あらわ【露(わ)・顕(わ)】(形動)
①隠れていたところをはっきりと見えるようにするさま。むき出し。bare〈用例〉肌も〜に。
②隠していたこと・態度などをはっきりと示すさま。公然。openly〈用例〉〜に反対する。憎しみを〜にする。
アラワクけい‐しょぞく【アラワク系諸族】
アマゾン川中流域から北と西に分布するインディオで、アラワク語を話す約120部族の総称。南米最大。狩猟・漁労・焼き畑農耕に従事。Arawak
あら‐わざ【荒技】
武道・スポーツなどで、思いきった大技。また、無理をかまわず、しかける技。
あら‐わざ【荒業】
力のいる荒々しい仕事。力仕事。physical labor
*あらわ・す【表す・表わす】(五他)
①感情やようすを表面に見えるようにする。表情。show; indicate〈用例〉怒りを顔に〜。
②考えや意志をはっきりと示す。express〈用例〉自分の考えを文章に〜。
③記号などがあること・ものを意味する。stand for〈用例〉赤は危険を〜。北を〜記号。
*あらわ・す【現す・現わす・顕す・顕わす】(五他)
隠れているものを見えるように出す。明らかに見せる。show up; reveal〈対義〉隠(かく)す。〈用例〉姿を〜。頭角を〜。
*あらわ・す【著す・著わす】(五他)
本を書いて世に発表する。著作する。publish; write〈用例〉書物を〜。
あらわ・る【現る】(下二自)
〈古語〉
→あらわれる(現れる)
あらわれ【現れ・現われ】
①現れること。
②内部のものが形をとって外に現れたもの。その結果。〈用例〉努力の〜。
あらわれ・でる【現れ出る・現われ出る】(下一自)
姿をみせる。出現する。appear
*あらわ・れる【表れる・表われる】(下一自)
態度やようすなどが自然に表面に出てくる。appear; be revealed〈用例〉喜びが顔に〜。努力が結果に〜。
*あらわ・れる【現れる・現われる・顕れる・顕われる】(下一自)
〈対義〉隠れる。
①隠されていたものの形が表面に出てくる。appear〈用例〉雲間から月が〜・れた。
②目だつようになる。come out〈用例〉真価が〜。
③知れる。発覚する。be revealed〈用例〉悪事が〜。
④そこへ出て来る。appear〈用例〉20分遅れてやっと〜。
アラン【Alain】
(1868-1951)フランスの哲学者。モラリスト。本名はエミール=オーギュスト=シャルチエ。情念の分析に基づく人間論を展開。著書『芸術論集』『幸福論』『わが思索のあと』など。
あらん‐かぎり【有らん限り】(連語)
あるかぎり。全部。ありったけ。all〈用例〉〜のちえをしぼる。
アラン‐セーター【Aran sweater】
→フィッシャーマンセーター
あらんにゃ【若】
《araṇya(梵)の音写。山林、の意》
①僧が修行するのに適した閑静な場所。
②寺院の異称。
アラン‐フルニエ【Alain-Fournier】
(1886-1914)フランスの小説家。作品『モーヌの大将』など。
あり【蟻】
ハチ目アリ科の昆虫の総称。体長は働きアリでふつう2〜10mm。社会生活をすることで知られる。アリの社会は数十(ハリアリ)から数万(ハキリアリ)の個体で構成され、それぞれの社会は雄アリ・働きアリ・女王アリからなる。集団行動はアリの出すフェロモンによる。世界に約1万種、日本に約150種がいる。ant
蟻の穴から堤も崩れる(ありのあなからつつみもくずれる)
《『韓非子(かんぴし)』「喩老(ゆろう)」のことばから》ちょっとした不注意や失敗から大事がだめになることのたとえ。大きな堤も蟻の穴から崩れる。
蟻の甘きに付くが如し(ありのあまきにつくがごとし)
人は利益のあるところに、よりつくことのたとえ。
蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)
微力な者でも、一心に願えば望みどおりになるものだ。
蟻の熊野参り(ありのくまのまいり)
《アリの行列を、社寺参りの人の列にたとえた語》大ぜいがぞろぞろ列をなして続くこと。蟻の百度参り。
蟻の塔を組む如し(ありのとうをくむごとし)
《「塔」は蟻塚のこと》わずかずつではあるが、こつこつと怠りなく事を行って、ついには大業を成しとげることのたとえ。
蟻の這い出る隙も無い(ありのはいでるすきもない)
警戒が厳重で、少しのすきもない。be closely guarded〈類似〉水も漏らさぬ。
あ・り【有り・在り】
〈古語〉
[一](ラ変自)
①存在する。ある。いる。〈用例〉大和には群山(むらやま)〜・れど(万葉・1・2)。
②生きている。〈用例〉わが思ふ人は〜やなしやと(伊勢・9)。
③時が経過する。〈用例〉二日ばかり〜・りて(枕・職の御曹司におはします頃、西の廂にて)。
④その場に居合わせる。〈用例〉もの思へるけはひして、〜・る人々も忍びてうち泣くさまなど(源氏・夕顔)。
⑤《格助詞「と」を受けて》「言ふ・宣(のたま)ふ・答ふ」などの意を表す。〈用例〉「夜なれば異様(ことやう)なりとも疾(と)く」と〜・りしかば(徒然・215)。
[二](補動ラ変)《形容詞・形容動詞・一部の助動詞の連用形、助詞「て」などを受けて陳述を表す》
①…(て)ある。…(て)いる。〈用例〉天離(あまさか)る鄙(ひな)には〜・れど(万葉・17・4008)。
②《「お…あり」「ご…あり」などの形で》尊敬の意を表す。〈用例〉二月中に鎌倉殿又御上洛〜(平家・12・六代被斬)。
有りの遊び(ありのすさび)
あるのになれて、ありがたみを感じないこと。いつでもできるという気持ちで、なおざりにすること。
アリア【aria(イタリア)
詠唱。オペラ・オラトリオ・カンタータの中の独唱曲。または旋律的な器楽の小品。aria〈比較〉レチタティーボ(叙唱)。
あり‐あ・う【有(り)合う・在(り)合う】(五自)
①ちょうどそこにある。有り合わせる。
②たまたま、その場にいあわせる。〈用例〉〜人々。
あり‐あけ【有(り)明け・有明】
①夜明けのあとにも月が見えている状態。また、その月。月齢16日以後の夜明け。
②夜明けがた。day break
③夜を通してあかつきにおよぶこと。終夜。all night
④「→有り明けあんどん」「→有り明けの火」の略。
有り明けの月(ありあけのつき)
夜明けがた、空に残っている月。残月。有り明けづき。wan morning moon
有り明けの火(ありあけのひ)
夜通しつけておく灯。
ありあけ【有明】
〈町〉佐賀県南部、有明海に臨む町。大半が干拓地。稲作・れんこん栽培・海苔(のり)養殖がさかん。人口9584(1994)。
ありあけ【有明】
〈町〉長崎県、島原半島東岸の町。野菜・果樹栽培、畜産、海苔(のり)養殖がさかん。人口1万2271(1994)。
ありあけ【有明】
〈町〉熊本県、天草(あまくさ)上島北部の町。野菜・タバコ・甘夏ミカンの産地。沿岸漁業も行われタイ網・干しダコが有名。人口7193(1994)。
ありあけ【有明】
〈町〉鹿児島県、大隅(おおすみ)半島基部東岸の町。シラス台地での畑作・畜産がさかん。人口1万2769(1994)。
ありあけ‐あんどん【有(り)明け行灯】
夜通しつけておくあんどん。有り明けの火。
ありあけ‐かい【有明海】
九州中西部の大湾入。福岡・佐賀・長崎・熊本4県に囲まれる。潮の最大干満差が6mで日本最大。海苔(のり)・貝類の養殖がさかん。沿岸は広大な干拓地。
ありあけしゅう【有明集】
蒲原(かんばら)有明の詩集。明治41年(1908)刊。1900年代の日本の象徴詩の到達点を示す。
ありあけ‐づき【有(り)明け月】
有り明けの月。
ありあけ‐なつお【有明夏夫】
(1936-)小説家。本名は斎藤義和。大阪生まれ。同志社大中退。昭和54年(1979)『大浪花(なにわ)諸人往来』で第80回直木賞受賞。作品『東海道星取表』『幕末早春賦』など。
ありあけ‐ぶくろ【有(り)明け袋】
火打ち道具などを入れて、旅行に携えた小袋。
ありあけ‐わん【有明湾】
→志布志(しぶし)の別称。
アリアドネ【Ariadnē(ギリシア)
ギリシア神話でクレタ島の王ミノスの娘。アテネの王子テセウスに糸巻きを与え、迷宮の怪獣ミノタウロス退治を助ける。のちディオニュソス神の妃。Ariadne
あり‐あま・る【有(り)余る】(五自)
必要以上にある。more than enough〈用例〉〜財宝。
あり‐あり(副)
目に見えるようにはっきりと外に現れたり、心に感じられたりするさま。vividly〈用例〉〜と目に浮かぶ。
あり‐あわせ【有り合(わ)せ・有合(わ)せ】
たまたまそこにあること・もの。anything available
あり‐あわ・せる【有り合(わ)せる・有合(わ)せる】(下一自)
①たまたまそこにある。
②たまたまそこにいる。いあわせる。
アリアンツ【Allianz Lebensversicherungs-Aktiengesellschaft】
ドイツの生命保険会社。本店シュツットガルト。1889年設立。
アリー【‘Alī ībn Abī Tālib】
(603-661)イスラム教団第4代正統カリフ(在位(656-661))。シーア派初代イマーム。ムハンマドの従弟で女婿(じょせい)。カリフとなったが、ムアーウィヤなど反対勢力が強く、暗殺された。
アリィ‐シャン【阿里山】
(Ālĩ Shān)→ありさん(阿里山)
アリウス【Arius】
(250ごろ-336)アレキサンドリアの司祭。三位一体論争で、キリストの神性を否定。ニカイア公会議で異端宣言を受けるが、その説は広く教会に論争をもたらす。
ありう‐べき【有(り)得べき】(連語)
①あってもいい。
②ありそうな。〈用例〉それは〜ことだ。
アリウム【Allium(ラテン)
ユリ科ネギ属のこと。ふつうはその中の観賞用品種をさす。鱗茎(りんけい)の球根で、高さ15〜120cm。5〜6月に小花を球状につける。北半球に分布。
あり・うる【有(り)得る】(下二自)
ありそうだ。可能性がある。possible; probable
ありえ【有家】
〈町〉長崎県、島原半島南東部の町。扇状地はミカン・タバコ・キュウリなどの畑作地帯。手延(ての)べそうめんが名産。人口9944(1994)。
ありえ‐ない【有(り)得ない】(連語)
あるはずがない。可能性がない。impossible
アリオーソ【arioso(イタリア)
《音楽用語》
①オペラやカンタータで歌われる伴奏付きレチタティーボ。旋律的で表情豊かな性格をもつ。
②①と同様な性格をもつ短い器楽曲。
アリオスト【Ludovico Ariosto】
(1474-1533)イタリアのルネサンス盛期の文学を代表する詩人。騎士道文学の最高傑作、叙事詩『オルランド狂乱』を著す。
あり‐か【在(り)処】
①物のあり場所。whereabouts〈用例〉財宝の〜。
②人の居場所。whereabouts
あり‐がお【有り顔】
いかにもなにかありそうな顔つき。ありげ。〈用例〉わけ〜。
あり‐かた【在り方】
どうあればいいかということ。あるべきすがた。〈用例〉研究会の〜。
*あり‐がた・い【有(り)難い】(形)
《あることがまれだ、の意から》
①宗教的な真理に触れた気持ちになる。たっとい。もったいない。worshipful〈用例〉〜お話。〜仏様。
②感謝すべきだ。かたじけない。grateful〈用例〉〜・くいただきます。
③いいものをもらったり、いいことに出会ったりして、うれしい。happy; glad〈用例〉上天気になって〜。〈派生〉ありがたが・る(五自)ありがたげ(形動)ありがたさ(名)ありがたみ(名)
あり‐がた・し【有り難し】(形ク)
〈古語〉
①あることがまれだ。めったにない。めずらしい。〈用例〉御かたち、心ばへ、〜・く珍しきまで見えたまふ(源氏・桐壺)。
②ありそうもない。〈用例〉さるべきついでなくては対面も〜・ければ(源氏・行幸)。
③おそれ多い。〈用例〉〜・き朝恩なるに(平家・11・鏡)。
有り難き仕合わせ(ありがたきしあわせ)
《思いもよらぬ幸運に、感謝する気持ちを表す語》大変にありがたい。God be praised!
ありがた‐なみだ【有(り)難涙】
有り難くてこぼす涙。tears of gratitude
ありがた‐み【有(り)難み】
有り難いと思う感じ・程度。blessing〈用例〉親の〜。
ありがた‐めいわく【有(り)難迷惑】(名・形動)
親切や好意が、かえって人を困らせること・さま。有り難いと同時に、迷惑にも感じること・さま。unwelcome favor
あり‐がち【有(り)勝ち】(形動)
よくあるさま。common; frequent〈用例〉〜な失敗。
あり‐がとう【有(り)難う】(感)
《「ありがとうございます」は、さらに改まった丁寧な言い方》感謝やお礼の気持ちを表すことば。Thank you.〈用例〉どうも〜。
ありが‐ながお【有賀長雄】
(1860-1921)法学者・社会学者。大坂の人。東大卒。ヨーロッパ留学後、陸大・東大などで国際法を教える。また袁世凱(えんせいがい)の法律顧問として中国の憲法制定を助ける。著書『社会学』など。
あり‐がね【有(り)金】
手元にあるお金。所持金。cash in hand; ready money〈用例〉〜残らず出せ。
有り金を叩く(ありがねをはたく)
もっている金を、すべて出しきる。有り金叩く。use all the money one has
ありかわ【有川】
〈町〉長崎県五島(ごとう)列島、中通(なかどおり)島にある町。定置網漁業の中心地。有川うどんが特産。人口8224(1994)。
アリカンテ【Alicante】
スペイン南東部、地中海に臨む港湾都市。ぶどう酒・果実などの輸出港。保養地としても有名。人口26.1万(1991)。
あり‐きたり【在り来(た)り】(名・形動)
以前からあること・さま。珍しくないこと・さま。ふつう。commonplace; conventional〈用例〉〜の人物。
ありきぬ‐の【あり衣の】
[枕ことば]《「ありきぬ」は、絹の衣、鮮やかな衣、ありあわせの衣などの意とするが未詳》大切なものとして、また、同音を繰り返すことから「宝・在り」などにかかる。〈用例〉麻績(をみ)の児(こ)ら〜宝の子らが打栲(うつたへ)は経(へ)て織る布(万葉・16・3791)。
あり‐ぎれ【有(り)切れ・有(り)布】
有り合わせの切れ。
あり・く【歩く】(四自)
〈古語〉
①歩きまわる。出歩く。〈用例〉面白き所々〜・きて(宇津保・嵯峨の院)。
②動きまわる。〈用例〉菰(こも)積みたる舟の〜こそ(枕・卯月のつごもりがたに)。
③《動詞の連用形に付いて》
(ア)…しつつ日を送る。…して過ごす。〈用例〉わびしと思ひ〜・き給ふ(源氏・紅葉賀)。
(イ)…してまわる。あちこちで…する。〈用例〉よろづの所求め〜・きて(源氏・帚木)。
あり‐くい【蟻食】
食性が特殊化した哺乳(ほにゅう)類アリクイ科の総称。体長約1mのオオアリクイ、約60cmのコアリクイ、約15cmのヒメアリクイなどがある。いずれも歯はなく、長い舌でシロアリなどをなめとる。中南米に分布。anteater
アリクブカ【Arikbukha・阿里不哥】
(?-1266)チンギス=ハンの末子ツルイの子。フビライとハン位を争ったが、1264年降伏。
あり‐ぐも【蛛】
アリに似たハエトリグモ科のクモ。体長約6mm。頭胸部は黒褐色、腹部は黄褐黒色。本州・四国・九州に分布。
あり‐げ【有り気】(形動)
《他の語の下に付いて》…がありそう。〈用例〉意味〜。いわく〜。
アリゲーター【alligator】
(ふん)が幅広く吻端(ふんたん)がまるい、アリゲーター属のワニの総称。ワニのなかではおとなしい。長江(揚子江(ようすこう))下流に分布するヨウスコウワニは全長約2m、北アメリカ南東部に分布するミシシッピワニは全長6mに達する。〈比較〉クロコダイル。〈参照〉カイマン。
ありさか‐なりあきら【有坂成章】
(1852-1915)陸軍中将。周防(すおう)の人。男爵。日露戦争で威力を発揮した31年式速射野砲(有坂砲)などを考案。
あり‐さま【有(り)様】
ようす。状態。光景。state; scene
アリザリン【alizarin】
アカネの根から得られる赤色の色素。古くから重要な天然染料として知られている。
ありさわ‐ひろみ【有沢広巳】
(1896-1988)経済学者。高知県生まれ。東大卒。東大教授。統計学・経済政策を研究。傾斜生産方式を提唱し、第2次大戦後の日本経済の復興に貢献。著書『カルテル・トラスト・コンツェルン』『インフレーションと社会化』など。
あり‐さん【阿里山】
台湾中部、玉山西方の山地。標高1800〜2400m。ヒノキの産地。アリィシャン。
あり‐し【在りし】(連体)
存命中の。昔の。過ぎ去った。〈用例〉〜日のおもかげ。
あり‐じごく【蟻地獄】
①ウスバカゲロウ科の幼虫。体長10mm内外。砂地などにすりばち状の穴を掘ってその底にかくれ、穴に落ちたアリなどを捕らえる。夏に羽化。日本全土に分布。アトシザリ。スリバチムシ。アトサリムシ。
②①のつくるすりばち状の穴。antlion
ありしま‐いくま【有島生馬】
(1882-1974)洋画家・小説家。横浜生まれ。本名は壬生馬(みぶま)。有島武郎(たけお)の弟、里見閒(さとみとん)の兄。二科会・一水会の創立会員。絵画作品『鬼』など。
ありしま‐たけお【有島郎】
(1878-1923)小説家。東京生まれ。有島生馬・里見閒(さとみとん)の兄。大正期の白樺(しらかば)派を代表する、思想性豊かな作家。札幌農学校卒業後、米国に留学。『白樺』創刊に参加。作品『カインの末裔(まつえい)』『或(あ)る女』、評論『惜みなく愛は奪ふ』『宣言一つ』など。
あり‐しょくぶつ【蟻植物】
植物体の一部にアリが住みつき、共生関係にある植物。熱帯地方のアリノストリデなど。ant plant
あり‐すい【蟻吸】
アリを好んで食べるキツツキ科の鳥。全長約17cm。灰褐色の地に黒や灰色の縞(しま)やまだらがある。キツツキのように尾羽は硬くなく、また嘴(くちばし)が弱く幹に穴を掘ることができない。ユーラシア・北アフリカに分布し、日本では北海道と本州北部で繁殖し、冬はそれ以南に渡る。wryneck
ありすがわ‐の‐みや【有栖川宮】
四親王家の一つ。寛永(かんえい)2年(1625)後陽成(ごようぜい)天皇の皇子好仁(よしひと)親王が高松宮(たかまつのみや)を称したのに始まる。第3代幸仁(ゆきひと)親王が寛文(かんぶん)12年(1672)有栖川宮と改称。以後10代存続したが、大正2年(1913)、高松宮宣仁(のぶひと)親王が祭祀(さいし)を継承。
ありすがわのみや‐たるひとしんのう【有栖川宮仁親王】
(1835-95)明治初期に活躍した皇族。王政復古で総裁職に就任し、戊辰(ぼしん)戦争で東征軍大総督、西南戦争では征討総督、のち参謀総長などを歴任した。
アリス‐スプリングズ【Alice Springs】
オーストラリア中部のオアシスの町。世界最大の一枚岩、エアーズ‐ロックへの観光基地。人口2.6万(1991)。
アリスタルコス【Aristarchos】
(BC310ごろ-BC230ごろ)古代ギリシアの天文学者。地球の自転と公転を提唱。地球から太陽と月までの距離の比を測定し、19対1とした。
アリスティッポス【Aristippos】
(BC435ごろ-BC355ごろ)古代ギリシアの哲学者。ソクラテスの弟子で、キュレネ学派の祖。快楽を重んじ、そのためには識見が必要なことを説いた。
アリステイデス【Aristeidēs】
(BC520ごろ-BC468ごろ)古代ギリシアのアテネの政治家・将軍。サラミスの海戦で活躍し、ペルシア戦争での勝利に貢献。戦後はデロス同盟の結成に尽力。
アリストクラシー【aristocracy】
〈対義〉デモクラシー。
①貴族。特権階級。
②貴族政治。
③貴族趣味。
アリストテレス【Aristotelēs】
(BC384-BC322)古代ギリシアの哲学者。逍遥(しょうよう)学派の祖。プラトンの弟子で、アレクサンドロス大王の若き日の家庭教師。アテネに学園リュケイオンを設立、哲学をはじめ諸学の体系を築いた。著書『形而上(けいじじょう)学』『政治学』『詩学』など。アリストートル。
アリストファネス【Aristophanēs】
(BC445ごろ-BC385ごろ)古代ギリシア最大の喜劇詩人。ペロポネソス戦争のさなか、時事・政治・文化の問題をとりあげ、痛烈に風刺し批判した。喜劇『雲』『女の平和』『蛙(かえる)』など。アリストパネス。
ありそ【磯】
《「あらいそ」の約》岩石が多くて、波の荒い海岸。
アリゾナ【Arizona】
アメリカ南西部の州。州都フェニックス。コロラド高原が大半を占め、グランドキャニオンが有名。銅などの鉱業がさかん。人口375万(1991)。
ありそ‐なみ【磯波】
[枕ことば]《同音を繰り返すことから》「あり」にかかる。〈用例〉恙(つつみ)なく幸(さき)く坐(いま)さば〜ありても見むと(万葉・13・3253)。
ありた【有田】
〈町〉佐賀県西部の町。江戸時代初期以来、有田焼の産地として有名。5月に陶器市がある。人口1万3795(1994)。
ありだ【有田】
〈市〉和歌山県北西部、有田川河口にある市。有田みかんの中心産地。蚊取り線香が特産。人口3万5348(1994)。
アリダード【alidade】
平板測量器機の一つ。水準器・照準装置・定規を備え、方向と傾斜を測定し作図するのに用いられる。
あり‐だか【有(り)高・在(り)高】
今ある総量。現在高。amount in hand
ありだ‐がわ【有田川】
和歌山県北部を西流する川。長さ67km。高野(こうや)山に発し、紀伊(きい)水道に注ぐ。下流域は有田みかんの産地。
あり‐たけ【茸】
①マツタケ科のキノコ。小さい棒状で、ハキリアリが巣の中に作って食料にする。
②子嚢(しのう)菌類、冬虫夏草(とうちゅうかそう)の一種。アリに寄生し、死後キノコをつくる。
ありた‐そう【有田草】
アカザ科の一年草。高さは70cm余に達し、夏季に、緑色の小花を多数つける。臭気が強い。メキシコ原産の帰化植物。ルーダソウ。
ありた‐やき【有田焼】
佐賀県有田地方で産する磁器。伊万里(いまり)港から出荷されたので伊万里焼ともいう。
アリタリア‐こうくう【アリタリア航空】
(Linee Aeree Italiane S.p.A.)イタリアの国営航空会社。1947年設立。アリタリア。AZA。
ありち‐がた【在千潟】
[枕ことば]《地名ともするが未詳。同音を繰り返すことから》「あり」にかかる。〈用例〉〜あり慰めて行かめども家なる妹(いも)いおぼほしみせむ(万葉・12・3161)。
あり‐づか【蟻塚】
アリやシロアリが枯れ葉などを土とともに練り固めて作る巣。日本で見られるのはエゾアカヤマアリの巣で、高さ約1m。アフリカ産のキノコシロアリの巣は高さ6m余にもなる。蟻の塔。formicary; anthill
ありづか‐むし【蟻塚虫】
石や倒木の下、アリの巣などにすむアリヅカムシ科のコウチュウの総称。赤褐色の微小な種類が多い。体長1.5〜3mm。日本には約150種が分布。
あり‐つ・く【有(り)付く】(五自)
①お金や食物などが手にはいる。get〈用例〉こづかい銭に〜。
②働き口が見つかる。find〈用例〉よい仕事に〜。
アリッサム【Alyssum(ラテン)
アブラナ科の一年草または多年草。高さ約10cmで分枝が多い。春と秋に、芳香ある小花を多数つける。花色は白・桃・紫で、花壇・鉢植え用。地中海沿岸原産。ニワナズナ。
ありっ‐たけ【有りっ丈】(名・副)
あるかぎり。すべて。ありたけ。all
あり‐つる【有りつる】(連体)
〈古語〉
さっきの。あの。今述べた。〈用例〉〜歌の返し(竹取)。
あり‐てい【有り体】(名・形動)
ありのまま。いつわりのないこと・さま。frankly〈用例〉〜に言えば。
アリディ【Johnny Hallyday】
(1943-)フランスのポピュラー歌手。フランスでツイストブームをまき起こし、人気を得る。
あり‐と‐あらゆる【有りと有らゆる】(連語)
《「あらゆる」を強めた形。連体詞的に用いる》あるかぎりの。すべての。ありとある。all
あり‐と‐ある【有りと有る】(連語)
→ありとあらゆる(有りと有らゆる)
あり‐どおし【蟻通】
アカネ科の常緑小低木。葉腋(ようえき)に1〜2.5cmの鋭いとげがある。初夏に白い花が咲き、丸い液果は赤く熟す。
あり‐なし【有り無し】
あることと、ないこと。あるか、ないか。有無(うむ)
ありなし‐ごえ【有り無し声】
聞きとれないほどの、かすかな声。faint voice
アリナミン【Alinamin】
《プロスルチアミンの商標名》ビタミンB1(チアミン)とニンニクの成分アリシンとの化合物。腸管粘膜からの吸収がよく、体内で分解されてビタミンB1となる。
ありね‐よし【在根良し】
[枕ことば]《「ありね」は、荒嶺(あらね)の借字、航海の目印とした対馬(つしま)の有明山を呼びかけたものなどとも言うが未詳》「対馬」にかかる。〈用例〉〜対馬の渡り海中(わたなか)に幣(ぬさ)取り向けて早帰り来(こ)ね(万葉・1・62)。