- あらせいとう【▽紫▽羅▽欄▽花】
- →ストックの別名。
- あら‐せつ【新節】
- 奄美(あまみ)大島地方で、陰暦8月の最初の丙(ひのえ)の日に行われる祭り。火の神の祭りであり、また豊年感謝の祭りでもある。あらしつ。
- あらせ‐られる(連語)
- 《動詞「ある」に尊敬の助動詞「せる」と「られる」が付いたもの》
- ①「ある」の尊敬語。〈用例〉母上にあらせられては。
- ②《補助動詞的に用いられて》「である」の尊敬語。…でいらっしゃる。〈用例〉御息女で〜。
- あらそい【争い】
- 争うこと。けんか。dispute; quarrel
- *あらそ・う【争う】(五自他)
- ①(自)
- (ア)けんかする。いさかいをする。論争する。quarrel〈用例〉隣家と〜。ささいなことで〜。論敵と〜・って、勝った。
- (イ)抵抗する。抗争する。さからう。oppose〈用例〉負けまいと〜。
- ②(他)
- (ア)張り合う。戦う。競う。compete〈用例〉正々堂々と勝敗を〜。先を〜・って電車に乗り込んだ。
- (イ)のんびりしていられない。can lose no moment〈用例〉一刻を〜病状。
- あらそわれ‐ない【争われない】(連語)
- そうでないとは言えない。隠せない。争えない。undeniable; incontestable〈用例〉血筋は〜。〜事実。
- *あらた【新た】(形動)
- ①新しいさま。はじめてのさま。new〈用例〉人生の〜な出発。
- ②改めて別に行うさま。改めて新しくするさま。〈用例〉〜な対応を迫られる。思いを〜にする。〜に採用する。
- 新たなる月(あらたなるつき)
- 《白居易(はくきょい)の詩の一節にみえる語》明るい月。仲秋の月。とくに陰暦八月十五夜の月。
- 新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
- 《『楚辞(そじ)』「漁父」にあることば》髪を洗ったばかりの人は、冠をかぶる時、髪にほこりがつかないよう指でほこりをはじく。心を清く保とうとする人は、外からのわずかな汚れでもいとい、避けようとする。
- あらたえ‐の【荒▽妙の・粗▼栲の】
- [枕ことば]《「あらたえ」は、フジなどを材料にした織り目のあらい粗末な織物》「藤(ふぢ)」にかかる。〈用例〉〜藤原がうへに食(を)す国を見(め)し給はむと(万葉・1・50)。
- あらたか【▼灼か】(形動)
- 神仏の霊験(れいげん)や薬の効きめなどがいちじるしいさま。〈用例〉霊験〜な神社。
- あらた・し【新たし】(形シク)
- 〈古語〉
- あたらしい。〈用例〉〜・しき年の始の初春の今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)(万葉・20・4516)。
- アラタ‐たい【アラタ体】
- 昆虫の内分泌腺(せん)の一つ。脳の後方に1対(いっつい)ある。アラタ体ホルモンを分泌、前胸腺ホルモンと協同的に幼虫期の脱皮を起こさせる。corpus allatum
- あら‐だ・つ【荒立つ】(五自)
- ①荒くなる。become rough
- ②物事が表面化して、ごたごたする。be aggravated〈用例〉事が〜。
- あら‐だ・てる【荒立てる】(下一他)
- ①荒くする。はげしくする。raise〈用例〉声を〜。
- ②物事をめんどうにする。aggravate; make worse〈用例〉事を〜。
- あら‐たま【粗玉・▼璞】
- 掘り出したままで、みがいていない玉。
- あらたま‐の【新玉の・荒玉の】
- [枕ことば]《語義未詳》「年・月・日・春」などにかかる。〈用例〉〜年の三年(みとせ)を待ちわびてただ今宵(こよひ)こそ新枕(にひまくら)すれ(伊勢・24)。
- *あらたま・る【改まる】(五自)
- ①《「更まる」とも》新しくなる。新しいものに変わる。be renewed; change〈用例〉年が〜。
- ②よくなる。get better〈用例〉気風が〜。
- ③態度がきちんとする。容儀を正す。become formal〈用例〉〜・った口調。
- あらたま・る【▽革まる】(五自)
- 病が重くなる。危篤(きとく)におちいる。become seriously ill〈用例〉病〜・って亡くなる。
- あらため【改め】
- [一](名)名を改めること。〈用例〉江戸〜東京。
- [二](接尾)調べること、の意を表す。〈用例〉宗門〜。
- あらため‐て【改めて】(副)
- ①さらにまた。別のおりに。another time〈用例〉〜うかがいます。
- ②あらたに。こと新しく。anew〈用例〉〜言うまでもない。
- *あらた・める【改める】(下一他)
- ①新しくする。変える。よくする。renew; change〈用例〉規則を〜。日を〜。内容を〜。
- ②ことばや態度などを直す。きちんとする。correct〈用例〉服装を〜。ことばづかいを〜。
- ③検査する。調べる。吟味する。examine; inspect〈用例〉切符を〜。おつりを〜。
- あらち‐の‐せき【▽愛▽発の関】
- 福井県敦賀市愛発山に置かれた古代の関所。古代三関の一つで、越前(えちぜん)と近江(おうみ)の国境に位置する北陸道の要衝。
- あら‐づくり【粗造り】
- 手間をかけずに、ざっと造ること。また、そのもの。
- あらっ‐ぽ・い【荒っぽい】(形)
- 荒々しい。rough; rude〈用例〉〜男。〈派生〉あらっぽさ(名)
- あらっ‐ぽ・い【粗っぽい】(形)
- 雑である。大まかだ。rough〈用例〉仕事が〜。〈派生〉あらっぽさ(名)
- あら‐て【新手】
- ①まだ戦っていない軍勢。新しく戦いに加わった兵。fresh force
- ②新しく仲間に加わった人。newcomer
- ③新しい手段。しんて。new method〈用例〉〜を考え出す。
- あら‐と【粗▼砥】
- 面の粗い砥石(といし)。刃物をざっととぐのに使う。
- アラトス【Arātos】
- (BC315ごろ-BC240ごろ)擬古典時代のギリシアの詩人。星座神話を主題とする叙事詩『星座物語』は翻訳され、ラテン文学に影響。Aratus
- あらなく‐に(連語)
- 〈古語〉
- 《「なく」は打ち消しの助動詞「ず」の連体形「ぬ」の名詞化》いないのに。…でないのに。〈用例〉なにしか来けむ君も〜(万葉・2・163)。
- あら‐なみ【荒波】
- ①荒れ狂う波。rough seas
- ②物事のはげしさ・つらさのたとえ。hardships〈用例〉世の〜。
- あら‐なわ【荒縄・粗縄】
- 目のあらい、太いわら縄。straw rope
- アラニュ【Arany János】
- (1817-82)ハンガリーの詩人。叙事詩3部作『トルディ』など。
- アラニン【alanine】
- アミノ酸の一つ。αアラニンは広くたんぱく質に含まれる。βアラニンはリンゴの果汁中に存在する。
- あら‐ぬ(連体)
- ①別の。違った。different〈用例〉〜人。
- ②とんでもない。意外な。unexpected〈用例〉〜疑い。
- ③あってはならぬ。不都合な。よくない。undesirable〈用例〉〜ことを口走る。
- ④なんということもない。そぞろな。〈用例〉〜思い。
- あらぬ方(あらぬかた)
- 思いがけない方向。見当違いの方角。wrong direction
- あら‐ぬか【粗▼糠】
- ①もみがら。
- ②砕けた米粒などの混じったぬか。
- あら‐ぬり【粗塗り】(名・サ変他)
- ざっと塗っただけで、仕上げてないこと・物。rough coating〈用例〉〜壁。
- あら‐の【荒野・▼曠野】
- [一]荒れて、人けのない野原。あれの。wasteland; wilderness
- [二]《曠野》山本荷兮(かけい)編の俳諧撰集(はいかいせんしゅう)。3冊。元禄(げんろく)2年(1689)芭蕉(ばしょう)序。芭蕉と門人の発句と連句を収める。『俳諧七部集』の第3集。阿羅野。
- アラバール【Fernando Arrabal】
- (1932-)フランスの劇作家。スペイン生まれ。「パニック劇」を書く。戯曲『建築家とアッシリア皇帝』など。
- あら‐はえ【荒▽南▽風】
- 《「はえ」は、南風の意》梅雨のころの強い南風。黒南風(くろはえ)。〈参考〉白南風(しらはえ)。
- あらば‐こそ(連語)
- 〈文語的〉
- あるはずがない。あるどころか。〈用例〉ものを言うまも〜。
- アラバスター【alabaster】
- ①大理石の一種。乳白・淡黄・淡赤色などの半透明の石。比較的柔らかで加工しやすく、磨くと光沢がでる。古代から彫刻・工芸用材として使用。
- ②石膏(せっこう)の一種。雪花(せっか)石膏。近世以降工芸装飾に用いられた。
- あらはた‐かんそん【荒畑寒村】
- (1887-1981)社会主義者。横浜生まれ。本名は勝三。平民社で活動し、明治41年(1908)赤旗事件で入獄。大正11年(1922)日本共産党創立に参加。のち労農派。著書『寒村自伝』など。
- アラハバード【Allahabad】
- インド中北部、ウッタルブラデシュ州南東部、ガンジス川とヤムナ川の合流点にある商業都市。穀物・綿花などの取引中心地。ネルーの生誕地で独立運動の中心地の一つ。人口80.6万(1991)。
- アラバマ【Alabama】
- アメリカ南部、コットンベルトにある農業州。州都モンゴメリー。酪農が中心で、重工業も発達。人口407.0万(1992)。
- アラビア【Arabia・亜剌比亜】
- アジア大陸南西部、紅海(こうかい)とペルシア湾・インド洋にはさまれた半島部。中央部には砂漠が多い。住民は大部分がアラブ人。イスラム教の中心的な地域。
- アラビア‐うま【アラビア馬】
- アラビア原産のウマ。アラブ種。Arab
- アラビア‐かい【アラビア海】
- (Arabian Sea)インド洋北西部、インド半島とアラビア半島に囲まれた海域。塩分濃度は36.5%できわめて高い。モンスーンが規則的に吹く。
- アラビア‐ご【アラビア語】
- セム‐ハム語族のうち南セム語派に属する言語。一般に北アラビア語をさす。イラク・シリア・パレスチナ・アラビア半島およびエジプトほかの北アフリカ諸国で公用語とされる。文字はアラビア文字。Arabic
- アラビア‐コーヒーのき【アラビアコーヒーの木】
- コーヒーノキ属のうち、コーヒー原料としてもっとも多く栽培されるコーヒーノキ。coffee tree
- アラビア‐ゴム
- 《和製語》アラビアゴムノキの樹液を乾燥したもの。水溶液は粘着性をもつ。のり・錠剤結合剤・マイクロカプセルの原料など。gumarabic
- アラビアゴム‐の‐き【アラビアゴムの木】
- マメ科の常緑高木。葉は2回羽状複葉。花は白色で球形に集まって咲く。樹液からアラビアゴムをとる。アフリカ原産。acacia
- アラビア‐すうじ【アラビア数字】
- 《古くインドに起こり、アラビア人がヨーロッパに伝えた》算用数字。0123…など。Arabic numerals〈比較〉ローマ数字。
- アラビアせきゆ【アラビア石油(株)】
- 鉱業。石油会社。山下太郎によるサウジアラビア・クウェート沖の利権獲得を基礎に、昭和33年(1958)設立。日本で最初に海外の油田開発を行う。本社は東京都中央区明石(あかし)町。
- アラビア‐てつがく【アラビア哲学】
- おもに9〜12世紀にイスラム圏に展開した哲学。新プラトン主義的色彩が強く、中世ヨーロッパの哲学・神学に大きな影響を与えた。
- アラビア‐はんとう【アラビア半島】
- (Arabian Peninsula)アジア大陸南西部の大半島。サウジアラビア・クウェート・バーレーン・アラブ首長国連邦などからなる。北部のペルシア湾岸は世界的産油地帯。全体に乾燥地域で30%強が砂漠。
- アラビア‐もじ【アラビア文字】
- アラビア語・ペルシア語・マライ語などに用いられる表音文字。アラム文字が変化したもので、子音を表す文字のみで、母音はそれに加えられた符号で表す。右から左に横書きにされる。クーファ体とナスヒ体の2書体がある。Arabic alphabet
- アラビア‐わん【アラビア湾】
- (Arabian Gulf)ペルシア湾の別称。
- アラビアン‐ナイト【The Arabian Nights' Entertainments】
- 《原題Alf Layla wa Layla(アラビア)》アラビア語の説話集成。著者不明。6世紀ごろササン朝ペルシアで母体ができ、のちアラビア語に訳され、16世紀初めにほぼ完成。女性不信のペルシア王に、賢女シャハラザードが千一夜にわたり種々の話をするという設定。千一夜物語。千夜一夜物語。
- あらひと‐がみ【▽現人神】
- ①人間の姿を借りて、この世に現れた神。
- ②天皇の尊称。あきつかみ。あきつみかみ。
- アラビ‐パシャ【Ah̦mad‘Urābī Pasha al-Mișrī】
- (1839-1911)エジプトの民族運動指導者。1881年イギリス・フランスの経済的支配に対して反乱。イギリスの軍事干渉で挫折(ざせつ)、セイロンに流刑。
- あら・びる【荒びる】(上一自)
- ①荒々しく振る舞う。behave roughly
- ②心がすさんでいる。get wild
- ③土地などが荒れている。未開である。be laid waste
- あら・ぶ【荒ぶ】(上二自)
- 〈古語〉
- ①あばれる。乱暴する。〈用例〉山川の〜・ぶる神(古事記・中)。
- ②よそよそしくなる。疎遠になる。〈用例〉筑紫(つくし)船いまだも来ねばあらかじめ〜・ぶる君を見るが悲しさ(万葉・4・556)。
- アラファト【Yāsir Arafāt】
- (1929-)パレスチナ解放機構(PLO)の指導者。パレスチナ解放組織ファタハを組織してPLOに参加、1969年に議長となる。以後パレスチナ人の対イスラエル闘争を指導し続け、93年9月イスラエルとの相互承認、ガザ・エリコでのパレスチナ人による暫定自治を受け入れる。94年ラビンとともに、ノーベル平和賞受賞。
- アラブ‐イスラエル‐ふんそう【アラブ-イスラエル紛争】
- 1948年イスラエルの建国後、土地を追われたパレスチナ人およびアラブ諸国とイスラエルの間で発生した紛争。4次にわたる中東戦争が起こった。93年にはイスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)が相互承認するとともに、ガザ・エリコでのパレスチナ人による暫定自治開始で合意、94年5月より実施。Arab-Israeli dispute
- アラブ‐しゅ【アラブ種】
- ウマの一品種。乗用馬の代表種。体格はやや小形であるが、均整がとれて気品がある。運動性は軽快で、持久力に富む。世界各国でウマの品種改良に貢献。アラビア原産。アラブ。Arab
- アラブ‐しゅちょうこくれんぽう【アラブ首長国連邦】
- (United Arab Emirates)アラビア半島北東部、ペルシア湾南岸の国。首都アブダビ。7つの首長国で構成され、1971年イギリス保護領から独立。石油の生産が多く、OPEC・OAPECの加盟国。面積8.4万km2。人口198.6万(1993)。
- アラブ‐しょこく【アラブ諸国】
- アラビア半島を発生地とするセム語族の流れをくむアラブ人が創設した国々。政治・経済体制は多様だが、イスラム教の国が多い。
- アラブ‐じん【アラブ人】
- セム語族アラビア語を使用する人々。白色人種に分類。中東・北アフリカに分布。大部分がイスラム教徒。Arab
- あらふね‐やま【荒船山】
- 群馬・長野県境にある楯状(たてじょう)火山。標高1423m。山頂の平坦(へいたん)な溶岩台地で、平らな船のように見える。
- アラブ‐みんぞくしゅぎ【アラブ民族主義】
- アラブ民族は一つであるとする意識をもってアラブ世界の統一を求める思想と運動。Arabism
- アラフラ‐おおにし【アラフラ大▼螺】
- 世界最大の海産マキガイ。殻高約60cm(最大80cm余)、殻径約35cm。殻は厚く紡錘形で黄褐色。水深20〜50mの砂底にすむ。飾り物用。インドネシア東部に分布し、アラフラ海が主産地。Australian trumpet
- アラフラ‐かい【アラフラ海】
- (Arafura Sea)オーストラリア北岸とチモール島・ニューギニア島の間にある浅海。幅500km。真珠貝・白蝶(しろちょう)貝の産地。
- あらぶる‐かみ【荒ぶる神】
- 神道で、人間に災いをもたらす神。
- アラブ‐れんめい【アラブ連盟】
- (Arab League)アラブ諸国の主権擁護・経済・文化などの協力をめざす機構。1945年結成。本部カイロ。加盟20か国と1機構(1993)。
- アラベスク【arabesque】
- 《アラビア風の、の意》
- ①アラビア人が作りだした壁面装飾の文様。唐草文(からくさもん)・幾何文・文字文など。
- ②音楽で、幻想的・装飾的な器楽曲。
- ③バレエのポーズの一つ。
- あら‐ほうし【荒法師】
- ①荒々しい僧。勇猛(ゆうもう)な僧。荒ひじり。
- ②僧兵。
- あら‐ぼとけ【新仏】
- 死後はじめてのうらぼんに祭る死者の霊。新御霊(あらみたま)。
- あら‐ぼん【新盆】
- ①人が死んで、最初に迎えるうらぼん。初盆。にいぼん。
- ②あらぼとけ。
- あら‐まき【新巻(き)・荒巻(き)】
- 《わらなどで巻いたことによる》サケにうす塩をまぶした塩蔵品。塩ざけより風味はよいが貯蔵がきかない。北海道では「あきあじ・ときしらず」という。あらまきジャケ。〈数え方〉1本。
- あら‐まさひと【荒正人】
- (1913-79)文芸評論家。福島県生まれ。東大卒。『近代文学』創刊に参加し、政治と文学論争などに発言。著書『第二の青春』『夏目漱石(そうせき)』など。
- あらまし
- [一](名)
- ①だいたいのこと。概略。outline〈用例〉事の〜を説明する。
- ②{古語}計画。予想。〈用例〉かねての〜、皆違(たが)ひゆくかと思ふに(徒然・189)
- [二](副)あらかた。おおよそ。だいたい。almost; nearly
- あらま・し【荒まし】(形シク)
- 〈古語〉
- ①あらあらしい。〈用例〉〜・しき東(あづま)男(源氏・宿木)。
- ②けわしい。〈用例〉ゆききのほど、〜・しき山道にはべれば(源氏・宿木)。
- あらまし‐ごと【あらまし事】
- 〈古語〉
- こうあってほしいと思うこと。予期されること。希望。〈用例〉ただ亡からむ後(のち)の〜を明け暮れ思ひ続け給ふに(源氏・総角)。
- あらま・す(四他)
- 〈古語〉
- 将来のことなどを、思いめぐらす。予期する。〈用例〉さかゆく末を見んまでの命を〜・し(徒然・7)。
- あら‐まほ・し(形シク)
- 〈古語〉
- 申し分ない。理想的である。〈用例〉心ばせおほどかに〜・しうものし給ふ(源氏・玉鬘)。
- あら‐みたま【荒▽御▽魂】
- 古代日本人の霊魂観の一つ。荒々しく勇敢な神霊の働きをいう。〈対義〉和魂(にぎみたま)。
- あら‐みたま【新▽御霊】
- ①あらぼとけ。
- ②その年に死者の出た家をたずね、供物(くもつ)を上げること。多くは、大みそかの夜に行う。
- あらみ‐だめし【新身試し】
- 新刀の切れ味を試すこと。
- アラミド‐せんい【アラミド繊維】
- 芳香族ポリアミド繊維。引っ張り強度が大きく、防弾チョッキなどに用いられる。商標名はケブラー。aramid fiber
- アラムコ【ARAMCO】
- 《Arabian-American Oil Companyの略》1933年サウジアラビアに設立されたアメリカ資本系の石油会社。世界最大を誇ったが、79年サウジアラビア政府により国有化。
- アラム‐ご【アラム語】
- セム‐ハム語族のうち北西セム語派に属する言語。古代オリエント一帯のアラム人に広く用いられた国際商業語で、紀元前7世紀からアッシリア王国で、前6世紀からはペルシア帝国で公用語として使われた。イエスの日常語ともいわれ、旧約聖書の一部もこの言語で記録されている。Aramaic
- あら‐むしろ【粗▼筵】
- 編み目の粗いむしろ。そまつなむしろ。
- アラム‐じん【アラム人】
- 古代オリエントで活躍した西セム系の半遊牧民族。紀元前1000年ごろ北シリアを中心に多くの小王国を建設。オリエントの商圏を支配した。Aramaean
- アラム‐もじ【アラム文字】
- 古代セム‐アルファベットの分派の一つ。アラビア文字・ヘブライ文字・インド系文字などのもととなる。アルファベット成立史上重要な位置を占める。そのアラム語は古代オリエントの国際語として通用。Aramaic alphabet
- あら‐め【荒▽布】
- 褐藻類コンブ科の多年生海藻。もっとも低い潮位より深い所に群生。黒褐色で、茎は上方で二またに分枝し、羽状葉片を密生。アルギン酸・沃素(ようそ)の原料とするほか、食用。
- アラモ【Alamo】
- アメリカ、テキサス州サンアントニオにスペイン人が建てた教会。1836年テキサス独立戦争で、クロケットら約200人が立てこもり、包囲したメキシコ軍と戦って全滅。アラモ砦(とりで)。
- ア‐ラ‐モード【à la mode(フランス)】
- 最新流行の型。
- あら‐もの【荒物】
- 家庭用雑貨の総称。ざる・ほうきなど。sundries〈対義〉小間物。
- あらやこうぎょう【新家工業(株)】
- 輸送用機器。鋼管・自転車用リムを製造。大正8年(1919)設立。本社は大阪市中央区南船場(せんば)。
- あらや‐しき【▼阿▽頼▼耶識】
- 《ālaya-vijñāna(梵)の音写》仏教の唯識(ゆいしき)説で説く、八識のうちの第8識。心の働きのよりどころとなる、もっとも根源的なもので、他の7識が生じるための基盤となる。アーラヤ識。阿梨耶識。蔵識。
- あら‐ゆ【新湯】
- わかして、まだだれも入っていないふろ。さらゆ。
- あら‐ゆる【▽凡ゆる】(連体)
- あるかぎりの。すべての。all〈用例〉〜手段を用いる。
- あららぎ【▽塔】
- 《斎宮(さいぐう)のいみことば》塔(とう)の異称。
- あららぎ【アララギ】
- 短歌雑誌。伊藤左千夫(いとうさちお)らが明治41年(1908)創刊。写生短歌を標榜(ひょうぼう)し、島木赤彦(しまきあかひこ)・古泉千樫(こいずみちかし)・斎藤茂吉(さいとうもきち)らを生んだ。
- あらら・げる【荒らげる】(下一他)
- 荒くする。raise〈用例〉ことばを〜。
- アララット‐さん【アララット山】
- (Mount Ararat)トルコ中東部、アルメニア高原にある死火山。標高5165m。同国最高峰。「ノアの箱舟」の漂着地といわれる。
- あら‐り【粗利】
- 売上高と売上原価との差額。生産者では売価と生産原価、商業者では売価と仕入原価との差額になる。マージン。利幅。粗利益。荒利益。gross profit
- アラリック【Alaric】
- (370ごろ-410)西ゴート王(在位(395-410))。ローマ皇帝テオドシウスの死後、東西ローマ帝国に侵入。410年ローマ市を略奪したが、アフリカ遠征途上病死。
- あら‐りょうじ【荒療治】(名・サ変他)
- ①乱暴に手当てをすること。その手当て。drastic treatment
- ②思いきった方法で改革すること。drastic measure
- ③人をむごく殺傷すること。murder
- アラル‐かい【アラル海】
- (Aral)中央アジア、カザフスタン南部にある塩湖。面積6.6万km2。塩分濃度は海水の3分の1。古代地中海の名残。
- アラルコン‐イ‐アリサ【Pedro Antonio de Alarcón y Ariza】
- (1833-91)スペインの小説家。ユーモラスで地方色豊かな作風で知られる。中編『三角帽子』など。
- あられ【▼霰】
- ①雪の結晶に過冷却の水滴がついてできた白色不透明の氷の粒。直径5mm以下の氷塊をいう。hail〈比較〉ひょう。
- ②調理などで、材料をさいの目に切ること。切ったもの。cube〈用例〉〜に切る。〜どうふ。
- ③もちをさいの目に小さく切って、煎(い)ったあとに味つけしたもの。あられもち。〈比較〉せんべい。
- ④織物や染め物の模様の名。こいしだたみ。
- ⑤「→あられ星」の略。
- あられ‐いし【▼霰石】
- 炭酸カルシウムを主成分とする白色の鉱物。斜方晶系。石灰化するバクテリアやサンゴの外骨格や真珠の無機質部分などに含まれる。aragonite
- あられ‐うつ【▼霰打つ】
- [枕ことば]「あられ」にかかる。〈用例〉〜あられ松原住吉(すみのえ)の弟日娘(おとひをとめ)と見れど飽かぬかも(万葉・1・65)。
- あられ‐ぎり【▼霰切(り)】
- 料理で、材料を小さめのさいの目に切ること。ふつうは5mm角ぐらい。
- あられ‐ばい【▼霰灰】
- 霰のように粒状につくられた灰。茶道では流儀によって、炉の撒(ま)き灰に用いる。
- あられ‐ぼし【▼霰星】
- かぶと・茶がま・鉄びんなどの表面にある、小さい多くの突起。あられ。
- あられ‐も‐な・い(形)
- ①あるべきでない。とんでもない。impossible〈用例〉〜うわさ。
- ②似つかわしくない。とくに女性について、ふさわしくない振る舞いにいう。unbecoming; improper〈用例〉〜すがた。
- あられ‐る【有られる】(連語)
- 《「いらっしゃる」より敬意が強い》いられる。〈用例〉お孫さんが大勢〜。技術者で〜お方。