うちわ【扇】
《「打ち羽」の意》
①涼をとったり、火勢を強めたりするための風をおこす道具。ふつう、竹を、柄の部分を残して細かく割って広げ、紙や絹を張る。〈数え方〉1本。
②軍配団扇。
③能の小道具で、唐人や天狗(てんぐ)などが持つ。
④紋所の名。団扇・軍配団扇・羽団扇などを紋章化したもの。
団扇を揚げる(うちわをあげる)
うちわで指し示したほうの者を勝ったものと認める。軍配を揚げる。
うち‐わ【内輪】
[一](名)
①家族・仲間など親しい者どうし。those of the same party〈用例〉〜の集まり。
②内部の事情。内幕。
[二](形動)
①表だたないさま。private
②ひかえめ。moderate〈用例〉〜に見積もる。
うちわ‐えび【老】
セミエビ科のエビ。体長約17cm、うちわ状で、赤褐色。水深70〜250mの砂泥底にすむ。食用。房総(ぼうそう)以南に分布。
うち‐わく【内枠】
〈対義〉外枠。
①内がわの枠。inner frame
②決められたある範囲の中。within the limits of
うち‐わけ【内訳】
金銭・物品の総高の内容を項目別に分けたもの。明細。breakdown
うちわ‐サボテン【扇サボテン】
茎節がうちわ状の楕円(だえん)形または円形のサボテン。茎頂のへりに花が咲く。果実は食用。日本に最初に渡来したサボテン。北米南部から南米南端に分布。prickly pear
うちわ‐ざめ【鮫】
ハート形の体と太い尾をもつエイ。動物分類上はウチワザメ科だが、エイのなかま。全長約70cm。背面は灰褐色、腹面は白い。卵胎生。かまぼこの材料。本州中部以南に分布。
うち‐わた【打(ち)綿】
古綿を打ちかえして、再生した綿。
うちわ‐だいこ【扇太鼓】
一枚革をまるく張り、柄を付けた太鼓。日蓮(にちれん)宗の信者がたたく。
うち‐わたし【内渡し】(名・サ変他)
→うちばらい(内払い)
うち‐わた・す【打ち渡す】(四他)
〈古語〉
①さしかける。〈用例〉安太人(あだひと)の魚梁(やな)〜(万葉・11・2699)。
②馬で渡りこえる。〈用例〉馬〜・し何時か通はむ(万葉・4・715)。
③見わたす。〈用例〉〜竹田の原に鳴く鶴(たづ)の(万葉・4・760)。
うち‐わに【内鰐】
鰐足の一つ。つま先を内側に向けて歩く歩き方。knock-kneed〈対義〉外鰐。
うちわ‐ばなし【内輪話】
身内や仲間どうしでする話。また、他人に知られたくない内密な話。private talk
うちわ‐ふぐ【豚】
食用フグ類とは違った系統のフグ。全長約40cm。体が扁平(へんぺい)で、腹部がうちわのように広く、ふくらまないのが特徴。無毒。沿岸の岩礁帯にすむが、日本ではまれ。本州中部以南に分布。
うちわ‐むし【扇虫】
前翅(ぜんし)の縁が、側方と後方に膜状に広がって、うちわ形をしているコウチュウの一群。5種ほどいて、体長6cm内外。密林中のキノコに集まる昆虫類を捕食。東南アジアに分布。
うちわ‐もめ【内輪揉め】(名・サ変自)
家族・仲間などの間での争い。domestic trouble
うちわ‐やんま【扇やんま】
サナエトンボ科の大形トンボ。体長約6cm。腹端近くにうちわ状の付属物をもつ。本州以南や中国に分布。ウチワトンボ。
うち‐わ・る【打(ち)割る】(五他)
①打ってくだく。たたき割る。smash〈用例〉甕(かめ)を〜。
②内情を隠さずにさらけ出す。disclose〈用例〉腹を〜・って話す。
ウツ【苑】8画
部首 ⻌くさかんむり 人名用
区点 1781・JIS 3171・シフト 8991
[音] エン・オン・ウツ
→ 字形参照

つもる。気がふさぐ。むすぼれる。
→エン[苑]
ウツ【蔚】14画
部首 ⻌くさかんむり
区点 1722・JIS 3136・シフト 8955
[音] ウツ・イ

①さかん。草木がおおいにしげるさま。
②オトコヨモギ。キク科の多年草。
ウツ【熨】15画
部首 火
区点 6381・JIS 5F71・シフト E091
[音] ウツ

①のす。布のしわをのばす。
②ひのし。炭火の熱気で、布のしわをのばしたり、折りめをつけたりする金属製の道具。アイロン。
③のし。
ウツ【鬱】29画
部首 鬯においざけ
区点 6121・JIS 5D35・シフト 9F54
[音] ウツ
 ※旧字・異体字あり

①しげる。むらがる。さかんなさま。「鬱鬱・鬱然・鬱蒼(うっそう)・鬱勃(うつぼつ)
②こもる。ふさがる。うれえる。「陰鬱・沈鬱・憂鬱」「鬱鬱・鬱屈・鬱血・鬱結・鬱積・鬱病・鬱憤」〈用例〉(名)〜を散ずる。
ウツ【欝】25画の異体字

区点 1721・JIS 3135・シフト 8954
*う・つ【打つ】(五他)
①物を他に強く当てる。ぶつ。たたく。hit; beat〈用例〉軒を〜雨。太鼓を〜。頭を〜。
②たたいて、鍛える。つくる。forge〈用例〉刀を〜。そばを〜。
③田畑をたがやす。plow〈用例〉田を〜。
④強い感動を与える。move〈用例〉心を〜文章。
⑤キーをたたく。電報を発信する。tap; send〈用例〉祝電を〜。タイプを〜。
⑥標的にむけて物を投げる。throw; pitch〈用例〉つぶてを〜。
⑦水や網などが一面に広がるように投げる。まく。〈用例〉網を〜。水を〜。
⑧とがったものをさしこむ。さす。inject〈用例〉注射を〜。杭(くい)を〜。
⑨紙・布などをはりつける。line〈用例〉裏を〜。
⑩罪人をしばる。〈用例〉犯人に縄を〜。
⑪内金や頭金をわたす。pay〈用例〉手金を〜。
⑫ある事や活動を行う。行動をおこす。give; run〈用例〉芝居を〜。新しい手を〜。ストライキを〜。
⑬しるしをつける。〈用例〉点を〜。ルビを〜。
⑭《「拍つ」「搏つ」とも》リズミカルな動きや形を表す。strike〈用例〉波を〜。脈を〜。時計が3時を〜。
打たれても親の杖(うたれてもおやのつえ)
親が子どもを打つのは愛あればこそであり、子どもにはそれがうれしい。打たるる杖もゆかしい。
打って一丸となる(うっていちがんとなる)
関係者すべてが一つにまとまって事に当たる。
打てば響く(うてばひびく)
すぐさま反響が現れる。be highly responsive
*う・つ【討つ・伐つ】(五他)
①相手を斬(き)って殺す。kill〈用例〉かたきを〜。
②《「征つ」とも》攻める。討伐する。conquer〈用例〉敵軍を〜。
*う・つ【撃つ】(五他)
①攻撃する。attack〈用例〉両軍相〜。
②鉄砲などで、射撃する。shoot; fire〈用例〉ピストルを〜。
うつ‐うつ【鬱】(形動トタル)
①気のふさいでいるさま。〈用例〉〜として楽しまず。
②草木がおいしげるさま。うっそう。
う‐づえ【杖】
昔、正月初の卯の日に、一年中の邪気を払うため、地面をたたく呪具(じゅぐ)とした杖。梅・桃・柳などの木で作り、大舎人寮(おおとねりりょう)や諸衛府(しょえふ)から天皇・皇后・東宮などへ献上された。
うつお【空】
〈古語〉
[一](名)うつろ。から。また、ほらあな。〈用例〉木の〜のありけるにはひ入りて(宇治拾遺・3)。
[二](形動ナリ)下着を着ないで、上着を肌にじかに着るさま。〈用例〉山吹の袿(うちき)の袖口(そでぐち)いたくすすけたるを〜にてかづけ給へり(源氏・玉鬘)。
うつお‐ぶね【空舟】
大木をくりぬいて造った舟。うつぼ舟。丸木舟。
うっ‐かい【鬱懐】
心の晴れ晴れとしない思い。ふさぎこんだ気持ち。〈用例〉〜を述べる。
うっかり(副・サ変自)
物事に気づかないさま。ぼんやり。不注意。carelessly〈用例〉〜忘れる。つい〜して。
うっ‐き【鬱気】
気がめいること。心が沈んで、はればれとしないこと。また、そのような気分。〈用例〉〜を払う。
うつ‐ぎ【空木・卯木】
ユキノシタ科の落葉低木。山野にはえる。高さ約1.5m。幹・枝とも中空。初夏に、鐘状の白花が多数咲く。庭木・生け垣用。ウノハナ。カキミグサ。ユキミグサ。
う‐づき【卯月】
陰暦4月の異称。うのはなづき。
うづき‐の‐いみ【卯月の忌み】
①陰暦4月の京都賀茂(かも)神社の祭礼に奉仕する人が、精進潔斎(しょうじんけっさい)すること。
②田植え祭りの前の物忌(ものい)み。
うつく・し【愛し・美し】(形シク)
〈古語〉
《「きよら」が、今の美しい意で、「うつくし」は、かわいい意が中心》
①かわいい。いとしい。〈用例〉三寸ばかりなる人、いと〜・しうてゐたり(竹取)。
②美しい。りっぱだ。〈用例〉かの木の道の匠(たくみ)の造(つく)れる、〜・しきうつは物も(徒然・22)。
*うつくし・い【美しい】(形)
①気持ちよく心をなごませる形や色・音などのようすである。かざりたてている。きれいである。beautiful; pretty〈用例〉〜人。〜音楽。〜景色。
②感動的である。うるわしい。りっぱだ。fine; pure〈用例〉〜心がけ。〜友情。〈派生〉うつくしげ(形動)うつくしさ(名)
美しいも皮一重(うつくしいもかわひとえ)
美しい容姿も、外側をおおっている見せかけによるだけのことであり、内面は、みな、同じ実体でできている。外見上の美しさにだまされてはいけない、ということ。
うつくし‐が‐はら【美ケ原】
長野県松本市東方の高原。標高2034m。雄大な展望をもつ観光・行楽地。
うつくしきすいしゃごやのむすめ【美しき水車小屋の娘】
《原題Die schöne Müllerin(ドイツ)》シューベルト作曲の、最初の連作歌曲集。1823年作。全20曲。ミュラーの詩により、粉ひきの若者の悲恋と死を歌う。
うつくしくあおきドナウ【美しく青きドナウ】
《原題An der schönen, blauen Donau(ドイツ)》ヨハン=シュトラウス(子)作曲のウィンナ‐ワルツ。1867年作。男声合唱曲。のちに管弦楽曲に編曲。
うつくし・む【愛しむ・慈しむ】(四他)
〈古語〉
かわいがる。いつくしむ。〈用例〉かなしきままに、〜・み、かなしがり(枕・かたはらいたきもの)。
うっ‐くつ【鬱屈】(名・サ変自)
気がふさぐこと。
うつけ【空け・虚け】
①中が、からであること。うつろ。
②ぼんやりしていること・人。うすのろ。
うっ‐けつ【鬱血】(名・サ変自)
静脈の血液の環流が妨げられて、組織・臓器に、静脈血が異常に増えた状態。congestion〈比較〉充血。
うっ‐けつ【鬱結】(名・サ変自)
①物がふさがり、とどこおること。
②心がむしゃくしゃすること。
うっけつ‐じん【鬱血腎】
循環系の障害で起こる、腎臓の鬱血状態。尿が少なく暗褐色となる。congestion of the kidney
うつけ‐もの【空け者・呆気者】
愚か者。ぼんやり。のろま。
うっこん‐こう【鬱金香】
→チューリップの異名。
うつし【写し】
①原物をまねて写し取ること。写し取ったもの。copy
②ひかえ。副本。copy〈用例〉契約書の〜。
うつ・し【現し・顕し】(形シク)
〈古語〉
①姿が見えている。現実にある。生きている。〈用例〉〜・しき青人草(古事記・上)。
②正気である。気持ちが確かである。〈用例〉君に恋ひつつ〜けめやも(万葉・15・3752)。
ウッジ【ŁódŹ】
ポーランド中部の工業都市。同名州の州都。繊維・機械・電気工業などが発達。人口84.5万(1992)。
うつし‐え【写し絵】
①かき写した絵。copied picture
→写真。photograph
うつし‐え【映し絵】
→幻灯。film picture
→影絵。silhouette
うつし‐え【移し絵】
水溶性の糊(のり)のついた台紙に模様や絵を印刷したもの。これを水にぬらして物に張り、台紙を静かにはがすと印刷した部分が転写される。
うつし‐ぐさ【移草】
《花を染料に用いたことから言う》→ツユクサ
うつし‐ごころ【現し心・顕し心】
〈古語〉
①しっかりした心。正気。〈用例〉〜なく酔ひたる者にさうらふ(徒然・87)。
②本心。あるいは変わりやすい心。〈用例〉いで人は事のみぞよき月草の〜は色ことにして(古今・恋4)。
うつし‐だ・す【映し出す・写し出す】(五他)
①光で、物の形をあらわす。project〈用例〉幻灯で名画を〜。
②物事を、ありありと示す。reflect〈用例〉世相を〜。
うつし‐と・る【写し取る】(五他)
対象物をそっくりそのまま模写する。そっくりそのまま書き写す。copy; trace
うつし‐み【現し身・顕し身】
生きている身。
うつし‐よ【現し世・顕し世】
→現世
*うつ・す【写す】(五他)
①文字や絵を、原物にならって、かきとる。模写する。筆写する。copy〈用例〉壁画を〜。
②原物にならって、つくる。実物そっくりにつくる。模造する。reproduce; imitate〈用例〉これは有名な庭を〜・したものだ。
③《「撮す」とも》撮影する。take〈用例〉決定的な瞬間を〜。
④見聞した印象や心に浮かんだことを文章や絵などでしるす。describe〈用例〉感動を筆に〜。
*うつ・す【映す】(五他)
①影や光の反射で物の形や色などを物の上にあらわす。映写する。project; reflect〈用例〉姿を鏡に〜。
②何かの影響を受けていることを表す。反映する。reflect〈用例〉現代の世相を〜・している。
*うつ・す【移す】(五他)
①《「遷す」とも》場所を変える。位置・地位をほかの場所へ動かす。move; transfer〈用例〉机を〜。部署を〜。
②関心・話題などの対象をあるものからほかのものへ向ける。turn〈用例〉目を国内に〜。心を〜。
③病気を伝染させる。infect〈用例〉風邪を〜。
④色やにおいをしみこませる。soak〈用例〉香(か)を〜。
⑤時を過ごす。pass〈用例〉時を〜。
⑥計画や活動を実行する。carry out〈用例〉直ちに実行に〜こと。
うっすら【薄ら】(副)
かすかに。ほんのり。うっすり。slightly〈用例〉〜とひげが伸びる。
うっ・する【鬱する】(サ変自)
心がふさぎ、はればれしない。ゆううつになる。feel depressed〈用例〉気が〜。
うっ‐せき【鬱積】(名・サ変自)
不平・不満がつもり、たまること。suppressed
うつせみ【現身・蝉】
〈古語〉
《「現(うつ)し臣(おみ)→うつそみ→うつせみ」と転じたもの》
①この世の人。〈用例〉〜は数なき身なり(万葉・20・4468)。
②この世。現世。〈用例〉〜もかくのみならし(万葉・19・4160)。
③《「空蝉」「虚蝉」と書いたことから》セミ。またセミの抜け殻。〈用例〉〜のからは木ごとにとどむれど(古今・物名)。
うつせみ‐の【現身の・蝉の】
[枕ことば]「命・世・人・身」などにかかる。〈用例〉〜世は常なしと知るものを秋風寒み偲(しの)ひつるかも(万葉・3・465)。
うつ‐ぜん【鬱然】(形動トタル)
①こんもりとしげったさま。うっそう。dense; thick〈用例〉〜としげる森。
②勢いよく、さかんなさま。〈用例〉〜たる勢力。
③気がはれないさま。gloomy
うっ‐そう【蒼】(形動トタル)
暗いほどに、樹木がしげっているさま。dense; thick〈用例〉〜たる森林。
うつそみ【現身】
〈古語〉
→うつせみ(現身)
うっ‐たい【鬱滞】(名・サ変自他)
①出口がふさがってとどこおること。congestion
②心配や不満などの気持ちが内にこもって気分が晴れないこと。pent-up feelings〈用例〉心が〜する。
うった・う【訴う】(下二他)
〈古語〉
→うったえる(訴える)
うったえ【訴え】
①うったえること。suit
②原告が、被告を相手どり、特定の裁判所に、自己の権利の主張が正しいかどうかについて審判を求めること。lawsuit
*うった・える【訴える】(下一他)
①裁判所に申し出て、是非の判決を願う。訴訟する。sue
②不平や痛みを人に告げる。complain of〈用例〉空腹を〜。
③たよる。resort to〈用例〉力に〜。
④感覚または心に働きかける。appeal to〈用例〉目に〜。
ウッタル‐プラデシュ【Uttar Pradesh】
インド北部、ヒンドスタン平原の西部を占める州。バラナシなど史跡が多い。人口1億3911.2万(1991)。
う‐づち【槌】
昔、正月初の卯の日の祝いに、裁縫などをつかさどる糸所から内裏(だいり)へ、邪気を払う呪具(じゅぐ)として献上された槌。卯杖(うづえ)の変形したものといわれる。
ウッチェロ【Paolo Uccello】
(1397-1475)イタリアの初期ルネサンスの画家。幾何学的遠近法を追求し、科学と幻想の交錯する特異な画風を形成。作品『聖ゲオルギウスと竜』『サン‐ロマーノの戦闘』など。
うっち‐おっそう【尉遅乙僧】
(?-?)中国、唐代前期の画僧。鉄線描と呼ばれる強い線と隈(くま)取りで立体感を表現する西域画法を伝える。人物画・仏画を得意とした。
うっちゃら‐か・す(五他)
かまわないでほうり出しておく。ほったらかす。leave...alone
うっちゃり
①相撲で、寄ってきた相手を土俵際でふんばって、からだをひねって土俵の外に投げ出す技。〈用例〉〜をくう。
②土壇場で、形勢を逆転すること。reverse the situation at the last moment
うっちゃ・る【打っ遣る】(五他)
《「うちやる」の転》
①ほうり投げる。ほったらかしにする。throw away
②相撲で、土俵ぎわにふんばり、相手の寄ってくる力を利用して、からだをひねり、相手を後ろに投げ出す。
③どたんばで、逆転をくらわす。turn the tables
うつつ【現】
①生きて存在している状態。alive
②夢ではなく、目がさめている状態。現実。awake
③気がたしかな状態。正気。conscious
④《「夢うつつ」と続けて用いられたことから誤って》夢ごこち。half in a dream
現を抜かす(うつつをぬかす)
本心を失う。夢中になる。be engrossed in
うっつ・い【美い】(形)
《「うつくしい」の転》うつくしい。かわいい。〈用例〉〜女。
うつつ‐ごころ【現心】
正気。生きたここち。
うっ‐て【討っ手】
《「うちて」の転》悪者・賊などを追いかけて討つ人。
うつ‐て【打つ手】
情勢に応じて取るべき手段・方法。measures〈用例〉〜がない。
うって‐かわ・る【打って変(わ)る】(五自)
がらりと変わる。change completely
うって‐つけ【打って付け】(名・形動)
よく適していること・さま。あつらえむき。most suitable
うって・でる【打って出る】(下一自)
①進んで出る。launch oneself upon〈用例〉選挙に〜。
②はなやかに活動を始める。make one's debut〈用例〉映画界に〜。
ウッド【wood】
①木。木材。
②ゴルフで用いる、ヘッドが木製のクラブの総称。ドライバー(1番)・ブラッシー(2番)・スプーン(3番)・バッフィー(4番)・クリーク(5番)がある。wooden club〈比較〉アイアン。
ウッド【John Wood】
父子同名で父(1704-54)、子(1728-82)ともにイギリスの建築家。バース市の都市計画に画期的な貢献をする。父はクイーン広場と円形広場を、子はロイヤル‐クレセントを建造。
うっとう‐し・い【鬱陶しい】(形)
①気がはれない。gloomy
②重苦しい。陰気だ。dismal
③わずらわしい。うるさい。bother〈派生〉うっとうしが・る(五自)うっとうしげ(形動)うっとうしさ(名)
ウッド‐ごうきん【ウッド合金】
可融合金の一つ。成分は、ビスマス50%、鉛25%、錫(すず)・カドミウム各12.5%が標準で、融点は60〜72℃。火災警報装置などに用いられる。Wood's metal
ウッド‐チャック【wood chuck】
リス科の動物。体長約60cm、尾長約15cm。体色は黄から赤褐色。体はずんぐりし、頭は扁平(へんぺい)で、眼は小さい。長い鉤爪(かぎづめ)をもつ。牧草地周辺の林に巣穴を掘る。植物食性。カナダ・アメリカ東部に分布。
ウッドハウス【Pelham Grenville Wodehouse】
(1881-1975)イギリスのユーモア小説家。上流社会を描き、執事ジーブズなど、人気ある人物を創造。作品『比類なきジーブズ』など。
ウッド‐プラスチック
《和製語》木材とプラスチックを混合した建築材料。木材より堅い、木目(もくめ)方向の歪(ゆが)みが出ない、腐りにくいなどが特徴。
ウッドペッカー【woodpecker】
→キツツキ
うっとり(副・サ変自)
心を奪われて、ぼんやりするさま。absentmindedly〈用例〉〜と聴きほれる。バラの薫りに〜する。
ウッドワード【Robert Burns Woodward】
(1917-79)アメリカの化学者。キニーネ・コレステロール・レセルピンなど、多くの有機物の合成に成功。1965年ノーベル化学賞受賞。
うつのみや【宇都宮】
〈市〉栃木県中部にある市。県庁所在地で、県の政治・経済の中心。旧城下町。商工業がさかんで、東部の工業団地には大工場も進出。西部の大谷(おおや)は大谷石の産地。人口42万9132(1994)。
うつのみや‐だいがく【宇都宮大学】
国立大学。大正11年(1922)創立の宇都宮高等農林学校を前身とし、昭和24年(1949)より現制。本部は栃木県宇都宮市峰町。
うつ‐ばり【梁】
《古くは「うつはり」》柱の上にあって、小屋組みを支える横木。
梁の塵を動かす(うつばりのちりをうごかす)
→梁塵(りょうじん)を動かす」と同意。
うつ‐びょう【鬱病】
精神障害の一つ。気分が沈んで考えが先に進まず、自責的・無意欲の状態がつづく。内因性のものと心因・神経症・中毒などの外因性のものがある。治療には薬物療法や精神療法などがある。ストレスのたまりやすい現代社会では、患者の発生が多い。抑鬱症。depression〈参照〉躁鬱(そううつ)病。
うつ‐ぶ・す【俯す】(五自)
①下向きにふす。腹ばいになる。lie on one's face
②顔を下に向ける。うつむく。look down
うつ‐ぶせ【俯せ】
①顔を下にして伏せること。lie on one's face〈用例〉〜に寝る。
②物の表を下にして置くこと。upside-down〈用例〉バケツを〜に置く。
うつ‐ぶ・せる【俯せる】(下一他)
顔や物のおもてを下に向ける。face down
うっぷるい‐のり【苔】
紅藻類アサクサノリの近縁種。食用とする。
うっ‐ぷん【鬱憤】
つもりつもった怒り・不満。resentment〈用例〉〜をはらす。
うつぼ【笂】9画
部首 竹たけかんむり 和製漢字
区点 6783・JIS 6373・シフト E293

地名に用いられる。
うつぼ【靫・空穂】
矢を入れて、持ちはこんだ用具。まわりを、毛皮で包んだり漆で塗ったりして、矢が雨に濡(ぬ)れるのを防ぐ。
うつぼ
体が円筒状で長い、ウツボ科の海水魚。全長約80cm。体色は黄色で、褐色の斑紋(はんもん)がある。浅海の岩礁帯にすみ、タコや小魚を捕食。凶暴。本州中部からインド洋にかけて分布。近縁種にトラウツボなどがある。ナマダ。キダカ。moray eels
うつぼ‐かずら【葛】
ウツボカズラ科の多年草。つる性の食虫植物で、観賞用に温室で栽培される。葉先のつぼ状の袋で、すべり落ちてきた虫を捕らえて消化。雌雄異株(いしゅ)。花は穂状。熱帯アジアに分布。pitcher plant
うつぼ‐ぐさ【靫草】
シソ科の多年草。高さ約30cm。日当たりのよい草地などにはえる。葉は対生。花は赤紫色で、茎頂に穂状に密集する。花期は初夏。夏に花穂が枯れて黒くなり、「夏枯草」として薬用にされる。
うつぼざる【靫猿】
①狂言の曲名。大名が猿の皮を靫にしたいと所望するが、不憫(ふびん)になって命を助け、お礼に猿回しは猿を舞わすというもの。
②舞踊劇の曲名。常磐津(ときわず)本名題『花舞台霞(かすみ)の猿曳(さるひき)』が有名。
③長唄(ながうた)の曲名。純演奏曲。
うつ‐ぼつ【勃】(形動トタル)
なにかやろうという気があふれているさま。〈用例〉〜たる気運。
うつほものがたり【宇津保物語】
平安前期の物語。20巻。作者未詳。『竹取物語』から『源氏物語』にいたる過渡的な作品。清原俊蔭(きよはらのとしかげ)ら琴の一族の物語と、左大将の娘貴宮(あてみや)をめぐる求婚物語とをからませた内容。うつぼものがたり。
うつみ【海】
〈町〉広島県南東部、田島と横島とからなる町。海苔(のり)の養殖などの漁業や、ミカン栽培がさかん。人口3832(1994)。
うつ‐む・く【俯く】(五自)
①下を向く。顔をふせる。look down〈対義〉仰ぐ・あおむく。
②下のほうにかたむく。bend down
うつ‐むけ【俯け】
顔をふせること。下向きにすること。うつぶせ。looking downward
俯けにする(うつむけにする)
①こばかにする。
②人の作品を改作する。
うつ‐む・ける【俯ける】(下一他)
下へ向ける。下へ向かせる。turn down〈用例〉顔を〜・けて泣く。
うつゆう‐の【綿の】
[枕ことば]《語義未詳》「こもる」などにかかる。〈用例〉並(なら)び居(ゐ)る家にも見えず〜隠(こも)りてをれば(万葉・9・1809)。