アンソール【James Sydney Ensor】
(1860-1949)ベルギーの画家・版画家。グロテスクな幻想画で表現主義の先駆をなした。作品『キリストのブリュッセル入市』など。
あん‐そく【安息】
[一](名・サ変自)心身を安らかに休めること。rest
[二](名)→パルチア(アルサケス朝)の中国における呼称。
あんそく‐かく【安息角】
破砕・粉砕された物質を堆積(たいせき)したときに斜面が崩れ落ちないでいる最大傾斜角。粉体では摩擦付着特性を表す。すべり角。休止角。angle of repose
あんそく‐こう【安息香】
①エゴノキ科の常緑高木。高さ約25mに達し、樹皮は茶褐色。白色の花には香気がある。マレーシア原産。benzoin
②アンソクコウの樹液を固めたもの。せっけんや化粧品の香料、去痰(きょたん)剤などに用いる。benzoin
あんそくこう‐さん【安息香酸】
アンソクコウの樹脂を熱して得られる白色の結晶。医薬品、食品の防腐剤に用いる。benzoic acid
あんそくこうさんナトリウム‐カフェイン【安息香酸ナトリウムカフェイン】
カフェインと安息香酸ナトリウムの化合物。白色の粉末で、水に溶けやすい。強心・利尿剤。caffeine and sodium benzoate
あんそく‐にち【安息日】
ユダヤ教やキリスト教などで、一切の業務を休んで会堂や教会で礼拝をする日。ユダヤ教では金曜の日没から土曜の日没まで。キリスト教では日曜。あんそくび。あんそくじつ。Sabbath
アンソリザ【Antholyza】
アヤメ科の秋植え球根草。葉は剣状で、長さ30cm〜1m。初夏に、あざやかな紅色の穂状花序をつける。南アフリカ原産。
アンソロジー【anthology】
《花の収集、の意》多くの作者の詩歌・文章などの、よい部分を集めたもの。詞華集・名曲集・諸家論集など。
あんた【方】(代)
《「あなた」の転》多く、目下の者に対して使われる俗な言い方。you〈参考〉関西では親愛の気持ちを込めて使う。
あん‐だ【安打】
野球で、打者の打球がフェアとなり、相手のエラー、野選によらずに打者が一塁あるいはそれ以上の塁へ達すること。また、その打球。ヒット。hit
アンダー【under】
[一](接頭)下、の意。〈用例〉〜シャツ。
[二](名)写真で露出が不足していること。
アンダーウエア【underwear】
下着類の総称。肌着。
アンダーグラウンド‐シアター【underground theater】
1960年代後半から東京中心に興った反新劇的・実験的な演劇活動の総称。また、その劇場・劇団。寺山修司(てらやましゅうじ)・唐十郎(からじゅうろう)・佐藤信(さとうまこと)・鈴木忠志(すずきただし)らが活躍。アングラ。
アンダーグラウンド‐シネマ【underground cinema】
反既成・反商業主義の映画。1950年代にニューヨークを中心におこり、60年代後半には世界に波及した。
アンダーシャツ【undershirt】
上半身につける肌着の総称。半袖(はんそで)のものが普通だが、長袖や袖なしのものもある。吸汗・保温用。
アンダー‐スロー
《和製語》野球の投球動作の一つ。腕を地面をはくように下から上に振って投げる。下手投げ。アンダーハンド。submarine pitch
アンダーソン【Carl David Anderson】
(1905-91)アメリカの物理学者。宇宙線の霧箱写真の中から陽電子を発見し、1936年ノーベル物理学賞受賞。中間子の存在も証明。
アンダーソン【Jack Northman Anderson】
(1922-)アメリカのコラムニスト。インド‐パキスタン紛争時のアメリカの政策をスクープした。ピュリッツァー賞受賞。
アンダーソン【Johan Gunnar Andersson】
(1874-1960)スウェーデンの地質学者・考古学者。中国で周口店(しゅうこうてん)遺跡・仰韶(ぎょうしょう)遺跡を発見。彩文土器の研究などに貢献。
アンダーソン【Marian Anderson】
(1902-93)アメリカの世界的アルト歌手。歌曲とオラトリオにすぐれ、黒人霊歌の第一人者。
アンダーソン【Maxwell Anderson】
(1888-1959)アメリカの劇作家。歴史詩劇を書いた。戯曲『栄光何するものぞ』『エリザベス女王』『ウィンターセット』など。
アンダーソン【Philip Warren Anderson】
(1923-91)アメリカの物理学者。磁性体と無秩序系の電子構造の研究で、バン=ブレック・モットとともに1977年ノーベル物理学賞受賞。
アンダーソン【Sherwood Anderson】
(1876-1941)アメリカの小説家。人間本能が小市民生活の中で挫折(ざせつ)するさまを、象徴性のある口語文体で描く。短編集『オハイオ州ワインズバーグ』など。
アンダー‐パー【under par】
ゴルフで、基準打数よりも少ない総打数で1ラウンドをプレーすること。アンダー。
アンダーライン【underline】
注意や心おぼえなどに、横書きの字句の下に引く線。下線。
あん‐たい【安泰】(名・形動)
安らかなこと・さま。無事なこと・さま。peace; be safety〈用例〉お家〜。
アンタイド‐ローン【untied loan】
不拘束貸付。貸し手が借り手に使いみちを指定せず、運用にも干渉しない形の外貨貸し付け。〈対義〉タイドローン。
アンタッチャブル【untouchable】
インドの不可触民。
アンタナナリボ【Antananarivo】
マダガスカルの首都で、同国第1の商工業都市。標高1400mの高原にある。人口80.3万(1990)。タナナリーボ。
アンタビュース【antabuse】
禁酒薬の一つ。肝臓内のアルデヒド酸化酵素を抑制する作用があるので、少量の酒で頭痛、発汗など不快症状を示す。ジスルフィラム。
アンダマン‐しょとう【アンダマン諸島】
(Andaman Islands)ミャンマー南方、ベンガル湾東部の諸島。5つの大島と200余の島からなる。インドの直轄行政地域。
アンダマンしょとう‐みん【アンダマン諸島民】
ベンガル湾のアンダマン諸島に住むネグリート系の原住民。狩猟・採集に従事。Andamanese
アンダルシア【Andalucía】
スペイン南部、グラナダなど8州からなる地方。長くアラブ(ムーア)人が支配したため、イスラムの遺跡が多い。オリーブ・ブドウ栽培がさかん。人口694.1万(1991)。
アンタレス【Antares】
《火星に対抗するもの、の意》さそり座α(アルファ)星。中国名は大火。赤色超巨星。距離500光年。観測の好期は7月。
あん‐たん【暗澹】(形動トタル)
①暗く、ものすごいさま。gloominess
②見通しのつかない、みじめなさま。gloominess〈用例〉前途は〜たるものだ。
あんだんすう
沖縄料理の一つ。ゆでた豚の三枚肉に赤みそ・みりん・砂糖などで調味して練り上げたもの。常備菜にする。
アンダンチーノ【andantino(イタリア)
→アンダンティーノ
アンダンテ【andante(イタリア)
《音楽で、速さを示す語》ゆっくりと歩くような速さで、の意。アダージョとアレグレットの間の速度。
アンダンティーノ【andantino(イタリア)
《音楽で、速さを示す語》アンダンテよりやや速く。
アンダンテ‐カンタービレ【andante cantabile(イタリア)
①音楽で、ゆっくり、歌うように、の指示。
②チャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番第2楽章。ロシア民謡に基づく甘美な旋律。バイオリン独奏用編曲で有名。
あん‐ち【安置】(名・サ変他)
①死者をあるべき場所にすえること。to lay in state
②神仏の像をすえてまつること。to enshrine
アンチ【anti】(接頭)
反対、対抗、排斥などの意。〈用例〉〜ミリタリズム(反軍国主義)。
アンチコードン【anticodon】
遺伝子で、トランスファーRNA分子中にあって3つの塩基が連結したもの。メッセンジャーRNA上の特定コドンと対応し、水素結合で結合。特定のアミノ酸をリボソームに受けわたす。
アンチゴネ【Antigonē(ギリシア)
→アンティゴネ
アンチック【antique(フランス)
①「→アンチック体」の略。
→アンティーク
アンチック‐たい【アンチック体】
かな活字の字体の一つ。肉太だが、細い部分もあって、太さが一様のゴシック体と比べると柔らかみがある。アンチック。antique
アンチ‐テアトル【anti-théâtre(フランス)
《反演劇、の意》1950年代のフランスを中心におこった前衛演劇の一般的総称。現代世界と人間の不条理を、常識的な論理を超えた劇作法で追究。代表的劇作家にイヨネスコやベケットなど。
アンチテーゼ【Antithese(ドイツ)
①哲学で、一つの命題(テーゼ)に対立して、それを否定する命題。反定立。
②ある主張や方式に対抗して出された主張や方式。
アンチトラスト‐ほう【アンチトラスト法】
→はんトラストほう(反トラスト法)
アンチノック‐ざい【アンチノック剤】
内燃機関のノッキングを防止するために燃料に少量加える物質。テトラエチル鉛など。現在は用いられていない。antiknock agent
アンチノミー【Antinomie(ドイツ)
→二律背反
アンチピリン【antipyrine】
1884年に創製された最初の解熱(げねつ)・鎮痛・鎮静剤。フェナゾン。
アンチモニー【antimony】
→アンチモン
アンチモン【Antimon(ドイツ)
金属元素。元素記号Sb原子番号51。原子量122。銀白色の光沢があり、もろい。主要鉱石は輝安(きあん)鉱。活字合金・軸受け合金などに用いられる。アンチモニー。antimony
あん‐ちゃく【安着】(名・サ変自)
①無事に到着すること。
②落ちつくこと。
あん‐ちゃん【兄ちゃん】
《俗語》
①兄を呼ぶことば。
②若い男を呼ぶことば。〈用例〉隣の〜。
あん‐ちゅう【暗中・闇中】
くらやみのなか。in the dark
アンチューサ【Anchusa(ラテン)
ムラサキ科の二年草。高さ1m前後。茎葉に白色の綿毛がある。初夏に青藍(せいらん)色の小花を密生。花壇・鉢植え用。南ヨーロッパ原産。ウシノシタグサ。
あんちゅう‐ひやく【暗中飛躍】(名・サ変自)
かげで、ひそかに策略をめぐらすこと。暗躍。
あんちゅう‐もさく【暗中模索】(名・サ変自)
手がかりもなしに、さがし求めること。grope in the dark
あん‐ちょう【暗潮】
①海水面に現れない潮流。
②表立って現れない世の中の風潮。undercurrent
あん‐ちょく【安直】(名・形動)
①値段が安いこと・さま。安価。cheap; inexpensive
②手軽なこと・さま。安易。easy〈派生〉あんちょくさ(名)
あんちょく‐せんそう【安直戦争】
中国の軍閥間の抗争。袁世凱(えんせいがい)の没後、1920年に親日的な安徽(あんき)派の段祺瑞(だんきずい)と親英米的な直隷派の曹こん(そうこん)が、北洋軍閥の後継をめぐって争い、実戦闘4日で直隷派が勝利。
あん‐ちょこ
《「あんちょく」の転》そまつだが手軽な学習書。虎(とら)の巻。crib; pony
アンチョビー【anchovy】
地中海沿岸でとれるカタクチイワシ属の小さなイワシ。また、それを塩漬けにしたもの。
アンチレバノン‐さんみゃく【アンチレバノン山脈】
(Anti-Lebanon)アラビア半島北西部、シリアとレバノン国境の山脈。最高峰ヘルモン山は標高2814m。
アンチ‐ロック‐ブレーキ【anti-lock brake】
自動車で、急ブレーキをかけても車輪がロック(停止)しないよう、自動制御機構が働いて調整するブレーキ。また、そのシステム。アンチスキッドブレーキ。
アンチ‐ロマン【anti-roman(フランス)
→ヌーボーロマン
アンチン【安慶】
(Ānqìng)→あんけい(安慶)
あんちん‐きよひめ【安珍清姫】
道成寺(どうじょうじ)伝説に出る人名。僧安珍を恋した清姫が蛇身(じゃしん)に化して、つり鐘の中に身を隠した安珍を焼き殺す。和歌山県道成寺の縁起となり、謡曲・歌舞伎(かぶき)にとり入れられた。
アンツーカー【en-tout-cas(フランス)
《原義は、いつどんな場合でもの意味だが、晴雨兼用の傘(かさ)、の意味もある》陸上競技場のトラックやテニスコートに用いられる赤褐色の土。珪酸(けいさん)をふくむ陶土を焼き、くだいてしきつめる。水はけがよく、雨天でも競技条件が変わらない。
アンツェングルーバー【Ludwig Anzengruber】
(1839-89)オーストリアの劇作家・小説家。戯曲『キルヒフェルトの牧師』など。
*あん‐てい【安定】(名・サ変自)
①物事が常に一定の状態を示し、大きく変動しないこと。stability〈用例〉〜した生活。
②すわりのよいこと。stability〈用例〉この花びんは〜がよい。
③物理・化学で、物体・物質に少々の変化を与えても、もとの状態にもどろう、または、もとの状態を保とうとする性質を示すこと。equilibrant
あんてい【安貞】
鎌倉(かまくら)中期の年号。嘉禄(かろく)から改元。元年(1227)12月10日〜3年(1229)3月5日。次に、寛喜(かんぎ)に改元。
アンティーク【antique(フランス)
=アンチック。
[一](名・形動)古めかしいこと・さま。古代風。
[二](名)骨董(こっとう)品。古美術品。古物。
アンディーブ【endive】
→エンダイブ
アンティオコス【〈1世〉Antiochos I】
(BC324-BC262/1)シリア、セレウコス朝の王(在位(BC280-BC262/1))。セレウコス1世の子。東方に都市・植民地を多数建設。ガラテヤ人の小アジア侵入を阻止し、「ソテル(救済者)」と称される。
アンティオコス【〈3世〉Antiochos III】
(BC242-BC187)シリア、セレウコス朝の王(在位(BC223-BC187))。セレウコス2世の二男。内紛を収め東方に遠征し「大王」と称されたが、ローマに敗れる。
あんてい‐かぶぬし【安定株主】
株価の変動にかかわらず、長い期間安定して株式を保有する者。一般には系列取引会社・金融機関など。strong stockholder
あんてい‐きょうこう【安定恐慌】
インフレーションの収束過程で生じる恐慌現象。通貨価値を安定させるためのデフレ政策や平価切り上げなどが原因。第2次大戦後の円価安定期の恐慌状態をさすこともある。stabilization crisis
アンティグア‐バーブーダ【Antigua and Barbuda】
西インド諸島、小アンティル諸島東端のアンティグア島・バーブーダ島・レドンダ島からなる小国。首都セントジョンズ。面積440km2、人口6.6万(1993)。
アンティゴネ【Antigonē(ギリシア)
ギリシア神話のオイディプスの娘。埋葬を禁じられた兄の死体をめぐって、彼女の反抗と決意が多くの死を招く。ソフォクレスの同名悲劇などに登場。アンチゴネ。Antigone
アンティゴノス【〈1世〉Antigonos I】
(BC382-BC301)アレクサンドロス大王の遺将(ディアドコイ)の一人。コリントス同盟を再建し地位を高めたが、イプソスの戦いで敗死。孫のアンティゴノス3世(BC320-BC239)がマケドニア王国を樹立。Antigonus I
アンティゴノス【〈2世〉Antigonos II】
(BC319ごろ-BC239)マケドニア王(在位(BC276-BC239))。デメトリオス1世の子。父王の死後不遇であったが、ギリシア侵入のケルト人を討ち即位。アンティゴノス家の支配を確立。
あんてい‐じょ【安定所】
→公共職業安定所」の略。
アンティステネス【Antisthenēs】
(BC455ごろ-BC360ごろ)古代ギリシアの哲学者。キニク学派の祖。ソクラテスの弟子。禁欲主義的な教えを説いた。
あんてい‐せいちょう【安定成長】
通貨価値や国際収支の大きな変動をともなわず、経済規模がなめらかに成長すること。stable growth
あんてい‐そうさ【安定操作】
株式の募集・売り出しの前後に、その相場を安定させるため、発行会社や引き受け業者が取引所で行う一連の売買。stabilizing transaction
アンティ‐テアトル【anti-théâtre(フランス)
→アンチテアトル
あんてい‐りくかい【安定陸塊】
地球上最古の陸塊。先カンブリア時代にはげしい造山運動があったが、以後はゆるやかな造陸運動だけの、安定した大陸地形。小起伏の高原状の地形や平原が多い。古代陸塊。stable land-mass
アンティル‐しょとう【アンティル諸島】
(Antilles Islands)中央アメリカ、西インド諸島の中核で、カリブ海・メキシコ湾・大西洋を分ける弧状列島。
アンデス‐さんみゃく【アンデス山脈】
(Andes)南アメリカ大陸の西側を太平洋側に沿って連なる、世界最長の山脈。最高峰アコンカグアは標高6960m。
アンデス‐ぶんめい【アンデス文明】
スペイン人の侵入以前に、南米中央アンデス地帯に形成された諸文化の総称。形成期のチャビン文化を経て、古典期にはモチーカ・ナスカ・クリなど各地に文化が興り、各地に興った文化を、15世紀後半インカが統一。1532年、スペイン人の侵入により滅亡。
アンテナ【antenna】
《触角の意》
①電波の放射、または到来電波の受信を行う装置。主として長・中波には線状アンテナを、マイクロ波帯にはパラボラアンテナを使用。空中線。
②《比喩(ひゆ)的に》情報を得るための手がかり。また、その能力。
アンテナ‐ショップ
《和製語》メーカーや問屋が市場動向を知るために直営方式で営業する小売店舗。衣類などの業界に多い。
アンデパンダン【Indépendants(フランス)
《独立の、の意》
①フランスで、1884年、官設のサロンに反対して結成された美術家の団体。また、その展覧会。
②とくに美術展で、作品の無審査をたてまえとするもの。
アンテミス【Anthemis(ラテン)
キク科の多年草。6〜8月に3〜4cmの白・黄色などの花が咲く。庭園用。ヨーロッパ・中近東原産。アンセミス。
アンデルシュ【Alfred Andersch】
(1914-80)ドイツの小説家。理想を求めるあこがれを描く。作品『ザンジバル』『赤毛の女』など。
アンデルセン【Hans Christian Andersen】
(1805-75)《原語では「アナセン」と発音》デンマークの小説家。童話で世界的名声を博す。小説『即興詩人』、短編集『絵のない絵本』、童話『裸の王様』『醜いアヒルの子』『人魚姫』など。
アンデルソン【Harriet Andersson】
(1932-)スウェーデンの映画女優。主演作『不良少女モニカ』など。
アンテロープ【antelope】
→れいよう(羚羊)
あん‐てん【暗点】
視野の一部分に島状に現れる見えない部分。目の病気のとき、冒された部位に応じて現れる。盲点。scotoma
あん‐てん【暗転】(名・サ変自)
①幕をおろさずに、舞台を暗くして場面を変えること。ダークチェンジ。blackout
②状況などがよくない方向に転ずること。〈用例〉事態が〜した。
あん‐ど【安堵】(名・サ変自)
《「堵」は垣(かき)。安住できる土地、の意》
①安心すること。relief
②鎌倉(かまくら)・室町時代、幕府または領主が武家・社寺の土地所有権を確認し、法的保護を保証したこと。〈用例〉本領〜。
あんど【安堵】
〈町〉奈良県北西部、大和郡山(やまとこおりやま)市南西隣の町。農業のほか、織物工業などが進出。人口9000(1994)。
あん‐とう【暗闘】
[一](名・サ変自)表はおだやかで、裏で争うこと。陰険な争い。
[二](名)歌舞伎(かぶき)のだんまり。
アントウェルペン【Antwerpen】
ベルギー北部、スケルデ川下流右岸の河港都市。同名州の州都で、同国最大の貿易港。フランドル美術の一大中心地。人口46.5万(1993)。アンベルス。アントワープ。
あんどうけんせつ【安藤建設(株)】
建設業。建築・土木会社。大正7年(1918)設立。本社は東京都港区芝浦。
あんどう‐こう【安藤幸】
(1878-1963)女流バイオリニスト。幸田露伴(こうだろはん)の妹。東京生まれ。東京音楽学校卒、同校教授。日本の洋楽草創期に先駆者として活躍。
あんどう‐しょうえき【安昌益】
(1703-62)江戸中期の思想家。八戸(はちのへ)の町医。号は確竜堂。農民の勤労を重んじ、万人が生産に携わる、身分差別のない平等主義を主張。著書『自然真営道』『統道真伝』など。
あんどう‐つるお【安夫】
(1908-69)小説家・演劇評論家。本姓は花島。東京生まれ。法大卒。寄席演芸を愛し、その保存・興隆に尽くした。昭和39年(1964)『巷談(こうだん)本牧亭(ほんもくてい)』で第50回直木賞受賞。作品『寄席紳士録』『三木助(みきすけ)歳時記』(未完)など。
あんどう‐のぶまさ【安信正】
(1819-71)幕末の老中(ろうじゅう)。磐城(いわき)(たいら)藩主。公武合体策を推進。外交政策が攘夷(じょうい)論者の反感をかったことから、文久(ぶんきゅう)2年(1862)坂下門外の変で負傷し、辞職。
あんどう‐ひろしげ【安藤広重】
→うたがわひろしげ(歌川広重)
あんどう‐ひろたろう【安藤広太郎】
(1871-1958)農学者。兵庫県生まれ。東大卒。九大・東大教授。植物の凍・冷害、人工交配に関する研究で、日本の近代農学・作物学の基礎を築く。昭和31年(1956)文化勲章受章。
アンドゥロー【UNDRO】
《Office of United Nations Disaster Relief Coordinatorの略》国連災害救済調整官事務所。国連の諸機関が行う災害救助活動の調整を目的として1972年に設置。本部ジュネーブ。
アンド‐かいろ【アンド回路】
2個以上の入力端子(たんし)と1個の出力端子からなり、すべての入力端子に「1」が同時に入力されたときだけ、出力端子に「1」を出すような回路。論理積回路。AND circuit
あんとく‐てんのう【安徳天皇】
(1178-85)第81代天皇(在位(1180-85))。高倉(たかくら)天皇の第1皇子。母は平清盛(たいらのきよもり)の娘、建礼門院(けんれいもんいん)徳子(とくこ)。源平の戦で平氏一門と西走し、長門(ながと)の壇ノ浦(だんのうら)で入水(じゅすい)
アントシアン【anthocyan】
植物色素。花・果実・葉・根に含まれ、赤・青・紫など美しい色を示す。酸性溶液で赤色、アルカリ溶液で青色を示す。花青素。
あんど‐じょう【安堵状】
中世・近世において武家や寺社の所領の領有権・知行(ちぎょう)権を保障・確認した文書。江戸時代には朱印状の形式をとった。
アントニウス【Marcus Antonius】
(BC82-BC30)古代ローマの将軍・政治家。カエサルの部将として活躍。第2回三頭政治に参加。のち、クレオパトラと結んでアウグストゥスと対立し、アクティウムの海戦で敗れて自殺。
アントニオ【Ruiz Soler Antonio】
(1923-)スペインの舞踊家。現代スペイン舞踊の王者とうたわれる。1953年舞踊団を結成。
アントニオーニ【Michelangelo Antonioni】
(1912-)イタリアの映画監督。作品『情事』『太陽はひとりぼっち』『赤い砂漠』など。
アントニヌス‐ピウス【Antoninus Pius】
(86-161)ローマ帝国皇帝(在位(1381-61))。五賢帝の一人。国内の安定と辺境整備に努め、帝政史上もっとも平穏な治世を現出。「ピウス(敬虔(けいけん)者)」の称号を贈られる。
アントニム【antonym】
反意語。対義語。〈対義〉シノニム。
アントネロ‐ダ‐メッシナ【Antonello da Messina】
(1430ごろ-79)イタリアの画家。フランドル派の油彩技法を学び、高度な写実性を達成、ベネチア派の発展に貢献。作品『救世主』『傭兵(ようへい)隊長像』など。
アントファガスタ【Antofagasta】
チリ北部の港湾都市で、北部最大の貿易港。チリ〜ボリビア鉄道の起点。人口22.3万(1992)。
アンドラ【Andorra】
(Principality of Andorra)フランス・スペイン国境のピレネー山脈中の小公国。首都アンドララベリャ。フランス大統領とウルヘル司教が共同統治。農牧業と観光が中心。面積450km2。人口5.9万(1993)。正称アンドラ公国。
アンドラーシ【Andrássy Gyula】
(1823-90)ハンガリーの政治家。1867年、最初の立憲内閣首相に就任。のちオーストリア‐ハンガリー帝国外相在任中は、親独主義をとり三帝同盟を締結。
アントラキノン【anthraquinone】
アントラセンの酸化で生じる融点285から286℃の淡黄色の結晶。アリザリンなどの染料の中間体として重要。
アントラセン【anthracene】
化学式C14H10 コールタール中の炭化水素でベンゼン核を3つつなげた構造をもつ。無色の結晶。酸化するとアントラキノンになる。染料の合成原料。
アンドラ‐プラデシュ【Andhra Pradesh】
インド南東部、ベンガル湾に臨む州。州都ハイデラバード。米・綿花・小麦の産地。人口6650.8万(1991)。
アンドリチ【Ivo Andrić】
(1892-1975)ユーゴスラビアの小説家。歴史を素材に人間の運命を叙事詩的に描く。1961年ノーベル文学賞受賞。作品『ドリナの橋』『呪(のろ)われた中庭』など。
アンドリュース【Julie Andrews】
(1935-)アメリカの映画女優。主演作『メリー=ポピンズ』『サウンド‐オブ‐ミュージック』など。
アンドリュース‐シスターズ【Andrews Sisters】
アメリカのボーカルグループ。1938年『すてきなあなた』がヒット。
アンドルーズ【Thomas Andrews】
(1813-85)イギリスの化学者。ベルファスト大教授。気体の液化について研究し、臨界温度の存在を発見する。
アントルメ【entremets(フランス)
西洋料理(おもにフランス料理)のコースの最後に出される甘いもの。
アントレ【entrée(フランス)
《もとは、前菜の意》西洋料理のフルコースで、献立の中心となる料理。魚・肉料理との間に出る盛り合わせ料理。
アンドレアス‐ザロメ【Lou Andreas-Salomé】
(1861-1937)ドイツの女流小説家。ロシア生まれ。ニーチェ・リルケ・フロイトとの交友で知られる。評論『作品からみたニーチェ』など。
アンドレーエフ【Leonid Nikolayevich Andreyev】
(1871-1919)ロシアの小説家・劇作家。死と生の神秘を主題に、厭世(えんせい)的な作品を書いた。作品『七死刑囚物語』『悪魔の日記』、戯曲『人の一生』など。
アンドロイド【android】
人間にそっくりの姿形をし、よく似たふるまいをするロボットや知的生命体。SFなどに登場する。人造人間。ヒューマノイド。
アンドロステロン【androsterone】
男性の尿から抽出される男性ホルモンの一種。男性の性腺(せいせん)や副腎(ふくじん)で合成される。
アンドロポフ【Yury Vladimirovich Andropov】
(1914-84)ソ連の政治家。ハンガリー動乱鎮圧で活躍。KGB議長などを歴任し、1982年、党書記長となる。
アンドロマク【Andromaque(フランス)
フランスのラシーヌの悲劇。1667年初演。トロイヤ陥落後、アンドロマクと、彼女に恋するピリュス王、嫉妬(しっと)する王の許婚(いいなずけ)エルミオーヌの情念の葛藤(かっとう)を描く。
アンドロマケ【Andromachē(ギリシア)
ギリシア神話のテーベ王の娘。トロイヤ戦争で夫ヘクトルを殺され、敵将ネオプトレモスの奴隷にされた。エウリピデス・ラシーヌらの戯曲で有名。Andromache
アンドロメダ【Andromedā(ギリシア)
ギリシア神話のエチオピアの王女。海神ポセイドンへの人身御供(ひとみごくう)として岩壁に縛られたが、怪物からペルセウスに救われ、その妻となる。Andromeda
アンドロメダ‐ぎんが【アンドロメダ銀河】
アンドロメダ座にある渦巻き星雲。北天でただ1つ肉眼で見える銀河系外星雲。五等級の明るさ。距離約200万光年。アンドロメダ星雲。Andromeda galaxy
アンドロメダ‐ざ【アンドロメダ座】
北天の星座。ギリシア神話のアンドロメダ姫に見立ててある。アンドロメダ銀河がある。11月27日ごろの午後8時ごろに南中。面積721平方度。Andromeda
アントワーヌ【André Antoine】
(1858-1943)フランスの演出家・俳優。演劇に自然主義を導入、近代劇演出の基礎を確立した。
アントワープ【Antwerp】
→アントウェルペンの英語名。