- うちわ【▽団▽扇】
- 《「打ち羽」の意》
- ①涼をとったり、火勢を強めたりするための風をおこす道具。ふつう、竹を、柄の部分を残して細かく割って広げ、紙や絹を張る。〈数え方〉1本。
- ②軍配団扇。
- ③能の小道具で、唐人や天狗(てんぐ)などが持つ。
- ④紋所の名。団扇・軍配団扇・羽団扇などを紋章化したもの。
- 団扇を揚げる(うちわをあげる)
- うちわで指し示したほうの者を勝ったものと認める。軍配を揚げる。
- うち‐わ【内輪】
- [一](名)
- ①家族・仲間など親しい者どうし。those of the same party〈用例〉〜の集まり。
- ②内部の事情。内幕。
- [二](形動)
- ①表だたないさま。private
- ②ひかえめ。moderate〈用例〉〜に見積もる。
- うちわ‐えび【▽団▽扇▽海▽老】
- セミエビ科のエビ。体長約17cm、うちわ状で、赤褐色。水深70〜250mの砂泥底にすむ。食用。房総(ぼうそう)以南に分布。
- うち‐わく【内枠】
- 〈対義〉外枠。
- ①内がわの枠。inner frame
- ②決められたある範囲の中。within the limits of
- うち‐わけ【内訳】
- 金銭・物品の総高の内容を項目別に分けたもの。明細。breakdown
- うちわ‐サボテン【▽団▽扇サボテン】
- 茎節がうちわ状の楕円(だえん)形または円形のサボテン。茎頂のへりに花が咲く。果実は食用。日本に最初に渡来したサボテン。北米南部から南米南端に分布。prickly pear
- うちわ‐ざめ【▽団▽扇▼鮫】
- ハート形の体と太い尾をもつエイ。動物分類上はウチワザメ科だが、エイのなかま。全長約70cm。背面は灰褐色、腹面は白い。卵胎生。かまぼこの材料。本州中部以南に分布。
- うち‐わた【打(ち)綿】
- 古綿を打ちかえして、再生した綿。
- うちわ‐だいこ【▽団▽扇太鼓】
- 一枚革をまるく張り、柄を付けた太鼓。日蓮(にちれん)宗の信者がたたく。
- うち‐わた・す【打ち渡す】(四他)
- 〈古語〉
- ①さしかける。〈用例〉安太人(あだひと)の魚梁(やな)〜(万葉・11・2699)。
- ②馬で渡りこえる。〈用例〉馬〜・し何時か通はむ(万葉・4・715)。
- ③見わたす。〈用例〉〜竹田の原に鳴く鶴(たづ)の(万葉・4・760)。
- うち‐わに【内▼鰐】
- 鰐足の一つ。つま先を内側に向けて歩く歩き方。knock-kneed〈対義〉外鰐。
- うちわ‐ばなし【内輪話】
- 身内や仲間どうしでする話。また、他人に知られたくない内密な話。private talk
- うちわ‐ふぐ【▽団▽扇▽河▽豚】
- 食用フグ類とは違った系統のフグ。全長約40cm。体が扁平(へんぺい)で、腹部がうちわのように広く、ふくらまないのが特徴。無毒。沿岸の岩礁帯にすむが、日本ではまれ。本州中部以南に分布。
- うちわ‐むし【▽団▽扇虫】
- 前翅(ぜんし)の縁が、側方と後方に膜状に広がって、うちわ形をしているコウチュウの一群。5種ほどいて、体長6cm内外。密林中のキノコに集まる昆虫類を捕食。東南アジアに分布。
- うちわ‐もめ【内輪▼揉め】(名・サ変自)
- 家族・仲間などの間での争い。domestic trouble
- うちわ‐やんま【▽団▽扇やんま】
- サナエトンボ科の大形トンボ。体長約6cm。腹端近くにうちわ状の付属物をもつ。本州以南や中国に分布。ウチワトンボ。
- うち‐わ・る【打(ち)割る】(五他)
- ①打ってくだく。たたき割る。smash〈用例〉甕(かめ)を〜。
- ②内情を隠さずにさらけ出す。disclose〈用例〉腹を〜・って話す。
- ウツ【▼苑】8画
- 部首 ⻌くさかんむり 人名用
- 区点 1781・JIS 3171・シフト 8991
- [音] エン・オン・ウツ
→ 字形参照
- つもる。気がふさぐ。むすぼれる。
→エン[苑]
- ウツ【▼蔚】14画
- 部首 ⻌くさかんむり
- 区点 1722・JIS 3136・シフト 8955
- [音] ウツ・イ
- ①さかん。草木がおおいにしげるさま。
- ②オトコヨモギ。キク科の多年草。
- ウツ【▼熨】15画
- 部首 火ひ
- 区点 6381・JIS 5F71・シフト E091
- [音] ウツ
- ①のす。布のしわをのばす。
- ②ひのし。炭火の熱気で、布のしわをのばしたり、折りめをつけたりする金属製の道具。アイロン。
- ③のし。
- ウツ【▼鬱】29画
- 部首 鬯においざけ
- 区点 6121・JIS 5D35・シフト 9F54
- [音] ウツ
※旧字・異体字あり
- ①しげる。むらがる。さかんなさま。「鬱鬱・鬱然・鬱蒼(うっそう)・鬱勃(うつぼつ)」
- ②こもる。ふさがる。うれえる。「陰鬱・沈鬱・憂鬱」「鬱鬱・鬱屈・鬱血・鬱結・鬱積・鬱病・鬱憤」〈用例〉(名)〜を散ずる。
- ウツ【▼欝】25画→▼鬱の異体字
- 木き
- 区点 1721・JIS 3135・シフト 8954
- *う・つ【打つ】(五他)
- ①物を他に強く当てる。ぶつ。たたく。hit; beat〈用例〉軒を〜雨。太鼓を〜。頭を〜。
- ②たたいて、鍛える。つくる。forge〈用例〉刀を〜。そばを〜。
- ③田畑をたがやす。plow〈用例〉田を〜。
- ④強い感動を与える。move〈用例〉心を〜文章。
- ⑤キーをたたく。電報を発信する。tap; send〈用例〉祝電を〜。タイプを〜。
- ⑥標的にむけて物を投げる。throw; pitch〈用例〉つぶてを〜。
- ⑦水や網などが一面に広がるように投げる。まく。〈用例〉網を〜。水を〜。
- ⑧とがったものをさしこむ。さす。inject〈用例〉注射を〜。杭(くい)を〜。
- ⑨紙・布などをはりつける。line〈用例〉裏を〜。
- ⑩罪人をしばる。〈用例〉犯人に縄を〜。
- ⑪内金や頭金をわたす。pay〈用例〉手金を〜。
- ⑫ある事や活動を行う。行動をおこす。give; run〈用例〉芝居を〜。新しい手を〜。ストライキを〜。
- ⑬しるしをつける。〈用例〉点を〜。ルビを〜。
- ⑭《「拍つ」「搏つ」とも》リズミカルな動きや形を表す。strike〈用例〉波を〜。脈を〜。時計が3時を〜。
- 打たれても親の杖(うたれてもおやのつえ)
- 親が子どもを打つのは愛あればこそであり、子どもにはそれがうれしい。打たるる杖もゆかしい。
- 打って一丸となる(うっていちがんとなる)
- 関係者すべてが一つにまとまって事に当たる。
- 打てば響く(うてばひびく)
- すぐさま反響が現れる。be highly responsive
- *う・つ【討つ・▽伐つ】(五他)
- ①相手を斬(き)って殺す。kill〈用例〉かたきを〜。
- ②《「征つ」とも》攻める。討伐する。conquer〈用例〉敵軍を〜。
- *う・つ【撃つ】(五他)
- ①攻撃する。attack〈用例〉両軍相〜。
- ②鉄砲などで、射撃する。shoot; fire〈用例〉ピストルを〜。
- うつ‐うつ【▼鬱▼鬱】(形動トタル)
- ①気のふさいでいるさま。〈用例〉〜として楽しまず。
- ②草木がおいしげるさま。うっそう。
- う‐づえ【▼卯▼杖】
- 昔、正月初の卯の日に、一年中の邪気を払うため、地面をたたく呪具(じゅぐ)とした杖。梅・桃・柳などの木で作り、大舎人寮(おおとねりりょう)や諸衛府(しょえふ)から天皇・皇后・東宮などへ献上された。
- うつお【▽空】
- 〈古語〉
- [一](名)うつろ。から。また、ほらあな。〈用例〉木の〜のありけるにはひ入りて(宇治拾遺・3)。
- [二](形動ナリ)下着を着ないで、上着を肌にじかに着るさま。〈用例〉山吹の袿(うちき)の袖口(そでぐち)いたくすすけたるを〜にてかづけ給へり(源氏・玉鬘)。
- うつお‐ぶね【▽空舟】
- 大木をくりぬいて造った舟。うつぼ舟。丸木舟。
- うっ‐かい【▼鬱懐】
- 心の晴れ晴れとしない思い。ふさぎこんだ気持ち。〈用例〉〜を述べる。
- うっかり(副・サ変自)
- 物事に気づかないさま。ぼんやり。不注意。carelessly〈用例〉〜忘れる。つい〜して。
- うっ‐き【▼鬱気】
- 気がめいること。心が沈んで、はればれとしないこと。また、そのような気分。〈用例〉〜を払う。
- うつ‐ぎ【▽空木・▼卯木】
- ユキノシタ科の落葉低木。山野にはえる。高さ約1.5m。幹・枝とも中空。初夏に、鐘状の白花が多数咲く。庭木・生け垣用。ウノハナ。カキミグサ。ユキミグサ。
- う‐づき【▼卯月】
- 陰暦4月の異称。うのはなづき。
- うづき‐の‐いみ【▼卯月の忌み】
- ①陰暦4月の京都賀茂(かも)神社の祭礼に奉仕する人が、精進潔斎(しょうじんけっさい)すること。
- ②田植え祭りの前の物忌(ものい)み。
- うつく・し【▽愛し・美し】(形シク)
- 〈古語〉
- 《「きよら」が、今の美しい意で、「うつくし」は、かわいい意が中心》
- ①かわいい。いとしい。〈用例〉三寸ばかりなる人、いと〜・しうてゐたり(竹取)。
- ②美しい。りっぱだ。〈用例〉かの木の道の匠(たくみ)の造(つく)れる、〜・しきうつは物も(徒然・22)。
- *うつくし・い【美しい】(形)
- ①気持ちよく心をなごませる形や色・音などのようすである。かざりたてている。きれいである。beautiful; pretty〈用例〉〜人。〜音楽。〜景色。
- ②感動的である。うるわしい。りっぱだ。fine; pure〈用例〉〜心がけ。〜友情。〈派生〉うつくしげ(形動)うつくしさ(名)
- 美しいも皮一重(うつくしいもかわひとえ)
- 美しい容姿も、外側をおおっている見せかけによるだけのことであり、内面は、みな、同じ実体でできている。外見上の美しさにだまされてはいけない、ということ。
- うつくし‐が‐はら【美ケ原】
- 長野県松本市東方の高原。標高2034m。雄大な展望をもつ観光・行楽地。
- うつくしきすいしゃごやのむすめ【美しき水車小屋の娘】
- 《原題Die schöne Müllerin(ドイツ)》シューベルト作曲の、最初の連作歌曲集。1823年作。全20曲。ミュラーの詩により、粉ひきの若者の悲恋と死を歌う。
- うつくしくあおきドナウ【美しく青きドナウ】
- 《原題An der schönen, blauen Donau(ドイツ)》ヨハン=シュトラウス(子)作曲のウィンナ‐ワルツ。1867年作。男声合唱曲。のちに管弦楽曲に編曲。
- うつくし・む【▽愛しむ・▽慈しむ】(四他)
- 〈古語〉
- かわいがる。いつくしむ。〈用例〉かなしきままに、〜・み、かなしがり(枕・かたはらいたきもの)。
- うっ‐くつ【▼鬱屈】(名・サ変自)
- 気がふさぐこと。
- うつけ【▽空け・▽虚け】
- ①中が、からであること。うつろ。
- ②ぼんやりしていること・人。うすのろ。
- うっ‐けつ【▼鬱血】(名・サ変自)
- 静脈の血液の環流が妨げられて、組織・臓器に、静脈血が異常に増えた状態。congestion〈比較〉充血。
- うっ‐けつ【▼鬱結】(名・サ変自)
- ①物がふさがり、とどこおること。
- ②心がむしゃくしゃすること。
- うっけつ‐じん【▼鬱血▼腎】
- 循環系の障害で起こる、腎臓の鬱血状態。尿が少なく暗褐色となる。congestion of the kidney
- うつけ‐もの【▽空け者・▼呆気者】
- 愚か者。ぼんやり。のろま。
- うつし【写し】
- ①原物をまねて写し取ること。写し取ったもの。copy
- ②ひかえ。副本。copy〈用例〉契約書の〜。
- うつ・し【▽現し・▽顕し】(形シク)
- 〈古語〉
- ①姿が見えている。現実にある。生きている。〈用例〉〜・しき青人草(古事記・上)。
- ②正気である。気持ちが確かである。〈用例〉君に恋ひつつ〜けめやも(万葉・15・3752)。
- ウッジ【ŁódŹ】
- ポーランド中部の工業都市。同名州の州都。繊維・機械・電気工業などが発達。人口84.5万(1992)。
- うつし‐え【写し絵】
- ①かき写した絵。copied picture
- ②→写真。photograph
- うつし‐え【映し絵】
- ①→幻灯。film picture
- ②→影絵。silhouette
- うつし‐え【移し絵】
- 水溶性の糊(のり)のついた台紙に模様や絵を印刷したもの。これを水にぬらして物に張り、台紙を静かにはがすと印刷した部分が転写される。
- うつし‐ぐさ【移草】
- 《花を染料に用いたことから言う》→ツユクサ。
- うつし‐ごころ【▽現し心・▽顕し心】
- 〈古語〉
- ①しっかりした心。正気。〈用例〉〜なく酔ひたる者にさうらふ(徒然・87)。
- ②本心。あるいは変わりやすい心。〈用例〉いで人は事のみぞよき月草の〜は色ことにして(古今・恋4)。
- うつし‐だ・す【映し出す・写し出す】(五他)
- ①光で、物の形をあらわす。project〈用例〉幻灯で名画を〜。
- ②物事を、ありありと示す。reflect〈用例〉世相を〜。
- うつし‐と・る【写し取る】(五他)
- 対象物をそっくりそのまま模写する。そっくりそのまま書き写す。copy; trace
- *うつ・す【写す】(五他)
- ①文字や絵を、原物にならって、かきとる。模写する。筆写する。copy〈用例〉壁画を〜。
- ②原物にならって、つくる。実物そっくりにつくる。模造する。reproduce; imitate〈用例〉これは有名な庭を〜・したものだ。
- ③《「撮す」とも》撮影する。take〈用例〉決定的な瞬間を〜。
- ④見聞した印象や心に浮かんだことを文章や絵などでしるす。describe〈用例〉感動を筆に〜。
- *うつ・す【映す】(五他)
- ①影や光の反射で物の形や色などを物の上にあらわす。映写する。project; reflect〈用例〉姿を鏡に〜。
- ②何かの影響を受けていることを表す。反映する。reflect〈用例〉現代の世相を〜・している。
- *うつ・す【移す】(五他)
- ①《「遷す」とも》場所を変える。位置・地位をほかの場所へ動かす。move; transfer〈用例〉机を〜。部署を〜。
- ②関心・話題などの対象をあるものからほかのものへ向ける。turn〈用例〉目を国内に〜。心を〜。
- ③病気を伝染させる。infect〈用例〉風邪を〜。
- ④色やにおいをしみこませる。soak〈用例〉香(か)を〜。
- ⑤時を過ごす。pass〈用例〉時を〜。
- ⑥計画や活動を実行する。carry out〈用例〉直ちに実行に〜こと。
- うっすら【▽薄ら】(副)
- かすかに。ほんのり。うっすり。slightly〈用例〉〜とひげが伸びる。
- うっ・する【▼鬱する】(サ変自)
- 心がふさぎ、はればれしない。ゆううつになる。feel depressed〈用例〉気が〜。
- うっ‐せき【▼鬱積】(名・サ変自)
- 不平・不満がつもり、たまること。suppressed
- うつせみ【▽現身・▽空▼蝉】
- 〈古語〉
- 《「現(うつ)し臣(おみ)→うつそみ→うつせみ」と転じたもの》
- ①この世の人。〈用例〉〜は数なき身なり(万葉・20・4468)。
- ②この世。現世。〈用例〉〜もかくのみならし(万葉・19・4160)。
- ③《「空蝉」「虚蝉」と書いたことから》セミ。またセミの抜け殻。〈用例〉〜のからは木ごとにとどむれど(古今・物名)。
- うつせみ‐の【▽現身の・▽空▼蝉の】
- [枕ことば]「命・世・人・身」などにかかる。〈用例〉〜世は常なしと知るものを秋風寒み偲(しの)ひつるかも(万葉・3・465)。
- うつ‐ぜん【▼鬱然】(形動トタル)
- ①こんもりとしげったさま。うっそう。dense; thick〈用例〉〜としげる森。
- ②勢いよく、さかんなさま。〈用例〉〜たる勢力。
- ③気がはれないさま。gloomy
- うっ‐そう【▼鬱▼蒼】(形動トタル)
- 暗いほどに、樹木がしげっているさま。dense; thick〈用例〉〜たる森林。
- うっ‐たい【▼鬱滞】(名・サ変自他)
- ①出口がふさがってとどこおること。congestion
- ②心配や不満などの気持ちが内にこもって気分が晴れないこと。pent-up feelings〈用例〉心が〜する。
- うったえ【訴え】
- ①うったえること。suit
- ②原告が、被告を相手どり、特定の裁判所に、自己の権利の主張が正しいかどうかについて審判を求めること。lawsuit
- *うった・える【訴える】(下一他)
- ①裁判所に申し出て、是非の判決を願う。訴訟する。sue
- ②不平や痛みを人に告げる。complain of〈用例〉空腹を〜。
- ③たよる。resort to〈用例〉力に〜。
- ④感覚または心に働きかける。appeal to〈用例〉目に〜。
- ウッタル‐プラデシュ【Uttar Pradesh】
- インド北部、ヒンドスタン平原の西部を占める州。バラナシなど史跡が多い。人口1億3911.2万(1991)。
- う‐づち【▼卯▼槌】
- 昔、正月初の卯の日の祝いに、裁縫などをつかさどる糸所から内裏(だいり)へ、邪気を払う呪具(じゅぐ)として献上された槌。卯杖(うづえ)の変形したものといわれる。
- ウッチェロ【Paolo Uccello】
- (1397-1475)イタリアの初期ルネサンスの画家。幾何学的遠近法を追求し、科学と幻想の交錯する特異な画風を形成。作品『聖ゲオルギウスと竜』『サン‐ロマーノの戦闘』など。
- うっち‐おっそう【▽尉遅乙僧】
- (?-?)中国、唐代前期の画僧。鉄線描と呼ばれる強い線と隈(くま)取りで立体感を表現する西域画法を伝える。人物画・仏画を得意とした。
- うっちゃら‐か・す(五他)
- かまわないでほうり出しておく。ほったらかす。leave...alone
- うっちゃり
- ①相撲で、寄ってきた相手を土俵際でふんばって、からだをひねって土俵の外に投げ出す技。〈用例〉〜をくう。
- ②土壇場で、形勢を逆転すること。reverse the situation at the last moment
- うっちゃ・る【打っ▽遣る】(五他)
- 《「うちやる」の転》
- ①ほうり投げる。ほったらかしにする。throw away
- ②相撲で、土俵ぎわにふんばり、相手の寄ってくる力を利用して、からだをひねり、相手を後ろに投げ出す。
- ③どたんばで、逆転をくらわす。turn the tables
- うつつ【▽現】
- ①生きて存在している状態。alive
- ②夢ではなく、目がさめている状態。現実。awake
- ③気がたしかな状態。正気。conscious
- ④《「夢うつつ」と続けて用いられたことから誤って》夢ごこち。half in a dream
- 現を抜かす(うつつをぬかす)
- 本心を失う。夢中になる。be engrossed in
- うっつ・い【▽美い】(形)
- 《「うつくしい」の転》うつくしい。かわいい。〈用例〉〜女。
- うっ‐て【討っ手】
- 《「うちて」の転》悪者・賊などを追いかけて討つ人。
- うつ‐て【打つ手】
- 情勢に応じて取るべき手段・方法。measures〈用例〉〜がない。
- うって‐かわ・る【打って変(わ)る】(五自)
- がらりと変わる。change completely
- うって‐つけ【打って付け】(名・形動)
- よく適していること・さま。あつらえむき。most suitable
- うって・でる【打って出る】(下一自)
- ①進んで出る。launch oneself upon〈用例〉選挙に〜。
- ②はなやかに活動を始める。make one's debut〈用例〉映画界に〜。
- ウッド【wood】
- ①木。木材。
- ②ゴルフで用いる、ヘッドが木製のクラブの総称。ドライバー(1番)・ブラッシー(2番)・スプーン(3番)・バッフィー(4番)・クリーク(5番)がある。wooden club〈比較〉アイアン。
- ウッド【John Wood】
- 父子同名で父(1704-54)、子(1728-82)ともにイギリスの建築家。バース市の都市計画に画期的な貢献をする。父はクイーン広場と円形広場を、子はロイヤル‐クレセントを建造。
- うっとう‐し・い【▼鬱陶しい】(形)
- ①気がはれない。gloomy
- ②重苦しい。陰気だ。dismal
- ③わずらわしい。うるさい。bother〈派生〉うっとうしが・る(五自)うっとうしげ(形動)うっとうしさ(名)
- ウッド‐ごうきん【ウッド合金】
- 可融合金の一つ。成分は、ビスマス50%、鉛25%、錫(すず)・カドミウム各12.5%が標準で、融点は60〜72℃。火災警報装置などに用いられる。Wood's metal
- ウッド‐チャック【wood chuck】
- リス科の動物。体長約60cm、尾長約15cm。体色は黄から赤褐色。体はずんぐりし、頭は扁平(へんぺい)で、眼は小さい。長い鉤爪(かぎづめ)をもつ。牧草地周辺の林に巣穴を掘る。植物食性。カナダ・アメリカ東部に分布。
- ウッドハウス【Pelham Grenville Wodehouse】
- (1881-1975)イギリスのユーモア小説家。上流社会を描き、執事ジーブズなど、人気ある人物を創造。作品『比類なきジーブズ』など。
- ウッド‐プラスチック
- 《和製語》木材とプラスチックを混合した建築材料。木材より堅い、木目(もくめ)方向の歪(ゆが)みが出ない、腐りにくいなどが特徴。
- ウッドペッカー【woodpecker】
- →キツツキ。
- うっとり(副・サ変自)
- 心を奪われて、ぼんやりするさま。absentmindedly〈用例〉〜と聴きほれる。バラの薫りに〜する。
- ウッドワード【Robert Burns Woodward】
- (1917-79)アメリカの化学者。キニーネ・コレステロール・レセルピンなど、多くの有機物の合成に成功。1965年ノーベル化学賞受賞。
- うつのみや【宇都宮】
- 〈市〉栃木県中部にある市。県庁所在地で、県の政治・経済の中心。旧城下町。商工業がさかんで、東部の工業団地には大工場も進出。西部の大谷(おおや)は大谷石の産地。人口42万9132(1994)。
- うつのみや‐だいがく【宇都宮大学】
- 国立大学。大正11年(1922)創立の宇都宮高等農林学校を前身とし、昭和24年(1949)より現制。本部は栃木県宇都宮市峰町。
- うつ‐ばり【▼梁】
- 《古くは「うつはり」》柱の上にあって、小屋組みを支える横木。
- うつ‐びょう【▼鬱病】
- 精神障害の一つ。気分が沈んで考えが先に進まず、自責的・無意欲の状態がつづく。内因性のものと心因・神経症・中毒などの外因性のものがある。治療には薬物療法や精神療法などがある。ストレスのたまりやすい現代社会では、患者の発生が多い。抑鬱症。depression〈参照〉躁鬱(そううつ)病。
- うつ‐ぶ・す【▼俯す】(五自)
- ①下向きにふす。腹ばいになる。lie on one's face
- ②顔を下に向ける。うつむく。look down
- うつ‐ぶせ【▼俯せ】
- ①顔を下にして伏せること。lie on one's face〈用例〉〜に寝る。
- ②物の表を下にして置くこと。upside-down〈用例〉バケツを〜に置く。
- うつ‐ぶ・せる【▼俯せる】(下一他)
- 顔や物のおもてを下に向ける。face down
- うっぷるい‐のり【▽十▽六▽島▽海▼苔】
- 紅藻類アサクサノリの近縁種。食用とする。
- うっ‐ぷん【▼鬱憤】
- つもりつもった怒り・不満。resentment〈用例〉〜をはらす。
- うつぼ【▼笂】9画
- 部首 竹たけかんむり 和製漢字
- 区点 6783・JIS 6373・シフト E293
- 地名に用いられる。
- うつぼ【▼靫・▽空穂】
- 矢を入れて、持ちはこんだ用具。まわりを、毛皮で包んだり漆で塗ったりして、矢が雨に濡(ぬ)れるのを防ぐ。
- うつぼ
- 体が円筒状で長い、ウツボ科の海水魚。全長約80cm。体色は黄色で、褐色の斑紋(はんもん)がある。浅海の岩礁帯にすみ、タコや小魚を捕食。凶暴。本州中部からインド洋にかけて分布。近縁種にトラウツボなどがある。ナマダ。キダカ。moray eels
- うつぼ‐かずら【▼靫▼葛】
- ウツボカズラ科の多年草。つる性の食虫植物で、観賞用に温室で栽培される。葉先のつぼ状の袋で、すべり落ちてきた虫を捕らえて消化。雌雄異株(いしゅ)。花は穂状。熱帯アジアに分布。pitcher plant
- うつぼ‐ぐさ【▼靫草】
- シソ科の多年草。高さ約30cm。日当たりのよい草地などにはえる。葉は対生。花は赤紫色で、茎頂に穂状に密集する。花期は初夏。夏に花穂が枯れて黒くなり、「夏枯草」として薬用にされる。
- うつぼざる【▼靫猿】
- ①狂言の曲名。大名が猿の皮を靫にしたいと所望するが、不憫(ふびん)になって命を助け、お礼に猿回しは猿を舞わすというもの。
- ②舞踊劇の曲名。常磐津(ときわず)本名題『花舞台霞(かすみ)の猿曳(さるひき)』が有名。
- ③長唄(ながうた)の曲名。純演奏曲。
- うつ‐ぼつ【▼鬱▼勃】(形動トタル)
- なにかやろうという気があふれているさま。〈用例〉〜たる気運。
- うつほものがたり【宇津保物語】
- 平安前期の物語。20巻。作者未詳。『竹取物語』から『源氏物語』にいたる過渡的な作品。清原俊蔭(きよはらのとしかげ)ら琴の一族の物語と、左大将の娘貴宮(あてみや)をめぐる求婚物語とをからませた内容。うつぼものがたり。
- うつみ【▽内▽海】
- 〈町〉広島県南東部、田島と横島とからなる町。海苔(のり)の養殖などの漁業や、ミカン栽培がさかん。人口3832(1994)。
- うつ‐む・く【▼俯く】(五自)
- ①下を向く。顔をふせる。look down〈対義〉仰ぐ・あおむく。
- ②下のほうにかたむく。bend down
- うつ‐むけ【▼俯け】
- 顔をふせること。下向きにすること。うつぶせ。looking downward
- 俯けにする(うつむけにする)
- ①こばかにする。
- ②人の作品を改作する。
- うつ‐む・ける【▼俯ける】(下一他)
- 下へ向ける。下へ向かせる。turn down〈用例〉顔を〜・けて泣く。
- うつゆう‐の【▽虚▽木▽綿の】
- [枕ことば]《語義未詳》「こもる」などにかかる。〈用例〉並(なら)び居(ゐ)る家にも見えず〜隠(こも)りてをれば(万葉・9・1809)。