- あり‐の‐とう【▼蟻の塔】
- 蟻塚。また、そのうち丈の高いもの。
- ありのとう‐ぐさ【▼蟻の塔草】
- 山地や原野にはえるアリノトウグサ科の多年草。茎の下部は匍匐(ほふく)し、上部は直立。葉は広卵形で先が鋭い。秋に黄褐色の小花を円錐(えんすい)状につける。
- あり‐の‐とわたり【▼蟻の▽門渡り】
- ①アリが1筋の細い行列になって行くこと。
- ②外陰部と肛門(こうもん)との間。会陰(えいん)。
- ③山の尾根の両側が切り立った崖(がけ)となっている狭い道。修験者の修行の場となった。長野県戸隠(とがくし)山が有名。
- あり‐の‐まま【有りの▼儘】(名・形動)
- あるとおり。そのまま。ありてい。あるがまま。実状。as it is; actual condition
- あり‐の‐み【有の実】
- →ナシの別名。音が「無し」に通ずるのを忌(い)んだことば。
- アリバイ【alibi】
- 《もとはラテン語で、他の所に、の意》犯罪が行われたとき被疑者または被告人が、犯行現場以外にいたことの証明。現場不在証明。〈用例〉〜がくずれる。
- あり‐ばち【▼蟻▼蜂】
- 雌に翅(はね)がなく、一見アリに似たアリバチ科のハチの総称。雄は雌より大きくて翅をもつ。他のハチ同様、毒針があり、刺す。幼虫はハナバチ類の幼虫に寄生。日本には数種生息し、体長1cm内外。velvet ant
- あり‐は・つ【在り果つ】(下二自)
- 〈古語〉
- ①いつまでも生き長らえる。天寿を全うする。〈用例〉〜・てぬ命を限りに(源氏・松風)。
- ②いつまでも同じ状態を保つ。〈用例〉心清くも〜べきに(源氏・藤袴)。
- あり・ふ【在り▽経】(下二自)
- 〈古語〉
- 生き長らえる。年月を過ごす。〈用例〉〜・ふるにつけて、いとはしたなく(源氏・橋姫)。
- あり‐ふ・れる【有(り)触れる】(下一自)
- どこにでもある。とくに珍しくもない。陳腐である。common〈用例〉〜・れた話。
- ありま‐おんせん【有馬温泉】
- 神戸(こうべ)市、六甲(ろっこう)山地北斜面にある温泉。歴史の古い名湯で、夏も涼しい保養地。
- ありま‐きねん【有馬記念】
- 中央競馬の重賞レースの一つ。有馬頼寧(よりやす)の発案で、昭和31年(1956)「中山グランプリ競走」の名で創設。翌年、有馬の死去にともない、現在の名称になる。ファン選出による4歳以上の馬と競馬会推薦による馬とで、毎年12月、中山競馬場で開催。距離2500m。
- ありま‐しんしち【有馬新七】
- (1825-62)幕末の尊攘(そんじょう)派志士。薩摩(さつま)藩士。日米修好通商条約調印・将軍継嗣問題での幕府の専制を批判。挙兵し倒幕を企てるが、伏見の寺田屋で闘死。
- ありま‐すげ【有馬▼菅】
- ①有馬地方産出のスゲ。
- ②[枕ことば]《同音を繰り返すことから》「あり」にかかる。〈用例〉人皆の笠(かさ)に縫ふといふ〜ありて後にも逢(あ)はむとそ念(おも)ふ(万葉・12・3064)。
- ありま‐の‐みこ【有間▽皇子】
- (640-658)孝徳(こうとく)天皇の皇子。中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)の腹心の蘇我赤兄(そがのあかえ)にはかられ、謀反を企てたとして殺された。
- ありま‐はるのぶ【有馬▽晴▽信】
- (1567-1612)安土(あづち)桃山時代のキリシタン大名。肥前(ひぜん)有馬領主。天正(てんしょう)10年(1582)大友(おおとも)・大村(おおむら)氏とともに天正遣欧使節をローマに派遣。
- ありま‐よりちか【有馬▽頼▽義】
- (1918-80)小説家。東京生まれ。早稲田第一高等学院中退。有馬頼寧(よりやす)の三男。疎外された人間を平明に描く。昭和29年(1954)『終身未決囚』で第31回直木賞受賞。作品『四万人の目撃者』『遺書配達人』など。
- ありま‐よりやす【有馬▽頼▽寧】
- (1884-1957)政治家。旧久留米(くるめ)藩主頼万(よりたか)の子。東京生まれ。東大卒。農民組合や部落解放運動を支援。貴族院議員となり農相・大政翼賛会事務総長などを歴任。第2次大戦後、中央競馬会理事長に就任。競馬の有馬記念は彼の発案による。
- あり‐もどき【▼蟻▽擬】
- アリに似た小形コウチュウの一群。体長3〜4mm。日本には約50種が分布。イッカクチュウ。
- あり‐もんじ【有(り)文字】
- 紋所の名。十月は神々が出雲(いずも)に集まり、全国では神無月(かみなづき)というが、出雲では神有(かみあ)り月という。出雲大社では「十月」の2字を1字に合わせて「有」とし紋章化したもの。ふつう亀甲(きっこう)の中に入れる。
- ありゃ(感)
- 驚いたときなどに発する語。あれ。あら。
- ありゃ‐ありゃ(感)
- 《「ありゃ」を重ねた語》あれあれ。あらあら。ありゃりゃ。
- あ‐りゅう【亜流】
- ①第二流の人や物。
- ②学問・芸術などで同じ流派に属し、その仕事を受け継ぐこと・人。
- ③先人のあとに従うだけで、すぐれた個性・独創性をもたないこと・人。追随者。模倣者。エピゴーネン。〈対義〉一流。
- あ‐りゅうさん【亜硫酸】
- 化学式H2SO3 二酸化硫黄を水に溶かすとき生成する刺激臭をもつ酸。還元作用が強く、酸化され硫酸になる。sulfurous acid
- ありゅうさん‐えん【亜硫酸塩】
- 亜硫酸イオンSO32-と金属イオンとからなる塩。水溶液は塩基性。強酸と反応して二酸化硫黄を発生。還元性をもつ。sulfite
- ありゅうさんすいそ‐ナトリウム【亜硫酸水素ナトリウム】
- 化学式NaHSO3 強い還元性をもつ白色の結晶。還元・漂白・染色剤に利用。sodium hydrogen sulfite
- ありゅうさん‐ナトリウム【亜硫酸ナトリウム】
- 化学式Na2SO3 無水物は白色の小結晶または粉末で、強い還元性をもつ。七水和物は白色の結晶。還元・漂白剤、現像薬に利用。sodium sulfite
- ありゅうさん‐パルプ【亜硫酸パルプ】
- 原料を亜硫酸水素塩と亜硫酸で処理したパルプ。新聞紙、上・中質紙などに使用。サルファイトパルプ。sulfite pulp
- アリューシャン‐ていきあつ【アリューシャン低気圧】
- アリューシャン海域に一年を通して存在する低気圧。冬は勢力が強い。Aleutian low pressure
- アリューシャン‐れっとう【アリューシャン列島】
- (Aleutian Islands)アラスカ半島からカムチャツカ半島間を弧状に連なる火山列島。アメリカ領。アレウト列島。
- あり‐よう【有り様】
- ①ありさま。ようす。ありかた。
- ②実情。ありてい。
- ③あるべき理由。あるわけ。
- ありよし‐さわこ【有▽吉佐和子】
- (1931-84)小説家。和歌山県生まれ。東京女子短大卒。伝統芸能の世界、個性的な女の生き方、社会問題などを描く。作品『紀ノ川』『華岡青洲(はなおかせいしゅう)の妻』『恍惚(こうこつ)の人』など。
- アリラン
- ('a-ri-rang朝)《峠の意》朝鮮の代表的民謡。3拍子系で、哀調をおびた美しい旋律をもち、民衆の生活を反映したさまざまな歌詞と曲がある。
- アリル‐アルコール【allyl alcohol】
- 化学式CH2=CHCH2OH 刺激臭のある沸点96.9℃の無色の液体。合成樹脂・香料・薬品の中間体として重要。乾燥血液の製造に利用。
- ありわら‐の‐なりひら【在▽原▽業平】
- (825-880)平安初期の歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。平城(へいぜい)天皇の皇子阿保(あぼ)親王の五男。在五中将ともいう。美貌と歌才、不遇な生涯、奔放な恋愛などによって有名。情感のあふれる歌が多い。『伊勢(いせ)物語』の主人公とされる。家集『業平集』。
- ありわら‐の‐ゆきひら【在▽原行平】
- (818-893)平安初期の歌人。阿保(あぼ)親王の子で業平(なりひら)の兄。中納言民部卿(きょう)。『在民部卿家歌合(うたあわせ)』を主催。
- あり‐んす(連語)
- 《遊里語。「あります」の転》江戸吉原(よしわら)の遊女の代表的なことばで、「ある」の丁寧な言い方。
- *あ・る【有る】
- [一](五自)〈対義〉ない。
- ①《ふつう、無生物・植物・物事などについて言う》存在する。be; exist〈用例〉ペンが〜。
- ②起こる。行われる。なされる。be held〈用例〉来週試験が〜。高速道路で事故が〜・った。
- ③所有している。持っている。have; possess〈用例〉子どもが3人〜。財産が〜のもよし悪しだ。
- ④人や物がある属性や特徴を持っている。with〈用例〉知的な雰囲気の〜人。下町には独特の情緒が〜。
- ⑤能力や経験が備わっている。〈用例〉実力の〜人。中国へ行ったことが〜。
- ⑥時間・距離が存在する。〈用例〉ここから50kmぐらい〜。やや〜・って、彼は話し始めた。
- ⑦依存する。そのことによる。かかってくる。〈用例〉すべては彼の判断に〜。
- ⑧《「…とある」の形で》…と書かれている。〈用例〉直接申し込めと〜。
- [二](補動)
- ①《「…である」の形で》肯定的な判断を表す。〈用例〉ここは静かで〜。
- ②《「…てある」の形で》動作などの結果が、いまに続いている。〈用例〉由来が書いて〜。額が掛けて〜。
- ③《「…とあって」「…だけあって」「…こともあって」「…とあれば」などの形で》理由を示す。〈用例〉決勝戦と〜・って観客が多い。だめと〜・ればしかたがない。
- 有る事無い事(あることないこと)
- 《話の辻褄(つじつま)を合わせる、また、他人の興味を引くなどのために、虚実を取り混ぜて話すさまに言う》実際にあったことと、なかったこと。本当のことと、うそ。
- 有る所には有るもの(あるところにはあるもの)
- 大方の人は、金が足りなくて苦労しているのに、金持ちの家には余るほどたくさんあるものだ。
- *あ・る【在る】(五自)
- ①人や動物が存在する。be; exist〈比較〉いる。〈用例〉昔々、おじいさんとおばあさんが〜・りました。〜・りし日の面影。
- ②人が、ある地位・状態・環境におかれている。〈用例〉病の床に〜。大臣の地位に〜。
- 在っても在られぬ(あってもあられぬ)
- いてもたってもいられない。いたたまれない。
- あ・る【▽生る】(下二自)
- 〈古語〉
- 生まれる。現れる。〈用例〉日知(ひじり)の御代(みよ)ゆ〜・れましし神のことごと(万葉・1・29)。
- *ある【▼或(る)】(連体)
- 名まえ・場所・時などをはっきりあげずに特定の物事を、また、はっきりさせたくない物事をさす語。さる。某(ぼう)。certain; one; some〈用例〉〜時。〜人。〜程度。
- アル‐イドリーシー【Abū ‘Abd Allāh Muḥammad al-Idrīsī】
- →イドリーシー
- あるい‐は【▼或いは】
- 《動詞「あり」の連体形に、上代語の助詞「い」と助詞「は」のついたもの。語源意識がなくなり、歴史的仮名遣いを「あるひは」とした時期もある》
- [一](副)ひょっとすると。もしかしたら。perhaps; maybe〈用例〉〜来るかもしれない。
- [二](接続)
- ①または。もしくは。〈用例〉赤〜黒。
- ②《「あるいは…、あるいは…」の形で》ある者・時・場合は。or〈用例〉〜5人、〜10人。〜強く、〜弱く。
- アルー‐しょとう【アルー諸島】
- (Kepulauan Aru)インドネシア東端、アラフラ海の小島群。主島はタナブッサル。真珠貝の産地として古くから知られる。
- あるおんな【▼或る女】
- 有島武郎(ありしまたけお)の小説。大正8年(1919)刊。明治社会を背景に、人間的自由を求めて破滅していく女性の悲劇を描く。
- アルカイオス【Alkaios】
- (?-?)古代ギリシアの叙情詩人。紀元前620年ごろ活躍。政治詩や酒宴歌のほか宗教的賛歌もある。
- アルカイック【archaïque(フランス)】(形動)
- ①原初の、古風な。archaic
- ②一般に、文化の発展の初期段階を意味することば。
- ③クラシックと呼ばれる古典的完成に至る前のギリシア美術の様式。紀元前7〜前5世紀初めにかけて制作された直立像や壺(つぼ)絵などが代表的。彫像はアルカイックスマイルと呼ばれる独特の表情を示す。〈用例〉〜芸術。
- アルカイック‐スマイル【archaic smile】
- ギリシアのアルカイック時代(紀元前7〜前5世紀初め)につくられた神像や人像の、微笑に似た口もとの表現。中国の六朝(りくちょう)時代や日本の飛鳥(あすか)時代の仏像にも同様の表現があり、アルカイックスマイルという。
- あるが‐きざえもん【有賀喜左▽衛門】
- (1897-1979)農村社会学者。長野県生まれ。東大卒。東京教育大教授。日本農村の構造を家と小作制度の関係から解明した。著書『日本家族制度と小作制度』など。
- ある‐かぎり【有る限り】(名・副)
- あるだけ。ありったけ。残らず。
- アルカス【Arkās(ギリシア)】
- ギリシア神話でゼウスとニンフのカリストの子。クマに変えられた母を狩ろうとしてゼウスに救われ、母はおおぐま座に、アルカスはアルクトゥルス星になる。Arcas
- アル‐ガッザーリー【al-Ghazzālī】
- (1058/59-1111)イスラム教の神学者。イラン出身。正統派神学とスーフィズムの神秘主義思想を調和・統合した。
- アルカディア【Arkadhía】
- ギリシアのペロポネソス半島、中央山岳地帯にある県名。県都トリポリ。古代の地方名で、後世牧歌的楽園にたとえられた。人口10.4万(1991)。
- アルカディウス【Arcadius】
- (377ごろ-408)東ローマ帝国の初代皇帝(在位(395-408))。父テオドシウス1世(大帝)の死後、弟とローマ帝国を分割してその東帝国を統治。396〜401年、アラリックの率いる西ゴート族にコンスタンチノープルを占領された。
- アルカデルト【Jakob Arcadelt】
- (1500ごろ-68)フランドル生まれの作曲家。ローマとパリで活躍。作品にシャンソン・マドリガル・モテット・ミサ曲など。『アベ‐マリア』は有名。
- あるか‐なきか【有るか無きか】(連語)
- あるのかないのか、いるのかいないのか、わからないほど、かすかな状態。あるかなし。〈用例〉〜に門さしこめて(徒然・5)。
- アルカリ【alkali】
- 《元来はアラビア語で、alは定冠詞、kaliは灰の意》水酸基‐OHをもち、水に溶けて塩基性を示す物質の総称。ふつうアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムなどの水酸化物をさす。塩基と同義に使われることもある。
- アルガリ【argali】
- ウシ科の哺乳(ほにゅう)類。雄の角の長さが2mにもなる最大の野生ヒツジ。肩高約1.2m、体重約180kg。中央アジアの高い山岳地帯にすみ、草食性。
- アルカリ‐えん【アルカリ塩】
- ナトリウム・カリウムなどのアルカリ金属の塩。水によく溶けるものが多く、水溶液は強塩基性を示す。alkali salt
- アルカリ‐がん【アルカリ岩】
- アルカリ金属のナトリウムやカリウムを多く含む火成岩。alkali rock; alkaline rock
- アルカリ‐かんでんち【アルカリ乾電池】
- 一次電池の一つ。電解液に水酸化カリウム、正極に二酸化マンガン、負極に亜鉛粉末を使用した乾電池。正しくは、アルカリ‐マンガン乾電池。寿命が長く、低温でも使える。alkaline battery
- アルカリ‐きんぞく【アルカリ金属】
- 周期表1A族のうちリチウム・ナトリウム・カリウム・ルビジウム・セシウム・フランシウムの6元素の総称。やわらかくて軽い。常温で水と激しく反応し、強塩基となる。alkali metal
- アルカリ‐こつざいはんのう【アルカリ骨材反応】
- セメント中のアルカリ成分と、コンクリート骨材として使用した砂・砂利(じゃり)中の有害成分とが反応して、コンクリートが劣化したり破壊されたりする現象。
- アルカリ‐せい【アルカリ性】
- アルカリの示す性質。水溶液のpH(ピーエイチ)は7以上。手につけるとぬるぬるする。赤色リトマス試験紙を青変。塩基性との明確な違いはない。alkaline〈対義〉酸性。
- アルカリせい‐しょくひん【アルカリ性食品】
- 食品を燃焼させてできた灰分を水に溶解したとき、アルカリ性を示すもの。体液をアルカリ性にする。ナトリウム・カリウム・カルシウムなどを多く含む。alkaline food
- アルカリ‐でんち【アルカリ電池】
- 二次電池の一つ。電解液に強いアルカリ、正極に水酸化ニッケル、負極に鉄などを用いた電池。マンガン電池にくらべて容量が大きく、電圧変動が小さい。alkali battery
- アルカリどるい‐きんぞく【アルカリ土類金属】
- 周期表2A族のベリリウム・マグネシウム・カルシウム・ストロンチウム・バリウム・ラジウムの総称。ベリリウム・マグネシウムは除くこともある。銀白色で軽く、二価の陽イオンとなる。alkali earth metal
- アルカロイド【alkaloid】
- 植物体内にある窒素を含む塩基性有機化合物。特殊な薬理作用をもつものが多く、医薬品として重要。ニコチン・モルヒネ・コカイン・キニーネなど。植物塩基。
- アルカロイド‐いんりょう【アルカロイド飲料】
- アルカロイドを含み、それが血液に吸収され、神経を刺激して快感を与える飲み物。茶・コーヒー・ココアなど。
- アルカローシス【alkalosis】
- 血液中の酸・アルカリ平衡が破れて、血液がアルカリ傾向となる病的状態。四肢のしびれ・けいれん、意識障害を起こす。血液pH(ピーエイチ)が7.45以上の状態をアルカリ血症という。〈比較〉アシドーシス。
- アルカン【alkane】
- 一般式CnH2n+2 メタンCH4の同族列炭化水素。エタンC2H6・プロパンC3H8など。飽和脂肪族炭化水素。パラフィン系炭化水素。メタン系炭化水素。
- あるき【歩き】
- 乗り物などに乗らずに、自分の足で歩くこと。walk〈用例〉帰りは〜だ。
- アルキド‐じゅし【アルキド樹脂】
- 多価アルコールと多塩基酸の反応で得られる樹脂。グリプタル樹脂など。塗料・インキなどに利用。alkyd resin
- アルギニン【arginine】
- アミノ酸の一つ。広くたんぱく質に含まれ、とくに魚の白子(しらこ)に多い。発育期の動物の必須(ひっす)アミノ酸。
- アルキビアデス【Alkibiadēs】
- (BC450ごろ-BC404)古代ギリシアのアテネの政治家・将軍。ペリクレスの後見を受け、ソクラテスとも親交を結ぶ。失脚後、亡命中のスパルタにアテネ攻略の策を授けるなど売国的行動をとる。のちフリギアで暗殺される。
- アルキペンコ【Alexander Archipenko】
- (1887-1964)アメリカの彫刻家。ロシア生まれ。現代彫刻の先駆者の一人。人体の凸面を一部凹面に置きかえる現代的造形手法を開拓。
- アルキメデス【Archimēdēs】
- (BC287ごろ-BC212)古代ギリシアの数学者・物理学者・技術家。放物線や円などの面積問題、てこの原理の解明、重心や比重などを研究。
- アルキメデス‐の‐げんり【アルキメデスの原理】
- 静止している流体中の物体には、その物体が押しのけている流体の重さに等しい大きさの浮力が働くという法則。Archimedes' principle
- アルキル‐か【アルキル化】
- 置換反応または付加反応により有機化合物分子内にアルキル基を導入する反応。各種有機化合物の合成に応用。alkylation
- アルキルか‐ざい【アルキル化剤】
- アルキル化反応を行う化学試薬で、制癌(せいがん)性を示すものの総称。alkylating agent
- アルキル‐き【アルキル基】
- 一般式CnH2n+1- アルカンから水素原子1個を除いた形の原子団。略号R。メチル基CH3-・エチル基C2H5-など。alkyl group
- アルキルベンゼンスルホンさん‐えん【アルキルベンゼンスルホン酸塩】
- 界面活性剤の一つ。洗浄力が強く、酸・塩基性溶液や硬水中でも安定。中性洗剤として広く利用。ソープレスソープ。alkyl benzene sulfonate
- アルキロコス【Archilochos】
- 古代ギリシアの叙情詩人。紀元前7世紀ごろ活躍。イアンボス(韻律の一種)の創始者。作品『槍(やり)の歌』など。
- アルキン【alkyne】
- 一般式CnH2n-2で、三重結合を1つもつ不飽和鎖式炭化水素。アセチレンCH≡CH・メチルアセチレンCH3C≡CHなど。付加反応しやすい。アセチレン系炭化水素。
- アルギン‐さん【アルギン酸】
- コンブなどの褐藻(かっそう)類から抽出される多糖。ナトリウム塩のものは水に溶けて粘性をもつ液体になる。食品・医薬品などの粘結用添加剤、難燃性の繊維原料に利用。alginic acid
- *ある・く【歩く】(五自)
- ①足を動かして進む。歩行する。あゆむ。walk〈用例〉〜・いて30分。
- ②経過する。生きる。pass〈用例〉自分の〜・いた人生。
- ③野球で、四球・死球などでバッターが一塁に進む。
- ④《動詞の連用形に付いて》…してまわる。〈用例〉飲み〜。遊び〜。
- アルクトゥルス【Arcturus】
- 《ギリシア語で、クマの番人、の意》うしかい座α(アルファ)星。実視光度0.1等の橙(だいだい)色の巨星。距離約30光年。観測の好期は6月。
- アルクマイオン【Alkmaion】
- 紀元前5世紀初めごろのギリシアの哲学者。解剖を史上はじめて行い、感覚の中枢が脳髄にあると主張した。
- アルクマン【Alkmān】
- 古代ギリシアの叙情詩人。紀元前7世紀後半に活躍。スパルタにおもむき少女のための合唱詩を数多くつくった。
- アルケー【archē(ギリシア)】
- 《始原・根源、の意》ギリシア哲学の用語。イオニア学派では万物の始原、アリストテレスでは原因・原理(前提)などの意で用いられた。
- アルゲージ【Tudor Arghezi】
- (1880-1967)ルーマニアの詩人。濃艶(のうえん)な叙情詩や評論を発表。詩集『黴(かび)の花』『人間賛歌』など。
- アルケスティス【Alkēstis(ギリシア)】
- ギリシア神話のテッサリア王アドメトスの妃。夫の身代わりになって死ぬが、英雄ヘラクレスが冥府(めいふ)に下って現世につれもどす。Alcestis
- アルゲリッチ【Martha Argerich】
- (1941-)アルゼンチンの女流ピアニスト。強靭(きょうじん)なテクニックをもつ主情的な表現によるショパンやシューマンに定評がある。
- アルケン【alkene】
- 一般式CnH2nで、二重結合を1つもつ不飽和鎖式炭化水素。エチレンCH2=CH2・プロピレンCH3CH=CH2など。付加反応をおこしやすい。オレフィン系炭化水素。エチレン系炭化水素。
- アルコア【Alcoa】
- 《Aluminum Co. of Americaの略》アメリカにある世界2大アルミメーカーの一つ。1925年設立。
- アルコーブ【alcove】
- ①洋式建築で、ホールや大部屋の一部をくぼませて設けられた小部屋。凹室。
- ②庭園に造られたおもに納涼のための四阿(あずまや)。
- アルコール【alcohol】
- ①エタノール。
- ②炭化水素の水素原子を水酸基で置換したヒドロキシ化合物R-OHの総称。無色の液体または固体。
- ③《俗語》酒。
- アルコールいぞん‐しょう【アルコール依存症】
- アルコール飲料の飲用を抑えられず習慣となり、肉体的・精神的障害を生じている状態。アルコール中毒に代わる用語として世界保健機関が提唱した。alcohol dependence
- アルコール‐いんりょう【アルコール飲料】
- アルコールを1%以上含む飲料の総称。カクテルまで含めれば世界各地で数千種に及ぶ。酒類。alcoholic drinks
- アルコール‐おんどけい【アルコール温度計】
- 熱によるアルコールの膨張と収縮を利用した温度計。低温の測定に適する。alcohol thermometer
- アルコール‐ちゅうどく【アルコール中毒】
- ①→アルコール依存症の旧称。
- ②一気飲みなどによる急性アルコール中毒。中枢神経の麻痺(まひ)がみられる。
- アルコール‐デヒドロゲナーゼ【alcohol dehydrogenase】
- 種々のアルコールとアルデヒドの間の酸化還元を触媒する酵素。酵母、高等動植物の肝臓などに広く分布し、アルコール発酵に関与する。アルコール脱水素酵素。
- アルコール‐はっこう【アルコール発酵】
- 酵母菌が糖を分解し、アルコールを生成する現象。この原理を利用し、古くから種々の酒造技術が発達してきた。alcohol fermentation
- アルコス【René Arcos】
- (1881-1959)フランスの詩人・小説家。詩集『空間の悲劇』、小説『他人』など。
- アルゴス【Argos(ギリシア)】
- ギリシア神話で、3つまたは4つの目をもち、一説に、体中に100の目をもつともされる怪物。アルカディアを荒らすウシやサテュロスを殺す。ヘルメスの計略で殺された。Argus
- アルゴナウタイ【Argonautai(ギリシア)】
- 《アルゴ号の乗務員たち、の意》ギリシア神話で、黄金の羊皮を求めて遠洋航海に出た英雄たち。イアソン・オルフェウス・ヘラクレスなど。
- アルゴリズム【algorithm】
- 《アラビアの数学者アルクワリズミにちなむ》計算の手順。コンピューターなどの機械処理の手順など。
- アルコル【Alcor】
- おおぐま座のζ(ゼータ)星。ミザールと二重星を構成する。昔アラビアで兵士の視力検査に用いられたという。実視光度4等。
- アルゴル【ALGOL】
- 《algorithmic languageの略》コンピューターのプログラム言語の一つ。科学技術計算用の高水準プログラム言語。ふつうの数式と記号で書かれる。ヨーロッパの学者を中心に作られた。〈比較〉コボル・フォートラン・ベーシック。
- アルゴル【Algol】
- 《アラビア語で、悪魔の星、の意。明るさを変えることから》ペルセウス座β(ベータ)星。周期2.867日の食変光星。距離90光年。
- アルゴン【argon】
- 《ギリシア語で、不活性、の意》希ガス元素の一つ。元素記号Ar原子番号18。原子量39.9。空気中に約0.93%存在。化学的に不活性。電球・真空管などの充填(じゅうてん)用。
- アルゴンキン‐ごぞく【アルゴンキン語族】
- アメリカ‐インディアン語族の一つ。カナダのラブラドル地方からアメリカ合衆国ノース‐カロライナ州にいたる大西洋沿岸、カナダ西部におよぶ広大な地域に分布。Algonquian languages
- アルゴンヌ‐きゅうりょう【アルゴンヌ丘陵】
- (Forêt d'Argonne)フランス北東部、エール川上流の森林丘陵地域。標高200〜400m。
- アルザス【Alsace】
- フランス北東部、ボージュ山地からライン川にかけての地域。ミュルーズのカリ塩、ストラスブールの機械工業、ボージュ丘陵のブドウ・果樹などが知られる。人口162.4万(1990)。
- アルザス‐ロレーヌ【Alsace-Lorraine】
- フランス北東部国境地帯。古くからの独仏係争の地。地下資源が豊富。1945年以後フランス領。
- あるじ【▽主・▽主▽人】
- ①一家や店の長。主人(しゅじん)。host; master
- ②一国の長。〈用例〉一国一城の〜。
- ③客を招いた人。
- アルジェ【Alger】
- 北アフリカ、アルジェリアの首都。肥沃(ひよく)なミチジャ平野の出口にあり、地中海に臨む天然の良港。カスバと呼ばれるアラブ人街とフランス人建設の新市街は対照的。人口150.7万(1987)。
- アルジェ‐けんしょう【アルジェ憲章】
- (Algiers Charter)1967年、77か国グループを中心とする発展途上国代表が決議した、一次産品産出国が先進国に対抗するための憲章。
- アルジェリア【Algeria】
- (Democratic People's Republic of Algeria)北アフリカの地中海に臨む民主人民共和国。首都アルジェ。長年フランスの植民地であったが、紛争を経て1962年に独立。中南部はサハラ砂漠で、油田が多い。北部は地中海性気候で、小麦・オリーブなどを栽培。面積238.2万km2。人口2660万(1993)。正称アルジェリア民主人民共和国。
- あるじ‐もうけ【▼饗設け】(名・サ変自)
- 〈古語〉
- 主人として客をむかえて、もてなすこと。〈用例〉その日は〜したりける(伊勢・101)。