アメン【Amen】
古代エジプトの主神。中王国時代テーベの守護神で、のち太陽神ラーと習合して宇宙創造神アメン‐ラーとして崇拝された。2枚の羽をいただく青色の人物として表現される。アモン。
あめんぼ【坊・黽】
《水あめのようなにおいを出すのに由来》細長い足で池沼の水面を滑走するアメンボ科の水生昆虫。体長1.5cm内外。体は細長く棒状で暗褐色。肉食性。日本各地に分布。海にすむウミアメンボ類もいる。ミズグモ。カワグモ。アメンボウ。water strider
アメンホテプ【〈3世〉Amenhotep III】
エジプト第18王朝の王(在位(BC1402ごろ-BC1364ごろ))。王朝繁栄の絶頂期に即位。ルクソルやカルナックに大建造物を造営。
アモイ【Amoy・厦門】
中国、福建省南部、厦門島にある商工業都市。香港・東南アジアへの中継貿易港。人口61.4万(1991)。シャーメン。
アモール‐ファティ【amor fātī(ラテン)
運命愛の原語。
あ‐もく【亜目】
生物分類の一階級。目(もく)と科(か)の間におき、目を小さく区分する必要がある場合に設ける。suborder
アモコ【Amoco Corp.】
アメリカの石油会社。1889年設立。本社はシカゴ。
あもり‐つく【降り付く】
[枕ことば]《香具山(かぐやま)は、天から降ってできたという伝説から》「天(あま)の香具山・神の香具山」にかかる。〈用例〉〜天の芳来山(かぐやま)(かすみ)立つ春に至れば(万葉・3・257)。
あ‐も・る【降る】(四自)
〈古語〉
①あまくだる。〈用例〉嶽(たけ)に〜・りし皇祖(すめろき)の(万葉・20・4465)。
②天皇が行幸する。〈用例〉行宮(かりみや)に〜・りいまして(万葉・2・199)。
アモルファス【amorphous】
《無定形の、の意》ガラス・ゴムなどのように、固体内の原子配列に規則性のない状態。
アモルファス‐きんぞく【アモルファス金属】
金属元素を主成分とする結晶性をもたない固体物質。高温で溶解した金属を瞬間的に冷却し、固化させてつくる。おもに電磁材料として利用。非晶質金属。amorphous metal
アモルファス‐たいようでんち【アモルファス太陽電池】
非晶質のシリコン半導体を用いた太陽電池。低コストで量産できるが、光電変換効率が低い。amorphous solar cell
アモルファス‐はんどうたい【アモルファス半導体】
原子配列に規則性のない非晶質または無定形金属を用いた半導体。太陽電池や電子複写用感光材料に用いられる。非晶質半導体。amorphous semiconductor
あ‐もん【亜門】
生物分類の一階級。門(もん)と綱(こう)の間におき、門を小さく区分する必要がある場合に設ける。subphylum
アモン【Amon】
→アメン
あや【文・綾】
①《「彩」とも》模様や色合い。designs and coloring
②物がななめに、打ちちがえになること。twilling
③しくみ。てだて。くふう。plot〈用例〉事件の〜。
④言い回し。修辞。rhetoric〈用例〉ことばの〜。
⑤{古語}条理。区別。あやめ。
文を付ける(あやをつける)
①模様や色彩を美しくする。おもむきを出す。
②文章やことばに、飾りを付ける。
③支払いに、割り増しをつける。
④《俗語》言いがかりを付ける。
あや【綾】
①模様を織り出した絹。
②織り目がななめ線の織物。綾織り。
あや【綾】
〈町〉宮崎県中部、宮崎平野にある町。農林業中心。綾川焼・綾紬(つむぎ)・木竹工芸品などが特産。人口7541(1994)。
あや‐いがさ【笠】
イグサを編んで、裏に絹をはった笠。円形を二つ折りにしたかたちで、中央が高く突き出ている。武家の狩猟や流鏑馬(やぶさめ)に用いられた。
あや‐いと【綾糸】
①美しいいろどりの糸。colored thread
②あやとりの糸。thread of cat's cradle
③布を織るとき、機(はた)の縦糸をまとめる糸。heddle thread
あやう・い【危うい】(形)
①危ない。危険である。dangerous〈用例〉命が〜。
②確実でない。おぼつかない。uncertain〈用例〉成功は〜。〈派生〉あやうげ(形動)あやうさ(名)
あやうく【危うく】(副)
《「あやうい」の連用形から》
①やっと。どうやら。narrowly〈用例〉〜助かった。
②もうちょっとで。あぶなく。nearly〈用例〉〜ひかれるところだった。
あやう・し【危うし】(形ク)
〈古語〉
→あやうい(危うい)
あやうた【綾歌】
〈町〉香川県、讃岐(さぬき)平野南西部の町。稲作のほか、桃・電照菊の栽培もさかん。人口1万1910(1994)。
あや‐おり【綾織(り)】
①綾を織ること・人。twill; twiller
②綾織物。twill fabric
③織物三原組織の一つ。縦糸または横糸の浮きが布面に斜線を連続させる織物。斜文(しゃもん)織り。twill
あや‐おりもの【綾織物】
①綾を織り出した美しい絹織物。figured cloth
②綾織り。斜めの畝を織り出した織物の総称。平織り地より布目が密で、目付けが重く、じょうぶでしなやか。twill fabric
あやかし
①船が難破するとき現れるという怪物。〈用例〉〜がつく。
②ふしぎなこと・もの。あやしいもの。
③能面の一つ。亡霊・怨霊(おんりょう)などを表す男面。
あやかみ【綾上】
〈町〉香川県中部、讃岐(さぬき)山脈北麓(ほくろく)にある町。稲作中心。柿(かき)の産地。人口7421(1994)。
あやかり‐もの【肖り者】
①よく似た者。
②人があやかりたいとうらやむほどの、しあわせ者。果報(かほう)者。
あやか・る【肖る】(五自)
すぐれた、あるいはしあわせな人に似てその状態になる。share good luck〈用例〉彼の幸運に〜。
あや‐ぎぬ【綾絹】
綾織り(斜文織り)にした白、または無地染めの絹。また、それで作った衣服。羽二重(はぶたえ)や富士絹の綾織りがある。
あやこ‐まい【綾子舞】
新潟県柏崎(かしわざき)市女谷(おなたに)伝承の民俗芸能。少女が赤布を頭から垂らし、古風な歌・囃子(はやし)に合わせて踊る。
あや‐ごろも【綾衣】
綾織りの衣。〈用例〉春はサクラの〜、秋は紅葉の唐錦(からにしき)
あや‐し【漢氏】
古代、渡来人系氏族の一つ。応神(おうじん)朝に渡来の阿知使主(あちのおみ)を祖とするというが、5世紀ごろ渡来した楽浪(らくろう)の漢人の子孫と考えられる。おもに学芸をもって朝廷に仕えた。大和にいた東漢(やまとのあや)、河内(かわち)に拠(よ)った西漢(かわちのあや)の2氏がある。
あや・し(形シク)
〈古語〉
《ふつうでない意がもとの意味で、それに不快感が加わると、②の意になり、身分・生活程度を言うと、③の意になる》
①《「奇し」「異し」とも》
(ア)霊妙な威力がある。ふしぎだ。〈用例〉〜・しき鳶(とび)(日本書紀・神武)。いと〜と思(おぼ)しめぐらすに、ただかの御息所なりけり(源氏・葵)。
(イ)常と異なる。めずらしい。〈用例〉〜・しく、おもしろき所多かりけり(伊勢・81)。
②《「怪し」とも》けしからぬ。〈用例〉ここかしこの道に〜・しきわざをしつつ(源氏・桐壺)。
③《「賤し」とも》いやしい。貧しい。粗末だ。みすぼらしい。〈用例〉〜の竹の編み戸の内より(徒然・44)。
*あやし・い【怪しい】(形)
①ようすが変だ。異様だ。strange〈用例〉〜光が見えた。
②信用できない。疑わしい。incredible〈用例〉この答えは〜。
③悪い状態になりそうで安心できない。〈用例〉雲行きが〜。〜天気。
④あぶなっかしい。正常でない。〈用例〉酒を飲んで足もとが〜・くなる。
⑤犯罪の疑いがある。suspicious〈用例〉あの男が〜。〜人間がうろつく。
⑥男女関係があるらしい。suspect〈用例〉あの2人は〜。
⑦《「妖しい」とも》神秘的で、不思議に引きつけられるものがある。fascinating〈用例〉〜美しさ。〈派生〉あやしが・る(五自)あやしげ(形動)あやしさ(名)
あやし‐げ【怪しげ】(形動)
怪しいようであるさま。doubtful
あやし・ぶ【怪しぶ】(四他)
〈古語〉
うたがわしく思う。ふしぎに思う。あやしむ。〈用例〉あまたたびかたぶき〜(源氏・桐壺)。
あやし・む【怪しむ】(五他)
怪しく思う。怪しがる。不思議に思う。doubt; suspect
あや・す(五他)
赤ん坊のきげんをとる。dandle
あやせ【綾瀬】
〈市〉神奈川県中部の市。宅地化・工業化が著しい。米軍使用の厚木(あつぎ)飛行場がある。人口7万9574(1994)。
あ‐やつ【奴】(代)
《第三者をののしって呼ぶ古い言い方》あいつ。きゃつ。かやつ。
あやつ‐こ【綾子】
魔よけのために赤子の額につけるまじないのしるし。生後初めて外出する宮参りなどの際に、鍋墨(なべずみ)などで「×」や「、」をつける。「大」や「犬」といった文字を書く場合もある。
あやつり【操り】
①操ること。manipulation
②「→操り人形」「→操り芝居」の略。
あやつり‐さんば【操三番】
歌舞伎(かぶき)舞踊。長唄(ながうた)。『操三番叟(そう)』の略。糸操りの人形振りは派手で技巧的。
あやつり‐しばい【操り芝居】
三味線を伴奏に語る浄瑠璃(じょうるり)に合わせて、手使いの人形を操る芝居。操り。操り狂言。操り人形。puppet show
あやつり‐にんぎょう【操り人形】
→操り芝居。puppet show
②操り芝居に用いる、手や棒などを使って操る、棒使いの人形。puppet
③人形劇に使う、糸仕掛けで、物かげから動かす人形。marionette
あやつ・る【操る】
[一](五他)
①うまく取り扱う。巧みに操作する。handle〈用例〉舟を巧みに〜。人形を〜。
②ことばを自由自在に使う。have a good command〈用例〉3か国語を〜。
③人や組織をかげでたくみに動かして自分の思うとおりにする。manipulate〈用例〉世論を〜。
〈古語〉
[二](四他)楽器を演奏する。〈用例〉水の音に流泉の曲を〜(方丈記)。
アヤ‐デ‐ラ‐トーレ【Víctor Raúl Haya de la Torre】
(1895-1979)ペルーの政治家。APRA(アプラ)の創立者で党首。早くから社会改革運動に参加し、1962年の大統領選挙で最高得票を得たが、軍部の反対で無効となった。
あや‐とり【綾取(り)】
子どもの遊びの一つ。輪にしたひもを手首や指にかけて、さまざまな形を作るもの。また、そのひもを互いに手に取り合って、違う形を作ったりする遊び。糸取り。cat's cradle
あや‐ど・る【綾取る】(五他)
①たすきなどを、十文字にかける。
②文章などを飾る。
あや‐な・し【文なし】(形ク)
〈古語〉
①すじが立たない。わけがわからない。〈用例〉春の夜のやみは〜梅の花(古今・春上)。
②かいがない。むだだ。〈用例〉〜・く今日をながめ暮しはべる(源氏・若菜上)。
③《連用形「あやなく」で》わけもなく。やたらに。〈用例〉〜・くあだの名をや立ちなむ(古今・秋上)。
あや‐な・す(五他)
うまく扱う。ほどよくあしらう。あやつる。
あや‐な・す【彩なす】(五自他)
①(自)美しい色・模様などが現れる。make beautiful patterns〈用例〉〜雲。
②(他)美しくいろどる。illuminate〈用例〉まちを〜ネオン。
あや‐に【奇に】(副)
〈古語〉
不思議に。みょうに。わけもなく。〈用例〉相見し子らし〜愛(かな)しも(万葉・14・3537)。
あや‐にく【生憎】(形動ナリ)
〈古語〉
《驚きの叫び声「あや」に、「にくし」の語幹「にく」が付いた語》意外なさま。間の悪いさま。意地の悪いさま。あいにく。〈用例〉かへすがへす〜なる心なりや(源氏・宿木)。
あやにく‐だ・つ【生憎だつ】(四自)
〈古語〉
意地を張って困らせる。〈用例〉四つ五つなるは〜・ちて(枕・人ばへするもの)。
あや‐にしき【錦】
①綾と錦。
②美しい着物・もみじなどの形容。
③コノハノリ科の紅藻類。水深約10mまでの海底に生育し、紫紅色や桃赤色の扁平(へんぺい)な葉状体。本州以南に分布。
あや‐はとり【織】
《「はとり」は「はたおり」の約》上代、中国から渡来したと伝える、漢氏(あやし)に属した機(はた)織り職人。雄略(ゆうりゃく)天皇の時代に呉織(くれはとり)とともに来朝。
あやぶ・む【危ぶむ】(五他)
あぶないと思う。あぶながる。心配する。be anxious about〈用例〉結果が〜・まれる。
あや‐ふや(形動)
どっちつかずなさま。確かでないさま。uncertain〈用例〉〜な返答。〈派生〉あやふやげ(形動)あやふやさ(名)
あやべ【部】
〈市〉京都府中部、福知山(ふくちやま)盆地東縁にある市。古く渡来人による養蚕(ようさん)の地として知られた。旧城下町。繊維工業がさかん。人口4万0859(1994)。
あやま【阿山】
〈町〉三重県北西部、伊賀(いが)盆地の町。稲作中心。畜産もさかん。伊賀焼が特産。人口8541(1994)。
あやまち【過ち】
①物事のやりそこない。まちがい。失敗。fault; mistake〈用例〉〜に気づく。
②気づかずにおかした罪。過失。fault〈用例〉〜を犯す。
③男女関係での過失。fault
過ちを文る(あやまちをかざる)
《『論語』「子張」にあることば》小人は、あやまちを改めず、かえってつくろってよく見せかけようとする。
過ちを観てここに仁を知る(あやまちをみてここにじんをしる)
《『論語』「里仁」にあることば》人の過失をよく見れば、その人の人間性がわかる。
あやま・つ【過つ】(五他)
①やりそこなう。まちがう。commit a fault
②気づかずに罪をおかす。commit a fault
過ちて改めざる是を過ちと謂う(あやまちてあらためざる、これをあやまちという)
《『論語』「衛霊公」にあることば》人間が過失を犯すことはやむを得ないが、それが過失であると気づいたときただちに改めないのが、本当の過失である。
過ちては則ち改むるに憚る事勿れ(あやまちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ)
《『論語』「学而」にあることば》過ちをおかしたときには、ためらうことなく、すぐに改めよ。
あやまて‐り【過てり】(連語)
まちがっていた。〈用例〉ああ、われ〜。
あやまり【誤り・謬り・錯り】
誤ること。まちがい。錯誤。誤解。誤算。error〈用例〉〜を正す。
*あやま・る【誤る・謬・錯る】
[一](五自他)
①(自)まちがう。やりそこなう。まちがえる。make a mistake; fail〈用例〉道を〜。
②(他)まちがわせる。よくない方向へ導く。誤らせる。misguide〈用例〉人を〜。
〈古語〉
[二](四自他)
①(自)病気などで心がみだれる。〈用例〉いとど御ここちも〜・りて(源氏・真木柱)。
②(他)
(ア)約束を破る。〈用例〉昔、男、契れること〜・れる人に(伊勢・122)。
(イ)判断をまちがえる。〈用例〉妻(め)慳貪(けんどん)なるがゆゑに心を〜・り(今昔・2)。
*あやま・る【謝る】(五他)
①わびる。謝罪する。apologize〈用例〉あやまちを認めて〜。
②閉口する。まいる。降参する。surrender〈用例〉あいつの厚かましさには〜よ。
③ことわる。辞退する。decline〈用例〉その話なら〜。
あやまれ‐る【誤れる】(連語)
まちがっている。wrong〈用例〉〜判断。
あや‐め【文目】
①模様。いろどり。
②区別。条理。
文目も分かぬ(あやめもわかぬ)
物の模様も分からない。物事の分別もつかない。
あやめ【蒲】
①アヤメ科の多年草。山野にはえ、観賞用にも栽培される。高さ約50cm。葉は細長く直立。初夏に紫色の花が茎頂に咲く。白や紅紫色の栽培種もある。ハナアヤメ。
→ショウブの古名。
あやめ‐うら【占】
占い遊びの一種。端午の節句に軒にアヤメを結び、和歌を唱えて自分の願いごとを祈る。かけた願いがかなうときは、アヤメにクモが巣をはるといわれる。
あやめ‐かずら【鬘】
ショウブで作った頭につける飾り。邪気を払うとして端午の節句に用いた。宮中では、男は冠につけ女は髪につけた。一般には、ショウブで鉢巻(はちま)きをする。あやめのかずら。
あやめ‐ぐさ【蒲草】
→ショウブの古名。
あやめ‐の‐かど【蒲の門】
端午の節句に、屋根をショウブで葺(ふ)いた家。
あやめ‐の‐せっく【蒲の節句】
→しょうぶのせっく(菖蒲の節句)
あやめ‐の‐ゆ【蒲の湯】
→しょうぶゆ(菖蒲湯)
あやめ‐ぶき【葺き】
端午の節句の前夜に、軒にショウブをさすこと。邪気を払い、また防火のまじないともいう。
あや・める【殺める】(下一他)
《危うくする、の意》
①危害を加える。wound
②殺す。kill
あゆ【鮎・魚・魚】
清流にすむアユ科の淡水魚。全長は約30cmに達する。体は流線形で脂びれがある。背側は青緑色、腹側はうすい。岩につく珪藻(けいそう)を食べる。ふ化した幼魚は一度海に下り、春にふたたび川を上るが、琵琶(びわ)湖には陸封型の特産種コアユを産する。美味で、独特のかおりがする。北海道の天塩(てしお)川(日本海側)・勇払(ゆうふつ)川(太平洋側)以南の日本全土に分布。アイ。コウギョ。ネンギョ。
あ‐ゆ【諛】(名・サ変自)
おもねり、へつらうこと。おべっか。ついしょう。flattery
あ・ゆ【肖ゆ】(下二自)
〈古語〉
似る。あやかる。〈用例〉長き契りにぞ〜・えまし(源氏・帚木)。
あ・ゆ【零ゆ】(下二自)
〈古語〉
①実や花などがこぼれ落ちる。〈用例〉〜・ゆる実は(万葉・18・4111)。
②汗や血などがしたたる。〈用例〉汗〜・ゆる心地ぞする(枕・清涼殿の丑寅のすみの)。
あゆいしょう【結抄】
江戸時代の文法書。安永(あんえい)7年(1778)刊。富士谷成章(ふじたになりあきら)著。単語を、かざし・あゆひ・よそひ・名の4種に分類し、今日の助詞・助動詞を含む「あゆひ」を中心に論じたもの。古歌を例証にあげ、近代の国文法研究につながる体系的考察を行った。あゆひ抄。
あゆかわ‐のぶお【鮎川夫】
(1920-86)詩人。本名は上村隆一。東京生まれ。早大中退。『荒地』の中心メンバー。戦後詩の積極的推進者の一人。詩集『鮎川信夫詩集』など。
アユタヤ【Ayutthaya】
タイ中部、バンコク北方の古都。メナム川に沿う水上交通の要地。16世紀ごろ日本人町が栄え、史跡が多い。人口6.1万(1986)。
アユタヤ‐ちょう【アユタヤ朝】
タイのラマティボディが1350年アユタヤに創始した王朝。歴代領土を拡大、一時はチェンマイ・カンボジアも支配下においたが、王位継承をめぐる紛争とビルマの侵入のため、1767年滅亡。アユチャ朝。Ayutthaya dynasty
あゆ‐の‐かぜ【東風】
東の風。あゆ。こち。
アユブ‐カーン【Mohammad Ayub Khan】
(1907-74)パキスタンの政治家・軍人。陸軍総司令官・陸相を歴任し、1958年無血クーデターで大統領に就任。69年失脚。
あゆみ【歩み】
①歩くこと。歩行。walking
②足なみ。歩調。pace
③進歩・発達のあと。course〈用例〉国の〜。
④ねじの山(谷)と山(谷)の間隔。ピッチ。pitch
⑤等間隔に並べた木材などの中心間距離。pitch
⑥足場にかけた歩み板・道板などの略称。board
あゆみ‐あい【歩み合い】
歩み寄り。
あゆみ‐いた【歩み板】
①渡るために、物の上にわたす板。
②船から船へ、または船から岸へわたす板。
あゆみ‐より【歩み寄り】
譲り合って、相談や交渉を成立させようとすること。あゆみあい。compromise
あゆみ‐よ・る【歩み寄る】(五自)
①歩いて近寄る。互いに近づき合う。walk up to
②意見・主張などを、譲り合って解決に近づく。折れ合う。compromise
あゆ・む【歩む】(五自)
①足を動かして進む。歩く。walk〈用例〉はいし、はいし、〜・めよ小馬。
②経験する。進む。経る。advance〈用例〉戦後の日本が〜・んだ道。苦難の道を〜。
あゆ‐もどき【擬】
ドジョウ科の淡水魚。全長約12cm。体は太く短い。口ひげは3対。清流にすむ。国の天然記念物。ウミドジョウ。