いろみ‐ぐさ【色見草】
→カエデの異名。
いろ‐むじ【色無地】
模様をつけず全体が1色に染められた着尺地。また、その着物。着物は紋をつけ、留め袖(そで)につぐ準礼装として既婚・未婚の別なく着る。
いろ‐むら【色斑】
おなじ色調の中で、ところどころにできた色の濃淡。
いろ‐め【色目】
①衣服などの色合い。色の組み合わせ。color combination〈参照〉襲(かさね)の色目。
②異性の気を引くためにする目つき。ウインク。秋波(しゅうは)。流し目。flirtatious glance
色目を遣う(いろめをつかう)
①異性に向けて、気のあるような目つきをする。流し目をする。make eyes〈類似〉秋波(しゅうは)を送る。〈用例〉女とみれば〜。
②関心のあるそぶりを見せる。show interest in〈用例〉政治に〜。
いろ‐めがね【色眼鏡】
色をつけたガラスやプラスチック製の眼鏡。
色眼鏡で見る(いろめがねでみる)
偏見や先入観を持って物事を見る。偏ったものの見方をする。look at things from a biased viewpoint〈用例〉人を〜。
いろめき‐た・つ【色めき立つ】(五自)
急に緊張した雰囲気がただよう。get excited〈用例〉敵艦隊発見の報に司令部は〜・った。
いろ‐め・く【色めく】(五自)
①美しい色になる。
②活気づく。動揺したさまをみせる。
③なまめく。
いろ‐も【色も】
色つきの仕付け用木綿糸。色は赤・青・黄・ピンクなど。仮縫いや切り仕付けに使う。〈対義〉白も。
いろ‐もの【色物】
①色のついた織物・紙など。colored articles
②寄席(よせ)で、落語以外の演芸の総称。漫才・奇術・曲芸・音曲など。
いろもの‐せき【色物席】
落語を中心にその他の演芸もまぜて興行している寄席(よせ)
いろ‐もよう【色模様】
①布地などの、美しい染め模様。
②歌舞伎(かぶき)などの恋愛の場面。また、その演技。
いろ‐やけ【色焼け】
①衣服などが日に焼けて変色すること。fade
②顔などが日に焼けること。become suntanned
いろ‐よい【色好い】(連体)
つごうがよい。有利だ。好意的な。favorable〈用例〉〜返事がほしい。
いろり【囲炉裏・居炉裏】
《「囲炉裏」は当て字》床の一部を四角く切って設けた炉。煮炊(にた)きや暖房などに使われる。
いろ‐りったい【色立体】
各種の色を色相・明度・彩度の3つをもとに三次元空間に規則的に配列したもの。color solid
イロリン【Ilorin】
西アフリカ、ナイジェリア西部、同名州の州都。19世紀初めヨルバ王国の首都として栄えた。人口44.2万(1993)。
いろ‐わけ【色分け】(名・サ変他)
①種類で分けること。分類。
②地図などで、色を違えて区別すること。
い‐ろん【異論】
ちがった意見や議論。異議。different view〈用例〉〜を唱える。
いろん‐な【色んな】(連体)
《「いろいろな」の転》さまざまな。〈用例〉〜人たち。
いわ【岩・石・巌・磐】
①地殻をつくっているかたい物質。岩石。rock〈用例〉〜山。
②大きな石。いわお。
岩に花(いわにはな)
→石に花」と同意。
い‐わ【違和】
①からだ・心などの調和を失うこと。physical disorder
②ちぐはぐになること。〈用例〉〜感。
イワーノフ【Lev Ivanovich Ivanov】
(1834-1901)ロシアの舞踊家・振付師。プティパの助手として共同で振り付け。イバーノフ。
イワーノフ【Vsevolod Vyacheslavovich Ivanov】
(1895-1963)ソ連の小説家。革命前後の反乱や国内戦を表現。作品『装甲列車14‐69』など。イバーノフ。
いわい【祝(い)】
①祝うこと。祝賀。celebration
②祝いのためにおくる品。congratulatory gift
いわい【岩井】
〈市〉茨城県南西部、利根(とね)川沿いの市。都市化が進み電気器具などの製造がさかん。人口4万4408(1994)。
いわい‐あきら【岩井章】
(1922-)労働運動家。長野県生まれ。高小卒。総評事務局長。太田―岩井ラインを形成し、春闘方式を推進。
いわい‐うた【祝(い)歌】
和歌の六義(りくぎ)の一つ。祝いの気持ちを表した歌。
いわい‐おんせん【岩井温泉】
鳥取県東部、岩美(いわみ)町の温泉。約1000年前に開かれたといわれ、史跡や湯かむりの風習も残る。
いわい‐ぎ【祝(い)木】
正月の予祝行事などに使われるもの。材質はヌルデ・ヤナギなどで、削り掛けをつけた棒状のものが多い。この木には一種の呪力(じゅりょく)があるとして、粥杖(かゆづえ)、孕(はら)み棒、成り木責めのたたき棒などとして用いられる。祝い棒。
いわい‐ご【祝(い)衣】
晴れ着。とくに年祝いの着物に限っていうところもある。
いわい‐ざけ【祝(い)酒】
祝いごとのときに飲む酒。
いわい‐じま【祝島】
周防灘(すおうなだ)東部、山口県上関(かみのせき)町の島。面積7.6km2。ミカン栽培・牧牛・漁業がさかん。宮戸八幡宮に神舞(かんまい)が伝わる。
いわいずみ【岩泉】
〈町〉岩手県北東部、北上(きたかみ)山地の町。林業と酪農が中心。安家(あっか)洞がある。人口1万4891(1994)。
いわ‐いちょう【岩樹】
リンドウ科の多年草。高山の湿地にはえる。地下茎は太く、葉は腎臓(じんぞう)形で厚く光沢がある。夏に花茎をのばし、白色の五弁小花をつける。本州中部以北に分布。
いわい‐でん【祝(い)殿】
一族だけで祭る神。
いわい‐の‐らん【磐井の乱】
古代九州に起こった反乱。継体(けいたい)21年(527)筑紫国造(つくしのくにのみやつこ)磐井が新羅(しらぎ)の援助を受けて反乱、大和(やまと)朝廷の百済(くだら)救援軍の渡海を阻(はば)んだが鎮圧されたという。
いわい‐ばし【祝(い)箸】
祝儀に使う、ヤナギやヌルデなどで作る丸ばし。ふとばし。
いわい‐はんしろう【岩井半四郎】
歌舞伎(かぶき)俳優。現在10世まで。屋号大和(やまと)屋。4世から9世まで女方(おんながた)の名家。初世〜3世は上方の立役(たちやく)で座元。4世(1747-1800)は寛政(かんせい)期江戸の名女方。生世話(きぜわ)物の先駆。5世(1776-1847)は文化文政期江戸の代表的女方。
いわいべ‐どき【祝部土器】
《神酒を入れるかめである斎瓶(いわいべ)に由来》→須恵器(すえき)のかつての別称。
いわい‐ぼう【祝(い)棒】
→祝い木の別称。
いわ‐いんちん【岩茵ちん】
キク科の多年草。高山の岩石地にはえる。高さ10〜18cm。葉は互生し、切れこみがあり裏は銀白色。8〜9月に、球形で黄色の小花を茎頂に密集。
*いわ・う【祝う】(五他)
①めでたいことを喜ぶ。祝福する。celebrate〈用例〉正月を〜。入学を〜。雑煮を〜。
②祝福のためのおくり物をする。make a gift
③幸福であることをいのる。wish a person good luck〈用例〉前途を〜。
いわ・う【斎う・忌う】(四他)
〈古語〉
①ものいみをする。つつしんで神を祭る。〈用例〉真幸(まさき)くて妹が〜・はば沖つ波(万葉・15・3583)。
②神に祈り願う。〈用例〉唐国(からくに)へ遣(や)る〜・へ神たち(万葉・19・4240)。
いわ‐うちわ【岩扇】
イワウメ科の常緑多年草。深山にはえる。地下茎は長く、葉は厚く光沢のあるうちわ形。春に、淡紅色の花が1個花茎に咲く。本州に分布。
いわ‐うめ【岩梅】
高山の岩場にはえるイワウメ科の常緑小低木。枝は地をはい、小葉が密生。夏にウメの花に似た白い花が咲く。
いわ‐えのぐ【岩絵の具】
顔料となる鉱物を粉末状にした、透明な絵の具。にかわを溶いて混ぜ、日本画に用いる。〈比較〉泥絵の具。
いわ‐お【巌・岩】
大きな岩。いわね。rock
いわ‐おうぎ【岩黄ぎ】
マメ科の多年草。高山の草地にはえる。高さ15〜50cm。小葉は楕円(だえん)形。7〜8月に、黄白色の小花が咲く。
いわ‐おもだか【岩瀉】
ウラボシ科の常緑多年生シダ。葉は長さ30cm前後。長い葉柄と3〜5裂した鉾(ほこ)状の葉身からなる。山林の岩や樹上に着生。盆栽に利用される。
いわ‐かがみ【岩鏡】
山の岩場などにはえるイワウメ科の常緑多年草。根出葉は丸く光沢がある。5〜7月に、先端がふさ状に切れた淡紅色の花が数個咲く。
いわ‐がき【岩蠣】
イタボガキ科のニマイガイ。浅海の岩礁に付着する。殻長約10cm、殻高約20cm。殻表は褐色の殻皮でおおわれる。食用。陸奥(むつ)湾以南、九州に分布。
いわ‐がく・る【岩隠る】(四自)
〈古語〉
《石の墓に葬られる、の意》お亡くなりになる。貴人の死に言う。〈用例〉神さぶと〜・ります(万葉・2・199)。
いわかげ‐いせき【岩陰遺跡】
洞穴遺跡の一種。岩陰あるいは半洞窟(はんどうくつ)を利用して、住居・墳墓・祭祀(さいし)場などに用いた先史時代の遺跡。
いわ‐がに【岩蟹】
(いそ)にすむイワガニ科のカニ。甲長約3cm。甲は前方がやや幅広の四角形。紫黒色の地に緑の斜めのしまが走る。北海道南部以南から、朝鮮半島に分布。
いわがね‐そう【岩根草】
ウラボシ科の常緑多年生シダ。山野の林内に広くはえる。葉長は1m前後。葉柄は長く、羽状につく葉身は長楕円(だえん)形。
いわ‐がらみ【岩絡】
ユキノシタ科のつる性落葉樹。山地にはえ、茎から出る気根で樹木・岩などをはいのぼる。茎は太いもので5cmを超す。広卵形の葉は対生。8月に、ガクアジサイに似た花序をつける。
いわ‐かん【違和感】
《「異和感」は誤り》しっくりしない感じ。ちぐはぐな感じ。malaise
いわ‐き【岩木】
①岩と木。
②感情のないもののこと。木石(ぼくせき)
岩木を分けぬ(いわきをわけぬ)
人は、岩木を分けて生まれてきたのではない。哀れみの心を持っているということのたとえ。
いわき
〈市〉福島県南東部の市。昭和41年(1966)平(たいら)・磐城(いわき)・勿来(なこそ)・常磐(じょうばん)・内郷(うちごう)5市と4町5村の合併で生まれた全国一広い市。小名浜(おなはま)臨海工業地域の造成で工業地化が進む。水産業もさかん。行政の中心は平(たいら)。人口36万2601(1994)。
いわき【岩木】
〈町〉青森県西部、弘前(ひろさき)市西隣の町。稲作・リンゴ栽培・酪農がさかん。岳(だけ)温泉がある。人口1万2944(1994)。
いわき【岩城】
〈町〉秋田県西部、秋田市南隣の町。旧城下町。稲作が中心。亀田(かめだ)地織り木綿(もめん)で有名。人口6694(1994)。
いわぎ【岩城】
〈村〉愛媛県、芸予(げいよ)諸島の岩城島を中心とする村。柑橘(かんきつ)類栽培・海苔(のり)養殖などを行う。人口2619(1994)。
いわき‐がわ【岩木川】
青森県西部、津軽(つがる)平野を北流する川。長さ102km。白神(しらかみ)山地に発し十三(じゅうさん)湖に注ぐ。下流に三角州を形成。
いわ‐ぎきょう【岩梗】
キキョウ科の多年草。高山にはえる。花茎の高さ約10cm。葉は互生。夏、花茎の先に紫色の釣り鐘状の花が咲く。
いわき‐さん【岩木山】
青森県南西部の山。標高1625m。円錐(えんすい)形の火山。信仰の山で岩木山神社がある。津軽(つがる)富士。
いわき‐の‐くに【城国】
福島県東部の地域の古称。
いわき‐の‐くに【城国】
旧国名。現在の福島県東部と宮城県南部。東山道の一国。明治元年(1868)陸奥国(むつのくに)から13郡を分割して設置。同4年(1871)廃藩置県により平(たいら)県となる。のち磐前(いわさき)県を経て、同9年(1876)福島・宮城両県に分割。磐州(ばんしゅう)。磐城。岩城。
いわき‐ひろゆき【岩之】
(1932-)指揮者。東京生まれ。日本の現代音楽の初演や海外への紹介に貢献。NHK交響楽団常任指揮者。海外でも活躍。
いわき‐めいせいだいがく【いわき明星大学】
私立大学。昭和61年(1986)創立。所在地は福島県いわき市中央台飯野(いいの)
いわぎり‐そう【岩桐草】
イワタバコ科の多年草。近畿(きんき)以西の山地の岩壁に着生する。短い根茎からキリの葉のような葉を10枚ほど出す。夏、葉の間から10〜15cmの花茎を伸ばして、先端に紫色の漏斗(ろうと)状の花をつける。
いわ‐く【曰く】
《「く」は名詞化する接尾語》
①言うことには。〈用例〉A氏〜。
②わけ。理由。事情。〈用例〉〜がありそうだ。
曰く言い難し(いわくいいがたし)
《『孟子(もうし)』「公孫丑(こうそんちゅう)」にあることばから》簡単には説明できないと言うよりほかはない。lt is hard to explain.
いわく‐いんねん【曰く因縁】
わけ。こみいった事情。complicated story
いわ‐ぐすり【岩薬】
→セッコクの別名。
いわ‐くだす【岩下す】
[枕ことば]《語義未詳》「畏(かしこ)し」にかかる。〈用例〉みかしほ播磨速待(はりまはやまち)〜畏くとも吾(あれ)養はむ(日本書紀・仁徳)。
いわく‐つき【曰く付き】
特別の事情があること・人。with a history〈用例〉〜の部屋。
いわくに【岩国】
〈市〉山口県東端の市。旧城下町。大正末、人絹・パルプの工場が進出、戦後は石油基地を形成。錦帯橋(きんたいきょう)は有名。人口10万9669(1994)。
いわ‐ぐみ【岩組(み)】
①岩石の組み合わせ。いしぐみ。
②芝居で使う、はりこ造りの岩。
いわ‐ぐも【岩雲】
岩の形に似た夏の雲。入道雲。
いわ‐くら【座・岩座】
神道で、神座となる岩石。古代の祭祀(さいし)場において、神霊が降りて来て鎮座すると考えられた岩。磐境(いわさか)
いわくら【岩倉】
〈市〉愛知県北西部の市。織物業がさかん。名古屋市の近郊住宅都市。人口4万4927(1994)。
いわくら‐けんがいしせつ【岩倉遣外使節】
明治4〜6年(1871〜73)条約改正・欧米事情視察のため、特命全権大使岩倉具視(ともみ)を中心に欧米に派遣された使節団。
いわくら‐ともみ【岩倉視】
(1825-83)明治の政治家。公卿。京都生まれ。公武合体論を主張。のち王政復古を遂行。条約改正準備のため欧米を巡遊、征韓論に反対し、欽定(きんてい)憲法制定に尽力。
いわけ‐な・し【稚けなし】(形ク)
〈古語〉
子どもっぽい。あどけない。〈用例〉〜・くかいやりたる額(ひたひ)つき、髪(かむ)ざし(源氏・若紫)。
いわさき【岩崎】
〈村〉青森県南西部、日本海に臨む村。半農半漁。景勝地の十二湖がある。人口3258(1994)。
いわさき‐かんえん【岩崎灌園】
(1786-1842)江戸後期の本草(ほんぞう)学者。江戸の人。名は源蔵。薬草採集に努め、小石川(こいしかわ)薬園で薬種を栽培。江戸滞在中のシーボルトと接する。著書『本草図譜』『草木育種』など。
いわさき‐こやた【岩崎小弥太】
(1879-1945)実業家。東京生まれ。ケンブリッジ大卒。三菱(みつびし)財閥4代目の指導者として三菱コンツェルンを完成。
いわさきつうしんき【岩崎通信機(株)】
電気機器。通信機器メーカー。昭和13年(1938)設立。本社は東京都杉並区久我山。
いわさきでんき【岩崎電気(株)】
電気機器。照明機器メーカー。昭和19年(1944)設立。本社は東京都港区芝。
いわさき‐やたろう【岩崎弥太郎】
(1834-85)明治の実業家。土佐(とさ)の人。三菱(みつびし)財閥の創設者。海運業の土佐開成社を創立。征台(せいたい)の役や西南戦争で軍事輸送を独占し巨利を得、財閥形成の基礎をきずく。
いわ‐ざくら【岩桜】
サクラソウ科の多年草。谷間の岩の上にはえる。根出葉は円形で長柄。4〜5月に、約10cmの花茎の先に紅紫色の花が数個咲く。
いわさ‐またべえ【岩佐又衛】
(1578-1650)江戸初期の画家。摂津国生まれ。名は勝以(かつもち)。和漢の故事人物を得意とした。作品『人麿(ひとまろ)・貫之(つらゆき)像』、川越東照宮『三十六歌仙像』(額)など。
いわし【鰯】21画
部首 魚うおへん 和製漢字
区点 1683・JIS 3073・シフト 88F1

→いわし[鰯・鰮]
いわし【鰯・鰮】
①ニシン科の海水魚マイワシ。全長約20cm。食用。養殖魚の飼料など。カムチャツカ以南に分布。オヒラ。sardine
②①と科の違うカタクチイワシ・ウルメイワシなどを含む海水魚の総称。sardine
③《比喩(ひゆ)的に》切れない刀。鈍刀。blunt sword
鰯で精進落ち(いわしでしょうじんおち)
つまらないことでいままでの苦労が無駄になることのたとえ。
鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)
つまらないものでも、信心すればたっとく見えることのたとえ。
鰯の頭をせんより鯛の尾に付け(いわしのかしらをせんよりたいのおにつけ)
弱小なものを統率する立場をとるよりも、安心で気楽である、強大なものに従っている立場をとれ。〈比較〉鶏口となるも牛後となる勿(なか)れ。
いわし‐くじら【鰯鯨】
ナガスクジラ科の中形のヒゲクジラ。全長約18m。背側は黒く、腹側は白い。20頭以内で群遊。潜水時間は3〜10分で、潮吹きは3〜5mに達する。小形甲殻類などを捕食。世界の海洋に分布。
いわし‐ぐも【鰯雲】
①白く陰影のない塊状の小さな雲の群。巻積雲(けんせきうん)または高積雲で、高度5000m以上に発生。イワシの大漁または暴風雨の前兆という。鯖(さば)雲。鱗(うろこ)雲。
→巻積雲の俗称。
いわした‐しま【岩下志麻】
(1941-)映画女優。東京生まれ。篠田正浩(しのだまさひろ)監督夫人。主演作『心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)』『桜の森の満開の下』など。
いわした‐そういち【岩下壮一】
(1889-1940)日本カトリック教会の代表的指導者。司祭。東京生まれ。東大卒。主著『信仰の遺産』など。
いわ‐しみず【岩清水・石清水】
岩の間からわき出るきれいな水。
いわしみず‐はちまんぐう【石清水八幡宮】
京都府八幡(やわた)市八幡町高坊にある旧官幣大社。祭神は誉田別命(ほむたわけのみこと)(応神(おうじん)天皇)・比売大神(ひめのおおかみ)(后神)・息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)(神功(じんぐう)皇后)の3神。貞観(じょうがん)2年(860)宇佐八幡を勧請(かんじょう)して創建。以来、朝廷・武家に崇敬され、源氏の氏神となる。男山八幡宮。
いわしみずものがたり【石清水物語】
鎌倉(かまくら)時代の擬古(ぎこ)物語。2巻。作者未詳。宝治(ほうじ)元年〜文永(ぶんえい)8年(1247〜71)ごろ成立。武士の恋と出家を描く。岩清水物語。
イワシュキエビチ【Jarosław Iwaszkiewicz】
(1894-1980)ポーランドの詩人・小説家。音楽性豊かな作風を示す。短編『尼僧ヨアンナ』、大河小説『栄光と称賛』など。
いわじゅく‐いせき【岩宿遺跡】
群馬県新田(にった)郡笠懸(かさかけ)町岩宿で発掘された旧石器時代の遺跡。昭和24年(1949)相沢忠洋(あいざわただひろ)がローム層のなかから石器を発見し、初めて日本で旧石器文化の存在を実証。
いわしろ【岩代】
〈町〉福島県北東部、二本松(にほんまつ)市東隣の町。タバコなどの畑作中心。人口1万0716(1994)。
いわしろ‐の‐くに【背国】
福島県西部の地域の古称。いわせのくに。
いわしろ‐の‐くに【岩代国】
旧国名。現在の福島県西部。東山道の一国。明治元年(1868)陸奥国(むつのくに)から10郡を分割して設置。同4年(1871)廃藩置県により二本松(にほんまつ)・若松(わかまつ)2県となる。のち二本松県は福島県と改称、同9年(1876)若松県を合併。岩代。磐代。
いわ・す【言わす】(五他)
①言うようにしむける。induce...to say
②言うままにまかせる。let one speak out
いわ‐ず【言わず】(連語)
《「言う」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」が付いたもの》
①言わない。
②《「…といわず…といわず」の形で》どちらにもすべて。〈用例〉山と〜、谷と〜、咲き満ちて。
言わず語らず(いわずかたらず)
無言で。暗黙のうちに。tacitly
言わずと知れた(いわずとしれた)
わざわざ説明するまでもない。わかりきっている。obvious
言わずもがな(いわずもがな)
言わないほうがいい。また、言うまでもない。言わでも。
いわせ【岩瀬】
〈町〉茨城県西部の町。野菜栽培・石材生産などが行われる。桜の名所桜川がある。人口2万3559(1994)。
いわせ【岩瀬】
〈村〉福島県中部、郡山(こおりやま)市南西隣の村。稲作・キュウリ栽培などがさかん。人口6143(1994)。
いわせせんづか‐こふんぐん【岩橋千塚古墳群】
和歌山市岩橋にある600基近くの古墳群。古墳時代後期の小円墳が多い。紀ノ川流域の独特な横穴式石室がみられる。
いわせ‐ただなり【岩瀬震】
(1818-61)江戸末期の幕臣。外国奉行(ぶぎょう)。開国論を説き、日米修好通商条約の締結を推進。
いわせて‐おく【言わせておく】(連語)
言いたい放題にさせておく。言うままにさせておく。また、言いたいことを言うようにしむける。〈用例〉言いたいやつにはいわせておけ。
いわ‐そそ・く【岩注く】(四自)
〈古語〉
水が岩に勢いよく流れそそぐ。波が岩に激しく打ち寄せる。〈用例〉〜・き岸の浦廻(うらみ)に寄する波(万葉・7・1388)。
いわた【磐田】
〈市〉静岡県西部、天竜川下流の市。メロンなどくだもの栽培、農産加工、繊維・ベアリング・自動車関係の工業が発達。見付(みつけ)は旧宿場町。人口8万4372(1994)。
いわた‐おび【岩田帯】
妊婦が5か月目の戌(いぬ)の日から腹に巻きつける白地の布。
いわたき【岩滝】
〈町〉京都府北部、丹後(たんご)半島の町。機業の町で丹後縮緬(ちりめん)の本場。ニッケル製錬工場がある。人口6869(1994)。
いわ‐たけ【岩茸】
イワタケ科の地衣類。山の岩壁にはえる。葉状円形で、直径5〜10cm。表面は灰褐色、裏面は黒色。食用。日本全土に分布。
いわた‐せんたろう【岩田専太郎】
(1901-74)挿絵(さしえ)画家。東京生まれ。官能的な美人画で知られる。
いわた‐とうしち【岩田藤七】
(1893-1980)ガラス工芸家。東京生まれ。東京美術学校卒。気泡や色ガラスを用いた独自の吹きガラスを開発。
いわたとそうきこうぎょう【岩田塗装機工業(株)】
機械。塗装機械製造会社。昭和23年(1948)設立。現社名はアネスト岩田。本社は横浜市港北区新吉田町。
いわた‐とよお【岩田豊雄】
→獅子文六(ししぶんろく)の本名。
いわ‐だな【岩棚】
がけなどの途中で、岩が棚のように平らに張り出した部分。ledge
いわたにさんぎょう【岩谷産業(株)】
商業。商社。家庭用・工業用ガス供給、ガス機器の取り扱いなど。昭和20年(1945)設立。本社は大阪市中央区本町。
いわ‐だぬき【岩狸】
タヌキに似た体形をもつ原始的な植物食性哺乳(ほにゅう)類。体長30〜60cm。門歯はのみ状で一生伸び続け、堅い植物質をかじるのに適する。中近東・アフリカの岩地・森林などに群れをつくってすむ。ハイラックス。hyrax
いわ‐タバコ【岩草】
イワタバコ科の多年草。谷間の岩壁にはえる。根出葉はタバコに似る。夏に、赤紫色の花が花茎の先に咲く。若葉は食用、果実は胃腸薬。
いわた‐りょうと【岩田涼菟】
(1659-1717)江戸中期の俳人。別号団友斎。伊勢(いせ)の神職。各務支考(かがみしこう)と親交、伊勢風の祖。俳諧撰集(はいかいせんしゅう)『皮籠摺(かわごずれ)』など。
いわだれ‐ごけ【岩垂苔】
ヒヨクゴケ科のコケ。亜高山の針葉樹林の下に、光沢のある緑色の大群落をつくる。茎は2〜3回規則正しく、羽状に平らに分枝する。幅約4cm、高さ約20cm。
いわだれ‐そう【岩垂草】
クマツヅラ科の多年草。海岸の砂の上をはい、葉は倒卵形で厚い。夏、長い花茎の上に紅紫色の小花が穂状に咲く。