- アヌイ【Jean-Marie-Lucien-Pierre Anouilh】
- (1910-87)フランスの劇作家。人間性とその条件を追求し続ける。戦後演劇の旗手。戯曲『芝居の稽古(けいこ)』『ひばり』『ベケット』など。
- アヌス【ānus(ラテン)】
- →肛門(こうもん)。anus
- アヌビス【Anubis】
- エジプト神話の死の神。山犬の頭をもつ、墓地とミイラづくりの神。死者の心臓を秤(はかり)にかけ、生前の行為を審判。
- *あね【姉】
- 〈対義〉妹。
- ①同じ親から生まれた、年上の女子。実姉(じっし)。elder sister
- ②妻・夫の姉。兄の妻。義姉。elder sister-in-law
- ③親しい女性を呼ぶ語。〈用例〉〜さん。
- あね‐かとく【姉家督】
- 長子相続の一方式。下に男子がいても、長女が婿養子をとって家督を継ぐこと。または、その長女。労働力確保が目的で、東北地方の農漁村に多くみられた。
- あね‐がわ【姉川】
- 滋賀県北東部の川。長さ37km。伊吹(いぶき)山地に発し、琵琶(びわ)湖に注ぐ。下流部は稲作地帯。織田(おだ)・徳川(とくがわ)氏と浅井・朝倉氏の、姉川の戦いで知られる。
- あねがわ‐の‐たたかい【姉川の戦い】
- 織田信長(おだのぶなが)・徳川家康(とくがわいえやす)の連合軍と、浅井長政(あさいながまさ)・朝倉義景(あさくらよしかげ)の連合軍の戦い。元亀(げんき)元年(1570)両軍は近江(おうみ)の姉川流域で戦い、織田・徳川軍が勝利。
- アネクドート【anecdote】
- こぼれ話。逸話(いつわ)。小話。
- アネクメーネ【Anökumene(ドイツ)】
- 人間の居住していない地域。極地方・砂漠・高山など居住条件の極端に悪い地方。〈対義〉エクメーネ。
- あね‐ご【姉御・▼姐御】
- ①姉の敬称、または愛称。elder sister
- ②親分・兄貴分の妻。または女親分。boss's wife
- あねご‐はだ【▼姐御肌】
- 女性が女親分としての資性を備えている感じであること。面倒見がよく、度胸があり、物事をてきぱきと処理するなど。
- あねさき‐まさはる【姉崎正▽治】
- (1873-1949)宗教学者。東大教授。京都府生まれ。号は嘲風(ちょうふう)。日本における宗教学研究の道を開いた。著書『宗教学概論』など。
- あね‐さま【姉様】
- ①姉の敬称、または愛称。elder sister
- ②若い女性の尊称。
- ③「→姉様人形」の略。
- あねさま‐にんぎょう【姉様人形】
- 縮緬(ちりめん)紙で作った髷(まげ)と、千代紙などで作った衣装を着けた紙人形。あねさま。
- あねさん‐かぶり【姉さん▽被り】
- 手ぬぐいのかぶり方。手ぬぐいを額から後ろへまわし、左右に角をたてて合わせた端を上へ折りあげる。婦人が掃除をするときなどの、ほこりよけのためのかぶり方。ねえさんかぶり。
- あねさん‐にょうぼう【姉さん女房】
- 夫より年上の妻。姉女房。
- アネストいわた【アネスト岩田(株)】
- 機械。塗装機械製造会社。昭和23年(1948)設立。旧社名は岩田塗装機工業。本社は神奈川県横浜市港北区新吉田町。
- アネックス【annex】
- ①建築物で、母屋の機能を補足するための建物。別館。離れ。
- ②付録。付属文書。
- あ‐ねったい【亜熱帯】
- 熱帯と温帯の中間、緯度25〜30度ぐらいの気候帯。月平均気温20℃以上が4〜11か月、20℃以下が1〜8か月の範囲。一般に乾燥地帯が多いが、冬季に雨が降る地域もある。北アフリカ・中国南部・北アメリカ南部・オーストラリア中部など。subtropical zone
- あねったい‐きこう【亜熱帯気候】
- 亜熱帯地域に特有の温暖な気候。亜熱帯高気圧におおわれるので、大気が安定で雨が少ない。草原や砂漠などの乾燥気候に属するところが多いが、大陸の東側では、季節風や熱帯低気圧の影響で夏に雨が多い。subtropical climate
- あねったい‐こうきあつ【亜熱帯高気圧】
- 緯度20〜35度に存在し、夏は勢力が強く、冬は弱まる高気圧。subtropical anticyclone
- あねったい‐ジェットきりゅう【亜熱帯ジェット気流】
- 緯度30度近辺の上空約1万m付近に中心をもつ、強い西風。日本の梅雨と関係が深い。subtropical jet stream
- あねったい‐たうりん【亜熱帯多雨林】
- 亜熱帯の、雨量の多い地域に発達する常緑の森林。照葉樹林に比べ大形の葉が優占し、つる植物・着生植物が多い。亜熱帯降雨林。subtropical rain forest
- あね‐にょうぼう【姉女房】
- 夫より年上の妻。年上妻。姉さん女房。
- あねは‐づる【姉羽▼鶴】
- 淡青灰色の小形のツル科の鳥。翼長約50cm。顔・のど・首は黒く、目の後ろに、白いふさ状の飾り羽がある。ヨーロッパ東南部からシベリア南部にかけて繁殖し、アフリカ・インドなどで越冬。日本へは、迷鳥としてまれに渡来。demoiselle crane
- あね‐むこ【姉婿】
- 姉の夫。brother-in-law
- アネモネ【Anemone(ラテン)】
- キンポウゲ科の多年草。耐冬性の球根植物。高さ約30cm。葉は羽状複葉。春先に、赤・白・紫・青などの花が咲き、八重咲きもある。花は、萼(がく)が花冠のように見える。観賞用。南ヨーロッパ原産。
- アネロイド‐きあつけい【アネロイド気圧計】
- 力による金属の変形を利用した気圧計。内部を真空にした金属容器の、気圧変化による変形を拡大して、気圧を指示する。aneroid barometer
- アネロビクス【anaerobics】
- ふつうにとり入れた酸素量では不足が起こるぐらいに高強度の身体運動。短い時間内に行い、瞬発力を必要とする、短距離走・重量挙げなどの運動が代表的。無酸素的運動。〈比較〉エアロビクス。
- *あ‐の【▽彼の】(連体)
- ①話し手・聞き手のどちらからも遠い物事をさして言う語。that〈比較〉彼(あ)。〈対義〉この・その・かの。〈用例〉〜方。〜山の向こう。
- ②相手も知っている共通の話題についていう語。例の。くだんの。that〈用例〉〜話。〜ころ。
- 彼の声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 《榎本其角(えのもときかく)の句。ホトトギスは、その声の哀れさから優しい鳥かと思っていたが、トカゲを食うとは驚いた、の意》人の、かわいらしい、また、優しげであるなどの見かけによらず、隠された内心の荒く、激しいことのたとえ。
- あの(感)
- 人に呼びかけるときの語。また、話の始めや途中でのためらいによる、また、聞き手の注意をひくための語。あのう。
- アノア【anoa】
- 小形のスイギュウ。肩高約1m。セレベス島に分布。
- アノイリン【aneurine】
- ビタミンB1の別名。
- あのう【▽安濃】
- 〈町〉三重県、津市北西隣の町。稲作と近郊農業が主産業。宅地化が進む。人口1万0700(1994)。
- あのう【▽賀▽名▽生】
- 奈良県南西部、西吉野(にしよしの)村にある地名。南北朝時代、南朝の後村上(ごむらかみ)天皇が、難を避けて行宮(あんぐう)を設けた地。観梅の名所。
- アノード【anode】
- 《ギリシア語で、上への道、の意》電子が流れ込む側の電極。または陰イオンが引きつけられる方の電極。電池の陰極、電解では、陽極にあたる。〈対義〉カソード。
- アノーヤター【Anawrahta】
- (1014-77)ビルマ人最初の統一王朝パガン朝の創建者(在位(1044-77))。ほぼ現在のミャンマーの大半を統一。モン文化と小乗仏教を採用し、多くの仏塔・寺院を建立。
- あの‐かた【▽彼の方】(代)
- 「あの人」の敬語。that person〈対義〉このかた・そのかた。
- あのくたら‐さんみゃく‐さんぼだい【▼阿▼耨多羅三▼藐三▼菩▽提】
- 《仏教語。anuttara-saṃyak-sambodhi(梵)の音写で、無上正遍知と訳す》仏の、最高で完全な悟りの境地。無上正覚(むじょうしょうがく)。無上正等(しょうとう)正覚。正等覚。
- あの‐くらい【▽彼の位】(名・副)
- ①物事の程度が軽いことを表す。あの程度。that much〈用例〉〜の病気ならすぐ治る。
- ②物事の程度がはなはだしいことを表す。あれほど。so much〈用例〉〜念入りに作れば、壊れないだろう。
- あのつ【▽安▽濃津】
- 三重県津市の古称。伊勢(いせ)湾の海港で、福岡の博多津(はかたつ)、鹿児島の坊津(ぼうのつ)とともに歴史的な三津の一つ。
- あのて‐このて【▽彼の手▼此の手】(連語)
- あちらがだめならこちらといったぐあいに、いろいろな方法で目的を達しようとすること。this way or that way
- あの‐へん【▽彼の辺】
- 適当な場所や時間・程度をさす。あのあたり。around there〈用例〉〜を散歩しよう。〜でやめておけばよかった。
- アノマテカ【Anomatheca】
- アヤメ科の秋植え球根草。秋に剣状の葉が出て、5月に、花径1cmほどの花を数個つける。花色は朱赤・白・桃色など。鉢植え用。南アフリカ原産。ラペイルージアの旧称。ヒメヒオウギ。
- アノミー【anomie(フランス)】
- 社会病理学の基本概念の一つ。社会的規範の動揺・崩壊から生じる個人の行動・欲求の無規制状態。ノイローゼ・非行・犯罪・自殺などの形をとる。フランスの社会学者デュルケームが定式化。
- あの‐よ【▽彼の世】
- 《仏教語》死後に行くという世界。来世(らいせ)。the other world; the next world〈対義〉この世。
- 彼の世千日此の世一日(あのよせんにち、このよいちにち)
- 死後の千日の楽しみより、現世の1日の楽しみのほうがよいということ。
- アノラック【anorak】
- ①イヌイットが使う、毛皮製の、フードつき防寒具。
- ②防水加工したナイロン製などの、①に似た形の上着。登山・スキー・釣りなどをする際に着用。ヤッケ。
- アノン【Charles Louis Hanon】
- (1819-1900)フランスのピアノ・オルガン奏者、音楽教育家。ピアノの基礎練習の教則本の著者として有名。
- あば【▼阿波】
- 〈村〉岡山県北部の、鳥取県に接する村。スギ・ヒノキなどの林業がさかん。人口773(1994)。
- アバークロンビー【Ralph Abercromby】
- (1842-97)イギリスの気象学者。病弱で、保養のため世界各地を船で旅行、気象の観測を行う。等圧線を7つの基本型に分類、また雲形の分類も行う。著書『天気』。
- アパート
- 《apartment house(米)から》1棟の建物の内部が、複数の住戸に仕切られた賃貸の共同住宅。
- アバール‐じん【アバール人】
- 5〜9世紀の中央アジア・東ヨーロッパに栄えた、モンゴル系の遊牧民族。Avar
- アバウト【about】(形動)
- 大ざっぱなさま。いいかげんなさま。〈用例〉〜な話。
- アハガール‐さんち【アハガール山地】
- (Ahaggar)アルジェリア南東部、サハラ砂漠中央部の高原地帯の総称。標高1000mの岩石砂漠地帯。
- あばき‐た・てる【暴き立てる】(下一他)
- 他人の欠点や秘密などを、次々と暴露する。uncover
- あば・く【暴く・▽発く】(五他)
- ①埋めたものを掘り出す。dig; open〈用例〉墓を〜。
- ②人の欠点や秘密を明るみに出す。すっぱぬく。expose; disclose〈用例〉過去を〜。
- アバクーム【Petrovich Avvakum】
- (1620ごろ-82)ロシア国家教会分離派の指導者・司祭長。『自伝』はロシア最初の、口語による古典。
- アパシー【apathy】
- 《苦痛を感じない、の意のapátheia(ギリシア)から》無感動・無関心で冷淡なこと。とくに、政治に対して無関心なこと。
- あばしり【▽網走】
- 〈市〉北海道北東部のオホーツク海に臨む市。サケ・スケトウダラ漁の基地。天都(てんと)山・能取(のとろ)などの原生花園・モヨロ貝塚などが有名。人口4万2796(1994)。
- あばしり‐こくていこうえん【▽網走国定公園】
- オホーツク海に面する最北端の国定公園。サロマ・能取(のとろ)・網走・濤沸(とうふつ)などと、その周辺の原生花園からなる。昭和33年(1958)指定。
- あば‐ずれ【▼阿婆擦れ】
- 《「阿婆」は当て字》世間ずれがして、ずうずうしく、品行の悪いこと。とくに、そのような女。real bitch
- あばた【▽痘▼痕】
- 《arbuda(梵)の音写で、泡・腫(は)れ物の意》疱瘡(ほうそう)のなおったあとに、顔に残るくぼみ。また、それに似た形状のもの。pock-mark
- 痘痕も靨(あばたもえくぼ)
- 愛していると、相手の短所まで長所に見えること。Love is blind.
- アバダン【Abādān】
- イラン南西部、シャッタルアラブ川河口より50km上流の、アバダン島にある工業都市。石油の精製・輸出の大基地。人口29.6万(1976)。
- アパッショナータ‐ソナタ【Sonata appassionata】
- ベートーベン作曲のピアノ‐ソナタ、ヘ短調、作品57の通称。1805年完成。曲のもつ性格から『熱情』と呼ばれる。
- アパッチ【Apache】
- 北米インディアンの一種族。20世紀初頭まで白人の侵入で居住地を奪われ、現在はアリゾナ州・ニューメキシコ州などに居住。アサパスカン系言語を話す。
- アパテイア【apatheia(ギリシア)】
- 《パトスがない、の意》感情に動かされない、平静不動の安らかな心境。ストア哲学の理想で、外界の影響を受けつけず、情念に支配されない状態。apathy
- アバディーン【Aberdeen】
- イギリス北東岸の港湾都市。ディー川とドン川の河口地帯にある。グランピアン県の県都。花崗(かこう)岩の上にあるので「みかげ石の町」と呼ばれる。人口20.5万(1991)。
- アバディーン‐アンガス‐しゅ【アバディーン-アンガス種】
- スコットランド原産の肉用牛。毛色は黒く、角はない。早熟早肥で、皮下脂肪が厚い。Aberdeen Angus
- アバド【Claudio Abbado】
- (1933-)イタリアの指揮者。1971年ウィーン‐フィルハーモニー管弦楽団初の首席指揮者に就任。明るい音色と的確な表現が特徴。
- あはは(感)
- おかしさ・愉快さのあまり、口を大きく開けて笑う声。har har
- あば‐よ(感)
- 人と別れるときにいう語。ぞんざいな言い方。
- あばら【▼肋】
- 胸部をかこむ骨組み。あばら骨。ろっこつ。ribs
- あばら【▽荒ら】
- [一]{古語}(形動ナリ)
- ①あれ果てて、すきまが多いさま。〈用例〉うち泣きて、〜なる板敷に月のかたぶくまでふせりて(伊勢・4)。
- ②人などがまばらなさま。〈用例〉心はたけく思へども、後ろ〜になりければ(平家・7・篠原合戦)。
- [二](名)「→あばら屋」の略。
- アパラチア‐さんみゃく【アパラチア山脈】
- (Appalachian Mountains)北アメリカ東部を北東から南西に走る老年期の山地。石油・石炭などの地下資源に富む。最高峰ミッチェル山は標高2037m。アメリカ開拓初期の自然的障害となった。
- アパラチア‐ぞうざんうんどう【アパラチア造山運動】
- 古生代末(石炭紀〜二畳紀)に北アメリカ東部のアパラチア山脈を形成した造山運動。著しい褶曲(しゅうきょく)や多くの断層をともなう。Appalachian revolution
- アパラチア‐たんでん【アパラチア炭田】
- (Appalachian Coal Fields)アメリカ、アパラチア山脈西部に広がる炭田の総称。中心は同国最大のペンシルベニア炭田。
- あばら‐や【▽荒屋】
- ①そまつな、あれた家。tumbledown house
- ②自分の家をけんそんしていう語。
- あば・る【▽荒る】(下二自)
- 〈古語〉
- 荒れはてる。荒れすたれる。〈用例〉むかひたる廊の、うへもなく〜・れたれば(源氏・末摘花)。
- アパルトヘイト【apartheid(アフリカーンス)】
- 《分離・隔離、の意》南アフリカ共和国の白人政権が法律で定めていた有色人種、とくに黒人に対する隔離・差別政策。1980年代末から関連法の廃棄が進められ91年に全廃、93年には黒人の参政権も認められる。人種隔離政策。
- アパルトマン【appartement(フランス)】
- アパート。共同住宅。
- あばれ‐うま【暴れ馬】
- あばれ狂う馬。気性が激しくてあばれやすい馬。spirited horse
- あば・れる【暴れる】(下一自)
- ①暴力をふるって騒ぎたてる。act violently〈用例〉酔って〜。
- ②いさましく行動する。大活躍する。act bravely〈用例〉試合で大いに〜。
- アパレル【apparel】
- ①衣服。服装。装い。
- ②既製服。〈用例〉〜メーカー。
- アパレル‐さんぎょう【アパレル産業】
- 既製服業とそれに関連する産業の総称。apparel business
- あばれん‐ぼう【暴れん坊】
- ①行動が乱暴な人。rowdy
- ②思想・言動などが過激な人。radical
- アバン‐ギャルド【avant-garde(フランス)】
- 《軍隊用語で、前衛の意》
- ①前衛派・前衛芸術。既成の観念や流派を否定・破壊し、新しい芸術を模索する、最も革新的な芸術の総称。
- ②第1次大戦前後からヨーロッパで起こった芸術運動。とくにシュールレアリスムと抽象芸術を総括していうことが多い。
- アバン‐ゲール【avant-guerre(フランス)】
- 《戦前の意》
- ①第1次大戦前の、芸術上の諸傾向。
- ②《転じて》第2次大戦を境として、それ以前の思想・道徳・生活態度などによろうとする傾向・その人々。戦前派。〈対義〉アプレゲール。
- アバンチュール【aventure(フランス)】
- 《もと、意外なできごと・冒険の意》男女の火遊び。情事。
- あび【▼阿比】
- アビ科の海鳥の総称。およびその一種で、翼長約30cmの鳥。夏季に北極付近で繁殖し、冬季に日本などへ渡る。潜水してイカナゴなどの小魚を捕食。魚群の発見や、広島県下の瀬戸内海に古くから伝わる鳥持ち網代(あじろ)漁法に利用。
- アピア【Apia】
- 西サモアの首都。太平洋中南部、ポリネシアのウポル島の北岸にある港湾都市。ドイツ植民地当時より首都。イギリスの作家スティーブンソンの墓がある。人口3.3万(1991)。
- アピール【appeal】(名・サ変自他)
- =アッピール。
- ①世論・人々の心などに訴えること。また世論を起こす運動。〈用例〉平和を〜する。
- ②人の興味をひきつけること。〈用例〉若い女性に〜する。
- ③訴える力があること。魅力。〈用例〉セックス〜。
- あび‐きょうかん【▼阿鼻叫喚】
- ①《仏教語》阿鼻地獄(無間地獄)と叫喚地獄。
- ②大ぜいの人が、むごたらしいめにあって、苦しみさけぶこと。
- あびこ【▼阿▼毘古・▼阿▼弭古・▽我▽孫】
- 古代の姓(かばね)の一つ。広く地名として残る。
- あびこ【▽我▽孫子】
- 〈市〉千葉県北西部の市。旧宿場町。近郊農業がさかん。東京の衛星都市化が進む。人口12万3263(1994)。
- あ‐ひさん【亜▼砒酸】
- ①三酸化二砒素を水に溶かしたとき、溶液中に存在する酸。弱酸。溶液は毒性が強い。arsenious acid
- ②《俗に》→酸化砒素。
- あひさん‐えん【亜▼砒酸塩】
- 三酸化二砒素と塩基とから生じる塩。一般式MAsO2で表されるメタ亜砒酸塩がもっともよく知られている。一般に毒性が強い。医薬・殺虫剤・農薬に利用。arsenite
- あび‐じごく【▼阿鼻地獄】
- 《「阿鼻」はavīci(梵)の音写。無間(むけん)と訳される》→無間地獄の別称。
- アビシニア‐こうげん【アビシニア高原】
- (Abyssinian Highlands)エチオピアの大部分を占める高原。標高2000〜3000m。地溝帯により東西に2分される。
- アビシニアン【Abyssinian】
- イエネコの一品種。体形は細長く、顔は三角形で、目はアーモンド形。毛色は黄褐色。古くからエジプト地方で飼われてきた。
- アビジャン【Abidjan】
- 西アフリカ、コートジボアールの旧首都。大西洋に臨む港湾都市。コーヒー・カカオ・木材などを輸出。人口253.4万(1986)。
- あびせ‐か・ける【浴びせ掛ける】(下一他)
- ①水などを、はげしく上からそそぎかける。pour over
- ②非難のことばや質問を、はげしい調子で相手に投げかける。abuse
- あびせ‐たおし【浴びせ倒し】
- 相撲の決まり手の一つ。上からのしかかって相手を倒す技。
- あび・せる【浴びせる】(下一他)
- ①湯や水など液体を大量にはげしくそそぎかける。ふりかける。pour on〈用例〉冷水を〜。
- ②相手に対して集中的に激しくことばをぶつける。pour over〈用例〉記者が首相に質問を〜。非難を〜。
- ③集中的にぶつける。攻撃する。〈用例〉集中砲火を〜。一太刀〜。
- アビセンナ【Avicenna】
- (980-1037)→イブン=シーナのラテン名。
- アビタシオン【habitation(フランス)】
- 住宅。住居。日本では、民間のアパート式賃貸・分譲住宅をさすことが多い。
- あびだつま【▼阿▼毘達磨】
- 《Abhidharma(梵)の音写で、法に関する研究、の意。大法・無比法・対法・論と訳す》仏教の三蔵(さんぞう)の一つ『論書』。『阿含(あごん)経』の教理を、さまざまな観点から分類整理し、個々について定義・解釈をしている。アビダルマ。
- アピトン【apitong】
- フタバガキ属の樹木の材。ラワンより重く、硬いので、枕木(まくらぎ)・車両などに使用。
- アビニョン【Avignon】
- フランス南東部、ローヌ川下流の商工業都市。「アビニョンの橋」のサンベネゼ橋が有名。人口8.9万(1990)。アヴィニョン。
- アビニョンのはしのうえで【アビニョンの橋の上で】
- 《原題Sur le pont d'Avignon(フランス)》軽快な舞曲風のフランス民謡。日本でも古くから親しまれる。
- アビニョン‐の‐ゆうしゅう【アビニョンの幽囚】
- 1309〜77年、ローマ教皇庁が南フランスのアビニョンに移された事件。教皇権がフランス王権に屈伏したことをユダヤ人のバビロン捕囚に擬して、教皇のバビロン捕囚ともいう。Avignon papacy
- アビリティー【ability】
- 能力。手腕。力量。
- アビリンピック
- 《和製語。abilityとOlympicの合成語》身体障害者が、製図や旋盤などの技能を競う大会。昭和47年(1972)、日本で初めて開催され、世界各国に普及。同56年(1981)初の世界大会が日本で開かれた。
- あひる【▽家▼鴨・▼鶩】
- カモ科の家禽(かきん)。マガモを飼いならしたもの。卵肉兼用のペキン種は、体重3.5〜4kg。孵化(ふか)後200〜220日で産卵。卵用種で年間約300個産む。卵を加工した中国料理のピータンは有名。アヒロ。ダック。duck
- 家鴨が文庫を背負うた様(あひるがぶんこをしょうたよう)
- 背が低く尻(しり)の大きい、歩く姿がぶかっこうな女の形容。
- 家鴨の火事見舞(あひるのかじみまい)
- 背の低い女が、大きな尻(しり)を振りながら急いで歩くさまをあざけっていう。
- 家鴨の脚絆(あひるのきゃはん)
- 短いものをたとえた語。
- 家鴨の行列(あひるのぎょうれつ)
- 子どもなどが、わいわいがやがや言いながら、並んで通って行くことの形容。
- *あ・びる【浴びる】(上一他)
- ①水や湯などを、自分にそそぎかける。液体を大量に体全体にかぶる。pour over oneself〈用例〉水を〜。
- ②多くのことばや視線などをはげしく受ける。be exposed to〈用例〉非難を〜。喝采(かっさい)を〜。
- ③光・ほこり・煙などを集中的に受ける。〈用例〉ライトを〜。
- 浴びる程飲む(あびるほどのむ)
- 酒を、思いっきり多く飲む。鯨飲(げいいん)する。drink like a fish
- アヒンサー【ahiṃsā(梵)】
- 《不殺生(ふせっしょう)、の意》あらゆる生きものを殺したり傷つけたりしてはいけないということ。ジャイナ教や仏教など、インドの宗教のもっとも基本的な思想。インド独立の父とされるガンジーは「非暴力」の意味でこれを用いた。