あと‐おし【後押し】(名・サ変他)
①後ろから押すこと・人。push〈用例〉荷車の〜をする。
②後援すること。support〈用例〉社長の〜がある。
アドオン‐ほうしき【アドオン方式】
割賦(かっぷ)販売の利子計算法の一つ。元金に単純に利率と期間を掛けて利子総額を出し、元利合計を返済期間に応じて均等分割して返済させる。add-on
あと‐がき【後書(き)】
①書物などの終わりに書きしるす文章。後記。跋(ばつ)。afterword〈対義〉端書(はしが)き・前書き。
②手紙の終わりに書き足す文章。追って書き。追伸。二伸。postscript
あとかくし‐ゆき【跡隠し雪】
陰暦11月23日の夜から翌日にかけて行われる大師講(だいしこう)の日に降る雪の呼称。この夜、訪れるお大師様(弘法大師)は足が悪く、その足跡をおおい隠すために雪を降らせると伝えられたことから。
あと‐ガス【跡ガス】
爆薬の爆発や炭鉱爆発によって生じたガス。一酸化炭素や窒素酸化物を含み、人体に有害。afterdamp
あと‐かた【跡形】
何かがあった跡。形跡。痕跡(こんせき)。traces〈用例〉〜もなく消えうせる。
あと‐かたづけ【後片付(け)・跡片付(け)】
物事がすんだあとを、きれいにかたづけること。to put in order〈比較〉後始末。
あと‐がま【後釜】
①あとつぎ。あとめ。後任。successor〈用例〉〜をさがす。
②後妻。second wife
後釜に据わる(あとがまにすわる)
①前任者などが退いたのち、その地位につく。succeed to a person's post
②後妻になる。
あどがわ【曇川】
〈町〉滋賀県北西部、琵琶(びわ)湖西岸の町。安曇川三角州にある稲作地帯。扇子(せんす)の骨の製造がさかん。人口1万4538(1994)。
あと‐きん【後金】
①払い残りのお金。残金。remainder of payment
②品物を受け取った後で、代金をはらうこと。また、そのお金。post payment〈対義〉前金。〈用例〉〜ばらい。
アトキンソン【Robert William Atkinson】
(1850-1929)イギリスの化学者。東京開成学校(のち東大)教授。明治7年(1874)来日。分析化学・応用化学を講じ、多くの日本の化学者を育てる。著書『日本醸酒編』。
あと‐くされ【後腐れ】
物事がすんでも、ごたごたや悪影響が残ること。あとぐされ。future trouble〈用例〉〜がない。
あと‐くち【後口】
①後味。aftertaste
②あとからの順番・申し込み。later〈対義〉前口・先口(せんくち)。〈用例〉〜に回す。
あと‐げつ【後月】
先月。前月。
あどけ‐な・い(形)
むじゃきで、かわいらしい。innocent〈用例〉幼児の〜顔。〈派生〉あどけなさ(名)
あと‐さき【後先】
①後と先。前後。before and after
②始めと終わり。beginning and end
③順序。order〈用例〉〜を誤る。
④順序が狂うこと。入れちがい。reverse the order
後先無しに(あとさきなしに)
前後のことも考えないで。でたらめに。recklessly
後先になる(あとさきになる)
後のものが前になる。順序が逆になる。〈用例〉話が〜。
後先見ず(あとさきみず)
物事の前後の事情を考えない、無分別なさま。また、そのような人。thoughtless
あと‐さく【後作】
→うらさく(裏作)
アトサヌプリ
北海道東部、川湯温泉の近くにある活火山。標高512m。小さな溶岩円頂丘で、数十の噴気孔がある。山麓(さんろく)にイソツツジが群生。硫黄(いおう)山。
あと‐ざん【後産】
分娩(ぶんべん)のあと、胎盤・卵膜・臍帯(さいたい)が排出されること。また排出されたもの。after birth
あと‐しざり【後退り】
[一](名・サ変自)前を向いたまま後ろへさがること。あとずさり。あとじさり。
[二](名)
→アリジゴクの別名。アトジサリ。
→カニムシの異名。
あと‐じて【後ジテ・後仕手】
→のちじて(後ジテ)
あと‐じまい【後仕舞(い)】
→あとしまつ(後始末)
あと‐しまつ【後始末・跡始末】
物事のあとの整理。しめくくり。後じまい。settlement〈比較〉後片付け。
あと‐しらなみ【跡白波】(連語)
《白波を「知らない」にかけて》ゆくえがわからないこと。
あと‐ずさり【後退り】(名・サ変自)
→あとしざり(後退り)[一]
アトス‐さん【アトス山】
(Āthos)ギリシア北部、カルキディキ半島南東部の岬にある山。ギリシア正教の聖地。標高2033m。
あと‐ぜめ【後攻め】
スポーツの試合などで、あとから攻めるがわ。後攻(こうこう)。〈対義〉先攻め。
あと‐ぞめ【後染(め)】(名・サ変他)
染色法の一つ。生糸などで織り上げた布を精練漂白したのち、色や模様を染める方法。友禅・絞り・ろうけつ染めなど。〈対義〉先染め。
あと‐た・ゆ【跡絶ゆ】(下二自)
〈古語〉
①人の行き来がない。〈用例〉雪深き岩のかけ道〜・ゆる(千載・春上)。
②ゆくえをくらます。世間を捨て隠遁(いんとん)する。〈用例〉世に経るさまならず〜・えてやみなばや(源氏・若菜下)。
あと‐ち【跡地】
建物などを取りこわしたあとの土地。〈用例〉〜の利用。
あと‐ぢえ【後知恵・後慧】
物事が終わったあとに浮かんだ対策。afterwit〈用例〉下衆(げす)の〜。
あと‐つぎ【跡継(ぎ)】
①家の跡目を継ぐこと・人。跡取り。世継ぎ。heir
②前人の学問・技芸・職業などを継ぐこと・人。後継者。successor
あと‐づけ【後付(け)】
書物の本文のあとに付ける文章。後記・索引・付録など。appendix〈対義〉前付け。
あと‐づ・ける【跡付ける】(下一他)
あとをたどる。あとをたどって確かめる。trace〈用例〉歴史を〜。理論を〜。
あと‐と・う【跡訪う】(四自)
〈古語〉
①遺跡をたずねる。〈用例〉浜千鳥のほかは〜ものもなかりけり(平家・3・有王)。
②死者の霊をとむらう。〈用例〉さるは、〜わざも絶えぬれば(徒然・30)。
あと‐とり【跡取(り)】
→あとつぎ(跡継ぎ①)
アトニー【Atonie(ドイツ)
医学で、器官の組織がゆるみ、弱った症状。無力症。atony〈用例〉胃〜。
アドニス【Adōnis(ギリシア)
ギリシア神話にでてくる美少年。繁殖と豊穣(ほうじょう)の象徴。女神アフロディテとペルセフォネに愛される。イノシシに殺されたとき、その血からアネモネが咲いたという。Adonis
アドバイザー【adviser】
助言者。相談役。顧問。
アドバイス【advice】(名・サ変他)
忠告すること。助言すること。〈用例〉〜を受ける。
あと‐ばこ【後箱】
大名行列の後ろを行く、はさみ箱。〈対義〉先箱。
アドバトリアル【advertorial】
《advertisement(広告)とeditorial(論説)の合成語》一般の論説記事のような形で編集された新聞・雑誌広告。
あと‐ばら【後腹】
①出産後の腹痛。afterpains
②事がひととおりすんだあとの支障。repercussion
③後妻の生んだ子。〈対義〉先腹。
後腹が病める(あとばらがやめる)
事が一段落したあとで、なお不愉快なことが残り、悩み苦しむ。後腹病む。
あと‐ばらい【後払い】
品物を先に受け取り、代金をあとで払うこと。post payment〈対義〉先払い・前払い。
アド‐バルーン
《和製語》広告用の軽気球。
アドバルーンを揚げる(アドバルーンをあげる)
相手や周囲の反応をうかがうために、ほんの少し事を起こしてみる。
アドバンス【advance】
前貸し。前払い。前金。バンス。
アドバンテージ【advantage】
①ラグビーなどの球技で、反則が採用されると反則をされた側がかえって不利になるとき、審判がそのままプレーを続けさせるルール。アドバンテージルール。advantage rule; advantage law
②テニスで、ジュースになったあとの最初の得点。バンテージ。
アドバンテスト【(株)アドバンテスト】
電気機器。半導体試験装置メーカー。昭和29年(1954)設立。本社は東京都新宿区西新宿。
あと‐び【後火・跡火】
嫁入りの行列を送り出したあとに火をたくこと。また、葬式の出棺直後に火をたくこと。いずれも、二度と家に帰ってこないようにの意がこめられている。
アトピーせい‐ひふえん【アトピー性皮膚炎】
遺伝性過敏症(アレルギー性素因によるアトピー性疾患)の一つ。乳児期では、顔面や頭に湿疹(しっしん)性の病変を生じ、かゆみが激しい。atopic dermatitis
あと‐ひき【後引(き)】
いつまでも満足しないでほしがること。
あとひき‐じょうご【後引(き)上戸】
飲めば飲むほど、酒をほしがる人。
あと‐ぶつ【堵物】
《晋(しん)・宋(そう)代の中国の俗語で、この物の意。晋の王衍(おうえん)が「銭」という語を嫌って、代わりに用いたことから》お金。金銭。
アドベンチャー【adventure】
冒険。
アドベンティスト【Adventist】
プロテスタントの一派。1831年、キリスト再臨が切迫していると説いたアメリカのウィリアム=ミラーに始まる。キリスト再臨論者。再臨派。
アドベント【Advent】
キリスト教の教会暦で、クリスマス(降誕祭)直前の4週間のこと。クリスマスを迎える心の準備をする期間で、教会暦の開始期にあたる。降臨節。待降節。
あと‐ぼう【後棒】
駕籠(かご)や、もっこをかつぐ棒の後ろをかつぐ人。〈対義〉先棒。
後棒を担ぐ(あとぼうをかつぐ)
悪事などをくわだてる者の手先になる。加担する。一役買う。〈類似〉お先棒を担ぐ。
アドホクラシー【adhocracy】
《ad hoc(ラテン)からの造語》その時の状況に応じて、柔軟に対処しようとする考え方や姿勢。また、それにもとづいて組織された機構。
アド‐ホック【ad hoc(ラテン)
特定の問題や状況に対処するための、臨時的なものであることを示すことば。〈用例〉〜委員会。
アドホック‐チーム【ad hoc team】
製品開発や工場建設など、特定の目的達成のために編成される臨時の組織。
あと‐まわし【後回し】
先にすべき物事をあとにすること。postponement〈用例〉めんどうなことは〜だ。
アドマン【adman】
宣伝や広告を業務とする人。広告人。
あとみがくえん‐じょしだいがく【跡見学園女子大学】
私立女子大学。昭和40年(1965)創立。所在地は埼玉県新座(にいざ)市中野。
あとみ‐かけい【跡見花蹊】
(1840-1926)教育者。本名滝野(たきの)。大坂の人。父の私塾を継ぎ、明治8年(1875)跡見女学校を設立。校長として堅実な家庭婦人の育成に務める。
アドミッタンス【admittance】
交流回路の、電流の流れやすさを示す量。インピーダンスの逆数。単位はモー。
アドミラル【admiral】
提督。海軍大将。
アトム【atom】
哲学で、存在物を構成する非連続的な不可分割体。古代ギリシアの哲学者デモクリトスらに発する概念。原子。
あと‐め【跡目】
①あと。家督。family headship〈用例〉〜を継ぐ。
②相続人。あとつぎ。heir〈用例〉〜相続。
③後任者。あとがま。successor
あど‐も・う【率う】(四他)
〈古語〉
かけごえをかけて、軍勢などを率いる。ともなう。〈用例〉御軍士(みいくさ)を〜・ひたまひ(万葉・2・199)。
アトモスフィア【atmosphere】
雰囲気。周囲の感じ。
あと‐もどり【後戻り】(名・サ変自)
①来たほうに引き返すこと。going back
②おくれること。退歩。recession〈用例〉景気が〜する。
あと‐やく【後厄】
厄年の翌年。〈対義〉前厄。
あと‐やま【後山】
鉱山で、ほり出した石炭や鉱石を運ぶ人・役。〈対義〉先山。
アドラー【Alfred Adler】
(1870-1937)オーストリアの精神分析学者。個人心理学を提唱。フロイトの性欲の説に反対し、人間行動の根源を権力への意志、あるいは優越への欲求に求め、これらが満たされないときの劣等感や、その補償作用を重視した。
アトラクション【attraction】
客寄せのため、主たる催し物にそえる出し物。よびもの。余興。
アトラクチブ【attractive】(形動)
人の心をひきつけるさま。魅力的。
アトラス【Atlās(ギリシア)
①ギリシア神話のティタン神族の一人。オリンポスの神々との争いに敗れ、西方で天空を支える苦業を課せられる。Atlas
②《atlasで》地図帳。
アトラス‐さんみゃく【アトラス山脈】
(Atlas Mountains)《ギリシア神話のアトラス伝説から》アルプス造山運動により隆起したアフリカ北西部の山脈群の総称。最高峰トゥブカル山は標高4165m。
アトランタ【Atlanta】
アメリカ南部、ジョージア州北西部の商工業都市。州都。南部諸州の中心都市の一つ。小説『風と共に去りぬ』の舞台。人口39.4万(1990)。
アト‐ランダム【at random】(形動)
無作為に選び出すさま。手あたりしだい。
アトランティス【Atlantis】
プラトンの著作に出てくる伝説上の島。ジブラルタル海峡の西にあり、アトラスが支配して繁栄したが、地震と洪水で海中に没したといわれる。
アトランティック‐シティ【Atlantic City】
アメリカ北東部、ニュージャージー州南部の大西洋岸砂州上にある保養都市。人口3.8万(1990)。
アトランティックリッチフィールド【Atlantic Richfield Co.】
アメリカの石油会社。1870年設立。本社はロサンゼルス。
あとり【鶏】
アトリ科の渡り鳥。全長約16cm。頭の黒色と胸の黄褐色がめだつ。10月ごろ大群で日本に渡来。キョッキョッと鳴く。草の実を食べるが、農作物を食害することもある。ユーラシア北部で繁殖。brambling
アドリア‐かい【アドリア海】
(Adriatic Sea)地中海中北部、イタリア半島とバルカン半島に囲まれた海域。長さ800km、幅92〜200km。
アドリアノープル【Adrianople】
→エディルネの旧称。
アトリー【Clement Richard Attlee】
(1883-1967)イギリスの政治家。オックスフォード大卒。1945〜51年労働党内閣の首相。第2次大戦後の国内再編成につとめ、産業国有化や社会保障制度の充実をはかった。
アトリエ【atelier(フランス)
①画家・彫刻家・写真家などの仕事場。画室。工房。スタジオ。studio
②特定の師を中心とした芸術家の集団。ルネサンス期のイタリア以来、流派の成立に貢献。
アトリエ‐ざ【アトリエ座】
フランスの劇団。1921年創設。デュランを主宰者に、22年以降パリのモンマルトル劇場を本拠に活動。バロー・ビラールらの優れた俳優を育成。
アド‐リブ【ad lib】
《ad libitum(ラテン)(随意に・任意に)の略》台本や楽譜(がくふ)にはない、即興のせりふや演奏。
アドルノ【Theodor Wiesengrund Adorno】
(1903-69)ドイツの哲学者・批評家。フランクフルト学派の思想家。前衛的な音楽や文学を支持、推進。著書『現代音楽の哲学』『否定弁証法』など。
アドルフ【Adolphe(フランス)
コンスタンの小説。1816年刊。手記形式の自伝的心理小説。
アドルム【Adorm】
睡眠薬、シクロバルビタールのカルシウム塩の商標名。即効性がある。
アトレウス【Atreus(ギリシア)
ギリシア神話のミュケナイの王。弟が妻と通じたので、弟の子を殺しその肉を弟に食べさせた。のち甥(おい)に殺される。Atreus
アドレス【address】
①宛先(あてさき)の所在地。所番地。住所。宛名(あてな)。アド。
②コンピューターの主記憶装置の中の、データ1語または1バイトごとにつけられた番号。番地。
③ゴルフで、ボールを打つ前の姿勢。スタンスをとって構え、クラブのヘッドを地面につけた状態。ハザード内では、スタンスをとったとき。
アドレナリン【Adrenalin(ドイツ)
副腎(ふくじん)髄質ホルモン。白色結晶性の粉末。神経刺激の伝達物質で、強心作用がある。また、グリコーゲンをブドウ糖にかえ、インシュリンと拮抗(きっこう)して血液中の糖分を調節する。交感神経興奮剤。昇圧剤。日本薬局方ではエピネフリン。
アドレノクロム【adrenochrome】
アドレナリンの生体内での酸化によって得られる。赤色結晶。毛細血管の抵抗性を増大し止血作用をもつ。肺出血・脳出血・鼻血・痔(じ)出血のほか、手術前後の出血の予防と治療に用いる。
アトロピン【atropine】
ナス科植物にふくまれるアルカロイドの一種。天然に存在する‐ヒヨスチアミンのdl体。中枢神経や副交感神経を抑制する。胃酸の分泌抑制、瞳孔(どうこう)の散大などを起こす。dl‐ヒヨスチアミン。