いきあい‐がみ【行(き)合い神】
峠や墓地などで人や家畜にとりつくとされる神様。とりつかれると突然に気が抜けたようになるという、怪奇現象・たたり現象の一種。
いき‐あ・う【行(き)合う・行(き)逢う】(五自)
→ゆきあう(行き合う)
いき‐あたり【行き当(た)り・行当(た)り】
→ゆきあたり(行き当たり)
いきあたり‐ばったり【行き当(た)りばったり・行当(た)りばったり】(名・形動)
→ゆきあたりばったり(行き当たりばったり)
いき‐あた・る【行き当(た)る・行当(た)る】(五自)
→ゆきあたる(行き当たる)
いき‐いき【生き生き・活き活き】(副・サ変自)
活気・生気に満ちたさま。vividly〈用例〉〜と描き出す。〜した目。
いき‐い・ず【生き出ず】(下二自)
〈古語〉
生きかえる。よみがえる。〈用例〉またの日の戌(いぬ)の時ばかりなむ、からうじて〜・でたり(伊勢・40)。
いき‐うお【活魚】
→かつぎょ(活魚)
いき‐うし【生き牛】
生きている牛。
生き牛の目を抉る(いきうしのめをくじる)
→生き馬の目を抜く」と同意。
いき‐うつし【生(き)写し】
非常によく似ていること。〈用例〉彼女は母親に〜だ。
いき‐うま【生き馬】
生きている馬。
生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
人を出し抜いて、すばしこく利益を得ようとする、油断のならないたとえ。生き牛の目を抉(くじ)る。〈比較〉尻毛(しりげ)を抜く。
いき‐うめ【生(き)埋め】
生きたまま地中にうめること。うまること。
いき‐え【生(き)餌】
動物や釣りのえさにする、生きている虫・小動物。live bait
*いきおい【勢い】
[一](名)
①物の動きにともなってあらわれる、ますますはげしくなる力。power; force〈用例〉水の〜。
②他を圧する元気。気力。活動力。energy〈用例〉破竹の〜。
③人を圧する力。権力。influence〈用例〉〜のあるほうにつく。
④はずみ。調子。成り行き。impetus; course〈用例〉酔った〜でけんかする。〜に乗る。
[二](副)そのときの成り行きで、自然に。当然の結果として。necessarily〈用例〉冬には火を使うことが多くなり、〜火事もふえる。
勢い猛(いきおいもう)
勢いが強い。威勢が素晴らしい。はぶりがよい。influential〈用例〉〜に寄せる波。
いきおい‐こ・む【勢い込む】(五自)
勢いづく。意気込む。気負う。
いきおい‐づ・く【勢い付く】(五自)
勢いが加わる。元気になる。活気が出る。be encouraged
いきお・う【勢う】(四自)
〈古語〉
①時めく。富み栄える。〈用例〉御方々はゆたかに〜・ひて(宇津保・祭の使)。
②意気込む。活気づく。〈用例〉人多く〜・ひたり(更級)。
いき‐か【閾下】
心理学で、刺激の強さが小さくて感覚を生じさせず、意識されない状態。subliminal
いき‐がい【生き斐】
生きるはりあい・よろこび・めあて。worth living〈用例〉〜のある人生を送る。
いき‐がい【域外】
区域のそと。outside the area〈対義〉域内。
いきがい‐かんり【生き斐管理】
労働者に生きがいを自覚させ、労働意欲を高めることをはかる労務管理。疎外感や高齢化の進展に対処するためのもの。quality-of-life management
いき‐か・う【行(き)交う】(五自)
→ゆきかう(行き交う)
いき‐かえり【行き帰り】(名・サ変自)
→ゆきかえり(行き帰り)
いき‐かえ・る【生(き)返る】(五自)
死んだ人や動物、また枯れたものなどが、いのちを取り戻す。よみがえる。revive
いき‐がかり【行(き)掛かり・行掛(か)り】
→ゆきがかり(行き掛かり)
いき‐かか・る【行(き)掛かる・行掛(か)る】(五自)
→ゆきかかる(行き掛かる)
いき‐がけ【行(き)掛け】
→ゆきがけ(行き掛け)
いき‐かた【生き方】
①生活の方法。生活のやり方。暮らし方。life style〈用例〉文化的な〜。
②人生の選び方。人生の歩み方。way of life〈用例〉それも一つの〜だ。
いき‐かた【行き方】
→ゆきかた(行き方)
いき‐がた【行き方】
→ゆきがた(行き方)
いき‐がみ【生(き)神】
生きながらの神とされる霊能者・教祖など。生き仏。living deity
いき‐が・る【粋がる】(五自)
自分から粋だと思って誇る。粋らしく振る舞う。いきぶる。be stylish
いき‐き【行き来・往き来】(名・サ変自)
→ゆきき(行き来)
いき‐ぎも【生(き)肝・生(き)胆】
生きている動物・人間から取った肝。
生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
人をびっくりさせる。〈類似〉度肝を抜く。
いき‐ぎれ【息切れ】(名・サ変自)
①呼吸が苦しくなって、あえいで息をすること。呼吸困難。shortness of breath
②途中で気力などが尽きて、物事が続かなくなること。don't last
いき‐ぐさ【活草】
→ベンケイソウの別名。
いき‐ぐされ【生き腐れ】
魚などが、新しそうに見えていても、いたんでいること。〈用例〉サバの〜。
いき‐くち【生(き)口】
口寄せの一つ。巫女(みこ)などが消息不明者などの生き霊を呼び寄せて、自分にのり移らせてその近況などを語ること。
いき‐ぐみ【意気組み】
→いきごみ(意気込み)
いき‐ぐるし・い【息苦しい】(形)
①呼吸が苦しい。息がつまりそうだ。choking
②きゅうくつだ。重苦しい。oppressive〈派生〉いきぐるしげ(形動)いきぐるしさ(名)
イキケ【Iquique】
チリ北部、太平洋岸の港湾都市。1883年、ペルーからチリ領となる。チリ硝石の積み出し港として有名。人口15.3万(1992)。
いき‐けんこう【意気軒昂】(形動トタル)
気力がさかんなさま。in high spirits
いき‐ごみ【意気込み】
はりきった気持ち。いきぐみ。ardor; enthusiasm
いき‐ご・む【意気込む】(五自)
はりきって力を入れる。
いき‐ざい【遺棄罪】
老人や幼児、身障者や病人など保護を必要とする者を放置することにより成立する罪。abandonment
いき‐さき【行き先】
→ゆきさき(行き先)
いき‐ざし【息差し】
→いきづかい(息遣い)
いき‐さつ【緯】
①事の成り行き。経過。whole story
②こみいった事情。complicated circumstance
いき‐ざま【生き様】
個人の生き方の具体的なありさま。〈用例〉みごとな〜。
いき‐じ【意気地】
自分の考えをどこまでもおしとおそうとする心。いじ。いくじ。backbone〈用例〉男の〜。
意気地が悪い(いきじがわるい)
よくない意地を押しとおそうとする。意地悪である。
イキシア【Ixia】
アヤメ科の球根多年草。観賞用に栽培される。高さ約50cm。葉は剣状。初夏に赤・黄・桃色などの小花が咲く。南アフリカ原産。ヤリズイセン。
いき‐じごく【生(き)地獄】
①この世にあるとは思えないような、ひどいありさま。
②ひどい苦しみ。
いき‐しな【行きしな】
→ゆきしな(行きしな)
いき‐しに【生き死に】
①生きることと死ぬこと。〈用例〉人の〜にかかわる問題。
②生きているか死んでいるか。
いき‐じびき【生き字引】
経験が豊かで、なんでもよく知っている人。物知り。
いき‐しょうちん【意気消沈・意気銷沈】(名・サ変自)
元気がなくなること。discouragement
いき‐しょうてん【意気衝天】
気力が天をつくほどさかんなこと。
いき‐すぎ【行(き)過ぎ】
→ゆきすぎ(行き過ぎ)
いき‐す・ぎる【行(き)過ぎる】(上一自)
→ゆきすぎる(行き過ぎる)
いき‐すじ【粋筋】
①いきな方面。花柳界。〈用例〉〜のファン。
②情事に関する事柄。
いき‐せい【息精】
呼吸と精力。気力。意気込み。いきせ。
息精張る(いきせいはる)
ありったけの気力を出して、がんばる。意気込んで、する。力む。
いきせき‐き・る【息急き切る】(五自)
息を切らして、はあはあ言う。息が弾む。out of breath
いぎ‐そ【意義素】
意味論で設定される、意味の差を考えるさいの単位。意味素。sememe; semanteme
いき‐たい【生き体】
相撲で、力士の体勢は崩れているが、まだ立て直しがきく状態。〈対義〉死に体。
いき‐だおれ【行(き)倒れ】
→ゆきだおれ(行き倒れ)
いき‐たけ【裄丈】
裄丈知れたる(いきたけしれたる)
たかが知れている。程度が知れている。
いきたそら‐も‐ない【生きた空もない】(連語)
おそろしくて生きている気もしない。生きた心地もしない。生きた空がない。
い‐ぎたな・い【穢い】(形)
《「い」は、眠りの意》ねぼうである。また、寝姿がだらしない。ねぎたない。〈対義〉いざとい。〈派生〉いぎたなさ(名)
いき‐ち【生(き)血】
生きている動物・人間の血。
生き血を搾る(いきちをしぼる)
情け容赦なく他人を虐げて、自己の利益を得る。sacrifice others for one's own ends
生き血を啜る(いきちをすする)
→生き血を搾る」と同意。
人の生き血を吸う(ひとのいきちをすう)
人をひどい目にあわせて自分の利益にする。
いき‐ちが・う【行(き)違う】(五自)
→ゆきちがう(行き違う)
いき‐づえ【息杖】
かごかきなどが、かつぐ棒を支えて息を休めるために使うつえ。〈用例〉〜を入れる。
いき‐づかい【息遣い】
息をするようす。息のしかた。息ざし。respiration〈用例〉苦しそうな〜。
いきつき【生月】
〈町〉長崎県北西部、平戸(ひらど)市西隣の生月島からなる町。アジ・サバ漁の基地。隠れキリシタンで知られる。人口8925(1994)。
いき‐つぎ【息継ぎ】(名・サ変自)
①歌・吹奏やせりふなどの途中で、息を吸い込むこと。breath
②ひと休み。息抜き。息休め。break
いきつき‐あな【息衝(き)穴】
死者を埋葬したときに棺の上につき立てる、節をくり抜いた1〜2mの竹。息衝き竹。
いき‐つ・く【行(き)着く】(五自)
→ゆきつく(行き着く)
いき‐つ・く【息つく】(五自)
一息する。ほっとする。仕事の手を休める。have a breather〈用例〉〜ひまもない。
いき‐づ・く【息衝く】(五自)
①苦しい息をする。あえぐ。
②《多く比喩(ひゆ)的に》呼吸をする。生きている。〈用例〉ひっそりと〜。伝統が〜・いている。
いき‐づくり【生き作り・活き作り】
→いけづくり(生け作り)
いき‐づくり【粋作り】
いきな身なりや化粧をすること。水商売の女性にいうことが多い。chicness
いきつしま‐こくていこうえん【壱岐対馬国定公園】
長崎県、壱岐・対馬2島の海岸と元寇(げんこう)の遺跡などを中心とする国定公園。昭和43年(1968)指定。
いき‐づな【息綱】
海女(あま)が海中にはいるとき腰に付ける綱。綱につけた分銅(ふんどう)の重みでもぐり、息が苦しくなると、この綱を引いて合図し、水面上へ引き上げてもらう。
いき‐づまり【行き詰(ま)り】
→ゆきづまり(行き詰まり)
いき‐づま・る【行き詰(ま)る・行詰(ま)る】(五自)
→ゆきづまる(行き詰まる)
いき‐づま・る【息詰(ま)る】(五自)
非常に緊張して、息がつまるような感じがする。be thrilling〈用例〉〜熱戦。
いきつ‐もどりつ【行きつ戻りつ】(連語)
→ゆきつもどりつ(行きつ戻りつ)
いき‐とうごう【意気投合】(名・サ変自)
人と心持ちがよく合うこと。意気相投ずること。mutual understanding
いきどおり【憤り】
いきどおること。腹を立てること。indignation〈用例〉強い〜をおぼえる。
いきどお・る【憤る】
[一](五自)憤慨する。腹を立てる。enrage; get angry
〈古語〉
[二](四自)なげく。不平である。〈用例〉〜心の内を思ひ延(の)べ(万葉・19・4154)。
いきどおろし・い【憤ろしい】(形)
心中おだやかでない。腹立たしい。〈用例〉〜思いに駆られる。
いきとし‐いける‐もの【生きとし生けるもの】(連語)
《「し」は強意の助詞》生きているすべてのもの。
イキトス【Iquitos】
ペルー北東部、アマゾン川上流域の河港都市。同国アマゾン地域の中心都市。1863年、天然ゴム採取の中心地として建設。人口26.6万(1993)。
いき‐とど・く【行(き)届く】(五自)
→ゆきとどく(行き届く)
いき‐どまり【行き止(ま)り・行止(ま)り】
→ゆきどまり(行き止まり)
いきな【生名】
〈村〉愛媛県、芸予(げいよ)諸島東部の生名島を中心とする村。柑橘(かんきつ)類の栽培、海苔(のり)の養殖がさかん。人口2488(1994)。
いき‐ない【域内】
区域の中。〈対義〉域外。
いきない‐ぼうえき【域内貿易】
地域貿易協定にもとづく経済協力地域内での貿易交流。域内諸国間では共通の低率関税を設け、自由貿易と国際分業を促進する。intra-trade
いき‐ながら・える【生き長らえる・生き存える】(下一自)
生きのびる。長生きする。live long; survive
いき‐なり【行(き)成り】(副)
突然に。急に。suddenly
いき‐にんぎょう【生(き)人形・活(き)人形】
①生きている人のように作った、等身大の人形。
②人形のように美しい人。
いき‐ぬき【息抜き】
[一](名・サ変自)仕事の手をとめて、ひと休みすること。息休め。take a break
[二](名)空気を入れ換えるあな。換気口(かんきこう)。vent hole
いき‐ぬ・く【生(き)抜く】(五自)
苦しみにたえて、あくまで生きる。へこたれずにやりとおす。live out
いき‐ぬけ【行(き)抜け】
→ゆきぬけ(行き抜け)
いき‐の‐お【息の緒】
①《「緒」は、長く続くものの意》いのち。
②息。呼吸。
いき‐の‐くに【壱岐国】
旧国名。現在の長崎県壱岐島。西海道の一国。「延喜式」では下国、2郡。国府は石田(いしだ)町、国分寺は芦辺(あしべ)町。明治4年(1871)廃藩置県により平戸(ひらど)県を経て長崎県に編入。壱州(いっしゅう)。壱岐。
いき‐のこり【生(き)残り】
ほかの人の死んだあとに、生きてこの世に残ったこと・人。survivor
いき‐のこ・る【生(き)残る】(五自)
他のものが死んでしまったり滅んだあとも、長く生きつづける。survive〈用例〉戦災で1人だけ〜。競争に〜。
いき‐の‐ね【息の根】
①呼吸。
②いのち。
息の根を止める(いきのねをとめる)
殺す。
いき‐の‐はかとこ【徳】
(?-?)奈良時代の官人。斉明(さいめい)5年(659)遣唐使とともに入唐(にっとう)、同7年(661)帰国。『日本書紀』に引用された『伊吉連博徳書(いきのむらじはかとこのふみ)』は日本最古の旅行記。のち遣新羅(しらぎ)使となる。大宝律令(たいほうりつりょう)編纂(へんさん)に参画。
いき‐の・びる【生(き)延びる】(上一自)
あやうく死を免かれて、この世にいる。生き長らえる。survive; live long
いき‐の‐まつばら【生ノ松原】
福岡市西部、博多(はかた)湾に臨む松原。白砂青松(はくさせいしょう)の景勝地で、元寇(げんこう)の防塁が残る。
いき‐ば【行き場】
→ゆきば(行き場)
いき‐はじ【生(き)恥】
生きている間に受ける恥。生きているからこそ受ける恥。〈対義〉死に恥。〈用例〉〜をさらす。
いき‐ば・る【息張る】(五自)
息をこめて、ぐっと張り切る。力む。いきむ。
いぎ‐ぶか・い【意義深い】(形)
大きな価値がある。大切である。重要である。important
いき‐ふどう【生(き)不動】
①霊験(れいげん)あらたかな不動明王のような人。
②不動明王のように、生き身のまま火に包まれた人。
いき‐ぼとけ【生(き)仏】
①《立派な僧を敬っていう》高僧。
②やさしくて思いやりの深い人。
いき‐ま・く【息巻く】(五自)
①おこって息をあらくする。いきりたつ。rage
②強い口調で言いたてる。
いき‐み【生き身】
生きているからだ。なまみ。〈対義〉死に身。
生き身に餌食(いきみにえじき)
この世に生まれたものは、食べていかれるようになっているということ。
生き身は死に身(いきみはしにみ)
生きているものは、いつかは必ず死ぬということ。生者必滅。
いき‐みたま【生(き)御霊・生(き)魂】
生きている親などに、盆中に魚など食物を贈る儀礼。また、その贈答品。