いか‐な【何な】(連体)
《「いかなる」の略》
①どんな。any
②さすがの。even〈用例〉〜勇者も。
いかな‐いかな【何な何な】(副)
どうして、どうして。なんの、なんの。決して。
いかな‐ご【魚】
イカナゴ科の海水魚。全長約20cm。体は細長く銀白色。砂にもぐって夏眠する。煮干しや佃(つくだ)煮にする。北アメリカの太平洋岸から日本に分布。コウナゴ。sand lance
いかな‐こと【何な事】(連語)
〈古語〉
①どうしたことだろう。困ったことだ。〈用例〉是は〜、まことにかたながない(狂言・貰聟)。
②《強く否定して》どうしても。どんなことがあっても。〈用例〉さもないうちは〜ならぬならぬとねめ付くる(浄瑠璃・国性爺合戦)。
いか‐なる【何なる】(連体)
どんな。どのような。〈用例〉〜事態にも対処できる。
いか‐に【何に】
[一](副)
①どれほど。どんなに。how; however〈用例〉〜急いでも。〜苦しかったか。
②どのように。いかが。how〈用例〉〜いたしましょうか。
③どうして。なぜ。〈用例〉…とは、これ〜。
④どうか。〈用例〉その結果は〜と見ると。
〈古語〉
[二](感)《呼びかけ》どうだ。なんと。〈用例〉〜宗高(むねたか)(平家・11・那須与一)。
如何に言わんや…(いかにいわんや…)
まして…は、言うまでもない。
いかに‐も【何にも】(副)
①どう考えても。まったく。実に。indeed〈用例〉〜安い。
②《相手のことばにうなずいて》まことに。なるほど。I see.〈用例〉〜、おっしゃるとおりです。
いか‐ぬ(連語)
《「行く」の未然形に助動詞「ぬ」の付いたもの》<項目参照 refid="000652500" kariid"652500">いかん
いが‐の‐くに【伊賀国】
旧国名。現在の三重県西北部。東海道の一国。「延喜式」では下国、4郡。国府は上野(うえの)市一之宮(いちのみや)、国分寺は同市西明寺(さいみょうじ)。明治4年(1871)廃藩置県により安濃津(あのつ)県を経て、同5年(1872)三重県に編入。伊州。賀州。伊賀。
いか‐のぼり【凧・鳶】
《形がイカに似ているところから、おもに、関西などで》凧(たこ)。いか。
いが‐ばかま【伊賀袴】
《伊賀者が用いたところから》武士の旅行用の短袴(たんこ)。裾(すそ)を脚半(きゃはん)のようにひもでくくった活動的なもの。裁っ着け・カルサンなどと類似。
いか‐ばかり【許り】(副)
どれほど。how much〈用例〉御心労〜かとお察し申し上げます。
いかほ【伊香保】
〈町〉群馬県中部、榛名(はるな)山東斜面の町。古くからの温泉町で、榛名への観光の拠点。人口4366(1994)。
いが‐ほおずき【漿】
ナス科の多年草。山地の木陰にはえる。高さ50〜70cm。茎葉は長い毛を疎生。7〜10月に、黄白色の花を下垂し、果実を包む緑色の萼(がく)には刺(とげ)状の突起ができる。
いかほ‐おんせん【伊香保温泉】
群馬県北群馬郡伊香保町にある温泉。榛名(はるな)山中腹に湧(わ)く温泉で、急坂や石段の続く両側に温泉街がある。徳冨蘆花(とくとみろか)の『不如帰(ほととぎす)』の舞台として有名。
いか‐ほど【何程】(副)
どれほど。どれぐらい。how much〈用例〉〜頼んでも。値段は〜ですか。
いがみ‐あ・う【啀み合う】(五自)
①けものが、互いに歯をむいておこる。snarl
②互いに言い争う。けんかする。quarrel
いか‐めし【賊飯】
イカの足をとって、わたを抜き、胴に蒸したもち米を詰めて砂糖としょうゆで煮たもの。北海道、函館(はこだて)付近の名物。
いかめし・い【厳めしい】(形)
①おごそかだ。solemn〈用例〉〜儀式。
②きびしい。ものものしい。strict〈用例〉〜規則。〈派生〉いかめしげ(形動)いかめしさ(名)
い‐カメラ【胃カメラ】
胃内に挿入し、遠隔操作で胃の内部を撮影する超小型カメラ。最近ではファイバースコープにカメラをとりつけて、病変部を直視下で撮影する。ガストロカメラ。gastrocamera
いか‐もの【何物】
にせもの。いかがわしいもの。いかさまもの。
いが‐もの【伊賀者】
江戸幕府の下士職の一つ。間者(かんじゃ)など、大名統制の手段として用いた忍びの者。伊賀の郷士出身者を多く用いたところからこの名がある。伊賀衆。
いかもの‐ぐい【何物食い】
①ふつうの人が食べないようなものを好んで食べること・人。bizarre food eater
②ふつうと違う特殊な好みをもつこと・人。
いかもの‐づくり【厳物作り】
いかめしく、仰々しいつくりにすること・もの。〈用例〉〜の太刀(たち)
いが‐やき【伊賀焼】
伊賀(現在の三重県)丸柱地方で焼かれた陶器。花生けや水指しが多く、古来茶人が珍重。筒井(つつい)伊賀・藤堂(とうどう)伊賀などがある。
いがや‐ちはる【谷千春】
(1931-)スキー選手・IOC委員。北海道生まれ。昭和31年(1956)コルティナダンペッツォ冬季オリンピックの回転競技で2位、日本スキー界初のオリンピックメダリストとなる。
いか‐よう【何様】(形動)
どのよう。how〈用例〉〜にも。
いがらし‐しんさい【嵐信斎】
(?-?)室町時代の蒔絵(まきえ)師。五十嵐派の初代。足利義政(あしかがよしまさ)の家具調度品の装飾にあたった。
いがらし‐ちから【嵐力】
(1874-1947)国文学者。山形県生まれ。早大教授。古典の口語訳や文芸学的研究・作文指導などに功績が大。著書『文章講話』『平安朝文学史』など。
いがらし‐どうほ【嵐道甫】
(?-1678)江戸初期の蒔絵(まきえ)師。加賀蒔絵の創始者。五十嵐派の祖信斎(しんさい)の孫。前田家に仕えた。
いから・す【怒らす】(五他)
→いからせる(怒らせる)
いから・せる【怒らせる】(下一他)
=いからす。
①おこるようにする。make angry
②かどだたせる。そびやかす。square one's shoulder〈用例〉肩を〜。
いがらっ‐ぽ・い(形)
→えがらっぽい
いかり【怒り】
おこること。何かについて強い不満を感じること。腹立たしい気持ち。anger〈対義〉喜び。〈用例〉神の〜にふれる。〜をかう。
怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする)
ひどく怒る。怒り心頭におこる。fly into a rage
怒りに燃える(いかりにもえる)
怒りのために、燃えるように心が高ぶる。激しく怒る。burn with anger
怒りを遷す(いかりをうつす)
《『論語』「雍也(ようや)」のことばから》立腹して、関係のないものにまで当たり散らす。
怒りを買う(いかりをかう)
相手をひどく怒らせる。立腹させる。arouse a person's anger〈用例〉上役の〜。
いかり【碇・錨】
①船などが動かないように、綱や鎖をつけて水中に沈める鉄製のおもり。anchor〈用例〉〜をおろす。
②水中のものを釣りあげる道具。
③紋所の名。碇を紋章化したもの。四つ碇、碇の丸など。
錨を打つ(いかりをうつ)
錨を水底に沈める。
錨を下ろす(いかりをおろす)
船舶を停泊させる。転じて、ひとところに腰を落ちつける。尻(しり)を据える。drop anchor; settle down
いかりがせき【碇ケ関】
〈村〉青森県南部、矢立峠(やたてとうげ)の北の村。江戸時代に関所があった。温泉と林業の町。人口3825(1994)。
いかり‐がた【怒り肩】
かどばった肩。square shoulders〈対義〉なで肩。
いかり‐そう【碇草】
《花の形が船の碇に似ることから》メギ科の多年草。山地にはえる。高さ約30cm。根出葉は複葉。春に、淡紅色の小花が咲き、観賞用に栽培もされる。全草を薬用ともする。
いかり‐ぼうふう【碇防風】
《水に入れるといかりのようになるところから》刺身のつまの一つ。ボウフウの茎の下部に、切れ目を入れる。
いかり‐ぼし【錨星・碇星】
《船の碇の形に似ているところから》→カシオペヤ座の和名。
いかり‐むし【碇虫】
淡水魚の寄生虫。体長約1cm。甲殻類の一種だが、寄生生活のため変形して、全体が碇形。無色ないし淡黄緑色。ウナギ・コイ・キンギョなどの体表や口腔(こうこう)に固着寄生し、吸血。養魚上の大敵。世界各地に分布。
いかりもん‐が【碇紋蛾】
チョウに似たイカリモンガ科のガ。開張3.5cm内外。前翅(ぜんし)には黒茶色の地に橙(だいだい)色の碇状紋がある。昼間飛び回り、翅(はね)を背上に立てて止まる。日本全土に分布。
いかる【鵤】18画
部首 鳥とり 和製漢字
区点 8303・JIS 7323・シフト EA42

→いかる[斑鳩・鵤]
いかる【鳩・鵤】
アトリ科の鳥。翼長約11cm。嘴(くちばし)が黄色くて大きい。低山帯の広葉樹林にすむ。豆などを嘴で割って食べる。北海道・本州中北部で繁殖、四国・九州では冬鳥。三光鳥。マメワリ。マメマワシ。イカルガ。
いか・る【生かる・活かる】(五自)
生け花が花器に生けられてある。〈用例〉うまく〜・っている。
いか・る【怒る】(五自)
①腹を立てる。おこる。いきどおる。get angry
②勢いがはげしい。furious〈用例〉〜波。
③かどばる。square〈用例〉〜・った肩。
いか・る【埋る】(五自)
土・灰などの中にうずめられている。
いかるが【鳩】
〈町〉奈良県北部、奈良盆地西部の町。聖徳太子が宮殿を造営するなど、古代には文化の中心だった。法隆寺・法輪寺などの古寺が多い。人口2万8339(1994)。
いかるが‐でら【鳩寺】
→法隆寺の別称。
いかるが‐の‐みや【鳩宮】
聖徳太子(しょうとくたいし)の宮殿。推古(すいこ)9年(601)大和の斑鳩に造営。法隆寺の東院がその跡といわれる。
イカルス【Icarus(ラテン)
①1949年にパロマ山天文台のバーデが発見した特異な軌道をもつ小惑星。19年ごとに地球に約600万kmまで接近する。
→イカロスのラテン名。
いかる‐ちどり【鳫千鳥】
チドリ科の鳥。翼長約14cm。背面が淡褐色で、くびに首輪状の黒帯がある。河原にすみ、昆虫をあさる。アジア東北部で繁殖し、中国南部・インドで越冬。日本では北海道以外の地で繁殖。
いかれ‐ぽんち
《俗語》ふぬけな男。かるがるしく流行などに熱中する男。いかれぼんち。sissy
いか・れる(下一自)
①してやられる。be taken in
②だめになる。go wrong〈用例〉エンジンが〜。
③まともでなくなる。不良じみる。〈用例〉〜・れた髪型。
④心が奪われ夢中になる。〈用例〉彼女に〜。
いかれる‐わかものたち【怒れる若者たち】
《Angry Young Menの訳》1950年代に既成体制を痛烈に批判したイギリスの若い一群の作家たち。オズボーン・エーミス・ウェイン・シリトーなど。
イカロス【Īkaros(ギリシア)
ギリシア神話の工匠ダイダロスの息子。父とともに迷宮に幽閉され、父の発明した翼をつけて逃れたが、あまり高く飛んだため太陽熱で翼のろうが溶け、海に墜落死した。イカルス。Icarus
いかわ【井川】
〈町〉秋田県北西部、八郎潟(はちろうがた)南東の町。稲作・野菜栽培中心。日本国花苑(こっかえん)は桜の名所。人口6326(1994)。
いかわ【井川】
〈町〉徳島県西部、吉野(よしの)川に沿う町。稲作のほか、タバコ・果樹・茶の栽培が行われる。人口5769(1994)。
い‐かん【衣冠】
①束帯を簡略化したもので、宿直(とのい)のときの装束。束帯から半臂(はんぴ)・下襲(したがさね)・衵(あこめ)・石帯(せきたい)を除き、表袴(うえのはかま)の代わりに指貫(さしぬき)、笏(しゃく)の代わりに檜扇(ひおうぎ)を持つ。のちに、略式の公服となる。裏地をつけないものが、衣冠単(ひとえ)
②衣服と冠。また、それを着けた人。
い‐かん【尉官】
軍隊の階級。大尉・中尉・少尉の総称。佐官の下。自衛隊の一尉・二尉・三尉がこれにあたる。
い‐かん【移管】(名・サ変他)
受け持ちを他へ移すこと。かえること。transfer〈用例〉事務が都から区へ〜される。
い‐かん【異観】
珍しいながめ・みもの。〈用例〉〜を呈する。
い‐かん【偉観】
みごとなながめ。壮観。grand spectacle
い‐かん【遺憾】(名・形動)
心のこりであること・さま。残念であること・さま。regret〈用例〉〜に思う。〜の意を表する。
いか‐ん【何・何】
《「いかに」の転》
[一](副)どう。どのように。いかに。〈用例〉〜ともする事なし。
[二](名)どうであるかということ・ようす。理由。〈用例〉事の〜を問わず。
如何ともし難い(いかんともしがたい)
どうにもできない。どうすることもできない。no way
いか‐ん
[一](連語)《「いかぬ」の転》
①不可能だ。できない。〈用例〉ここでやめるわけには〜。
②よくない。いけない。〈用例〉それに触っては〜。
[二](感)やりそこなったときに発する語。しまった。いけない。Oh, dear!〈用例〉〜、遅れてしまった。
い‐がん【依願】
本人の願いによること。at one's own request〈用例〉〜退職。
い‐がん【胃癌】
胃にできた癌。胃の粘膜から発生し、症状が進むにつれ深部へと広がり、また転移する。早期に治療を受ければ90%以上の確率で治り、早期発見のため胃の集団検診が行われている。gastric cancer
いかん‐が【何が】(副)
〈古語〉
《「いかにか」の転》疑問や反語の意を表す。どうして…か。〈用例〉爰(ここ)に利益(りやく)の地をたのまずんば、〜歩(あゆみ)を嶮難(けんなん)の路(みち)にはこばん(平家・2・康頼祝言)。
いかん‐せん【何せん】(連語)
どうしようにも。残念ながら。いかにせん。to one's regret〈用例〉〜金がない。
いかん‐せんばん【遺憾千万】(形動)
非常に残念なさま。たいへん気の毒なさま。
いかん‐そく【維管束】
シダ植物類・種子植物類の根・茎・葉などの中にある組織。水の通路の木部(もくぶ)と養分の通路の師部(しぶ)が束(たば)となり、同時に植物体を強固にしているもの。管束。fibrovascular bundle
いかんそくしょくぶつ‐るい【維管束植物類】
体内に維管束がある植物の総称。シダ植物類と種子植物類をいう。管束植物。tracheophytes
いかん‐ながら【遺憾乍(ら)】(連語)
残念だが。心残りはあるが。また、気の毒ではあるが。I regret to say that...〈用例〉〜手のうちようがない。
いかん‐なく【遺憾無く】(副)
心のこりのないように。思う存分に。fully〈用例〉実力を〜発揮する。
イキ【或】8画
部首 戈ほこづくり
区点 1631・JIS 303F・シフト 88BD
[音] ワク・イキ

くに。土地。地域。
→ワク[或]
イキ【域】11画
部首 土つちへん 教育小6
区点 1672・JIS 3068・シフト 88E6
[音] イキ
→ 字形参照

①さかい。区ぎり。土地の境界。「域外・域内」
②ある範囲の場所。「区域・神域・地域・流域」〈用例〉《接尾的》警戒〜。
③程度。段階。〈用例〉(名)推測の〜を出ない。
④くに。土地。「異域・西域」
⑤境地(きょうち)。〈用例〉(名)名人の〜に達する。
イキ【閾】16画
部首 門もんがまえ
区点 7971・JIS 6F67・シフト E887
[音] イキ・ヨク

①しきい。しきみ。門や出入り口、へやのしきりにしく横木。
②区ぎり。しきり。区ぎる。
③心理学で、刺激や刺激の差異が一定量以上になると、質的にかわったと感じる。この転換点に対応する刺激量のこと。閾値。
いき【生き・活き】
①生きていること。生気。alive〈対義〉死に。〈用例〉人の〜死ににかかわる問題。
②新鮮さ。freshness〈用例〉〜のよい魚。
③碁(ご)で、一連の石に目が2つ以上あって、敵に殺されないこと。
④校正で、いったん消した字を、もとのままにしておくよう指示する語。「イキ」と書く。
いき【行き・往き】
→ゆき(行き)
*いき【息】
①動物が口・鼻から吐いたり吸ったりする空気。また、そうすること。breath〈用例〉吐く〜が白い。〜をはずませる。
②音声学で、声帯の振動をともなわない呼気。breath
③互いにやりとりする調子。tone; harmony〈用例〉〜が合わない。
④活気。活力。〈用例〉〜を吹き返す。
息が合う(いきがあう)
互いの気持ちや動作が、うまく合う。harmonize
息が上がる(いきがあがる)
呼吸が苦しくなる。
息が掛かる(いきがかかる)
有力者の後援を受ける。〈用例〉社長の〜。
息が通っている(いきがかよっている)
①死がせまっていながら、まだ生きている。
②心がこもっている。〈用例〉詠み手の〜。
③呼吸が合っている。気持ちが、よく通じている。
息が切れる(いきがきれる)
①呼吸がなめらかにいかない。息ぎれがする。out of breath
②死ぬ。die
③苦しくて、これ以上続けて行えない。
息が絶える(いきがたえる)
呼吸がなくなる。死ぬ。die
息が続く(いきがつづく)
同じ状態を、保っていられる。have a long wind
息が詰まる(いきがつまる)
息苦しくなる。緊張して、呼吸がしにくいような感じになる。be suffocated
息が長い(いきがながい)
①1つの文章の終わるまでが長い。be long-winded
②活動期間や売れている期間などに持続性がある。be long-lived
息が弾む(いきがはずむ)
→息急(せ)き切る」と同意。
息の臭きは主知らず(いきのくさきはぬししらず)
自分の口臭は自分ではわからない。自分の欠点はなかなか自分では気づかないことのたとえ。
息の下(いきのした)
息の絶えようとするまぎわ。with one's last breath〈用例〉苦しい〜から遺言する。
息も絶え絶え(いきもたえだえ)
呼吸がとぎれとぎれで、ようやく続いている。半死半生のさま。また、物事が失敗に終わろうとしているさま。breathe very feebly
息を入れる(いきをいれる)
ひと休みする。息を抜く。take a breath
息を切らす(いきをきらす)
せわしく、息をする。荒い呼吸をする。be short of breath
息を凝らす(いきをこらす)
息をつめて、じっと成り行きを見守る。息を殺す。hold one's breath
息を殺す(いきをころす)
→息を凝らす」と同意。
息を吐く(いきをつく)
①ためていた息を吐き出し、大きく呼吸する。breathe out
②ほっとする。ひと休みする。ひと息いれる。feel relieved
③生きている。be alive
息を継ぐ(いきをつぐ)
①息を整える。gather breath
②ひと休みする。take a short rest
息を吐く暇も無い(いきをつくひまもない)
次々に続いて起こって、非常に忙しい。awfully busy
息を詰める(いきをつめる)
息をしないようにして、じっとしている。hold one's breath〈類似〉息を凝らす。
息を抜く(いきをぬく)
→息を入れる」と同意。
息を延ぶ(いきをのぶ)
ほっとして、息をつく。安心して気が緩む。
息を呑む(いきをのむ)
はっとおどろいて、いっしゅん息をとめる。hold one's breath
息を量りに(いきをはかりに)
息の続く限り。
息を弾ませる(いきをはずませる)
①息づかいが速く、激しくなる。gasp
②大きな喜びや驚きなどで、興奮する。be excited
息を張る(いきをはる)
深く息を吸って、腹に力を入れる。息む。
息を引き取る(いきをひきとる)
死ぬ。die
息を潜める(いきをひそめる)
息づかいを押さえて、静かにじっとしている。また、じっとして、動きを見せずにいて、事に備える。息を詰める。hold one's breath〈用例〉息を潜めて成り行きを見守る。
息を吹き返す(いきをふきかえす)
①生き返る。come to life again
②駄目になりかかっていたものが、勢いを取り戻す。revive
いき【粋】(名・形動)
《「意気」の転》
①気持ちや身なりに色気があり、あかぬけしていること・さま。近世後期の江戸町人の生活全般にわたる美意識・美的理念。粋(すい)。〈対義〉やぼ。
②人情の表裏、とくに遊里・遊興に通じていること・さま。また、遊里。
③男女の情事に関すること・さま。〈用例〉〜なうわさ。
④人情に通じて、ものわかりのよいこと・さま。〈用例〉〜なはからい。〈派生〉いきが・る(五自)いきさ(名)
い‐き【位記】
(くらい)をさずけるときの文書。〈対義〉勲記(くんき)
い‐き【委棄】(名・サ変他)
①なるままにうっちゃっておくこと。すててかえりみないこと。abandonment
②法律で、ある物の所有者が一方的な意思表示によって、その物の所有権を他人に移転させること。相手方の同意や承諾を必要としない。abandonment
い‐き【意気】
①気だて。気まえ。nature; temperament
②気概。気力。spirit〈用例〉人生、〜に感ず。
意気相投ずる(いきあいとうずる)
意気投合(とうごう)する。
意気が揚がる(いきがあがる)
意気込み・やる気が盛んになる。be in high spirits
意気、天を衝く(いき、てんをつく)
意気込みがさかんである。意気衝天。be in high spirits
意気に燃える(いきにもえる)
意気込みがさかんになる。
い‐き【遺棄】(名・サ変他)
①すてること。うっちゃらかしておくこと。abandonment
②法律で、保護すべき幼児・老人・病人・配偶者などを保護のない状態に移すか、または置き去りにすること。
いき【壱岐】
→いきのくに(壱岐国)。
②長崎県北部、玄界灘(げんかいなだ)に浮かぶ島。面積133.8km2。古くから大陸交通の要地。低平な溶岩台地で、集落は触(ふれ)と呼ばれる農村と浦と呼ばれる漁村に分かれる。タバコ・麦焼酎(しょうちゅう)・米作、肉牛の飼育、沿岸漁業がさかん。
い‐ぎ【威儀】
①礼儀作法にかなった、おもおもしい態度・動作。dignity〈用例〉〜を正す。
②《仏教語》規律にかなった行住坐臥(ざが)におけるふるまい。また、その作法。
い‐ぎ【異義】
《仏教語で、排斥されるべき異説の意から》違う意味。another meaning〈用例〉同音〜。〈対義〉同義。
い‐ぎ【異議】
ちがった意見。とくに、反対意見。objection〈用例〉〜をとなえる。〜なし。
い‐ぎ【意義】
①わけ。意味。ことばの指示する概念。meaning; sense
②価値。重要さ。significant〈用例〉〜のある仕事。
③哲学などで、(ア)あることばのもとに理解されるもの。(イ)あるものが現実の中に存在し、それ独自のものとして働くとき、その働きのねうち。