あつ・む【集む】(下二他)
〈古語〉
→あつめる(集める)
あつ・める【集める】(下一他)
多くの人や物を1つの所に寄せ合わせる。gather〈対義〉散らす。〈用例〉会費を〜。同情を〜。関心を〜。
あつ‐もの【厚物】
キクの咲き方の一種。花が厚く球状に盛り上がって咲くもの。〈比較〉平物(ひらもの)
あつ‐もの【羹】
肉と野菜を入れた熱い汁物の料理。肉だけを使うとかく、野菜を入れると羹(こう)の字が当てられたが、現在は区別はない。
羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
《『楚辞(そじ)』「9章、惜誦(せきしょう)」のことばから》1度こりると、ばからしいほど用心深くなることのたとえ。
あつもり‐そう【敦盛草】
山中の草地などにはえるラン科の多年草。高さ30〜50cm。葉は大きく広楕円(だえん)形。初夏に、袋状で紫紅色または淡紅色の花を1個つける。
あつ‐やき【厚焼(き)】
厚く焼き上げた食品。〈対義〉薄焼き。
あつやき‐たまご【厚焼(き)卵】
白身魚のすり身やすりおろした大和芋を加えて厚く焼いた卵焼き。すしの具などに用いる。
あつ‐よう【厚様・厚葉】
①厚手の和紙。
②鳥の子紙の厚いもの。〈対義〉薄様(うすよう)
あつら・う【誂う】(下二他)
〈古語〉
→あつらえる(誂える)
あつらえ【誂え】
注文すること。注文したもの。order〈対義〉できあい。
あつらえ‐むき【誂え向き】(形動)
①注文したとおりである。suitable; fit
②《多く上に「お」を付けて》望みどおりであるさま。理想的。ideal〈用例〉その問題についての〜の解説書。
あつら・える【誂える】(下一他)
品質・形・寸法などを指定して、作ることをたのむ。注文する。order
あつ‐りょく【圧力】
①ある物体が他の物体を押す力。ふつう、力の作用表面の単位面積当たりの力をいう。pressure〈用例〉〜計。
②人を押さえつけたり、圧迫する力。pressure〈用例〉〜をかける。
あつりょく‐けい【圧力計】
気体や液体の圧力を測る計器。気圧計・血圧計など。プレッシャーゲージ。マノメーター。pressure gauge
あつりょく‐だんたい【圧力団体】
自分たちの利益達成のために、組織的な活動を通じて政策の決定に圧力を加える団体。プレッシャーグループ。pressure group
あつりょく‐なべ【圧力鍋】
ふたで密閉し、内部の圧力を高めて温度を100℃以上にできるなべ。堅い肉なども短時間で調理できる。圧力釜(がま)。pressure cooker
あつりょく‐ようき【圧力容器】
①高圧気体用の容器。法規上、高温蒸気用の第1種と、常温ガス用の第2種がある。pressure vessel
②原子炉で、炉心と冷却材を収容する容器。pressure vessel
あつ‐れき【轢】
《車輪がきしる意》仲が悪く、たがいに争うこと。ごたごた。紛争。不和。葛藤(かっとう)。friction; discord
あて
→アスナロの別名。
あて【当て】
《「宛」とは別》
[一](名)
①当てること。
②みこみ。めあて。〈用例〉〜がはずれる。
③たのみ。たより。〈用例〉〜にする。〜にならない。
④当て物。
[二](接尾)からだにつけて身を守るもの、の意を表す。〈用例〉すね〜。
あて【私】(代)
《方言》京都・大阪などで、わたし。わて。
あて【貴】(形動ナリ)
〈古語〉
①たっといさま。身分の高いさま。〈用例〉世界の男、〜なるも、いやしきも(竹取)。
②上品。みやびやか。あてやか。〈用例〉面(おも)やせたれど、いと〜に美しく(源氏・若紫)。
あて【宛】(接尾)
《「当て」とは別》
①名あて、の意を表す。〈用例〉きみ〜の手紙。
②…あたり、の意を表す。〈用例〉ひとり〜3枚。
あで【艶】(形動ナリ)
〈古語〉
《「あて(貴)」の転》なまめかしく美しいさま。あでやか。
アディ【Endre Ady】
(1877-1919)ハンガリーの詩人。文芸誌『西洋』を主宰し、同国近代文学の確立に貢献。詩集『新詩集』『血と金』など。
アティーシャ【Atīśa】
(982-1054)インドの宗教家。別名ディーパンカラシュリージュニャーナ。ベンガル王族出身。チベット仏教の再興を指導。タントラ仏教の邪道化を正し、顕教の学習を強調。
アディオス【adiós(スペイン)】(感)
別れのあいさつの語。さようなら。
アディス‐アベバ【Adis Abeba】
アフリカ東部、エチオピアの首都。アビシニア高原のほぼ中央に位置する。国連アフリカ経済委員会とアフリカ統一機構の本部がある。人口191.3万(1990)。アジスアベバ。
アディソン【Joseph Addison】
(1672-1719)イギリスのエッセイスト・詩人・政治家。スティールと『スペクテーター』紙を創刊。軽妙明快なエッセーを書いた。
あて‐うま【当て馬】
①めす馬の発情をうながすためのおす馬。
②相手の出方をうかがうために押し立てる、仮のもの・人。stalking-horse
当て馬にする(あてうまにする)
相手の動きを探るために、自分の代わりに他の人を推してようすをみる。
あて‐がい【宛い・行】
①あてがうこと・もの。allotment
②取り計らい。arrangement
③わり当て。allotment
あてがい‐ぶち【宛い扶持】
出すほうで適当に計算して与えること・金品。
あて‐が・う【宛う】(五他)
①適当に分け与える。distribute; assign
②ぴったりと当てる。apply; hold〈用例〉マスクを口に〜。
③与えておく。give〈用例〉子どもにおもちゃを〜。
アデク‐そう【アデク層】
フトモモ科のアデクなど暖帯広葉樹の植物遺体を多く含む地層。西宮(にしのみや)市など大阪周辺で発見された。
あて‐こすり【当て擦り】
直接に非難するのではなく、他のことにかこつけて、皮肉を言ったり、いやみを言ったりすること。また、そのことば。皮肉。insinuating remark〈用例〉〜を言う。
あて‐こす・る【当て擦る】(五自)
ほかの事にかこつけて遠回しに悪く言う。皮肉を言う。
あて‐こと【当て言】
あてこすって言うことば。皮肉。
あて‐ごと【当て事】
当てにすること。たのみにすること。〈用例〉〜ははずれやすい。
当て事と畚褌は先から外れる(あてごとともっこふんどしはさきからはずれる)
《「畚褌」は、ふんどしの一種で、はずれやすいものであることから》あてにしていることは、とかく先方の都合ではずれやすい。
当て事も無い(あてごともない)
思いもかけない。とんでもない。〈用例〉〜ほらを吹く。
あて‐こ・む【当て込む】(五他)
当てにする。よい結果を期待する。見込む。count on
あて‐さき【宛先】
手紙などのあて名や住所。address〈用例〉〜不明。
あて‐じ【当て字・宛字】
国語を漢字で書き表す場合、漢字の意味に関係なく、単にその音訓を借りる用法。「めでたい」を「目出度・芽出度・目出鯛」、「ちょうど」を「丁度」、「やはり」を「矢張」、「インド」を「印度」と書くなど。借字。〈比較〉熟字訓。〈対義〉正字。
あて‐しお【当て塩】
調理法の一つ。材料に塩を振ること。
あて‐ずいりょう【当て推量】
確かなよりどころなしに、おしはかること。当てずっぽう。guess
あで‐すがた【艶姿】
上品で、なまめかしい姿。あでやかな姿。charming figure; alluring figure
あて‐ずっぽう【当てずっぽう】(名・形動)
《俗語》でたらめ。いいかげん。guess
あて‐つけ【当て付け】
あてつけること。あてこすり。insinuation
あてつけ‐がまし・い【当て付けがましい】(形)
いかにもあてつけているようすである。insinuating〈派生〉あてつけがましさ(名)
あて‐つ・ける【当て付ける】(下一他)
①相手を非難する気持ちを直接言わないで、わざと行動で示したり、周りの人に聞こえよがしに話したりして、表す。あてこする。insinuate
②男女が、仲の良さをわざと見せつける。
あてっ‐こ【当てっこ】
《俗語》
①たがいに当て物をすること。あてくらべ。
②たがいに的にぶつけるのを競争すること。
あて‐ど【当て所】
目あて。目的地。aim〈用例〉〜もなくさまよう。
アテトーシス【athetosis】
脳の障害によって起こる不随意運動。四肢、ことに指・手先・足先・顔などに緩慢なくねくねした運動がかってに起こるもの。脳性小児麻痺(まひ)でみられることが多い。アテトーゼ。
あて‐な【宛名】
手紙・書類などに書く先方の名前。または、住所と名前。アドレス。address
アテナ【Athēnā(ギリシア)
ギリシア神話の女神。ゼウスの娘。オリンポス十二神の一神でアテネ市の守護神。知恵・戦争・技術工芸をつかさどる。ローマ神話ではミネルバ。アテネ。Athene
アテナイ【Athēnai; Athína(ギリシア)
→アテネ
アテナイオス【Athēnaios】
(?-?)200年ごろ活躍したギリシアの文人。エジプト生まれ。著書『学者の宴』など。
アデナウアー【Konrad Adenauer】
(1876-1967)ドイツの政治家。ケルン市長をへて、第2次大戦後キリスト教民主同盟を創立。1946年から党首。ドイツ連邦共和国(西ドイツ)成立とともに首相として内外政を指導。63年引退。
あて‐にげ【当て逃げ】
自動車・船などが、他の自動車や船などに衝突して、そのまま逃げ去ること。hit-and-run〈比較〉轢(ひ)き逃げ。
アデニン【adenine】
化学式C5H5N5 核酸中のプリン塩基の一つ。エネルギー代謝に必要なATPの構成成分。
あて‐ぬの【当て布】
①つぎ・ほつれ止めや補強のために当てる布。力布。patch
②衣服に直接アイロンが当たらないようにするための布。iron-on cloth
アテネ【Athēnai】
古代ギリシアを代表するポリス。紀元前8世紀ごろアッチカのポリスとして成立。貴族による支配が続いたが、僭主(せんしゅ)政治を経て前6世紀には民主制に移行。ペルシア戦争勝利後はスパルタをしのいで繁栄。前5世紀半ばには民主政治が発達、文化も最盛期を迎えたが、ペロポネソス戦争に敗退して衰亡。前339年にマケドニアに屈伏した。アテナイ。
アテネ【Athínai・雅典】
現代のギリシアの首都。サロニカ湾に臨むアッチカ地方にある。古代ギリシアの遺産を伝える観光文化都市。市南部にあるアクロポリスは、世界的な文化遺跡。人口78.4万(1991)。アテナイ。
アテネ【Athēnā(ギリシア)
→アテナ
アテネ‐こくりつこうこがくはくぶつかん【アテネ国立考古学博物館】
(National Archeological Museum)アテネにある、古代ギリシア彫刻を多数保有する美術館。1874〜89年に建物を建設、第2次大戦前までに整備された。the National Archeological Museum of Athens
アデノイド【adenoid】
のどの奥にあるリンパ組織である咽頭扁桃(いんとうへんとう)が肥大したもの。幼少期に多く、鼻づまりが典型的な症状。腺様(せんよう)増殖症。
アデノウイルス【adenovirus】
人間の結膜・咽頭(いんとう)・リンパ組織などに感染するウイルス。プール熱(咽頭結膜熱)の原因にもなる。
アデノシン‐さんりんさん【アデノシン三燐酸】
生体の運動・発熱・物質代謝などエネルギーの貯蔵と放出にかかわるきわめて重要な化合物。アデニン・リボース・3分子の燐酸からなるヌクレオチド。ATP。adenosine triphosphate
アデノシン‐トリホスファターゼ【adenosine triphosphatase】
→エーティーピーアーゼ(ATPアーゼ)
あて‐はずれ【当て外れ】(名・形動)
見こみ・期待が外れること・さま。disappointment
あて‐はま・る【当て嵌まる】(五自)
ぴったり合う。適合する。適応する。fit; apply
あて‐は・む【当て嵌む】(下二他)
〈古語〉
→あてはめる(当て嵌める)
あて‐は・める【当て嵌める】(下一他)
①当ててうまく合わせる。fit
②適用する。apply〈用例〉規則を〜。
あて‐びと【貴人】
〈古語〉
身分の高い人。上品な人。〈用例〉こよなき〜もみな世に従ふなるを(紫式部日記)。
あて‐み【当て身・中身】
柔道などの技(わざ)の一つ。こぶし・肘(ひじ)・足先などで、相手のみぞおちなど急所を突いたり打ったりする技。危険なので、試合などでは禁止されている。〈用例〉〜をくう。
あて‐もの【当て物】
①なぞ。判じ物。
②懸賞や福引き。
③物の下や横にあてがう物。
あて‐やか【貴やか】(形動ナリ)
〈古語〉
上品で美しいさま。〈用例〉〜に心にくき人(源氏・紅葉賀)。
あで‐やか【艶やか】(形動)
《「あてやか」の転》なまめかしく美しいさま。alluring〈派生〉あでやかさ(名)
アデュー【adieu(フランス)】(感)
別れのあいさつ。さよなら。御機嫌よう。
あてら‐だんそう【阿寺断層】
岐阜と長野の県境沿いの長さ60kmにおよぶ活断層。水平方向に毎年0.5cm、垂直方向に毎年0.1cmの速さで形成された。水平方向のずれが著しい。
アデラとうしがいしゃ【アデラ投資会社】
(ADELA Investment Company)《ADELAはAtlantic Community Development Group for Latin Americaの略》ラテンアメリカ諸国の経済開発に貢献する民間企業に対し、融資を行う民間金融機関。本店ルクセンブルク。1964年設立。
あて‐られる【当てられる】(連語)
男女の仲のよいところを見せつけられる。
*あ・てる【充てる】(下一他)
ある物のために使う。充当する。あてはめる。assign; devote〈用例〉夜を勉強の時間に〜。結婚費用に〜。
*あ・てる【当てる】(下一他)
①勢いよくぶつける。hit〈用例〉石を〜。馬に鞭(むち)を〜。
②ぴったりくっつける。ふれさせる。あてがう。touch; put〈用例〉ひたいに手を〜。ガーゼを〜。ざぶとんを〜。
③《「中てる」とも》的中させる。命中させる。なぞを正しく解く。hit〈用例〉的に〜。クイズを〜。
④光・熱・雨・風などに直接触れさせる。さらす。expose〈用例〉日に〜。
⑤わりあてる。指名する。assign〈用例〉役を〜。
⑥成功して大きい利益をあげる。当たりをとる。succeed〈用例〉株で〜。一山〜。
⑦《多く「あてられる」の形で》強い働きを受ける。be affected by〈用例〉毒気に〜・てられる。
あ・てる【宛てる】(下一他)
①向けて送る。〈用例〉先生に〜・てて手紙を出す。
②《「当てる」とも》対応するものを割り当てる。〈用例〉「めでたい」に「目出度」の字を〜。
アデレード【Adelaide】
オーストラリア中南部、南オーストラリア州の州都。付近の農畜産物の輸出港。工業も発達。人口102.4万(1991)。
あて‐レコ
《「当てる」と「アフターレコーディング」から》外国の映画やテレビドラマを放映するとき、日本語に訳したせりふを、登場人物の口の動きに合わせて声優がしゃべり、それを録音すること。吹き替え録音。dubbing〈参照〉アフレコ。
アテン【Aten】
古代エジプトの太陽神。イクナートンが行った宗教改革により、ツタンカーメンによるアメン信仰復活まで国家神となった。アトン。
アデン【Aden】
イエメン民主人民共和国の首都。アラビア半島最南端の港湾都市。ヨーロッパとアジアを結ぶ交通の要地で、かつてはイギリスの植民地。人口41.7万(1987)。
アテンション【attention】
注意。注目。留意。〈用例〉〜プリーズ(皆さまに申しあげます)。
ア‐テンポ【a tempo(イタリア)
《音楽で、速さの変化を示す語》もとの速度で、の意。
*あと【後】
[一](名)
①背中の方向。うしろ。背後(はいご)。back; behind〈対義〉前。〈用例〉〜からついて来る。
②ある時点から少し経過した時間。のち。以後。after〈対義〉先(さき)。〈用例〉〜で相談しましょう。
③何かが終わったそののちの事態。事後。after〈用例〉〜しまつ。
④死後。after death〈用例〉〜をとむらう。
⑤次にくる人。後任。後妻。successor; second wife〈用例〉〜にすわる。
⑥子孫。descendant〈用例〉〜が絶える。
⑦以前。〈対義〉先。〈用例〉話を〜に戻す。
⑧続いているものの終わりに近い部分。〈対義〉前。〈用例〉列の〜につく。
[二](副)その時・所をもとにして、それから先。later〈用例〉〜5分。
後が無い(あとがない)
もうこれ以上は、後ろに引けない。負けられない。There's no way out.〈用例〉ここで負けたら〜。
後から後から(あとからあとから)
物事が絶え間なく、引き続いて起こるさま。one after another
後に引けない(あとにひけない)
自分の意見や立場を引っ込めることができない。これ以上譲歩することができない。can't yield an inch now〈用例〉もう一歩も〜。
後の雁が先になる(あとのかりがさきになる)
油断していると、あとから来るものに追い越される。
後の祭り(あとのまつり)
時機におくれて、かいのないことのたとえ。The damage is done.
後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)
①自分の去ったあとは、どうなろうとかまわない。I don't care what follows.
②現在さえよければ、これから先はどうなってもかまわない。The future will take care of itself.
後へ引く(あとへひく)
後ろへさがる。ゆずる。turn back〈用例〉もう後へ引けない。
後へ回す(あとへまわす)
先にやるべきことをあとまわしにする。put off〈用例〉この仕事は〜。
後へも先へも遣らぬ(あとへもさきへもやらぬ)
身動きをとらせない。よそへ行かせない。
後へも先へも行かぬ(あとへもさきへもゆかぬ)
進退きわまる。動きがとれなくなる。途方にくれる。be driven into a corner
後を引く(あとをひく)
①いつまでもやめられない。can't stop
②あとあとまで残りつづける。remain〈比較〉尾を引く。
*あと【跡】
①通っていったところに残るしるし。track〈用例〉車輪の〜。
②《「址」「痕」とも》何かが存在したり行われたしるし・場所。あとかた。remains〈用例〉焼け〜。城の〜。
③あるときまでいた所。trace〈用例〉偉人の〜を訪ねる。
④家の跡目。successor〈用例〉〜継ぎ。
⑤ゆくえ。trace〈用例〉〜をくらます。
⑥先例。手本。precedent〈用例〉〜にならう。
⑦筆跡。字。〈用例〉水茎の〜もうるわしく。
⑧往来。〈用例〉車の〜が絶えない。
跡が付く(あとがつく)
①何かの跡が残る。leave...traces〈用例〉つめの〜。
②身を隠した場所が明らかになる。〈用例〉現場の遺留品から〜。
跡とす(あととす)
手本にする。前例とする。
跡を追う(あとをおう)
①追いかける。follow
②関係の深い人の死に、続いて死ぬ。follow
③先人の手本に従う。follow
跡を隠す(あとをかくす)
①ゆくえをくらます。隠遁(いんとん)する。
②死ぬ。この世を去る。
③証拠となる物品をかくす。
跡を晦ます(あとをくらます)
行方がわからなくなる。
跡を絶つ(あとをたつ)
①ゆくえをくらます。disappear
②あるときを最後に起こらなくなる。leave no trace behind
跡を垂る(あとをたる)
①仏や菩薩(ぼさつ)が、衆生(しゅじょう)を救うために、かりに神の姿となってこの世に現れる。垂迹(すいじゃく)
②先人の行いを手本とする。
③模範として示し、後世に残す。範を垂る。
跡を継ぐ(あとをつぐ)
前任者の役職、先人の業績、家督・遺産などを受け継ぐ。succeed〈用例〉社長の〜。
跡を付ける(あとをつける)
①痕跡(こんせき)を残す。
②人のあとをつける。
跡を取る(あとをとる)
家督を受け継ぐ。succeed〈用例〉〜者がいない。
跡を濁す(あとをにごす)
去ったあとを見苦しく乱れたままにしておく。〈用例〉立つ鳥跡を濁さず。
跡を踏む(あとをふむ)
①前人の行跡を継ぐ。踏襲(とうしゅう)する。
②他人に先をこされる。
跡を守る(あとをまもる)
①親・夫の死後、残された者が家業を継ぎ、衰えさせないようにする。また、師匠(ししょう)の死後、弟子がその芸風を継ぎ、絶やさないようにする。succeed
②留守番をする。留守をまもる。look after the house
アト【atto】(接頭)
単位で100京(けい)分の1 (10-18) を表す。記号a。
あど
①{古語}《多く「あどうつ」の形で》相手の話に調子を合わせて、うけこたえすること。あいづちをうつこと。〈用例〉このさぶらひぞ、よく聞かむと〜うつめりし(大鏡・序)。
②《「アド」で》能狂言で、シテ(主役)を助ける役。脇役(わきやく)
アド
①「→アドレス」の略。
②《advertisementの略》広告。〈用例〉〜バルーン。
あと‐あし【後足・後脚】
けものの後ろ足。〈対義〉前足。
後足で砂を掛ける(あとあしですなをかける)
去りぎわに、人に迷惑なことをする。
後足を踏む(あとあしをふむ)
あとを継ぐ。
あと‐あじ【後味】
①飲食のあと、口に残る味。後口。aftertaste
②物事のすんだあとの感じ。aftertaste〈用例〉〜の悪い勝ち方。
あと‐あと【後後】
ひきつづいたあと。のちのち。将来。future〈用例〉〜までたたる。
あとう【阿東】
〈町〉山口県北部の町。リンゴ・ナシなどの観光果樹園や酪農がさかん。長門(ちょうもん)峡がある。人口9889(1994)。
あと・う【能う】(五自)
〈文語的〉
→あたう(能う)
あとう‐かぎり【能う限り】(連語)
→あたうかぎり(能う限り)
あとうだ‐たかし【阿刀田高】
(1935-)小説家・コラムニスト。東京生まれ。早大卒。短編を主とした中間小説が多い。昭和54年(1979)、短編集『ナポレオン狂』で第81回直木賞受賞。作品『来訪者』『頭は帽子のためじゃない』など。