*あな【穴・孔】
①《「坑」とも》物の表面のくぼんだ所。hole〈用例〉〜に落ちる。
②物の反対側までうつろにつきぬけた所。hole〈用例〉針の〜。
③欠点。短所。fault; flaw〈用例〉相手チームの〜。
④欠けたための空白。損失。欠損。loss; deficit〈用例〉仕事に〜をあける。借金の〜を埋める。
⑤けもののすみか。また、かくれが。hiding place〈用例〉〜に逃げこむ。
⑥競馬・競輪などで、番狂わせの勝負。〈用例〉大〜を当てる。
⑦釣りや遊びなどで、人に知られていないよい場所。〈用例〉〜場。
穴が有れば入り度い(あながあればはいりたい)
→穴にでも入り度い」と同意。
穴が埋まる(あながうまる)
①損失が補われる。make up a loss
②欠員が補充される。be supplied
③予定の入っていなかった時間帯が、ふさがる。また、抜けている場面・紙面・ページなどが補われる。fill a gap
穴にでも入り度い(あなにでもはいりたい)
ひどくはずかしい。穴が有れば入り度い。I wish I could sink through the floor.
穴の開く程(あなのあくほど)
《見るさまにいう》くいいるように。じっと。〈用例〉〜見つめる。
穴を開ける(あなをあける)
①欠損を生ずる。cause a loss
②お金を使いこむ。cause a loss
穴を穿つ(あなをうがつ)
見すごしがちな物事の裏面・矛盾・欠陥、あるいは人の欠点・癖・内情をあばいたり、指摘する。穴を掘る。穿ちを言う。
穴を埋める(あなをうめる)
①損失を補う。穴埋めをする。cover a deficit〈用例〉銀行から金を借りて、〜。
②必要な人員が欠けているときに、代理をする。substitute
③予定の入っていなかった時間帯や、抜けている場面・紙面・ページなどを、うまく充足する。fill in the gap
アナ
①「→アナウンサー」の略。
②「→アナーキスト」の略。
③「→アナーキズム」の略。
アナ【ANA】
《All Nippon Airwaysの略》→全日本空輸(株)
あな(感)
〈古語〉
喜んだり悲しんだりするとき思わず発する語。ああ。あら。〈用例〉〜たづたづし独(ひと)りさ寝(ぬ)れば(万葉・15・3626)。
あな‐あおさ【穴蓴】
緑藻類、アオサの一種。葉状の藻体に穴があいている。
アナーキー【anarchy】(名・形動)
①政治学で、統治や統制がなくなって政治的、社会的に混乱した無法な状態。無政府状態。
②混乱していること・さま。無秩序なこと・さま。
あなあき‐ぐも【穴明(き)雲】
穴のあいた雲。高積雲などの中を飛行機が飛ぶと、その刺激によって雲粒が蒸発して、穴があく。非常に珍しい現象。
アナーキスト【anarchist】
無政府主義者。国家や政府は社会にとって有害とみなし、人間どうしの信頼と連帯を基礎に自発的な社会形成をめざす思想家・運動家。プルードン・バクーニン・クロポトキンらがその代表。日本では幸徳秋水(こうとくしゅうすい)・大杉栄(おおすぎさかえ)など。
アナーキズム【anarchism】
無政府主義。あらゆる権力・国家を否定し、個人の自律性を基礎とした連帯を通じて自由な社会の樹立をめざす政治・社会思想。プルードン・バクーニン・クロポトキンらが唱えた。
あなあき‐せん【穴明(き)銭】
まん中に穴のあいた昔の貨幣。一文銭など。
アナーバ【'Annaba】
アルジェリア北東部、地中海に臨む港湾都市。鉄鉱石・コルク材・タバコなどの輸出港。化学・製鉄・タバコ工業が発達。人口22.3万(1987)。
アナール‐がくは【アナール学派】
(École des Annales(フランス))フランスの歴史学研究の一学派。1929年創刊の『社会経済史年報(アナール)』を拠点に活躍。ブロック・フェーブルらが中心で、社会・経済・文学を包含した総合的歴史学の達成をめざした。
あ‐ない【案内】
〈古語〉
《「あんない」の「ん」を表記しない形》
[一](名)
①古代、官庁が後日のために書き残した文書。〈用例〉今〜を検(かむがふ)るに(万葉・6・1009・左注)。
②文書の内容。物事の内情。〈用例〉〜も知らぬ人は(宇津保・楼上上)。
[二](名・サ変他)
①取り次ぎをたのむこと。〈用例〉人は今〜して聞こえむ(落窪・2)。
②客を招くこと。〈用例〉物せらるることもなきに、〜するもはばかり多かれど(大鏡・師尹)。
③問いただすこと。〈用例〉もらし奏し給ふことやありしと〜し給へど(源氏・薄雲)。
④知らせること。〈用例〉かつがつ〜伝へ聞こえさせ給ひける(源氏・若菜下)。
あな‐いち【穴一】
銭ぐらいの大きさの穴を地面に掘り、一定の距離から銭を投げ、穴に入れることを競う遊戯。江戸時代に流行。
あな‐いと【穴糸】
ボタン穴をかがるときに用いる糸。よりの強い太めの絹糸で、主として毛織物類に用いる。buttonhole twist thread
あな‐うさぎ【穴兎】
カイウサギ(イエウサギ)の原種。ノウサギに似るが四肢が短く、穴で生活。南ヨーロッパ・北アフリカに分布。Old World rabbit
あな‐うま【穴馬】
競馬で、人気がないのに上位に入り予想をくつがえした馬。また、事前にそれが予想される馬。穴。ダークホース。dark horse〈用例〉〜を当てる。
あな‐うめ【穴埋め】(名・サ変自他)
①穴を埋めること。to fill a hole
②損失をつぐなうこと。to cover a deficit
アナウンサー【announcer】
放送・告知する人。とくにラジオやテレビで、ニュースを読んだり番組の司会をしたり、実況を伝えたりする人。アナ。
アナウンス【announce】(名・サ変他)
スピーカーを通して、ニュース・情報などを多くの人に知らせること。
あな‐かがり【穴縢り】
ボタン・ひもなどを通すための穴の縁をかがること。裁(た)ち目のほつれどめと装飾をかねる。buttonhole stitch
あな‐かしこ【畏・惶・穴賢】(連語)
《「穴賢」は当て字。感動詞の「あな」に形容詞「かしこし」の語幹「かしこ」が付いたもの》
①ああ、おそれおおい。つつしむべきだ。
②女性が手紙の文末に付けて敬意を表す語。あらあらかしこ。あなかしく。かしこ。
あながち【強ち】
[一](副)《下に打ち消しをともなって》必ずしも。まんざら。not necessarily〈用例〉〜悪いとも言えない。
〈古語〉
[二](形動ナリ)むりやりなさま。極端なさま。〈用例〉〜に人目おどろくばかり思(おぼ)されしも(源氏・桐壺)。
あな‐かま(連語)
〈古語〉
《「あな」は感動詞。「かま」は形容詞「かまし」の語幹》ああ、やかましい。静かに。やかましいのを制する語。〈用例〉「〜」とまねき制すれども(枕・正月一日は)。
あなかま給え(あなかまたまえ)
さわがしい、静かにしなさい。
あな‐かんむり【穴冠】
漢字を組み立てる部分の名。「空・突」などの上にある「穴」。
アナクサゴラス【Anaxagorãs】
(BC500ごろ-BC428ごろ)古代ギリシアの哲学者。小アジア生まれ。万物は無数のスペルマタ(種子)の分離・結合によって生じるとし、その原動力にヌース(精神・理性)があると説いた。
アナクシマンドロス【Anaximandros】
(BC610ごろ-BC547ごろ)古代ギリシアのミレトス学派の哲学者。万物の始原はト‐アペイロン(無限なもの)であると説いた。Anaximander
アナクシメネス【Anaximenes】
(BC585-BC528ごろ)古代ギリシアの自然哲学者。アナクシマンドロスの弟子で、ミレトス学派の完成者。万物の始原を空気として宇宙論を展開した。
あな‐ぐま【穴熊】
イタチ科の肉食獣。タヌキに似る。体長約50cm、尾長約14cm。鋭い爪(つめ)で穴を掘って巣とし、11月から翌春まで冬眠。毛は硬く毛筆用。ユーラシア温帯部、日本では本州以南に分布。ササグマ。アナホリ。マミ。ミダヌキ。ムジナ。badger
あな‐ぐら【穴蔵・窖】
地下に穴を掘って造った、物のたくわえ場所。cellar
アナクレオン【Anakreōn】
(BC570ごろ-BC480ごろ)古代ギリシアの叙情詩人。酒・恋の詩をうたう。後世多くの「アナクレオン風詩歌(しいか)」が生まれた。
アナクロ
→アナクロニズム」の略。
アナクロニズム【anachronism】
時代おくれになった思想や態度を守っていること。時代錯誤(さくご)。時代おくれ。アナクロ。
あな‐ご【穴子】
アナゴ科の海水魚。体は円筒形で長く、全長約60cm。灰褐色で、腹側は淡い。夜行性で、昼間は海底の砂泥(さでい)や岩の間などにひそむ。幼生はヤナギの葉のような形の透明なレプトセファルス。食用。日本全土に分布。conger eel
アナコンダ【anaconda】
ボア科に属する世界最大のヘビの中の一種。全長9m以上に達するものもある。暗緑色の地に黒い円斑(はん)がある。半水生。無毒だが性質は荒く、水辺に来る獣などを捕食。卵胎生。南アメリカに分布。
あなじ【風】
冬の北西風。おもに西日本で用いられる呼称で、この風のときは海が荒れるという。あなぜ。
あな‐じゃくし【穴杓子】
調理器具の一つ。小さな穴がいくつもあいている玉じゃくし。汁気のあるものの中から、固形物をすくい出すときに用いる。skimmer
あな‐じゃこ【穴蛄】
浅海の砂泥(さでい)の底に穴を掘ってすむエビ形の動物。甲殻類で、ヤドカリに近縁。体長約10cm。釣りの餌(えさ)用。日本全土に分布。
アナスティグマート【anastigmat】
非点収差を補正して画面全体に鮮明な像を結ぶようにしたレンズ系。
あなずらわ・し【侮らわし】(形シク)
〈古語〉
《「あなずる」の形容詞化》
①うやまうに足りない。軽々しい。あなどられやすい。〈用例〉いとかくやつれたるに〜・しきにや(源氏・明石)。
②遠慮しないでよい。気がおけない。〈用例〉ただ右近をば、むつまじう〜・しき方にて(栄花・浦々の別)。
あなずり【侮り】
〈古語〉
軽んじること。あなどり。
あなず・る【侮る】(四他)
〈古語〉
あなどる。〈用例〉かの国の人にも少し〜・られて(源氏・若紫)。
あなぜ【風】
→あなじ(乾風)
アナセン【Andersen】
→アンデルセン
あなた【方】(代)
①あちら。かなた。there〈対義〉かなた・こなた・そなた。
②以前。まえから。before
*あなた【方】(代)
①相手の敬称。you〈対義〉わたし・わたくし。
②あのかた。〈参考〉「貴下・貴男・貴女」などとも書く。
あなた‐がた【方方】(代)
ふたり以上の相手をさす語。あなたたち。you
あなた‐こなた【方】
〈古語〉
[一](代)あちらこちら。〈用例〉〜に住む人の子の四つ五つなるは(枕・人ばへするもの)。
[二](副)以前にも、以後にも。〈用例〉〜物思ひとて心乱り給ふばかりの事あらじ(源氏・若菜下)。
あなた‐ざま【方様】
あちらのほう。
あなた‐まかせ【方任せ】
①他人にたよって任せること。なるままに任せること。depend on others
②真宗で、仏の力にすがること。他力本願。
あな‐つばめ【燕】
ツバメに似たアマツバメ科の鳥。翼長10cm内外。背面は黒褐色、腹面は灰褐色。南アジア・東南アジアに分布。海岸の洞窟(どうくつ)内に営巣。巣は海藻と羽毛を唾液(だえき)で固めたもので中国料理に使われる。caveswift
あな‐づり【穴釣(り)】
①ウナギのかくれている穴に、餌(えさ)を付けた仕掛けを差し入れて釣り上げること。sniggling
②湖などの氷に穴をあけ、その穴から魚を釣ること。ice fishing
アナトール‐フランス【Anatole France】
→フランス
あなど‐みかん【穴戸柑】
→イヨカンの別名。
あなどり【侮り】
あなどること。侮辱。contempt〈用例〉〜を受ける。
あな‐どり【穴鳥】
離島の地上に穴を掘って巣とするミズナギドリ科の海鳥。翼長約20cm。羽色は暗褐色。魚やイカが主食。太平洋・大西洋の暖帯地方に分布し、日本では小笠原(おがさわら)・沖縄などで繁殖。
アナトリア‐はんとう【アナトリア半島】
(Anatolia)小アジア半島の別称。
あなど・る【侮る】(五他)
相手を軽く見て、ばかにする。みくびる。けいべつする。look down on; despise
アナナス【ananas】
①観賞用に栽培されるパイナップル科の植物の総称。エクメア・ファシアタ・チランドシアなど種類が多い。熱帯アメリカ原産。
→パイナップルの別名。
あなに‐やし(感)
〈古語〉
ああ美しい。ああすばらしい。あなにえや。〈用例〉〜愛(え)男を(古事記・上)。
あな‐ば【穴場】
①あまり人に知られていない、いい場所。the best bet〈用例〉フナ釣りの〜。
②競馬・競輪場の、投票券売り場の俗称。betting office
あな‐ばち【穴蜂】
ジガバチ科のカリュウドバチの一群。地中に穴を掘ったり、竹筒などを利用して巣を作る。バッタなどを刺して麻痺(まひ)させて、巣に運び、それに卵を産みつける。種類は多いが、日本産は10種たらず。
アナフィラキシー【anaphylaxis】
アレルギー反応の一種。免疫学上の現象に基づく即時型の過敏反応。血圧低下による重度の全身反応をアナフィラキシー‐ショックという。
あなぶき【穴吹】
〈町〉徳島県北部、吉野(よしの)川中流域の町。製材がさかん。剣(つるぎ)山の登山口。人口8436(1994)。
アナプラズマ‐びょう【アナプラズマ病】
リケッチアによるウシの伝染病。発熱・黄疸(おうだん)などの症状を示す。家畜法定伝染病。anaplasmosis
あな‐ぼこ【穴ぼこ】
《俗語》あな。くぼみ。hole
あな‐ほり【穴掘り】
①穴を掘ること。digging a hole
②《「穴掘り大工」の略》のみで木材に穴を掘るだけの未熟な大工。bungling carpenter
→アナグマの異名。badger
アナポリス【Annapolis】
アメリカ北東部、メリーランド州の州都。チェサピーク湾に臨む都市で、歴史上有名な建築物が多い。アメリカ海軍兵学校所在地。人口3.3万(1990)。
あなみ‐これちか【幾】
(1887-1945)陸軍大将。第2次大戦終戦時の陸軍大臣。東京生まれ。ポツダム宣言受諾に反対。終戦の8月15日に自決。
あなみず【穴水】
〈町〉石川県北部、能登(のと)半島の七尾(ななお)湾に臨む町。漁業のほかスギ・アスナロの製材がさかん。人口1万3020(1994)。
アナムネーシス【anamnēsis(ギリシア)
《想起の意》プラトンの用語。魂が、身体と結合する前に知っていたイデアを思い出すというもので、真の知識に達する過程をいう。想起説。
アナモルフィック‐レンズ【anamorphic lens】
シネマスコープなどに用いる円柱状の補助レンズ。左右方向を2分の1に圧縮して撮影し、映写のさいは逆に伸展して映写。
あな‐や(感)
〈古語〉
強い驚き・感動を表す語。あれ。あら。〈用例〉鬼はや一口に食ひてけり。〜といひけれど(伊勢・6)。
アナライザー【analyzer】
①放送番組に対する視聴者の反応を調査・分析するための記録装置。
②教育機器の一つ。学習者の反応を整理・記録し、分析する装置。プログラムアナライザー。
あ・なり(連語)
〈古語〉
《動詞「あり」の連体形「ある」に、伝聞・推定の助動詞「なり」が付いた「あるなり」の音便形「あんなり」の「ん」を、表記しない形》あるということだ。あるそうだ。〈用例〉竜(たつ)の頸(くび)に五色にひかる玉〜(竹取)。
アナリスト【analyst】
①分析する人。分析家。
②精神分析医。
③証券関係の調査分析を行い、投資に有利な情報を提供する専門家。
あなりつ【那律】
《Anīruddha(梵)の音写》釈迦(しゃか)十大弟子の一人。釈迦のいとこ。模範的な修行ぶりで知られ、天眼(てんげん)第一と称せられた。アニルッダ。
アナルコ‐サンジカリスム【anarcho-syndicalisme(フランス)
無政府主義的な性格の労働組合主義。政党を否定し、労働組合・ゼネストを資本主義打倒の主要な闘争組織・手段として位置づける。20世紀初頭のフランス労働運動に強い影響を与えた。
アナログ【analog】
《相似物の意》数値を、温度・電圧・長さなどの連続する物理量を用いて表すこと。〈対義〉デジタル。
アナログ‐けいさんき【アナログ計算機】
情報量を、長さ・回転量・電圧などの連続する物理量の大きさに置きかえて演算を行うコンピューター。演算結果を図形表示できるので、迅速な近似計算に適している。analog computer〈対義〉デジタル計算機。
アナログ‐どけい【アナログ時計】
文字盤の数字を針で示して時刻を表示する時計。analog clock〈対義〉デジタル時計。
アナロジー【analogy】
①似ている点から他をおしはかること。類推。
②論理学で、2つの事例が多くの共通点をもつことから、他の属性についても同じだと推論すること。
アナワク‐こうげん【アナワク高原】
(Anáhuac)メキシコ中部、東・西シエラマドレ山脈の間の高原。標高2400m。同国の農工業の中心地。
あなん【阿難】
→阿難陀(あなんだ)」の略。
あなん【阿南】
〈市〉徳島県東部、那賀(なか)川下流の市。稲作や養殖漁業がさかん。製紙のほか諸工場が進出。人口5万8776(1994)。
あなん【阿南】
〈町〉長野県南部、天竜川に沿う町。林産物が主体。民俗芸能「新野(にいの)の雪祭り」で知られる。人口6669(1994)。
あなんだ【阿難陀】
《Ānanda(梵)の音写》釈迦(しゃか)の十大弟子の一人。釈迦のいとこ。釈迦の侍者として仕え、仏弟子中で釈迦の教説を最も多く記憶していたため多聞第一と称される。阿難。アーナンダ。
*あに【兄】
〈対義〉弟。
①同じ親から生まれた年上の男子。実兄。elder brother
②妻・夫の兄。姉の夫。義兄。elder brother-in-law
③親しい男性を呼ぶ語。〈用例〉〜さん。
あに【仁】
〈町〉秋田県北部、阿仁川上流の町。農林業が中心。江戸時代藩直営銅山となった阿仁鉱山は昭和45年(1970)閉山。人口4995(1994)。
あに【豈】(副)
〈文語的〉
《反語の助詞「や」をともなって》どうして。なんで。
豈図らんや(あにはからんや)
どうしてそんなことを予測しようか。思いがけず。意外にも。〈用例〉〜、第1戦で敗退した。
あに‐い【兄い】
《俗語》
①兄貴。
②勇みはだの若者。〈用例〉すし屋の〜。
アニード【Isabel Maria Luisa Anido】
(1907-)アルゼンチンの世界的女流ギター奏者。作曲・編曲も行う。
アニーよじゅうをとれ【アニーよ銃をとれ】
《原題Annie Get Your Gun》アメリカのミュージカル。女性名射手アニー=オークリーの実話からバーリンが作詞・作曲。1946年初演。50年映画化。
あに‐うえ【兄上】
兄をいう敬語。
あに‐き【兄貴】
①兄の敬称、または愛称。elder brother
②若い衆や、やくざ仲間で、兄として立てる人。兄い。兄貴分。one's senior
あに‐こうざん【仁鉱山】
秋田県北部、阿仁町の鉱山。安土(あづち)桃山時代には金・銀山、江戸前期以降は銅山として重要。昭和45年(1970)閉山。
アニサキス【anisakis】
海生動物の寄生虫の一群。センチュウの仲間で、人体に寄生する回虫に近い。中間宿主は魚類。おもにクジラの胃や腎臓(じんぞう)などに寄生する。
アニサキス‐しょう【アニサキス症】
クジラなどの寄生虫アニサキスの幼虫がサケ・サバ・スルメイカなどを介して人間の胃・腸壁にくいこみ、急性の腹痛、胃潰瘍(かいよう)に似た症状を起こす病気。anisakiasis
あにじゃ‐ひと【兄者人】
〈古語〉
《兄である人、の意。「者」は当て字》兄を敬って呼んだ語。兄上。兄様。
アニス【anis】
セリ科の一年草。温帯地方で栽培。夏に白色の小花が咲く。果実は褐色。薬用・香辛料。地中海・メキシコなどに分布。
アニゼット【anisette(フランス)
アニスの種子で風味をつけたリキュール。水で割って食前酒として用いる。アルコール分25〜50%。
あに‐でし【兄弟子】
同じ師・親方に、先に教えをうけた者。senior fellow apprentice〈対義〉弟弟子。
アニマ【anima(ラテン)
《息(いき)の意》
①古代哲学における、生命や思考の原理とされたもの。霊魂。精神。
②ユングの説で、男性の内にある、抑圧された女性的要素。〈対義〉アニムス。
アニマリズム【animalism】
文芸で、人間を単なる動物として考え、獣欲描写を重視する立場。野獣主義。
アニマル【animal】
→動物
アニミズム【animism】
動植物など、自然界のすべてのものに霊魂や精霊があると信ずること。精霊崇拝。
アニムス【animus(ラテン)
ユングの説で、女性の内にある、抑圧された男性的要素。〈対義〉アニマ。
アニメーション【animation】
絵や人形などを少しずつ動かして1こまずつ撮影し、映写すると、絵や人形が、動いているように見える映画技術。また、その作品。動画。アニメ。
あに‐よめ【兄嫁・嫂】
兄の妻。elder sister-in-law
アニリン【aniline】
芳香族アミンの一つ。化学式C6H5NH2 沸点184.5℃の無色の液体であるが、空気中で酸化され赤褐色になる。塩基性を示す。染料・医薬品などの原料、溶媒などに利用。
アニリン‐せんりょう【アニリン染料】
①アニリンからつくられる染料。aniline dye
②《最初の合成染料モーブの原料がアニリンであったことから》合成染料の総称。
アニリン‐ブラック【aniline black】
アニリンを酸化し、縮合させた合成染料。日光や洗濯に強く、木綿などの染色に利用。代表的な酸化染料。