- いた・る【至る・▽到る】(五自)
- ①徐々に進んで、ある場所・時刻・状態になる。行き着く。達する。come to; reach〈用例〉京に〜。5時より9時に〜。
- ②到来する。わいてくる。come to〈用例〉悲喜こもごも〜。
- ③すべてのもの、の意を表す。およぶ。extend〈用例〉犬猫に〜まで。
- ④ある段階になる。come to〈用例〉事ここに〜・っては。
- ⑤事柄をいくつかあげ、さらに極端な例を強調する。〈用例〉みな疲れ果て、山本君に〜・ってはぶっ倒れてしまった。
- ⑥《多く打ち消しをともなって》注意などが広くすみずみまで行きわたる。〈用例〉〜・りませんで、失礼いたしました。
- イダルゴ【Miguel Hidalgo y Costilla】
- (1753-1811)メキシコの司祭。独立運動の指導者。スペインの植民地支配に抗し、1810年武装蜂起(ほうき)するが大敗、処刑される。
- いたる‐ところ【至る所】(副)
- どこもここも。一面に。everywhere
- いたれり‐つくせり【至れり尽くせり】(連語)
- 《「り」は完了の助動詞》申し分なく行き届いている。perfect; more than satisfactory
- いた‐わさ【板▽山▼葵】
- 板つきかまぼこを小口(こぐち)に切り、ワサビのすりおろしたものを添えた料理。
- いたわ・し【▽労し】(形シク)
- 〈古語〉
- ①病気で苦しい。たいぎだ。〈用例〉己(おの)が身し〜・しければ(万葉・5・886)。
- ②ふびんである。気の毒だ。〈用例〉さこそ世を捨つる御身といひながら、御〜・しうこそ(平家・灌頂・大原御幸)。
- ③たいせつにしたい。〈用例〉〜・しく思ふあひだに、まれまれ得たる食ひ物をも、かれに譲る(方丈記)。
- いたわし・い【▽労しい】(形)
- かわいそうだ。いたましい。〈派生〉いたわしが・る(五自)いたわしげ(形動)いたわしさ(名)
- いたわり【▽労り】
- ①いたわること。
- ②{古語}
- (ア)病気。〈用例〉かばかりにて、〜やめ奉り給へ(源氏・手習)。
- (イ)大切にすること。〈用例〉さてこの〜なき白妙(しろたへ)の衣は七重(ななへ)にもなどか重ねたまはざらん(源氏・初音)。
- いたわ・る【▽労る】
- [一](五他)
- ①ねぎらう。console〈用例〉手伝いの人を〜ことば。
- ②病人や力の弱い人に同情し、たいせつにする。やさしくする。take care of〈用例〉老人を〜。
- 〈古語〉
- [二](四自他)
- ①(自)病む。〈用例〉日ごろ〜ところはべりて、院にも内にも参り侍(はべ)らず(宇津保・国譲下)。
- ②(他)大切にあつかう。ねんごろに世話する。かわいがる。〈用例〉この人よく〜・れ(伊勢・69)
- い‐たん【異端】
- 《もと儒教用語。聖人以外の道、の意》
- ①正統な学説・思想・宗教などにそむいていること。heresy〈比較〉外道(げどう)。〈対義〉正統。〈用例〉〜派。
- ②時代・集団を代表する支配的な思想と相いれない考えや説。heresy
- いたん‐し【異端視】(名・サ変他)
- 異端とみなすこと。
- いたん‐しゃ【異端者】
- ①正統でないものを信ずる人。heretic
- ②集団中でひとりかけはなれた考えの人。heretic〈比較〉異分子。
- ③伝統・権威にはむかう人。resistant
- ④仲間はずれ。outsider
- いたん‐しんもん【異端審問】
- ローマ‐カトリック教会で、異端者を摘発し、処罰するために設置した裁判。宗教裁判。Inquisition
- イチ【一】1画
- 部首 一いち 教育小1
- 区点 1676・JIS 306C・シフト 88EA
- [音] イチ・イツ
- [訓] ひと・ひとつ
→ 字形参照
※旧字・異体字あり
- ①自然数の最初の数。はじめ。また、二、三、四…に対する、ひとつ。「一時間・一日・一年・一枚」〈用例〉(名)〜から十まで。
- ②ひとたび。
- ③おなじ。みんな。すっかり。「一座・一族・一同・一任・一様」
- ④最上。すぐれている。「随一」「一番・一流」〈用例〉(名)〜の人。《接尾的》東洋〜。
- ⑤もっぱら。それだけ。「一意専心・一途(いちず)」
- ⑥意味を強めたり、いいよくしたりする慣用的な用法。「ある」「ちょっと」などの意になることもある。「一読・一念・一躍」〈用例〉《接頭的》〜段落。〜生面(せいめん)。
→イツ[一]
- イチ【▼弌】4画→一の異体字
- 弋いぐるみ
- 区点 4801・JIS 5021・シフト 989F
- 一押し二押し(いちおしにおし)
- どこまでも自分のきもちや考えを通そうとする。
- 一押し二金三男(いちおしにかねさんおとこ)
- 女を得るには押しが第1で、金や男ぶりは第2、第3の問題である。
- 一が栄える(いちがさかえる)
- おとぎ話などの最後に言う決まり文句の一つ。めでたしめでたし。市が栄える。一期栄える。
- 一金二男(いちかねにおとこ)
- 女を得るには第1が金で、男ぶりは二の次である。
- 一か八か(いちかばちか)
- 運にまかせて事を行うさま。all or nothing〈類似〉のるかそるか。
- 一から十迄(いちからじゅうまで)
- 何から何まで。すべてにわたって。from A to Z
- 一工面、二働き(いちくめん、にはたらき)
- 生活していくうえで、なにごとにつけても大事なのは、1に工夫、2にはよく働くことである。
- 一にも二にも(いちにもににも)
- 何をさておいても、まず。
- 一の裏は六(いちのうらはろく)
- 《さいころの目の1の裏は6であることから》悪いことのあとにはよいことがある、悪いことばかりではない、ということのたとえ。
- 一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)
- 初夢に見ると縁起がよいものを順に並べたことば。
- 一も二も無く(いちもにもなく)
- ①何も言わないで、すぐに。at once
- ②言うまでもなく。needless to say
- 一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)
- 《『論語』「公冶長(こうやちょう)」にあることば》たいへんものわかりがよい。一を以(もっ)て万を知る。A word is enough to a wise man.
- 一を知って二を知らず(いちをしってにをしらず)
- 応用がきかない。なまかじり。
- 一を立てる(いちをたてる)
- 夜、漁師が海に網を入れるさい、合図の声をあげる。
- 一を以て万を知る(いちをもってばんをしる)
- 《『荀子(じゅんし)』「非相」にあることば》「→一を聞いて十を知る」と同意。
- イチ【壱】7画
- 部首 士さむらいかんむり 常用
- 区点 1677・JIS 306D・シフト 88EB
- [音] イチ・イツ
→ 字形参照
※旧字・異体字あり
- ①ひとつ。ひとたび。もっぱら。
- ②受取や小切手や証券などで、金額を書くときに、「一」の代わりに用いる文字。〈用例〉(名)〜万円。
- ③壱岐国(いきのくに)のこと。「壱州(いっしゅう)」
- イチ【▼壹】12画→壱の旧字
- 士さむらいかんむり
- 区点 5269・JIS 5465・シフト 9AE3
- いち【市】
- ①物資の交換・売買が行われる場所。market〈用例〉〜が立つ。
- ②人の多く集まる所。市街。city; town
- ③商人が独占して定期市とした市場。平安末期からはじまり、鎌倉(かまくら)時代に盛行。市座。
- 市に帰するが如し(いちにきするがごとし)
- 《『孟子』「梁(りょう)恵王」にあることば》市に人が集まるように、徳のある者のところには人が集まることをいう。
- 市に虎有り(いちにとらあり)
- 《『戦国策』「魏(ぎ)策」などの故事から》うわさ話も、口にする人が多いと、それが事実として人々に信じられるようになるたとえ。
- 市に虎を放つ(いちにとらをはなつ)
- 非常に危険なことになるたとえ。
- 市を成す(いちをなす)
- 《「門前、市を成す」の略》たいへんなにぎわいである。be crowded
- い‐ち【位地】
- くらい。地位。position; post
- い‐ち【位置】
- [一](名)
- ①場所。所。location
- ②地位。立場。position
- [二](名・サ変自)ある場所をとること。場所をしめること。be located
- いちあくのすな【一握の砂】
- 石川啄木(いしかわたくぼく)の第1歌集。明治43年(1910)刊。浪漫(ろうまん)主義から現実主義に転じた時期の作品。初めて三行書きにされている。
- いち‐あん【一案】
- ①1つの案。idea
- ②よい1つの案。good idea〈用例〉それも〜だ。
- いち‐い【一位】
- ①位や順序の第1。首位。首席。the first
- ②1の桁(けた)の数。the first digit
- ③イチイ科の常緑針葉高木。広く各地に分布。高さ10〜20m。樹皮は赤褐色。葉は線形。雌雄異株(いしゅ)。観賞用。実は食用、材は建築・鉛筆・器具用。アララギ。オンコ。〈参考〉昔、貴族のもつ笏(しゃく)をこの木で作ったことから、「一位」と書く。
- いち‐い【一意】(副)
- 1つのことにはげむさま。〈用例〉〜研究に専念する。
- いちい‐がし【いちい▼樫】
- ブナ科の常緑高木。暖地産で高さ約30mに達し、若枝・葉は黄褐色の星状毛を密生。堅果は褐色で食用。材は堅いので、大工・土木用具に用いる。イチガシ。クロガシ。
- いちい‐せんしん【一意専心】(副)
- わき目もふらず熱中するさま。〈用例〉〜学業にいそしむ。
- いちいたい‐すい【一衣帯水】
- 1本のおびのような、せまい川・海。〈用例〉〜の地。
- いち‐いち【一一】(名・副)
- ①一つ一つ。逐一。ひとりびとり。one by one〈用例〉〜読み上げる。
- ②どれもこれも。すべて。みな。〈用例〉〜もっともだ。
- いちいでんし‐ざっしゅ【一遺伝子雑種】
- 1対の対立形質だけに着目して2つの系統の個体を交雑した結果得られた雑種。単性雑種。monohybrid
- いち‐いん【一因】
- いくつかある原因の中の一つ。one of the causes
- いち‐いん【一員】
- 集団・なかまの中のひとり。a member
- いち‐いん【一院】
- ①二院制議会のうち一方の議会。
- ②ふたり以上の上皇があるとき、いちばん早くからの上皇。本院。一の院。
- いちいん‐せい【一院制】
- 議会が単独の議院によって構成される制度。unicameral system〈比較〉二院制。
- いち‐う【一宇】
- 《「宇」は、家の意》1軒の家・寺。
- いちう【一宇】
- 〈村〉徳島県西部、貞光(さだみつ)川上流の村。タバコ栽培がさかん。剣(つるぎ)山観光の基地。人口1959(1994)。
- いち‐うり【市売り】
- 木材市場の一つ。木材業者が委託された木材の競(せ)り売りを行って手数料を受け取る制度。〈対義〉付け売り。
- いち‐エネルギー【位置エネルギー】
- 物体の位置する場所によって決まるエネルギー。ポテンシャルエネルギー。potential energy
- いち‐えん【一円】
- [一](名)
- ①日本の貨幣の単位。
- ②ある地域の全体。all around〈用例〉関東〜。
- 〈古語〉
- [二](副)
- ①《多く「いちゑんに」の形で》残らず。すべて。〈用例〉多記の庄(しやう)をば〜に賜ふべし(平治)。
- ②《打ち消しをともなって》少しも。〈用例〉〜広がりは致さぬ(狂言・末広がり)。
- いちえんき‐さん【一塩基酸】
- 分子中に水素イオンになることのできる水素原子を1個もつ酸。塩酸HClや硝酸HNO3など。monobasic acid
- いちえん‐ちぎょう【一円知行】
- 中世に行われた、その領地内に他の者の所有地のない支配の形。
- いち‐おう【一応・一往】(副)
- 十分とはいえないが、ひととおり。とりあえず。ひとまず。for the present〈用例〉痛みは〜おさまった。〜は理解できる。
- いちおく‐そうざんげ【一億総▼懺▽悔】
- 第2次大戦直後、東久邇宮稔彦(ひがしくにのみやなるひこ)首相が日本の再建にあたって全国民の反省が必要と記者会見で発言した語。国民に戦争責任を転嫁(てんか)するものとして批判された。
- いちおんいちぎ‐せつ【一音一義説】
- →音義説の別称。
- 一河の流れ(いちがのながれ)
- 「→一樹の陰」と同意。
- 一河の流れを汲むも多生の縁(いちがのながれをくむもたしょうのえん)
- 「→一樹の陰」と同意。
- いちかい【市貝】
- 〈町〉栃木県南東部、小貝(こかい)川沿いの町。稲作中心。タバコ・果樹栽培、酪農を行う。人口1万2482(1994)。
- いちがい‐に【一概に】(副)
- 《下に打ち消しをともなって》ひっくるめて。差別なく。〈用例〉〜否定はできない。
- いち‐がつ【一月】
- 1年の第1番の月。正月。いちげつ。January〈比較〉睦月(むつき)。
- いちがつ‐じ【一月寺】
- 千葉県松戸市小金にあった普化(ふけ)宗金先(こんせん)派の本寺。建長(けんちょう)年間(1249〜56)、宋(そう)僧金先の創建とされる。
- いち‐がみ【市神】
- 市の開かれる場所に祭られる神。市に幸(さち)を与えると信じられ、石造物などの例が多い。
- いちがや【市▽谷】
- 東京都新宿区東部の地区。江戸時代は武家屋敷・寺社が多かった。市谷本村(ほんむら)町には陸上自衛隊市ケ谷駐屯地がある。
- いち‐かわ【市川】
- 兵庫県中部を南流する川。長さ76km。三国岳付近に発し、姫路(ひめじ)市をうるおし、播磨灘(はりまなだ)に注ぐ。
- いちかわ【市川】
- 〈市〉千葉県西部、東京都に隣接する市。住宅地化し東京への通勤者が多い。埋め立て地は重化学工業などがさかん。人口43万2462(1994)。
- いちかわ【市川】
- 〈町〉兵庫県南部、市川流域の町。笠形杉(かさがたすぎ)など木材・木製品が産業の中心。人口1万5505(1994)。
- いちかわ‐うたえもん【市川右太▽衛門】
- (1907-99)映画俳優。香川県生まれ。主演作『旗本退屈男』シリーズ、『ジルバの鉄』など。
- いちかわ‐えんのすけ【市川猿▼之助】
- 歌舞伎(かぶき)俳優。現在3世まで。屋号沢瀉(おもだか)屋。2世(1888-1963)は新歌舞伎や創作舞踊が本領。晩年猿翁(えんおう)と改名。3世(1939-)は宙乗りなどの外連(けれん)物、豪壮な演技を得意とする。
- いちかわけおり【市川毛織(株)】
- 繊維業。製紙用フェルト会社。昭和24年(1949)設立。本社は東京都文京区本郷。
- いちかわ‐こだんじ【市川小団次】
- 歌舞伎(かぶき)俳優。現在5世まで。屋号高島屋。4世(1812-66)は幕末、江戸の代表的名優。河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)と組み、写実的な生世話(きぜわ)物を完成。
- いちかわ‐こん【市川▼崑】
- (1915-)映画監督。三重県生まれ。作品『野火』『ビルマの竪琴(たてごと)』『東京オリンピック』など。
- いちかわ‐さだんじ【市川左団次】
- 歌舞伎(かぶき)俳優。現在4世まで。屋号高島屋。初世(1842-1904)は新作史劇を得意とした明治期の名優。2世(1880-1940)は日本演劇の近代化に貢献した名優。小山内薫(おさないかおる)と自由劇場を結成して新劇の先駆となり、岡本綺堂(おかもときどう)らと「新歌舞伎」を確立。
- いちかわ‐さんき【市河三喜】
- (1886-1970)英語学者。東京生まれ。東大卒。東大教授。科学的な英語研究法を初めて日本に紹介。著書『英文法研究』、編書『英語学辞典』など。
- いちかわ‐じゅかい【市川寿海】
- 歌舞伎(かぶき)俳優。屋号成田屋。3世(1886-1971)は2世市川左団次(いちかわさだんじ)の演劇革新に協力。本領は新歌舞伎。重要無形文化財保持者。
- いちかわ‐しょういち【市川正一】
- (1892-1945)日本共産党の指導者。山口県生まれ。早大卒。昭和4年(1929)四・一六事件で逮捕され、非転向のまま獄死。著書『日本金融資本発達史』。
- いちかわだいもん【市川大門】
- 〈町〉山梨県南部の町。甲斐源氏(かいげんじ)発祥の地。和紙・花火の産地。人口1万1898(1994)。
- いちかわ‐だんじゅうろう【市川団十郎】
- 歌舞伎(かぶき)俳優。現在12世まで。市川家の宗家として江戸(東京)歌舞伎界に君臨し、名優を輩出。屋号成田屋。初世(1660-1704)は荒事(あらごと)芸を創始。2世(1688-1758)は和事(わごと)を加味し市川家の芸の基礎を確立。7世(1791-1859)は江戸末期の代表的名優。「歌舞伎十八番」を制定。9世(1838-1903)は明治期演劇界最大の名優。演劇改良運動を推進。11世(1909-65)は戦後の歌舞伎復興に貢献した。
- いちかわ‐だんぞう【市川団蔵】
- 歌舞伎(かぶき)俳優。現在9世まで。屋号三河(みかわ)屋。初世(1684-1740)は荒事(あらごと)・敵役(かたきやく)が本領。4世(1745-1808)は所作事(しょさごと)にすぐれた。5世(1788-1845)は写実的な演技により「渋団(しぶだん)」と称された。7世(1836-1911)は明治期の名優。陰影に富む渋い「団蔵型」演技を残した。8世(1882-1966)は名脇役(わきやく)。
- いちかわ‐ちゅうしゃ【市川中車】
- 歌舞伎(かぶき)俳優。8世まで。屋号立花(たちばな)屋。7世(1860-1936)は大正期前後の名優。明智光秀(あけちみつひで)・仁木弾正(にっきだんじょう)などが当たり役。
- いちかわ‐ふさえ【市川房▽枝】
- (1893-1981)婦人運動の指導者。愛知県生まれ。愛知女子師範卒。平塚らいてうなどと新婦人協会を設立し、婦人参政権獲得運動を推進。第2次大戦後は参議院議員として政界浄化などにつとめた。
- いちかわ‐べいあん【市河米▼庵】
- (1779-1858)江戸後期の書家。江戸の人。儒者寛斎(かんさい)の子。隷書(れいしょ)・楷書(かいしょ)に長じ、幕末の三筆の一人。
- いち‐がん【一丸】
- ひとかたまり。unitedness〈用例〉うって〜となる。
- いち‐がん【一眼】
- ①1つの目。一方の目。
- ②片目。
- ③レフレックスカメラで、レンズが1つであること。
- いちがんレフ‐カメラ【一眼レフカメラ】
- 撮影レンズがファインダーレンズを兼ねるレフレックスカメラ。レンズの後ろにある鏡が撮影時にはね上がり、フィルムに露出する。single lens reflex camera
- いちき【市来】
- 〈町〉鹿児島県西部の町。吹上(ふきあげ)浜の北端で景勝地。漁業がさかん。焼酎(しょうちゅう)が名産。人口7261(1994)。
- いち‐ぎ【一義】
- ①ただ一つの意義。only one meaning
- ②ひととおりの道理。一理。some truth; reason〈用例〉それにも〜ある。
- ③もっともたいせつで価値があること。第一義。primary importance
- いち‐ぎ【一儀】
- ①《話題とする事柄をさして》あの事。1つの事柄。1件。
- ②性行為のこと。〈用例〉〜に及ぶ。
- 一議に及ばず(いちぎにおよばず)
- 相談する必要もない。
- いちき‐きとくろう【一木喜徳郎】
- (1867-1944)法学者・政治家。岡田良平(おかだりょうへい)の弟。遠江(とおとうみ)の人。東大卒。東大教授。天皇機関説を提唱、内務行政にも貢献し文相・内相・宮内相・枢密院議長などを歴任。二・二六事件後、政界から退く。
- いちきしまひめ‐の‐みこと【市▼杵島姫▽命・市▽寸島比▽売▽命】
- 日本神話の女神。天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)の誓約(うけい)により産まれた女神で、宗像(むなかた)三神の一つ。狭依毘売命(さよりびめのみこと)。
- いちぎ‐てき【一義的】(形動)
- ①1つの意義しかないさま。only one meaning〈用例〉〜な答え。
- ②もっとも根本的で、重要なさま。第一義的。primary importance〈対義〉二義的。〈用例〉〜な問題。
- いちぎょう【一行】
- (673-727)中国、唐代の僧。真言(しんごん)密教の祖師とされる真言八祖の第6祖。禅・律のほか、算法・暦法などにも精通。著書『大日経疏(しょ)』『大衍暦(たいえんれき)』など。
- いちぎょういちぎ‐せつ【一行一義説】
- 五十音図の音には、属する行ごとにそれぞれ特定の意味があるとする説。平田篤胤(ひらたあつたね)らが提唱。
- いちぎょう‐ざんまい【一行三▼昧】
- 《仏教語》ただ一つの修行を一心に行うこと。
- い‐ちく【移築】(名・サ変他)
- 建築物をほかの場所に移して建て替えること。
- いち‐ぐう【一隅】
- 一方のすみ。かたすみ。a corner
- いち‐ぐん【一軍】
- ①軍隊の1グループ。a corps
- ②全軍。the whole army
- ③プロ野球などで、公式戦に出場するメンバー。first-string〈対義〉二軍。
- いち‐ぐん【一群】
- 人や動物がひとまとまりになっているもの。ひとむれ。a group〈用例〉はるかかなたにゾウの〜が見えた。
- いち‐げい【一芸】
- 1つの技術・芸能・芸事。〈用例〉〜にひいでた人。
- 一芸の士(いちげいのし)
- 一つの芸にすぐれている人。master of an art
- いち‐げき【一撃】(名・サ変他)
- 1回の打撃。ひとうち。a blow〈用例〉〜を与える。〜でたおす。
- いち‐げつ【一月】
- ①いちがつ。正月。〈用例〉〜7日。
- ②ひとつき。1か月。
- イチケン【(株)イチケン】
- 建設業。とくに店舗の改装工事。昭和5年(1930)設立。本社は兵庫県神戸(こうべ)市中央区浜辺通。
- いち‐げん【一元】
- ①1つのもと。unitariness
- ②事物の根源的原理を1つであるとして、その1つですべてを説明すること。〈対義〉二元・多元。
- ③天皇1代にただ1つの年号を用いること。
- ④数学で、未知数が1つであること。
- いち‐げん【一見】
- はじめて会うこと。一面識。〈用例〉〜の客。
- いち‐げん【一言】
- ひとこと。いちごん。〈用例〉〜一行。
- 一言以て之を蔽う(いちげんもってこれをおおう)
- 《『論語』「為政」にあることば》ひとことですべての意味を要約し尽くす。
- いちげん‐か【一元化】(名・サ変他)
- 多くの問題・組織・機構などを1つのもとに統一すること。centralization; unification〈用例〉複雑な問題の〜をはかる。
- いちげん‐きん【一弦琴】
-
- 日本の撥弦(はつげん)楽器。須磨琴(すまごと)。細長い板の上に絹糸の1弦を張って、象牙(ぞうげ)製の円筒(左中指)と爪(つめ)(右人差し指)で演奏する。幕末に栄えた。
- いちげん‐こじ【一言居士】
- 何にでも意見や反対を必ず言う人。
- いち‐けんしき【一見識】
- ひとかどの見識。いっけんしき。
- いちげん‐てき【一元的】(形動)
- ①すべての事物の変化の根本はただ1つであるとするさま。unitary〈用例〉物事を〜に解釈する。
- ②表面的にはさまざまな姿・形を示していても、ある1つの原理により統一されているさま。〈用例〉〜組織。〈対義〉二元的・多元的。
- いちげん‐びょうしゃ【一元描写】
- 《明治・大正時代の作家・評論家、岩野泡鳴(いわのほうめい)の主張》作中の一人物の視点を通してのみ、その作品の世界を描くべきであるという考え。
- いちげん‐ろん【一元論】
- ①1つの原理で一切を説明しようとする考え方。monism
- ②世界の多様性は根本的に1つのものであり、一切のものはそれから発展するという考え方。〈対義〉二元論・多元論。
- いち‐こ【市子・▼巫子・▽神▼巫】
- 生霊(いきりょう)・死霊(しりょう)を自分の体に乗り移らせ、霊媒(れいばい)となって霊のことばを伝えることを業とする女性。口寄(くちよ)せ。いたこ。
- いちご【▼苺・▼莓】
- ①バラ科の多年草。ふつうはオランダイチゴをさす。初夏から匍匐(ほふく)茎を出してふえる。果実は花床が肥大したもので、鮮紅色に熟し、ビタミンCに富む。「福羽(ふくば)」「ダナー」など多くの品種があり、広く食用として栽培。南アメリカ原産。strawberry
- ②キイチゴ・ヘビイチゴなどの総称。その実。berry
- いち‐ご【一期】
- 《仏教語で、基本的な学習や修行のための一定の年数の意から。「いっき」は別語》一生。生涯。one's lifetime〈用例〉〜の別れ。
- 一期と思う(いちごとおもう)
- 死ぬも生きるも、運命を共にしようと考える。一生、行(こう)を共にしようと思う。
- いちご‐いちえ【一期一会】
- ①茶道で、客との出会いは一度限りのものであると考え、心をこめてもてなすようにと教える心得。
- ②一生に一度の機会。
- いち‐ごう【一合】
- ①尺貫法の面積・容積の単位。1坪・1升の10分の1。
- ②互いに1度刀を打ち合わせること。
- いち‐ごう【一▼毫】
- ①1本の細い毛。
- ②ほんの少し。わずか。
- いちこうこうぎょう【市光工業(株)】
- 輸送用機器。自動車部品製造会社。昭和14年(1939)設立。本社は東京都品川区東五反田。
- いちごう‐め【一合目】
- 山の、ふもとから頂上までの道のりの最初の10分の1。
- いち‐こつ【壱▽越】
- 十二律の第1音。中国の十二律の黄鐘(こうしょう)に当たり、音高は洋楽のニ音とほぼ同じ。
- いちご‐つなぎ【▼苺▼繋】
- イネ科の多年草。道端・土手・川原に自生。稈(かん)は叢生(そうせい)し、高さ30〜60cm。初夏、稈頂に細長い円錐(えんすい)花序を開く。
- いちこ‐ていじ【市古貞次】
- (1911-)国文学者。山梨県生まれ。東大卒。東大教授。国文学研究資料館初代館長。御伽(おとぎ)草子の分類・体系化に功績をあげる。国文資料を収集・分析し、『国書総目録』を編集。平成2年(1990)文化勲章受章。
- いちご‐ぶん【一語文】
- 1語から成っている文。「火事!」「寒い」など。
- いち‐ころ【一ころ】(名・形動)
- 《俗語。1度でころりと倒れる、の意》きわめて簡単に勝敗のきまること・さま。たやすいこと・さま。〈用例〉〜で勝負がつく。
- いち‐ごん【一言】
- ①ひとこと。いちげん。a word〈用例〉〜一句。
- ②短いことば。brief remark〈用例〉〜の下に拒絶する。
- 一言も無い(いちごんもない)
- 言いわけの余地がない。no word of excuse〈比較〉ぐうの音(ね)も出ない。
- いちごん‐いっく【一言一句】
- 一つ一つの語句。ひとことひとこと。〈用例〉〜うなずきながら聞く。
- いちごん‐はんく【一言半句】
- ちょっとしたことば。a single word