あくつ【圷】6画
部首 土つちへん 和製漢字
区点 5210・JIS 542A・シフト 9AA8

川ぞいの低い平地のこと。地名や姓氏にも用いられる。
アクティウム‐の‐かいせん【アクティウムの海戦】
紀元前31年、アウグストゥスがアントニウスとクレオパトラの連合艦隊をギリシア北西部のアクティウム岬沖に破った海戦。以後アウグストゥスがローマの政権を掌握。the Battle of Actium
アクティビティー【activity】
積極性。活動力。〈用例〉〜に富む。
アクティビティー‐アナリシス【activity analysis】
活動分析。
あく‐てん【悪天】
風雨などで天候がよくないこと。悪天候。bad weather〈対義〉好天。〈用例〉〜をついて出発する。
あくど・い(形)
①色や味がたいへんくどい。しつこい。gaudy
②たちが悪い。あくらつだ。vicious〈派生〉あくどさ(名)
あく‐とう【悪投】(名・サ変自)
野球で、野手が、送球相手が取れないような見当はずれの球を投げること。〈比較〉暴投。
あく‐とう【悪党】
①悪人のなかま。悪人。wicked man
②鎌倉(かまくら)後期から南北朝にかけて、荘園(しょうえん)領主や幕府に反抗した武装集団。
あく‐どう【悪道】
①《仏教語》現世で悪事を行った者が、死後に落ちていく苦難の世界。地獄道・餓鬼(がき)道・畜生道など。三悪道(さんあくどう・さんなくどう)。悪趣。〈参照〉六道(ろくどう)
②不正な行い。unrighteousness〈用例〉〜者。
あく‐どう【悪童】
いたずらっ子。わんぱく。naughty child
あく‐とく【悪徳】
悪い心がけ・行い。不道徳。vice〈対義〉美徳。〈用例〉〜業者。
アクトミオシン【actomyosin】
筋肉の収縮にかかわるたんぱく質。アクチンとミオシンとの複合体。ATP(アデノシン三燐(りん)酸)との相互作用により筋収縮を起こす。
あく‐なき【飽く無き】(連体)
満足することのない。きりがない。insatiable〈用例〉〜欲望。
あぐに【粟国】
〈村〉沖縄県沖縄島の西、粟国島からなる村。サトウキビや野菜を栽培。人口844(1994)。
アグニ【Agni(梵)】
インド神話の火の神。仏教では火天(かてん)。阿耆尼(あぎに)
あく‐にち【悪日】
→あくび(悪日)
あく‐にん【悪人】
心のねじけた人。わるもの。wicked person〈対義〉善人。
悪人は畳の上では死ねない(あくにんはたたみのうえではしねない)
悪人は、自分のしてきたことの報いで、みじめな死に方しかできない。A bad person does not deserve to die in his own bed.
あくにんしょうき‐せつ【悪人正機説】
親鸞(しんらん)の教えの根本思想。阿弥陀仏(あみだぶつ)の本願は、自力をたのむ善人ではなく、自力をもってはいかんともしがたい悪人を救うことにある、という説。
あく‐ぬき【汁抜き】(名・サ変他)
野菜などのあくを取り去ること。removal of harshness
あく‐ぬけ【汁抜け】(名・サ変自)
①野菜などのあくがとれること。removal of harshness
②いやみがなく、さっぱりしたさまになること。あかぬけ。refined〈用例〉〜した顔。
あくね【阿久根】
〈市〉鹿児島県北西部、東シナ海に臨む市。エンドウ・ミカン・ボンタン栽培のほか、漁業もさかん。人口2万8024(1994)。
あぐ・ねる【倦ねる】(下一自)
同じ状態が続いて、それ以上続けるのがいやになる。あぐむ。be tired of〈用例〉さがし〜。〈参考〉「待ちあぐねる・考えあぐねる」のように、多く、動詞の連用形に付けて用いる。
あくのはな【悪の華】
《原題Les Fleurs du mal(フランス)》ボードレールの詩集。1857年初版。憂愁・反逆・死・退廃の美などのテーマによって、フランス象徴主義、また近代詩全体の扉を開いたといわれる。
アグノン【Shmuel Yosef Agnon】
(1888-1970)イスラエルの小説家。深い宗教的内容をもちながらの華麗な文体はヘブライ文学の代表とされる。1966年ノーベル文学賞受賞。作品『嫁入り』『夜の客』など。
あく‐ば【悪罵】(名・サ変他)
口ぎたなくののしること。悪たれ口。abuse
アクバル【Akbar】
(1542-1605)インド、ムガール帝国の第3代皇帝(在位(1556-1605))。イスラム教徒の立場からヒンズー教徒などとの融和をはかり、法制・税制・貨幣制度を整え、帝国の体制を確立。
あくび【欠・伸】
[一](名・サ変自)眠気や疲労・退屈したときにおこる、口を大きく開ける無意識的な呼吸運動。四肢・脊柱(せきちゅう)を伸ばす運動を伴う。yawning
[二](名)漢字を組み立てている部分の名。「次・欧・飲」の右(旁(つくり))の「欠」。
欠伸を噛み殺す(あくびをかみころす)
《出そうになった欠伸を、無理に口を閉じておさえる、の意》非常に退屈でいる。また、たいそうつまらながっている。stifle a yawn
あく‐び【悪日】
運の悪い日。凶日(きょうじつ)。あくにち。unlucky day〈対義〉吉日(きちじつ・きちにち)
あくび‐がた【欠形】
竹製の花入れの一つ。一重(いちじゅう)切りで、竹の胴にあけられた生け口の形が、人のあくびをした形に似ているため。
あく‐ひつ【悪筆】
①悪い筆。〈対義〉良筆。
②へたな字。字のまずいこと。bad handwriting〈対義〉能書・達筆。
あく‐ひょう【悪評】(名)
悪い評判・批評。evil reputation〈対義〉好評。〈用例〉〜を買う。
あく‐びょう【悪病】
たちのわるい病気。伝染病など。悪疫。plague; epidemic
あく‐びょうどう【悪平等】(名・形動)
内容の実際にかまわないで、形の上だけで平等にすること・さま。perverted equality
あく‐ふ【握斧】
旧石器時代の石器の一つ。通常は礫(れき)の周囲を打ちかいて作る石核(せっかく)石器。形状は、巴旦杏(はたんきょう)形・卵形など。hand-axe
あく‐ふう【悪風】
悪いならわし。悪習。悪弊。bad custom〈対義〉美風。
あく‐ぶん【悪文】
〈比較〉拙文。
①意味の通らない文章。表現のしかたのへたな文章。bad style〈対義〉達文・名文。
②自分の文章をけんそんしていう語。
あく‐へい【悪弊】
社会の害になるような悪いしきたり。悪習。悪風。vicious practice
あく‐へき【悪癖】
悪いくせ。bad habit
あく‐ほう【悪法】
①国民のためにならない法律。bad law
②人心をまどわす宗教の教え。
悪法も亦法也(あくほうもまた、ほうなり)
《ソクラテスのことば》悪法だからといって、法律であることに変わりはなく、人はこれに従わなければならない。悪法も法なり。A law is a law, however undesirable it may be.
あく‐ほう【悪報】
《仏教語》悪事を行ったむくい。悪果。
あく‐ま【悪魔】
①善を妨げ悪と苦しみをもたらすと信じられる霊的存在。devil; demon
②キリスト教・ユダヤ教で、神に反逆し、人を悪に誘うもの。サタン。Satan
③仏教で、仏道を妨げる悪神の総称。魔。魔羅。マーラ。
④ひどい悪者。wicked man
あくま‐しゅぎ【悪魔主義】
19世紀末文学に顕著な耽美(たんび)的な傾向の一つ。醜・悪・倒錯などに官能美を追求する。ボードレールの『悪の華』、ワイルドの『サロメ』、谷崎潤一郎の『悪魔』など。satanism
あく‐まで(も)【飽く迄(も)】(副)
どうしても。どこまでも。persistently
あく‐みょう【悪名】
悪い評判。悪評。汚名(おめい)。あくめい。bad reputation
あく‐む【悪夢】
不吉(ふきつ)な夢(ゆめ)。恐ろしい夢。nightmare
悪夢から覚める(あくむからさめる)
過ちをさとる。come to one's senses
あぐ・む【倦む】(五自)
同じ状態が続いていて、それ以上続けるのがいやになる。あぐねる。〈参考〉「待ちあぐむ・考えあぐむ」のように、多く、動詞の連用形に付けて用いる。
アクメ【akmē(ギリシア)
絶頂。極点。極致。
あく‐めい【悪名】
→あくみょう(悪名)
あく‐やく【悪役】
①芝居で、悪人の役。かたき役。悪形(あくがた)。悪玉。villain's role
②仕事の上でにくまれる役割。villain's role
あく‐ゆう【悪友】
①悪い友だち。bad friend〈対義〉良友・善友。
②《反語的に》悪さもいっしょにするほど親しい友人。close friend
あく‐よう【悪用】(名・サ変他)
悪いことに利用すること。abuse〈対義〉善用。
アクラ【Accra】
アフリカ西部、ギニア湾に臨む港湾都市で、ガーナの首都。近郊にガーナ大学・国際空港がある。野口英世(のぐちひでよ)の没地。人口94.9万(1988)。
あ‐ぐら【床】
→こしょう(胡床)
あ‐ぐら【座・坐】
①足を前に組んだ、らくな座り方。way of sitting with one's legs crossed
②{古語}足場。〈用例〉〜を結ひ上げて(竹取)。
胡座をかく(あぐらをかく)
①足を組んで、らくに座る。
②ずうずうしく、いい気になっていて、努力・改善などをしないことのたとえ。rest on one's laurels
アグラオネマ【Aglaonema(ラテン)
サトイモ科の多年草。葉は長楕円(だえん)形で、仏炎苞(ぶつえんほう)をもつ花が咲く。最近、葉形や模様の美しいものが多く、リョクチク・セスジグサなどが代表種。観賞用。インド・マレー・アフリカ原産。
あく‐らつ【悪辣】(形動)
たちの悪いやり方・性質であるさま。mean〈用例〉〜な手段。〈派生〉あくらつさ(名)
あぐらなべ【安愚鍋】
仮名垣魯文(かながきろぶん)の滑稽(こっけい)小説。明治4〜5年(1871〜72)刊。牛鍋(ぎゅうなべ)店に出入りする庶民の会話を通して、文明開化期の風俗を描く。
あぐら‐ばな【座鼻】
鼻孔(びこう)が大きく開いて、横に張った鼻。
アグリアス‐たては【アグリアス立羽蝶】
南アメリカ産のアグリアス属のタテハチョウの総称。赤・青などの原色に彩られた中形のタテハチョウで、成虫は腐果・糞便(ふんべん)などに集まる。ミイロタテハ。
あぐり‐あみ【揚繰(り)網】
長方形の巻き網。魚群を包囲し、沈子(しずめ)綱を2そうの船でくり揚げて漁獲する。イワシ・アジ・サバなどに用いる。あぐり。lamp net
アグリーメント【agreement】
①合意。承諾。〈用例〉〜が得られる。
②契約。協定。
アグリコラ【Georgius Agricola】
(1494-1555)ドイツの鉱山学者。本名はバウワー。鉱山学を研究、体系的技術書『デ‐レ‐メタリカ』を著し、「鉱山学の父」と呼ばれる。
アグリジェント【Agrigento】
イタリア、シチリア島南西部の丘陵斜面にある都市。ギリシア神殿の遺跡があり、観光地として有名。人口5.5万(1988)。
アグリッパ【Marcus Vipsānius Agrippa】
(BC63ごろ-BC12)ローマの政治家・将軍。アウグストゥスの友人。アクティウムの海戦で功をあげ、ローマの内政・軍事に貢献。
アクリノール【acrinol】
殺菌消毒剤。黄色い結晶性の粉末で、とくに連鎖球菌・ブドウ球菌に有効。
アグリビジネス【agribusiness】
①農業関連産業。農業生産、農作物の加工・流通、化学肥料・農機具製造の3部門を統合した概念。
②農業のほかに農作物の加工・流通も行う企業体。
あく‐りょう【悪霊】
[一]たたりをする死人のたましい。あくれい。evil spirit〈比較〉怨霊(おんりょう)
[二]《原題Bjesy(ロシア)》ドストエフスキーの小説。1871〜72年発表。無神論と革命の問題を追究した思想小説。
あく‐りょく【握力】
物を握りしめる力。握力計により測定された力。grip strength
アクリル
《acrylicから》「→アクリル繊維」「→アクリル樹脂」の略。
アクリル‐さん【アクリル酸】
化学式CH2=CHCOOH 酢酸に似た刺激臭のある無色の液体。非常に重合しやすい。アクリル樹脂などの原料。acrylic acid
アクリル‐じゅし【アクリル樹脂】
アクリル酸の誘導体を重合して得られる熱可塑(かそ)性樹脂。無色透明で軽く、板材料・接着剤・塗料などに使用。アクリル。acrylic resin
アクリル‐せんい【アクリル繊維】
アクリロニトリルを主成分とする合成繊維の総称。酢酸ビニルやアクリルアミドなどと共重合させたものが多い。羊毛に似て軽く、やわらかく、保温性がよい。酸・塩基に強い。アクリル。acrylic fiber
アクリロニトリル【acrylonitrile】
化学式CH2=CHCN 特異臭のある無色の液体。引火性で猛毒。重合しやすく、アクリル繊維などの製造原料・接着剤などに利用。
あくる【明くる】(連体)
次の。翌。〈用例〉〜朝。〜年。〜日。
あく‐れい【悪例】
よくない例。好ましくない先例。bad example
あく‐れい【悪霊】
→あくりょう(悪霊[一])
アグレマン【agrément(フランス)
《同意・承諾の意》大使・公使を任命する前に、その人物を相手国に照会して求める受け入れの承認。
あく‐ろ【悪路】
通るのに苦労する道。難路。悪道。bad road
アクロバチック【acrobatic】(形動)
軽業(かるわざ)のような。曲芸的。
アクロバット【acrobat】
軽業(かるわざ)。跳躍・とんぼがえりなど、身軽に動くわざを見せる芸。また、それをする人。軽業師。曲芸師。
アクロポリス【akropolis(ギリシア)
《高地の都市、の意》古代ギリシアのポリスの宗教的・政治的中心となる丘。守護神をまつる神殿を配し、非常時には城砦(じょうさい)となった。アテネのほかコリントス・テーベなどが有名。
アクロン【Akron】
アメリカ、オハイオ州北東部の工業都市。自動車用タイヤ生産など、世界最大のゴム工業地の中心。人口22.3万(1990)。
アグン‐さん【アグン山】
(Gunung Agung)インドネシア、バリ島北東部の火山。標高3142m。同島の最高峰。ヒンズー教信仰と密接に結びつく。
あけ【明け】
①明けること。始まること。beginning
②夜明け。dawn〈対義〉暮れ。〈用例〉〜の明星。
③明けたそのとき。next〈用例〉〜の日(翌日)。
④終わること。end〈用例〉年季〜。忌み〜。休み〜。
あけ【朱・緋】
①赤色。red
②朱色(しゅいろ)。cinnabar
朱に染まる(あけにそまる)
(き)られるなどして、血を多量に流す。be smeared with blood
あげ【上げ】
①上げること。〈対義〉下げ。〈用例〉賃〜。
②終わって取りはらうこと。〈用例〉床(とこ)〜。
あげ【揚(げ)】
①揚げること。deep-frying
②衣服の長さの余分を縫いとめておくこと。縫い揚げ。和服では、肩揚げや腰揚げのように外側にする揚げと、裏側に縫い込む内揚げがある。tuck〈用例〉肩〜。
③油で揚げたもの。てんぷら。〈用例〉精進(しょうじん)〜。
→あぶらあげ
あげ‐あし【揚(げ)足】
足を揚げること。揚げた足。
揚げ足を取る(あげあしをとる)
《相撲・柔道などで、相手の揚げた足を取って、たおすことから》他人の言いそこないにつけこむ。ことばじりをとらえて、いじめる。find fault with
あげあし‐とり【揚(げ)足取り】
人のことばじりを捕らえて、からかったり、いじわるをしたりすること。faultfinding
あげ‐あぶら【揚(げ)油】
揚げ物に使う食用油。動物性ではラード、植物性では大豆(だいず)油・綿実(めんじつ)油・ごま油・とうもろこし油などを精製する。frying oil
あげ‐いし【上(げ)石】
囲碁で、囲んで取った相手の石。あげはま。はま。
あげ‐いた【上(げ)板・揚(げ)板】
①取りはずしのできる板の間の床板。床下の貯蔵庫の蓋(ふた)など。あげぶた。movable floorboard
②劇場で舞台と花道をつなぐ板敷き。
あげお【上尾】
〈市〉埼玉県東部の市。旧宿場町。自動車・非鉄金属などの工場が進出、新興工業都市となっている。宅地化も進む。人口20万3419(1994)。
あげ‐おろし【上げ下ろし】(名・サ変他)
①上げたり下ろしたりすること。raising and lowering
②荷物を積んだり下ろしたりすること。loading and unloading
箸の上げ下ろし(はしのあげおろし)
→はし(箸)
あけ‐がい【朱貝】
浅海の砂底にすむ卵形のマルスダレガイ科のニマイガイ。殻長約6.5cm、殻高約2.5cm。殻表に黄色〜紅褐色の殻皮をかぶる。食用。北海道南部以南に分布。
あげ‐かじ【上(げ)舵】
飛行機の機首を上に向ける、かじのとり方。〈対義〉下げ舵(かじ)
あげ‐かす【揚(げ)滓】
揚げ物のあと、油の中に残るころものくず。揚げ玉。てんかす。
あけ‐がた【明(け)方】
夜明け。あかつき。dawn〈対義〉暮れ方。
あけ‐がらす【明(け)烏】
[一]
①夜明けに鳴くカラス。また、その声。morning crow
②《隠語》→墨(すみ)。India ink
[二]
①《明烏》邦楽(ほうがく)の曲名。
(ア)新内(しんない)『明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)』の通称。安永(あんえい)元年(1772)初世鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)作詞作曲。遊女三吉野(みよしの)と町人伊之助(いのすけ)との心中事件を脚色した新内初期の名作。
(イ)新内をもとにした、清元(きよもと)『明烏花濡衣(はなのぬれぎぬ)』や常磐津(ときわず)『明烏夢泡雪』などの通称。
②《明烏》落語の題名。新内の『明烏』から、浦里・時次郎の登場人物名を借りた廓噺(くるわばなし)の代表作。大店(おおだな)の若旦那(わかだんな)が、町内の若い衆にだまされて吉原に登楼するはなし。
③《あけ烏》高井几董(きとう)編の俳諧撰集(はいかいせんしゅう)。安永2年(1773)刊。蕪村(ぶそん)一門による蕉風復興運動の書。『蕪村七部集』の第2集。
あけがらす‐はや【敏】
(1877-1954)浄土真宗大谷(おおたに)派の僧。石川県の人。清沢満之(きよざわまんし)に師事。雑誌『精神界』の編集に携わり、精神主義運動に参加した。
あげ‐く【挙(げ)句・揚(げ)句】
①連歌・俳諧(はいかい)の一連の最後の句。〈対義〉発句(ほっく)
②よくない結果のこと。finally〈用例〉病んだ〜、さびしく死ぬ。
挙げ句の果て(あげくのはて)
《「挙げ句」②を強めた語。よくない結果にいう》行きつくところ。とどのつまり。結局。finally
あげ‐くだし【上げ下し】(名・サ変他)
食べた物をはいたり、下したりすること。
あけ‐く・る【明け暮る】(下二自)
〈古語〉
→あけくれる(明け暮れる)
あけ‐くれ【明け暮れ】
[一](名)朝晩。日夜。day and night
[二](名・サ変自)
①時がたつこと。time passing
②物事に熱中すること。be absorbed in〈用例〉勉学に〜する。
[三](副)いつも。しじゅう。
あけ‐ぐれ【明け暗れ】
〈古語〉
夜が明けようとして、まだ暗いころ。〈用例〉〜のほどにいでたまひぬ(源氏・須磨)。
あけ‐く・れる【明け暮れる】(下一自)
①月日が過ぎる。Time passes.
②物事に熱中して日を送る。be absorbed in〈用例〉看病に〜。
あけ‐ごろも【袍・緋衣】
[枕ことば]《同音であることから》「明け」にかかる。〈用例〉むばたまのこよひばかりぞ〜明けなば人をよそにこそ見め(後撰・雑1)。
あげ‐さげ【上げ下げ】(名・サ変他)
①上げることと下げること。raising and lowering
②ほめたり、けなしたりすること。praise and blame〈用例〉人を〜する。
③上げ潮と引き潮。ebb and flow
④値段の騰貴(とうき)と下落。up and down〈用例〉株価の〜がはげしい。
上げ下げを取る(あげさげをとる)
相手にうまく調子をあわせて、とりつくろう。
あげ‐しお【上(げ)潮・上(げ)汐】
①だんだんに満ちてくる潮。干潮から満潮にむかう潮。high tide〈対義〉下げ潮。
②物事が順調に進んでいるさま。状況が盛んなこと。rise〈用例〉〜に乗る。
あけ‐しめ【開け閉め】(名・サ変他)
戸などを開けたり、しめたりすること。あけたて。
あげ‐ず【上げず】(連語)
間を置かないで。〈用例〉3日に〜飲みに来る。
あけ‐すけ【明け透け】(名・形動)
遠慮やつつみ隠しがなくて、あけっぱなしなこと・さま。ありのまま。frankly〈用例〉〜な態度。
あげ‐ぜん【上(げ)膳】
客に膳を出すこと。また、その膳。
上げ膳据え膳(あげぜん、すえぜん)
何もしないでいて、人からよくもてなされること。
あげ‐ぞこ【上(げ)底・揚(げ)底】
実際の量より中身が多くはいっているように見せるため、底を高くした容器。
あけ‐そ・める【明(け)初める】(下一自)
夜が明け始める。
あげ‐だい【揚(げ)代】
芸者などを呼んで遊ぶときに支払うお金。玉代(ぎょくだい)
あげ‐だし【揚(げ)出し】
豆腐・ナスなどにかたくり粉をまぶして油で揚げた料理。
あけ‐たて【開け閉て】(名・サ変他)
戸などを開けたり、しめたりすること。あけしめ。handling of doors〈用例〉〜しにくい戸。
あげ‐だま【揚(げ)玉】
揚げ油の中で、てんぷらの衣が小さく散ってできたもの。うどん・みそ汁・お好み焼きなどに入れる。てんかす。
あけち【明智】
〈町〉岐阜県南東部の町。耐火れんが・碍子(がいし)・タイルなどの窯業(ようぎょう)、製材がさかん。人口7547(1994)。
あけち‐みつひで【明秀】
(1528-82)戦国時代の武将。織田信長(おだのぶなが)に仕え、丹波(たんば)亀山(かめやま)城主となる。天正(てんしょう)10年(1582)本能寺に信長を急襲して自殺させる。羽柴秀吉(はしばひでよし)に山崎の戦いで敗れ、敗走中に土民により殺害される。
あげ‐ちょう【揚(げ)超】
《「引揚超過」の略》財政収支のうえで政府収入が支出を上回り、その分民間資金を吸い上げて受取超過になる現象。〈対義〉散超(さんちょう)
あげち‐れい【上(げ)地令・上(げ)知令】
天保(てんぽう)の改革の一つ。天保14年(1843)に公布された、徳川(とくがわ)幕府の直轄領を江戸・大坂周辺に統合する法令。まもなく廃止され、老中(ろうじゅう)水野忠邦(みずのただくに)失脚の原因となる。