- *いね【稲】
- ①五穀の一つ。イネ科の一年草。形態、生態、遺伝的特徴からジャポニカ・インディカ・ジャワニカに、農業上の特性からうるち・もち、水稲(すいとう)・陸稲(りくとう)、早生・中生・晩生などに分類。現在、1000種以上。原産地はインド・東南アジアと考えられる。トミグサ。ミズカケグサ。rice〈数え方〉1把(わ)・1束(そく)。
- ②紋所の名。稲穂を紋章化したもの。
- いね【▼伊根】
- 〈町〉京都府北部、丹後(たんご)半島の町。漁業が主で、ブリ漁の基地。丹後半島観光の要所。人口3517(1994)。
- いね‐あおむし【稲青虫】
- ヤガの幼虫。体長約2cm。淡緑色で、歩き方はシャクトリムシに似る。イネの害虫で、イネの葉を縁から階段状に食べる。年3〜5回発生。日本全土・朝鮮半島・中国に分布。
- いね‐かめむし【稲▼亀虫】
- カメムシ科の昆虫。体長約1.3cm。淡黄褐色。イネの害虫。出穂から乳熟期にかけてもみの中の乳液を吸うので穂は実らない。年1、2回発生。本州以南、東南アジア・インドに分布。
- いねから‐ばえ【稲▼稈▼蠅】
- 黄色のハエ。成虫は体長約3mm。幼虫がイネの茎の中に潜入し、形成中の新葉や幼穂を食害する。年2〜3回発生。日本全土に分布。
- いね‐かり【稲刈(り)】
- 実ったイネを刈り取ること。刈り入れ。rice reaping
- いね‐くろかめむし【稲黒▼亀虫】
- 全身黒色のカメムシ。体長約1cm。イネの害虫。成虫の状態で越冬し、6月ごろ水田に移動して、イネの汁を吸う。日本・東南アジアに分布。
- いね‐こき【稲▽扱き】
- 実った稲穂から籾(もみ)をしごいてかきおとすこと。また、その道具。昔は鉄製の櫛(くし)のような千歯(せんば)でこき取った。回転式のものを脱穀機という。いなこき。rice threshing
- いね‐ぞうむし【稲象虫】
- ゾウムシ科の小形コウチュウ。体長約5mm。黒褐色。イネの害虫。日本全土・台湾に分布。
- いねつき‐うた【稲▼舂(き)歌】
- 大嘗会(だいじょうえ)に神前に供えるイネをつくときに歌う歌。
- いね‐つとむし【稲▼苞虫】
- セセリチョウの一種イチモンジセセリの幼虫の通称。イネの害虫。
- いね‐どろおいむし【稲泥負虫】
- 青藍(せいらん)色のハムシ科の小形コウチュウ。成虫は体長約5mm。幼虫がいつも糞(ふん)を背負うのでこの名がある。寒冷地に多いイネの害虫。成虫・幼虫とも葉の表面を食害。日本・アジア各地に分布。イネクビホソハムシ。
- いねねくい‐はむし【稲根▼喰葉虫】
- 幼虫がイネの根を食害するハムシ科の小形コウチュウ。体長6mm内外で、黒褐色。幼虫は体長約9mmで、白色のうじ虫状。年1回発生。日本全土・朝鮮半島・中国に分布。
- いねはもぐり‐ばえ【稲葉潜▼蠅】
- 黒色の小形のハエ。体長約3mm。発生は年2回。幼虫はイネの葉肉中に食い込んで食害。北海道・東北・北陸・山陰地方に分布。
- いね‐ひめはもぐりばえ【稲姫葉潜▼蠅】
- 成虫は体長約2mmの小さなハエ。イネの害虫。幼虫はうじ虫で、葉肉に潜入して食害。年5〜6回発生。日本全土に分布。
- い‐ねむり【居眠り】(名・サ変自)
- 座ったり、腰かけたりしたままで眠ること。doze
- いね‐よとう【稲夜盗▼蛾】
- ヤガ科のガ。開張約2.5cm。淡灰褐色で後翅(こうし)が白く、体は太い。幼虫はイネの害虫。本州・四国・九州からインドに分布。大螟虫(だいめいちゅう)。
- いの【▼伊野】
- 〈町〉高知県中部、仁淀(によど)川に沿う町。古くから製紙がさかんで、土佐(とさ)七色和紙の発祥地。人口2万5309(1994)。
- イノ【Īnō(ギリシア)】
- ギリシア神話のカドモスの娘。女神ヘラの怒りにふれて発狂した夫を逃れて、子とともに海に身を投じ、海の守護神レウコテアとなった。Ino
- い‐の‐いちばん【いの一番】
- 《「いろは」順で「い」は第1番であることから》最初。第1番。first of all
- い‐のう【異能】
- 変わっている、すぐれた能力。peculiar ability〈用例〉〜の力士。
- いのうえ‐いんせき【井上因▼碩】
- 囲碁の家元、四家の一つ。江戸初期の名人中村道碩(なかむらどうせき)を祖とし、2世から因碩を名のり、明治以降まで16世に及んだ。
- いのうえ‐えんりょう【井上円了】
- (1858-1919)仏教哲学者。新潟県生まれ。東大卒。西洋哲学を背景に仏教を解釈。哲学館(現在の、東洋大学)を創立。妖怪(ようかい)の研究でも知られる。
- いのうえ‐かおる【井上▼馨】
- (1835-1915)明治の政治家。通称聞多(もんた)。長州藩出身。イギリスに留学。明治新政府で外相・農商務相・内相・蔵相などを歴任。条約改正を目的として欧化政策を推進。
- いのうえ‐こわし【井上▼毅】
- (1843-95)明治の政治家。熊本藩出身。大日本帝国憲法・皇室典範・教育勅語などの起草に参与。枢密顧問官・文相。
- いのうえ‐しげよし【井上▽成▽美】
- (1889-1975)海軍大将。宮城県生まれ。海軍兵学校校長、小磯(こいそ)内閣の海軍次官などを歴任。軍部の暴走に反対し続け終戦に至る。戦後、横須賀(よこすか)に隠棲(いんせい)。
- いのうえ‐じゅんのすけ【井上準▼之助】
- (1869-1932)財政家・政治家。大分県生まれ。日本銀行総裁。浜口内閣の蔵相となり金解禁を実施。血盟団員小沼正(こぬまただし)により暗殺された。
- いのうえ‐しろう【井上士朗】
- (1742-1812)江戸後期の俳人。尾張(おわり)の人。加藤暁台(かとうきょうたい)の門人。平明穏和な句風で名声を得た。句集『枇杷(びわ)園句集』など。
- いのうえ‐てつじろう【井上哲次郎】
- (1855-1944)哲学者。福岡県生まれ。東大教授。ドイツに留学、ドイツ観念論哲学の移入に努める一方、儒学思想を研究し日本主義を鼓吹(こすい)した。外山正一(とやままさかず)・矢田部良吉と『新体詩抄』を刊行。著書『巽軒(そんけん)論文集』。
- いのうえ‐でん【井上でん】
- (1788-1869)江戸後期、久留米絣(くるめがすり)の創始者。久留米の人。
- いのうえ‐でんぞう【井上伝蔵】
- (1854-1918)明治中期、秩父困民党(ちちぶこんみんとう)の指導者の一人。明治17年(1884)自由党に入党。同年、秩父事件で蜂起(ほうき)。鎮圧後、北海道に渡り開拓生活ののち病没。
- いのうえ‐ともいちろう【井上友一郎】
- (1909-)小説家。大阪生まれ。早大卒。作品『残夢』『絶壁』『銀座二十四帖(ちょう)』など。
- いのうえ‐にっしょう【井上日召】
- (1886-1967)超国家主義者。群馬県生まれ。血盟団を結成し、テロによる国家改造を企図、実行。
- いのうえ‐はりまのじょう【井上▼播磨▼掾】
- (1632-85)江戸前期の古浄瑠璃(じようるり)の語り手。謡曲や他の叙情的な曲調を折衷した芸風。竹本義太夫(たけもとぎだゆう)はその孫弟子。
- いのうえ‐ひさし【井上ひさし】
- (1934-)小説家・劇作家。本名は内山厦(ひさし)。山形県生まれ。上智大卒。江戸戯作(げさく)の伝統を現代に蘇生(そせい)させたパロディーの名手。昭和47年(1972)『手鎖(てぐさり)心中』で第67回直木賞受賞。作品『ドン松五郎の生活』『吉里吉里(きりきり)人』など。
- いのうえ‐ふみお【井上文雄】
- (1800-71)江戸末期の国学者・歌人。江戸の人。個性的な歌を主張。歌論『伊勢(いせ)の家づと』、家集『調鶴(ちょうかく)集』など。
- いのうえ‐まさお【井上正▽夫】
- (1881-1950)新派俳優。愛媛県生まれ。井上演劇道場を開設。新派と新劇の「中間演劇」を提唱した。
- いのうえ‐まさかね【井上正▽鉄】
- (1790-1849)宗教家。禊(みそぎ)教教祖。江戸の人。神祇(じんぎ)伯白川家に入門、唯一神道を伝授される。武蔵(むさし)梅田村の神明宮神職として布教活動。江戸幕府の弾圧を受け、三宅(みやけ)島に流される。
- いのうえ‐まさる【井上勝】
- (1843-1910)日本の鉄道の創設・発展の功労者。長州藩出身。イギリスに渡り鉄道・鉱山学を学ぶ。鉄道局長・鉄道庁長官を歴任。
- いのうえ‐みちやす【井上▽通▽泰】
- (1866-1941)歌人・国文学者。兵庫県生まれ。東大卒。柳田国男(やなぎたくにお)の兄。桂園(けいえん)派の歌人で御歌所寄人(よりゅうど)。歌集『南天荘歌集』、著書『万葉集新考』など。
- いのうえ‐みつはる【井上▽光▽晴】
- (1926-92)小説家。旅順(現在、中国の大連)生まれ。炭坑・原爆など現代日本の底辺に潜む諸問題を追究。作品『地の群れ』『心優しき反逆者たち』など。
- いのうえ‐やすし【井上▼靖】
- (1907-91)小説家。北海道生まれ。京大卒。永遠の相の中に、虚無と執念のせめぎ合いを描いた作品が多く、西域物にも特徴がある。昭和25年(1950)『闘牛』で第22回芥川(あくたがわ)賞受賞。同36年(1961)『淀(よど)どの日記』で第14回野間文芸賞受賞。同51年(1976)文化勲章受章。平成元年(1989)『孔子(こうし)』で第42回野間文芸賞受賞。作品『天平(てんぴょう)の甍(いらか)』『敦煌(とんこう)』『本覚坊遺文』など。
- いのうえ‐やちよ【井上八千代】
- 京舞井上流の家元。現在5世。初世、井上サト(1767-1854)が井上流を開く。4世、片山愛子(1905-)は日本舞踊界を代表する名手の一人。重要無形文化財保持者。平成2年(1990)文化勲章受章。
- いのうえ‐りゅう【井上流】
- 京舞の一流派。座敷舞、本来は女舞。家元は井上八千代(やちよ)。江戸末期に京都に興る。
- いのう‐じゃくすい【▽稲▽生若水】
- (1657-1715)江戸中期の本草(ほんぞう)学者・医者。江戸生まれ。大坂で福山徳順に本草学を学ぶ。日本の博物学の先駆者。
- いのう‐ただたか【▼伊能▽忠▽敬】
- (1745-1818)江戸後期の地理学者。上総(かずさ)の人。隠居後、50歳で高橋至時(たかはしよしとき)に学ぶ。幕命により蝦夷(えぞ)地沿岸を測量し、以後日本全土を歩き、日本初の実測地図『大日本沿海輿地(よち)全図』を作成。
- いのかしら‐こうえん【井の頭公園】
- 東京都、武蔵野(むさしの)・三鷹(みたか)両市にまたがる公園。もと御料地。井の頭池は湧水池(ゆうすいち)。
- い‐の‐くち【▼堰の口】
- せき止めてある水を落とし出す口。
- いのくち【井口】
- 〈村〉富山県南西部の村。スギなどの林業主体。人口1387(1994)。
- いのくち‐ありや【井口在屋】
- (1856-1923)機械工学者。加賀(かが)の人。工部大卒。東大教授。ボイラー・蒸気機関・水車などの研究に先駆的業績を残す。タービンポンプの理論と実験は世界的に知られる。
- いのくま‐げんいちろう【▼猪▼熊弦一郎】
- (1902-93)洋画家。高松市生まれ。都会的な具象画から抽象画に転ずる。作品『鳥と猫』『都市』など。
- い‐の‐こ【▼亥の子】
- 陰暦10月の亥の日。また、西日本でこの日に行われる収穫の祭り。この日、新穀で餠(もち)をつき、亥の刻にそれを食べて祝う。西日本では、子どもが石などで地面を突く、亥の子突きの習俗がある。
- いのこ‐ぐも【▼猪の子雲】
- イノシシの子のようにまだらで、種々の色をした雲。
- いのこずち【▽牛▼膝】
- ヒユ科の多年草。各地の山林や野原にはえる。葉は楕円(だえん)形で対生。夏から秋に淡緑色の小花を穂状につける。果実の苞葉(ほうよう)にはとげがあり、衣服に付着しやすい。根は薬用。フシダカ。
- いのこ‐の‐いわい【▼亥の子の祝(い)】
- 陰暦10月の初の亥の日に、餠(もち)を食べて子孫繁栄や無病息災を願う行事。玄猪(げんちょ)。
- いのこ‐へん【▼豕偏】
- 漢字を組み立てている部分の名。「豬(いのしし)」などの左にある「豕」。
- いのこ‐もち【▼亥の子▼餠】
- 陰暦10月の亥の日に食べる牡丹餠(ぼたもち)。イノシシの多産にかけて健康祈願と収穫感謝の意味を含む。
- い‐のこり【居残り】
- 用事があったりして、人が帰ったあともそこにとどまっていること・人。overtime work
- い‐のこ・る【居残る】(五自)
- ①人の帰ったあとまでとどまる。あとに残る。stay behind
- ②勤務時間後まで残る。残業する。work overtime
- いの‐しか‐ちょう【▼猪▼鹿▼蝶】
- 花札のゲームで、八八(はちはち)などの出来役の一つ。萩(はぎ)・紅葉・牡丹(ぼたん)の10点札にはそれぞれ猪(いのしし)・鹿(しか)・蝶(ちょう)が描かれており、この3枚をそろえた役。
- い‐の‐しし【▼猪】
- 《「猪の獣(しし)」の意》
- ①イノシシ科の哺乳(ほにゅう)類。ブタの原種。体長1.1〜1.5m。体重45〜300kg。犬歯は発達してきばとなる。夜行性で雑食性。子には縦じまがあり「うり坊」と呼ばれる。肉は「山鯨(やまくじら)」「牡丹(ぼたん)」と呼ばれ美味。本州・四国・九州からヨーロッパに分布。シシ。イ。イノコ。ヤチョ。wild boar〈数え方〉1頭・1匹・1蹄(てい)。
- ②《接頭的》向こう見ずの意。being reckless〈用例〉〜武者。
- いのしし‐むしゃ【▼猪武者】
- がむしゃらに突進する武者。転じて、無鉄砲な人。daredevil
- イノシン‐さん【イノシン酸】
- ヌクレオチドの一種。筋肉に多く含まれる。このナトリウム塩は、白色の結晶性粉末で、鰹節(かつおぶし)のうまみの主成分。化学調味料に利用される。inosinic acid
- いのせ‐ひろし【▼猪瀬博】
- (1927-)情報工学者。東京生まれ。東大卒。東大教授・学術情報センター所長。交通の流れのシステム化による信号制御方式、図書館のオンライン化などを開発。平成3年(1991)文化勲章受章。
- イノセラムス【Inoceramus(ラテン)】
- ジュラ紀から始新世に生存した海生ニマイガイの一群。卵円形で、同心円状に凸状のすじが走る。殻長約50cmになる大形のものもある。種類が多く、世界的に分布したが、白亜紀末に絶滅。イノゲラムス。
- *いのち【命】
- ①すべての生き物を生かしている力。なくなると死ぬことになる、すべての活動のもと。生命。life〈用例〉〜にかかわる病気。
- ②生きている間。①がつづいている間。寿命。lifetime〈用例〉かげろうの〜は短い。〜を全うする。
- ③何事にもかえがたいもっとも大切なもの。vital thing〈用例〉商人は信用が〜だ。
- 命有っての物種(いのちあってのものだね)
- 生きていてこそ、何事もできる。命がいちばん大切だ。While there's life, there's hope.
- 命から二番目(いのちからにばんめ)
- 命の次に大切なもの。
- 命長ければ恥多し(いのちながければはじおおし)
- 《『荘子』「天地」にあることば》長生きをすると、恥をかくことも多い。The longer you live, the more shame you suffer.
- 命也けり(いのちなりけり)
- 命あったればこそである。
- 命に懸けても(いのちにかけても)
- 決死の覚悟で。命を捨てても。命に換えても。at the risk of one's life
- 命の親(いのちのおや)
- 死から救ってくれた大恩人。命の恩人。
- 命の限り(いのちのかぎり)
- ①命の限界。死期。the time of one's death
- ②生命の続く限り。生きている間中。as long as one lives〈用例〉〜戦う。
- 命の洗濯(いのちのせんたく)
- 日ごろの苦労を忘れるため、のんびり楽しむこと。refreshment
- 命の綱(いのちのつな)
- 生きていくよりどころ。生命をつなぐ手段。命綱。life line
- 命の二つ有る者(いのちのふたつあるもの)
- 子を持つ人のこと。
- 命は義に縁りて軽し(いのちはぎによりてかろし)
- 《『後漢書』「朱穆(しゅぼく)伝」にあることば》命も、正義のためや主君の恩義に報いるためならば、少しも惜しくない。
- 命は鴻毛よりも軽し(いのちはこうもうよりもかろし)
- 《司馬遷「任少卿(にんしょうけい)に報ずるの書」にあることば。「鴻毛」は、おおとりの羽毛》忠義や正義のためなら、命を捨てても少しも惜しくない。
- 命は風前の灯火の如し(いのちはふうぜんのともしびのごとし)
- 《『倶舎論疏(くしゃろんしょ)』にあることば》
- ①人の命のはかないものであることのたとえ。
- ②死の目前に迫っていることのたとえ。
- 命を預ける(いのちをあずける)
- 生死をゆだねる。trust one's life
- 命を落とす(いのちをおとす)
- 生命を失う。多く、思いがけなく死ぬ。落命する。lose one's life〈用例〉交通事故で〜。
- 命を削る(いのちをけずる)
- 命を縮めるほどの苦労をする。
- 命を捧げる(いのちをささげる)
- 自分の身命を献上する。give one's life
- 命を縮める(いのちをちぢめる)
- 心身の過労で、寿命を短くする。また、大きな精神的打撃で、命が短くなった感じを受ける。shorten one's life〈用例〉〜思いがする。
- 命を投げ出す(いのちをなげだす)
- 自分の生命を捨てる覚悟で、何かをする。死ぬ覚悟をする。do at the risk of one's life〈用例〉国のために〜。
- 命を拾う(いのちをひろう)
- あきらめていた命が、幸運にも助かる。命拾いをする。have a narrow escape
- 命を棒に振る(いのちをぼうにふる)
- 無駄死にする。waste one's life
- 命を的に懸ける(いのちをまとにかける)
- 命がけで、事にあたる。
- 命を譲る(いのちをゆずる)
- わが身を犠牲にする。生死を問題にしないで尽くす。
- いのち‐がけ【命懸け】(名・形動)
- 死を覚悟して事にあたること・さま。desperate
- いのち‐からがら【命辛辛】(副)
- やっと命だけは助かって。やっとのことで。with bare life〈用例〉〜落ちのびる。
- いのち‐げ【命毛】
- 筆の穂先の芯(しん)になる、一番長い毛。
- いのち‐ごい【命▼乞い】(名・サ変自)
- ①長生きしたいと神や仏に祈ること。
- ②殺されようとしている自分、あるいは他人の命を、助けて欲しいと頼むこと。また、神に祈ること。
- いのち‐しらず【命知らず】(名・形動)
- 危険をかえりみず、向こう見ずであること・人・さま。recklessness
- いのち‐づな【命綱】
- ①危ない所で仕事をするときに、用心のためにからだにつける綱。life line
- ②命の綱。〈用例〉家計の〜を断たれる。
- いのち‐とり【命取り】
- 生命・地位などをなくすもとになる事柄。致命的なこと。fatal mistake
- いのち‐びろい【命拾い】(名・サ変自)
- 死ぬはずの命が助かること。narrow escape
- いのち‐みょうが【命▼冥加】(名・形動)
- 死ぬはずなのが助かって、非常に幸運であること・さま。very lucky〈用例〉〜なやつ。
- い‐の‐で【▼猪の手】
- オシダ科の常緑性シダ。平地や低山にはえる。葉は長さ1m以上に達し、長楕円(だえん)状で2回羽状に分裂。表面に褐色の毛状の鱗片(りんぺん)がある。関東以西に分布。
- い‐の‐なか【井の中】
- ①井戸の中。in the well
- ②狭いところ・社会。small society
- 井の中の蛙(いのなかのかわず)
- 《「井の中の蛙、大海(たいかい)を知らず」の下略》世間知らずで、考えの狭い人のたとえ。〈比較〉鳥無き里の蝙蝠(こうもり)。
- 井の中の蛙、大海を知らず(いのなかのかわず、たいかいをしらず)
- ひとりよがりで、広い社会のことを知らないことのたとえ。Home-keeping youth have ever homely wits.
- 胃の腑に落ちる(いのふにおちる)
- 非常によくわかる。納得がいく。
- イノベーション【innovation】
- 新商品の開発、新生産方式の導入、新市場の開拓、新資源の獲得などにより、新しい経済局面が作り出されること。新機軸。技術革新。
- いのまた‐つなお【▼猪▼俣津南雄】
- (1889-1942)マルクス経済学者。新潟県生まれ。早大卒。初期労農派の代表者で、日本経済の現状分析に多面的な業績を残す。著書『金融資本論』『農村問題入門』など。
- いのもと‐そう【井▼之▽許草】
- イノモトソウ科の常緑性シダ。葉は線形の羽片を数対もつ。胞子葉は長さ約60cm、胞子嚢(のう)群は葉縁につく。関東以西に分布。
- いのり【祈り・▼祷り】
- いのること。神仏に対する信者の語りかけ。宗教現象の基本的要素。祈願。祈念。prayer
- いのり‐あ・げる【祈り上げる】(下一他)
- お祈り申し上げる。手紙などで、相手に期待する気持ちをていねいに言う。
- *いの・る【祈る・▼祷る】(五他)
- ①神仏に願う。祈願する。祈念する。pray
- ②心から望む。wish〈用例〉健康を〜。御自愛を〜。
- イノンド【eneldo(スペイン)】
- セリ科の一年草。高さ約1m。葉は糸状に細かく裂け、初夏に黄色の小花が咲く。果実は薬用、種子は香辛料用で、栽培する。地中海周辺原産。ヒメウイキョウ。ディル。dill