アホ【Juhani Aho】
(1861-1921)フィンランドの近代文学開花期の代表的小説家。自然主義から出発して新ロマン主義に移る。作品『牧師の妻』など。
アポイントメント【appointment】
人と会ったり会合をもったりする約束。アポイント。アポ。
あ‐ほう【呆・房】(名・形動)
《ともに当て字》愚かなこと・人・さま。ばか。たわけ。あほ。人をののしって言うこともある。fool
阿呆が酢に酔った様(あほうがすによったよう)
しまりがないさま。だらしないさま。
阿呆に付ける薬無し(あほうにつけるくすりなし)
愚か者を直す方法はない。There's no medicine for curing a fool.
阿呆の足元使い(あほうのあしもとづかい)
愚か者は、足元にある物を取るのにも人をつかう。自分でできることにも、いちいち人の手を借りるような愚かさを言う。
阿呆の三杯汁(あほうのさんばいじる)
汁を3杯もおかわりするのは、作法知らずである。大食いする人を、あざけって言う語。阿呆の大飯(おおめし)
阿呆の鼻毛で蜻蛉を繋ぐ(あほうのはなげでとんぼをつなぐ)
《だらしなく鼻毛をのばしている、の意》この上もなく愚かなことに言う。
阿呆の話食い(あほうのはなしぐい)
愚かな人間は、人から聞いたことをすぐに実行しようとする。
阿呆の一つ覚え(あほうのひとつおぼえ)
→馬鹿(ばか)の一つ覚え」と同意。
阿呆を尽くす(あほうをつくす)
度のすぎたふざけ方をする。愚かな行為にふける。
あぼう‐きゅう【阿房宮】
中国、秦(しん)の始皇帝が国都咸陽(かんよう)の郊外に建てた宮殿。未完のうちに項羽により焼亡。東西800m、南北150m、1万人収容の規模という。遺跡は西安市西方の阿房村にある。
あほうげた‐たたく【叩く】(連語)
《「あほう」の「ほう」と、「頬桁(ほおげた)」の「ほお」とをかけたことば》ばかなことを言う。
あぼう‐とうげ【安房峠】
長野・岐阜両県の県境、乗鞍(のりくら)岳北方にある峠。標高1812m。信州と飛騨(ひだ)を結ぶ重要交通路。
あほう‐どり【翁】
アホウドリ科の大形の海鳥。翼を広げると2mを超える。翼の一部と尾が黒いほかは白色。乱獲などで激減し、現在は鳥島に100羽ほど生息するのみ。特別天然記念物。国際保護鳥に指定。シンテンオウ。アルバトロス。albatross
アボカド【avocado】
クスノキ科の常緑高木。北米・中米で栽培される。熱帯果樹。果皮は濃緑または黒紫色でつやがある。果肉は脂肪とたんぱく質が多く栄養豊富。ワニナシ。
アボガドロ【Amedeo Avogadro】
(1776-1856)イタリアの科学者。1811年にアボガドロの法則を発表し、分子の概念を提唱した。
アボガドロ‐すう【アボガドロ数】
1モル中に含まれる、分子・原子・イオンなどの粒子数。NまたはNAで表し、その値は6.02×1023である。Avogadro's number
アボガドロ‐の‐ほうそく【アボガドロの法則】
同温度・同圧力のもとで同体積の気体はすべて同数の分子を含むという法則。1811年アボガドロが仮説として提唱、のちに気体分子運動論の立場から実証された。Avogadro's law
あほ‐くさ・い【呆臭い】(形)
ばからしくて、いやだ。あほらしい。あほうくさい。〈派生〉あほくささ(名)
アポクリファ【Apocrypha】
→がいてん(外典)
アポクリン‐せん【アポクリン腺】
汗腺の一つ。腋窩(えきか)・肛門(こうもん)・陰嚢(いんのう)に多い。分泌物は特有の臭気を放つ。思春期に発達し、わきがの原因となる。大汗腺。apocrine gland
アポ‐こうそ【アポ酵素】
複合たんぱく質からなる酵素のうち、低分子成分が分離された活性基以外のたんぱく質部分。apoenzyme
アポ‐さん【アポ山】
(Mount Apo)フィリピン、ミンダナオ島南東部の活火山。標高2954m。同国の最高峰。熱帯性の広葉樹の森林でおおわれ、サルクイワシの生息地として知られる。付近一帯は国立公園。
ア‐ポステリオリ【a posteriori(ラテン)】(名・形動)
《より後なるものから、の意》哲学で、観念や認識が経験に基づいていること・さま。後天的。〈対義〉アプリオリ。
アポストロフィー【apostrophe】
欧文で、省略や所有格を表す記号。「’」。
あほだら‐きょう【陀羅経】
《「阿呆陀羅」は当て字》僧体の門(かど)付け芸人が語り歩いた祭文(さいもん)の一種。経文に似せて作り、民衆の立場から政治・風俗を風刺したもの。江戸時代から明治にかけて流行、寄席芸にもなった。
アボット【George Abbott】
(1887-1995)アメリカの劇作家・演出家。戯曲『ブロードウェー』、ミュージカル『パジャマ‐ゲーム』など。
あほ‐らし・い【呆らしい】(形)
ばからしい。ばかばかしい。あほくさい。ridiculous〈派生〉あほらしさ(名)
アポリア【aporiā(ギリシア)
《道のないこと、難問、の意》アリストテレスでは、思考の過程で、1つの問題に対してたがいに矛盾する2つの結論が出て、解決不可能な状態。
アボリジニ【Australian Aborigine】
オーストラリア大陸および周辺諸島に5万年以上前から生活する先住民族の総称。伝統的な狩猟採集漁労生活を営み、神話・芸術などを中核とする文化を発達させた。18世紀のイギリス人の入植後、虐殺・強制移住・隔離政策など悲惨な歴史を体験。1967年に市民権が付与され、93年に植民地化以前の基本権の存在を認めた「先住権原法」が制定された。
アポリネール【Guillaume Apollinaire】
(1880-1918)フランスの詩人・小説家・評論家。詩の可能性を未到の領域に追求。20世紀文学・芸術の開拓者となる。詩集『アルコール』『カリグラム』、小説集『異端教祖株式会社』、評論『キュビスムの画家たち』など。
アポロ【Apollō】
→アポロン」のラテン語形。
アポロ‐うすばしろちょう【アポロ薄羽白蝶】
アゲハチョウの一種。開張約7.5cm。ウスバアゲハの仲間ではもっとも著名。ヨーロッパから中央アジアに分布。アポロチョウ。アポロウスバアゲハ。parnassian butterfly
アホロートル【axolotl(スペイン)
幼形成熟するので有名なメキシコサンショウウオ。外鰓(がいさい)をもち、尾はひれ状という幼生形のまま全長30cm余に達し、成熟・繁殖する。メキシコ市周辺の沼に生息。ウーパールーパー。
アポロ‐がた【アポロ型】
ニーチェが唱えた芸術の類型の一つ。静観的・調和的なもの。古代ギリシアの造型美術、ホメロスの叙事詩など。Apollonian type〈対義〉ディオニュソス型。
アポロがた‐しょうわくせい【アポロ型小惑星】
小惑星群の一つで近日点が地球軌道の内側にあるもの。Apollo Asteroids; Apollo minor planet
アポロ‐けいかく【アポロ計画】
人間の月面着陸および帰還を目的に、アメリカで実施された月探査計画。1961年に決定、69年にアポロ11号で人類初の月面着陸に成功。72年アポロ17号で終了。Apollo Project
アポロ‐しょう【アポロ症】
急性の出血性結膜炎の異名。アポロ11号が打ち上げられた1969年に発生したことから、この名称がついた。Apollo 11 disease
アポロ‐てき【アポロ的】(形動)
理性的で、整った形式をそなえているさま。Apollonian〈対義〉ディオニュソス的。
アポロドロス【Apollodōros】
紀元前2世紀ごろのギリシアの学者。神話・伝説の集成を残した。詩文『年代記』、『神論』など。
アポロニウス【Apollonius】
(BC262-BC200ごろ)古代ギリシアの数学者。直円錐(ちょくえんすい)を平面で切ったとき得られる円錐曲線(楕円(だえん)・双曲線・放物線)の性質を研究。『円錐曲線論』8巻を著す。
アポロニウス‐の‐えん【アポロニウスの円】
平面上で、2定点A・Bからの距離の比が一定[PA:PB=m:n (mn) ]である点Pの軌跡。Apollonius' circle
アポロニオス【Apollōnios】
(BC295ごろ-BC215ごろ)ヘレニズム時代のギリシアの詩人。英雄イアソンの冒険を描いた長編叙事詩『アルゴ号遠征譚(たん)』で知られる。
アポロン【Apollōn(ギリシア)
ギリシア神話で、音楽・詩歌・弓矢・予言・医療・家畜・植民地活動などの神。ローマ神話ではアポロ。ゼウスとレトの子で、妹アルテミスとの双生神。光明の神でもあり、のちには太陽神と同一視された。
あま【塰】13画
部首 土つち 和製漢字
区点 5243・JIS 544B・シフト 9AC9

《「海」と「士」との合字で、「士」が「土」にかわったもの》地名や姓氏に用いられる。「おか」とも。
あま【尼】
①《仏教語。「比丘尼(びくに)」(bhikṣuṇī(梵)の音写)の略「尼」の訓読み》出家して仏門にはいった女性のこと。尼僧(にそう)。尼(あま)法師。尼御前(ごぜ)。nun
②キリスト教の、修道女。sister
③《「阿魔」とも》女性を悪く言う語。あまっこ。あまっちょ。
あま【人・士・蜑】
海で、魚介類や海藻などを採り、また、塩をつくるのを業とする人。漁夫。漁師。あまうど。fisherman
あま【海女】
海に潜って海藻や貝類を採取することを業とする女性。
あ‐ま【亜麻】
①アマ科の一年草。畑に栽培される。高さ約1m。小葉を互生し、初夏に咲く花は青または白で5弁。茎からは繊維を、種子からは亜麻仁油(あまにゆ)をとる。カフカス・中東原産。flax
②①からとった繊維。リネン。linen
あま【安摩・案摩】
舞楽の曲名。林邑楽(りんゆうがく)の一つ。二人舞。『二の舞』と合わせて舞われる。
あま【士】
〈町〉島根県隠岐(おき)諸島、中ノ島を中心とする町。農業とイカなどの沿岸漁業を行う。後鳥羽(ごとば)上皇行在(あんざい)所跡がある。人口2938(1994)。
アマ
→アマチュア」の略。〈対義〉プロ。
アマ【ama(ポルトガル)・阿媽(中)】
もと、東南アジアなどに住む外国人の家庭にやとわれた、現地人の手伝いの女性。
あま‐あい【雨間】
雨のやんでいるあいだ。あまま。interval between rains
あま‐あし【雨脚・雨足】
=あめあし。
①通り雨が過ぎていくこと。〈用例〉〜が速い。approaching shower
②白いすじのように見えて降る雨。
アマースト【William Pitt Amherst】
(1773-1857)イギリスの政治家・外交官。1816年、対中国貿易改善のため訪中するが、三跪九叩頭(さんききゅうこうとう)の礼を拒否し退去。のちインド総督に就任し、ビルマ併合への足場を築く。
アマーティ【Amati】
イタリアのバイオリン製作一家。また、その製作楽器の通称。16〜17世紀に多くの名器を残した。
アマード【Jorge Amado】
(1912-)ブラジルの小説家。庶民の苦悩する姿を写実的に描く。作品『カカオ』『ドナ=フロールと二人の夫』など。
*あま・い【甘い】(形)
①砂糖などのような味である。sweet〈対義〉辛い。〈用例〉〜果物。
②塩気が少ない。less salty〈対義〉辛い。〈用例〉味つけが〜。
③にぶい。ゆるい。loose〈用例〉ねじが〜。
④きびしくない。lenient〈用例〉採点が〜。覚悟が〜。
⑤するどくない。〈用例〉切れ味が〜。
⑥人をうれしがらせてさそいこむようだ。honeyed;sugary〈対義〉きつい。〈用例〉〜ことば。
⑦気持ちがよくて親しみやすい。うっとりとさせるようだ。sweet〈用例〉〜メロディー。〜かおり。
⑧だらしがない。indulgent〈用例〉女に〜。〈派生〉あまさ(名)あまみ(名)あまめ(名・形動)
甘い汁を吸う(あまいしるをすう)
苦労をせずに利益だけ自分のものにする。ride the gravy train
甘い物に蟻が付く(あまいものにありがつく)
甘い物にアリがたかるように、利のある所には人が集まってくる。be like a bear to a honeypot
甘く見る(あまくみる)
みくびる。楽観する。take things easy
あま‐いと【亜麻糸】
亜麻の靱皮(じんぴ)繊維をつむいだ糸。麻糸繊維のうちもっとも丈夫で強く、服地・ホース・縫い糸などに使われる。flax yarn
あま‐いろ【亜麻色】
黄味がかったうすい茶色。亜麻で作った糸の色に似ているベージュ系統の色。flaxen
あま‐ういきょう【甘茴香】
→フローレンスういきょう(フローレンス茴香)
あま‐うり【甘瓜】
→マクワウリの古名。
あまえ【甘え】
人の好意にすがりついて依頼心をもつこと。depending on other's kindness
あま‐えび【甘老】
→ホッコクアカエビの通称。
あま・える【甘える】(下一自)
①人になれ親しんで、わがままを言う。behave like a spoiled child〈用例〉おことばに〜・えて。
②たるんだ気持ちで事に接する。be halfhearted
あまえん‐ぼう【甘えん坊】
甘えることに慣れて育った人・子ども。spoiled child
あま‐おおい【雨覆い】
①雨を防ぐ覆い。雨よけ。covering against rain
②太刀(たち)のさやのみねを覆う金具。
あまおおい‐ばね【雨覆い羽】
鳥の翼の部分名称。飛行に重要な羽毛である風切り羽の基部を上下からおおっている小さい羽毛。coverts
あま‐おち【雨落ち】
①軒先の雨だれの落ちる所。あめおち。
②舞台ぎわ。かぶりつき。
あまおぶね‐がい【人小舟貝】
アマオブネガイ科のマキガイ。殻高約1.8cm。殻表は暗褐色、ふたは石灰質で半球形。房総(ぼうそう)以南、西太平洋・インド洋に分布。
あま‐がい【甘貝・人貝】
潮間帯の岩礫底(がんれきてい)にすむアマオブネガイ科のマキガイ。殻高・殻径とも1.7cm内外で、半球形。殻表は黒い。殻の内面は螺層(らそう)が失われてなめらか。房総(ぼうそう)以南・朝鮮半島に分布。
あま‐がえる【雨蛙】
アマガエル科のカエル。体長約4cm。指先の吸盤が発達して木や草によく登り、環境によって体色が変化する。皮膚が湿度に敏感で、雨の前によく鳴く。産卵期は5〜6月。日本各地・朝鮮半島に分布。tree frog
あま‐がき【甘柿】
木になっているままで甘い種類の柿。渋みのない柿。sweet persimmon
あま‐がけ・る【天翔る】(四自)
〈古語〉
神・霊魂・鳥などが空を飛ぶ。〈用例〉天(あま)のみ空ゆ〜・り(万葉・5・894)。
あま‐がさ【雨傘】
雨を防ぐ、さし傘。umbrella〈対義〉日傘。
あまがさき【尼崎】
〈市〉兵庫県南東端、大阪湾に臨む市。旧城下町。低平なデルタ上に位置。重化学工業都市で、阪神工業地帯の重要な地位にある。人口48万6938(1994)。
あまがさ‐へび【雨傘蛇】
コブラ科の毒ヘビ。全長約1.3m。毒は強い神経毒。夜行性。中国南部・海南島・台湾に分布。クレイト。
あまかし‐の‐おか【甘橿岡・橿岡】
奈良盆地南部、明日香(あすか)村にある丘。蘇我蝦夷(そがのえみし)・入鹿(いるか)の邸宅があった地で、古代の多くの史跡を一望できる地。
あまかす‐じけん【甘粕事件】
大正12年(1923)憲兵大尉甘粕正彦(まさひこ)らが、関東大震災の混乱に乗じて、無政府主義者の大杉栄(おおすぎさかえ)・伊藤野枝(いとうのえ)夫妻と甥(おい)の橘宗一(たちばなむねかず)を連行、扼殺(やくさつ)した事件。
あまがせ【天瀬】
〈町〉大分県西部、玖珠(くす)川に沿う町。牛の放牧がさかん。天ケ瀬温泉がある。人口7610(1994)。
あま‐がつ【天児・天倪】
①幼児の祓(はら)いのための形代(かたしろ)として用いた人形。
②子どもの守りとして枕(まくら)もとにおいた人形。
あま‐ガッパ【雨合羽】
防雨・防水用のビニールやゴム製のマント風コート。古くは桐油(とうゆ)引きの紙合羽。
あま‐から【甘辛】
①甘いことと、辛いこと。sweetness and saltiness
②甘みと辛みの混じり合う味。salted and sweetened taste〈用例〉〜煮(に)
あま‐から・い【甘辛い】(形)
甘い味と辛い味をあわせもっている。料理などで、味が濃いときにも言う。salty-sweet〈用例〉〜煮物。〈派生〉あまからさ(名)
あまから‐せんべい【甘辛餠】
①砂糖入りのしょうゆを塗ったせんべい。
②塩せんべいに、砂糖の衣をつけたせんべい。
あま‐かわ【甘皮】
①木・果実の外皮の内側の薄い皮。あまはだ。epidermis〈対義〉粗皮(あらかわ)
②つめの根もとの薄く、軟らかい皮。cuticle
あま‐き【甘草】
→カンゾウの古名。
あま‐ぎ【雨着】
雨の日に衣服の上に着るもの。レーンコート。raincoat
あまぎ【天城】
〈町〉鹿児島県奄美(あまみ)諸島、徳之島(とくのしま)の町。サトウキビ栽培がさかん。徳之島空港がある。人口7428(1994)。
あまぎ【甘木】
〈市〉福岡県中部の市。旧宿場町・市場町。農業と工業がさかん。北部に秋月(あきづき)城跡がある。人口4万3721(1994)。
あまぎ‐さん【天城山】
静岡県東部、伊豆(いず)半島の火山群。最高峰は万三郎岳の1406m。湯ケ島・湯ケ野などの温泉がある。
あまぎ‐つつじ【天躅】
ツツジ科の落葉低木または小高木。葉は褐色の長毛がはえる。6〜7月に赤色の花をつける。伊豆天城(いずあまぎ)山・熱海(あたみ)日金(ひがね)山に多く分布。
あまぎ‐とうげ【天城峠】
静岡県伊豆(いず)半島、下田街道にある峠。標高800m。川端康成(かわばたやすなり)の小説『伊豆の踊子(おどりこ)』で知られる。
あまぎゆがしま【天城湯ケ島】
〈町〉静岡県伊豆(いず)半島中部の町。湯ケ島(ゆがしま)温泉や天城(あまぎ)峠など、温泉や景勝地に恵まれた観光地。わさび漬けが特産。人口8031(1994)。
あま‐ぎ・る【天霧る】(四自)
〈古語〉
雲・きりなどがかかって空が一面に曇る。〈用例〉久方の〜雪のなべて降れれば(古今・冬)。
あま‐ぐ【雨具】
雨や雪を防ぐための衣類・用具の総称。かさ類・雨着(あまぎ)・履物類に大別できる。rain outfit; rainwear
あま‐くさ【甘草】
→カンゾウの別名。
あまくさ【天草】
〈町〉熊本県天草諸島、下島にあり、天草灘(なだ)に臨む町。天草陶石(とうせき)・天草砥石(といし)を産する。妙見(みょうけん)浦・下田温泉・大江天主堂など観光資源に富む。人口5519(1994)。
あまくさ‐いっき【天草一揆】
→しまばらのらん(島原の乱)
あまくさ‐しだ【天草歯】
イノモトソウ科の常緑性シダ。根茎は短く、褐色の鱗片(りんぺん)がある。葉は長さ30〜80cmで、長楕円(だえん)形または皮針形。千葉県以西の山地に分布。
あまくさ‐しょとう【天草諸島】
九州本土の西、宇土(うと)半島から南西方向に連なる島群。熊本県に属する。上島224.5km2、下島571.2km2を中心に百余の島からなる。雲仙(うんぜん)天草国立公園の要地。キリシタン遺跡が多い。
あまくさ‐しろう【天草四郎】
(1621-38)島原の乱の首領。本名益田時貞(ますだときさだ)。肥後(ひご)天草の人。農民の崇敬を集め16歳で乱の首領となったが、原(はら)城で戦死。
あまくさ‐の‐らん【天草の乱】
→しまばらのらん(島原の乱)
あまくさ‐ばん【天草版】
文禄(ぶんろく)・慶長(けいちょう)のころ、イエズス会が天草で西洋の活字印刷機によって刊行した活字本。『ドチリナ‐キリシタン』『伊曾保(イソホ)物語』など。天草本。キリシタン版。
あま‐くだり【天下り・天降り】
[一](名)
①天から人間界におりてくること。
②上役から下役へなど、上からの強制的な押し付け・命令。
[二](名・サ変自)退官した高級官僚などが、職務と関連のある団体や民間会社などに幹部として就職すること。〈用例〉〜人事。
あま‐くだ・る【天下る・天降る】(五自)
①神などが、天からおりてくる。
②強制的な命令がくる。
③官庁から民間の団体・会社などに押し付け式に就任する。
あま‐くち【甘口】(名・形動)
①酒などの口あたりの甘いもの。〈対義〉辛口(からくち)
②甘いものの好きなこと・人。甘党。sweet tooth〈対義〉辛口。
③甘いことば。甘言(かんげん)。巧言(こうげん)。honeyed words
④うすのろ。fool
あま‐ぐつ【雨靴】
雨の日にはく、ビニールやゴム製の深めの靴。rain shoes
あま‐ぐも【雨雲】
①雨を降らせる雲。また、雨になりそうな雲。暗灰色の厚い雲で、下部は乱れてちぎれ雲ができたりする。nimbus
②《俗に》→乱層雲
あまくも‐の【天雲の】
[枕ことば]《雲の状態から》「たゆたふ・ゆく・別れ」などにかかる。〈用例〉〜たゆたひやすき心あらばわれをな憑(たの)め待てば苦しも(万葉・12・3031)。
あま‐ぐもり【雨曇(り)】
雨が降りそうに空が曇ること。overcast sky
あま‐ぐり【甘栗】
①中国種の小粒のクリをかまの中の小石で焼いた食品。黒砂糖などを加えるので表皮につやが出、渋皮がはなれやすい。
②干して甘くしたクリ。搗栗(かちぐり)。大臣の大饗(たいきょう)に朝廷から賜った。
あま‐け【雨気】
雨が降りそうなけはい。雨もよう。雨もよい。
あま‐ご【甘子】
サケ科のヤマメに似た魚。体に紅色の小点がある。全長約30cm。湖水や渓流にすみ、昆虫を捕食。美味。釣りの好対象。伊豆(いず)半島以西の太平洋側などに分布。エノハ。
あま‐ごい【雨乞(い)】
降雨を神仏に祈る儀式。旱魃(かんばつ)などのさいに行われる。農耕民族に広くみられる。祈雨。pray for rain
あまごい‐うた【雨乞(い)唄】
旱魃(かんばつ)の時、降雨を祈願して歌う祭り唄。踊りを伴うことが多く、念仏を唱えて踊る形も多い。
あまごい‐おどり【雨乞(い)踊り】
降雨を願う雨乞いの踊りとその御礼踊り。太鼓や鉦(かね)を打ち鳴らして雷鳴にたとえ、踊り手が群舞跳躍する。のちに獅子舞(ししまい)や風流(ふりゅう)の太鼓踊りにも転用された。
あまごい‐むし【雨乞虫】
→アマガエルの異名。
あま‐ゴート【雨ゴート】
婦人の和装用コートの一種。着物丈より長めの防水加工を施した雨よけのコート。上半身・下半身用に分ける2部式もある。
あまこ‐じゅうゆうし【尼子十勇士】
永禄(えいろく)9年(1566)中国地方の豪族尼子氏の滅亡後、同氏再興の旗を上げた山中鹿之助(やまなかしかのすけ)ら10人の旧臣。史実上では、ほとんど不明。
あま‐さ【甘さ】
甘いこと・程度。〈比較〉甘み。
あま‐さかる【天離る】
[枕ことば]《遠くはなれる意》「ひな・向かふ」にかかる。あまざかる。あまさがる。〈用例〉〜鄙(ひな)の長道(ながぢ)ゆ恋ひ来れば明石(あかし)の門(と)より大和島見ゆ(万葉・3・255)。
あま‐さぎ【天鷺】
小形のサギ。翼長約24cm。羽色は白いが、繁殖期の夏羽では頭やのど・背などに橙黄(とうこう)色の飾り羽がある。日本には、夏鳥として本州中部以南へ南方から渡来。cattle egret
あま‐ざけ【甘酒・醴】
米飯と米こうじをまぜて作る甘味飲料。湯を加えるものもある。酒かすも利用する。一昼夜で作ることから、一夜酒(ひとよざけ)ともいう。
甘酒進上(あまざけしんじょ)
《「此処迄(ここまで)御出(おい)で甘酒進上」の上略》子どもを歩かせようとして言うことば。
あま‐ざらし【雨曝し】
雨にぬれるままにしておくこと。ぬれるままになっていること。weather beaten