うたしない【歌志内】
〈市〉北海道中部、空知(そらち)地方の市。炭鉱都市であったが、閉山があいつぎ人口激減。人口7558(1994)。
うた・す【打たす】(下二他)
〈古語〉
馬に乗って行く。〈用例〉馬を静めて〜・せたり(太平記・6)。
うたせ‐あみ【打(た)瀬網】
引き網の一つ。風力・潮力を利用し、網を引き回して底魚をとる。うちせあみ。
うたた【転】(副)
①ますます。いよいよ。more and more〈用例〉〜つのる思い。
②はなはだしく。unusually〈用例〉〜荒涼。
うたた‐ごころ【転心】
変わりやすい心。
うたた‐ね【転寝】(名・サ変自)
床にはいらずに、うとうとと眠ること。仮睡(かすい)。doze; nap
う‐だち
①妻側の梁(はり)の上に立てて棟木(むなぎ)を支える短い柱。うだつ。
②《転じて》①のある妻側の壁。妻壁。
③町屋でとなりとの境につくった防火壁。卯建(うだ)ち。
うたつ【歌津】
〈町〉宮城県北東部、三陸海岸の町。海苔(のり)・ワカメ養殖、山間では畑作・養蚕(ようさん)・畜産を行う。人口6014(1994)。
うたづ【宇多津】
〈町〉香川県坂出(さかいで)・丸亀(まるがめ)両市にはさまれた町。古い港町。電気機器などの工場がある。人口1万3954(1994)。
うだつ
→うだち」の転。
うだつが上がらない(うだつがあがらない)
不遇な状態のままで、いっこうによい身分にならない。低迷するばかりで、立身出世しない。have no chance of getting on
うたて【転】(副)
〈古語〉
①ますます。はなはだしく。〈用例〉〜このころ恋し繁しも(万葉・12・2877)。
②ふつうでないさま。異様に。〈用例〉灯も消えにけり。〜思(おぼ)さるれば(源氏・夕顔)。
③いやに。なさけなく。〈用例〉心あらむ人は、〜おろかなりとぞ見るべき(徒然・38)。
うたて・し(形ク)
〈古語〉
①いやだ。気にくわない。〈用例〉勧賞(けんじやう)(かうむ)らんとて、尋ねもとむるぞ〜・き(平家・12・六代)。
②気の毒だ。〈用例〉俊寛僧都(しゅんくわんそうづ)一人(いちにん)赦免(しゃめん)なかりけるこそ〜・けれ(平家・3・頼豪)。
うだ‐てんのう【宇多天皇】
(867-931)第59代天皇(在位(887-897))。光孝(こうこう)天皇の第7皇子。菅原道真(すがわらのみちざね)を登用し、寛平(かんぴょう)の治を行う。譲位後仁和(にんな)寺にはいり、はじめて法皇を称した。
うた‐ねんぶつ【歌念仏】
念仏踊りの唱え言に俗謡をまじえて歌うもの。江戸期、僧形の門付け芸人が鉦(かね)を打ちながら歌って歩いた。
うたの【菟田野】
〈町〉奈良県東部の丘陵地帯にある町。農林業中心で、みがき丸太(まるた)などの製造が行われる。人口5451(1994)。
うたのぼり【歌登】
〈町〉北海道北部、幌別(ほろべつ)川に沿う町。トウモロコシ・ジャガイモ栽培、酪農がさかん。人口2810(1994)。
うたのほん【歌の本】
《原題Buch der Lieder(ドイツ)》ハイネの初期叙情詩集。1827年刊。「若い悩み」「叙情的間奏」「帰郷」「ハルツの旅から」「北海」の5部からなる。
うた‐ひこう【歌披講】
宮中の歌会で、形式にしたがって和歌を無伴奏で朗唱すること。披講。
うた‐びと【歌人】
①和歌をつくる人。うたよみ。歌人(かじん)
②歌をうたう人。うたいて。
③雅楽の歌をうたう役目の人。
→詩人
うた‐ひめ【歌姫】
歌をうたう女。女性歌手。female singer
うた‐まくら【歌枕】
もとは枕ことばや名所など、和歌をつくるときに必要な事柄を示した書物。のちには歌によまれて有名になった諸国の地名・名所を言う。〈比較〉俳枕。
うたまろ【歌麿】
→きたがわうたまろ(喜多川歌麿)
うた‐ものがたり【歌物語】
①歌にまつわる話。うたがたり。
②平安初期の文学様式の一つ。歌を中心とした物語。『伊勢(いせ)物語』など。
うた‐よみ【歌詠み】
和歌を詠むこと・人。歌人。
ウタリ
(utariアイヌ)本来はアイヌ語で同胞・仲間・親戚(しんせき)などを表す語。明治期以降、アイヌという語が和人(わじん)によって侮蔑(ぶべつ)的な意図で使われはじめ、それに代わってアイヌをさす呼称として用いられるようになった。
うだ・る【茹る】(五自)
①ゆだる。be boiled
②暑さで弱る。swelter
うたわ・れる【謳われる】(下一自)
①《よい意味で》評判にされる。be admired〈用例〉内外に〜。
②明文になっている。be stipulated〈用例〉憲法に〜・れている。
ウ‐タント【U Thant】
(1909-74)ビルマ(現ミャンマー)の政治家。ラングーン大卒。駐米大使・国連代表をへて1962〜71年、第3代国連事務総長。コンゴ問題・キューバ危機などの解決に活躍。
*うち【内】
[一](名)
①《「中」とも》ある範囲・領域に囲まれた部分。その範囲を超えないところ。なか。内部。inside; interior〈対義〉外。
(ア)時間的なある範囲。あいだ。ま。while〈用例〉明るい〜に仕事を終える。知らない〜はともかく。
(イ)ある限度を超えていないこと。within〈用例〉1年の〜に。若い〜が花だ。
③設定された事柄の範囲。〈用例〉3人の〜で一番若い。病気の〜に入らない。これも勉強の〜だ。
④心。heart〈用例〉〜にかえりみてやましからず。
⑤一部分。a part〈用例〉〜払い。
⑥夫の称。one's husband〈用例〉〜の人。
⑦《「家」とも》
(ア)自宅。home〈用例〉〜に帰る。
(イ)自分の帰属するグループ。my; our〈用例〉〜の学校。
(ウ)家。house〈用例〉〜が建てこむ。
⑧{古語}
(ア)皇居。内裏(だいり)。〈用例〉今は〜にのみさぶらひたまふ(源氏・桐壺)。
(イ)天皇。〈用例〉〜にも、おぼし嘆きて行幸あり(源氏・賢木)。
(ウ)儒教に対して、仏教。〈用例〉〜には五戒をたもって慈悲を先(さき)とし、外(ほか)には五常(ごじやう)をみださず(平家・2・教訓状)。
[二](代)《方言》関西地方などで、女性の自称。わたくし。
内に省みて疚しからず(うちにかえりみてやましからず)
《『論語』「顔淵(がんえん)」にあることば》自分の心に反省してみて、良心に恥じるところがない。
内裸でも外錦(うちはだかでもそとにしき)
世渡りのためには、見えないところで節約してでも、体裁を飾らなければならないということ。
内を空ける(うちをあける)
家を留守にする。stay away from home
内を外にする(うちをそとにする)
外に出てばかりで家にはいない。gad about
内を出違う(うちをでちがう)
訪問客を避けるために入れ違いに外出する。
うち【打ち】(接頭)
《動詞に付く》
①ちょっと、すこし、の意を表す。〈用例〉〜見る。
②意味を強めたり、語調をととのえたりする。〈用例〉〜続く。〜寄せる。
③下の動詞と合わさって特定の意になる。〈用例〉〜とける。〜切る。
うち‐あい【打(ち)合い】
互いに打つこと。
うち‐あい【撃(ち)合い】
互いに銃砲で撃つこと。exchange shots
うち‐あ・う【打(ち)合う】(五自)
互いに打つ。
うち‐あ・う【撃(ち)合う】(五他)
互いに鉄砲などを撃つ。exchange shots
うち‐あ・ぐ【打ち上ぐ】(下二他)
〈古語〉
→うちあげる(打ち上げる)
うち‐あげ【内揚(げ)】
和服を仕立てるさい、前後身頃(みごろ)に縫い込む揚げ。裾(すそ)がいたんだときに補うことができる。
うち‐あげ【打(ち)上げ】
①打ち上げること。launching
②興行の終わり。打ち止め。close
③仕事じまいの宴。closing banquet
④「→打ち上げ花火」の略。
うちあけ‐ばなし【打(ち)明け話】
隠さずに語る話。frank talk
うちあげ‐はなび【打(ち)上げ花火】
空中に打ち上げる花火。打ち上げ。rocket fireworks〈比較〉仕掛け花火。
うち‐あ・ける【打(ち)明ける】(下一他)
隠さずにみんな話す。talk frankly
うち‐あ・げる【打(ち)上げる】(下一自他)
①(他)
(ア)打って、高く上げる。launch
(イ)興行・碁などを終える。close up
(ウ)波が物を岸に運び上げる。wash ashore
②(自)上がる。dash〈用例〉岸に〜波。
うち‐あ・てる【打(ち)当てる】(下一他)
物を物に強くぶつける。hit ... against
うち‐あ・り【打ち有り】(ラ変自)
〈古語〉
①無造作に置かれてある。さりげなくいる。〈用例〉心の〜・るさまをも(紫式部日記)。
②つきなみである。どこにでもある。〈用例〉やや、これは〜・る矢にもあらざりけり(宇治拾遺・189)。
うち‐あわ・す【打ち合わす】(下二他)
〈古語〉
→うちあわせる(打ち合わせる)
うち‐あわせ【打(ち)合わせ・打合(わ)せ】
①打ち合わせること。arrangement
②下相談。previous arrangements
③協議。consultation
④衣服のあき部分の左右が重なり合うところ。おもに前あきに用いる。通常、婦人服は右身頃(みぎみごろ)が上、紳士服は左身頃が上になる。overlapping
うち‐あわ・せる【打ち合(わ)せる・打合(わ)せる】(下一他)
①互いにぶつけ合う。exchange blows
②前もって相談する。make arrangements
うち‐い・ず【打ち出ず】(下二自他)
〈古語〉
①(自)
(ア)出る。あらわれる。〈用例〉田児の浦ゆ〜・でて見れば(万葉・3・318)。
(イ)出陣する。〈用例〉あす〜・でんとての夜(平家・9・小宰相身投)。
②(他)
(ア)出す。とくに出衣(いだしぎぬ)をする。〈用例〉御小袿(こうちき)〜・でて見せ奉り給へり(宇津保・国譲中)。
(イ)口に出して言う。〈用例〉さのみやはとて〜・で侍りぬるぞ(竹取)。
(ウ)音をたてる。声をあげる。〈用例〉〜・でたる拍子いとはなやかなり(源氏・初音)。
うち‐いだ・す【打ち出だす】(四他)
〈古語〉
①着物のつま・そでなどを几帳(きちょう)やすだれの下から少し出す。
②口に出す。声に出してうたう。〈用例〉「月秋と期(き)して身いづくか」といふことを〜・し給へりし(枕・故殿の御ために)。
うち‐いり【討(ち)入り・討入】
攻めこむこと。〈用例〉義士の〜。
うち‐い・る【討(ち)入る】(五自)
攻め入る。〈用例〉吉良(きら)邸に〜。
うち‐い・る【打ち入る】(下二他)
〈古語〉
①無造作に入れる。〈用例〉手に〜・れて(竹取)。
②ばくちにつぎこむ。〈用例〉残りなく〜・れんとせんにあひては打つべからず(徒然・126)。
③馬をのり入れる。〈用例〉河へざっとぞ〜・れたる(平家・9・宇治川先陣)。
うち‐いわい【内祝(い)】
①内輪の者だけでする祝い。family celebration
②自分の家の祝い事を記念して物を贈ること。また、その品物。〈用例〉長女誕生の〜。
うち‐うち【内内】
表立たぬこと。ないないのこと。うちわ。内幕。in private
うち‐うみ【内海】
①みずうみ。lake
②入り海。ないかい。inland sea〈対義〉外海(そとうみ)
うちうみ【内海】
〈村〉愛媛県南西端、豊後(ぶんご)水道に臨む村。ミカン栽培と漁業が中心。真珠養殖も行う。人口2660(1994)。
うちうら【内浦】
〈町〉石川県、能登(のと)半島先端近くの町。漁業と、タバコ栽培などの農業が中心。九十九(つくも)湾・恋路(こいじ)海岸がある。人口9245(1994)。
うちうら‐わん【内浦湾】
北海道南西部、渡島(おしま)半島の東にある湾。イカ漁などがさかん。東岸に工業都市室蘭(むろらん)がある。噴火湾。
うち‐えする【打ち寄する】
[枕ことば]《「うちよする」の上代東国方言》「駿河(するが)」にかかる。〈用例〉吾妹子(わぎめこ)と二人わが見し〜駿河の嶺(ね)らは恋(くふ)しくめあるか(万葉・20・4345)。
うち‐おと・す【打ち落(と)す・打落(と)す】(五他)
①棒などでたたき落とす。strike down
②首を切って落とす。behead
うち‐おと・す【撃ち落(と)す・撃落(と)す】(五他)
鉄砲などで、撃ち当てて落とす。shoot down
うち‐おとり【内劣り】(名・サ変自)
外見のよさに似ず、内容が劣っていること。
うち‐おろ・す【打(ち)下ろす】(五他)
上から勢いよく振り下ろす。bring down〈用例〉ハンマーを〜。
うち‐かえし【打(ち)返し】
①綿を打ち返し直すこと。打ち返したもの。〈用例〉古綿の〜。
②舞台の背景を裏返しにして、他の背景とすること。
③建築で、左右または上下が対称であること。
うち‐かえ・す【打(ち)返す】(五自他)
①(他)
(ア)なぐりかえす。return a blow
(イ)繰り返す。repeat
(ウ)ひっくりかえす。逆にする。turn back
(エ)古綿を再生する。rewhip
(オ)田畑をすきかえす。plow up
②(自)波などがいったん引いて、また寄せてくる。come and retreat; repeatedly
うち‐か・く【打ち懸く】(下二自他)
〈古語〉
①(他)かける。ひっかける。〈用例〉かたびらを〜・けて(徒然・53)。
②(自)強くかかる。ふりかかる。〈用例〉浪(なみ)は船に〜・けつつ(竹取)。
うち‐かくし【内隠し】
洋服の内側にある物入れ。内ポケット。inner pocket
うち‐かけ【打(ち)掛け・打掛・襠】
①近世、武家の婦人の礼服の一つ。着物の上にはおる、裾(すそ)を引いて着る小袖(こそで)。今日では花嫁衣装。かいどり。
②上代、朝廷の儀式で武官が袍(ほう)の上につけた服。りょうとう。
うち‐がけ【内掛(け)】
相撲の決まり手の一つ。回しを引いて胸を合わせ、相手の足の内側に足をかけて倒す技。〈比較〉外掛け。
うち‐かさな・る【打(ち)重なる】(五自)
物の上に物が重なる。ことが続いて起きる。follow upon another〈用例〉〜不幸。
うち‐かた【内方】
①自分の家。
②自分のほう。
③貴人の妻や、人の妻を言う尊敬語。内室。内儀。
④貴人の家に仕えていた女。
うち‐がたな【打(ち)刀】
敵を打ち斬(き)るのに便利なように作られた、鍔(つば)付きの長刀。鞘(さや)巻きなどの「刺す刀」に対する語。打太刀(うちだち)。鍔刀。
うち‐か・つ【打(ち)勝つ】(五自)
①勝負事や戦いなどで、相手に勝つ。win
②野球やテニスなどで、打ち合って、勝つ。defeat
③《「打(ち)克つ」とも》負けないで、のりこえる。克服する。overcome〈用例〉困難に〜。
うち‐かぶと【内兜】
①かぶとの内がわ。
→内情
内兜を見透かす(うちかぶとをみすかす)
内情・弱点を見ぬく。
うち‐がま【内缶・内罐】
〈対義〉外缶。
①ふろのかまが、ふろおけの内部にあるもの。
②火のたきつけ口が浴室の中にあるふろ。
うち‐がわ【内側】
物の内部。物の内に面しているがわ。inside〈対義〉外側。
うち‐き【袿】
=うちぎ。
①平安時代の女性の衣服。広袖(ひろそで)で丈長。この上に唐衣(からぎぬ)・裳(も)・小袿(こうちき)などを重ねて正装とする。
②男子の直衣(のうし)・狩衣(かりぎぬ)などの下に着た衣服。
うち‐き【内気】(名・形動)
おとなしく遠慮ぶかい性質・さま。ひかえめ。shyness〈比較〉弱気。〈用例〉〜な人。
うち‐き【打(ち)気】
野球で、打者が打とうとはやる気持ち。〈用例〉〜を誘う。
うち‐ぎき【打(ち)聞き】
①ふと聞いたことば。
②聞いたままを書きつけたもの。聞き書き。
うちぎきしゅう【打聞集】
平安後期の説話集。長承(ちょうしょう)3年(1134)ごろ成立。27話。『今昔(こんじゃく)物語集』などと共通する話が多い。インド・中国・日本の仏教霊験談を主とする。国語史の貴重な資料。
うち‐き・く【打ち聞く・打ち聴く】(四他)
〈古語〉
ちょっと聞く。思いがけず聞く。〈用例〉〜より胸ふたがりて(源氏・明石)。
うち‐きず【打(ち)傷】
打ちつけたり、打たれたりして、できた傷。打撲傷。bruise
うちき‐すがた【袿姿】
(うちき)だけの私的な服装。くつろいだ姿。
うち‐ぎぬ【打(ち)衣・衣】
《砧(きぬた)で打って光沢を出したことから》女房装束(にょうぼうしょうぞく)の一つ。重袿(かさねうちき)のいちばん上に着た袷(あわせ)の着物。うちき。うちもの。
うちきり‐ほしょう【打(ち)切り保障】
労働災害による傷病が3年以上たって治らないとき、使用者がその後の療養補償を打ち切るために支払う補償金。労働基準法で規定。
うち‐き・る【打(ち)切る】(五他)
①強く切る。たちきる。cut off
②途中で終わりにする。break off〈用例〉契約を〜。
うち‐きん【内金】
売買代金や請負代金の全額支払いに先立って、一部前渡しされる金銭。手金。手つけ。deposit
うち‐ぐ・す【打ち具す】(サ変自他)
〈古語〉
①(自)そろう。そなわる。〈用例〉親〜・し(源氏・桐壺)。
②(他)ともなう。連れていく。〈用例〉〜・しては、つきなからむさまを思ひ返し給ふ(源氏・須磨)。
うち‐くだ・く【打(ち)砕く】(五他)
たたいてこまかくこわす。物事を打ちこわす。smash
うち‐くび【打(ち)首】
昔の刑の一つ。刀で首を切り落とすこと。behead
うち‐けし【打(ち)消し・打消】
①打ち消すこと。非認。否定。denial; negation
②文法で、打ち消しの助動詞「ない・ぬ・まい」などを用いて、あることが成り立たないことを表す言い方。negative
うち‐け・す【打(ち)消す】(五他)
そうでないと言う。否定する。deny〈用例〉うわさを〜。
うち‐ゲバ【内ゲバ】
《「ゲバ」は、「ゲバルト」の略》同じ政治目的をもつ政治党派間や党派内で、理論の違いや主導権争いなどから起きる暴力抗争。〈対義〉外ゲバ。
うち‐げんかん【内玄関】
おもに家人の出入りする玄関。ないげんかん。side door〈対義〉表玄関。
うち‐こ【打(ち)粉】
①刀などの手入れに使う砥粉(とのこ)
②うどんやパンなど、小麦粉を練った生地を扱うとき、べたつかないようにふる小麦粉などの粉類。取り粉。flour
うちこ【内子】
〈町〉愛媛県中西部、肱(ひじ)川支流、小田川沿いの町。山間にあり、クリ栽培などがさかん。人口1万2464(1994)。
うちこみ‐じる【打(ち)込み汁】
煮込みうどんの一つ。生(なま)の手打ちうどんに野菜類を加え、しょうゆ味で煮る。香川県の郷土料理。
うち‐こ・む【打(ち)込む】(五他)
①くいなどを打ち入れる。drive into
②たたき込む。drive in〈用例〉ホームランを〜。
③熱中する。devote oneself to〈用例〉ピアノに〜。
④急所をついて言いこめる。talk a person to silence
⑤攻めかかる。attack
⑥剣道で、相手を打つ。
⑦碁で、相手の陣の中に石を打つ。
うち‐こ・む【撃(ち)込む】(五他)
弾丸・矢などを相手の陣などに入れる。〈用例〉敵兵に弾丸を〜・んだ。
うち‐こ・ゆ【打ち越ゆ】(下二他)
〈古語〉
越えていく。〈用例〉塩津山〜・え行けばあが乗れる(万葉・3・365)。
うち‐ころ・す【打(ち)殺す】(五他)
たたき殺す。beat to death
うち‐ころ・す【撃(ち)殺す】(五他)
銃などの弾を命中させて殺す。shoot to death
うち‐こわし【打(ち)壊し・打(ち)毀し】
①たたきこわすこと。ぶちこわし。destruction
②江戸時代中期以降、都市を中心に頻発(ひんぱつ)した暴動。米価引き下げや質物の無償返還を要求し、米屋・質屋などを襲った。
うち‐こわ・す【打(ち)壊す・打(ち)毀す】(五他)
①打ってこわす。たたきこわす。destroy
②物事をだめにする。spoil〈用例〉計画を〜。
うち‐ざた【内汰】
〈対義〉表沙汰(おもてざた)
①内々の訴訟。
②うちわの取り計らい。
うち‐しお・れる【打(ち)萎れる】(下一自)
力が抜けて、しょんぼりする。be depressed
うち‐しき【打(ち)敷】
①錦(にしき)や綾(あや)の裂地(きれじ)で裏表を襲(かさね)の色目にした敷物。
②寺院の高座や仏具の敷物。
③菓子を入れる器に敷く白い紙。掻敷(かいしき)
うち‐しず・む【打(ち)沈む】(五自)
①すっかり沈みこむ。sink
②まったく元気がなくなる。be dejected
うち‐じに【討(ち)死に・討死】(名・サ変自)
戦って死ぬこと。戦死。death in battle
うち・す【打ちす】(サ変他)
〈古語〉
たやすく事を行う。気軽にふるまう。〈用例〉ここしきさま〜・したり(紫式部日記)。
うち‐す・える【打(ち)据える】(下一他)
①しっかり置く。place firmly〈用例〉庭石を〜。
②立てないほど、たたく。hit very hard〈用例〉竹刀で〜。
うち‐す・ぎる【打(ち)過ぎる】(上一自他)
①(自)過ぎる。pass〈用例〉日ごろ、ごぶさたに〜・ぎ…。
②(他)適当以上に打つ。hit too much〈用例〉くぎを〜・ぎて板が割れた。
うち‐す・つ【打ち捨つ】(下二他)
〈古語〉
→うちすてる(打ち捨てる)
うち‐す・てる【打(ち)捨てる・打(ち)棄てる】(下一他)
①思いきりよく捨てる。勢いよく捨てる。put away
②構わずにほうっておく。見捨てる。abandon〈用例〉〜・てて顧みない。
うち‐そ・う【打ち添う】
〈古語〉
[一](四自)そばにいる。つき従う。〈用例〉宿世(すくせ)〜・へりける身(源氏・帚木)。
[二](下二他)つけ加える。〈用例〉声〜・ふる沖つ白なみ(古今・賀)。
うち‐そろ・う【打(ち)揃う】(五自)
全員そろう。もれなく集まる。gather all together〈用例〉〜・って出かける。
うちた【打田】
〈町〉和歌山県北部、紀ノ川中流の町。稲作のほか、イチゴ・タマネギ・ミカンの産地。人口1万4572(1994)。
うちだ‐いつみ【内田五観】
(1805-82)数学者。江戸の人。関流数学を日下誠(くさかまこと)に、蘭(らん)学を高野長英に学ぶ。明治6年(1873)太陰暦を廃し太陽暦に改暦する任にあたる。著書『古今算鑑』など。
うち‐たえて【打ち絶えて】(副)
〈古語〉
《下に打ち消しの語をともなって》まったく。すっかり。いっこうに。少しも。〈用例〉〜おとづれもせず(源氏・真木柱)。
うち‐た・える【打(ち)絶える】(下一自)
すっかり絶える。すっかり切れる。
うち‐たお・す【打(ち)倒す】(五他)
①たたいたり、なぐったりして倒す。knock down
②相手をやっつける。負かす。defeat
うち‐だか【内高】
江戸時代、諸藩で実際に収入となった石高(こくだか)。〈対義〉表高(おもてだか)
うちだ‐かんいち【内田寛一】
(1888-1969)地理学者。佐賀県生まれ。京大卒。大正・昭和期の歴史地理学の代表者。東京教育大・日大教授。日本地理学会会長。著書『経済地域に関する諸問題の研究』『初島の経済地理に関する研究』など。
うちだ‐ぎんぞう【内田銀蔵】
(1872-1919)歴史学者。東京生まれ。東大卒。京大教授となり史学科を創設。日本経済史研究で近代的方法論を確立。史学理論の研究でも独創的見解を示す。著書『日本近世史』など。
うちだ‐こうさい【内田康哉】
(1865-1936)外交官。熊本県生まれ。東大卒。外相・満鉄総裁を歴任。斎藤内閣の外相として、満州国承認、国際連盟脱退など「焦土外交」とよばれる強硬外交を推進。
うち‐だし【打(ち)出し】
①打ち出すこと。
②芝居・相撲などの終わり。はね。close
うちだし‐だいこ【打(ち)出し太鼓】
興行の終わりを知らせる太鼓。
うち‐だ・す【打(ち)出す】(五他)
①打って出す。strike out
②打ち始める。begin to beat
③くふうして考え出す。提案する。work out〈用例〉新機軸を〜。
④興行の終わりを知らせる太鼓を打つ。
⑤金属などを裏からたたいて表に模様を浮き出すようにする。
うち‐た・てる【打(ち)立てる】(下一他)
物事をしっかり立てる。establish〈用例〉業績を〜。
うちだ‐とむ【内田吐夢】
(1898-1970)映画監督。岡山県生まれ。作品『生ける人形』『大菩薩(だいぼさつ)峠』『飢餓(きが)海峡』など。
うちだ‐ひゃっけん【内田百鄧】
(1889-1971)小説家・随筆家。本名は栄造。岡山市生まれ。東大卒。夏目漱石(なつめそうせき)に師事。諧謔味(かいぎゃくみ)に富んだ独特の随筆が著名。短編集『冥途(めいど)』、随筆『百鬼園(ひゃっきえん)随筆』、紀行『阿房(あほう)列車』など。
うち‐た・ゆ【打ち絶ゆ】(下二自)
〈古語〉
→うちたえる(打ち絶える)
うちだようこう【(株)内田洋行】
商業。事務機器専門商社。昭和16年(1941)設立。本社は東京都中央区新川。
うちだ‐よしかず【内田三】
(1885-1973)建築学者。東京生まれ。東大卒。東大総長。鉄筋コンクリート構造学の基礎を確立。岸田日出刀(きしだひでと)と東大の安田講堂を建築。昭和47年(1972)文化勲章受章。
うちだ‐りょうへい【内田良平】
(1874-1937)右翼運動家。福岡県生まれ。明治34年(1901)黒竜会を組織。大陸進出を唱え、日韓(にっかん)併合などの裏面工作に暗躍。
うちだ‐ろあん【内田庵】
(1868-1929)評論家・小説家。本名は貢(みつぐ)。東京生まれ。文芸・社会評論に活躍、ドストエフスキーの『罪と罰』などを翻訳紹介。小説『くれの廿八(にじゅうはち)日』『社会百面相』、随筆『思ひ出す人々』など。