西諸島に分布。
あか‐ひとで【赤星】
朱紅色のヒトデ。腕長約10cm。体表面は堅く、骨片は規則的に並ぶ。潮間帯下の岩礁にすみ、房総(ぼうそう)・能登(のと)半島以南からインドネシアの暖海域に分布。
あかびら【赤平】
〈市〉北海道中部、空知(そらち)川沿いの市。炭鉱都市として発展したが、閉山があい次ぎ衰微。人口1万8379(1994)。
あか‐ぶさ【赤房】
大相撲で土俵上のつり屋根の南東のすみに柱の代わりに垂らす赤色の房。夏と朱雀(すざく)神を表す。〈比較〉青房・白房・黒房。
あか‐ふじ【赤富士】
①秋の始めごろ、夜明けにまっかになって見える富士。
②葛飾北斎(かつしかほくさい)の錦絵(にしきえ)シリーズ『富嶽(ふがく)三十六景』「凱風(がいふう)快晴」の通称。
あか‐ふじょう【赤不浄】
出産や月経による穢(けが)れのこと。血に対する忌みの観念で、一定の期間は神事を遠慮したり、出漁などの仕事を休んだりする。〈比較〉黒不浄。
あか‐ふだ【赤札】
①赤い札。見切り品であることや、売約済みなどの印に付ける。clearance tag
②株式で、売り物をさそうために付ける札。〈対義〉青札。
あか‐ふどう【赤不動】
赤で彩色された不動明王。とくに高野(こうや)山明王院蔵の不動明王の絵をさす。青不動・黄不動とともに、日本三大不動の一つ。
あか‐ぶどうしゅ【赤萄酒】
赤色の葡萄酒。濃色種のブドウの果皮や種子を含んだままの果汁を発酵させ、主発酵の終わった段階で果皮や種子を取り除いて熟成したもの。赤ワイン。red wine〈比較〉白葡萄酒・ロゼ。
アカプルコ【Acapulco】
メキシコ南部、太平洋岸の港湾都市。海水浴に適した海浜をもつ同国第1の保養地。人口51.5万(1990)。
アガベ【Agave(ラテン)
→リュウゼツランの属名。
アガペー【agapē(ギリシア)
①キリスト教で、神の愛。
②しばしば自己犠牲(じこぎせい)をともなう無私の愛。『新約聖書』の中でキリストが体現。agape
③初期キリスト教徒の宗教的会食。愛餐。
あか‐べこ【赤べこ】
郷土玩具(がんぐ)の一つ。福島県会津若松(あいづわかまつ)市で作られる、張り子製赤塗りの首振り牛。「べこ」は方言で牛のこと。幼児成長を願う縁起物(えんぎもの)
あか‐べら【赤良・赤遍羅】
①《成魚になると体が赤みを帯びることから》キュウセンの雌の異称。
→ササノハベラの別名。
ア‐カペラ【a cappella(イタリア)
《礼拝堂風に、の意》音楽用語。独立した器楽声部がなく、各声部を人声で歌っても楽器で奏しても、両者の重複で演奏してもよい様式。また一般に、無伴奏体の合唱曲の意でも使われる。
あか‐ぼう【赤帽】
①赤い帽子。red cap
②《赤い帽子を着用することから》手回り品運搬営業人。駅構内で旅客の依頼によって手回り品を運ぶ。ポーター。porter
あかぼう‐くじら【赤坊鯨】
下唇が上唇より長く突出しているアカボウクジラ科のクジラ。全長6m余。背面が青黒色、腹面が白いが、個体差が大きい。南北両極を除く世界の海洋に分布。goosebeaked whale
あか‐ぼし【明星】
①あけの明星(みょうじょう)。金星。
②《「赤星」とも》さそり座のアンタレス。赤く輝いている。
あかぼし‐ごまだら【赤星碁蝶】
日本では奄美(あまみ)大島にだけ産する大形のタテハチョウ。開張約7cm。黒褐色の地に青白色の斑紋(はんもん)が散在し、後翅(こうし)にある点状の赤斑が目立つ。食草はリュウキュウエノキ。朝鮮半島・中国・台湾に分布。
あかぼし‐の【明星の】
[枕ことば]《明け方に輝く星、の意。また、同音を繰り返すことから》「明く・飽く」にかかる。〈用例〉〜明くる朝(あした)は敷栲(しきたへ)の床(とこ)の辺(へ)去らず(万葉・5・904)。
あかぼし‐びょう【赤星病】
植物の病気で、さび病の一種。5月ごろ、リンゴやナシの若い葉や果実に橙(だいだい)色の斑点(はんてん)を生ずる。
あ‐が‐ほとけ【吾が仏・我が仏】
①自分の信仰する仏。持仏。
②僧を尊敬して呼びかける語。
③自分の敬愛する人を呼ぶ語。あがきみ。
④自分が大切に思っている品物。たからもの。
吾が仏尊し(あがほとけとうとし)
自分がありがたく思っているものだけを尊いとし、他をかえりみない偏狭な心のたとえ。
あかぼり【赤堀】
〈町〉群馬県南東部、赤城(あかぎ)山南麓(なんろく)の町。スイカ・ダイコンなどの畑作と畜産がさかん。人口1万4182(1994)。
あかぼり‐しろう【赤堀四郎】
(1900-92)化学者。静岡県生まれ。東北大卒。大阪大学教授。同学長。たんぱく質・酵素の研究で著名。昭和40年(1965)文化勲章受章。
あか‐ほん【赤本】
①江戸時代の草双紙(くさぞうし)の一種。表紙が朱色。昔話や童話などの、絵を主としたもの。元禄(げんろく)から寛保(かんぽう)ごろ江戸で子どもを対象に出版された。
②明治時代の少年向き講談本。表紙が極彩色。
③そまつで、ねだんの安い本。低俗な本。
あかま‐いし【赤間石】
山口県厚狭(あさ)郡に産する輝緑凝灰岩。紫色・紫青色・赤褐色などで緻密(ちみつ)。硯(すずり)に利用する。あかま。
あかまがせき【赤間関】
山口県→下関(しものせき)の旧称。
あか‐ましこ【赤猿子】
アトリ科の鳥。雄は頭背から胸にかけて鮮紅色、雌は灰褐色。全長約16cm。ユーラシア北部とヒマラヤで繁殖し、日本には迷鳥としてまれに渡来。scarlet finch
あかま‐じんぐう【赤間神宮】
山口県下関(しものせき)市阿弥陀(あみだ)寺町にある旧官幣大社。祭神は安徳(あんとく)天皇。
あかまた
赤褐色の地に多くの大黒斑(こくはん)の並ぶ、まだら模様のヘビ科のヘビ。無毒。全長約1.7m。ハブの子、その他のヘビやネズミを捕食。奄美(あまみ)諸島・沖縄諸島に分布。マッタブ。
あか‐まだら【赤蛇】
ヘビ科のヘビ。桃色と黒の横縞(じま)がある。無毒。全長1m内外。畑や山林でカエルやネズミなどを食べる。中国・朝鮮半島などのほか、日本では対馬(つしま)に分布。
あか‐まだら【赤蝶】
北海道特産の小形のタテハチョウ。開張約3.5cm。翅(はね)は春型では橙(だいだい)色と黒褐色のまだら、夏型では黒褐色に白色の一文字帯。食草はイラクサ類。
あか‐まつ【赤松】
マツ科の常緑針葉高木。山地に多い。高さ約35mに達する。樹皮は赤褐色、葉は2針葉。材は建築・土木用。また、庭木として利用。メマツ。
あかまつ‐かつまろ【赤松麿】
(1894-1955)社会運動家。山口県生まれ。東京大学在学中に新人会を創立。卒業後、日本労働総同盟幹部となり、日本共産党創立にも参画。のち転向して大政翼賛会に参加。
あかまつ‐のりむら【赤松則村】
(1277-1350)南北朝時代の武将。法名円心。足利尊氏(あしかがたかうじ)の覇業を助けて播磨(はりま)守護となり、赤松氏繁栄の基礎を築いた。
あかまつ‐みつすけ【赤松満祐】
(1381-1441)室町中期の武将。播磨(はりま)など5か国の守護。嘉吉(かきつ)元年(1441)将軍足利義教(あしかがよしのり)を殺害したが、幕府軍に攻められて自殺。
あか‐まんぼう【赤魚】
→まんだい(万鯛)
あか‐まんま【赤飯】
→イヌタデの別名。あかのまんま。
あか‐み【赤み】
赤い程度・感じ。reddish tinge〈用例〉〜がさす。
あか‐み【赤身】
①おもに魚肉の赤いもの。マグロ・カツオ・イワシなど。dark〈比較〉血合い。〈対義〉白身。
②材木の中心の、質の密な赤い部分。心材。heartwood〈対義〉白太(しらた)
あか‐みそ【赤味噌】
赤みを帯びた褐色のみそ。長期間、熟成させている間に色がつき、同時に濃厚な味と香りを生ずる。仙台みそなど。〈対義〉白みそ。
あが・む【崇む】(下二他)
〈古語〉
→あがめる(崇める)
あか‐むかで【赤足】
アカムカデ属のムカデの総称。目がなく、歩脚が23対あるムカデ。体長約4cm。暗褐色から黄褐色。草むらや落ち葉の下にすむ。セスジアカムカデ・ヨスジアカムカデなどの種類があり、日本全土に分布。
あか‐むけ【赤剥け】(名・サ変自)
皮膚がすりむけて赤くなること。scraped skin
あか‐むし【赤虫】
①ゴカイに近縁のイソメ科の環形動物。イソメの1種。ひも状で体長60〜90cm、幅約1cm。橙紅色(とうこうしょく)。前方背面は蛍光を発する。タイの釣り餌(え)用。本州南部の砂泥地にすむ。モドキ。ヤスリムシ。
②淡水産ユスリカ類の幼虫の俗称。釣り餌用。アカボウフラ。
③ツツガムシ病を媒介するダニ、アカツツガムシの俗称。
あか‐むつ【赤むつ】
目が大きいスズキ科の海水魚。全長約50cm。体は赤色で、口の中は黒い。水深100〜200mにすむ。食用。北海道・山陰の沖合いでよくとれる。