- い‐こ【遺孤】
- 親の死んだあとに残された子ども。わすれがたみ。遺児。遺子。
- *い‐ご【以後】
- ①ある時点をふくんで、それからあと。その後。以来。以降。after; since〈対義〉以前。〈用例〉明治〜の作家。
- ②今から先。今後。after this; from now on〈用例〉〜注意せよ。
- いこい【憩(い)】
- 憩うこと。休息。relaxation〈用例〉〜のひととき。
- い‐こう【以降】
- ある時点をふくんで、それからあと。以後。after; since〈用例〉1980年〜。
- い‐こう【衣▼桁】
- 衣服をかけておく和家具。台に鳥居を付けたような形で、上段に着物、下段に袴(はかま)をかける。衣紋(えもん)かけ。古くは、御衣懸(みぞかけ)・衣架(いか)。えこう。
- い‐こう【衣▼篝】
- 香をたいて、衣服ににおいを染みこませるための籠(かご)。
- い‐こう【移行】(名・サ変自)
- 移っていくこと。推移。shift
- い‐こう【移項】(名・サ変他)
- 数学の等式や不等式において、一方の辺にある項を、符号を変えて他の辺に移すこと。transposition of terms
- い‐こう【偉効】
- すぐれた効果。きわだったききめ。great effect〈用例〉〜を奏する。
- い‐こう【意向・意▼嚮】
- こうしたいという考え。つもり。意思。意図。intention
- い‐こう【遺構】
- 古い建造物の一部や地中の基壇、柱穴の跡で、昔の建造物の様式や配置を知る手がかりとなるもの。remains
- い‐こう【遺稿】
- 死者の残した未発表の原稿。posthumous manuscript
- いこ・う【憩う】(五自)
- 息を休める。休息する。relax; rest
- い‐ごう【意業】
- 《仏教語》三業の一つ。心のはたらき。思い。思業(しごう)。
- いこう‐たい【移行帯】
- 異種の植生・植生帯・生態系が境を接して変わる中間地帯。transition zone; ecotone
- イコール【equal】
- [一](名・形動)…にひとしいこと・さま。…と同じであること・さま。
- [二](名)数学で、ひとしいことを表す記号。「=」。等号。
- い‐こく【異国】
- 外国。他国。foreign country〈対義〉同国。
- いこくけいご‐ばんやく【異国警固番役】
- 鎌倉(かまくら)幕府が蒙古(もうこ)来襲に備え、九州の御家人に課した沿岸警備の軍役。
- いこく‐じょうちょ【異国情緒】
- 《「じょうちょ」は慣用読み》異国情調。いこくじょうしょ。
- いこく‐じょうちょう【異国情調】
- 外国特有の風物に接して起こる気持ち。いこくじょうちょ。エキゾチシズム。exoticism
- いこくせんうちはらい‐れい【異国船打払令】
- 江戸幕府の外国船追放令。文政(ぶんせい)8年(1825)相次ぐ外国船の接近を排するため、上陸外国人の捕縛・射殺などを指令。天保(てんぽう)13年(1842)廃止。
- い‐ごこち【居心地】
- ある場所・地位にいるときの気分や感じ。〈用例〉〜がよい。
- いこ‐じ【依▼怙地・意固地】(名・形動)
- つまらないことに我意をとおそうとすること・さま。いじっぱり。えこじ。obstinacy〈用例〉〜になる。
- い‐こつ【遺骨】
- 死後に残された骨(こつ)。おこつ。〈数え方〉1体。1柱(ひとはしら)。
- いごっそう
- 《方言》がんこで、気骨(きこつ)があること。土佐(高知県)の人の気性を表した語。〈用例〉土佐の〜。
- イコノロジー【iconology】
- 美術作品や図像・表象の主題や題材を歴史的な観点から分析し、作品全体の本質的な意味を解明しようとする美術の研究方法。
- い‐こぼ・れる【居▼溢れる】(下一自)
- その場にあふれるほど、人が集まる。
- いこま【生▼駒】
- 〈市〉奈良県北西部、生駒山の東側にある市。宝山寺の門前町として発展、茶筅(ちゃせん)の特産地。近年は大阪圏の住宅都市として、開発が進む。人口10万3822(1994)。
- いこま‐さんち【生▼駒山地】
- 大阪府と奈良県の境にある山地。生駒山・信貴(しぎ)山を中心とする褶曲(しゅうきょく)山地。
- いこま‐の‐しょうてん【生▼駒の▽聖天】
- 奈良県生駒市門前町にある真言律宗の大本山。聖天堂の歓喜天(かんぎてん)信仰で知られる。正称は宝山寺。生駒山。
- いこま‐やま【生▼駒山】
- 奈良県と大阪府の境にある生駒山地の主峰。標高642m。東側中腹に宝山寺、山頂には遊園地がある。
- い‐こみ【射込み】
- 調理法の一つ。魚や肉を袋状にし、または野菜をくり抜き、詰め物をする。刺身や、煮物・揚げ物などに用いる。
- い‐こ・む【鋳込む】(五他)
- 金属をとかして、鋳型に流し込む。cast
- い‐こん【意根】
- 《仏教語》六根の一つ。目・耳・鼻・舌・身の五根とともに、対象を認識する心のはたらき。
- い‐こん【遺恨】
- 忘れられないうらみ。grudge〈用例〉〜をはらす。
- イコン【icon】
- 《eikōn(ギリシア)(像・肖像)から》聖画像。広義には統治者・聖者の画像一般をさす。狭義には、持ち運びできる大きさの木・金属・石板などに、キリスト・聖母子・聖人や関連した物語・伝記を蝋画(ろうが)・油彩・モザイク・七宝・浮き彫りなどで表したもの。東方(とうほう)正教会では、熱心な礼拝の対象となっている。
- い‐ごん【遺言】(名・サ変自他)
- 法律で、遺贈、相続分の指定など、死後の法律関係を一定の方式にしたがって定めた一方的で単独の意思表示。死後に効力をもつ。一般には「ゆいごん」。will〈用例〉〜によって処分する。
- いごん‐しょうしょ【遺言証書】
- 法律に定められた方式で遺言を記した書面。自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3種類がある。testamentary document
- いさ
- 〈古語〉
- 《「いざ」は別語》
- [一](感)ちょっと答えかねたり、わからないことを問われたときに言う語。ええと。さあ。〈用例〉「何とかこれをばいふ」と問へば、とみにもいはず「〜」などこれかれ見あはせて(枕・七日の日の若菜を)。
- [二](副)《下に打ち消しをともなって》さあ、どうだろうか。〈用例〉人は〜心も知らずふるさとは(古今・春上)。
- いざ(感)
- 人を誘ったり、進んで事を始めようとするときに言う語。さあ。さて。いざや。
- いざ鎌倉(いざかまくら)
- ①《謡曲『鉢木(はちのき)』による》幕府に大事が起こって、さあ、はせ参ずべきときだ。
- ②《転じて、何か大事が起こることになるなどで》さあ、いよいよだ。
- いざ鎌倉(いざかまくら)
- ①《ひと、または自分に決意・行動を促すときのことば》さあ、それなら。
- ②《別れのことば》では、さようなら。
- いざ給え(いざたまえ)
- さあおいでなさい。さあ行きましょう。
- いざと言う時(いざというとき)
- さあ、いよいよ、ということになったとき。大事や異変に直面した場合。非常のさい。in case of emergency
- イサークス【Jorge Isaacs】
- (1837-95)コロンビアの小説家。ラテンアメリカのロマン主義の代表者。作品『マリア』など。
- い‐さい【委細】
- くわしいこと。委曲。詳細。details〈用例〉〜面談。
- 委細構わず(いさいかまわず)
- 遠慮なく。どしどし。
- い‐さい【異彩】
- 他と違う、すぐれた特色。conspicuousness〈比較〉異色。
- 異彩を放つ(いさいをはなつ)
- 《多く、ほめるときにいう》きわだっている。conspicuous
- い‐さい【異才】
- 人と違った、すぐれた才能。また、その才能をもった人。genius
- い‐ざい【異材】
- 《「材」は、才の意》ふつうに見られない特別な人物。逸材。talented person
- い‐ざい【偉材】
- 《「材」は、才の意》すぐれた人物。superb talent
- イザイ【Eugène Ysae】
- (1858-1931)ベルギーのバイオリン奏者・指揮者・作曲家。20世紀のバイオリン奏法の開拓者。イザエ。
- いざ‐いざ(感)
- 〈古語〉
- 《「いざ」を重ねた語》人を誘うときに言う語。さあさあ。〈用例〉「〜笑はむ」などあざけるを(宇治拾遺・185)。
- い‐ざいそく【居催促】(名・サ変他)
- その場にすわりこんで、しつこく催促すること。
- いざいほう
- 沖縄県の久高(くだか)島で行われる神事。午(うま)年の陰暦11月15〜18日に、島で生まれ育った、30歳から70歳までの全女性が参加、41歳までの女性が神女となって、神女洗礼と島の繁栄を願う行事。
- いさお【▽功・▽勲】
- てがら。いさおし。exploit〈用例〉〜を立てる。
- いさお・し【▽功し・▽勲し】(形シク)
- 〈古語〉
- ①勇ましい。雄々しい。
- ②誠実勤勉である。
- ③功績がある。手がらがある。
- いさかい【▼諍い】
- 言い争うこと。口げんか。口論。quarrel
- い‐ざかや【居酒屋】
- [一]店頭で酒を飲むこともさせる酒屋。また、安く酒を飲ませる店。造り酒屋の店先で塩をなめ、升(ます)飲みをさせたことから、簡単な酒の肴(さかな)をおく居酒(いざけ)の店になった。いざけや。tavern
- [二]《原題L' Assommoir(フランス)》ゾラの小説。1877年刊。貧困やアルコール依存症に苦しむパリの庶民生活の悲惨さを描く。作者の文壇的地位を確立。
- いさき【▼伊佐木・▽鶏▽魚】
- イサキ科の海水魚。全長約40cm。体に3条の褐色の縦縞(たてじま)がある。海藻の多い岩礁にすみ、初夏に産卵。食用。本州中部から南シナ海に分布。イサギ。grunt
- いさぎよ・い【潔い】(形)
- ①終わり方が見事だ。未練がましくなく悪びれない。〈用例〉〜・くあきらめる。〜最期。
- ②清らかでけがれがない。快い。pure
- ③心やおこないに道にはずれたところがない。潔白だ。clean〈対義〉やましい。〈派生〉いさぎよさ(名)
- 潔しとしない(いさぎよしとしない)
- 自分の言動を自分が受け入れるのに、こだわりがある。
- い‐さく【遺作】
- 死後に残した未発表の作品。また、故人の作品。posthumous work〈用例〉〜展。
- イサク【Isaak】
- 旧約聖書『創世記』中のイスラエルの族長。その生涯は、両親の高齢出産、嫁探し、双子の息子たちの長子権争いなどの物語で知られる。
- い‐ざけ【居酒】
- 酒屋の店頭で、酒を買ってその場で飲むこと。また、その酒。
- 砂長じて巌と成る(いさごちょうじていわおとなる)
- 《砂が成長して岩になると考えられていたことから、長い期間の意》長い歳月にわたる繁栄を祝う語。
- いざ‐こざ
- もめごと。ごたごた。紛争。trouble
- イサコフスキー【Mikhail Vasilyevich Isakovsky】
- (1900-73)ソ連の詩人。詩集『藁(わら)の中の電線』、歌謡『カチューシャ』『ともしび』など。
- いさご‐むし【▼沙虫・▽砂虫】
- トビケラ目の昆虫の幼虫。水中にすみ、草片・小砂で円筒形の巣を作る。
- いささ(接頭)
- 〈古語〉
- 小さい、少ないなどの意。〈用例〉わがやどの〜群竹(むらたけ)吹く風の(万葉・19・4291)。
- いさざ
- [一]ハゼ科の淡水魚。琵琶(びわ)湖特産。体長約5cm。淡褐色をしている。
- [二]シロウオの異名。ハゼ科の魚。
- いささ‐か【▼些か・▼聊か】
- [一](副)
- ①ちょっとばかり。わずか。a little; a bit
- ②{古語}《下に打ち消しをともなって》少しも。〈用例〉〜変はりたるところなし(源氏・夕顔)。
- 〈古語〉
- [二](形動ナリ)程度の少ないさま。わずか。〈用例〉これはただ〜なるものの報いなり(源氏・明石)。
- いざ‐しらず【いざ知らず】(連語)
- 《「いさ知らず」の副詞「いさ」が感動詞「いざ」と混同された語》それについてはよくわからないが。一事をあげて、後に続くもう一つの事を強調する表現。aside from...〈用例〉他人なら〜、親子の仲なのに。
- い‐ざと・い【▽寝▼聡い】(形)
- 目をさましやすい。めざとい。〈対義〉いぎたない。
- いざ‐ない【▽誘い】
- さそうこと。さそい。inviting〈用例〉旅への〜。
- いざな・う【▽誘う】(五他)
- さそう。みちびく。tempt〈用例〉夢の世界へ〜。
- いざなぎ‐けいき【いざなぎ景気】
- 《伊奘諾尊(いざなぎのみこと)以来最大の好景気、の意》昭和41年(1966)から45年(1970)にわたる長期で大型の好景気。設備投資や輸出が拡大した。
- いざなぎ‐じんぐう【▼伊▼奘▽諾神宮】
- 淡路島の一宮町多賀にある旧官幣大社。祭神は伊奘諾尊(いざなぎのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみこと)。伊奘諾尊がこの地で死亡したその幽宮(かくれのみや)とされる。淡路国一の宮。多賀神社。
- いざなぎ‐の‐みこと【▼伊▼奘▽諾▽尊・▼伊▽邪▼那岐▽命】
- 日本神話の神。天つ神の命をうけて伊奘冉尊(いざなみのみこと)とともに高天(たかま)の原から下り、国産み・神産みをしたという男神。
- いさな‐とり【▽鯨取り・勇▽魚取り】
- [枕ことば]《「いさな」はクジラ》「海・浜・灘(なだ)」などにかかる。〈用例〉〜海や死にする山や死にする死ぬれこそ海は潮干(ひ)て山は枯れすれ(万葉・16・3852)。
- いざなみ‐の‐みこと【▼伊▼奘▼冉▽尊・▼伊▽邪▼那▽美▽命】
- 日本神話の女神。伊奘諾尊(いざなぎのみこと)の配偶神で、ともに国産み・神産みをした神。
- いさはや【▼諫早】
- 〈市〉長崎県南部の市。旧城下町。鉄道・道路が集中する交通の要地。干拓による稲作地帯の中心地、商工業も発展。人口9万1580(1994)。
- イザベー【Jean-Baptiste Isabey】
- (1767-1855)フランスの画家。細密画の作家。ナポレオンの逸事を多く描いた。作品『ルーアン工場を訪れるナポレオン』など。
- イザベー【Louis Gabriel Eugène Isabey】
- (1803-86)フランスの画家。ロマン派風の色彩で海の風景を描く。水彩画も多い。作品『ナポレオンの遺骸(いがい)の乗船』など。
- イサベル【〈1世〉Isabel I】
- (1451-1504)カスティリアの女王(在位(1474-1504))。アラゴン太子フェルナンドと結婚。1479年夫王の即位とともに両国併合し、スペイン王国が成立、共同統治した。イスラム勢力を排除し、コロンブスを援助。イザベラ。
- *いさまし・い【勇ましい】(形)
- ①危険や困難を恐れず積極的に立ち向かっていくようすである。おおしい。力強い。勢いが強い。勇敢である。brave; courageous〈用例〉〜人。〜行為。
- ②周囲の非難をものともしないで大胆な行動をする。からかいの気持ちでいうことが多い。〈用例〉〜かっこうの女の子。〈派生〉いさましげ(形動)いさましさ(名)
- いさみ‐あし【勇み足】
- ①相撲で、相手を攻めながら、勢いあまって自分から先に土俵外に足を出し、負けとなること。
- ②張り切りすぎて、仕損じること。overeagerness
- いさみ‐た・つ【勇み立つ】(五自)
- 張りきる。気持ちが奮い立つ。be in high spirits
- いさみ‐はだ【勇み肌】
- 勇気があって、強い者をくじき、弱い者を助ける気風・男。
- いさ・む【勇む】
- [一](五自)心がふるい立つ。気おう。はりきる。be in high spirits〈対義〉ひるむ。〈用例〉〜・んで出かける。
- 〈古語〉
- [二](下二他)《「慰む」とも》力づける。なぐさめる。〈用例〉あまりにおくれれば〜・むるなり(平治)。
- いさ・む【▽禁む・▼諫む】(下二他)
- 〈古語〉
- ①押さえとどめる。禁止する。〈用例〉遥(はる)けきなかと神や〜・めし(源氏・絵合)。
- ②忠告する。さとす。〈用例〉僧都〜・め給へば寄りてもえ妨げず(源氏・手習)。
- イサム‐ノグチ【Isamu Noguchi】
- →ノグチ
- いさ・める【▼諫める】(下一他)
- 多く目上の人に対して、悪い点を改めさせるために言う。忠告する。諫言(かんげん)する。remonstrate〈用例〉親を〜。
- イザヤ【Isaiah】
- 『旧約聖書』三大預言者の一人。紀元前8世紀、エルサレムで預言活動。
- イザヤ‐しょ【イザヤ書】
- (The Book of Isaiah)『旧約聖書』三大預言書の一つ。紀元前8世紀ごろのイザヤの預言を記したものとされる。〈参照〉エゼキエル書・エレミア書。
- いさよい
- 〈古語〉
- 《「いさよふ」の連用形から》ためらうこと。進もうとして進まないこと。〈用例〉きみやこむ我やゆかんの〜に(古今・恋4)。
- いざよい【▽十▽六▽夜】
- 《古くは「いさよい」》
- ①陰暦の16日。また、その夜。
- ②《「十六夜の月」の略》陰暦16日の夜に出る月。この夜の月は十五夜に比べて50分ほど遅れて現れるので、いざよう(ためらう)からといわれる。いさよい。
- いざよいにっき【▽十▽六▽夜日記】
- 鎌倉(かまくら)中期の日記文学。阿仏尼(あぶつに)作。亡夫の遺産相続の訴訟のための関東下向の旅と鎌倉滞在中の事柄とを記す。
- いざよい‐ばら【▽十▽六▽夜▼薔▼薇】
- バラ科の落葉低木。葉はサンショウに似て小さく、初夏に、紅紫色の八重咲きの花が咲く。多数ある花弁の一方が常に欠けているので、十五夜の満月から少し欠けた月の意味でこの名がついた。観賞用に栽培。中国原産。
- いさよ・う(四自)
- 〈古語〉
- 《中世以降は「いざよう」》進もうとして進まない。定まらない。ためらう。たゆとう。〈用例〉網代木(あじろき)に〜波の行く方(へ)知らずも(万葉・3・264)。
- いさり【▽漁り】
- 《上代は「いざり」》魚・貝を取ること。すなどり。
- い‐ざり【▼躄・▼膝▽行】
- 《卑語》
- ①ひざや、しりをついたままで進むこと。
- ②両足が不自由で歩行できない人。cripple
- いざり‐うお【▼躄魚】
- 口吻(こうふん)上部に奇妙な触手状の突起をもったイザリウオ科の海水魚。全長約10cm。淡黄色の地に暗褐色の縞(しま)模様と黒条斑(はん)がある。胸びれと腹びれが手のように変形し、これで海底をはう。本州中部以南の沿岸に分布。ツリンボ。
- いさり‐び【▽漁り火】
- 夜、漁をするのに魚が集まってくるようにたく火。漁火(ぎょか)。漁灯。
- いさりび‐の【▽漁り火の】
- [枕ことば]《火を「ほ」と言ったところから》「ほのか」などにかかる。〈用例〉志賀(しか)の白水郎(あま)の釣し燭(とも)せる〜ほのかに妹を見むよしもがも(万葉・12・3170)。
- いざり‐よ・る【▼躄り寄る】(五自)
- いざって近づく。
- い‐ざ・る【▼躄る・▼膝▽行る】(五自)
- ①ひざをついたままで進む。しりを地につけたまま進む。
- ②置いたところから、物などがしぜんにずれ動く。
- いさわ【▽石和】
- 〈町〉山梨県中部の旧宿場町。現在は温泉の町。ブドウ・モモの栽培がさかん。人口2万2878(1994)。
- いさわ【▽胆沢】
- 〈町〉岩手県南西部の胆沢扇状地にある町。県有数の穀倉地帯。ピーマンなど野菜の産地。人口1万8189(1994)。
- いさわ‐がわ【▽胆沢川】
- 岩手県南部を東流する川。長さ49km。奥羽(おうう)山脈の大森山に発し北上川に注ぐ。上流に石淵(いしぶち)ダムがある。
- いざわ‐しゅうじ【▼伊沢修▽二】
- (1851-1917)明治の教育家。長野県生まれ。東京音楽学校初代校長・東京高師校長などを歴任。日本の近代教育の基礎を築く。
- いざわ‐じょう【▽胆沢城】
- 岩手県水沢市にあった古代の城柵(じょうさく)。延暦(えんりゃく)21年(802)坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が蝦夷(えぞ)平定のために構築。のち、鎮守府(ちんじゅふ)が置かれた。
- い‐さん【胃散】
- 胃液分泌(ぶんぴつ)亢進(こうしん)など胃の働きを促進する粉末の薬。苦味・芳香をもつものなどがあり、食欲不振や消化不良のときに用いる。
- い‐さん【胃酸】
- 胃液にふくまれる酸。acid in the stomach〈用例〉〜過多。
- い‐さん【違算】(名・サ変自)
- ①見込みとくいちがうこと。誤算。miscalculation
- ②計算がまちがうこと。計算ちがい。miscalculation
- い‐さん【遺産】
- ①人が死亡した時点で所有していた財産。相続の対象となり、所有権や債権などのほか債務をも含む。inheritance〈比較〉相続財産。
- ②過去の人がのこした業績。inheritance
- いさん【▼蔚山】
- 韓国(かんこく)南東部、慶尚南道(けいしょうなんどう)北東部の工業都市。蔚山湾に臨む港湾都市。工業団地があり、石油・肥料工業が発達。人口68.2万(1990)。ウルサン。
- いさん【い山】
- (770-853)唐の禅僧。名は霊祐(れいゆう)。百丈懐海(えかい)の法をつぎ、い仰(いぎょう)宗を興した。
- いさん‐そうぞく【遺産相続】
- 財産相続のこと。旧制では、戸主以外の家族の死亡による財産の相続をさした。succession to property〈比較〉家督(かとく)相続。