- *いし【石】
- ①岩石で、岩より小さく、砂より大きいもの。石ころ。stone; pebble
- ②岩石。鉱石。rock〈用例〉〜切り場。
- ③碁石。〈用例〉〜を置く。
- ④《「甃」とも》石だたみ。しき石。paving stone
- ⑤時計・ライターなどの機械部品に使う、宝石。stone; jewel
- ⑥墓石や門柱。また、その石材。stone
- ⑦じゃんけんで、はさみに勝ち、紙に負ける形。ぐう。
- ⑧内臓の中にできる固形物。結石。stone; calculus
- ⑨かたいもの・冷たいもの・非情なもの・頑固なものなどのたとえ。〈用例〉〜頭。〜のようにおしだまる。
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 《『新語』「弁惑」にあることば》物事の有様が道理と逆になっていることのたとえ。
- 石で手を詰む(いしでてをつむ)
- 進退窮まって、動きがとれない。
- 石に齧り付いても(いしにかじりついても)
- どんな苦労をしても必ずするという気持ち。at any cost〈用例〉〜やりとげるつもりだ。
- 石に灸(いしにきゅう)
- ちっとも効果のないたとえ。〈類似〉石に針。
- 石に漱ぎ流れに枕す(いしにくちすすぎながれにまくらす)
- 《晋(しん)の孫楚(そんそ)が「石に枕し流れに漱ぐ」を、誤って「石に漱ぎ流れに枕す」といったのに、「石に漱ぐのは歯を磨くため、流れに枕するのは俗事を聞いたとき耳を洗うためだ」とこじつけたという故事から》負け惜しみが強く、こじつけの無理な理屈をつけてでも、自分のまちがいから言い逃れようとすることのたとえ。
- 石に立つ矢(いしにたつや)
- 《「虎(とら)と思って必死で射た矢が石を射通した」という李広(りこう)の故事から》その気になれば、どんなことでもできることのたとえ。
- 石に謎掛ける(いしになぞかける)
- 言うことが相手に通じないで、まるきり反応がないことのたとえ。
- 石に花(いしにはな)
- 現実に起こるはずのないことのたとえ。石に花咲く。
- 石に蒲団は着せられぬ(いしにふとんはきせられぬ)
- 父や母が死んでから孝行しようとしても遅いことのたとえ。
- 石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにくちすすぐ)
- 《『蜀志(しょくし)』「彭(ほう)よう伝」にあることば》山野の景色のよい所で、自由に生活する。
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- しんぼうして努力すれば必ず報われることのたとえ。Perseverance will win in the end.
- 石を抱きて淵に入る(いしをいだきてふちにいる)
- 意味もなく大きな危険を冒す。
- い‐し【医師】
- 病気の診察・治療を業とする人。現在では、国家試験に合格し厚生大臣により免許を与えられた者を言う。医者。doctor
- い‐し【▼倚子・▼椅子】
- 平安時代初期、宮廷で用いられた座具。左右と後部に手すり、さらに鳥居の形をした背もたれがついた4本脚の腰かけ。〈参考〉禅宗渡来以後、唐音で「いす」というようになり、多く「椅子」と書くようになった。
- *い‐し【意志】
- ①考え。こころざし。意向。will; mind〈用例〉〜が強い。〜をかためる。
- ②物事を進んでしようとする心の働き。目的を実現するための活動のもととなる能力。will; wish〈用例〉彼にはもう何をする〜もない。
- *い‐し【意思】
- ①《「意志」とも》何かをしようという考え。期すること。思い。intention; mind〈用例〉〜を伝える。〜の疎通(そつう)を欠く。
- ②法令で、(ア)民事で、行為をさせた心の働き。intent (イ)刑事で、犯意。criminal intent
- い‐し【遺▼址】
- 昔、建物などのあったあと。遺跡。
- い‐し【遺志】
- 故人が果たすことのできなかった意志。生前のこころざし。
- い‐し【▼頤使・▼頤指】(名・サ変他)
- 人に対し、あごで指図すること。いばって、人を使うこと。〈用例〉〜に甘んじる。
- い‐し【▼縊死】(名・サ変自)
- 窒息死の一種。自分で首をくくって死亡すること。首つり。首くくり。hang oneself to death〈比較〉絞死。
- い‐じ【医事】
- 医学や医療に関する事柄。medical affair〈用例〉〜評論。
- い‐じ【▼倚▼恃】(名・サ変他)
- たよりにすること。
- い‐じ【異字】
- ①別の字。different character〈用例〉同訓〜。
- ②異体字。
- い‐じ【意字】
- →表意文字の略称。ideogram
- い‐じ【意地】
- 《仏教語で、五感による認識を成り立たせる基盤としての意識の意から》
- ①気だて。根性。character; backbone〈用例〉〜が悪い。
- ②頑固に自分の考えを押しとおそうとすること。いきじ。obstinacy〈用例〉〜でもやりぬくぞ。
- ③欲。食欲。greedy〈用例〉〜がきたない。
- 意地に掛かる(いじにかかる)
- 反対に遭い、かえって頑固に自分の主張を通そうとする。
- 意地になる(いじになる)
- 不利な状況に置かれても、かえって、自分の考えを頑固に押し通そうと、がんばる。be obstinate
- 意地にも我にも(いじにもがにも)
- 《堪えられないことにいう》意地を張ったところで。我慢をしようにも。意地にも。
- 意地を通す(いじをとおす)
- 自分の考えを最後までゆずらずに押しとおす。have one's own way
- 意地を張る(いじをはる)
- 自分の考えを、無理に押しとおそうとする。強情を張る。be stubborn
- い‐じ【維持】(名・サ変他)
- もちこたえること。保ちつづけること。maintenance〈用例〉現状を〜する。
- い‐じ【遺児】
- 親の死後にのこされた子。わすれがたみ。遺子。bereaved child
- いし‐あたま【石頭】
- ①かたい頭。hard head
- ②ものわかりが悪いこと・人。融通のきかないこと・人。金づち頭。hardheadedness
- いしい【石井】
- 〈町〉徳島県北東部吉野(よしの)川下流の町。明治の初期まではアイの栽培がさかん。現在は近郊農業と食品工業が行われる。人口2万6029(1994)。
- いしい‐きくじろう【石井菊次郎】
- (1866-1945)外交官・枢密顧問官。千葉県生まれ。東大卒。大正3年(1914)、大隈(おおくま)内閣の外相。同6年(1917)石井‐ランシング協定を締結。
- いじ‐いじ(副・サ変自)
- いじけるさま。自信をなくしてひねくれたり、おくびょうになったりするさま。hesitantly〈用例〉部屋の隅で、〜している。
- いしい‐じゅうじ【石井十次】
- (1865-1914)社会事業の先駆者。宮崎県生まれ。明治20年(1887)岡山市内に孤児院を創立したのをはじめ、宮崎・大阪で生涯にわたって孤児たちの労働による自立を指導した。
- いしい‐つるぞう【石井▼鶴▽三】
- (1887-1973)彫刻家・画家。東京生まれ。東京美術学校卒。柏亭(はくてい)の弟。日本美術院彫塑(ちょうそ)部の中心的存在。新聞小説の挿絵でも活躍。作品『俊寛(しゅんかん)』など。
- いしいてっこうしょ【(株)石井▼鐵工所】
- 機械。タンク・鉄骨建築物建設会社。大正8年(1919)設立。本社は東京都中央区銀座。
- いしい‐ばく【石井漠】
- (1886-1962)舞踊家。秋田県生まれ。日本のモダンダンス開拓者の一人。代表作『人間釈迦(しゃか)』など。
- いしい‐はくてい【石井▼柏亭】
- (1882-1958)洋画家。東京生まれ。鶴三の兄。浅井忠(あさいちゅう)に師事。穏健な写実的作風。作品『草上の憩い』『滞船』など。
- いしい‐ももこ【石井桃子】
- (1907-)児童文学者・翻訳家。浦和市生まれ。日本女子大卒。作品『ノンちゃん雲に乗る』など。
- いしい‐ランシング‐きょうてい【石井-ランシング協定】
- 大正6年(1917)日本特使石井菊次郎とアメリカ国務長官ランシングによって調印された、中国政策に関する日米協定。アメリカは日本の中国での特殊権益を承認し、あわせて中国の領土保全・門戸開放・機会均等などをうたった。同12年(1923)廃棄。Ishii-Lansing Agreement
- いしい‐りょういち【石井▼亮一】
- (1867-1937)教育者・社会事業家。肥前(ひぜん)の人。立教大在学中に受洗。立教女学院教頭を務めたのち、精神薄弱児教育施設滝乃川学園を創設、宗教教育を基礎にした教育実践に尽力する。
- いしい‐りょうすけ【石井良助】
- (1907-)法制史学者。東京生まれ。東大卒。東大教授。日本各時代の諸法を分析、体系化する。平成2年(1990)文化勲章受章。著書『日本法制史概説』など。
- いしい‐ろげつ【石井露月】
- (1873-1928)俳人。秋田県生まれ。本名、祐治(ゆうじ)。郷里で俳誌『俳星』を創刊、日本派の俳句を広めた。句集『露月句集』。
- いし‐うす【石▼臼】
- 石でつくったうす。ひきうす。
- いし‐うち【石打(ち)】
- ①魚の隠れている水中の石に石をたたきつけて魚を捕る漁法。
- ②嫁・婿が婚家にいつくようにと、婚礼のさい、家や行列に石を投げる習俗。石の祝い。
- ③子どもたちが小石を投げあう遊び。石合戦。
- いし‐うら【石▽占】
- 石を使って、吉凶や農作物の豊凶を占うもの。蹴(け)った石のようすや鳥居の上に小石を投げてのせ、その結果などで占う。
- イジェフスク【Izhevsk】
- ロシア共和国内のウドムルト共和国の首都。ロシア中西部、ウラル山脈西方の工業都市で、交通の要地。人口65.1万(1992)。
- いしおか【石▼岡】
- 〈市〉茨城県中部、霞ケ浦(かすみがうら)の北にある市。醸造業・諸工業がさかん。交通の要地。人口5万2561(1994)。
- いし‐がき【石垣】
- 石を積み上げて造った垣根や防壁。また、土手・崖(がけ)の表面を石積みで固めたもの。土砂の崩壊を防止する。stone wall
- いしがき【石垣】
- 〈市〉沖縄県南西部、石垣島からなる市。古来、八重山(やえやま)列島の政治・経済・交通の中心地。サトウキビ・パイナップル栽培や、稲作・畜産・水産加工などがさかん。人口4万2328(1994)。
- いしがき‐いちご【石垣▼苺】
- 南斜面に石垣を作り、石の間に植えて、石の反射熱・保温熱で促成栽培するイチゴ。古くから静岡県久能山(くのうざん)などで栽培されてきた。
- いしがき‐じま【石垣島】
- 沖縄県南西部、八重山(やえやま)列島の主島。面積221.1km2。平久保(ひらくぼ)の天然記念物ヤエヤマシタン、川平(かびら)湾の景観、重要文化財の宮良殿内(みやらどんち)など見どころが多い。
- いしがき‐だい【石垣▼鯛】
- 褐色の地に石垣状に黒斑(こくはん)が散在するイシダイ科の海水魚。全長約40cm。両顎(りょうがく)の歯が互いに密着して硬い嘴(くちばし)状になり、これでウニや貝類を割って食べる。岩礁帯にすむ。美味。磯(いそ)釣りの好対象。本州中部以南に分布。
- いしがき‐りん【石垣りん】
- (1920-)詩人。東京生まれ。詩集『表札など』『略歴』など。
- いしがけ‐ちょう【石▼崖▼蝶】
- 特異な斑紋(はんもん)で知られるタテハチョウ。開張約5cm。食草はイヌビワ・イチジク・ガジュマルなどのクワ科植物。本州中部以南、中国からインドに分布。イシガキチョウ。
- いし‐がっせん【石合戦】
- 河原などで集団で石を投げ合って戦う競技。端午の節句や正月の年占(としうら)などの行事になっているものもある。石打ち。印地(いんじ)打ち。
- いし‐がに【石▼蟹】
- 内湾の浅海に多くみられるワタリガニ科のカニ。甲長約4.5cm、甲幅約6.3cm。暗青色で、甲面に短毛がある。動作は速い。東京湾以南の各地、朝鮮半島・中国に分布。
- いし‐がま【石▼釜】
- ①製塩用のかま。石を積み重ね、灰や赤土などを混ぜたもので塗り固めたもの。
- ②鳥取県湖山池で冬季にコイやフナなどを捕る特殊な漁法。石を積んでつくった囲いに潜入した魚を魚捕りに追い込んで捕らえる。
- いし‐がま【石窯】
- 堅炭(かたずみ)を製造するためのかまど。石竈(いしかまど)。
- いし‐かませ【石▼噛ませ】
- 死者を埋葬して帰るとき、背を向けて墓に石を投げ、そのまま振り向かずに帰る習俗。
- いしがみもんどう【石神問答】
- 石神をはじめ小祠(しょうし)にまつられている神の研究書。柳田国男(やなぎたくにお)著。明治43年(1910)刊。日本民俗学の先駆的な研究。しゃくじんもんどう。
- いし‐がめ【石▼亀】
- イシガメ目のカメ。幼体はゼニガメとよばれる。甲長13〜18cm。背甲は黄褐色で腹甲は黒い。池や川にすみ、6月ごろ水辺の土中に産卵。水中や土中で冬眠。雑食性。日本特産種で、本州・四国・九州に分布。
- 石亀の地団駄(いしがめのじだんだ)
- 《「雁が飛べば石亀も地団駄」の略。雁が飛ぶのを見て、石亀が地団駄をふむ(くやしがる)、の意から》他人をまねても、自分の力でできることには限度があるということ。
- いしかり【石狩】
- 北海道の中部、石狩川流域一帯をさす。道内最大の農牧地石狩平野を中心に、道都札幌(さっぽろ)をふくむ北海道の中心地域。
- いしかり【石狩】
- 〈市〉北海道中西部、石狩川河口の市。漁業と農業が主であったが、札幌(さっぽろ)市の近郊地として都市化が著しい。人口5万1495(1994)。
- いしかり‐がわ【石狩川】
- 北海道中部を西流する川。長さ268km。石狩岳に発し、上川(かみかわ)盆地、石狩平野を貫流して日本海に注ぐ。河岸に穀倉地帯が広がり、河口ではサケ漁が行われる。
- いしかり‐さんち【石狩山地】
- 北海道中央部の山地。主峰の石狩岳1966mや大雪(たいせつ)山2290mなどがあって、北海道の屋根とよばれる高地。
- いしかり‐たんでん【石狩炭田】
- 北海道中部、石狩平野東縁にある大炭田。北部の赤平(あかびら)地区、南部の夕張(ゆうばり)地区に分かれる。石炭不況で大半が閉山。
- いしかり‐なべ【石狩▼鍋】
- 《北海道石狩川のサケが有名なことから》なべ料理の一種。サケの頭やあら、野菜などをみそ味で煮る。
- いしかり‐へいや【石狩平野】
- 北海道中西部、石狩川の下流域と、その周辺に広がる平野。稲作中心の農業地帯であるが、札幌(さっぽろ)市をはじめ都市が発達。
- いし‐がれい【石▼鰈】
- 沿岸の砂泥底にすむカレイ科の海水魚。全長約40cm。目のある側は黄褐色か緑色で、石状の突起物が並ぶ。美味。日本全土に分布。イシモチガレイ。スナイシ。flounder
- いしかわ【石川】
- 〈県〉中部地方、北陸西部の県。県庁所在地は金沢(かなざわ)市。地形は、北から能登(のと)半島・金沢平野・加賀(かが)山地に分かれる。気候は日本海型。稲作中心の農業と、伝統工芸や機業などの工業がさかん。面積4197km2、人口116万7037(1994)。
- いしかわ【石川】
- 〈市〉沖縄県沖縄本島中部、金武湾(きんわん)に臨む市。第2次大戦後アメリカ占領下で人口が急増して市となる。その後、人口は急減したが、公共施設や企業の誘致などで市勢は回復。人口2万1698(1994)。
- いしかわ【石川】
- 〈町〉福島県南部、阿武隈(あぶくま)高地の丘陵地帯にある町。タバコ栽培などの農業がさかん。人口2万0883(1994)。
- いしかわ‐いちろう【石川一郎】
- (1885-1970)実業家。東京生まれ。東大卒。日産化学工業社長。昭和23年(1948)経団連の初代会長となり、経済復興期の財界を指導。原子力委員会委員・日本原子力船開発事業団理事長などを歴任。
- いしかわけん‐のうぎょうたんきだいがく【石川県農業短期大学】
- 公立短期大学。昭和46年(1971)創立。所在地は石川県石川郡野々市町。
- いしかわ‐こうめい【石川光明】
- (1852-1913)木彫家・牙彫(げちょう)家。江戸生まれ。最初の帝室技芸員。作品『白衣(びゃくえ)観音』など。
- いしかわ‐ごえもん【石川五▽右▽衛門】
- 安土(あづち)桃山時代の大盗賊。京都三条河原で釜煎(かまい)りの刑に処せられたといわれる伝説的人物。
- 石川や浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ(いしかわやはまのまさごはつきるとも、よにぬすびとのたねはつきまじ)
- 《石川五右衛門(いしかわごえもん)の辞世と伝えられる》無数にある浜辺の砂が尽きることはあっても、泥棒はおそらく無くならないだろう。
- いしかわ‐さんしろう【石川三四郎】
- (1876-1956)社会運動家。埼玉県生まれ。東京法学院(現、中央大)卒。号は旭山(ぎょくさん)。『万(よろず)朝報』記者、『平民新聞』の発刊をへて、ヨーロッパを放浪。キリスト教社会主義から無政府主義者に転じた。著書『西洋社会運動史』など。
- いしかわじまはりまじゅうこうぎょう【石川島▼播磨重工業(株)】
- 輸送用機器。総合重工業会社。明治22年(1889)設立。嘉永(かえい)6年(1853)に水戸(みと)藩が開設した日本初の洋式造船所を前身とする石川島重工業(株)が、(株)播磨造船所を合併して、昭和35年(1960)現社名。本社は東京都千代田区大手町。
- いしかわ‐じゅん【石川▼淳】
- (1899-1987)小説家。東京生まれ。号は夷斎(いさい)。東京外語卒。社会状況への鋭い批判を諷刺(ふうし)的な手法と独自の文体で描く。昭和12年(1937)『普賢(ふげん)』で第4回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『黄金伝説』『紫苑(しおん)物語』『狂風記』など。
- いしかわ‐じょうざん【石川丈山】
- (1583-1672)江戸前期の漢詩人・書家。三河(みかわ)の人。徳川家康(とくがわいえやす)に仕え、大坂の陣で戦功。のち藤原惺窩(ふじわらせいか)に師事。詩文に秀で、晩年は京都洛北(らくほく)の詩仙堂(しせんどう)に閑居。
- いしかわせいさくしょ【(株)石川製作所】
- 機械。産業機械製造会社。とくに繊維機械。昭和12年(1937)設立。本社は石川県金沢市森本町。
- いしかわ‐たくぼく【石川▼啄木】
- (1886-1912)歌人・詩人。岩手県生まれ。本名、一(はじめ)。独自の三行形式の短歌で青春の感傷と失意の生活感情を歌い、社会的視野を備えた詩と評論を残した。歌集『一握の砂』『悲しき玩具(がんぐ)』、詩集『呼子(よぶこ)と口笛』など。
- いしかわ‐たけよし【石川▽武▽美】
- (1887-1961)実業家。大分県生まれ。婦人雑誌編集者を経て大正6年(1917)『主婦之(の)友』を創刊、3年で発行部数業界第1位にまで発展させる。第2次大戦後、東京出版販売社長。
- いしかわ‐たつぞう【石川達▽三】
- (1905-85)小説家。秋田県生まれ。早大中退。社会的問題をテーマとする作品が多い。昭和10年(1935)、ブラジル移民を描いた『蒼氓(そうぼう)』で第1回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『生きてゐる兵隊』『風にそよぐ葦(あし)』『人間の壁』など。
- いしかわ‐ちよまつ【石川千代松】
- (1861-1935)動物学者。東京生まれ。東大教授。日本の進化論の先駆者。ドイツの動物学者ワイスマンの弟子。著書『進化新論』など。
- いしかわ‐とよのぶ【石川▽豊▽信】
- (1711-85)江戸中期の浮世絵師。紅摺(べにずり)絵による豊満な姿態の美人画を描く。作品『雨のもすそ』『花下美人』など。
- いしかわ‐の‐いらつめ【石川▽郎女】
- 大和・奈良時代の女流歌人。久米(くめ)禅師と歌を贈答した石川郎女ほか、『万葉集』に7人その名がみえ、同一人か複数かは不明である。
- いしかわ‐まさもち【石川▽雅▽望】
- (1753-1830)江戸後期の狂歌師・国学者。江戸の人。狂名は宿屋飯盛(やどやのめしもり)。天明調狂歌を主張。著書『飛騨匠(ひだのたくみ)物語』『雅言集覧』など。
- いしかわ‐りこう【石川利光】
- (1914-)小説家。本名は利光(としみつ)。大分県生まれ。法大中退。昭和26年(1951)『春の草』その他で第25回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『夜の貌(かお)』『忘れ扇』など。
- い‐しき【居敷(き)・▼臀・▼尻】
- ①座席。
- ②しり。
- い‐しき【違式】
- 決まった法式に従っていないこと。
- *い‐しき【意識】
- [一](名)
- ①自分のおかれている状態などに気がついている心の働き。自覚。consciousness〈用例〉〜を回復する。〜がなくなる。
- ②社会的・歴史的な影響によって形づくられる、見解・観念・思想など。sense; consciousness〈用例〉罪の〜。〜が高い。
- ③心理学・哲学などで、知・情・意をふくめた精神作用。感情として快・不快を感じ、判断として承認・否認を与え、意志において目的と手段とを選んで決める自覚作用。self-consciousness
- ④《仏教語》六識(ろくしき)の一つ。唯識(ゆいしき)思想では八識(はっしき)の一つ。視覚や聴覚などの感覚機能が対象を個々別々に認識するのに対し、総括的に概念化して認識する心の働き。
- [二](名・サ変他)ある物事や状況をはっきり知ること。また、それをとくに気にかけること。be aware of〈用例〉異性を〜する。人目を〜する。
- 意識に上せる(いしきにのぼせる)
- 今、自分のしていることや、自分を取り巻いている環境などを自分にわからせる。今まで気がつかなかったことをおのれにわからせる。忘れていたことを思い起こさせる。
- 意識を失う(いしきをうしなう)
- 自分のしていることやまわりのようすが、わからなくなる。気を失う。失神する。faint
- いしき‐あて【居敷(き)当て】
- 和服の裏側で尻(しり)の当たる部分の当て布。補強の目的で単物(ひとえもの)につける。並幅(なみはば)で長さは45〜65cm。
- いしき‐いっぱん【意識一般】
- カントの用語。経験的意識に先立ち、それを可能にする前提としての意識。あらゆる表象にともなう「私は考える」の意識。先験的統覚。transcendental appreciation
- いしき‐しょうがい【意識障害】
- 意識がはっきりしない状態。昏睡(こんすい)・昏眠(こんみん)・傾眠の段階がある。また譫妄(せんもう)・朦朧(もうろう)などの諸型がある。disturbance of consciousness
- いしき‐そうしつ【意識喪失】
- 意識がとつぜん失われ、精神活動がまったくない状態。頭部外傷・癲癇(てんかん)・脳血管運動障害(失神)などによる。一般に、昏睡(こんすい)よりも自律機能や反射の異常が軽い状態。loss of consciousness
- いじ‐きたな・い【意地汚い】(形)
- ①がつがつと飲んだり食べたりする。食い意地がはっている。greedy
- ②けちけちしている。stingy〈派生〉いじきたなさ(名)
- いしき‐てき【意識的】(形動)
- ①物事を深く認識して行うさま。conscious
- ②わざとするさま。故意。intentional〈用例〉〜に反対する。
- いしき‐の‐ながれ【意識の流れ】
- 《stream of consciousnessの訳語》
- ①心理学者ウィリアム=ジェームズの用語。意識が断片的な要素の寄せ集めではなく、一つのまとまった機能的な流れであることを強調するために用いた。
- ②文芸用語で、意識の変化をありのままに描写し、新たな現実を再現しようとする小説の一手法。「内的独白」などを用いた、ジョイスの『ユリシーズ』が名高い。
- いし‐きり【石▼錐】
- 縄文(じょうもん)時代から弥生(やよい)時代にかけて使われた、先端が錐(きり)状の打製石器。
- いしきり‐ば【石切(り)場】
- 土木建築用などの石材を切り出す場所。
- いし‐く【石工】
- 石材の切り出し・加工・据(す)え付けなどを行う職人。石切り。石屋。石大工。mason
- いし‐くしろ【石▼釧】
- 石製の腕輪で、とくに古墳時代に用いられた緑色凝灰岩類で貝製腕輪を模したものをいう。
- いし‐ぐみ【石組(み)】
- 庭石を日本庭園の作法によって配置すること。庭石を主材とする庭園が石庭である。岩組み。石くばり。石立て。
- いし‐ぐら【石倉】
- ①石を積みあげてつくった倉。
- ②石を積み、魚を潜入させて捕らえる漁法。
- いじくり‐まわ・す【▼弄くり回す】(五他)
- 《俗語》
- ①必要以上に指先でさわったり、ひねったりする。
- ②一定の方針もなしに、制度や機構を変えてみる。〈用例〉会社の組織を〜。
- いし‐ぐるま【石車】
- 大石を運搬するための四輪車。修羅(しゅら)ぐるま。
- 石車に乗る(いしぐるまにのる)
- 調子に乗って失敗する。
- いしぐろ‐ただあつ【石黒▽忠▽篤】
- (1884-1960)農林官僚・政治家。東京生まれ。東大卒。第2次近衛文麿(このえふみまろ)内閣の農林大臣、鈴木貫太郎内閣の農商務大臣。1920年代に農本主義をもととする農業改革を主張。戦時下、農政に大きな影響力をもち、「農政の神様」といわれた。
- いしぐろ‐ただのり【石黒▽忠▼悳】
- (1845-1941)明治の医師。ドイツ医学の普及に貢献し、軍医制度の整備を指導した。陸軍軍医総監・赤十字社社長などを歴任。石黒忠篤(いしぐろただあつ)の父。
- いし‐げ【石毛】
- 波の荒い外海の岩上に生育する褐藻類イシゲ科の一年生海藻。針金状の体枝を二叉(にさ)に繰り返し分岐させる。体長約10cm。本州中南部に分布。
- いしげ【石下】
- 〈町〉茨城県南西部、鬼怒(きぬ)川沿いの町。古く河港として栄えた。石下紬(つむぎ)で名高い。人口2万3003(1994)。
- いし‐げた【石下▽駄】
- 石で下駄の形に作ったもの。上古、死者を埋葬するさいに副葬品として墳墓の中に納められた。
- いし‐けってい【意思決定】
- ①自分の考えを明確にすること。
- ②企業その他の組織がその活動方針を決定すること。decision making
- いしけってい‐しえんシステム【意思決定支援システム】
- 経営戦略上の意思決定のさい、その判断材料となりうるシミュレーションなどができるコンピューターシステム。DSS。decision support system
- いし‐けり【石▼蹴り】
- 地面にいくつかの区画を描き、片足跳びで区画の中の小石をけってつぎつぎに跳び移り、早く全区画を回ることを競う子どもの遊び。hopscotch
- いじ・ける(下一自)
- ①恐ろしさや寒さのために体がちぢこまる。
- ②ひねくれて、おくびょうになる。perverse