- *いと【糸】
- ①動植物繊維や化学繊維を原料とし、均一な太さ・連続した長さでよりをかけて作った細くて長いもの。織物用・手編み用、縫い糸・刺繍(ししゅう)糸など。thread; yarn〈数え方〉1巻き・1かせ・1掛け・1本・1筋・1把(わ)。
- ②生糸(きいと)。raw silk
- ③琴や三味線の弦。string
- ④釣り糸。fishing line〈用例〉〜を垂れる。
- ⑤糸に似た細長いもの。thin line〈用例〉クモの〜。
- ⑥物事を結ぶ手がかり。経路。〈用例〉記憶の〜をたぐる。推理の〜がきれる。
- 糸を垂れる(いとをたれる)
- 魚釣りをする。fish
- 糸を引く(いとをひく)
- ①ねばって糸を引っぱったようになる。rope〈用例〉納豆が〜。
- ②続いて、絶えない。
- ③こっそり人をあやつる。pull wires〈用例〉陰で〜。
- い‐と【異図】
- 反逆をたくらむ心。treasonable intention
- い‐と【意図】(名・サ変他)
- ①あることを行おうとすること。計画すること。その考え。もくろみ。intention〈用例〉渡米を〜する。
- ②物事をしようと考えること。また、実現しようとする目的。intention; aim〈用例〉相手の〜がわからない。作者の〜をくみとる。
- いと(副)
- 〈古語〉
- ①ほんとうに。まったく。〈用例〉〜思ひのほかなりし事なり(方丈記)。
- ②《下に打ち消しの語をともなって》たいして。それほど。〈用例〉かたちなど〜まほにも侍らざりしかば(源氏・帚木)。
- い‐ど【井戸】
- 地下水をくみ上げるために掘った深い穴。また、そのためにつける装置。well
- い‐ど【緯度】
- 地球表面上の、南北の位置を示す座標。地球上の1地点と地球の中心をむすぶ線が赤道面となす角度で表す。測量や地図作成のための緯度は、地球の形にもっとも近い回転楕円(だえん)体の面に、その地点で立てた垂直線が赤道面と交わる角で表される。赤道は0度、北極は北緯90度、南極は南緯90度となる。latitude〈対義〉経度。
- いと‐あやつり【糸操り】
- 人形芝居の一つ。操り人形を糸で操って動かす芸。マリオネット。南京(なんきん)操り。marionette
- いと‐い【糸▼藺】
- イグサ科の多年草。深山の湿った岩間にはえる。葉も茎も糸のように細く、高さ10〜20cm。夏に、花茎の先に淡緑色の小さな花が集まって咲く。
- いといがわ【糸▽魚川】
- 〈市〉新潟県南西部、姫川下流の市。港があり、古くから交通の要地。翡翠(ひすい)・石灰石などを産出、関連産業が発達。人口3万3360(1994)。
- いといがわ‐しずおか‐こうぞうせん【糸▽魚川-静▼岡構造線】
- 糸魚川から静岡にいたる大断層線。フォッサマグナの西側のへりにあたり、日本列島を東北日本と西南日本に二分する。
- い‐とう【以東】
- ①その場所・地点をふくんで、そこから東。east of〈対義〉以西。
- ②漁業で、東経130度から東。
- いとう【▼伊▽富】
- 冷水性のサケ科の淡水魚。全長約60cm。銀色の地に灰褐色の斑点(はんてん)が散在。アジア北部に分布。日本では東北地方北部から北海道の河川などにすみ、昆虫や魚類を捕食。
- いとう【▼伊東】
- 〈市〉静岡県東部、伊豆(いず)半島東岸にある市。江戸時代から温泉で栄えた観光保養都市で、城ケ崎(じょうがさき)海岸・伊豆海洋公園・伊豆サボテン公園などがある。漁業・ミカン栽培がさかん。人口7万4245(1994)。
- いと・う【▼厭う】(五他)
- ①いやに思う。きらう。dislike
- ②からだなどを、いたわる。かばう。大切にする。take care of〈用例〉寒さの折から、おからだをお〜・いください。
- い‐どう【異同】
- 違っている点。違い。difference
- い‐どう【異動】(名・サ変自他)
- 職務・任地などが、変わること。変えること。入れかえ。change〈用例〉人事〜。
- い‐どう【移動】(名・サ変自他)
- 位置が動くこと。移し動かすこと。movement
- いとう‐いっとうさい【▼伊東一刀斎】
- (?-?)江戸初期の剣客。伊豆(いず)の人。一刀流を創始。
- いとう‐えいのすけ【▼伊▼藤永▼之▽介】
- (1903-59)小説家。秋田市生まれ。農民の貧しい生活を親愛感とユーモアをこめて描く。作品『鶯(うぐいす)』『梟(ふくろう)』『警察日記』など。
- いどう‐えんげき【移動演劇】
- 非営利主義と僻地(へきち)での文化活動とを表明する演劇活動。旅興行・巡回演劇とは区別する。
- いとう‐おんせん【▼伊東温泉】
- 静岡県伊東市にある温泉。相模(さがみ)湾に面し、明るい風光と温暖な気候に恵まれている。湯量豊富で、近代的なホテル・旅館が多い。
- いとう‐きさく【▼伊▼藤▼熹▼朔】
- (1899-1967)舞台美術家。東京生まれ。道郎の弟、千田是也(せんだこれや)の兄。東京美術学校卒。写実を基調とした装置で舞台美術を芸術の一分野として確立。
- いとう‐けいいち【▼伊▼藤▼桂一】
- (1917-)小説家・詩人。三重県生まれ。世田谷(せたがや)中卒。詩情あふれる戦記文学が多い。昭和37年(1962)『蛍の河』で第46回直木賞受賞。作品『悲しき戦記』『静かなノモンハン』など。
- いとう‐けいすけ【▼伊▼藤▼圭▽介】
- (1803-1901)幕末から明治初期の蘭方(らんぽう)医・本草(ほんぞう)学者・植物学者。名古屋の人。シーボルトに師事し、リンネの植物分類法を紹介。『泰西本草名疏(たいせいほんぞうめいそ)』などを著す。維新後、東大教授。日本最初の理学博士。日本の近代植物学の創始者。
- いとう‐けんじ【▼伊▼藤憲治】
- (1915-)グラフィックデザイナー。東京生まれ。商業デザインの諸分野で活躍。
- いとう‐げんぼく【▼伊東玄朴】
- (1800-71)幕末の蘭(らん)医。肥前(ひぜん)の人。シーボルトに師事。肥前藩医、のち幕府の奥医師。牛痘苗の接種に成功し、種痘所を設立。
- いとう‐さちお【▼伊▼藤左千▽夫】
- (1864-1913)歌人・小説家。千葉県生まれ。正岡子規(まさおかしき)門下の代表歌人として写実的短歌の流れを発展させた。重厚な万葉調の歌風が特色。子規の没後『馬酔木(あしび)』『アララギ』を発刊、有力歌人を育てる。歌集『左千夫歌集』、小説『野菊の墓』など。
- いとう‐しずお【▼伊東静雄】
- (1906-53)詩人。長崎県生まれ。京大卒。ドイツ‐ロマン派の影響を受け、深い思索をこめた清澄な叙情が特色。詩集『わがひとに与ふる哀歌』など。
- いとう‐じゃくちゅう【▼伊▼藤若▼冲】
- (1716-1800)江戸中期・後期の画家。京都の人。水墨画の奇態なフォルムと装飾画の濃密な色彩が特徴。『動植綵(さい)絵』30幅など。
- いとう‐しょうう【▼伊▼藤松宇】
- (1859-1943)俳人。本名、半次郎。信濃(しなの)の人。子規(しき)らと椎(しい)の友社を結成。俳誌『俳諧』『筑波(つくば)』を創刊。句集『松宇家集』など。
- いどう‐しんぎかい【医道審議会】
- 医師・歯科医師の行政処分や職業倫理の向上などを審議する厚生労働大臣の諮問機関。審議部会と死体解剖資格審査部会がある。
- いとう‐しんきち【▼伊▼藤信吉】
- (1906-)詩人・評論家。群馬県生まれ。詩集『故郷』、批評『現代詩の鑑賞』『萩原朔太郎(はぎわらさくたろう)』など。
- いとう‐じんさい【▼伊▼藤仁斎】
- (1627-1705)江戸前期の儒(じゅ)者。京都の人。東涯の父。古義学派の創始者。朱子学を修め、のち京都堀川(ほりかわ)の塾古義堂で古学を講じた。著書『論語古義』『童子問』など。
- いとう‐しんすい【▼伊東深水】
- (1898-1972)日本画家。東京生まれ。美人画に活躍。作品『聞香(もんこう)』など。
- いとう‐すけゆき【▼伊東▼祐▼亨】
- (1843-1914)海軍軍人。薩摩(さつま)の人。元帥。伯爵。日清(にっしん)戦争の連合艦隊司令長官。日露戦争では海軍軍令部長。
- いとう‐せい【▼伊▼藤整】
- (1905-69)小説家・評論家。北海道生まれ。東京商大中退。新心理主義文学を唱導、「組織と人間」などつねに知的な問題を追究した。作品『鳴海仙吉(なるみせんきち)』『火の鳥』『氾濫(はんらん)』、評論『小説の方法』『日本文壇史』など。
- いどうせい‐こうきあつ【移動性高気圧】
- 日本付近を西から東へ、毎時30〜50kmぐらいの速度で、移動する高気圧。春秋に多く現れ、好天をもたらす。migratory anticyclone
- いとう‐そうかん【▼伊▼藤宗看】
- 将棋棋士。初代(1618-94)は3世将棋名人。出雲(いずも)の人。2世名人大橋宗古(おおはしそうこ)に師事、のち家元伊藤家を興す。3代(1706-61)は7世名人。2代宗印(そういん)の子。23歳で名人となり、以後33年間その地位を保つ。詰将棋に多くの傑作を残す。
- いどう‐たいし【移動大使】
- 数か国を移動訪問し、一定の要務にあたる大使。必要に応じて臨時に派遣される。roving ambassador
- いとう‐だいすけ【▼伊▼藤大▼輔】
- (1898-1981)映画監督。愛媛県生まれ。作品『忠次旅日記』3部作、『王将』など。
- いとう‐ちゆう【▼伊▼藤痴遊】
- 講談師。現在2代まで。初代(1867-1938)は本名、伊藤仁太郎。自由民権思想普及のため講談による政治活動を実践。衆議院議員もつとめた。
- いとうちゅうしょうじ【▼伊▼藤忠商事(株)】
- 商業。大手総合商社。安政(あんせい)5年(1858)、繊維商として創業。昭和24年(1949)設立。本社は大阪市中央区久太郎町。
- いとう‐ちゅうた【▼伊東忠太】
- (1867-1954)建築家・建築史家。山形県生まれ。東大教授。アジアの古建築を研究、法隆寺が最古の木造であることを確認。建築史研究の基礎をつくる。築地本願寺を設計。昭和18年(1943)文化勲章受章。
- いとうちゅうねんりょう【伊▼藤忠燃料(株)】
- 商業。石油販売会社。昭和36年(1961)設立。本社は東京都港区赤坂。
- いどう‐ど【移動度】
- 電場や外力を受けているイオンや電子などの運動のしやすさ。移動速度は電場などの強さに比例するので、その比例定数をいう。mobility
- いとう‐とうがい【▼伊▼藤東涯】
- (1670-1736)江戸中期の儒(じゅ)者。京都の人。仁斎(じんさい)の子。仁斎の古学を大成。著書『制度通』ほか多数。
- いどう‐としょかん【移動図書館】
- 本を積んだ自動車で定期的に町村を回るもの。巡回図書館。traveling library; bookmobile(米)
- いとう‐のえ【▼伊▼藤野▽枝】
- (1895-1923)無政府主義者・婦人運動家。福岡県生まれ。青鞜(せいとう)社に参加。関東大震災直後、夫の大杉栄(おおすぎさかえ)らとともに甘粕正彦(あまかすまさひこ)憲兵大尉により虐殺。
- いとうハム【▼伊▼藤ハム(株)】
- 食料品。食肉の販売・加工会社。昭和23年(1948)設立。本社事務所は兵庫県西宮市高畑(たかはた)町。
- いとう‐ひろぶみ【▼伊▼藤▽博文】
- (1841-1909)明治の政治家。公爵(こうしゃく)。長州藩出身。明治14年(1881)の政変後、政府の最高指導者となり、大日本帝国憲法を制定。初代の首相、枢密院・貴族院議長を歴任、組閣は4次にわたった。のち初代韓国(かんこく)統監となり、ハルビンで安重根(あんじゅうこん)により暗殺。
- いとう‐マンショ【▼伊東マンショ】
- (1570ごろ-1612)天正(てんしょう)遣欧使節の正使。大友宗麟(おおともそうりん)の甥(おい)。天正10年(1582)渡欧し、同18年(1590)帰国。
- いとう‐みちお【▼伊▼藤道▽郎】
- (1893-1961)日本のモダンダンスの先駆者。東京生まれ。伊藤熹朔(きさく)・千田是也(せんだこれや)の兄。
- いとう‐みよじ【▼伊東▼巳代治】
- (1857-1934)政治家。伯爵(はくしゃく)。長崎県生まれ。内閣書記官長・農商務相などを歴任。枢密顧問官として政界・官界の裏面で活躍。
- いどう‐もうちょう【移動盲腸】
- 盲腸や上行結腸下部はもともと腹壁に固定されているが、この固定が不十分なために移動することで起きる症状。下腹部の鈍痛、便秘などがみられる。mobile cecum
- いとう‐もへい【▼伊東茂平】
- (1898-1967)服飾デザイナー。東京生まれ。人体を立体的に分析した伊東式製図法を確立。
- イドゥン【Idun】
- 北欧神話の女神で、詩歌の神ブラギの妻。「青春のリンゴ」をもっていて、神々はそれで若さを保った。巨人が彼女とリンゴをさらったとき、神々は突然老衰した。
- イトーキクレビオ【(株)イトーキ クレビオ】
- その他製造業。事務用家具・業務用施設機器製造会社。昭和25年(1950)設立。本社は大阪市城東区今福東。旧称は伊藤喜工作所。
- いとおし・い(形)
- =いとしい。
- ①かわいい。lovely〈用例〉末の子はいちだんと〜。
- ②かわいそうだ。ふびんだ。pitiful〈用例〉親を亡くして〜子どもたち。〈派生〉いとおしが・る(五他)いとおしげ(形動)いとおしさ(名)いとおしみ(名)
- いとおし・む(五他)
- ①かわいがる。love
- ②惜しんで大切にする。〈用例〉行く春を〜。
- ③ふびんに思う。pity
- イトーヨーカどう【(株)イトーヨーカ堂】
- 商業。大手スーパーマーケット。昭和33年(1958)設立。本社は東京都港区芝公園。
- いと‐おり【糸織(り)】
- ①絹糸織り。撚(よ)ったり、染色した絹糸で絣(かすり)・縞(しま)・無地に織ったもの。
- ②片撚りの糸で平織りにした平糸織り。
- いど‐がえ【井戸替え】
- 井戸の水をさらい出して、中を掃除し、きれいにすること。井戸さらえ。
- いとが‐かずお【糸賀▽一雄】
- (1914-68)障害者教育の実践者。鳥取県生まれ。京大卒。滋賀県大津市に近江(おうみ)学園を創設。
- いと‐がき【糸▼掻(き)】
- 鰹節(かつおぶし)をごく細く削ること。また、削ったもの。浸し物・煮物などにかける。
- いと‐かけ【糸掛(け)】
- 料理の飾りものの一つ。山の芋を蒸して裏ごしにかけ、糸のように細くしぼり出して飾る。
- いとかけ‐がい【糸掛貝】
- イトカケガイ科の海産マキガイ。白色の殻表に縦に強いひだがあって殻に糸を掛けたように見える。日本産約100種。オオイトカケガイは殻高約5cmで、最大種は10cm余にも達する。形が優美。ネジガイ。wentletrap
- いど‐がわ【井戸側】
- 井戸の側壁を囲ったもの。土石がくずれおちたりする危険を防ぐためのもの。〈用例〉〜を固める。
- いど‐かんそくじょ【緯度観測所】
- 緯度の観測から地球の極の運動を調べるために設置された観測所。岩手県水沢市の緯度観測所には国際極運動観測中央局がある。latitude observatory
- いとき‐な・し【▽幼し・▽稚し】(形ク)
- 〈古語〉
- 幼い。いとけない。〈用例〉老いたる親、〜・き子、君の恩、人の情、捨てがたしとて捨てざらんや(徒然・59)。
- いと‐きり【糸切(り)】
- ①糸で切ること。cutting with a thread
- ②ろくろ台から成形した陶土を糸などで切り離すこと。また、その器底に残った渦状の跡。
- ③菓子の一つ。糸切りだんご。生地を糸で輪切りにし、あんをまぶす。
- いときり‐ば【糸切(り)歯】
- 《糸を切るのに使うことから》人間の犬歯。cuspid
- い‐とく【威徳】
- おごそかで、どっしりした徳。virtue and dignity
- い‐とく【遺徳】
- 死後にまで残っている徳。influence of the departed〈用例〉〜をしのぶ。
- いと‐くず【糸▼屑】
- 役に立たない糸の切れはし。waste thread
- いと‐ぐち【糸口・▽緒】
- ①巻いてある糸の先。the beginning of a thread
- ②物事の始まり。手がかり。clue; beginning〈用例〉話の〜。
- いとく‐てんのう【▼懿徳天皇】
- 記紀で第4代天皇。欠史8代の伝説上の天皇。
- いと‐くり【糸繰り】
- 綿や繭(まゆ)から糸を引き出すこと。reeling
- いとくり‐ぐるま【糸繰り車】
- 手回しの大きな竹車と紡錘(ぼうすい)とからなる紡績用の車。繭(まゆ)や綿花から糸をつむぎだしたり、より合わせたりするのに用いる。糸車。spinning wheel
- いと‐ぐるま【糸車】
- 繭(まゆ)や綿花から繊維を引き出し、また、それをよって糸にする車。spinning wheel
- いとけ‐な・い【▽幼い・▽稚い】(形)
- ①年がおさない。young
- ②あどけない。がんぜない。innocent〈派生〉いとけなさ(名)
- *いと‐こ【▽従▽兄▽弟・▽従▽姉▽妹】
- ①両親のきょうだいの子。おい・めい同士。cousin
- ②《俗語》近い関係ではないが、どこかに似た点をもつもの。〈用例〉馬の〜みたいな顔をした男。〈参考〉年齢・性別の違いによって、「従兄」「従弟」「従姉」「従妹」などとも書く。
- いと‐こく【▼伊都国】
- 3世紀ごろ、現在の福岡県糸島(いとしま)郡地方にあった小国。『三国志』の「魏志(ぎし)東夷伝」の「倭」にみえ、戸数一千余、邪馬台国(やまたいこく)に服属。卑弥呼(ひみこ)の派遣した諸国を検察する一大率(いちだいそつ)がおかれていた。
- いとこ‐ちがい【▽従▽兄▽弟違い・▽従▽姉▽妹違い】
- ①自分の父母のいとこ。parent's cousin
- ②自分のいとこの子ども。cousin's child
- いとこ‐に【▽従▽兄▽弟煮】
- 煮物の一つ。小豆(あずき)または豆と野菜類を煮たもの。正月・盆・祭りなどに広く各地で作られる。
- い‐どころ【居所】
- ①いる所。居場所。whereabouts
- ②法律で、ひきつづき相当期間住んでいる所。きょしょ。address〈比較〉住所。
- いと‐こんにゃく【糸▼蒟▼蒻】
- 細長いひも状にしたこんにゃく。いとごんにゃく。
- いと‐さばき【糸▼捌き】
- ①糸のあつかい方。handling of threads
- ②琴・三味線などの弾き方。
- いとし・い【▽愛しい】(形)
- 《「いとおしい」の転》
- ①かわいい。lovely〈用例〉〜子。
- ②きのどくだ。かわいそうだ。pitiful〈派生〉いとしが・る(五他)いとしげ(形動)いとしさ(名)
- いとし‐が・る【▽愛しがる】(五他)
- ①かわいがる。treat with love
- ②かわいそうに思う。pity cherish
- いとし‐ご【▽愛し子】
- 大切な子。かわいい子。愛児。beloved dear child
- いとしま‐はんとう【糸島半島】
- 福岡県北西部の半島。博多(はかた)湾と唐津(からつ)湾を隔てる。芥屋大門(けやのおおと)、元寇(げんこう)防塁跡などの史跡がある。
- いと‐じょう【▼怡土城】
- 現在の福岡県前原(まえばる)市に築かれた古代の山城。大宰府(だざいふ)防御のため天平勝宝(てんぴょうしょうほう)8年(756)起工、12年後に完成。
- いと‐じるし【糸印】
- 裁縫で、仕付け糸で付ける目印。へらやルレットの使えない布に用いる。切り仕付けや縫い仕付けなどがある。
- いと‐すぎ【糸杉】
- ヒノキ科の常緑高木。樹形は円錐(えんすい)形か円柱形。葉は鱗片(りんぺん)状で十字形に対生。実は径2〜3cmで卵形。材は建築・家具などに利用し、木は庭園などに植える。南ヨーロッパ・中央アジアの各地に分布。cypress
- いと‐すじ【糸筋】
- ①糸のすじ。糸。thread string
- ②糸のように細長いもの。thread
- ③琴や三味線などの弦。thread string
- ④物事の経過。すじみち。logic〈用例〉思案の〜。
- いと‐すすき【糸▽薄】
- イネ科の多年草。山地や海岸近くにはえ、観賞・盆栽用に栽培もする。ススキの変種の一つで、葉幅・茎ともにススキより細く、穂も小さい。
- いと‐ぞこ【糸底】
- 《糸で、ろくろから切りはなすので》茶わんなどの底にある円形の座。糸じり。
- いとだ【糸田】
- 〈町〉福岡県北部、田川市北隣の町。炭鉱で栄えたが閉山にともない衰退、農業中心となる。人口1万1544(1994)。
- いと‐たけ【糸竹】
- 《糸は琴などの弦楽器、竹は笛などの管楽器をさす》
- ①和楽器の総称。しちく。
- ②《転じて》音楽。音曲。
- いど‐ちゃわん【井戸茶▼碗】
- 高麗(こうらい)茶碗の一種。渋い色調でところどころ釉(うわぐすり)のちぢれをみせ、竹の節(ふし)状の高台(こうだい)がある。侘(わび)を好む茶人にもっとも珍重される。いど。
- いと‐づくり【糸作り】
- 刺身の切り方の一つ。糸のように細く切る。イカ・キス・サヨリなどに用いる。細作り。
- いと‐てき【意図的】(形動)
- 目的や観念のはっきりしているさま。intentional
- いと‐でんわ【糸電話】
- 子どもの玩具(がんぐ)。音の振動を糸で伝え、通話する。2本の筒の片側をそれぞれ紙やハトロン紙などでふさぎ、ふさいだ紙の面どうしを糸でつないだもの。paper and string telephone
- いと‐ど(副)
- 〈古語〉
- 《「いといと」の転》いっそう。ますます。〈用例〉散ればこそ〜桜はめでたけれ(伊勢・82)。
- いとど・し(形シク)
- 〈古語〉
- ①ますます激しい。〈用例〉〜・しき朝霧に、いづこともなく惑(まど)ふ心地し給ふ(源氏・夕顔)。
- ②《多く連用形を用いて》ただでさえ…なのに、いっそう…である。〈用例〉〜・しく過ぎゆく方の恋しきにうらやましくもかへる浪(なみ)かな(伊勢・7)。
- いと‐とんぼ【糸▼蜻▼蛉】
- 体がとりわけ細いイトトンボ科に属するトンボの総称。体長2〜6cm。前後の翅(はね)はほぼ同形。ふつう池や沼にすむ。日本全土に二十数種が分布。トウスミトンボ。damselfly
- いとなみ【営み】
- ①営むこと。仕事。work〈用例〉日々の〜。
- ②経営。営業。management
- ③したく。準備。preparation〈用例〉春の〜。
- *いとな・む【営む】(五他)
- ①生活や仕事にはげむ。work〈用例〉暮らしを〜。
- ②事業などを経営する。run〈用例〉旅館を〜。
- ③つくる。用意する。prepare〈用例〉巣を〜。
- ④仏事などを行う。perform〈用例〉法要を〜。
- いとぬき【糸▽貫】
- 〈町〉岐阜県南西部、岐阜市西隣の町。富有柿(ふゆうがき)の産地。工業化が進行中。人口1万1803(1994)。
- いと‐のきて(副)
- 〈古語〉
- 《それだけを区別して強調する意味に用いる》ことのほか。とりわけ。〈用例〉〜短き物を端截(はしき)ると云へるが如く(万葉・5・892)。
- いと‐のこ【糸▼鋸】
- 細くて薄い鋼製の鋸(のこぎり)。刃を半円形またはコの字形の金具に固定して、木や金属の板を円形・曲線などに切る。糸のこぎり。fret saw
- いど‐ばた【井戸端】
- 井戸のまわり。well side
- いどばた‐かいぎ【井戸端会議】
- 共同井戸の付近で、女たちが水くみや、洗濯などをしながらする世間話・うわさ話。家事の合間の主婦たちのおしゃべり。
- いと‐はん【▽嬢はん】
- 《方言》大阪などで、おじょうさん。〈対義〉ぼんぼん。
- いとひき‐あじ【糸引▼鰺】
- アジ科の海水魚。全長約20cm。背側は青く、腹側はうすい。体側に6本の黒褐色横帯がある。体は菱(ひし)形で、著しく扁平(へんぺい)になっており、ほかのアジ類と異なり、背びれ・尻(しり)びれの前部が糸状に長く伸びる。最長のものは体長の2倍余に達する。南日本からインド洋に分布。
- いと‐びな【糸▼雛】
- 竹串(たけぐし)などに紙の衣装をつけた変わりびな。髪は麻糸でつくる。鹿児島・三河などのものが知られている。
- いと‐ひめ【糸姫】
- 《俗語》製糸工場の女子工員を言った語。
- いと‐びん【糸▼鬢】
- 男性の髪型の一つ。頭髪を剃(そ)り下げて、両鬢(りょうびん)を額の方向に糸のように細く残すもの。江戸初期に中間(ちゅうげん)・小者(こもの)・侠客(きょうかく)・役者などに流行した。奴髷(やっこまげ)。
- いど‐べい【井戸塀】
- 政治家が政治活動に財産を投げ出し、あとに井戸と塀しか残らないこと。
- いと‐へん【糸偏】
- ①漢字を組み立てている部分の名。「綿・網・綱・織」などの「糸」。
- ②《俗語》繊維(せんい)産業。〈用例〉〜景気。
- いど‐へんか【緯度変化】
- 地球の極点の移動による緯度の変化。極運動による。latitude variation