- あか‐め【赤目】
- ①充血した赤い目。
- ②飼いウサギの目のように、外から血の色が透けて見える目。
- ③→メナダの別名。
- ④→あかんべえ。
- あかめ‐がしわ【赤芽▼柏】
- 《若葉が鮮紅色であることから》トウダイグサ科の落葉高木。山野にはえ、若芽には紅色の短毛が密生。緑色広卵形の葉に成長する。初夏に淡黄色の小花が多数総状になって咲く。葉と皮は薬用。古くは、この葉に食物を盛った。ゴサイバ。
- あかめ‐しじゅうはったき【赤目四十八滝】
- 三重県名張(なばり)市南部、名張川支流の丈六(じょうろく)川にある多数の滝。新緑・紅葉のころが美しい。
- あかめ‐ふぐ【赤目▽河▽豚】
- 目が赤いフグ。体は赤褐色、全長約30cm。卵巣に猛毒をもつ。本州中部以南の太平洋沿岸に分布。
- アガメムノン【Agamemnōn(ギリシア)】
- ギリシア神話の英雄。ミュケナイ王でギリシア世界随一の権力者。トロイヤ遠征軍の総帥(そうすい)。トロイヤを落とし帰国するが、妻とその情夫に殺される。Agamemnon
- あか・める【赤める】(下一他)
- 赤くする。赤らめる。blush
- あが・める【▽崇める】(下一他)
- うやまいたっとぶ。respect〈用例〉神を〜。
- あか‐もく【赤藻▼屑】
- 褐藻類ヒバマタ科の海藻。長大なものは約4m、葉は線形で羽状に切れこみがある。質は軟らかい。肥料やヨードの原料。干潮線下の浅海に繁茂。
- あか‐もず【赤▽百▽舌・赤▼鵙】
- 背面が赤褐色のモズ科の鳥。翼長約9cm。低地から山地の林にすむ。昆虫食。東アジアに分布し、冬はインド・東南アジアに渡る。日本には夏鳥として北海道・本州・九州に渡来。
- あか‐もの【赤物】
- ツツジ科の常緑小低木。山地や高山にはえる。高さ15〜30cm。5〜7月に白い釣り鐘形の小花をつけ、8〜10月に赤く熟する果実は食用。観賞用に栽培もする。イワハゼ。
- あが‐もの【▼贖物】
- 神道で、罪やけがれを祓(はら)い清めるための形代(かたしろ)とするもの。また、代償として差し出す物品。
- あか‐もん【赤門】
- ①朱塗りの門。
- ②東京大学にのこる旧加賀(かが)前田家上屋敷の門。
- ③→東京大学の俗称。
- あか‐やがら【赤矢柄】
- 体が細長く、吻(ふん)も長く突き出ているヤガラ科の海水魚。尾びれの中央も、むち状に伸びる。全長約1.5m。赤褐色で、腹側はしだいに白くなる。食用。本州中部以南と太平洋・インド洋に分布。
- あかゆ‐おんせん【赤湯温泉】
- 山形県南部、南陽(なんよう)市にある古くから知られた温泉。地上水を注入し、くみあげ方式で配湯。
- あか‐ゆき【赤雪】
- 氷雪藻のスファエレナ・クラミドモナスなどの藻類が繁殖して、赤く染まった雪。春の高山などにみられる。〈参照〉氷雪プランクトン。
- あから‐がお【赤ら顔・▼赭ら顔】
- 赤みをおびた顔。ruddy face
- あから‐さま【▽明▽白】
- [一](形動)隠さずはっきりあらわすさま。ありのまま。ろこつ。plainly; frankly〈用例〉〜に言う。
- 〈古語〉
- [二](形動ナリ)
- ①にわか。急。
- ②ついちょっと。かり。かりそめ。〈用例〉ここなるところに〜にまかりてまゐらむ(枕・殿などのおはしまさで後)。
- ③《「あからさまにも…ず」の形で》かりにも…しない。〈用例〉大将の君は、二条院にだに、〜にも渡り給はず(源氏・葵)。
- ④あらわなさま。あきらか。〈用例〉山蟻(やまあり)の〜なり白牡丹(蕪村)。
- アガラス‐みさき【アガラス岬】
- (Cape Agulhas)アフリカ大陸最南端の岬。喜望峰の東南東160kmにある。アグラス岬。
- あから‐ひく【赤ら引く】
- [枕ことば]《「赤くなる」の意から》「日・朝・昼・月・子・肌」などにかかる。〈用例〉ぬばたまの夜はすがらに〜日も暮るるまで嘆けども(万葉・4・619)。
- あから・む【赤らむ】(五自)
- 赤みをおびる。赤くなる。turn red〈用例〉顔が〜。
- あから・む【明らむ】(五自)
- 夜が明けて空が明るくなる。get light〈用例〉東の空が〜。
- あから‐め【▽傍目】
- 〈古語〉
- 目をそらすこと。わき目。よそ見。〈用例〉〜もせずまもりて(徒然・137)。
- あから・める【赤らめる】(下一他)
- 赤くする。赤める。blush〈用例〉顔を〜。
- *あかり【明(か)り】
- ①光。明るさ。light〈用例〉雪〜。
- ②ともしび。灯火。light〈用例〉〜をともす。
- ③証拠。あかし。evidence
- 明かりが立つ(あかりがたつ)
- 無実であることが明白になる。後ろ暗いところのないことが、はっきり証明される。
- 明かりを走る(あかりをはしる)
- 物事が明らかである。また、明白に物事を知る。
- あがり【上がり】
- ①上がること。のぼること。rise〈対義〉下がり。
- ②売り上げ。利益。収穫。profit〈用例〉〜の多い仕事。
- ③でき上がり。また、できばえ。workmanship〈用例〉写真の〜がよい。染め〜。
- ④腕前が進むこと。advance〈用例〉手の〜が速い。
- ⑤すごろくで、最終の所にゆきつくこと。トランプ・マージャンなどで、役ができて勝つこと。finish
- ⑥高くなること。increase〈対義〉下がり。〈用例〉物価の〜下がり。
- ⑦「→上がり花」の略。
- ⑧演芸などの、終わり。〈用例〉〜のおはやし。
- ⑨《接尾的》
- (ア)前にその職業であったことを表す。〈比較〉くずれ。〈用例〉軍人〜。役人〜。
- (イ)続いていたことが終わった状態。〈用例〉雨〜。湯〜。病気〜。
- 上がりを請く(あがりをうく)
- 値の下がった時に商品を買っておき、上がった時にそれを売って差額をもうける。上がりを得る。〈対義〉下がりを請く。
- あがり【揚(が)り】
- 揚がること・ぐあい。〈用例〉てんぷらの〜はどうですか。
- あがり‐おり【上がり下り】(名・サ変自)
- 上がることと下りること。up and down〈用例〉階段を注意して〜する。
- あがり‐がまち【上がり▼框】
- 家の上がり口にある床の横木。あがりかまち。
- あがり‐ぐち【上がり口】
- =あがりくち。
- ①家の玄関などの、土間より一段高くなったところ。上がりはな。
- ②階段の登りはじめのところ。
- あがり‐こ・む【上がり込む】(五自)
- 人の家に上がって、すわりこむ。enter
- あがり‐さがり【上がり下がり】(名・サ変自)
- ①上がることと下がること。go up and down〈用例〉〜を数える。
- ②上がったり下がったりすること。go up and down〈用例〉株価の〜。
- ③高低。rise and fall〈用例〉気温の〜に注意する。
- あかり‐さき【明(か)り先】
- 光のさしてくるほう。
- あがり‐ざしき【揚(が)り座敷】
- 江戸時代、江戸伝馬(てんま)町にあった牢屋(ろうや)のうち、500石以下御目見(おめみえ)以上の旗本とそれに準じる士分の未決囚を収容した施設。
- あかり‐しょうじ【明(か)り障子】
- 障子の一種。木の枠(わく)の内に桟(さん)で格子(こうし)を組み、和紙を張った採光性のある障子。和風家屋の間仕切りや、窓に用いる。障子。〈比較〉襖(ふすま)。
- あがり‐だか【上がり高】
- みいり。売り上げ高。収穫高。
- あかり‐とり【明(か)り取り】
- 日の光を取り入れる窓。skylight
- あがり‐はな【上がり▽端】
- ①家の上がり口。
- ②入り口。entrance
- あがり‐ばな【上がり花】
- せんじたての茶。でばな。また、一般に茶のことをいう。あがり。
- アカリファ【Acalypha(ラテン)】
- トウダイグサ科エノキグサ属の属名。赤く美しい葉のニシキアカリファ、長い花穂をつけるベニヒモノキなどがある。日照と、冬は保温が必要。熱帯・亜熱帯原産。
- あがり‐め【上がり目】
- 〈対義〉下がり目。
- ①目じりのつり上がった目。almond eyes
- ②物価などが上がりはじめたとき。upward tendency
- ③勢いなどが調子づいたとき。lucky turn
- あがり‐もの【上がり物】
- ①神や仏に供える物。
- ②飲食物の尊敬語。めし上がり物。
- あがり‐や【揚(が)り屋】
- 江戸時代、江戸小伝馬(こでんま)町にあった牢屋敷(ろうやしき)の一部。御目見(おめみえ)以下の御家人(ごけにん)・陪臣(ばいしん)・僧侶(そうりょ)・医師などの未決囚を入れた雑居房。
- あがり‐ゆ【上がり湯】
- ふろから上がるときにあびる、きれいな湯。おか湯。かかり湯。
- あか・る【開かる】(五自)
- ①戸などが、自然にひらく。open
- ②あけることができる。
- あか・る【明かる】(四自)
- 〈古語〉
- 明るくなる。〈用例〉山ぎは少し〜・りて(枕・春はあけぼの)。
- あか・る【▽散る・▽別る】(下二自)
- 〈古語〉
- ちりぢりになる。別れる。〈用例〉人々も皆所々に〜・れ散りつつ(源氏・宿木)。
- *あが・る【上がる】(五自他)
- ①(自)
- (ア)高い所へ移る。移動する。のぼる。go up〈対義〉下がる。〈用例〉階段を〜。屋根裏に〜。
- (イ)地位・程度・質・値段・価値などがよくなる。高くなる。高まる。rise; improve〈対義〉落ちる・下がる。〈用例〉人気が〜。腕が〜。能率が〜・らない。物価が〜。これ以上温度が〜と危険だ。
- (ウ)声・音が発せられる。〈用例〉悲鳴が〜。地響きが〜。
- (エ)風呂(ふろ)・田・船のような場所・領域から出る。抜け出る。come out〈用例〉海から〜。船から〜。
- (オ)《上の段階へ進む意から》学校に入学する。入る。enter〈用例〉学校に〜。
- (カ)物事が完了する。終わりになる。かたがつく。つきる。finish〈用例〉雨が〜。最初に〜・った人が勝ち。仕事はまだ〜・らないの。
- (キ)ある現象・利益・効果・収入などを得ることができる。生み出す。〈用例〉利益が〜。
- (ク)一定の費用で済む。賄える。〈用例〉入学費用は50万円で〜・った。
- (ケ)のぼせてぼっとなる。平静さを失う。get nervous〈用例〉人前ですっかり〜。
- (コ)神仏に供えられる。〈用例〉灯明が〜。
- (サ)「行く・たずねる・おとずれる」の謙譲語。〈用例〉ごあいさつに〜。
- (シ)時代がさかのぼる。go back in time〈対義〉下(くだ)る・下がる。〈用例〉〜・りての世にも(大鏡・道長上)。
- (ス)《内裏(だいり)が北にあったので》京都で、北へ行く。〈対義〉下がる。〈用例〉河原町三条〜。
- ②(他)「飲食する」の尊敬語。めし上がる。〈用例〉粗茶ですが、お〜・りください。
- ③《動詞の連用形に付いて》
- (ア)動作が強く、または、はげしく行われる。〈用例〉ふるえ〜。
- (イ)できあがる。…し終わる。〈用例〉書き〜。刷り〜。
- *あが・る【挙(が)る】(五自)
- ①利潤やよい結果が現れる。生じる。出る。produce〈用例〉成果が〜。
- ②体の一部が上の方へ動く。〈用例〉腕が〜・らない。
- ③犯人がつかまる。検挙される。get arrested〈用例〉とうとう犯人が〜・った。
- ④証拠が見つかる。〈用例〉確実な証拠が〜。
- ⑤例として出る。とりざたされる。〈用例〉下馬評に〜。
- *あが・る【揚(が)る】(五自)
- ①高く掲げられる。be hoisted〈用例〉勝利の旗が〜。
- ②揚げ物ができる。fried〈用例〉てんぷらが〜。
- ③心の状態が高まる。high-spirited〈用例〉意気が〜。
- ④上等になる。きわだつ。〈用例〉風采(ふうさい)が〜。
- *あかる・い【明るい】(形)
- 〈対義〉暗い。
- ①光が十分にさして物がよく見える。bright〈用例〉〜部屋。
- ②性格・表情などが他の人を楽しくさせてしまうほど、ほがらかだ。陽気だ。cheerful〈用例〉〜性質。
- ③よく知っている。通じている。be versed in〈用例〉歴史に〜。土地に〜人。
- ④色がくすんでいない。clear〈用例〉〜黄色。
- ⑤将来に対して期待できる。希望にあふれている。〈用例〉〜前途。見通しは〜。
- ⑥やましいところ、不健全なところがない。正しい。clean〈用例〉〜政治。〈派生〉あかるさ(名)あかるみ(名)
- あかる‐さ【明るさ】
- 明るいこと・程度。brightness〈用例〉〜を増す。
- あかる‐み【明るみ】
- ①明るい所。light
- ②表だった所。the open〈用例〉事件が〜に出る。
- あかる・む【明るむ】(五自)
- ①明るくなる。brighten〈用例〉空が〜。
- ②晴れやかになる。be refreshed〈用例〉心が〜。
- あがわ【▼吾川】
- 〈村〉高知県北西部、仁淀(によど)川上流の村。農林業主体。茶の栽培・畜産などがさかん。人口3640(1994)。
- あがわ‐ひろゆき【▼阿川▼弘▼之】
- (1920-)小説家。広島市生まれ。東大卒。志賀直哉(しがなおや)に師事。海軍予備学生の体験など、戦争を主題とする作品が多い。平成6年(1994)『志賀直哉(上・下)』で第47回野間文芸賞受賞。作品『雲の墓標』『舷燈(げんとう)』『暗い波濤(はとう)』など。
- あかん【▼阿寒】
- 〈町〉北海道東部、釧路(くしろ)市北隣の町。阿寒湖・雄阿寒岳・アイヌコタン・タンチョウ生息地などの観光と農林業の町。人口6907(1994)。
- あか‐ん【明かん】(連語)
- 《「らちがあかぬ」を略した「あかぬ」の転。関西方言》
- ①物事がうまくいかない。
- ②してはいけない。だめだ。
- あかん‐こ【▼阿寒湖】
- 北海道東部の湖。面積13km2、最深44.8m。火山堰止(せきと)め湖。マリモの湖として有名。
- あかん‐こくりつこうえん【▼阿寒国立公園】
- 北海道東部の国立公園。屈斜路(くっしゃろ)湖・アトサヌプリ・摩周(ましゅう)湖・雄(お)阿寒岳・雌(め)阿寒岳・阿寒湖などが含まれ、雄大な景観が特色。昭和9年(1934)指定。
- アカンサス【Acanthus(ラテン)】
- 観賞用に栽培されるキツネノマゴ科の多年草。光沢のある葉は大きく、とげがある。花は淡紫色・白色。南ヨーロッパ原産で約20種。葉を様式化した文様はギリシア建築などで有名。ハアザミ。
- あかん‐べえ
- 指で下まぶたの裏の赤い所を出して見せ、軽蔑・拒絶の気持ちを表す動作。赤目。あかんべ。あかんべい。
- あかん‐ぼう【赤ん坊】
- ①生まれて間もない子。あかご。あかちゃん。baby
- ②世の中のことをまるで知らない人。naive person
- あき【空き・明き】
- ①あいた所。余地。room
- ②時間があいていること。ひま。time to spare〈用例〉〜時間。
- ③中が、からなこと。emptiness〈用例〉がら〜。
- ④人が住んでいないこと。vacant
- ⑤欠員。空席。〈用例〉大臣の椅子(いす)に〜ができる。
- あき【開き】
- ①あくこと。ひらき。〈用例〉戸の〜が悪い。
- ②ひらいていること。〈用例〉すその〜。
- あき【飽き・▼厭き】
- 飽きること。いやになること。weariness〈用例〉〜がくる。
- *あき【秋】
- ①四季の一つ。夏と冬の間。北半球では、9・10・11月、南半球では、3・4・5月。天文学では秋分から冬至まで、二十四節気(せっき)では立秋から立冬まで。陰暦の7・8・9月。空気が澄み日が短くなる。木々が紅葉し、やがて落葉する。autumn; fall
- ②穀物や果物を収穫する時。harvest season〈用例〉麦の〜。
- ③終わりに近いころ。autumn of life〈用例〉人生の〜。
- 秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
- 秋のシカは、鹿笛に簡単にだまされて寄ってくる。転じて、自ら危険な状態に身を投じる意や、弱みにつけいられやすい意に用いる。
- 秋の空(あきのそら)
- 《秋の天気が変わりやすいことから》人の心が変わりやすいことのたとえ。〈用例〉男心と〜。
- 秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし)
- 秋の日の、くれやすいたとえ。
- あき【▽安▽芸】
- 〈市〉高知県東部、土佐(とさ)湾に臨む市。野菜栽培がさかん。安芸瓦(がわら)・内原野焼(うちはらのやき)が特産。人口2万3467(1994)。
- あき【▽安岐】
- 〈町〉大分県北東部、国東(くにさき)半島東岸の町。稲作、ミカン栽培など。両子(ふたご)寺がある。海岸埋立地に大分空港。人口1万0078(1994)。
- あき‐あかね【秋▼茜】
- ナツアカネとともにアカトンボの代表。体長約4cm。6月ごろ平地の水田などで羽化し、高地へ移動。そのころは体色も黄色で、夏成熟すると赤くなる。秋冷とともに平地に戻って産卵。ナツアカネはこのような移動はしない。日本全土・朝鮮半島に分布。
- あき‐あき【飽き飽き】(名・サ変自)
- すっかりいやになること。その気持ち。be bored〈用例〉相手のじまん話に〜する。
- あき‐あじ【秋味】
- 《アイヌ語のアキアチップの転という》秋、産卵のために川をのぼってくるサケ。主として北海道・東北地方北部などでいう。
- あき‐あみ【秋▼醤▼蝦】
- 浅海に産するサクラエビ科の小さなエビ。体長約4cm。体は半透明。著しく長い第2触角は途中で折れ曲がり、そこから先には毛が対生(たいせい)する。干しエビ、塩漬けなどにする。瀬戸内海・有明海(ありあけかい)・富山湾・朝鮮半島西岸などに分布。
- あきう‐おんせん【秋▽保温泉】
- 宮城県仙台市西部にある温泉。飯坂(いいざか)・鳴子(なるこ)とならび、古くから奥州三名湯の一つ。付近に奇勝の磊々(らいらい)峡がある。
- あき‐うんか【秋▽浮▼塵▽子】
- イネの害虫→トビイロウンカの別名。年数回発生するが、とくに秋に多いことからそうよばれる。
- あき‐おち【秋落ち】
- ①順調に育っていたイネが穂を出すころになって生育が衰え、収量が減少する現象。老朽化した水田で起こりやすい。autumn decline
- ②秋に、豊作のため米価が下がること。
- あき‐かぜ【秋風】
- 秋に吹く風。冬に向けての季節の移り変わりが感じとれる。autumn wind
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 《秋を「飽き」にかけて》男女の愛情がさめること。love starts to cool
- 秋風に薄の穂(あきかぜにすすきのほ)
- よくなびくこと、なびきやすいことのたとえ。
- あきかぜのきょく【秋風の曲】
- 箏曲(そうきょく)の曲名。天保(てんぽう)のころ光崎検校(みつざきけんぎょう)が作曲。箏曲の復興・革新運動の帰結的作品。
- あき‐がら【空(き)殻】
- 中がからになった入れ物。中身のない貝殻。
- あき‐からまつ【秋唐松】
- キンポウゲ科の多年草。カラマツソウの近縁種で、高さ約1m。山野にはえ、晩夏から初秋にかけて黄白色の小花が無数に咲く。
- あきがわ【秋川】
- 〈市〉東京都西部、秋川と多摩川の合流点にある市。宅地化・工業化が進んでいる。平成7年(1995)年五日市町と合併し、あきる野市となる。
- あき‐かん【空(き)缶】
- 中が、からの缶。empty can
- あき‐き【秋▼葱】
- 《葱(ねぎ)の古名「き」から》秋のねぎ。2本の茎が1つの皮に包まれていることから、「ふたごもり」と歌に詠まれる。
- あきぎり‐の【秋霧の】
- [枕ことば]《霧の状態から》「立つ・晴る・おぼつかなし」などにかかる。〈用例〉〜ともに立ち出(い)でて別れなば晴れぬ思ひに恋ひやわたらむ(古今・離別)。
- あきくさ‐の【秋草の】
- [枕ことば]《草を結んで心変わりのないことを誓いあった習慣から》「結ぶ」にかかる。〈用例〉神(かむ)さぶと不許(いな)ぶにはあらね〜結びし紐(ひも)を解くは悲しも(万葉・8・1612)。
- あき‐ぐち【秋口】
- 秋の初め。初秋。early autumn〈用例〉〜のすずしさ。
- あき‐ぐみ【秋▼胡▼頽▽子】
- グミ科の落葉低木。山野にはえる。葉は長楕円(だえん)形で鱗毛(りんもう)が多く、裏面は銀白色。秋に球形の赤い果実をつけ、食用。
- あき‐ご【秋▽蚕】
- 7月下旬から晩秋までに孵化(ふか)し飼育されるカイコ。初秋のものを初秋蚕、晩秋のものを晩秋蚕という。しゅうさん。〈対義〉春蚕・夏蚕。
- あき‐さく【秋作】
- ①秋に栽培する作物。autumn-sown crops
- ②秋に取り入れる作物。autumn crops
- ③→稲。rice
- あき‐さば【秋▼鯖】
- 秋、とくに10月ごろにとれる脂がのったサバ。
- あき‐さむ【秋寒】
- いかにも秋らしい寒さ。また、そう感じること。autumnal chill
- あき‐さめ【秋雨】
- 秋に降る雨。秋霖(しゅうりん)。autumn rain〈対義〉春雨。
- あきさめ‐ぜんせん【秋雨前線】
- 9月中旬〜10月中旬に本州南岸に停滞し、秋の長雨をもたらす前線。
- あき‐さ・る【秋さる】(四自)
- 〈古語〉
- 秋が来る。秋になる。〈用例〉〜・らば今も見るごと(万葉・1・84)。
- あき‐しぐれ【秋時雨】
- 晩秋から初冬に、風の乱れとともに通りすぎてゆくにわか雨。
- あきしの‐でら【秋▼篠寺】
- 奈良市秋篠町にある寺院。宝亀(ほうき)11年(780)善珠(ぜんじゅ)の開創と伝えられる。伎芸天(ぎげいてん)立像で知られる。
- あきしの‐の‐みや【秋▼篠宮】
- 今上天皇の第2皇子文仁(ふみひと)親王。また、その宮号。称号礼宮(あやのみや)。平成2年(1990)結婚し、宮家を創立。
- あきしま【▽昭島】
- 〈市〉東京都西部、立川(たちかわ)市西隣の市。昭和初期までは農村地域。以後、宅地化・工業化。人口10万6238(1994)。
- あき‐しょう【飽き性・▼厭き性】
- ものにすぐに飽きてしまう性分・人。三日坊主。
- あき‐す【空(き)巣】
- ①鳥のいない巣。empty nest
- ②留守の家。absence
- ③《「空き巣ねらい」の略》留守の家にはいるどろぼう。こそどろ。sneak thief
- あきた【秋田】
- 〈県〉東北地方中部、日本海側の県。県庁所在地は秋田市。東縁を奥羽(おうう)山脈が走り、中西部には出羽(でわ)山地がある。稲作・林業がさかんで秋田杉の産地。日本海側は、秋田市を中心に工業が発達。面積1万1612km2、人口122万6921(1994)。
- あきた【秋田】
- 〈市〉秋田県中部、雄物(おもの)川河口、日本海に臨む市。県庁所在地。佐竹氏の旧城下町。秋田湾臨海工業地域を中心に工業化が進む。東北三大祭りの一つ、竿灯(かんとう)が有名。人口30万4054(1994)。
- あき‐だいこん【秋大根】
- 晩夏から初秋までに種をまき、秋から冬に収穫するダイコン。品種も多く、品質・収量とも優れている。
- あきた‐いぬ【秋田犬】
- 秋田県大館(おおだて)地方原産の日本犬。体高60〜70cm。骨格ががんじょうで筋肉がよく発達。性質は温和で従順。純血種は全国で十数万頭。天然記念物。アキタケン。
- あきた‐うじゃく【秋田雨▼雀】
- (1883-1962)劇作家・児童文学者。青森県生まれ。早大卒。プロレタリア演劇運動に参加。戯曲『埋れた春』『国境の夜』など。
- あきた‐おばこ【秋田おばこ】
- ①秋田県の民謡。山形県の『庄内(しょうない)おばこ』から転じた曲で、県中部の仙北郡でうたわれ、大正ごろ全国に普及。
- ②秋田の娘。
- あきたぎんこう【(株)秋田銀行】
- 金融業。地方銀行。昭和16年(1941)設立。本店は秋田市山王(さんのう)。
- あきた‐けいざいほうかだいがく【秋田経済法科大学】
- 私立大学。昭和39年(1964)秋田経済大学として創立、同58年(1983)より現名。同28年(1953)創立の秋田短期大学併設。所在地は秋田市下北手桜。
- あきたけんりつ‐のうぎょうたんきだいがく【秋田県立農業短期大学】
- 公立短期大学。昭和48年(1973)創立。所在地は秋田県南秋田郡大潟村。
- あきた‐じょう【秋田城】
- 秋田市寺内にあった天平(てんぴょう)5年(733)築造の城。奈良時代から平安時代にかけて蝦夷(えぞ)経略に重要な役割を果たした。
- あきたじょう‐の‐すけ【秋田城▽介】
- 平安末期以降、秋田城の警固をつとめた長官。出羽(でわ)国司の次官出羽介が兼務し、天元(てんげん)3年(980)から平兼忠(たいらのかねただ)の子孫が世襲。武門の栄誉称号として重んぜられた。
- あきた‐すぎ【秋田杉】
- 秋田県北部で産出される杉。良質な建築材として知られる。
- あきた‐だいがく【秋田大学】
- 国立大学。明治43年(1910)創立の秋田鉱山専門学校を前身とし、昭和24年(1949)より現制。本部は秋田市手形学園町。
- あき‐だな【空(き)▽店・明(き)▽店】
- ①人の住んでいない店。あきみせ。
- ②人の住んでいない家。あきや。
- 空き店の恵比寿(様)(あきだなのえびす(さま))
- そばに人もいないのにひとりで悦にいっている人。だれもいない所で、ひとりがんばっている人。
- あきた‐は【秋田派】
- 江戸時代後半、秋田地方におこった洋風画の一派。西洋銅版画の技法と中国写生派の影響を受けた。
- あきた‐ぶき【秋田▼蕗】
- 東北中部以北・北海道・サハリン(樺太(からふと))に分布するフキの亜種。秋田をはじめ東北地方で食用として栽培される。葉柄は長さ約2m、葉は直径1.5mにも達する。葉柄は砂糖漬けなどにする。オオブキ。
- あきた‐へいや【秋田平野】
- 秋田県中部の沖積平野。秋田市があり、県経済の中心地域。秋田運河付近は工業化が著しく、秋田市周辺の稲作地帯は宅地化が進む。
- あきた‐みんよう【秋田民謡】
- 秋田地方の民謡の総称。『秋田おばこ』『秋田音頭』『たんと節』など、明るく陽気なものが多い。
- あきた‐ゆでん【秋田油田】
- 秋田県西部の海岸地帯から海底にかけて分布する油田群。八橋(やばせ)・申川(さるかわ)油田などがある。
- あき‐たりない【飽き足りない・▼慊りない】(連語)
- もの足りない。満足できない。あきたらない。unsatisfied
- あき‐た・りる【飽き足りる・▼慊りる】(上一自)
- 満足する。満ち足りる。あきたる。be satisfied