- あらわ【▽露(わ)・▽顕(わ)】(形動)
- ①隠れていたところをはっきりと見えるようにするさま。むき出し。bare〈用例〉肌も〜に。
- ②隠していたこと・態度などをはっきりと示すさま。公然。openly〈用例〉〜に反対する。憎しみを〜にする。
- アラワクけい‐しょぞく【アラワク系諸族】
- アマゾン川中流域から北と西に分布するインディオで、アラワク語を話す約120部族の総称。南米最大。狩猟・漁労・焼き畑農耕に従事。Arawak
- あら‐わざ【荒技】
- 武道・スポーツなどで、思いきった大技。また、無理をかまわず、しかける技。
- あら‐わざ【荒業】
- 力のいる荒々しい仕事。力仕事。physical labor
- *あらわ・す【表す・表わす】(五他)
- ①感情やようすを表面に見えるようにする。表情。show; indicate〈用例〉怒りを顔に〜。
- ②考えや意志をはっきりと示す。express〈用例〉自分の考えを文章に〜。
- ③記号などがあること・ものを意味する。stand for〈用例〉赤は危険を〜。北を〜記号。
- *あらわ・す【現す・現わす・▽顕す・▽顕わす】(五他)
- 隠れているものを見えるように出す。明らかに見せる。show up; reveal〈対義〉隠(かく)す。〈用例〉姿を〜。頭角を〜。
- *あらわ・す【著す・著わす】(五他)
- 本を書いて世に発表する。著作する。publish; write〈用例〉書物を〜。
- あらわれ【現れ・現われ】
- ①現れること。
- ②内部のものが形をとって外に現れたもの。その結果。〈用例〉努力の〜。
- あらわれ・でる【現れ出る・現われ出る】(下一自)
- 姿をみせる。出現する。appear
- *あらわ・れる【表れる・表われる】(下一自)
- 態度やようすなどが自然に表面に出てくる。appear; be revealed〈用例〉喜びが顔に〜。努力が結果に〜。
- *あらわ・れる【現れる・現われる・▽顕れる・▽顕われる】(下一自)
- 〈対義〉隠れる。
- ①隠されていたものの形が表面に出てくる。appear〈用例〉雲間から月が〜・れた。
- ②目だつようになる。come out〈用例〉真価が〜。
- ③知れる。発覚する。be revealed〈用例〉悪事が〜。
- ④そこへ出て来る。appear〈用例〉20分遅れてやっと〜。
- アラン【Alain】
- (1868-1951)フランスの哲学者。モラリスト。本名はエミール=オーギュスト=シャルチエ。情念の分析に基づく人間論を展開。著書『芸術論集』『幸福論』『わが思索のあと』など。
- あらん‐かぎり【有らん限り】(連語)
- あるかぎり。全部。ありったけ。all〈用例〉〜のちえをしぼる。
- あらんにゃ【▼阿▼蘭▽若】
- 《araṇya(梵)の音写。山林、の意》
- ①僧が修行するのに適した閑静な場所。
- ②寺院の異称。
- アラン‐フルニエ【Alain-Fournier】
- (1886-1914)フランスの小説家。作品『モーヌの大将』など。
- あり【▼蟻】
- ハチ目アリ科の昆虫の総称。体長は働きアリでふつう2〜10mm。社会生活をすることで知られる。アリの社会は数十(ハリアリ)から数万(ハキリアリ)の個体で構成され、それぞれの社会は雄アリ・働きアリ・女王アリからなる。集団行動はアリの出すフェロモンによる。世界に約1万種、日本に約150種がいる。ant
- 蟻の穴から堤も崩れる(ありのあなからつつみもくずれる)
- 《『韓非子(かんぴし)』「喩老(ゆろう)」のことばから》ちょっとした不注意や失敗から大事がだめになることのたとえ。大きな堤も蟻の穴から崩れる。
- 蟻の甘きに付くが如し(ありのあまきにつくがごとし)
- 人は利益のあるところに、よりつくことのたとえ。
- 蟻の思いも天に届く(ありのおもいもてんにとどく)
- 微力な者でも、一心に願えば望みどおりになるものだ。
- 蟻の熊野参り(ありのくまのまいり)
- 《アリの行列を、社寺参りの人の列にたとえた語》大ぜいがぞろぞろ列をなして続くこと。蟻の百度参り。
- 蟻の塔を組む如し(ありのとうをくむごとし)
- 《「塔」は蟻塚のこと》わずかずつではあるが、こつこつと怠りなく事を行って、ついには大業を成しとげることのたとえ。
- 蟻の這い出る隙も無い(ありのはいでるすきもない)
- 警戒が厳重で、少しのすきもない。be closely guarded〈類似〉水も漏らさぬ。
- あ・り【有り・在り】
- 〈古語〉
- [一](ラ変自)
- ①存在する。ある。いる。〈用例〉大和には群山(むらやま)〜・れど(万葉・1・2)。
- ②生きている。〈用例〉わが思ふ人は〜やなしやと(伊勢・9)。
- ③時が経過する。〈用例〉二日ばかり〜・りて(枕・職の御曹司におはします頃、西の廂にて)。
- ④その場に居合わせる。〈用例〉もの思へるけはひして、〜・る人々も忍びてうち泣くさまなど(源氏・夕顔)。
- ⑤《格助詞「と」を受けて》「言ふ・宣(のたま)ふ・答ふ」などの意を表す。〈用例〉「夜なれば異様(ことやう)なりとも疾(と)く」と〜・りしかば(徒然・215)。
- [二](補動ラ変)《形容詞・形容動詞・一部の助動詞の連用形、助詞「て」などを受けて陳述を表す》
- ①…(て)ある。…(て)いる。〈用例〉天離(あまさか)る鄙(ひな)には〜・れど(万葉・17・4008)。
- ②《「お…あり」「ご…あり」などの形で》尊敬の意を表す。〈用例〉二月中に鎌倉殿又御上洛〜(平家・12・六代被斬)。
- 有りの遊び(ありのすさび)
- あるのになれて、ありがたみを感じないこと。いつでもできるという気持ちで、なおざりにすること。
- アリア【aria(イタリア)】
- 詠唱。オペラ・オラトリオ・カンタータの中の独唱曲。または旋律的な器楽の小品。aria〈比較〉レチタティーボ(叙唱)。
- あり‐あ・う【有(り)合う・在(り)合う】(五自)
- ①ちょうどそこにある。有り合わせる。
- ②たまたま、その場にいあわせる。〈用例〉〜人々。
- あり‐あけ【有(り)明け・有明】
- ①夜明けのあとにも月が見えている状態。また、その月。月齢16日以後の夜明け。
- ②夜明けがた。day break
- ③夜を通してあかつきにおよぶこと。終夜。all night
- ④「→有り明けあんどん」「→有り明けの火」の略。
- 有り明けの月(ありあけのつき)
- 夜明けがた、空に残っている月。残月。有り明けづき。wan morning moon
- 有り明けの火(ありあけのひ)
- 夜通しつけておく灯。
- ありあけ【有明】
- 〈町〉佐賀県南部、有明海に臨む町。大半が干拓地。稲作・れんこん栽培・海苔(のり)養殖がさかん。人口9584(1994)。
- ありあけ【有明】
- 〈町〉長崎県、島原半島東岸の町。野菜・果樹栽培、畜産、海苔(のり)養殖がさかん。人口1万2271(1994)。
- ありあけ【有明】
- 〈町〉熊本県、天草(あまくさ)上島北部の町。野菜・タバコ・甘夏ミカンの産地。沿岸漁業も行われタイ網・干しダコが有名。人口7193(1994)。
- ありあけ【有明】
- 〈町〉鹿児島県、大隅(おおすみ)半島基部東岸の町。シラス台地での畑作・畜産がさかん。人口1万2769(1994)。
- ありあけ‐あんどん【有(り)明け行▽灯】
- 夜通しつけておくあんどん。有り明けの火。
- ありあけ‐かい【有明海】
- 九州中西部の大湾入。福岡・佐賀・長崎・熊本4県に囲まれる。潮の最大干満差が6mで日本最大。海苔(のり)・貝類の養殖がさかん。沿岸は広大な干拓地。
- ありあけしゅう【有明集】
- 蒲原(かんばら)有明の詩集。明治41年(1908)刊。1900年代の日本の象徴詩の到達点を示す。
- ありあけ‐なつお【有明夏▽夫】
- (1936-)小説家。本名は斎藤義和。大阪生まれ。同志社大中退。昭和54年(1979)『大浪花(なにわ)諸人往来』で第80回直木賞受賞。作品『東海道星取表』『幕末早春賦』など。
- ありあけ‐ぶくろ【有(り)明け袋】
- 火打ち道具などを入れて、旅行に携えた小袋。
- アリアドネ【Ariadnē(ギリシア)】
- ギリシア神話でクレタ島の王ミノスの娘。アテネの王子テセウスに糸巻きを与え、迷宮の怪獣ミノタウロス退治を助ける。のちディオニュソス神の妃。Ariadne
- あり‐あま・る【有(り)余る】(五自)
- 必要以上にある。more than enough〈用例〉〜財宝。
- あり‐あり(副)
- 目に見えるようにはっきりと外に現れたり、心に感じられたりするさま。vividly〈用例〉〜と目に浮かぶ。
- あり‐あわせ【有り合(わ)せ・有合(わ)せ】
- たまたまそこにあること・もの。anything available
- あり‐あわ・せる【有り合(わ)せる・有合(わ)せる】(下一自)
- ①たまたまそこにある。
- ②たまたまそこにいる。いあわせる。
- アリアンツ【Allianz Lebensversicherungs-Aktiengesellschaft】
- ドイツの生命保険会社。本店シュツットガルト。1889年設立。
- アリー【‘Alī ībn Abī Tālib】
- (603-661)イスラム教団第4代正統カリフ(在位(656-661))。シーア派初代イマーム。ムハンマドの従弟で女婿(じょせい)。カリフとなったが、ムアーウィヤなど反対勢力が強く、暗殺された。
- アリウス【Arius】
- (250ごろ-336)アレキサンドリアの司祭。三位一体論争で、キリストの神性を否定。ニカイア公会議で異端宣言を受けるが、その説は広く教会に論争をもたらす。
- ありう‐べき【有(り)得べき】(連語)
- ①あってもいい。
- ②ありそうな。〈用例〉それは〜ことだ。
- アリウム【Allium(ラテン)】
- ユリ科ネギ属のこと。ふつうはその中の観賞用品種をさす。鱗茎(りんけい)の球根で、高さ15〜120cm。5〜6月に小花を球状につける。北半球に分布。
- あり・うる【有(り)得る】(下二自)
- ありそうだ。可能性がある。possible; probable
- ありえ【有▽家】
- 〈町〉長崎県、島原半島南東部の町。扇状地はミカン・タバコ・キュウリなどの畑作地帯。手延(ての)べそうめんが名産。人口9944(1994)。
- ありえ‐ない【有(り)得ない】(連語)
- あるはずがない。可能性がない。impossible
- アリオーソ【arioso(イタリア)】
- 《音楽用語》
- ①オペラやカンタータで歌われる伴奏付きレチタティーボ。旋律的で表情豊かな性格をもつ。
- ②①と同様な性格をもつ短い器楽曲。
- アリオスト【Ludovico Ariosto】
- (1474-1533)イタリアのルネサンス盛期の文学を代表する詩人。騎士道文学の最高傑作、叙事詩『オルランド狂乱』を著す。
- あり‐か【在(り)▽処】
- ①物のあり場所。whereabouts〈用例〉財宝の〜。
- ②人の居場所。whereabouts
- あり‐がお【有り顔】
- いかにもなにかありそうな顔つき。ありげ。〈用例〉わけ〜。
- あり‐かた【在り方】
- どうあればいいかということ。あるべきすがた。〈用例〉研究会の〜。
- *あり‐がた・い【有(り)難い】(形)
- 《あることがまれだ、の意から》
- ①宗教的な真理に触れた気持ちになる。たっとい。もったいない。worshipful〈用例〉〜お話。〜仏様。
- ②感謝すべきだ。かたじけない。grateful〈用例〉〜・くいただきます。
- ③いいものをもらったり、いいことに出会ったりして、うれしい。happy; glad〈用例〉上天気になって〜。〈派生〉ありがたが・る(五自)ありがたげ(形動)ありがたさ(名)ありがたみ(名)
- あり‐がた・し【有り難し】(形ク)
- 〈古語〉
- ①あることがまれだ。めったにない。めずらしい。〈用例〉御かたち、心ばへ、〜・く珍しきまで見えたまふ(源氏・桐壺)。
- ②ありそうもない。〈用例〉さるべきついでなくては対面も〜・ければ(源氏・行幸)。
- ③おそれ多い。〈用例〉〜・き朝恩なるに(平家・11・鏡)。
- 有り難き仕合わせ(ありがたきしあわせ)
- 《思いもよらぬ幸運に、感謝する気持ちを表す語》大変にありがたい。God be praised!
- ありがた‐なみだ【有(り)難涙】
- 有り難くてこぼす涙。tears of gratitude
- ありがた‐み【有(り)難み】
- 有り難いと思う感じ・程度。blessing〈用例〉親の〜。
- ありがた‐めいわく【有(り)難迷惑】(名・形動)
- 親切や好意が、かえって人を困らせること・さま。有り難いと同時に、迷惑にも感じること・さま。unwelcome favor
- あり‐がち【有(り)勝ち】(形動)
- よくあるさま。common; frequent〈用例〉〜な失敗。
- あり‐がとう【有(り)難う】(感)
- 《「ありがとうございます」は、さらに改まった丁寧な言い方》感謝やお礼の気持ちを表すことば。Thank you.〈用例〉どうも〜。
- ありが‐ながお【有賀長雄】
- (1860-1921)法学者・社会学者。大坂の人。東大卒。ヨーロッパ留学後、陸大・東大などで国際法を教える。また袁世凱(えんせいがい)の法律顧問として中国の憲法制定を助ける。著書『社会学』など。
- あり‐がね【有(り)金】
- 手元にあるお金。所持金。cash in hand; ready money〈用例〉〜残らず出せ。
- 有り金を叩く(ありがねをはたく)
- もっている金を、すべて出しきる。有り金叩く。use all the money one has
- ありかわ【有川】
- 〈町〉長崎県五島(ごとう)列島、中通(なかどおり)島にある町。定置網漁業の中心地。有川うどんが特産。人口8224(1994)。
- アリカンテ【Alicante】
- スペイン南東部、地中海に臨む港湾都市。ぶどう酒・果実などの輸出港。保養地としても有名。人口26.1万(1991)。
- あり‐きたり【在り来(た)り】(名・形動)
- 以前からあること・さま。珍しくないこと・さま。ふつう。commonplace; conventional〈用例〉〜の人物。
- ありきぬ‐の【あり▽衣の】
- [枕ことば]《「ありきぬ」は、絹の衣、鮮やかな衣、ありあわせの衣などの意とするが未詳》大切なものとして、また、同音を繰り返すことから「宝・在り」などにかかる。〈用例〉麻績(をみ)の児(こ)ら〜宝の子らが打栲(うつたへ)は経(へ)て織る布(万葉・16・3791)。
- あり‐ぎれ【有(り)切れ・有(り)▽布】
- 有り合わせの切れ。
- あり・く【▽歩く】(四自)
- 〈古語〉
- ①歩きまわる。出歩く。〈用例〉面白き所々〜・きて(宇津保・嵯峨の院)。
- ②動きまわる。〈用例〉菰(こも)積みたる舟の〜こそ(枕・卯月のつごもりがたに)。
- ③《動詞の連用形に付いて》
- (ア)…しつつ日を送る。…して過ごす。〈用例〉わびしと思ひ〜・き給ふ(源氏・紅葉賀)。
- (イ)…してまわる。あちこちで…する。〈用例〉よろづの所求め〜・きて(源氏・帚木)。
- あり‐くい【▼蟻食】
- 食性が特殊化した哺乳(ほにゅう)類アリクイ科の総称。体長約1mのオオアリクイ、約60cmのコアリクイ、約15cmのヒメアリクイなどがある。いずれも歯はなく、長い舌でシロアリなどをなめとる。中南米に分布。anteater
- アリクブカ【Arikbukha・阿里不哥】
- (?-1266)チンギス=ハンの末子ツルイの子。フビライとハン位を争ったが、1264年降伏。
- あり‐ぐも【▼蟻▼蜘▼蛛】
- アリに似たハエトリグモ科のクモ。体長約6mm。頭胸部は黒褐色、腹部は黄褐黒色。本州・四国・九州に分布。
- あり‐げ【有り気】(形動)
- 《他の語の下に付いて》…がありそう。〈用例〉意味〜。いわく〜。
- アリゲーター【alligator】
- 吻(ふん)が幅広く吻端(ふんたん)がまるい、アリゲーター属のワニの総称。ワニのなかではおとなしい。長江(揚子江(ようすこう))下流に分布するヨウスコウワニは全長約2m、北アメリカ南東部に分布するミシシッピワニは全長6mに達する。〈比較〉クロコダイル。〈参照〉カイマン。
- ありさか‐なりあきら【有坂成▽章】
- (1852-1915)陸軍中将。周防(すおう)の人。男爵。日露戦争で威力を発揮した31年式速射野砲(有坂砲)などを考案。
- あり‐さま【有(り)様】
- ようす。状態。光景。state; scene
- アリザリン【alizarin】
- アカネの根から得られる赤色の色素。古くから重要な天然染料として知られている。
- ありさわ‐ひろみ【有沢広▼巳】
- (1896-1988)経済学者。高知県生まれ。東大卒。東大教授。統計学・経済政策を研究。傾斜生産方式を提唱し、第2次大戦後の日本経済の復興に貢献。著書『カルテル・トラスト・コンツェルン』『インフレーションと社会化』など。
- あり‐さん【▼阿里山】
- 台湾中部、玉山西方の山地。標高1800〜2400m。ヒノキの産地。アリィシャン。
- あり‐し【在りし】(連体)
- 存命中の。昔の。過ぎ去った。〈用例〉〜日のおもかげ。
- あり‐じごく【▼蟻地獄】
- ①ウスバカゲロウ科の幼虫。体長10mm内外。砂地などにすりばち状の穴を掘ってその底にかくれ、穴に落ちたアリなどを捕らえる。夏に羽化。日本全土に分布。アトシザリ。スリバチムシ。アトサリムシ。
- ②①のつくるすりばち状の穴。antlion
- ありしま‐いくま【有島生馬】
- (1882-1974)洋画家・小説家。横浜生まれ。本名は壬生馬(みぶま)。有島武郎(たけお)の弟、里見閒(さとみとん)の兄。二科会・一水会の創立会員。絵画作品『鬼』など。
- ありしま‐たけお【有島▽武▽郎】
- (1878-1923)小説家。東京生まれ。有島生馬・里見閒(さとみとん)の兄。大正期の白樺(しらかば)派を代表する、思想性豊かな作家。札幌農学校卒業後、米国に留学。『白樺』創刊に参加。作品『カインの末裔(まつえい)』『或(あ)る女』、評論『惜みなく愛は奪ふ』『宣言一つ』など。
- あり‐しょくぶつ【▼蟻植物】
- 植物体の一部にアリが住みつき、共生関係にある植物。熱帯地方のアリノストリデなど。ant plant
- あり‐すい【▼蟻吸】
- アリを好んで食べるキツツキ科の鳥。全長約17cm。灰褐色の地に黒や灰色の縞(しま)やまだらがある。キツツキのように尾羽は硬くなく、また嘴(くちばし)が弱く幹に穴を掘ることができない。ユーラシア・北アフリカに分布し、日本では北海道と本州北部で繁殖し、冬はそれ以南に渡る。wryneck
- ありすがわ‐の‐みや【有▼栖川宮】
- 四親王家の一つ。寛永(かんえい)2年(1625)後陽成(ごようぜい)天皇の皇子好仁(よしひと)親王が高松宮(たかまつのみや)を称したのに始まる。第3代幸仁(ゆきひと)親王が寛文(かんぶん)12年(1672)有栖川宮と改称。以後10代存続したが、大正2年(1913)、高松宮宣仁(のぶひと)親王が祭祀(さいし)を継承。
- ありすがわのみや‐たるひとしんのう【有▼栖川宮▼熾▽仁親王】
- (1835-95)明治初期に活躍した皇族。王政復古で総裁職に就任し、戊辰(ぼしん)戦争で東征軍大総督、西南戦争では征討総督、のち参謀総長などを歴任した。
- アリス‐スプリングズ【Alice Springs】
- オーストラリア中部のオアシスの町。世界最大の一枚岩、エアーズ‐ロックへの観光基地。人口2.6万(1991)。
- アリスタルコス【Aristarchos】
- (BC310ごろ-BC230ごろ)古代ギリシアの天文学者。地球の自転と公転を提唱。地球から太陽と月までの距離の比を測定し、19対1とした。
- アリスティッポス【Aristippos】
- (BC435ごろ-BC355ごろ)古代ギリシアの哲学者。ソクラテスの弟子で、キュレネ学派の祖。快楽を重んじ、そのためには識見が必要なことを説いた。
- アリステイデス【Aristeidēs】
- (BC520ごろ-BC468ごろ)古代ギリシアのアテネの政治家・将軍。サラミスの海戦で活躍し、ペルシア戦争での勝利に貢献。戦後はデロス同盟の結成に尽力。
- アリストクラシー【aristocracy】
- 〈対義〉デモクラシー。
- ①貴族。特権階級。
- ②貴族政治。
- ③貴族趣味。
- アリストテレス【Aristotelēs】
- (BC384-BC322)古代ギリシアの哲学者。逍遥(しょうよう)学派の祖。プラトンの弟子で、アレクサンドロス大王の若き日の家庭教師。アテネに学園リュケイオンを設立、哲学をはじめ諸学の体系を築いた。著書『形而上(けいじじょう)学』『政治学』『詩学』など。アリストートル。
- アリストファネス【Aristophanēs】
- (BC445ごろ-BC385ごろ)古代ギリシア最大の喜劇詩人。ペロポネソス戦争のさなか、時事・政治・文化の問題をとりあげ、痛烈に風刺し批判した。喜劇『雲』『女の平和』『蛙(かえる)』など。アリストパネス。
- ありそ【▽荒▼磯】
- 《「あらいそ」の約》岩石が多くて、波の荒い海岸。
- アリゾナ【Arizona】
- アメリカ南西部の州。州都フェニックス。コロラド高原が大半を占め、グランドキャニオンが有名。銅などの鉱業がさかん。人口375万(1991)。
- ありそ‐なみ【▽荒▼磯波】
- [枕ことば]《同音を繰り返すことから》「あり」にかかる。〈用例〉恙(つつみ)なく幸(さき)く坐(いま)さば〜ありても見むと(万葉・13・3253)。
- ありた【有田】
- 〈町〉佐賀県西部の町。江戸時代初期以来、有田焼の産地として有名。5月に陶器市がある。人口1万3795(1994)。
- ありだ【有田】
- 〈市〉和歌山県北西部、有田川河口にある市。有田みかんの中心産地。蚊取り線香が特産。人口3万5348(1994)。
- アリダード【alidade】
- 平板測量器機の一つ。水準器・照準装置・定規を備え、方向と傾斜を測定し作図するのに用いられる。
- あり‐だか【有(り)高・在(り)高】
- 今ある総量。現在高。amount in hand
- ありだ‐がわ【有田川】
- 和歌山県北部を西流する川。長さ67km。高野(こうや)山に発し、紀伊(きい)水道に注ぐ。下流域は有田みかんの産地。
- あり‐たけ【▼蟻▼茸】
- ①マツタケ科のキノコ。小さい棒状で、ハキリアリが巣の中に作って食料にする。
- ②子嚢(しのう)菌類、冬虫夏草(とうちゅうかそう)の一種。アリに寄生し、死後キノコをつくる。
- ありた‐そう【有田草】
- アカザ科の一年草。高さは70cm余に達し、夏季に、緑色の小花を多数つける。臭気が強い。メキシコ原産の帰化植物。ルーダソウ。
- ありた‐やき【有田焼】
- 佐賀県有田地方で産する磁器。伊万里(いまり)港から出荷されたので伊万里焼ともいう。
- アリタリア‐こうくう【アリタリア航空】
- (Linee Aeree Italiane S.p.A.)イタリアの国営航空会社。1947年設立。アリタリア。AZA。
- ありち‐がた【在千潟】
- [枕ことば]《地名ともするが未詳。同音を繰り返すことから》「あり」にかかる。〈用例〉〜あり慰めて行かめども家なる妹(いも)いおぼほしみせむ(万葉・12・3161)。
- あり‐づか【▼蟻塚】
- アリやシロアリが枯れ葉などを土とともに練り固めて作る巣。日本で見られるのはエゾアカヤマアリの巣で、高さ約1m。アフリカ産のキノコシロアリの巣は高さ6m余にもなる。蟻の塔。formicary; anthill
- ありづか‐むし【▼蟻塚虫】
- 石や倒木の下、アリの巣などにすむアリヅカムシ科のコウチュウの総称。赤褐色の微小な種類が多い。体長1.5〜3mm。日本には約150種が分布。
- あり‐つ・く【有(り)付く】(五自)
- ①お金や食物などが手にはいる。get〈用例〉こづかい銭に〜。
- ②働き口が見つかる。find〈用例〉よい仕事に〜。
- アリッサム【Alyssum(ラテン)】
- アブラナ科の一年草または多年草。高さ約10cmで分枝が多い。春と秋に、芳香ある小花を多数つける。花色は白・桃・紫で、花壇・鉢植え用。地中海沿岸原産。ニワナズナ。
- ありっ‐たけ【有りっ丈】(名・副)
- あるかぎり。すべて。ありたけ。all
- あり‐つる【有りつる】(連体)
- 〈古語〉
- さっきの。あの。今述べた。〈用例〉〜歌の返し(竹取)。
- あり‐てい【有り体】(名・形動)
- ありのまま。いつわりのないこと・さま。frankly〈用例〉〜に言えば。
- アリディ【Johnny Hallyday】
- (1943-)フランスのポピュラー歌手。フランスでツイストブームをまき起こし、人気を得る。
- あり‐と‐あらゆる【有りと有らゆる】(連語)
- 《「あらゆる」を強めた形。連体詞的に用いる》あるかぎりの。すべての。ありとある。all
- あり‐どおし【▼蟻通】
- アカネ科の常緑小低木。葉腋(ようえき)に1〜2.5cmの鋭いとげがある。初夏に白い花が咲き、丸い液果は赤く熟す。
- あり‐なし【有り無し】
- あることと、ないこと。あるか、ないか。有無(うむ)。
- ありなし‐ごえ【有り無し声】
- 聞きとれないほどの、かすかな声。faint voice
- アリナミン【Alinamin】
- 《プロスルチアミンの商標名》ビタミンB1(チアミン)とニンニクの成分アリシンとの化合物。腸管粘膜からの吸収がよく、体内で分解されてビタミンB1となる。
- ありね‐よし【在根良し】
- [枕ことば]《「ありね」は、荒嶺(あらね)の借字、航海の目印とした対馬(つしま)の有明山を呼びかけたものなどとも言うが未詳》「対馬」にかかる。〈用例〉〜対馬の渡り海中(わたなか)に幣(ぬさ)取り向けて早帰り来(こ)ね(万葉・1・62)。