あんけい【安慶】
中国、安徽(あんき)省南部、長江(ちょうこう)北岸の河港都市。米・茶・木材の集散地。ウーロン茶の産地として有名。人口48.6万(1991)。アンチン。
アンケート【enquête(フランス)
《調査の意》一定の問題について、個人・事業所、あるいは専門家や専門機関に質問を出し、回答を求める調査形式。questionnaire
アンゲルス‐ジレジウス【Angelus Silesius】
(1624-77)ドイツのバロック期の詩人。神秘主義的な宗教詩を残す。詩集『さすらいの天使』『魂の聖なる快楽』など。
あん‐けん【案件】
①調査などで問題になっている事柄。議案。item
②訴訟で、あらそわれている事柄。case
あんげん【安元】
平安末期の年号。承安(じょうあん)から改元。元年(1175)7月28日〜3年(1177)8月4日。次に、治承(じしょう)に改元。
あんけん‐さつ【暗剣殺】
九星(きゅうせい)の方位の一つ。その年の五黄土星と相対した方位で、災難に遭う最凶の方角とされる。
あん‐こ
《方言》
①伊豆(いず)大島などで、むすめ。
②東北・北陸などで、長男。兄。
あん‐こ【餡こ】
《俗語》
→アン(餡)。
②ふくらませるための詰めもの。
あん‐こ【鱇】
とくにぶくぶくと太った力士の体型。〈対義〉ソップ。〈用例〉〜型。
あん‐こ【安固】(形動トタル)
安定していてゆるぎないさま。しっかりしているさま。
あん‐ご【安居】(名・サ変自)
《仏教語。vār-ṣika(梵)の訳語。雨期、の意》僧侶(そうりょ)がある期間一定場所に居住し、外出しないで修行すること。雨安居。夏(げ)安居。
あん‐こう【鱇】
アンコウ科のキアンコウ(別名ホンアンコウ)とクツアンコウの総称。海底で生活する海水魚。いずれも全長1m内外で灰褐色。頭は大きくて平たく、口が横に広く開く。頭にある長いとげで小魚をさそって捕食。食用。とくに冬、美味。世界の熱帯から温帯にかけて広く分布。
鮟鱇の唾に噎せた様な人(あんこうのつにむせたようなひと)
口を大きくあけて、ぽかんとしている、のろまな者。
あん‐ごう【暗号】
通信などの内容が、当事者以外にはわからないようにするため、特定の約束にしたがって作られた符号。また、その方式。軍事・外交・商業上の機密を守るために使用。現在は乱数式が広く使われる。cipher
あん‐ごう【暗合】(名・サ変自)
物事が偶然に一致すること。
あんごう‐かいどく【暗号解読】
①暗号を解いて、その意味内容を読みとること。code-breaking
②《Chiffrelesen(ドイツ)の訳》ヤスパースの用語。哲学や宗教の歴史のなかに秘められている超越者の暗号を、自分の形而上(けいじじょう)学的体験を介して解読すること。code-breaking
あんこう‐がた【鱇形】
《竹の胴にあけられた生け口の形で、一重(いちじゅう)切りの一つ。アンコウの大きな口に似ていることから》竹製の花入れの一つ。
あんこう‐しょく【暗紅色】
黒みをおびたべに色。dark red
あんこう‐てんのう【安康天皇】
記紀で第20代天皇。名は穴穂命(あなほのみこと)。『宋書(そうしょ)』「倭国(わこく)伝」の倭の五王の興(こう)とされる。
あんこう‐なべ【鍋】
なべ料理の一種。アンコウの身・皮・わたなどに、豆腐・野菜を取り合わせ、割り下で煮る。茨城県の名物。
アンコール【encore】
《もう一度、の意》
①音楽会などで、出演者のできばえをたたえ、拍手などを送って再演を求めること。
②好評であったものを、もう一度上演したり放送したりすること。〈用例〉〜アワー。
アンコール‐トム【Angkor Thom】
《もと、クメール語で大都城の意》カンボジアのアンコール王朝時代の都城遺跡。9世紀の創建。3km四方の城壁の中に多くの寺院が残存。
アンコール‐ワット【Angkor Wat】
《もと、クメール語で寺院の町の意》カンボジアのアンコール王朝時代の寺院遺跡。スーリヤヴァルマン2世によって、12世紀初めヒンズー教寺院として創建されたが、のちに仏教寺院となる。
アンコーレ‐おうこく【アンコーレ王国】
中央アフリカ、ウガンダ西部のアンコーレにあった王国。19世紀末、イギリスの植民地となる。現在はウガンダ共和国を形成。Kingdom of Ankole
あん‐こく【暗黒・闇黒】
①暗いこと。くらやみ。darkness
②まっ黒。black〈用例〉〜色。
③文化や道徳がすたれていること。dark age
④発展していないこと。
あんこく‐がい【暗黒街】
不道徳な行為や犯罪などの多い地区。underworld
あんこく‐じ【安国寺】
足利尊氏(あしかがたかうじ)・直義(ただよし)兄弟が全国の国ごとに建てた臨済宗の寺。夢窓疎石(むそうそせき)のすすめで、南北朝戦乱の戦死者の供養と国家安泰を祈願して建立。
あんこくじ‐えけい【安国寺恵瓊】
(?-1600)安土(あづち)桃山時代の僧。安芸(あき)の安国寺住職。戦国時代末期、各大名間の調停に活躍、豊臣秀吉(とよとみひでよし)より伊予(いよ)6万石を領す。関ケ原の戦いで西軍に属し、捕らえられて処刑。
あんこく‐じだい【暗黒時代】
精神上・生活上に不安や悲惨な事柄の多い時代。特に西洋史で5〜11世紀をいう。the Dark Ages
あんこく‐せいうん【暗黒星雲】
向こう側にある星からの光を遮断するほど密に微粒子が集まった星間雲。本質的には散光星雲と同じもの。dark nebula
あんこく‐たいりく【暗黒大陸】
ヨーロッパ人の、アフリカ大陸に対するかつての異称。その地について未知であったがための呼称。Dark Continent
あんこく‐めん【暗黒面】
物事のよくない、または悲惨な面。dark side
アンゴラ【angora】
①トルコの→アンカラの旧称。
②アンゴラ‐ウサギの毛を用いた毛織物や毛メリヤス。光沢があり、保温性に富む。
③アンゴラ‐ヤギ。また、この毛を用いたモヘア。
アンゴラ【Angola】
(Republic of Angola)アフリカ南西部、大西洋に臨む共和国。首都ルアンダ。15世紀以来の植民地を経て1975年ポルトガルから独立。国土は西側を除き高原状で、東部は温帯気候、西部は乾燥気候。コーヒー・綿花を栽培し、ダイヤモンドを産出。面積124.7万km2。人口1076.5万(1993)。正称アンゴラ共和国。
アンゴラ‐うさぎ【アンゴラ兎】
カイウサギの一品種。毛は長く柔らかく白色で保温力に富み、織物の原料となる。トルコのアンゴラ(いまのアンカラ)地方原産。Angora rabbit
アンゴラ‐ねこ【アンゴラ猫】
ネコの一品種。長毛・白色でペルシア‐ネコに似るが、体は細く、ペルシア‐ネコのように鼻が短くしゃくれてはいない。トルコのアンゴラ(いまのアンカラ)原産とされるが、ペルシア‐ネコとともに原産地不明。Angora cat
アンゴラ‐やぎ【アンゴラ羊】
トルコのアンゴラ(いまのアンカラ)原産の家畜ヤギ。全身が絹糸状の白い縮(ちぢ)れた長い毛でおおわれる。この毛がモヘアで、高級織物に用いられる。モヘア‐ヤギ。Angora goat
あんころ‐もち【餡ころ餠】
あんを外がわに付けたもち。あんころ。
アンサ【ANSA】
《Agenzia Nazionale Stampa Associata(イタリア)の略》イタリアの通信社。新聞社の非営利的な共同機関。1945年設立。
あん‐ざ【安座・安坐】(名・サ変自)
①落ちついてすわること。
②あぐらをかくこと。
あんざい‐あつこ【安西篤子】
(1927-)小説家。兵庫県生まれ。神奈川県立横浜第一高女卒。昭和40年(1965)『張少子(ちょうしょうし)の話』で第52回直木賞受賞。作品『悲愁中宮』『卑弥呼(ひみこ)狂乱』など。
あんさい‐がくは【闇斎学派】
山崎闇斎が唱えた儒学の一派。朱子学を根底に、神道を研究。水戸(みと)学派と並んで勤皇(きんのう)思想の源泉となった。崎門(きもん)学派。
あんざい‐しょ【行在所】
《「あん」は唐音》→行宮(あんぐう)
あんざい‐ふゆえ【安西冬衛】
(1898-1965)詩人。奈良県生まれ。『詩と詩論』創刊に参加。昭和初期の前衛芸術運動の中核。詩集『軍艦茉莉(まり)』など。
アンザイレン【Anseilen(ドイツ)
登山で、互いの安全確保のため、ロープで身体を結びあうこと。複数の登山者が危険な岩などを登降する際に行う。
アンザス‐じょうやく【アンザス条約】
(ANZUS Treaty)オーストラリア・ニュージーランド・アメリカ3国間の軍事同盟条約。1951年締結。3か国の頭文字A・NZ・USをとって「アンザス」という。太平洋安全保障条約。
あん‐さつ【暗殺】(名・サ変他)
おもに政治上・思想上の対立などから、ひそかにつけねらって相手を殺すこと。assassination
あんさつ‐きょうだん【暗殺教団】
→アサシン
あんさつ‐し【按察使】
中国、唐代以後の地方行政機関。各省の司法行政を担当。明(みん)中期以降は総督・巡撫(じゅんぶ)の下に位置した。
あん‐ざん【安産】(名・サ変自他)
無事に子を産む、または生まれること。easy delivery〈対義〉難産。
あん‐ざん【暗算・諳算】(名・サ変他)
紙に書いたり道具をつかったりしないで、頭の中で計算すること。また、その計算。めのこ算。mental calculation〈比較〉筆算・珠算。
あんざん【鞍山】
中国遼寧(りょうねい)省南東部にある同国最大の鉄鋼業都市。鉄鋼コンビナートがある。人口139.7万(1991)。アンシャン。
あんざん‐がん【安山岩】
《アンデス山脈で発見され、andesiteに由来》灰白色または暗灰色で組織の密な火成岩。玄武岩と流紋岩の中間の組成をもち、輝石・斜長石・角閃(かくせん)石・橄欖(かんらん)石などからなる建築用石材。andesite
アンサンブル【ensemble(フランス)
《ともに、の意》
①音楽で、少人数の重唱・重奏。また、そのグループ。
②演劇で、演技の統一と調和。〈用例〉あの劇団は〜がいい。
③婦人服で、ワンピースと上着、ドレスとコートなどを共通の生地・材質・柄・デザインなどで、調和よく組み合わせたもの。和服で、とも布の長着と羽織など。
アンサンブル‐システム【ensemble system】
一組み・一団として売り出していく方法。〈比較〉スターシステム。
あん‐し【暗視】
暗い所でもよく見えること。noctovision〈用例〉〜カメラ。
あん‐じ【按司】
琉球(りゅうきゅう)王朝の階級の一つ。古くは一地方を支配した土豪をいったが、15世紀以降には一行政区画(間切(まぎり))を与えられた王の近親者をいう。あじ。
あん‐じ【暗示】(名・サ変他)
①それとなく言って、自然に理解させること。ほのめかすこと。hint〈比較〉示唆(しさ)。〈用例〉答えを〜する。
②ひそかな刺激を与えて、人の気持ちを自然にさそいこむこと。suggestion〈用例〉〜をかける。〜にかける。
③心理学で、ことばが刺激となって意志にかかわりなしに、ある観念が動作に現れること。
アンジェ【Angers】
フランスのロワール川下流右岸のアンジュー地方の中心都市。ぶどう酒や17の塔で囲まれた城で有名。人口14.6万(1990)。
アンジェイェフスキ【Jerzy Andrzejewski】
(1909-83)ポーランドの小説家。哲学的・倫理的問題を描く。作品『灰とダイヤモンド』『天国の門』など。
アンジェラス【Angelus】
カトリック教会用語。聖母に対する信心とキリスト受胎に対する感謝の祈り。朝・昼・晩の3回唱える。また、それを知らせる鐘(かね)。お告げの祈り。アンゼルス。
アンジェリコ【Fra Angelico】
→フラ=アンジェリコ
あんじ‐がお【案じ顔】
心配そうな顔つき。worried look
アンシクロペディスト【encyclopédistes(フランス)
→ひゃっかぜんしょは(百科全書派)。
②《転じて》ものしり。
あんし‐じゅつ【安死術】
苦しまずに死ぬ方法。安楽死の方法。
あんししゅんじゅう【晏子春秋】
中国、春秋時代の斉(せい)の晏嬰(あんえい)の言行を録した書。8編。儒家と墨家の思想を折衷し、節倹主義を説く。
あんし‐しょく【暗紫色】
黒みをおびたむらさき色。
あん‐しつ【庵室】
①僧の住まい。
②いおり。あん。あんじつ。
あん‐しつ【暗室・闇室】
光が中にはいらないように、ぴったりとざした部屋。写真現像などに使う。darkroom
あんし‐の‐らん【安史の乱】
中国、唐中期の755〜763年に起きた安禄山(あんろくざん)と史思明らによる反乱。玄宗皇帝は蜀(しょく)に逃れ、楊貴妃(ようきひ)は途中で殺害される。即位した粛宗(しゅくそう)がウイグルの援助を受けて鎮圧。
アン‐ジヒ【an sich(ドイツ)
→そくじ(即自)
あんしゃ‐ちず【暗射地図】
→白地図(はくちず)の別称。
アンシャン【鞍山】
(Ānshān)→あんざん(鞍山)
アンシャン‐レジーム【Ancien Régime(フランス)
①1789年のフランス大革命により打倒された政治・経済・社会の旧体制。16世紀初めから3世紀にわたる絶対王政の時代に相当。
②前近代的な旧体制。
あん‐しゅ【按手】
キリスト教で、聖職者が人の頭の上に手をおき、祝福を与えること。imposition of hands
あん‐しゅ【庵主】
①庵室の主人。
②茶の湯で、主人。亭主。
→あんじゅ(庵主)
あん‐じゅ【庵主】
大きな寺の中の小さな建物(庵)や分院の僧。とくに尼僧。あんしゅ。
アンジュ【安州】
(Anju)→あんしゅう(安州)
あんしゅう【安州】
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)西部、清川江(せいせんこう)下流左岸にある安州郡の中心都市。市の西方に安州炭田がある。アンジュ。
あん‐じゅう【安住】(名・サ変自)
①《仏教語》身心ともに安らかな状態になること。
②なんの苦労もなく、安心して住むこと。to live in peace〈用例〉〜の地。
③その状態に満足してしまうこと。to live in comfort〈用例〉現状に〜する。
あん‐じゅう【庵住】(名・サ変自)
庵室を構えて住むこと・人。
あん‐じゅうこん【安重根】
(1879-1910)朝鮮の民族主義者。日本の侵略に対し義兵闘争を展開。1909年ハルビン駅で伊藤博文(いとうひろぶみ)を暗殺。アン=ジュングン。
あん‐じゅきつ【安寿吉】
(1911-77)韓国の小説家。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)咸興(かんこう)生まれ。早大中退。大河小説『北間島』、長編『通路』など。
あん‐しゅつ【案出・按出】(名・サ変他)
考え出すこと。くふうして作り出すこと。devise
あんしゅ‐れい【按手礼】
プロテスタントの聖職就任の儀式。按手によって聖別する。聖公会の聖職按手式、カトリックの叙階式にあたる。ordination; imposition of hands
あん‐じゅんのう【暗順応】
視覚が暗さに慣れる現象。明所から暗所にはいったとき、初めは真っ暗だが、しだいに物が見えるようになること。dark adaptation
あん‐じょ【晏如】(形動トタル)
のんきに、落ちついているさま。
あん‐しょう【暗唱・暗誦・誦】(名・サ変他)
文章や詩などを完全に覚えて、書いたものを見ないで、口に出して言うこと。recitation
あん‐しょう【暗証】
クレジットカード・電子キーなどで、本人であることを証明するための文字・記号・数字。cipher〈用例〉〜番号。
あん‐しょう【暗礁】
水中に隠れている岩。sunken rock
暗礁に乗り上げる(あんしょうにのりあげる)
思わぬ障害で動きがとれなくなる。be deadlocked
あん‐じょう【鞍上】
馬の鞍(くら)の上。
鞍上人無く鞍下馬無し(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
人馬一体となり、たくみに馬を乗りこなすさま。
あんじょう【安城】
〈市〉愛知県中部、岡崎(おかざき)平野にある市。先進的な農業地域で「日本のデンマーク」などと呼ばれたが、工業化が進む。七夕(たなばた)祭りが有名。人口14万5594(1994)。
あんじょう(副)
《方言。味よく、の意》関西などで、具合よく。うまく。〈用例〉〜たのみます。
アンじょおう‐せんそう【アン女王戦争】
1702〜12年、スペイン継承戦争と関連して北アメリカ・西インド諸島で行われた、イギリス対フランス・スペイン間の植民地戦争。イギリスはニューファンドランド島・ジブラルタルなどを獲得。Queen Anne's War
あん‐しょく【暗色】
暗い感じの色。dark color〈対義〉明色。
あんじ‐りょうほう【暗示療法】
患者が医師のことばに影響されやすい状況を利用して、病的症状を暗示をかけて取り除こうとする治療法。催眠療法・冥想(めいそう)療法など。ヒステリー・強迫神経症・心身症などに適用される。suggestive therapy
あん・じる【按じる】(上一他)
→あんずる(按ずる)
あん・じる【案じる】(上一他)
→あんずる(案ずる)
アンジロー
(?-?)16世紀ごろの人。日本最初のキリスト教信者。薩摩(さつま)の人。マラッカでザビエルに会い受洗。天文(てんぶん)18年(1549)ザビエルらを案内して薩摩に上陸、布教を助けた。弥次郎(やじろう)
*あん‐しん【安心】(名・形動・サ変自)
不安や心配がなく、心が安らかなこと・さま。peace of mind〈用例〉その知らせを聞いて〜した。ここまで来れば、もう〜だ。
あん‐じん【安心】
《仏教語》信心や修行によって心の安らぎを得、動ずることのないこと。
あんじん‐けつじょう【安心決定】
《仏教語》浄土教のことば。阿弥陀(あみだ)仏の本願を信じて、少しの疑いもなくなった状態。
あんしん‐りつめい【安心立命】(名・サ変自)
天命をさとり、心を動かさないこと。あんじんりゅうめい。あんじんりゅうみょう。
あん‐ず【杏・杏子】
《「あんず」は、杏子の唐音》バラ科の落葉小高木。果樹として栽培。高さ約5m。花はウメに似て白〜淡紅色。果実は6〜7月ごろ黄橙(おうとう)色に熟し、生食、ジャム、乾果などにする。種は「杏仁(きょうにん)」といい、薬用。中国原産。カラモモ。アプリコット。apricot
アンスク【UNSC】
《United Nations Security Councilの略》→国連安全保障理事会
あんず‐たけ【茸】
担子菌類アンズタケ科のキノコ。かさは3〜8cmで卵黄色。裏にしわ状のひだがあり、アンズに似た香りがある。食用。
アンスリウム【Anthurium(ラテン)
サトイモ科の常緑多年草。苞葉(ほうよう)は心臓形で赤・桃・白色など。鉢植え・切り花用。ベニウチワ。熱帯アメリカ原産。
あん・ずる【按ずる】(サ変他)
=按じる・按ず。
①おさえる。なでる。〈用例〉急所を〜。
②調べる。〈用例〉地図を〜・じて進む。
③あれこれ考えをめぐらす。
あん・ずる【案ずる】(サ変他)
=案じる・案ず。
①考える。くふうする。think out〈用例〉一計を〜。
②心配する。be anxious〈用例〉身の上を〜。
案ずるより生むが易し(あんずるよりうむがやすし)
決行してみると、事前に心配していたのに比べて、案外やさしかったり、つらい思いをしなくてすむものだ。Fear overruns the danger.
あんずる‐に【案ずるに・按ずるに】(連語)
《多く文頭に置いて、自分の考えを述べる発語として用いる》考えてみると。思うに。
あん‐せい【安静】(名・形動)
肉体的あるいは精神的に静かにしていること・さま。代謝を抑制し、患部への刺激を避けて、病気の回復を早めること。rest〈用例〉絶対〜。
あんせい【安政】
江戸末期の年号。嘉永(かえい)から改元。元年(1854)11月27日〜7年(1860)3月18日。次に、万延(まんえん)に改元。
あんせい‐きんぎん【安政金銀】
江戸幕府が安政年間から幕末まで鋳造した6種(洋銀を含め7種)の貨幣。開港による通商上の必要と、金貨の海外流出防止のため発行。
あんせい‐の‐おおじしん【安政の大地震】
①江戸末期、安政年間に起こった地震の総称。7年間で13回に及んだ。
②狭義には安政2年(1855)10月に江戸を襲った大地震。死者一万余人といわれる。
あんせい‐の‐たいごく【安政の大獄】
安政5年(1858)大老(たいろう)井伊直弼(いいなおすけ)が行った尊王攘夷(そんのうじょうい)運動への大弾圧事件。勅許を得ず日米修好通商条約を結び、また家茂(いえもち)を第14代将軍としたことに反対した諸大名・公卿・志士らを投獄、処刑。
アンゼリカ【Angelica(ラテン)
セリ科の多年草。薬用・香料のほか、茎・葉柄(ようへい)の砂糖づけをケーキの飾りに使う。ヨーロッパ北部原産。
アンセリン【anserine】
天然に存在するペプチドの一つ。ガチョウやハトの筋肉中に存在し、筋収縮に関与する。
アンゼルス【Angelus】
→アンジェラス
アンセルムス【Anselmus Cantuariensis(ラテン)
(1033-1109)スコラ哲学の創始者の一人。聖人。カンタベリー大司教。神の存在証明で有名。著書『独語録』『対語録』など。
アンセルメ【Ernest Ansermet】
(1883-1969)スイスの指揮者。1918年スイス‐ロマンド管弦楽団を創立。フランス近代音楽とバレエ音楽を得意とした。
あん‐せん【暗線】
電磁波のスペクトルに見られる吸収線。太陽光スペクトルのフラウンホーファー線など。dark line
*あん‐ぜん【安全】(名・形動)
①あぶなくないこと・さま。安心していられる状態。safety; security〈対義〉危険。〈用例〉〜をおびやかす。
②こわれたり、傷ついたりしないこと・さま。safety〈用例〉荷物が〜に届いた。〈派生〉あんぜんさ(名)
あん‐ぜん【暗然・闇然】(形動トタル)
心が、ふさいでいるさま。暗い気持ちで悲しむさま。depressed
あんぜん‐いき【安全域】
①安全な区域。また、その範囲。safety zone
②医薬品の安全性の目安となる数値。試験動物の50%が死亡する薬物量と50%が治癒(ちゆ)する量の比で表す。safety zone
あんぜん‐えいせい‐きょういく【安全衛生教育】
災害から身を守る能力をつけることを目的とした教育。safety education
あんぜん‐かみそり【安全刀】
皮膚を傷つけないように刃を固定して柄をつけた西洋かみそり。1895年、アメリカのジレットが考案。safety razor
あんぜん‐ガラス【安全ガラス】
破損しても人体に損傷を与えることの少ないガラス。合わせガラス・強化ガラスなどがある。safety glass
あんぜん‐き【安全器】
過大な電流が流れると、自動的に電流を断つ装置。safety cutout
あんぜん‐ぐつ【安全靴】
工場・工事現場などで、労働災害の発生を防ぐためにはく靴。
あんぜん‐けいすう【安全係数】
材料や装置などの、破壊する極限の荷重と安全許容荷重との比。荷重で部材が変形・破壊しない範囲をきめるのに必要。安全率。safety factor
あんぜん‐こうがく【安全工学】
各種産業や生活での爆発・火災など諸事故の原因究明と防止を研究する学問体系。
あんぜん‐しきさい【安全色彩】
事故や災害を防ぐために使用される色。たとえば、赤は危険や緊急事態、黄色は注意を示す。
あんぜん‐しょく【安全色】
学童を交通事故から守るため雨がさなどに用いる、黄色。
あんぜん‐そうち【安全装置】
①機械・器具などの危険を防ぐためのしかけ。safety device
②銃砲にこめた弾丸の暴発を防ぐために、引き金を動かないようにしておくしかけ。safety catch
あんぜん‐ちたい【安全地帯】
①危険のない地域。
②路面電車などの乗降客に危険がないように路上に設けた場所。safety zone
あんぜん‐とう【安全灯】
鉱山や炭鉱で、爆発性ガスに引火しないように、炎を金網で囲ったランプ。safety lamp
あんぜん‐パイ【安全牌】
①麻雀(マージャン)で、放銃(ほうじゅう)(振り込み)にはならないと思われる牌(パイ)のこと。
②害にも益にもならないこと・人。
あんぜん‐ひょうしき【安全標識】
事業場・駅・飛行場・船舶・車両などで、安全確保のため標示する標識。日本工業規格(JIS(ジス))によって規定。safety mark
あんぜん‐ピン【安全ピン】
衣類・布切れ・バッジなどを留めるのに用いる、針先がかくれるように工夫した留め具。safety pin
あんぜん‐べん【安全弁】
①蒸気ボイラーや圧力容器の内部圧力が規定値以上になると、自動的に開いて内部の気体を放出し、再び圧力を制限内に戻すための弁。safety valve
②《比喩(ひゆ)的に》危険や破滅を避ける働きをするもの。safety valve
あんぜん‐ぼう【安全帽】
鉱山・工事現場の作業者、オートバイなどの運転者、また野球の打者が、安全のためにかぶる帽子。ヘルメット。hard hat
あんぜん‐ほしょう【安全保障】
国家と国民の安全を外部からの攻撃や侵略から守ること。軍事力だけでなく外交的・経済的な手段も考えられている。個別的安全保障と集団的安全保障に大別。security
あんぜんほしょう‐かいぎ【安全保障会議】
国防に関する重要事項、重大な緊急事態への対策などを審議する内閣の機関。総理大臣を議長とし、外務大臣・大蔵大臣・防衛庁長官などで構成される。昭和61年(1986)設置。Security Council of Japan
あんぜんほしょう‐りじかい【安全保障理事会】
(United Nations Security Council)国際連合の中心機関。国際紛争を解決するため協議調停し、最悪の場合は国連軍の派遣などの処置を決定する権限をもつ。15か国からなり、アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国が拒否権をもつ常任理事国。他は任期2年の非常任理事国で、国連総会で選出される。UNSC。SC。国連安全保障理事会。
あんぜん‐りつ【安全率】
→あんぜんけいすう(安全係数)