う‐さ【憂さ】
つらいこと。くさくさすること。gloom〈用例〉〜をはらす。
うさ【宇佐】
〈市〉大分県北部の市。駅川(えきせん)・四日市(よっかいち)・長洲(ながす)・宇佐の4町が合併して生まれた市。農業中心。宇佐神宮がある。人口5万1066(1994)。
ウサイ【Bernardo Alberto Houssay】
(1887-1971)アルゼンチンの生理学者。脳下垂体前葉から分泌される副腎(ふくじん)皮質刺激ホルモンに糖を増加させるはたらきがあることを明らかにした。1947年ノーベル生理学医学賞受賞。
う‐さいかく【犀角】
サイの角(つの)の黒いもの。漢方では粉末を解熱剤とする。江戸時代には疱瘡(ほうそう)の特効薬として用いた。〈参照〉犀角(さいかく)
うさぎ【兎・兔】
ウサギ科の哺乳(ほにゅう)類の総称。ノウサギ・アナウサギ・カイウサギ(アナウサギを家畜化したもの)など。耳が長く、上あごの門歯(もんし)が2対あるのが特徴。糞(ふん)を食べる習性がある。ほぼ全世界に分布。ウ。ウサ。オサギ。rabbit〈数え方〉1羽(わ)・1匹。
兎死すれば狐是を悲しむ(うさぎしすればきつねこれをかなしむ)
同類の死を、その縁者が悲しむことをいう。
兎に祭文(うさぎにさいもん)
言い聞かせても無駄であることのたとえ。〈類似〉牛に経文。馬の耳に念仏。
兎の登り坂(うさぎののぼりざか)
①得意の分野で実力を発揮するたとえ。
②条件に恵まれると、物事がはかどるたとえ。
兎の糞(うさぎのふん)
ウサギのふんのように、物事がぽつぽつ切れて続かないたとえ。
うさぎ‐うま【兎馬・驢】
→ロバの異名。
うさぎ‐ぎく【兎菊】
キク科の多年草。高山にはえる。高さ12〜35cm。葉は対生。夏に、茎頂に径約5cmの黄色の頭花が1個咲く。
うさぎ‐こうもり【蝠】
耳が長い小形のコウモリ。体長約5cm。樹洞・洞穴・人家などにひそみ、夜に森林内でガやコウチュウなどを捕食。ユーラシア中北部・北アフリカに分布。日本では本州中部以北の山地にすむ。
うさぎ‐ざ【兎座】
オリオン座の南にある南天の星座。2月6日ごろの午後8時ごろに南中。面積290平方度。Lepus
うさぎ‐とび【兎跳び】
両足をそろえ、腰を落とした状態で前に跳ぶ跳び方。足腰の強化のために行われてきたが、下腿(かたい)骨に疲労骨折が生ずる危険性がある。
うさぎ‐みみ【兎耳】
①ウサギのように長い耳。
②人の秘密などを、よく聞き出してくる人。地獄耳。
うさ‐じんぐう【宇佐神宮】
大分県宇佐市南宇佐にある旧官幣大社。祭神は応神天皇・比め大神(ひめおおかみ)・神功(じんぐう)皇后の3神。全国に分布する八幡宮(はちまんぐう)の総本社。豊前国(ぶぜんのくに)一の宮。宇佐八幡。宇佐八幡宮。
うさ‐はちまんぐう【宇佐八幡宮】
→宇佐神宮の別称。
うさ‐ばらし【憂さ晴らし】(名・サ変自)
憂さを晴らすこと。気晴らし。diversion
う‐さん【胡散】(形動)
《「う」は唐音》疑わしいさま。あやしいさま。不審なさま。胡乱(うろん)。suspicious〈派生〉うさんげ(形動)
うさん‐くさ・い【胡散臭い】(形)
あやしくて、ゆだんができない。shady; suspicious〈用例〉〜奴(やつ)。〈派生〉うさんくさげ(形動)うさんくささ(名)
*うし【牛】
ウシ科の哺乳(ほにゅう)類。一般には家畜のウシをさす。ホルスタインなどの乳用種、ヘレフォードなどの肉用種、シンメンタールなどの乳肉兼用種、役用種に大別される。cattle〈数え方〉1頭・1匹・1蹄(てい)
牛驚く許り(うしおどろくばかり)
色のたいへん黒いさまにいう。
牛掴む許りの暗がり(うしつかむばかりのくらがり)
何も見えないほどの真っ暗やみ。
牛に汗し棟に充つ(うしにあせしむなぎにみつ)
《柳宗元「陸文通先生墓表」にあることば。荷車に乗せ牛にひかせると、牛が汗をかくほどであるということから》蔵書のたいへん多いこと。汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)
牛に経文(うしにきょうもん)
どんなに説得しようとしても無駄なことのたとえ。〈類似〉兎(うさぎ)に祭文。馬の耳に念仏。
牛に喰らわる(うしにくらわる)
人にだまされることのたとえ。
牛に引かれて善光寺参り(うしにひかれてぜんこうじまいり)
人に誘われて思いがけず、よい方へみちびかれるたとえ。
牛にも馬にも踏まれず(うしにもうまにもふまれず)
子どもが無事に成長することにいう。
牛の歩み(うしのあゆみ)
進み方のひどくおそいたとえ。as slow as a snail
牛の一散(うしのいっさん)
《元来のろい牛が、むやみにはやることから》普段のろい人がよく考えずに決断すること。
牛の籠抜け(うしのかごぬけ)
鈍重な者は、手際も悪いということのたとえ。また、もともと鈍い人が、がらにもなく器用なことをしようとすることのたとえ。
牛の寝た程(うしのねたほど)
物がたくさんあるさま。山ほど。〈用例〉〜金(かね)をつみあげる。
牛の骨(うしのほね)
素性のわからない者をののしっていう語。〈類似〉馬の骨。
牛の涎(うしのよだれ)
細く長く続ける、また、続くことのたとえ。
牛は嘶き馬は吼え(うしはいななきうまはほえ)
物事が逆なことのたとえ。
牛は牛連れ馬は馬連れ(うしはうしづれうまはうまづれ)
似たものどうしが集まること。
牛は願いから鼻を通す(うしはねがいからはなをとおす)
自分から進んで、災いや苦しみを求めるたとえ。
牛を馬に乗り換える(うしをうまにのりかえる)
《遅い牛を捨てて、速い馬に乗り換える意から》つごうのよいほうにかわること。
うし【丑】
①十二支の第2。
②昔の時刻の名。今の午前2時および、その前後の2時間。
③方角で、北北東。
うし【人】
①貴人の尊称。
②師匠・学者の尊称。とくに、江戸時代の国学者が自分の先生を指していった語。
う‐し【齲歯】
→虫歯
う・し【憂し】(形ク)
〈古語〉
《思うようにはならず、苦痛を感じる状態を言う語》
①つらい。悲しい。〈用例〉世間(よのなか)を〜とやさしと思へども(万葉・5・893)。
②気にくわない。にくい。〈用例〉寝て明かすらむ人さへぞ〜・き(古今・秋上)。
③気がすすまない。ものうい。〈用例〉宮仕へ人はいと〜・きことなり(更級)。
④つれない。無情だ。〈用例〉月見れば〜・き人しもぞ恋しかりける(新古今・恋4)。
⑤《動詞の連用形に付いて》…するのがつらい。〈用例〉折らで過ぎ〜・きけさの朝顔(源氏・夕顔)。
憂しと見し世ぞ今は恋しき(うしとみしよぞいまはこいしき)
《『小倉百人一首』の中の藤原清輔(ふじわらのきよすけ)の和歌の下の句。上の句は「ながらへば又この比(ごろ)やしのばれん」。父と不和で、沈みがちな心境をしみじみとうたったもの》つらかった昔が、今では恋しく思われる。
うじ【氏】
[一](名)
①同一先祖から出た血族の集まり。古代社会において、祭祀(さいし)・官職などで結ばれた。姓(かばね)を与えられた氏上(うじのかみ)が氏人(うじびと)を支配し、その下に部民(べのたみ)や奴婢(ぬひ)が隷属。氏族。
②家系・家名を表す名。姓。名字(みょうじ)。surname
[二](接尾)《武士が姓の下に付けて敬意を示した》氏(し)と同じ。〈用例〉大石〜。
氏無くして玉の輿(うじなくしてたまのこし)
女は家柄が悪くても、顔かたちが良ければ、貴人の愛を得て高い地位にのぼることができる。
氏より育ち(うじよりそだち)
人間は、生まれた家柄よりも、育ち方がだいじだ。Birth is much, but breeding is more.
うじ【蛆】
ハエ・アブの幼虫の俗称。釣り餌(え)ではサシとよぶ。うじむし。maggot
うじ【宇治】
〈市〉京都市南隣の市。住宅・観光都市で、平等院(びょうどういん)・黄檗(おうばく)山万福寺などがある。玉露(ぎょくろ)など高級茶の産地としても有名。人口17万9504(1994)。
うし‐あぶ【牛虻】
人畜を吸血するアブの一種。体長約2.6cm。灰黒色。吸血するのは雌で、雄は花や樹液に集まる。日本各地に分布。ウシバエ。
うじいえ【氏家】
〈町〉栃木県中部、鬼怒(きぬ)川に沿う町。稲作中心の農業地帯であるが、農業機械・靴・セメント製品などを生産。人口2万6501(1994)。
うじ‐うじ(副・サ変自)
《俗語》ためらっていて、はっきりしないさま。にえきらないさま。ぐずぐず。lingeringly〈用例〉小声で〜と話す。〜した印象。
うし‐うま【牛馬】
鹿児島県種子島(たねがしま)特産の小形のウマ。肩高約1.2m。たてがみと尾の長毛を欠き、全体に毛が少ないため、ウシに似て、この名がある。文禄(ぶんろく)・慶長(けいちょう)の役のとき、島津氏が朝鮮半島からもち帰ったものといわれるが、起源は不明。天然記念物であったが、昭和22年(1947)に絶滅。
うしお【潮】
①月と太陽との引力によって海水が定期的に満ちたり引いたりして生ずる潮流。tide
→海水。tide
③「→潮汁」「→潮煮」の略。
うし‐おい【牛追い】
荷牛を追って歩かせる人。牛方。cow driver
牛追い牛に追われる(うしおいうしにおわれる)
立場が逆転することの、また、主客転倒のたとえ。
うしお‐じる【潮汁】
塩だけで味つけした魚・貝のすまし汁。うしお。
ウシオでんき【ウシオ電機(株)】
電気機器。照明・光学機器メーカー。昭和39年(1964)設立。本社は東京都千代田区大手町。
うし‐おに【牛鬼】
①地獄にいるという牛頭(ごず)。鬼や牛の形をした怪物や妖怪(ようかい)
②四国の南伊予(いよ)地方の祭りに見られる、胴が牛で、頭が鬼の形をした張り子の怪物。神輿(みこし)の先駆と家々の悪魔ばらいの役をする。
うしお‐に【潮煮】
タイ・カツオなどを塩味で煮たもの。うしお。
うし‐かい【牛飼(い)】
①牛を飼う人。扱う人。cowherd
②昔、牛車(ぎっしゃ)の牛を扱った人。牛飼いわらわ。
うしかい‐ざ【牛飼(い)座】
北天の星座。1等星アルクトゥルスはこの星座のα(アルファ)星。6月26日ごろの午後8時ごろに南中。面積905平方度。Boötes
うしかい‐ぼし【牛飼(い)星】
→牽牛星(けんぎゅうせい)。Altair
うし‐がえる【牛蛙】
アカガエル科に属する大形のカエル。体長約20cm。暗緑色で、暗色斑(はん)がある。オタマジャクシで越冬して翌年変態。ウシに似た声で鳴く。大正時代に原産地北米から食用に移入され、日本各地に分布。食用ガエル。bullfrog
うじ‐かがのじょう【宇治加賀掾】
(1635-1711)古浄瑠璃(じょうるり)の太夫(たゆう)。紀伊(きい)の人。古浄瑠璃の嘉太夫節(かだゆうぶし)(加賀節)を創始。多彩な曲節を考案し稽古(けいこ)本も刊行、のちの義太夫節(ぎだゆうぶし)に影響を与える。
うし‐かけ【牛駈け】
陰暦の5月5日に、野に放った裸牛のかけぐあいによって、その年の農作物の豊凶(ほうきょう)を占う行事。明治以前、主として紀伊(きい)以西で行われた。牛の藪(やぶ)入り。
うじ‐がみ【氏神】
①一族の祖先、あるいは守護神として祭る神。
②村あるいは村落の神として祭られるもの。鎮守(ちんじゅ)の神。産土(うぶすな)の神。
うしがみ‐まつり【牛神祭(り)】
中国・四国・九州地方で行われる、飼い牛の病気平癒(へいゆ)・無病息災を牛神祠(し)に祈る祭り。正月・5月・9月の各月の5日を祭日とするところが多い。
うし‐かもしか【牛羊】
→ヌー
うじ‐がわ【宇治川】
(よど)川の上流部。京都府宇治市から木津(きづ)川との合流点までをさす。長さ30km。水源は琵琶(びわ)湖。古くから水上交通路として利用された。
うしかわ‐じんこつ【牛川人骨】
昭和32年(1957)愛知県豊橋(とよはし)市牛川町の洪積世中期ないし後期の地層から発見された化石人骨。上腕骨と大腿骨(だいたいこつ)などが出土。
うじがわ‐の‐かっせん【宇治川の合戦】
京都の南にある宇治川で行われた合戦。
①寿永(じゅえい)3年(1184)源義経(みなもとのよしつね)が木曽義仲(きそよしなか)を破った戦い。
②承久(じょうきゅう)3年(1221)の承久の乱のさい、北条泰時(ほうじようやすとき)の率いる幕府軍が朝廷軍を破り入京を果たした戦い。
う‐しき【有職】
僧の職官名。已講(いこう)・内供(ないぐ)・阿闍梨(あじゃり)の総称。有職の三綱(さんごう)
うしく【牛久】
〈市〉茨城県南部、牛久沼北岸の市。旧宿場町。日本のぶどう酒製造の発祥地。都市化が進んでいる。人口6万5060(1994)。
うし‐くよう【牛供養】
広島県北部などで、美しく飾り立てた牛を集めて、田の代掻(しろか)きを行う田植えの行事。各種の代掻きを行わせ技を比べるなど、牛の品評会をもかねた。
うしけ‐のり【牛毛苔】
紅藻類ウシケノリ科の一年生海藻。冬から春に高潮線付近の岩上に生育する。紅紫色で細毛状。長さ3〜5cm。
うじ‐こ【氏子】
①祖先の神としての氏神の子孫。氏人(うじびと・うじうど・うじんど)
②鎮守(ちんじゅ)の神・産土神(うぶすながみ)の守る土地に生まれた人。また、その地域に居住する者。
うじこ‐じゅう【氏子中】
同じ氏神をまつる人々。氏子一同。
うじこ‐ふだ【氏子札】
誕生後初めての宮参りのさい、氏神(うじがみ)社から生児に与えられ、氏子であることを証する札。
うしごめ【牛込】
東京都、新宿区北東部にある地区。かつては住宅地。現在は大半が商業地。出版・印刷関連会社が多く、テレビ局もある。
うし‐ころし【牛殺し】
①牛を殺すこと。
②バラ科の落葉低木。山野にはえる。葉は倒卵形。春に、白い小花が咲く。牛の鼻に綱を通すときにこの木を用いたことからの名。また、この材を鎌(かま)の柄に使用したため、カマツカの名もある。
→クロツバラの別名。
うし‐さわら【牛鰆】
サバ科の海水魚。体は紡錘(ぼうすい)形で、全長2m。背面は青緑色で腹面は白色。体側に斑点(はんてん)が2列並ぶ。サワラより沖合いにすむ。味はサワラより劣る。秋田・千葉以南に分布。オキサワラ。
うしじま‐のりゆき【牛島之】
(1900-97)洋画家。熊本県生まれ。東京美校卒。単純な色彩と幾何学的構成で、水辺を中心に牧歌的な題材を好んで描く。昭和58年(1983)文化勲章受章。
うじしゅういものがたり【宇治拾遺物語】
鎌倉(かまくら)前期の説話集。15巻、196話。作者不詳。建暦(けんりゃく)2〜承久(じょうきゅう)3年(1212〜21)ごろ成立。仏教説話が多いが「こぶとり」「腰折雀(こしおれすずめ)」などの民間伝承も含む。
うじ‐じゅうじょう【宇治十帖】
『源氏物語』54帖のうち、最後の10帖。山城国宇治を舞台に、光源氏の子薫(かおる)大将の半生を描く。橋姫・椎本(しいがもと)・総角(あげまき)・早蕨(さわらび)・宿木(やどりぎ)・東屋(あずまや)・浮舟・蜻蛉(かげろう)・手習・夢浮橋(ゆめのうきはし)の10帖の総称。
うじ‐すじょう【氏素性】
→家系→家柄。lineage
うじたわら【宇治田原】
〈町〉京都府南部、宇治川の支流田原川に沿う町。良質茶の産地。林業もさかん。人口8601(1994)。
うじ‐ちゃ【宇治茶】
京都府宇治に産する緑茶。玉露(ぎょくろ)および抹茶(まっちゃ)が著名。宇治茶にちなんで、抹茶を用いた氷水などに宇治の名をつける。
うしづ【牛津】
〈町〉佐賀県中部、佐賀平野の町。旧宿場町。稲作・ミカン栽培などの農業中心。人口1万0134(1994)。
うし‐つつき【牛突】
ムクドリ科の鳥。全長23cm。サイ・カバ・キリンなど大形の哺乳(ほにゅう)類にとまってダニや吸血性のアブ・ハエを食べる。キバシウシツツキ・アカハシウシツツキの2種がアフリカに分布。
うじ‐でら【氏寺】
氏族が先祖の霊をとむらい、現世利益(りやく)を願って建てた寺。藤原(ふじわら)氏の興福寺など。
うし‐とら【寅・艮】
方角の名。丑と寅の間。北東。鬼門とされる。
うし‐トリコモナスしょう【牛トリコモナス症】
トリコモナス原虫の感染で、雌ウシに一時的な不妊・子宮内膜炎・流産を起こす伝染病。bovine trichomoniasis
うじな【宇品】
広島市の南端、広島湾に臨む地区。宇品港(現在の広島港)は、明治以降中国大陸向け兵站(へいたん)基地の役割を果たした。
*うしな・う【失う】(五他)
①《「喪う」とも》もとあったものを、なくす。lose〈対義〉得る。〈用例〉大金を〜。信用を〜。
②取り逃がす。miss〈用例〉機会を〜。
③死に別れる。lose〈用例〉母を〜。
④わからなくなる。be at a loss〈用例〉方途を〜。なすすべを〜。
⑤正常な精神状態をなくす。lose one's mind〈用例〉自分を〜。
失われた世代(うしなわれたせだい)
第1次大戦で、戦争の恐怖と幻滅を味わった世代。また、アメリカ文学に新時代を開いた、同世代の文学者たちを言う。Lost Generation
うしなわれたときをもとめて【失われた時を求めて】
《原題À la recherche du temps perdu(フランス)》プルーストの一人称体の小説。7巻。1913〜27年刊。人間の深奥にひそむ複雑な心理構造を緻密(ちみつ)に描いた、革新的な手法による作品。
うじ‐の‐かみ【氏の上】
氏族の首長。氏の長(おさ)。氏の長者(ちょうじゃ)
うしのけ‐ぐさ【牛の毛草】
イネ科の多年草。山地の乾燥した岩場などにはえる。稈(かん)は細く高さ約40cm。葉は毛管状。6〜8月に緑色の小穂をつける。茎や葉が糸状なので、ウシやヒツジの毛にたとえられる。
うしのこく‐まいり【丑の刻参り】
→うしのときまいり(丑の時参り)
うし‐の‐した【牛の魚】
《体形が長楕円(だえん)形で舌を思わせることから》→したびらめ(舌鮃)
うしのとき‐まいり【丑の時参り】
人を呪(のろ)う方法。丑の刻(午前2時ごろ)に火をつけたろうそくを頭に、ひそかに社寺に詣(もう)で、呪う相手に模した藁人形(わらにんぎょう)を神木に打ちつける。丑の刻参り。丑の時詣で。丑参り。
うし‐の‐ひ【丑の日】
干支(えと)の、丑に当たる日。とくに、夏の土用の丑の日。
うじ‐の‐わきいらつこ【郎子】
記紀で伝える応神(おうじん)天皇の皇子。学問を好み、皇太子となったが、異母兄の仁徳(にんとく)天皇に皇位をゆずるため自殺したという。
うし‐ばえ【牛蠅】
①幼虫がウシやウマの皮下に寄生するハエ。体長1.5cm内外。幼虫が老熟すると、皮膚に穴をあけて脱出するので、皮革をいためる。日本・ヨーロッパ・北アメリカに分布。日本には比較的少ない。
→ウシアブの別名。
うし‐は・く【領く】(四他)
〈古語〉
土地を支配する。統治する。〈用例〉〜・き坐(いま)す諸(もろもろ)の大御神たち(万葉・5・894)。
うし‐はこべ【牛縷】
ナデシコ科の多年草。野原・道ばたなどにはえる。高さ50cmぐらいだが、下部は地をはう。卵形の葉は対生。初夏に、葉腋(ようえき)に白い小花が咲く。
うじ‐ばし【宇治橋】
京都府宇治市の宇治川に架かる橋。古来、東方から京都への侵入を防衛する要所。宇治川の先陣争いの地。
うじばし‐の‐だんぴ【宇治橋の断碑】
大化(たいか)2年(646)の宇治川架橋の由来が記された日本最古の石碑の断片。京都府宇治市の放生院(ほうじょういん)境内にある。寛政(かんせい)3年(1791)3行27字が発見された。
うじ‐ひと【氏人】
古代、氏を構成する一般の人。氏の長である氏の上(かみ)と共通の姓(かばね)を称し、共通の氏神をまつり、同族としての連帯性をもった。
うしぶか【牛深】
〈市〉熊本県天草(あまくさ)下島南端の市。県下1の水産都市で、アジ・サバ・イワシ漁のほか、ハマチ・タイ・真珠の養殖が行われる。人口2万1385(1994)。
うし‐べに【丑紅】
寒中の丑の日に買う紅。口内の荒れや子どもの疱瘡(ほうそう)などに薬効があるとされた。赤丑。〈参照〉寒紅。
うし‐へん【牛偏】
漢字を組み立てている部分の名。「物・特」などの左にある「牛」。
うしぼり【牛堀】
〈町〉茨城県南部、霞ケ浦(かすみがうら)湖岸の町。水運の要所で江戸廻漕(かいそう)で栄えた。稲作地帯。人口6459(1994)。
うし‐まつり【牛祭(り)】
京都市右京区の広隆(こうりゅう)寺で、10月10日の夜行われる祭事。現在は不定期。摩多羅神(まだらじん)を祭り、五穀豊穣(ほうじょう)・悪疫退散を祈願する。
うしまど【牛窓】
〈町〉岡山県南東部の町。内海交通の要所として栄えたが、今は漁港・観光地として知られる。オリーブ栽培も行われている。人口8488(1994)。
うし‐みつ【丑三つ】
丑の刻を4つに分けた第3の時刻。現在のおよそ午前2時ごろ。真夜中。
うじ‐むし【蛆虫】
→ウジ。maggot
②人をののしって言う語。abusive word〈用例〉この〜どもが。
うじゃ‐うじゃ(副)
たくさん寄り集まって、うごめいているさま。in swarms〈用例〉ウメの木に毛虫が〜いる。
うじゃ・ける(下一自)
①熟した果物などがつぶれくずれる。
②だらしない状態になる。
うじゃじゃ・ける(下一自)
《俗語》
①うれきって、くずれる。〈用例〉はれものが〜。
②姿勢・態度がだらしなくなる。
うじやまだ【宇治山田】
三重県伊勢(いせ)市の旧称。伊勢神宮内宮(ないくう)の門前町宇治と、外宮(げくう)の門前町山田が合併して宇治山田市となり、昭和30年(1955)伊勢市と改称。
うじゆい‐の‐しん【氏結いの神】
→うじがみ(氏神)
う‐しゅう【羽州】
→出羽国(でわのくに)
うしゅう‐たんだい【羽州探題】
室町幕府の地方統治機関の一つ。出羽国(でわのくに)の政治・軍事・裁判などを統轄。
ウジュン‐パンダン【Ujung Pandang】
インドネシア、スラウェシ島南西端、マカッサル海峡に臨む港湾都市。人口91.3万(1990)。旧称マカッサル。
う‐しょう【羽觴】
《「觴」は、さかずきの意》スズメが羽を広げた形のさかずき。
羽觴を飛ばす(うしょうをとばす)
《李白(りはく)「春夜桃李園に宴するの序」にあることば》さかずきのやりとりを盛んにする。
う‐しょう【鵜匠】
鵜飼いを職とする人。うじょう。cormorant fisherman
う‐じょう【有情】
①《仏教語》情(こころ)を有するもの。生き物。衆生(しゅじょう)。〈対義〉非情。〈用例〉いつさいの〜を見て、慈悲の心なからんは(徒然・128)。
②人間の心情がわかること。人間的であること。humane〈対義〉無情。〈用例〉〜の人。
うじょう‐ふくよう【羽状複葉】
葉軸の左右に葉が対についた状態。葉軸の分枝する回数で2回羽状複葉・3回羽状複葉などという。pinnate compound leaf
うじょう‐みゃく【羽状脈】
葉脈の形の一つ。中央脈が1本走り、側脈が羽状に出るもの。pinnately venation
う‐しょとく【有所得】
《仏教語》おもに禅宗で、存在するものを取捨選択し、いずれか一方に偏して執着すること。ものごとに対するとらわれの心をもつこと。〈対義〉無所得。