うお【魚】
魚類の総称。さかな。fish〈用例〉〜市場。〈数え方〉1尾(び)・1匹。
魚心有れば、水心有り(うお、こころあれば、みず、こころあり)
一方が好意をもてば、他方も好意をもつようになるというたとえ。魚ごころ有れば水ごころ。Scratch my back and I'll scratch yours.
魚と水(うおとみず)
切っても切り離せないほどに、仲がよいさま。〈類似〉水魚の交わり。
魚の釜中に遊ぶが如し(うおのふちゅうにあそぶがごとし)
《『後漢書』「張皓(ちょうこう)伝」にある張綱のことば》災いが迫っているのも知らず、のんきに遊び暮らしていることのたとえ。
魚の水に離れた様(うおのみずにはなれたよう)
勝手が違い、どうにもならないさま。陸(おか)へ上がった河童(かっぱ)
魚の水を得たるが如し(うおのみずをえたるがごとし)
能力を発揮できる場を得ていきいきする。
魚の目に水見えず(うおのめにみずみえず)
わが身に近いことは、かえって気づかないことのたとえ。
魚は江湖に相忘る(うおはこうこにあいわする)
《『荘子』「大宗師」にあることば。広い水中では魚が互いの存在にわずらわされない、の意から》世事を忘れ、自然な境遇に自分をおくことのたとえ。
魚は鯛(うおはたい)
その種類の中で、最高にすぐれたもの。
魚を得て筌を忘る(うおをえてうえをわする)
《『荘子』「外物」にあることば。「筌」は「せん」とも言い、竹や木などでつくられた漁具(ぎょぐ)のこと》目的を達すると、そのために役立ったものを忘れてしまう。
うお‐いちば【魚市場】
魚介類の流通の中心となる場所または施設。出荷を中心とする生産地市場と荷受け・卸売を中心とする消費地市場がある。fish market
うおう‐さおう【右往左往】(名・サ変自)
多くの人がうろたえて、あちらこちらへ動き回ること。うおうざおう。run about in confusion〈用例〉火事騒ぎに〜する。
ウォー【Evelyn Waugh】
(1903-66)イギリスの小説家。代表的カトリック作家。辛辣(しんらつ)に徹底的な戯画化を行う。作品『一握の塵(ちり)』『ブライズヘッド再訪』『名誉の剣』など。
ウオーキー【walkie】
《接頭的》手に持って歩ける、の意。
ウオーキー‐トーキー【walkie-talkie】
携帯用の小型無線送受信機。送信電力1ワット程度で、VHF帯のものが多い。
ウオーキー‐ルッキー【walkie-lookie】
携帯用テレビジョンカメラ。
ウオーキング‐シューズ【walking shoes】
日常用の履き心地のよい靴。かかとの高いフォーマル用のパンプスに対し、ヒールも低めで丈夫な材質のものが多い。
ウォーク【Herman Wouk】
(1915-)アメリカの小説家。作品『ケイン号の反乱』『戦争の嵐(あらし)』など。
ウオークイン‐クローゼット【walk-in closet】
衣装などを収納する小部屋。人が中を歩けるような広さのもの。
ウォークマン
《商標名》昭和54年(1979)ソニーが開発した再生専用の携帯用小型ヘッドホンステレオ。
ウオーク‐ラリー
《和製語》ハイキングの一種。3〜6人が1組みとなり、指示書に従い、与えられたクイズを解きながら3〜8kmを歩くスポーツ。
ウオーター【water】
水。
ウオータークレス【watercress】
→クレソン
ウォーターゲート‐じけん【ウォーターゲート事件】
(Watergate affairs)1972年ワシントンDCのウォーターゲート‐ビルにある民主党本部への侵入者の逮捕を機に、アメリカ政府の秘密盗聴など不法行為が発覚した事件。74年にはニクソン米大統領が辞任に追い込まれた。
ウオーター‐シュート【water chute】
遊園地などの娯楽設備の一種。急斜面のレール上を池に向かってボートで滑り下り、スリルを楽しむ。
ウオーターバック【waterbuck】
大形レイヨウの一種。肩高約1.2m、体重約250kg。雄は長さ80cmぐらいの角をもつ。暗黒褐色で、尻(しり)の周囲にリング状の白斑(はくはん)がある。昼行性で、水辺にいることが多い。南・東アフリカに分布。
ウオータープルーフ【waterproof】
《防水・耐水、の意》時計・靴・織物などが水にぬれても大丈夫なようにすること。また、そうしたもの。
ウオーターフロント【waterfront】
海・川・湖などに臨む、水辺の土地。とくに、都市の水辺地区。〈用例〉〜開発。
ウオーター‐ポロ【water-polo】
→すいきゅう(水球)
ウォーターロー【Waterloo】
→ワーテルロー
ウォータン【Wotan(ドイツ)
ゲルマン民族の神話の最高神。北欧神話のオーディンにあたる。ヴォータン。
ウォード【Frederick Townsend Ward】
(1831-62)アメリカ人船員。太平天国の乱にあたり、上海(シャンハイ)を守るために洋槍(ようそう)隊(常勝軍)を組織して戦い、戦死。
ウォートルス【Thomas James Waters】
(?-?)イギリスの建築家。幕末に来日し、大阪造幣寮を設計監督するなど、明治初期の西洋建築の建設に貢献。また煉瓦(れんが)製造を指導し、「銀座赤煉瓦街」を計画。
ウォートン【Edith Wharton】
(1862-1937)アメリカの女流小説家。洗練された風俗小説を書いた。作品『歓楽の家』『無邪気な時代』など。
ウォーナー【Langdon Warner】
(1881-1956)アメリカの美術史家。岡倉天心(おかくらてんしん)の影響を受け、東洋美術を研究。第2次大戦中、京都・奈良を爆撃から救った。著書『推古時代の日本彫刻』など。
ウォーナー【Rex Warner】
(1905-)イギリスの小説家。寓意(ぐうい)的な思想小説を書く。作品『ある教授』『空軍基地』など。
ウォーホル【Andy Warhol】
(1928?-87)アメリカの画家・映画製作者。ポップアートの代表的存在。作品『マリリン=モンロー』など。
ウオーミング‐アップ【warming-up】
競技や試合を始める前の、軽い準備運動や練習。
ウォーム‐はぐるま【ウォーム歯車】
円柱にらせん状の歯をつけたウォームと他の歯車とをかみ合わせた動力伝達装置。減速装置や巻き上げ用滑車などに用いる。ウォームギア。worm gear
ウオーモ【uomo(イタリア)
《人間・男、の意》おもに服飾業界で、男性用。men's
ウォール‐がい【ウォール街】
(Wall Street)ニューヨーク市マンハッタンの北端にある街区。連邦準備銀行・証券取引所などが集中し、ニューヨーク金融・株式市場の通称となっている。国際金融市場の中心地。
ウォールストリート‐ジャーナル【Wall Street Journal】
アメリカの朝刊経済紙。財界の意向を反映し、伝統的保守主義にたつ。1889年創刊。
ウォールトン【Izaak Walton】
(1593-1683)イギリスの随筆家・伝記作者。有名文人と交友し、その伝記を書いた。伝記『ジョン=ダンの生涯』、随筆『釣魚(ちようぎよ)大全』など。
ウォーレス【Alfred Russel Wallace】
(1823-1913)イギリスの博物学者。アマゾン・マレー諸島の生物を調査し、動物地理学を確立。また自然選択説を考えた。ウォーレス線を提唱。
ウォーレス【Henry Agard Wallace】
(1888-1965)アメリカの政治家。ルーズベルト政権の農務長官・副大統領。1948年、冷戦戦略を批判し、進歩党から大統領選に出馬したが敗北。
ウォーレス【Lewis Wallace】
(1827-1905)アメリカの小説家。大衆小説『ベンハー』で有名。
ウォーレス‐せん【ウォーレス線】
生物地理分布上の東洋区とオーストラリア区の境界線。1868年にウォーレスが提唱したのにちなんで命名された。Wallace's line
ウォーレン【Robert Penn Warren】
(1905-)アメリカの詩人・評論家・小説家。詩集『詩三十六編』、小説『すべて王の臣』など。
ウォーンエルフ【woonerf(オランダ)
《生活の庭、の意》路面に段差やジグザグを設け車の速度を下げて、人と車の共存をはかる道路。
うお‐がし【魚河岸】
①魚市場のある河岸。かし。riverside fish market
②東京築地(つきじ)にある東京都中央卸売市場の通称。
うお‐かす【魚滓】
魚の身を取った残り。肥料用。
ヴォキャブラリー【vocabulary】
→ボキャブラリー
うおくい‐こうもり【魚蝠】
水中の小魚を主食とするコウモリ。体長約12cm。超音波を発し、そのエコーを耳で聞きわけて獲物かどうかを識別する。中南米に分布。
うお‐ざ【魚座】
天の赤道上にある星座。黄道(こうどう)十二宮の一つ。現在の春分点はこの魚座にあり、春分の太陽はこの星座にある。11月22日ごろの午後8時ごろに南中。面積890平方度。Pisces
うおしま【魚島】
〈村〉愛媛県、今治(いまばり)市沖の魚島を中心とする村。タイ・イカなどの漁業とミカン栽培を行う。人口376(1994)。
うお‐じま【魚島】
産卵のため、魚が群れをなして海岸近くまで押し寄せること。その時期。瀬戸内海では八十八夜の前後。魚島どき。
うお‐じょうゆ【魚醤油】
魚類などに食塩を加え、熟成させて作った液状の調味料。秋田の「しょっつる」が有名。魚醤(ぎょしょう)
うお‐じらみ【魚蝨】
→ちょう(魚蝨)
うお‐すき【魚鋤】
なべ料理の一種。魚介類を野菜とともにすきやき風に煮ながら食べる。沖すき。
うおづ【魚津】
〈市〉富山県北東部、富山湾に臨む市。漁業、カーバイド・機械工業が発達。ホタルイカや蜃気楼(しんきろう)、海中の埋没林が有名。人口4万8993(1994)。
ウォツェック【Wozzeck】
ベルク作曲のオペラ。全3幕。1925年ベルリン初演。ビュヒナーの戯曲に基づく作曲者自身の台本。浮気した妻を殺害し、みずからも池に投身自殺する一兵卒の物語。無調音楽による20世紀オペラの傑作。
ウオツカ【vodka(ロシア)
ロシアの代表的な蒸留酒。大麦などで作る。無色・無味・無臭。アルコール分40〜60%。ウオッカ。ウオトカ。
うおつき‐りん【魚付(き)林】
魚群誘致のため海岸・湖岸・河岸に育生した林。水量の安定、水温安定に利用。fish gathering forest
ウオッシャブル【washable】
衣類などが水洗いのきくこと。また、その衣類。
ウオッシュ‐アンド‐ウエア【wash and wear】
洗濯してもしわにならず、アイロンがけせずに着用できるような生地でできた衣類。
ウ‐オッタマ【U Ottama】
(1879-1939)ビルマ(現ミャンマー)の僧侶(そうりょ)。民族運動指導者。インド・フランス・日本などを歴訪、帰国後、反植民地運動を各地で指導。著書『中国と日本』など。
ウオッチ【watch】
①置き時計(クロック)に対し、腕時計や懐中時計。〈用例〉ストップ〜。
②見張り。監視。
③船舶で、当直。ワッチ。
ウオッチング【watching】
観察すること。興味をもって見ること。〈用例〉バード〜。
うお‐つり【魚釣(り)】
→さかなつり(魚釣り)
うおぬま‐きゅうりょう【魚沼丘陵】
新潟県中部の丘陵性山地。最高峰は当間(あてま)山1017m。周辺は油田・ガス田が多い。
うお‐の‐め【魚の目】
長期の圧迫などにより皮膚の角質層が強く肥厚し、上皮細胞層も肥大して表皮深層から真皮内にはいりこんだもの。圧痛を覚える。足指、足の裏にできやすい。鶏眼。clavus
うお‐へん【魚偏】
漢字を組み立てている部分の名。「鯨・鮮」などの左の「魚」。
ウォラストン【William Hyde Wollaston】
(1766-1828)イギリスの化学者・物理学者。パラジウム・ロジウムを発見、白金延伸法を考案する。さらに光学機器の改良や、太陽スペクトル中の暗線の発見など広い分野で業績を残す。
ウォリス‐しょとう【ウォリス諸島】
(Iles Wallis)太平洋南部、西サモア西方に点在する22の島群。1842年以来フランス領。人口1.4万(1993)。ワリー諸島。
ウォリンガー【Wilhelm Worringer】
(1881-1965)ドイツの美術史学者。精神史的方法を確立。著書『抽象と感情移入』など。
ヴォルガ‐がわ【ヴォルガ川】
(Volga)→ボルガがわ(ボルガ川)
ウォルゲムート【Michael Wohlgemuth】
(1434-1519)ドイツの画家。祭壇画・木版の挿絵を得意とする。作品『キリスト磔刑(たっけい)』など。
ヴォルゴグラード【Volgograd】
→ボルゴグラード
ウォルコット【Derek A. Walcott】
(1930-)トリニダードトバゴの詩人・劇作家。セントルシア生まれ。文化の多様性と歴史的視点に立った詩作によって1992年ノーベル文学賞受賞。作品『二十五の詩』『緑の夜』、戯曲『ラストカーニバル』など。
ウォルサム【Waltham】
アメリカ北東部、マサチューセッツ州東部の都市。アメリカ最初の機械時計を製造したウォルサム時計会社がある。人口5.8万(1990)。
ウォルス【Wols】
(1913-51)ドイツの画家。アンフォルメル(非具象)絵画の代表。本名ウォルフガング=シュルツェ。
ウォルストンクラフト【Mary Wallstonecraft】
→ウルストンクラフト
ヴォルタ‐がわ【ヴォルタ川】
(La Volta)→ボルタがわ(ボルタ川)
ウォルド【George Wald】
(1906-)アメリカの生物学者・化学者。視覚を化学的・生理学的に研究。グラニット・ハートラインとともに、1967年ノーベル生理学医学賞受賞。
ウォルトン【Ernest Thomas Sinton Walton】
(1903-95)アイルランドの物理学者。1932年コッククロフトとともに陽子線の加速に成功し、初めて人工的に原子核を破壊。1951年ノーベル物理学賞受賞。
ウォルナット【walnut】
→くるみ(胡桃)
ウォルフ【Casper Friedrich Wolff】
(1733-94)ドイツの博物学者。1766年、著書『発生論』で、前成説と対立する後成説を唱える。ニワトリの発生で、腸が平たいものからくびれてゆくのを見つけ、説の正しさを証明。
ウォルフ【Christa Wolf】
(1929-)ドイツの女流小説家。作品『引き裂かれた空』『クリスタ=Tの追想』など。
ウォルフ【Christian Wolff】
(1679-1754)ドイツ啓蒙(けいもう)期の哲学者。ラテン語にかわってドイツ語で叙述し、多くの哲学用語を残す。
ウォルフ【Friedrich Wolf】
(1888-1953)ドイツの劇作家・小説家。東ドイツの初代ポーランド大使。戯曲『マムロック教授』など。
ウォルフ【Hugo Philipp Jakob Wolf】
(1860-1903)後期ロマン派のオーストリアの歌曲作曲家。詩を重視した朗唱的旋律法とワーグナーの影響をうけた和声法が特色。作品にメーリケ・ゲーテなどの詩による約300の歌曲がある。
ウォルフ【Johann Rudolf Wolf】
(1816-93)スイスの天文学者。ベルリン大・チューリヒ大教授。チューリヒ天文台を創設、太陽の黒点を観測し、その周期性を発見。著書『天文学史』。
ウォルフ‐かん【ウォルフ管】
胎生初期、生殖器の発生途上に形成される排泄(はいせつ)のための導管。ヒトでは、胎生2か月までにほとんど消滅するが、男性の生殖器の一部(精管)として残る。中腎(ちゆうじん)管。Wolffian duct
ウォルフ‐たい【ウォルフ体】
→ちゅうじん(中腎)
ウォルフ‐フェラーリ【Ermanno Wolf-Ferrari】
(1876-1948)イタリアの作曲家。近代感覚のオペラ作品が多い。オペラ『マドンナの宝石』など。
ウォルフ‐ライエ‐せい【ウォルフ-ライエ星】
非常に高温で、物質が高速で流出している星。スペクトルによって観測される。1867年、パリ天文台のウォルフとライエが発見。Wolf-Rayet star
ウォルフラム‐フォン‐エッシェンバハ【Wolfram von Eschenbach】
(1170ごろ-1220ごろ)ドイツ中世の叙事詩人。人と神の調和、騎士道と信仰を描いた『パルツィバル』、武勲詩『ウィレハルム』など。
ウォルポール【Horace Walpole】
(1717-97)イギリスの小説家。最初のゴシック小説『オトラントの城』と膨大な書簡集で知られる。
ウォルポール【Hugh Seymour Walpole】
(1884-1941)イギリスの小説家。4部作『ヘリー家年代記』などで大衆の人気をよぶ。
ウォルポール【Robert Walpole】
(1676-1745)イギリスの政治家。ホイッグ党領袖(りょうしゅう)。初の責任内閣制の首相として、対外的には平和外交を、対内的には健全財政と地主層・商人層の協調政策を推進。
ウォルムス‐の‐きょうやく【ウォルムスの協約】
1122年、ドイツのウォルムスで神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世と教皇カリストゥス2世の間に結ばれた協約。皇帝には俗権、教皇には叙階の授与権が認められ、叙任権闘争が一段落。Concordat of Worms
ヴォログダ【Vologda】
→ボログダ
ウォロシーロフ【Voroshilov】
→ボロシーロフ
ウォン【円(朝)】
(wȧn)大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国の通貨単位。記号W。
ウォンサン【元山】
(Wǒnsan)→げんざん(元山)
うおん‐ず【雨温図】
平均温度を縦軸に、雨量の月平均値を横軸にとり、月の順に結んだ線図。クライモグラフの一種。hythergraph
ウォンバット【wombat】
アナグマに似たウォンバット科の哺乳(ほにゅう)類の総称。体長1m内外。体は灰黄色から黒色。昼は地中に掘った穴にひそみ、夜出てきて草や根を食べる。子を半年ほど育児嚢(のう)で育てる。オーストラリア・タスマニアに分布。フクログマモドキ。
う‐おんびん【ウ音便】
音便の一つ。「思ひて」が「思うて」、「白く」が「白う」となる類。〈参照〉音便。