アルムクビスト【Carl Jonas Love Almqvist】
(1793-1866)スウェーデンの小説家。多彩な傑作を残した。作品『アモリーナ』『女王の首飾り』など。
アルメイダ【Fialho de Almeida】
(1857-1911)ポルトガルの小説家。短編小説の名手。作品『葡萄(ぶどう)の国』『悪徳の町』など。
アルメイダ【Luis de Almeida】
(1525-83)ポルトガル貴族出身のイエズス会士・外科医。天文(てんぶん)21年(1552)来日。九州・関西で布教に従事。豊後(ぶんご)に育児院・病院を開設、南蛮外科を伝えた。天草(あまくさ)で没。
アルメニア【Armenia】
コロンビア中部、アンデス山中にある都市。コーヒー・砂糖などの集散加工地。人口21.2万(1992)。
アルメニア【Armenia】
(Republic of Armenia)アジア北西部に位置する共和国。首都エレバン。カフカス山脈の南にあり、国土の90%が標高1000m以上の山地。綿花・果樹栽培・食品工業などがさかん。特産ブランデーは有名。面積3.0万km2、人口355万(1993)。正称アルメニア共和国。
アルメニア‐きょうかい【アルメニア教会】
キリスト教東方教会の一つ。4世紀初頭、最古の国教会として西南アジアのアルメニア地方に成立。キリスト単性論に立つ民族的結合の強い教会。Armenian Church
アルメニア‐ご【アルメニア語】
インド‐ヨーロッパ語族に属する言語で、独立の一語派を形成。おもにアルメニア共和国とその周辺地域で用いられる。独特のアルメニア文字がある。Armenian
アルメリア【Armeria(ラテン)
イソマツ科の多年草。花壇などで栽培。高さ15〜20cm。松葉状の細葉を群生し、春に桃色の小花を球状につける。ハマカンザシ。
アルメリア【Almeria】
スペイン中南部、地中海岸の港湾都市。ムーア人の城が残る。人口15.3万(1991)。
アルモリカン‐さんち【アルモリカン山地】
(Armorica)フランス西部、ノルマンディーからブルターニュにかけての丘陵状山地。標高104m。
アルラン【Marcel Arland】
(1899-1986)フランスの小説家・評論家。第1次大戦後の不安の世代を代表。小説『秩序』『モニック』など。
アルル【Arles】
フランス南部、ローヌ川下流左岸にある古都。古代ローマ式の円形劇場やサントロフィン聖堂などの遺跡がある。人口5.4万(1990)。
アルルのおんな【アルルの女】
《原題L'Arlésienne(フランス)
①ドーデ作の戯曲。3幕。1872年作。
②1872年ビゼーが作曲した戯曲の付随音楽。27曲。2つの管弦楽曲用組曲が有名。
アルレッティ【Arletty】
(1898-1992)フランスの映画女優。本名レオニー=バティア。主演作『北ホテル』『天井桟敷(さじき)の人々』など。
アルント【Ernst Moritz Arndt】
(1769-1860)ドイツの詩人・歴史家。ナポレオンに抗して愛国詩や政治論文で国民を激励。ドイツ統一を唱えた。著書『時代の精神』など。
あれ【荒れ】
①荒れること。
②暴風雨。
③皮膚が乾燥してきめがあらくなること。〈用例〉肌の〜を防ぐ。
アレ【Maurice Allais】
(1911-)フランスの経済学者。パリ国立高等鉱業学院教授。アダム=スミスの『国富論』を数学的に発展・定式化させ、市場と資源の有効利用に貢献。1988年ノーベル経済学賞受賞。
あれ【我・吾】(代)
〈古語〉
われ。私。〈用例〉旅行く〜は見つつしのはむ(万葉・20・4327)。
*あれ【彼】(代)
①話し手からも聞き手からも離れた事物・人などをさし示す語。that〈対義〉これ・それ・どれ。〈用例〉〜は田中さんじゃありませんか。〜は何だろうね。
②話し手・聞き手の両者が、共通の話題として取り上げている事物・人・時間などをさし示す語。that〈用例〉〜からもう1年たったわね。
③はっきり言いにくいことや、きまりの悪いことなどをさす語。〈用例〉申し上げるのも〜なんですが。
④目下の者、親しい第三者をさしていう語。〈用例〉〜の言うこともわかるが。
あれ(感)
驚いたり、不思議に思ったときに発する語。あれえ。
あれ‐あれ(感)
《「あれ」を重ねた語》驚いたり、あきれたときに発する語。
あ‐れい【亜鈴】
→ダンベル
アレイクサンドレ【Vicente Aleixandre】
(1898-1984)スペインの詩人。超現実主義の手法で内面を吐露。1977年ノーベル文学賞受賞。作品『破壊あるいは愛』『楽園の影』など。
アレウト‐ぞく【アレウト族】
アリューシャン(アレウト)列島やアラスカ西部の原住民。文化的には、アラスカ・カナダのインディアンとイヌイットの影響が強い。Aleuts
アレウト‐れっとう【アレウト列島】
(Aleut Islands)→アリューシャン列島の別称。
アレーニ【Giulio Aleni】
(1582-1649)イタリアのイエズス会士。中国名は艾儒略(がいじゅりゃく)。1610年マカオに渡来、のち福建省で伝道。世界地理・天文学に精通。著書『職方外紀』『万物真源』など。
アレーン【arene】
→ほうこうぞくたんかすいそ(芳香族炭化水素)
あれ‐かし【有れかし】(連語)
あってくれ。あって欲しい。
事有れかし(ことあれかし)
《期待していう》事件が起きてくれ。
アレカ‐やし【アレカ椰子】
マダガスカル原産の株立ち性のヤシ。高さ1〜1.5m。数本の幹が出て、葉は6〜10枚。鉢植えにして観賞する。コガネタケヤシ。areca palm
アレキーパ【Arequipa】
ペルー南部、標高2370mの高地にある商工業都市。インカ時代の都市で、1540年に再建。毛織物・皮革・プラスチック工業が行われる。人口62.0万(1993)。
アレキサンダー【Alexander】
→アレクサンドロス(大王)の英語名。
アレキサンドライト【alexandrite】
金緑石の一種。太陽の自然光の白色光線では緑色に、電灯などの人工光線では赤く見える宝石鉱物。
アレキサンドリア【Alexandria】
エジプト北部、地中海に面した商工業都市。同国第1の貿易港。紀元前4世紀、アレクサンドロス大王が建設。観光・保養地としても有名。人口329.5万(1991)。
アレキサンドリア‐としょかん【アレキサンドリア図書館】
(Library of Alexandria)エジプト、アレキサンドリアにあった古代最大の図書館。紀元前3世紀にプトレマイオス1世が創設。蔵書は40万巻とも70万巻ともいわれた。前48年カエサルとポンペイウスの戦いで焼失。
アレクサンダー‐しょとう【アレクサンダー諸島】
(Alexander Archipelago)アメリカ、アラスカ州南東岸の諸島。1000以上の小島からなる。中心地はバラノフ島のシトカ。
アレクサンダーズ‐ラグタイム‐バンド【Alexander's Ragtime Band】
アービング=バーリンが1911年に作詞・作曲したリズミックな歌。
アレクサンドラ‐とりばねあげは【アレクサンドラ鳥羽揚羽蝶】
世界最大のチョウ。アゲハチョウの一種。雌は開張約28cmで、黒褐色が基調。雄は雌より小さく、緑色の地に黒斑(こくはん)がある。大形で美麗なトリバネアゲハ類はニューギニアとその周辺に多い。名は、密林の上を鳥のように飛び回るのに由来。Alexandra bird wing butterfly
アレクサンドラン【alexandrin(フランス)
フランスの代表的詩形。12音綴(おんてつ)。古詩『アレクサンドル物語』の詩形に由来し、16世紀に復興され、17世紀古典悲劇作家たちが愛用。
アレクサンドル【〈1世〉Aleksandr I】
(1777-1825)ロシア皇帝(在位(1801-25))。ナポレオン1世のロシア遠征を撃退。ウィーン会議参加後は神聖同盟を主唱し、内外の自由主義運動を抑圧。
アレクサンドル【〈2世〉Aleksandr II】
(1818-81)ロシア皇帝(在位(1855-81))。クリミア戦争中に即位。敗戦後、農奴解放などの自由主義的政策を断行。ポーランドの反乱を鎮圧後反動化し、革命勢力を弾圧、ナロードニキにより暗殺された。
アレクサンドル【〈3世〉Aleksandr III】
(1845-94)ロシア皇帝(在位(1881-94))。警察力の増強、地方自治の制限など反動政策を推進。
アレクサンドル‐ネフスキー【Aleksandr Nevsky】
(1220-63)ロシアの大公。1240年スウェーデン軍をネバ川に、42年ドイツ騎士団軍をチュード湖の氷上で撃破し、国民的英雄とされた。
アレクサンドロス【Alexandros】
(BC356-BC323)マケドニア王(在位(BC336-BC323))。フィリッポス2世の子。アリストテレスに師事。ギリシア諸市を制圧。紀元前331年ガウガメラの戦いに勝ちペルシアを征服。さらに東征してインド北西部にまで進攻、アレキサンドリアと命名した都市を各地に建設した。東西文化の交流、ヘレニズム発展に大きく貢献。アレクサンドロス大王と称せられる。アレキサンダー。
アレクシウス【〈1世〉Alexios I】
(1048-1118)ビザンチン帝国皇帝(在位(1081-1118))。コムネノス朝創始者。ノルマン人やトルコ人の侵攻を撃退。第1回十字軍を利用し、小アジアの失地を回復。
あれ‐くる・う【荒(れ)狂う】(五自)
ひどく荒れる。rage; become furious
アレグレット【allegretto(イタリア)
《音楽で、速さを示す語》やや速く、の意。アンダンテとアレグロの間の速度。
アレグロ【allegro(イタリア)
《音楽で、速さを示す語》愉快に・楽しく、の意。「速く」の指示。
アレゴリー【allegory】
たとえ話。寓意。風諭(ふうゆ)
あれ‐これ【此・是】(代・副)
あれやこれや。いろいろ。one thing or another
あれ‐しき
あの程度。あれぐらい。〈用例〉〜のことでへこたれるな。
アレシボ‐でんぱかんそくじょ【アレシボ電波観測所】
プエルトリコにある直径300mの固定球面アンテナをもつ観測所。惑星のレーダー観測などで有名。Arecibo Observatory
あれ‐しょう【荒れ性】
脂肪が少なくて、冬などに皮膚の荒れやすい性質。dry skin〈対義〉脂性(あぶらしょう)
アレス【Arēs(ギリシア)
ギリシア神話の軍神。ゼウスとヘラの子。争いの種エリスを従え、戦争を楽しむ。ローマ神話のマルス。Mars
あれ‐ち【荒れ地】
[一]
①たがやさないために荒れている土地。wasteland
②耕作に適さない土地。不毛地。barren land
[二]《荒地。原題The Waste Land》トーマス=エリオットの長詩。1922年発表。20世紀の文学的実験を代表する詩で、第1次大戦後の荒廃した精神風土を重層的に表現。
あれちししゅう【荒地詩集】
鮎川信夫(あゆかわのぶお)ら『荒地』同人による年刊詩集。昭和26年(1951)版より全8冊。戦後詩の出発点の一つを形成した。
あれち‐のぎく【荒地野菊】
キク科の二年草。道ばたなどにはえる。高さ約50cm。全体に灰白色の毛をもち、4〜5月に、黄白色の頭花をつける。帰化植物。南米原産。
あれっ‐きり(名・副)
《「あれきり」の転》
①《打ち消しをともなって》あの場合を最後として。あのときだけで。あの時以来。since that time〈用例〉〜会っていない。
②あれ以上のことはなく。あの程度で。nothing more〈用例〉あいつは〜の男だ。
アレッチホルン【Aletschhorn】
スイス南部、ベルンアルプスの第2峰。標高4195m。アルプス最大のアレッチ氷河で有名。
アレッポ【Aleppo】
シリア北西部、地中海沿岸の同国第1の商工業都市。古くから貿易の中継地点として繁栄、遺跡も多い。現在は教育・文化の中心地。人口149.4万(1993)。
アレティーノ【Pietro Aretino】
(1492-1556)イタリアの詩人・文学者。聖職者や王侯貴族など権力の亡者を風刺・批判した。作品『ラジョナメンティ』(のち『六日物語』)など。
アレテー【aretē(ギリシア)
《ものにそなわっている卓越性、の意》ギリシア哲学で、知恵・節制・勇気・正義などの徳性・徳目。
あれ‐なり(副)
①もとのまま。あのまま。あれきり。as is〈用例〉〜何の変化もない。
②相応であるさま。suitable〈用例〉〜のよさ。
アレニウス【Svante August Arrhenius】
(1859-1927)スウェーデンの化学者。オストワルトらと物理化学の分野をひらいた。電解質は水に溶けてイオンを形成するという電離説をたてた。1903年ノーベル化学賞受賞。
アレニウス‐の‐しき【アレニウスの式】
アレニウスが提出した反応速度と温度に関する実験式。一部の高速反応を除く化学反応や拡散などの輸送現象に適用される。Arrhenius' equation
あれ‐の【荒れ野】
→あらの(荒野)
あれ‐はだ【荒れ肌・荒れ膚】
脂肪が少ないため、かさかさに荒れている肌。rough skin
あれ‐は・てる【荒(れ)果てる】(下一自)
すっかり荒れてしまう。be desolated
あれ‐ほど【彼程】(副)
あのように。あれくらい。so; so much
あれ‐ま・す【生れ坐す】(連語)
〈古語〉
《「生(あ)る」の連用形に補助動詞「ます」が付いたもの》出現なさる。お生まれになる。〈用例〉〜・さむ御子のつぎつぎ(万葉・6・1047)。
アレマン【Mateo Alemán】
(1547-1614ごろ)スペインの小説家。社会の暗黒面をピカレスク小説の形式で描出。作品『グスマン=デ=アルファラーチェ伝』。
あれ‐もよう【荒れ模様】
①天気が荒れてきそうなようす。stormy〈用例〉山は〜だ。
②人の機嫌や状況が悪くなりそうなようす。cross as two sticks〈用例〉試合は〜になってきた。
あれよ‐あれよ(感)
意外さに驚いて、われを忘れるさまをいう語。in an instant〈用例〉〜という間に終わる。
あれ‐ら【等】(代)
かれら。あの者ども。they
*あ・れる【荒れる】(下一自)
①態度・行動などがあらくなる。みだれる。become rough〈用例〉会議が〜。
②《「暴れる」とも》あばれる。乱暴する。behave violently〈用例〉酔って〜。
③手入れされずにさびれる。荒廃する。be devastated〈用例〉田畑が〜。家が〜。
④天候などがひどくなる。become stormy〈用例〉台風が〜。海が〜。
⑤脂肪がへって、皮膚がざらざらしてくる。become rough〈用例〉肌が〜。
⑥文章や絵のかき方が雑になる。become rough〈用例〉筆が〜。
アレルギー【allergy】
免疫反応によって起こる種々の現象のうち、生体に病的に働くもの。原因となる物質を、アレルゲン(抗原)という。
アレルギーせい‐びえん【アレルギー性鼻炎】
→はなアレルギー(鼻アレルギー)
アレロパシー【allelopathy】
→たかんさよう(他感作用)
アレンカール【José de Alencar】
(1829-77)ブラジルの政治家・小説家。国民文学の確立をめざし、原住民を主題とする。作品『グアラニー』など。
アレンジ【arrange】(名・サ変他)
①並べること。整理。
②手はずを整えること。
③編曲。ピアノのための曲を管弦楽にしたり、バイオリンの曲をジャズに変えたりすること。
あろうこと‐か【有ろう事か】(連語)
《あってよい事か、の意》とんでもないことだ。けしからんことだ。なんということか。〈用例〉〜無断で休むなんて。
アロエ【Aloe(ラテン)
ユリ科の多年生多肉植物。葉は剣状で、縁にとげがある。葉・茎をしぼったエキスは下剤・健胃薬のほか、外傷薬にされる。観賞用などに栽培。ロカイ。
アロー【Kenneth Joseph Arrow】
(1921-)アメリカの経済・統計学者。ハーバード大教授。均衡理論を数学的に解明し、また新厚生経済学の樹立に貢献した。ヒックスとともに、1972年ノーベル経済学賞受賞。著書『一般均衡分析』など。
アローカリア【Araucaria(ラテン)
ナンヨウスギ科の針葉樹。温室・室内植物として鉢植えにされる。オーストラリア・南アメリカ原産。ナンヨウスギ・ブラジルマツなど。
アローごう‐じけん【アロー号事件】
《「アロー」はArrow》1856年、イギリス国旗を掲げたアロー号に対する清(しん)朝官憲の臨検と国旗侮辱問題を発端とする、清朝とイギリス・フランス間の戦争。両国軍は北京(ペキン)に入城、60年北京条約を締結。アロー戦争。
アローヘッド‐ステッチ【arrowhead stitch】
《「アローヘッド」は、矢じりの意》色糸刺繍(ししゅう)方法の一つ。2つのストレートステッチを組み合わせて矢羽根形を形成する。また、多数用いて面刺(めんざ)しにもする。
アロカシア【Alocasia(ラテン)
サトイモ科の観葉植物。猛毒のクワズイモ、葉の美しいコウライダコやテイオウハイモなどがある。中南米・東南アジア原産。
アロサウルス【Allosaurus(ラテン)
ジュラ紀後期の北アメリカにいた肉食恐竜。全長約10m、尾の長さがその半分、推定体重約2t。二脚歩行性で、前肢は小さい。四肢には鋭い爪(つめ)をもち、大きな口には鋭い歯を備え、獲物を捕食するのに役立つ。
アロステリック‐こうか【アロステリック効果】
酵素の活性が、その酵素の基質と立体構造に類似性のない物質によって、強められたり弱められたりする現象。allosteric effect
アロハ【Aloha(ハワイ)
[一](感)《ハワイでの日常のあいさつ語》こんにちは。ようこそ。さようなら。
[二](名)「→アロハシャツ」の略。
アロハ‐オエ【Aloha Oe(ハワイ)
《さらば君よ、の意》ハワイ民謡。別れの歌。ハワイ王国最後の女王リリウオカラニ作とされる。
アロハ‐シャツ【aloha shirt】
ハワイから流行した派手なプリント模様の半袖(はんそで)シャツ。ふつう裾(すそ)をズボンの外に出して着る。アロハ。
アロフェン【allophane】
粘土鉱物。非晶質で、アルミニウム分が高く、燐酸(りんさん)と結合しやすい。アロフェンを多く含む火山灰土では、植物は燐酸が欠乏しやすい。
アロワナ【arowana】
オステオグロッサム科の大形の淡水産熱帯魚。5種あり、全長約1mに達する。いずれもよく似た体形をしていて、背側がほとんど直線的な鉈(なた)形で、下顎(かがく)先端に1対の口ひげがあるのが特徴。アマゾンに2種、ナイルに1種、東南アジアに2種が分布。
アロン【Aaron】
旧約聖書『出エジプト記』中の人物。モーセの兄で、その協力者・代弁者でもあった大祭司。
アロンソ【Dámaso Alonso】
(1898-1990)スペインの詩人・批評家。詩学研究にすぐれる。評論『スペイン詩』、詩集『怒りの子ら』など。
あわ【泡・沫】
①液体の膜が気体を包んで、小さく丸くふくれたもの。また、こわれやすいもの、はかないもののたとえ。あぶく。bubble; foam〈用例〉〜と消える。
②口の端にふき出るつば。〈用例〉口角〜を飛ばす。
泡を食う(あわをくう)
おどろき、あわてる。become confused
泡を吹かせる(あわをふかせる)
人を、おどろきあわてさせる。give a person a fit
あわ【粟】
イネ科の一年草。古くから栽培された五穀の一つ。高さ約1m。子実(しじつ)は卵球形で、穀類中、最小。むくと黄色。生育期間が短い。収穫期によってナツアワ・アキアワなどの品種がある。菓子・焼酎(しょうちゅう)の原料のほか鳥の飼料。インド原産。foxtail millet
あわ【房】
→あわのくに(安房国)
あわ【阿波】
→あわのくに(阿波国)
あわ【阿波】
〈町〉徳島県北部、吉野(よしの)川中流の町。農業のほか軽工業もある。奇勝、土柱(どちゅう)がある。人口1万4459(1988)。
アワー【hour】
時間。時刻。〈用例〉ラッシュ〜。
あわあわ‐し・い【淡淡しい】(形)
いかにも淡い感じである。色などがうすく消えやすい感じである。ほのかである。
あわい【間】
①あいだ。すきま。
②あいだがら。交際。
あわ・い【淡い】(形)
①色・味などがうすい。light; plain〈対義〉濃い。
②かすかである。faint〈用例〉〜光。
③感情の程度が軽い。faint〈用例〉〜希望。〜恋心。〈派生〉あわさ(名)
あわ‐うみ【淡海】
《淡水の海、の意》みずうみ。〈対義〉潮海(しおうみ)
あわ‐おこし【粟おこし】
駄菓子の一つ。糯粟(もちあわ)を蒸してから煎(い)り、飴(あめ)で固めたもの。原料に米を用いたものも多い。
あわ‐おどり【阿波踊(り)】
徳島市とその周辺で行われる盆踊り。盆の8月12日から15日に、『よしこの節』の歌と急調な囃子(はやし)にのって、集団でにぎやかに踊り歩く。
あわ‐がえり【還】
イネ科の一年草。日あたりのよい原野などにはえる。茎は叢生(そうせい)し、高さ約50cm。葉は線形。5〜6月に柱状花序をつける。小穂は密生し、黄緑色。
あわぎんこう【(株)阿波銀行】
金融業。地方銀行。明治29年(1896)設立。本店は徳島市西船場(せんば)町。
あわ‐こがねぎく【泡黄金菊】
キク科の多年草。山地にはえる。高さ1〜1.5m。秋に黄色の小頭花を泡の集合した感じで茎の先端に密生。キクタニギク。
あわ‐ごけ【苔】
アワゴケ科の一年草。庭園の湿った地などに生育する。高さ3〜4cm。対生(たいせい)の葉、緑白色の花ともごく小さい。
あわさか‐つまお【泡坂妻夫】
(1933-)小説家・紋章上絵師。本名は厚川昌男。東京生まれ。九段高校定時制卒。平成3年(1991)『蔭桔梗(かげききょう)』で第103回直木賞受賞。
あわざ‐がらす【阿波座烏】
①近世、大坂の阿波座(現在の大阪市西区新町の北部)にあった下級の遊郭へひやかしに行く客。
②近世、大坂にあった人形芝居の阿波座のなじみ客。
あわさ・る【合(わ)さる】(五自)
①2つの物がぴったりと付く。fit; meet
②自然に、くっついた状態になる。fit; meet
③2つの物がうまく調和する。match
あわ・し【淡し】(形ク)
〈古語〉
→あわい(淡い)
あわじ【淡路】
→あわじのくに(淡路国)
あわじ【淡路】
〈町〉兵庫県、淡路(あわじ)島北端の町。島の北の玄関口で、漁業・観光の町。人口8543(1988)。
あわじ‐しま【淡路島】
兵庫県南部、瀬戸内海東端の島。中心は洲本(すもと)市。面積592.9km2。草花・タマネギ・ミカン・ビワの栽培、酪農がさかん。本四連絡橋の明石(あかし)鳴門(なると)ルートが通る。淡路人形浄瑠璃(じょうるり)が有名。
あわじ‐にんぎょう【淡路人形】
兵庫県淡路島に残る人形芝居。三人遣(づか)いで義太夫節(ぎだゆうぶし)に合わせる点で文楽(ぶんらく)に酷似。古曲が豊富で演出が昔風。淡路芝居。淡路浄瑠璃(じょうるり)
あわじ‐の‐くに【淡路国】
《都から阿波国(あわのくに)への通路、の意》旧国名。現在の兵庫県淡路島。南海道の一国。「延喜式」では下国。2郡。国府・国分寺はともに三原(みはら)郡三原町。明治4年(1871)廃藩置県により兵庫・徳島2県に分割所属。同9年(1876)全島兵庫県に編入。淡州(たんしゅう)。淡路。
あわしまうら【粟島浦】
〈村〉新潟県、日本海の離島、粟島からなる村。タイ漁などの漁業が中心。人口534(1988)。
あわしま‐じんじゃ【淡島神社】
和歌山市加太にある旧郷社。祭神は少彦名命(すくなびこなのみこと)・神功(じんぐう)皇后。婦人病に霊験(れいげん)ありとする。旧称は加太神社。淡島明神。淡島さま。
あわ‐じんじゃ【房神社】
千葉県館山(たてやま)市大神宮にある旧官幣大社。祭神は天太玉命(あめのふとだまのみこと)ほか2柱。殖産・技芸の守護神。安房国の一の宮。
あわ・す【合わす】(五他)
→あわせる(合わせる)
あわ・す【会わす】(五他)
→あわせる(会わせる)
あわ・す【淡す・醂す】(五他)
(かき)のしぶをぬく。さわす。
あわせ【合(わ)せ】
①合わせること。〈用例〉両力士の立ち合いの呼吸を〜にかかる。顔〜。
②2つ以上のものを比べて、優劣を競うこと。〈用例〉歌〜。
③飯にとり合わせるもの。おかず。
あわせ【袷】
《「袷仕立て」の略》裏つきの和服の総称。秋口から春先まで着る。〈対義〉単(ひとえ)
あわせ‐かがみ【合(わ)せ鏡】
2つの鏡をうつし合わせ、横や後ろ姿を見ること。また、そのための鏡。共鏡。
あわせ‐ガラス【合(わ)せガラス】
強化ガラスの一種。2枚のガラスの間に合成樹脂の膜をはさんで製造する。破損しても破片が飛び散らず、自動車などに利用される。
あわせ‐こう【合(わ)せ香】
香の薫(た)き物で、練り香のこと。沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)・丁字(ちょうじ)・麝香(じゃこう)・竜脳(りゅうのう)など数種の香料を調合したもの。平安朝のころから用いられた。
あわせ‐じょうゆ【合(わ)せ醤油】
調味料の一つ。しょうゆに、だし汁・ポン酢・酒・みりんなどを混ぜたもの。なべ物・浸し物・食品の下味付け用。
あわせ‐ず【合(わ)せ酢】
酢を基本に、各種の調味料を合わせたもの。二杯酢・三杯酢など。
あわせ‐て【合(わ)せて・併せて】(副)
つけ加えて。それとともに。at the same time〈用例〉〜健康を祈る。
あわせ‐ど【合(わ)せ砥】
①かみそりなどを研ぐとき、仕上げに用いる砥石(といし)
②砥石の表面を平らにし、あぶらけを除くためにすりあわせる粘板岩の小片。
あわせ‐ばおり【袷羽織】
裏の付いた羽織。
あわせ‐みそ【合(わ)せ味噌】
2、3種類のみそを混ぜ合わせたもの。みそ汁に用いる。
あわせ‐め【合(わ)せ目】
合わせた所・部分。joint
あわせ‐も・つ【合(わ)せ持つ・併せ持つ】(五他)
異なった性質などを同時にもつ。兼ね備える。combine〈用例〉硬軟〜。
あわせ‐もの【合(わ)せ物】
①合わせた物。
②合奏。
③同種のものを持ち寄って、その優劣を判定する遊び。香合わせ・菊合わせなど。
合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
くっつけたものは離れやすい。男女の離合などにいう。
あわせ‐もり【合(わ)せ盛り】
数種の料理を1つの器に盛ったもの。
*あわ・せる【合(わ)せる】(下一他)
=合わす。
①2つのものを1つにする。put...together〈用例〉手を〜。心を〜。力を〜。
②合計する。合算する。sum up〈用例〉3と5を〜。
③適合させる。adjust; set〈用例〉調子を〜。上着をスカートの色に〜。
④正しいものに合致させる。check〈用例〉答えを〜。眼鏡の度を〜。
⑤音・声・動作などをうまく調和させる。合奏する。play in concert〈用例〉琴と尺八を〜。ピアノに〜・せてバイオリンを弾く。
⑥調合する。mix〈用例〉薬を〜。
⑦相撲で、行司が両力士に仕切りをさせる。〈用例〉〜行司は…。立ち合いの呼吸を〜。
⑧結婚させる。めあわせる。
合わせる顔が無い(あわせるかおがない)
申しわけない。めんぼくない。lose one's face
あわ・せる【会(わ)せる・逢(わ)せる】(下一他)
面会させる。対面させる。会わす。let a person meet〈用例〉2人を別室で〜・せた。
*あわ・せる【併せる】(下一他)
①他のものを加え、いっしょにする。併合する。merge〈用例〉隣国を〜。清濁〜・せのむ。
②照らし合わせる。check〈用例〉この条件をも〜・せ考える。
あわ・せる【遭(わ)せる】(下一他)
ある現象や事件などにゆきあたるようにしむける。経験させる。expose〈用例〉ひどい目に〜。