- いっ‐ぴ【一▼臂】
- 《「臂」は、ひじ》
- ①片腕。
- ②わずかの助力。help〈用例〉〜の労。
- 一臂の力を貸す(いっぴのちからをかす)
- わずかの助力をする。一臂を貸す。
- いっ‐ぴき【一匹・一▼疋】
- ①動物の、1つ。
- ②絹布2反。
- ③昔のお金の10文(もん)。または25文。
- ④ひと1人。〈用例〉男〜。
- 一匹の鯨に七浦賑わう(いっぴきのくじらにななうらにぎわう)
- 《「七浦」は、たくさんの漁村のこと》獲物が大きいと、直接、間接に受ける恩恵も大きい。
- いっぴき‐おおかみ【一匹▼狼】
- 親分も子分もなく、たったひとりで屈せずに意地をつらぬく人。lone wolf
- いつび‐じへん【▽乙▽未事変】
- 朝鮮李(り)朝の高宗の妃の閔妃(びんぴ)が1895年日本人に暗殺された事件。三国干渉後反日・親露政策をとった閔妃派に対し、日本公使三浦梧楼(みうらごろう)は大院君を擁して親日政権樹立を企て、閔妃を殺害。閔妃事件。乙未の変。
- いっ‐ぴつ【一筆】
- =ひとふで。
- ①1本のふで。
- ②ひとふでで書くこと。〈用例〉〜書き。
- ③ひとくぎりの土地の記録。
- ④手紙。短い文章。brief note〈用例〉〜したためる。
- いっ‐ぴつ【▼溢泌】
- 植物の幹・枝・茎を切ったときに、切り口から液体があふれ出てくること。出液。
- いっぴつ‐けいじょう【一筆啓上】
- もと、男子の手紙の書き出しに使った慣用語。
- いっ‐ぴょう【一▼瓢】
- 酒のはいった、ひょうたん一つ。〈用例〉〜をたずさえて春の野に遊ぶ。
- イッヒ‐ロマン【Ich-Roman(ドイツ)】
- 《Ichは、私の意》一人称小説。小説の主人公を「私」とし、その思想や体験を語る形式の小説。日本の私小説とは異なる。
- いっ‐ぴん【一品】
- ①1つのしな。
- ②いちばんよい品物。絶品。excellent article
- いっ‐ぴん【逸品】
- たいへんすぐれたもの。excellent article
- いっぴん‐いっしょう【一▼顰一笑】
- ①顔をしかめたり、笑ったりすること。
- ②人の顔色。きげん。〈用例〉汲々(きゅうきゅう)として〜をうかがう。
- いっぴん‐りょうり【一品料理】
- ①客の注文に応じて出す料理。アラカルト。dishes; à la carte〈対義〉定食。
- ②1品だけの簡単な料理。
- いっ‐ぷ【一夫】
- ①ひとりのおっと。〈用例〉〜一婦制。
- ②ひとりの男。
- ③ひとりの武人。
- 一夫関に当たれば万夫も開く無し(いっぷ、かんにあたれば、ばんぷもひらくなし)
- 《李白(りはく)の詩「蜀道難(しょくどうなん)」の一節。武人ひとりが関所を守れば大軍でも通れない、の意から》非常に険しい山路、要害堅固な関所などの形容。
- いっぷ‐いっぷ【一夫一婦】
- 夫ひとりに対し妻もひとりであること。そうした婚姻の形態。一夫一妻。
- 金一封(きんいっぷう)
- お金を入れた、一包み。a gift of money
- いっ‐ぷう【一風】
- [一](名)独特の流儀。singularity〈用例〉〜をなす。
- [二](副)《人の性質・態度について》少し。ちょっと。somewhat〈用例〉〜変わった人。
- いっ‐ぷく【一服】(名・サ変自)
- ①タバコ・茶・薬などを、1回飲むこと。また、その1回分。
- ②ひと休みすること。take a break
- 一服盛る(いっぷくもる)
- 毒薬を飲ませる。毒殺する。poison
- いっ‐ぷく【一幅】
- ①書画など、掛け軸の1個。a scroll
- ②1つの画題・場面。a scene〈用例〉〜の光景。
- いっぷく‐がけ【一幅掛(け)】
- 茶室などの床の間の飾り方の一つ。軸物を1つ掛け、その下に置物などを1つ置く。
- い‐つぶ・す【鋳▼潰す】(五他)
- 金属製品をとかして地金(じがね)にする。melt down
- いっぷ‐たさい【一夫多妻】
- 1人の男性が同時に複数の女性を配偶者とする婚姻形態。複婚の一つ。とくにイスラム社会にみられる。polygyny〈対義〉一妻多夫。
- いつ‐ぶん【逸文・▼佚文】
- ①なくなって、世に伝わらない文章。lost writing
- ②今はない書物の一節で、他の書物に引用されて残っているもの。
- いつ‐ぶん【逸聞】
- 世に伝えられず、知られていない話。逸話。エピソード。episode
- いっ‐ぷん【一分】
- ①時間の単位。1時間の60分の1。a minute
- ②角度の単位。1度の60分の1。a minute
- ③重さの単位。1匁(もんめ)の10分の1。
- いっ‐ぺん【一片】
- ①ひとひら。1枚。
- ②ひときれ。
- ③ほんの少し。ごくわずか。a bit〈用例〉〜の誠意も認められない。
- いっ‐ぺん【一辺】
- ①1つの辺。a side
- ②一方。片方。a side
- いっ‐ぺん【一変】(名・サ変自他)
- がらりとかわること。かえること。to change completely
- いっ‐ぺん【一遍】
- ①1度。1回。once〈用例〉〜だけ見たことがある。週に〜。
- ②ひととおり。ありきたり。brief〈用例〉〜のあいさつもない。
- ③《副助詞的に》もっぱらそれだけ。only〈用例〉正直〜の人。
- いっぺん【一遍】
- (1239-89)鎌倉(かまくら)中期の僧。時宗(じしゅう)の開祖。法名は智真。伊予(いよ)の人。踊り念仏を説いて全国を遊行(ゆぎょう)した。遊行上人。捨聖(すてひじり)。『一遍上人語録』『播州(ばんしゅう)法語集』などの遺文集がある。
- いっ‐ぺん【一編・一▼篇】
- 詩・小説などの、1つ。〈用例〉〜の詩。
- いっぺん‐とう【一辺倒】
- 一方だけにかたよること。to be partial to〈用例〉米国〜。日本酒〜。
- いっぺん‐に【一遍に】(副)
- 一度に。同時に。at one time
- いっ‐ぽ【一歩】
- [一](名)ひと足。〈用例〉〜前へ。
- [二](副)ちょっと。a little〈用例〉〜進んだ説。
- 一歩は高く一歩は低く(いっぽはたかくいっぽはひくく)
- ほろ酔いの人の、足もとの定まらない歩き方を言う。
- 一歩を譲る(いっぽをゆずる)
- ①質・力量などで一段階劣る。ひけをとる。be inferior to〈用例〉碁では弟に〜。
- ②自分の主張・意見を少し引っ込め、相手の説を少し入れる。concede
- いつ‐ぼう【▼鷸▼蚌】
- シギとハマグリ。いっぽう。
- 鷸蚌の争い(いつぼうのあらそい)
- 《シギとハマグリが争っている間に、両方とも漁師にとられてしまったという『戦国策』「燕(えん)策」の故事から》ふたりが争っている間に、第三者に横どりされて、共倒れになってしまうことのたとえ。〈類似〉漁夫の利。
- いっ‐ぽう【一方】
- [一](名)
- ①1つの方面・方向。one direction〈対義〉他方。〈用例〉天の〜。
- ②かたほう。one way〈対義〉両方。〈用例〉〜交通。
- ③そればかり。それだけであること。only〈用例〉物価は上がる〜だ。
- ④《接続助詞的に》…しながらもう一つの側では。〈用例〉監督をする〜、出演もする。
- [二](接続)話題を移すときに用いる語。また、他方では。〈用例〉開発が進み、〜では自然が破壊されている。
- いっ‐ぽう【一法】
- 1つの方法。あるやり方。〈用例〉それも〜だ。
- いっ‐ぽう【一報】(名・サ変他)
- 知らせること。report
- いっぽう‐つうこう【一方通行】
- ①道路の車両の通行を、一方向に規制していること。また、その道路。一方交通。one way traffic
- ②伝達が一方的に行われるだけで、相手側の意見が伝わってこないこと。
- いっぽう‐てき【一方的】(形動)
- ①一方にかたよっているさま。one-sidedly〈用例〉〜な勝負。
- ②自分勝手なさま。selfish〈用例〉〜な言い分。
- イッポリトフ‐イワーノフ【Mikhail Mikhaylovich Ippolitov-Ivanov】
- (1859-1935)ロシア国民楽派の作曲家。リムスキー=コルサコフに師事。組曲『コーカサスの風景』など。
- いっ‐ぽん【一本】
- ①書物の1冊、1巻。
- ②ある本。異本。
- ③木・扇・やりなど、細長いもの一つ。
- ④武術の試合で、技が決まること。
- ⑤一人前。
- ⑥まじりけがないこと。pure〈用例〉生(き)〜。
- 一本取られる(いっぽんとられる)
- ①剣道・柔道で相手の技が1つ決まる。
- ②相手にやりこめられる。be beaten
- 一本参る(いっぽんまいる)
- ①剣道などで相手に一本打ち込む。または、打ち込まれる。
- ②言い負かされる。be argued down
- いっ‐ぽん【一▽品】
- ①親王(しんのう)・内親王に与えられる位階の第1位。80町の品田(ほんでん)と800戸の品封(ほんぷ)を給付。
- ②仏教で、お経の1章。
- いっぽん‐か【一本化】(名・サ変自他)
- いくつかに分かれている組織や意見を1つにまとめること。unify〈用例〉窓口を〜する。
- いっぽんがたなどひょういり【一本刀土俵入】
- 長谷川伸(はせがわしん)の戯曲。代表的な股旅(またたび)人情劇。昭和6年(1931)初演。相撲取(すもうと)りから博徒(ばくと)になった駒形茂兵衛(こまがたもへえ)が、恩人の酌婦(しゃくふ)お蔦(つた)を救う。
- いっぽん‐ぎ【一本気】(名・形動)
- 性質が純粋で、ひとすじに思いこむたちであること・さま。pure
- いっぽん‐しめじ【一本占地】
- 担子菌類イッポンシメジ科の有毒キノコ。かさは径5〜15cmで灰色。雑木林の地上に発生する。
- いっぽん‐しょうぶ【一本勝負】
- ①柔道・剣道などで、技(わざ)を1本とれば勝敗が決まる試合の方式。a one-game match
- ②やり直しのきかない試練のこと。
- いっぽん‐ぜおい【一本背負い】
- 柔道の技、または相撲の決まり手の一つ。相手のふところに入って片腕を抱え背中に乗せ、肩越しに前に投げる技。
- いっぽん‐だち【一本立ち】(名・サ変自)
- ①樹木が1本だけはえていること。
- ②自力で生活すること。一人前になること。independence
- いっぽん‐ぢょうし【一本調子】(名・形動)
- 歌い方・話・文章などや物事の、変化に乏しいこと・さま。いっぽんちょうし。monotone
- いっぽん‐づり【一本釣(り)】
- 1本の釣り竿(ざお)で1匹ずつ魚を釣る漁法。1本の幹縄に釣り針をつけた多数の枝縄を結ぶ延縄(はえなわ)漁法と区別される。カツオの竿釣りなど。pole-and-line fishing
- いっぽん‐どっこ【一本独▼鈷】
- 織り地のまん中に仏具の独鈷(とっこ)の模様を1筋織り出した博多織。
- いっぽん‐ば【一本歯】
- 歯が1枚の高下駄。おもに曲芸師や修行者などがはく。
- いっぽん‐ばし【一本▼箸】
- 死んだ人に供える枕飯(まくらめし)に1本だけ箸を立てること。また、その箸。日常は忌むべき行為とされる。
- いっぽん‐ばし【一本橋】
- 丸木などを1本だけ渡した橋。丸木橋。a log bridge
- いっぽん‐ばな【一本花】
- 死んだ人の枕(まくら)もとにシキミの枝を1本だけ供えること。また、その枝。平常は忌まれる行為。
- いっぽんまつ【一本松】
- 〈町〉愛媛県南西部の町。農林業が中心。人口4306(1994)。
- いっぽん‐やり【一本▼槍】
- [一](名)ひと突きで勝負を決めること。
- [二](名・形動)それ一つを押し通すこと・さま。一点張り。single-minded〈用例〉日本酒〜。
- いつまで‐も【▽何▽時▼迄も】(副)
- いつの時までも。永久に。forever
- いつ‐みん【逸民】
- ①社会に交わらない人。
- ②のんびりと暮らしている人。〈用例〉泰平の〜。
- いつ‐も【▽何▽時も】
- [一](名)ふだん。平生(へいぜい)。usual〈用例〉〜の年より寒い。〜と違う。
- [二](副)いつでも。常に。always〈用例〉〜元気な子。
- いつ‐や【▽乙夜】
- 五夜の第2。夜間を5つに分けた時刻法で、今の午後9時から11時ごろまでにあたる。亥(い)の刻。二更。おつや。〈参照〉五夜(ごや)・五更(ごこう)。
- 乙夜の覧(いつやのらん)
- 《唐の文宗が政務に忙しいため、乙夜になってはじめて読書をしたという『杜陽(とよう)雑編』の故事から》天子が読書すること。
- いつ‐らく【逸楽】
- のんびりと遊び楽しむこと。のらくらとなまけること。pleasure
- いつ‐わ【逸話】
- 広く知られていない、興味ある話。逸聞。エピソード。anecdote
- いつわ【五和】
- 〈町〉熊本県、天草(あまくさ)下島北部の町。ミカン・ビワ栽培、畜産、漁業がさかん。人口1万1950(1994)。
- いつわり【偽り・▽詐り】
- 事実に違うこと。また、だますこと。うそ。lie
- いつわ・る【偽る・▽詐る】(五自他)
- ①(他)だます。あざむく。deceive
- ②(自)真実を曲げる。うそを言う。lie
- い‐て【射手】
- ①弓を射る人。archer; shooter
- ②弓の達人。〈用例〉名うての〜。
- いで【井手】
- 〈町〉京都府南東部、木津(きづ)川に沿う町。果樹栽培・観光農業がさかん。人口9308(1994)。
- いで
- 〈古語〉
- [一](感)
- ①《勧誘や決意に言う》さあ。どれ。いざ。〈用例〉〜、君も書い給へ(源氏・若紫)。
- ②《感動して》いやどうも。〈用例〉〜、あな悲し(源氏・帚木)。
- [二](接続)《改めて説き起こす》さて。そもそも。〈用例〉〜、いとわろくこそおはしけれ(枕・大進生昌が家に)。
- イデア【ideā(ギリシア)】
- 《見られるもの、の意》
- ①プラトン哲学の基本概念。理性だけが認識しうる永遠の実在。原形。〈用例〉美の〜。
- ②観念・理念。イデー。idea〈用例〉平等社会の〜。
- いで‐あ・う【▽出で▼逢う】(四自)
- 〈古語〉
- ①出て人にあう。面と向かう。〈用例〉竹取〜・ひて(竹取)。
- ②出くわす。めぐりあう。〈用例〉知らぬ男に〜・ひ(紫式部日記)。
- ③立ち向かう。〈用例〉里人おこりて〜・へば(徒然・87)。
- イディッシュ‐ご【イディッシュ語】
- 東欧・中欧系のユダヤ人の用いる言語。中世、ドイツ語を土台にヘブライ語が加わり、さらにスラブ語・ロマンス諸語の加わったもの。Yiddish
- いで‐い・る【▽出で入る】(四自)
- 〈古語〉
- 出たりはいったりする。〈用例〉童(わらは)べぞ〜・り遊ぶ(源氏・若紫)。
- いで・いる【▽出で居る】(上一自)
- 〈古語〉
- 外に出てすわる。また、その場所にいる。〈用例〉月に〜・ゐて、かぐや姫いといたく泣き給ふ(竹取)。
- イデー【Idee(ドイツ); idée(フランス)】
- →イデア
- イデオローグ【Ideolog(ドイツ); idéologue(フランス)】
- ①口だけで実行のともなわない人。空論家。
- ②《とくに左翼に言う》理論的指導者。
- イデオロギー【Ideologie(ドイツ)】
- ①特定の歴史的・社会的基礎に制約された考え方の型。マルクス主義では上部構造の一部とみなす。観念形態。ideology
- ②政治・社会のあり方についての主張や思想。ideology
- イデオロギッシュ【ideologisch(ドイツ)】(形動)
- ①思想的。
- ②《日本で》左翼的。
- い‐てき【▼夷▼狄】
- ①周辺異民族に対する中国人による呼称。中華思想によるもので、東夷(とうい)・西戎(せいじゅう)・南蛮(なんばん)・北狄(ほくてき)の総称。戎狄。
- ②辺境の民族や外国人をいやしめたり敵視したりして呼ぶ言い方。
- いで・く【▽出で来】(カ変自)
- 〈古語〉
- ①出て来る。あらわれる。〈用例〉いづくよりともなく〜・きたり(更級)。
- ②生まれる。生ずる。〈用例〉火〜・きて(方丈記)。
- ③日時や機会に、めぐり合う。〈用例〉よき日〜・きて漕ぎ行く(土佐)。
- いて‐ざ【射手座】
- 南天の星座。黄道(こうどう)十二星座の一つ。われわれの銀河系の中心は、このいて座の方向にある。南斗六星を含む。9月2日ごろの午後8時ごろに南中。面積867平方度。Sagittarius
- いで‐たかし【▽出▽隆】
- (1892-1980)哲学者。岡山県生まれ。東大卒。ギリシア哲学を研究、哲学の政治性とともに政治の哲学性を主張。著書『哲学以前』『ギリシア哲学と政治』など。
- いで‐たち【▽出で立ち】
- ①出発。出立(しゅったつ)。departure
- ②よそおい。身じたく。outfit
- ③立身出世。success in life
- いで‐た・つ【▽出で立つ】(四自)
- 〈古語〉
- ①出発する。〈用例〉道に〜・ちあしひきの野行き山行き(万葉・13・3339)。
- ②身じたくする。〈用例〉てりかかやく程に〜・たれたりしかば(平家・5・富士川)。
- ③出世する。〈用例〉この道より〜・ち給へる上達部(源氏・少女)。
- ④宮仕えする。出仕する。〈用例〉今の世の人は、さのみこそは〜・て(更級)。
- いて‐つ・く【▽凍て付く】(五自)
- こおりつく。freeze
- いて‐なぎ【▽凍(て)▼凪】
- 北海道などでいう厳しい低温下のなぎ。冬の季節風がおさまり、波も穏やかになぎわたること。寒凪。冬凪。
- いで‐まごろく【井出孫六】
- (1931-)小説家。長野県生まれ。東大卒。昭和50年(1975)『アトラス伝説』で第72回直木賞受賞。作品『終わりなき旅―中国残留孤児の歴史と現在』『峠の廃道』など。
- いで‐ま・す【▽出で▼坐す】(四自)
- 〈古語〉
- ①「出づ・行く・来(く)」の尊敬語。お出かけになる。いらっしゃる。〈用例〉それより〜・して能煩野(のぼの)に至りましし時(古事記・中)。
- ②「あり・居り」の尊敬語。いらっしゃる。〈用例〉百代(ももよ)〜・せわが来たるまで(万葉・20・4326)。
- いでみつこうさん【▽出▽光興産(株)】
- 民族系資本の大手石油精製販売会社。明治44年(1911)設立。本社は東京都千代田区丸の内。
- いで‐や(感)
- 〈古語〉
- 《「や」は強め》いやはや。いやもう。〈用例〉〜、この世に生まれては(徒然・1)。
- イテュス【Itys(ギリシア)】
- ギリシア神話でトラキア王テレウスとプロクネの子。プロクネは王が妹を犯し舌を切ったのを怒り、イテュスを殺しその肉を煮て王に食べさせた。Itys
- い・てる【▽凍てる】(下一自)
- こおる。こおりつく。freeze
- い‐てん【移転】(名・サ変自他)
- ①位置が変わること。transfer
- ②住所などを移すこと。ひっこし。move
- い‐でん【位田】
- 律令(りつりょう)制で、位階が五位以上の者に支給された田。
- い‐でん【遺伝】(名・サ変自)
- 親の形質が子に伝わる現象。遺伝子(細胞の染色体上にある核酸の一種のDNA)に支配される。メンデルの法則を基本原理とする。heredity
- いでん‐あんごう【遺伝暗号】
- 親から子に伝えられる遺伝の情報で、遺伝子の本体である核酸に含まれる4種の塩基の配列をいう。たんぱく質のアミノ酸配列を決定するもの。アミノ酸暗号。genetic code
- いてん‐かかく【移転価格】
- ①多国籍企業が税負担の軽減をねらって国際的に操作する価格。税金の種類や比率が国により異なることを利用し、税の低い国に利益を集中する方法が一般にとられる。transfer price
- ②→ふりかえかかく(振替価格)
- いでん‐がく【遺伝学】
- 親のもつ諸形質が子に伝達され、発現していく機構を研究する学問。メンデルの法則の再発見(1900年)以後、めざましく発展。genetics
- いでん‐し【遺伝子】
- 遺伝形質を規定する因子。その本体はDNA(一部のウイルスはRNA)であり、そのDNA上の、形質の発現に関与する特定の長さをもった1単位をさす。ジーン。遺伝因子。gene
- いでんし‐がた【遺伝子型】
- 生物個体の特性を決める遺伝子構成のこと。表に現れない劣性遺伝子を含めてさすため、個体に現れる形質とまったく一致するとはかぎらない。いでんしけい。genotype
- いでんし‐くみかえ【遺伝子組(み)換え】
- 任意の生物のDNAの断片を別の生物のDNAに組み込んで新しいDNAをつくる操作。gene recombination
- いでんし‐こうがく【遺伝子工学】
- 特定の遺伝子の合成・切断・活性化などの操作を行い、細胞に新しい働きをさせるための実験方法、およびその応用などを研究する学問。gene engineering
- いでんし‐そうさ【遺伝子操作】
- 人工的に遺伝子を改変して、親と遺伝的形質の異なった細胞を得ること。遺伝子を特別な酵素で切ったり、つないだり、組み換えたり、DNAを細胞に移入し増殖させるなど。gene manipulation
- いでんし‐ちりょう【遺伝子治療】
- なんらかの原因で、または突然変異によって生じた有害遺伝子による病気に対して、遺伝子工学、とくに組み換えDNAなどを応用する治療法。一部の遺伝病に応用されつつある。gene therapy
- いでんし‐とつぜんへんい【遺伝子突然変異】
- 遺伝子の構造的な変化によって起こる変異。DNAの塩基配列に違いが生じたときに起こる。gene mutation
- いでんし‐バンク【遺伝子バンク】
- バイオテクノロジーなどの研究上必要な動植物の培養細胞や植物種子などの遺伝子資源を収集し、保存・提供する機関。ジーンバンク。gene bank
- いてん‐しゅうし【移転収支】
- 国際収支の項目の一つ。対価をともなわない贈与金・年金や賠償金などの収支。balance of transfer account
- いでん‐じょうほう【遺伝情報】
- 生物の形質を基本的に規定している情報。たんぱく質のアミノ酸配列を決定するもの、特定の遺伝子発現を調節するものなど。genetic information
- いてん‐しょとく【移転所得】
- 個人が生産にたずさわらずに政府や企業から受け取る収入。失業保険給付・年金など。振替所得。transfer income
- いでん‐せい【遺伝性】
- 遺伝する性質。heredity
- いでん‐びょう【遺伝病】
- 先天的に親から子へ伝わる病気。各個人のもつ遺伝子の組み合わせ(遺伝子型)の異常によって起こる色盲・血友病・短指・聾唖(ろうあ)など。hereditary disease