いそ【磯】
①岩石質の海岸。山地や丘陵の海岸の多くは磯を形成する。
②琵琶(びわ)・和琴(わごん)・琴(こと)の胴の側面。
磯の鮑の片思い(いそのあわびのかたおもい)
→鮑の片思い」と同意。
い‐そ【十】
〈古語〉
50。また、数の多いこと。〈用例〉降る雪は〜返り降れ(古今六帖)。
イソ【ISO】
《International Organization for Standardizationから》→国際標準化機構
イソ【iso】(接頭)
《「同じ」を意味するギリシア語に由来》有機化合物で異性体を表す。
いそ‐あいなめ【並】
チゴダラ科の海水魚。全長約30cm。体は紫褐色。食用。房総(ぼうそう)以南に分布。下顎(かがく)先端にひげがあるのでヒゲダラともよばれる。
いそ‐あそび【磯遊び】
3月の節句のころ、飲食の用意をして、1日海辺で遊ぶ行事。雛(ひな)祭りが都会や上流社会で行われたのに対し、地方で行われたもの。〈比較〉山遊び。
イソアミル‐アルコール【isoamyl alcohol】
化学式 (CH3) 2CHCH2CH2OHアミルアルコールの異性体の一つ。独特のにおいをもつ無色の液体。フーゼル油の主成分。溶剤に利用。
いそ‐あわもち【餠】
ウミウシ類に似たイソアワモチ科の軟体動物。体長約3cm。長卵形で背部はふくらむが、貝殻はない。体表は灰黒色で、大小多くのいぼがある。房総(ぼうそう)半島以南の潮間帯の岩礁にすむ。
いそ‐いそ(副・サ変自)
楽しそうに立ち動くさま。うれしさで心が浮き立つさま。cheerfully〈用例〉〜と出かける。晴れ着を着て、〜している。
い‐そう【位相】
《仏教語で、さまざまな修行の段階・境地における特徴の意から》
①もっとも一般的な集合で極限や連続の概念が定義できるもの。位相空間。トポロジー。topology
②振動や波動のような周期運動で、その状態を特徴づける量。同じ位置では1周期ごとに、同一時刻では1周期または1波長へだたるごとに同位相となる。phase
い‐そう【異相】
ふつうとちがった人相・姿。
い‐そう【移送】(名・サ変他)
①よそへ移しおくること。transportation
②法律で、ある事件を一つの裁判所・検察庁から、ほかの裁判所・検察庁へ移すこと。evocation
い‐そう【意想】
考え。思い。
い‐そう【韋荘】
(836-910)中国、晩唐の詩人。長安の人。唐滅亡後は前蜀(ぜんしょく)の宰相。長編叙事詩「秦婦吟(しんぶぎん)」、詩集『浣花(かんか)集』、唐詩選『又玄(ゆうげん)集』。
い‐ぞう【遺贈】(名・サ変他)
遺言によって、財産を無償で相続人以外の人に与えること。
いそ‐うお【磯魚】
磯にすむ魚。
いそう‐がい【意想外】(形動)
思いがけないさま。意外。〈用例〉〜な結果。
いそう‐かいせき【位相解析】
→かんすうかいせき(関数解析)
いそう‐きかがく【位相幾何学】
位相数学(トポロジー)の一分野。多面体のような幾何学的図形の位相的性質を研究する幾何学。topology
いそうきんかん【医宗金鑑】
中国清(しん)代の医学全書。90巻。乾隆帝(けんりゅうてい)の勅命により編集された。明(みん)清医学の集大成で、現在も中国医学の基本書とされている。
いそう‐くうかん【位相空間】
①位相の定義された集合。集合に適当な構造を与えて、極限や連続の概念が定義できるようにした空間。topological space
②物理学で、ある力学系の位置を指定する一般化座標と、それに対応する一般化運動量を直角軸にとった空間。力学・統計力学・量子力学で利用。phase space
いそう‐ご【位相語】
老若・男女・階級・職業などの違いによって、独特に用いられる語彙(ごい)。女性語・幼児語・隠語など。parole
いそうさ‐けんびきょう【位相差顕微鏡】
屈折率または厚さが部分的に違う無色透明物体を通過した光のあいだに生じた位相差を、明暗の差に変換して見ることのできる顕微鏡。phase-contrast microscope
いそう‐しゃぞう【位相写像】
位相空間から位相空間への写像で、1対1かつ連続であり、その逆写像も連続であるもの。同相写像。topological mapping
いそう‐すうがく【位相数学】
→トポロジー①
いそうはいれつ‐レーダー【位相配列レーダー】
高速で移動する複数目標に対応できるレーダー。多数の電波発射素子をもつ固定アンテナからの発射電波を電子的に操作して、上下左右の走査を高速で行うもの。phased-array rader
いそう‐へんちょう【位相変調】
信号波の変化に応じて、搬送波の位相を変化させる変調。PM。phase modulation
い‐そうろう【居候】(名・サ変自)
人の家に住んで食べさせてもらうこと・人。食客。hanger-on
居候、角な座敷を丸く掃き(いそうろう、かくなざしきをまるくはき)
《川柳》居候は、とかく横着者である。
居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
《川柳》居候は、何かにつけ遠慮がちである。
いそ‐かいめん【磯海綿】
潮間帯の岩上に付着している海綿の一群。団塊状または不定形。日本では橙(だいだい)色のダイダイイソカイメンや、黒から黒灰色のクロイソカイメンなど。
いそ‐がく・る【磯隠る】(四自・下二自)
〈古語〉
海辺の石の下に隠れる。転じて、人目につかない所に隠れる。〈用例〉淡路島〜・りゐて(万葉・3・388)。〜・れけるあまの心よ(源氏・行幸)。
*いそがし・い【忙しい】(形)
①しなければならないことが多くあって、時間がない。多くのことを間断なく行うようすである。せわしい。ひまがない。多忙(たぼう)だ。busy〈用例〉目が回るほど〜。
②落ち着きがない。気がせく。restless〈用例〉あれをしたりこれをしたり、まったく〜男だ。秋の虫が〜・く鳴く。〈派生〉いそがしが・る(五自)いそがしげ(形動)いそがしさ(名)
いそが・す【急がす】(五他)
早くするようにさせる。せきたてる。急がせる。hurry up
いそが・せる【急がせる】(下一他)
→いそがす(急がす)
いそがわし・い【忙わしい】(形)
いそがしい。せわしい。〈派生〉いそがわしげ(形動)
イソ‐かんこうど【ISO感光度】
《ISOはinternational organization for standardization(国際標準化機構)の略》ISOの定めた写真感光材料の感度。数値の多いほど感度が高い。ISO speed
いそぎ【急ぎ】
①急ぐ必要のあること。急用。haste
②{古語}したく。用意。〈用例〉このごろのいで立ち〜を見れど(土佐)。
いそぎ‐あし【急ぎ足】
急ぐ足どり・ありさま。quick pace
いそ‐ぎく【磯菊】
キク科の多年草。海岸の岩石地に多く分布。長い地下茎を出し、高さ30〜50cm。葉の下面に銀白色の細毛があり、秋に、黄色の頭花を多数つける。
いそぎ‐もの【急ぎ物】
急ぎの注文・仕事。
いそ‐ぎんちゃく【巾着】
刺胞動物イソギンチャク目の総称。色も大きさもさまざま。体は円筒状で、底面で岩石などに固着し、上面に多くの触手をもつ。触手でえさを捕らえるが、刺激されると、巾着のように体を縮める。温帯から熱帯の海域に分布。sea anemone
*いそ・ぐ【急ぐ】(五自)
①目的地に早く行き着こうとする。早く歩く。walk fast〈用例〉学校へと〜。家路を〜。
②物事を短い時間でしようとする。hurry; hasten〈用例〉勝ちを〜。完成を〜。
い‐ぞく【遺族】
死んだ人の、あとにのこされた家族。bereaved family〈比較〉遺家族。
いそ‐くさ・い【磯臭い】(形)
魚・海藻・潮などのにおいの入りまじった、海岸特有のにおいがする。〈用例〉〜風。
いぞく‐ねんきん【遺族年金】
生計を支えていた被保険者・受給権者が死亡したとき、その扶養家族に支払われる年金。survivor's pension
いぞく‐ほしょう【遺族補償】
労働者が業務上死亡した場合、労働基準法にもとづき使用者が遺族に対して行う補償。compensation to the bereaved family
イソクラテス【Isokrates】
(BC436-BC338)アテネの修辞家。政治思想家。独自の技巧的な文体を駆使した作品を残した。有力なポリスの平和的統合を唱え、その実現をマケドニア王フィリッポス2世に期待した。
いそ‐ざんしょう【磯山椒】
→テンノウメの別名。
いそ‐じ【十路・十】
①50。fifty
②50歳。fifty years old
いそ‐じ【磯路】
磯に沿った道。
いそ‐しぎ【鷸】
小形のシギ。翼長約10cm。背は灰緑色で、飛ぶと翼にある白帯が目立つ。ユーラシアで繁殖し、南アジア・オーストラリアに渡って越冬する旅鳥。北海道・本州でも繁殖するが、渡りの時期には全土で見かける。海岸の干がたなどに単独または小群ですむ。sandpiper
いそし・む【勤しむ】(五自)
精出してする。心をこめて、はげむ。work diligently〈用例〉勉学に〜。
いそ‐そうじ【磯掃除】
岩礁面を海藻(イワノリ・ヒジキ・テングサなど)が着生しやすいように改善すること。beach sweeping
いそ‐ちどり【磯千鳥】
磯にいるチドリ。
いそ‐づたい【磯伝い】
磯辺にそって行くこと。along the beach
いそ‐つつじ【躅】
ツツジ科の常緑低木。酸性の湿原にはえる。葉は皮針形で縁が巻く。夏、枝先に白色5弁の小花が多数咲く。本州北部・北海道・シベリアに分布。
イソップ【Æsop】
紀元前6世紀のギリシア人→アイソポスの英語名。
イソップものがたり【イソップ物語】
動物が主人公の寓話(ぐうわ)集。古代ギリシアのアイソポス(英語でイソップ)が物語ったとされる。紀元前6世紀末に語られて流布(るふ)、前3世紀ごろ集大成された。日本では翻訳『伊曾保(イソホ)物語』として文禄(ぶんろく)2年(1593)天草(あまくさ)で刊行された。Aesop's Fables
いそ‐づり【磯釣(り)】
海辺や沖合いの岩礁で魚を釣ること。主として、イシダイやメジナなどが対象。surf-fishing〈比較〉おか釣り・沖釣り。
いそ‐なみ【磯波】
海岸近くに特有な波。海岸近くになると水深が浅くなるため、風浪やうねりは波の性質を変え、波長が短く波高が高くなって、最後に砕け波または巻き波となる。surf
イソニアジド【isoniazid】
イソニコチン酸ヒドラジドの日本薬局方名。パス・ストレプトマイシンとともに結核の治療薬。副作用が少なく、有効で安価。
イソニコチンさん‐ヒドラジド【イソニコチン酸ヒドラジド】
→イソニアジド
いそ‐にな【蜷】
潮間帯の岩礁にすむエゾバイ科のマキガイ。殻高約4cm、殻径約1.8cm。紡錘形で灰緑色の地に褐色のまだら模様がある。雌のほうが大きい。房総(ぼうそう)半島以南に分布。
いそ‐の‐かみ【石上】
①奈良県天理市付近の古地名。石上神宮がある。
②[枕ことば]《石上のあたりを布留(ふる)、というところから》「旧(ふ)る・降る・振る」などにかかる。〈用例〉〜ふるとも雨に障らめや妹(いも)に逢(あ)はむと言ひてしものを(万葉・4・664)。
いそのかみ‐じんぐう【石上神宮】
奈良県天理市布留(ふる)町にある旧官幣大社。祭神は布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)ほか5柱。物部(もののべ)氏の氏神。国宝の七支刀(しちしとう)と鎮魂神事で知られる。布留社(ふるのやしろ)
いそのかみ‐の‐やかつぐ【石上嗣】
(729-781)奈良時代の政治家・文人。大納言(だいなごん)正三位(さんみ)、死後に正二位を贈られる。漢詩人としてもすぐれた。その蔵書を置いた芸亭(うんてい)は日本最初の図書館といわれる。
いそ‐の‐き【磯の木】
クロウメモドキ科の落葉低木。高さ2〜3m。山野の湿地にはえる。葉は長楕円(だえん)形。夏に、黄緑色の小花をつけ、果実は紫黒色に熟す。
いそ‐ばな【磯花】
潮間帯の岩礁に着生するサンゴ。高さ約20cm。赤・黄色の樹枝状で、飾り物とされる。房総(ぼうそう)半島以南に分布。クササンゴ。
いそ‐はなび【磯花火】
→イソマツの別名。
いそ‐ひめ【磯姫】
磯に現れるという妖怪(ようかい)。前からは美女、後ろからは岩に見え、柄杓(ひしゃく)で海水をくみ入れて舟を沈めるという。磯女(いそおんな)
いそ‐ひよどり【鵯】
磯にすむヒタキ科の鳥。ヒヨドリの仲間ではない。翼長約13cm。雄は体上面と胸が暗青色、腹が赤褐色。雌は全体が暗灰褐色。4〜6月の繁殖期に美声でさえずる。ユーラシア・日本全土に分布。red-bellied rock thrush
いそ‐ぶし【磯節】
茨城県の太平洋沿岸、大洗(おおあらい)付近の情緒をうたった座敷唄(うた)。明治20年(1887)ごろ節回しが整えられた。
イソブタン【isobutane】
化学式 (CH3) 3CHブタンの異性体の一つ。天然ガス・石油分解ガス中に存在する無色の気体。引火性が強い。容易に液化する。
イソブチレン【iso-butylene】
化学式CH2=C (CH3) 2 石油分解ガスの成分。ブチレンの異性体の一つ。イソオクタン・ブチルゴムなどの原料。イソブテン。
イソプレン【isoprene】
化学式CH2=C (CH3) CH=CH2 やや刺激臭をもつ無色の液体。天然ゴム・テレビン油に含まれる。重合させてイソプレンゴムを得る。
イソプレン‐ゴム
《和製語》イソプレンを重合して得られる合成ゴム。性質と用途は天然ゴムとほぼ同じ。isoprene rubber
イソプロテレノール【isoproterenol】
代表的な交感神経刺激アミン。気管支喘息(ぜんそく)・呼吸器障害・心筋興奮剤として、心臓の伝導障害の治療に用いる。l体の塩酸塩を用いる。日本薬局方名l‐塩酸イソプレナリン。
イソプロピル‐アルコール【isopropyl alcohol】
化学式CH3CH (OH) CH3 揮発性の液体。プロピレンを水和させてつくる。アセトン製造の原料や溶剤・凍結防止剤・化粧品など。
いそ‐べ【磯辺】
①海岸のあたり。波打ちぎわ。いそぎわ。shore
②浅草海苔(のり)を使った料理や食品の総称。海苔で巻いたり、はさんだり、まぶしたりする。
いそべ【部】
〈町〉三重県志摩(しま)半島の町。カキ・ウナギ・真珠の養殖がさかん。伊勢(いせ)神宮別宮の伊雑宮(いざわのみや)がある。人口9796(1994)。
いそべ‐おんせん【部温泉】
群馬県西部、安中(あんなか)市にある鉱泉。鉱泉水を用いた磯部せんべいが名産。
イソホものがたり【曾保物語】
《『イソップ物語』の翻訳本》
①文禄(ぶんろく)2年(1593)天草のイエズス会学林で出版。訳者未詳。ローマ字口語本。天草版伊曾保物語。
②江戸時代の仮名草子。訳者未詳。国字文語本。
いそ‐まつ【磯松】
イソマツ科の低木状多年草。暖地の海岸にはえる。茎の表面は鱗片(りんぺん)状で、先端に葉が密生。8〜9月に淡紫色の花をつける。イソハナビ。
いそ‐み【回】
磯の入り込んだ所。いそわ。
いそ‐め【磯目】
海岸の砂泥中にすむイソメ科の環形動物の総称。日本にはスゴカイ・イワムシ・オニイソメ・アカムシなど約20種がいる。体は長く数センチメートル〜1m。多数の体節からなる。釣りのえさ用。
イソロイシン【isoleucine】
アミノ酸の一つ。4種の立体異性体があり、L型は必須(ひっす)アミノ酸で広くたんぱく質に含まれる。
い‐そん【依存】(名・サ変自)
他にたよって存在すること。いぞん。dependence
い‐ぞん【異存】
人とちがう考え。異議。objection〈用例〉〜がない。
いそん‐こうか【依存効果】
豊かな社会では、本来消費者の欲望を満たすべき生産過程で同時に欲望そのものが生みだされるということ。ガルブレースの用語。dependence effect
いぞん‐しゅ【遺存種】
過去の気候や環境の変化に耐えて生き残った生物種。relict
*いた【板】
①木材をうすく平らにけずったもの。建築や木工の材料。board〈数え方〉1枚。
②うすく平たい形をして、何かのために加工されたもの。sheet〈用例〉トタン〜。〜紙。
③「→まな板」「→板前」の略。〈用例〉〜さん。
→舞台のこと。stage; boards
⑤「板付きかまぼこ」の略。
→版木。block
板に付く(いたにつく)
《役者が舞台になじみ、また、その役にうまくはまることから》その人にぴったり合う。よく似合う。fit
板にのせる(いたにのせる)
上演する。
板に上す(いたにのぼす)
本を刊行すること。
イタール【Jean Marc Gaspard Itard】
(1775-1838)フランスの耳鼻科医。アベロンの森で発見された野生児を研究し、のちの精神遅滞児教育・幼児教育に影響を与える。
い‐たい【異体】
①ふつうでない形・すがた・ようす。いてい。unnatural figure
②別の身体。variant
③かな・漢字で、標準字体とちがった字体。異体字。〈対義〉正体。
い‐たい【遺体】
死んだ人のからだ。死体。corpse
*いた・い【痛い】(形)
①体を傷つけたときに感じるような感覚のようすである。打たれたり傷つけられたりして苦しく感じる。painful〈用例〉足が〜。胃が〜。
②弱みをつかれたりして心に苦しみを感じる。have a pain〈用例〉胸が〜。
③閉口する。まいる。hard to bear〈用例〉この損失は〜。〈派生〉いたが・る(五自)いたげ(形動)いたさ(名)いたみ(名)
痛い上に塩を塗る(いたいうえにしおをぬる)
痛いところを、さらに痛くさせる。追い討ちをかける。
痛い所を突かれる(いたいところをつかれる)
弱みをつつかれて困る。
痛い目に遭う(いたいめにあう)
①苦しくつらい思いをさせられる。have a bitter experience
②暴力をふるわれる。be treated violently
痛い目を見る(いたいめをみる)
大きな打撃をこうむる。手痛い目にあう。ひどい目にあう。have a terrible experience
痛くも痒くもない(いたくもかゆくもない)
なんとも感じない。平気だ。won't trouble me much
痛くもない腹を探られる(いたくもないはらをさぐられる)
やましいことがないのに疑われる。
い‐だい【医大】
「医科大学」の略。
い‐だい【偉大】(形動)
①すぐれて大きいさま。great
②たいへんりっぱなさま。great〈派生〉いだいさ(名)
いたいいたい‐びょう【イタイイタイ病】
大正時代から富山県神通(じんずう)川下流域に発生した骨軟化症に似た病気。わずかの刺激で病的に骨折し、日夜痛みを訴える。昭和43年(1968)に、厚生省が鉱山廃水に含まれたカドミウムによる公害病と認定。ouch-ouch disease
いたい‐け【幼気】(形動)
おさなくて、かわいいさま。いとけないさま。〈用例〉〜な子ども。
いだいけ【希】
《Vaidehī(梵)の音写》インド、マガダ国頻婆娑羅(びんばしゃら)王の后(きさき)。阿闍世(あじゃせ)王の母。阿闍世に幽閉されていたとき、釈迦(しゃか)から『観無量寿(かんむりょうじゅ)経』の説法を受けたとされる。バイデーヒー。
いたいけ‐ざかり【幼気盛り】
幼児のかわいいさかり。tender age
いたい‐け・す【幼気す】(サ変自)
〈古語〉
おさなくて、かわいい感じがする。〈用例〉〜・したる小女房(平家・6・小督)。
いたいけ‐な・い【幼気ない】(形)
《「ない」は強意。「いとけない」の混同か》
①おさなくてかわいい。lovely
②おさなくてよわよわしい。〈用例〉〜子ども。〈派生〉いたいけなさ(名)
いたい‐じ【異体字】
字体は異なるが、音や意味は同じ字。「恥」と「耻」、「船」と「舩」など。
いたいた‐ぐさ【痛痛草】
→イラクサの別名。
いたいた‐し・い【痛痛しい・傷傷しい】(形)
非常にかわいそう。いたましい。pitiful〈派生〉いたいたしげ(形動)いたいたしさ(名)
いたい‐どうしん【異体同心】
からだは別だが、心は同じこと。
いた‐え【板絵】
木の板に描いた絵画。東洋では寺社の壁画、西洋では中世の祭壇画など、宗教絵画から発達。イコン、厨子(ずし)のはめこみ板絵、金堂や五重塔内部の曼荼羅図(まんだらず)など。
イタオマチプ
(itaomacipアイヌ)アイヌの板綴(つづ)り船。丸木舟の両舷側(げんそく)上端に孔(あな)をあけて、1段ないし2段に枠板を綴り合わせ、積載量を大きくしたもの。19世紀初頭に描かれたアイヌ風俗画をみると、4〜6丁の車櫂(くるまかい)を用い、帆も推力としている。アイヌみずからが外洋を航海して、大陸や本州北部との自立的交易を活発に展開した16世紀にはさかんに使われた。19世紀半ばに衰微。近年、記録に基づいて復元が試みられている。
いたがき‐せいしろう【板垣征四郎】
(1885-1948)陸軍大将。岩手県生まれ。昭和6年(1931)関東軍参謀として石原莞爾(いしわらかんじ)とともに満州事変をおこし、満州国を建国。近衛(このえ)(第1次)・平沼(ひらぬま)内閣の陸相、支那(しな)派遣軍総参謀長、第7方面軍司令官などを歴任。戦後、A級戦犯として絞首(こうしゅ)刑。
いたがき‐たいすけ【板垣退助】
(1837-1919)明治の政治家。土佐(とさ)藩出身。伯爵(はくしゃく)。討幕運動、会津(あいづ)攻略で活躍。自由民権運動の指導者。明治14年(1881)自由党を創立し、のち立憲自由党総理。第2次伊藤内閣および隈板(わいはん)内閣の内相。
板垣死すとも自由は死せず(いたがきしすともじゆうはしせず)
《板垣退助(いたがきたいすけ)が、明治15年(1882)、岐阜で難に遭ったときに言ったとされていることば》自由のために命をかけて戦ったという自負、また、自由を希求する気持ちの強いことを述べたもの。また、どんなことがあっても自由は失われないの意で一般にも使われる。
いた‐がこい【板囲い】
建築現場や野外の見せ物の周囲を囲った、一時的な板塀。boarding; hoarding(英)
いた‐がしら【板頭】
《名札の板が最初にかけられるところから》岡場所(おかばしょ)で、店の中で月のかせぎの一番多い遊女。
いた‐がね【板金】
①薄く延ばした金属板。
→バンキン
いた‐がみ【板紙】
木材パルプ・わら・故紙(こし)などを原料とする厚紙の総称。白板紙・色板紙・黄板紙などがあり、包装用・箱・表紙などに用いる。ボール紙。馬糞(ばふん)紙。板目紙。board
いた‐ガラス【板ガラス】
板状のガラス。連続引き上げ法による普通板ガラス、ロール成形による厚板ガラスなど。plate glass
い‐たく【依託】(名・サ変他)
①すべて預け、任せること。entrust〈用例〉〜学生。
②物にもたせかけること。rest
い‐たく【委託・委托】(名・サ変他)
物事を人に任せて、してもらうこと。to entrust; to commit〈用例〉販売業務の〜。
いたく【痛く・甚く】(副)
《文語の形容詞「いたし」の連用形から》たいへんに。非常に。very much〈用例〉〜感心する。
いだ・く【抱く】(五他)
①両手でかかえる。だく。embrace〈用例〉子を〜。
②ある考え・気持ちを心に持つ。〈用例〉希望を胸に〜。
いだ・く【懐く】(五他)
心にある種の感情・考えをもつ。harbor〈用例〉よからぬ考えを〜。
いたく‐かこうぼうえき【委託加工貿易】
加工貿易の一つ。国内の受託者(輸出・製造業者)が海外の委託者から原料を輸入し、加工して再輸出すること。processing deal
いたく‐しょうこきん【委託証拠金】
→いたくほしょうきん(委託保証金)
いたく‐ばいばい【委託売買】
生産者や顧客が商品や有価証券の売買を経験豊富な商人や取引所会員に委託して行うこと。consignment sales and purchase
いたく‐はんばい【委託販売】
生産者が商品の販売を代行機関に委託する方式。販売の受託者は商品の保管・配送なども担当し、販売手数料を受けとる。consignment sales
いたく‐ほしょうきん【委託保証金】
証券業者に売買を委託した者が、保証金としてあらかじめ業者に渡しておく金銭や証券類。委託証拠金。margin money
いたくら【板倉】
〈町〉群馬県南東端、利根(とね)川と渡良瀬(わたらせ)川の間にある町。農業中心で、生鮮野菜の産地。人口1万6009(1994)。
いたくら【板倉】
〈町〉新潟県南部の町。豪雪地。稲作・畜産が行われる。人口8161(1994)。
いたくら‐かつしげ【板倉勝重】
(1545-1624)徳川家康(とくがわいえやす)の近臣。三河(みかわ)の人。江戸町奉行(ぶぎょう)をへて京都所司代。
いたくら‐しげまさ【板倉昌】
(1588-1638)江戸初期の大名。三河(みかわ)深溝の領主。勝重(かつしげ)の子。大坂冬の陣の講和の軍使。島原の乱鎮圧の将として派遣されたが果たせず戦死。