うま‐さけ【旨酒・味酒】
=うまざけ。
①あじのよい酒。美酒。
②[枕ことば]《味のよい神酒(みわ)の意で、「三輪(みわ)」と同音であることから》「三諸(みもろ)・三輪」などにかかる。〈用例〉〜三輪の山(万葉・1・17)。
うまさけ‐の【旨酒の・味酒の】
[枕ことば]「三諸(みもろ)・三輪(みわ)」などにかかる。〈用例〉〜三諸の山に立つ月の見が欲(ほ)し君が馬の音(おと)そ為(す)る(万葉・11・2512)。
うまさけ‐を【旨酒を・味酒を】
[枕ことば]「三諸(みもろ)・三輪(みわ)」などにかかる。〈用例〉〜三輪の祝(はふり)がいはふ杉手触れし罪か君に逢(あ)ひがたき(万葉・4・712)。
うま‐さし【馬差(し)・馬指(し)】
江戸時代、宿駅で人馬の仕事をさしずした役人。
うま・し【美し】(形ク)
〈古語〉
よい。うつくしい。このましい。〈用例〉〜国そ蜻蛉島(あきづしま)大和(やまと)の国は(万葉・1・2)。
うまじ【馬路】
〈村〉高知県東部、安田川・奈半利(なはり)川上流の村。魚梁瀬(やなせ)は杉の産地で有名。ユズが特産。人口1307(1994)。
うましあしかびひこじ‐の‐かみ【宇摩志訶備比古遅神】
日本神話の神。天地混沌(こんとん)、国土未成のとき、アシの芽のように生まれた神。別天神(ことあまつかみ)五神の一つ。可美葦牙彦舅尊(うましあしかびひこじのみこと)
うま‐じるし【馬印・馬標・馬験】
戦陣で所在をはっきりさせるために大将の馬のそばに立てる目印。豊臣秀吉(とよとみひでよし)の千成瓢箪(せんなりびょうたん)はその代表的なもの。
うま‐すぎごけ【馬杉苔】
スギゴケ科の大形コケ。高さ約20cm、ほとんど枝分かれしない。葉は線状皮針形で、葉身全体が薄膜でおおわれる。粘土質の土や湿原に群生。
うま‐すげ【馬菅】
カヤツリグサ科の多年草。平野の湿地にはえる。高さ20〜40cm。やや叢生(そうせい)し、長い地下茎を横に走らす。春に茎をのばし、頂に細い雄の花穂、下に太めの雌の花穂をつける。本州・四国・九州、中国中部に分布。
うまず‐たゆまず【倦まず弛まず】(連語)
少しもおこたらずに。こつこつといっしょうけんめいに。diligently〈用例〉〜努力する。
うまず‐め【生女・石女】
妊娠せず子どもを産めない女。封建社会では家の存続が大切だったので離縁される例が多かった。いし女。木女房。barren woman
うま‐つぎ【馬継(ぎ)】
昔、道中で馬を乗りかえた所。うまや。宿駅。宿場。
うま‐づら【馬面】
顔の長い人をからかって言う語。horseface
うまづら‐はぎ【馬面剥】
カワハギ科の海水魚。全長約30cm。体は青みを帯びた黒褐色で、長楕円(だえん)形。やや沖合いの海底にすむ。美味。日本全土・朝鮮半島南部に分布。ウマヅラ。
うま‐でんせんせいひんけつ【馬伝染性貧血】
家畜法定伝染病。ウマがかかるウイルス性伝染病。赤血球が破壊され、発熱・貧血・鬱血(うっけつ)・むくみが起こる。伝染力が強いので、かかったウマは法律により処分される。伝貧。equine infectious anemia
うま‐とび【馬跳び・馬飛び】
子どもの遊びの一種。膝(ひざ)をのばしたまま手で足首を持つなどして作った「馬」の背に、手をついて開脚で跳びこし、つぎに自分が馬になる。
うま‐なり【馬なり】
競馬の調教や実際のレースで、馬自身のペースに任せて走らせること。
うま‐に【旨煮・甘煮】
肉・魚・野菜など数種をとり合わせ、砂糖としょうゆで濃い味に煮つける料理。
うま‐ぬし【馬主】
①競走馬などの所有者。horse's owner
②競馬に馬を出走させる資格をもつ者。中央競馬、地方競馬それぞれに馬主登録審査委員会があり、合格者が登録され資格を得る。ばぬし。ownership of a racehorse
うま‐の‐あし【馬の足・馬の脚】
①つくり物の馬の、足になる役者。
②芸のへたな役者。大根役者。
うま‐の‐あしがた【馬の足形】
山野にはえるキンポウゲ科の多年草。高さ40〜50cm。初夏に黄色の5弁の花が咲く。有毒植物。
うまのお‐ばち【馬の尾蜂】
体よりもはるかに長い産卵管のあるコマユバチ科のハチ。体長2cm内外。赤褐色。雌の産卵管は長さ15cm。産卵管で樹幹中のカミキリムシなどの幼虫に産卵し、寄生するヤドリバチの一種。本州以南に分布。バビホウ。
うま‐の‐かみ【馬頭】
馬寮(めりょう)の長官。左右に1人ずついる。
うま‐の‐かみ【右馬頭】
右馬寮(うまりょう)の長官。〈対義〉左馬頭(さまのかみ)
うまのすず‐くさ【馬鈴草】
ウマノスズクサ科のつる性多年草。本州中部以西の山野にはえる。夏に、紫緑色のらっぱ形の花が咲く。根は「青木香(せいもくこう)」とよばれ、解毒薬。バトウレイ。
うま‐の‐せ【馬の背】
①馬のせなか。horseback
②山の両側が急斜面になった尾根。ridge
馬の背を分ける(うまのせをわける)
《「夕立は馬の背を分ける」の上略》夕立が一地域だけで、隣の地域には降らないさまを言う。
うま‐の‐つめ【馬の爪】
[枕ことば]《馬のつめがすり減って尽きるほど遠い所の意から》「筑紫(つくし)」にかかる。〈用例〉〜筑紫の崎に留(ちま)り居て吾(あれ)は斎(いは)はむ(万葉・20・4372)。
うま‐の‐ないし【馬内侍】
(?-?)平安中期の女流歌人。中古三十六歌仙の一人。中宮定子に仕えた。家集『馬内侍集』。
うま‐の‐はなむけ【餞】
〈古語〉
《「馬の鼻向け」の意で、旅立ちにあたって、馬の鼻先を行き先に向け、無事を祈ったことから》旅に出る人の道中安全を祈って、金品や詩歌(しいか)などを贈ったり、送別の宴会を催したりすること。はなむけ。餞別(せんべつ)。〈用例〉船路なれど、〜す(土佐)。
うま‐の‐ほね【馬の骨】
素性の明らかでない者をののしって言う語。person of doubtful origin〈類似〉牛の骨。〈用例〉どこの〜だかわからない。
うま‐の‐みつば【馬の三葉】
セリ科の多年草。山林中にはえる。高さ30〜50cm。葉は5裂掌状。夏に、小形の白色花を枝先に密につける。ミツバに似るが食用にならない。
うま‐のり【馬乗り】
①馬に乗ること・人。horse rider
②乗馬のじょうずな人。
③人や物の上にまたがること・形。sit astride〈用例〉〜になる。
④羽織などの、背の中央下を少しぬい残した部分。
うま‐ばえ【馬蠅】
幼虫がウマなどの胃内に寄生するウマバエ科のハエ。体長約1.3cm。幼虫は筍(たけのこ)に似ているので、筍虫とよばれる。全世界に分布。
うま‐パラチフス【馬パラチフス】
妊娠後期のウマが、かぜに似た徴候を示した後、流産する病気。幼馬では、関節炎などを起こす。病原はサルモネラ菌で、伝染力が強い。equine paratyphoid
うま‐びる【馬蛭】
淡水産のヒルド科のヒル。体は扁平(へんぺい)で、体長約10cm。動物食性だが、あごが小さく、人畜の血は吸わない。日本各地に分布。
うま‐ぶね【馬槽】
まぐさを入れるおけ。かいばおけ。
うま‐へん【馬偏】
漢字を組み立てている部分の名。「駒・騎・駅」などの「馬」。
うま‐まわり【馬回り・馬廻り】
大将の乗った馬のそば。また、そこにつき従った役・さむらい。
うま‐み【巧味・巧み】
①おもしろみ。味わい。
②じょうずだと思わせる感じ・程度。skill〈用例〉〜のある表現。
うま‐み【旨味・旨み】
①味のよいこと・程度。おいしさ。deliciousness
②商売などで得る利益。profitableness〈用例〉〜のある仕事。
旨味が有る(うまみがある)
①よい味がする。taste good
②利益がある。be profitable〈用例〉〜商売。
うま‐や【廏・馬屋】
馬を飼っておく小屋。馬小屋。stable(英); horse barn(米)
うま‐や【駅・駅家】
律令(りつりょう)制下、公用のために幹線道路におかれ、人夫・馬を備えておく施設。
うまや‐じ【駅路】
宿駅の設けられた街道。えきろ。
うまやど‐の‐おうじ【廏戸皇子】
→聖徳太子(しょうとくたいし)の本名。
うまや‐まつり【廏祭(り)】
正月にうまやの悪魔祓(ばらえ)をして、馬の安全を祈る祭り。まや祭り。
*うま・る【埋(ま)る】(五自)
①物の下や中にはいって見えなくなる。うずまる。うずもれる。be buried〈用例〉木の葉に〜。
②すきまがなくなる。空いた所がふさがる。いっぱいになる。be filled up〈用例〉席が〜。
③損をした部分がおぎなわれる。cover〈用例〉赤字が〜。
④欠けたところが元どおりになる。be filled〈用例〉欠員が〜。
うま・る【生まる】(下二自)
〈古語〉
→うまれる(生まれる)
ウマル【‘Umar】
(581ごろ-644)イスラム教第2代カリフ。サラセン帝国の基礎を築いた。オマル。
ウマル‐ハイヤーム【‘Umar Khayyām】
→オマル=ハイヤーム
うまれ【生(ま)れ】
①生まれること。出生(しゅっしょう)。誕生。birth〈用例〉5月〜。〜故郷。
②生まれた土地。生国(しょうごく)。また、生まれた時代。birthplace〈用例〉〜は北国です。明治の〜。
③生まれつきの性質。天性。nature
④生まれた境遇・家柄。素性。lineage〈用例〉〜がいい。
生まれもつかぬ(うまれもつかぬ)
《身体についての不幸なできごとに言う》生まれたときとは、すっかり変わった状態になる。
うまれ‐あわ・す【生まれ合(わ)す・生れ合(わ)す】(五自)
→うまれあわせる(生まれ合わせる)
うまれ‐あわ・せる【生まれ合(わ)せる・生れ合(わ)せる】(下一自)
ある時期にちょうど生まれている。同じ時代に生まれる。うまれあわす。〈用例〉いい世に〜。
うまれ‐お・ちる【生(ま)れ落ちる】(上一自)
生まれてくる。誕生する。be born〈用例〉この世に〜・ちて以来。
うまれ‐かわり【生まれ変(わ)り・生れ変(わ)り】
《仏教語》再び、身を変えて生まれてくること・人。
うまれ‐かわ・る【生まれ変(わ)る・生れ変(わ)る】(五自)
①死んだ者が、別の生命を得て再び生まれてくる。be born again
②人柄が一変してよくなる。become a new man〈用例〉〜・ったようによく働く。
うまれ‐こきょう【生(ま)れ故郷】
その人の生まれた土地。ふるさと。birthplace
うまれ‐そだ・つ【生(ま)れ育つ】(五自)
そこで生まれて、そこで育つ。be born and raised〈用例〉京都で〜。
うまれ‐たて【生(ま)れ立て】
生まれたばかり。newborn
うまれ‐つき【生(ま)れ付き】
[一](名)生まれついた性質。天性。nature
[二](副)生まれたときから。生まれながら。生来。by nature〈用例〉〜体が弱い。
うまれ‐つ・く【生(ま)れ付く】(五自)
生まれたときから身に備わる。be destined to〈用例〉〜・いてのお人好し。
うまれ‐ながら【生まれ乍(ら)】(副)
うまれつき。by nature〈用例〉〜の美人。
*うま・れる【生(ま)れる・産(ま)れる】(下一自)
①母体から子やたまごが出る。孵化(ふか)する。誕生する。be born〈対義〉死ぬ。〈用例〉子どもが〜。
②新しくできる。生じる。bring forth〈用例〉会社が〜。愛が〜。
産まれた後の早め薬(うまれたあとのはやめぐすり)
《子どもが産まれてしまったあとで、出産を早める薬を飲むことから》時期が遅れて、役に立たないことのたとえ。
産まれぬ先の襁褓定め(うまれぬさきのむつきさだめ)
《子どもが産まれる前に、大騒ぎで支度することから》準備の大げさなこと、手回しのよすぎることのたとえ。
うみ【生み・産み】
生むこと。生んだこと。to give birth
産みの恩より育ての恩(うみのおんよりそだてのおん)
育ててくれた親にこそ恩がある。育ててくれた親はありがたい。生みの親より育ての親。
産みの苦しみ(うみのくるしみ)
①子を産むときの母の苦痛。
②物事をはじめてつくり出すときの苦しみ。throes
*うみ【海】
[一]
①地球上の、海水をたたえている部分。面積は、地球総面積の70.8%を占め、陸地の2.42倍の広さをもつ。その存在は、地球の大きな特徴。sea; ocean〈対義〉陸・山。
②みずうみ。lake
③硯(すずり)の、水を入れるくぼみ。〈対義〉陸。
④《比喩(ひゆ)的に》液体の多いこと。一面に広がってつづいていること。広く深いこと。多く集まっていること。sea; pool〈用例〉血の〜。火の〜。恩愛の〜。ことばの〜。
⑤月面の平らな広い部分。〈用例〉静かの〜。
[二]《原題La mer(フランス)》ドビュッシー作曲の交響組曲。1905年作。『三つの交響的描写』の副題があり、「海の夜明けから真昼まで」「波の戯れ」「風と海との対話」の3楽章からなる。印象主義の管弦楽曲の代表的傑作。
海が湧く(うみがわく)
魚群が集まっている、という漁師仲間でのことば。
海とも山ともつかず(うみともやまともつかず)
物事がどのようになるのか、また、どのようなものであるのか、判断しかねることのたとえ。海のものとも山のものともつかず。have yet to be seen
海、波を揚げず(うみ、なみをあげず)
海に波が立たない。天下泰平のたとえ。
海に千年、河に千年(うみにせんねん、かわにせんねん)
たいそう世なれていること。海千山千。
海の藻屑と消える(うみのもくずときえる)
→海の藻屑となる」と同意。
海の藻屑となる(うみのもくずとなる)
海で死ぬ。海の藻屑と消える。
海の物とも山の物とも判らない(うみのものともやまのものともわからない)
①正体がわからない。neither fish nor fowl
②どうなるかわからない。cannot be foreseen
海も見えぬに船用意(うみもみえぬにふねようい)
時宜ではないのに、物事を始めてしまうことのたとえ。
海を山にする(うみをやまにする)
無理なことをするたとえ。
うみ【膿】
①傷口・できものなどに生じた化膿(かのう)による炎症性の滲出(しんしゅつ)液。黄白色、不透明な粘液で、中に多数の崩壊した白血球を含む。のう。うみ。しる。pus
②《比喩(ひゆ)的に》物事を進めるのに障害となっているもの。obstacle
膿を出す(うみをだす)
弊害をもたらすものを取り除き、浄化する。clear up bad blood〈用例〉業界の〜。
うみ【宇美】
〈町〉福岡県中部、三郡(さんぐん)山地西麓(せいろく)の町。宇美八幡宮(はちまんぐう)の旧門前町。炭鉱の町として栄えたが昭和38年(1963)全山閉山。人口3万5194(1994)。
うみ‐あいさ【海沙】
カモ科の大形のカモ。海にすみ、魚を主食とする。翼長約24cm。頭が紫黒色で、その後部の羽毛が長く冠状。遊泳、潜水とも巧み。ユーラシア・北アメリカの中北部で繁殖し、冬は南下。日本へは冬鳥として、11月ごろ各地の海岸や江湾に大群で渡来。red-breasted merganser
うみ‐イグアナ【海イグアナ】
海生のイグアナ科のトカゲ。体長約1.4m。背面は灰色で、赤褐色の斑紋(はんもん)が不規則に並ぶ。海岸の岩の上に群棲(ぐんせい)し、海にもぐって海藻を食べる。ガラパゴス諸島にのみ分布。ウミトカゲ。marine iguana
うみ‐う【海鵜】
鵜飼いに用いられるウ。全長約85cm。羽毛は暗青緑色。外海に生息し、岩上に巣をつくる。捕獲して飼い慣らし、鵜飼いに利用。アジア東北部で繁殖し、冬には中国南部などに渡る。本州では冬鳥。
うみ‐うさぎ【海兎】
ウミウサギガイ科の海産マキガイ。殻高約10cm。殻は卵形・白色で、陶器のような感じがする。潮間帯下から水深20m程度までの珊瑚(さんご)礁にすむ。貝細工用。紀伊(きい)以南の暖海に分布。
うみ‐うし【海牛】
体が細長くナメクジ形の海生動物。マキガイ綱ウミウシ目に属する軟体動物の総称。マキガイの仲間であるが殻はない。体長1〜数十センチメートル。美麗なものが多い。浮遊性のものもあるが岩礁帯にすむものが多い。日本産約300種。
うみ‐うちわ【海扇】
①刺胞動物八放サンゴ類。多数の個虫(ポリプ)からなる群体が網目状に広がり、一見うちわの骨のようにみえる。高さ約1m。全体は褐色。紀伊(きい)以南の海底の岩上に着生。
②アミジグサ科の海藻。低潮線付近に生育する。褐色または黄褐色で扇形。体長10〜30cm。
うみ‐えら【海鰓】
ウミエラ科の刺胞動物。形が魚のえらに似ており、体長約20cm。海底の砂泥中に突き立った骨軸と、その左右にある多数の個虫(ポリプ)をつけた羽状部からなる。本州以南に分布。
うみ‐おと・す【生み落(と)す・生落(と)す・産み落(と)す・産落(と)す】(五他)
生む。出産する。give birth to
うみお‐なす【麻なす】
[枕ことば]《績麻(つむいだ麻糸)のように長いの意から》地名「長門(ながと)・長柄(ながら)」にかかる。〈用例〉少女等(をとめら)が麻笥(をけ)に垂れたる〜長門の浦に(万葉・13・3243)。
うみ‐かぜ【海風】
→かいふう(海風)
うみ‐がめ【海亀】
海生のカメの総称。いずれも大形で四肢はひれ状。産卵期には上陸する。タイマイ・アオウミガメなどは食用・装飾用に乱獲された。全世界の熱帯・亜熱帯海域に分布。sea turtle
うみ‐がも【海鴨】
海水域をおもな生息地とするカモ類。潜水して魚を採食。
うみ‐かもめ【海鴎】
沿岸部をおもな生息地とするカモメ。
うみ‐がらす【海烏】
ウミスズメ科の海鳥。翼長約21cm。体上面と顔・のどが黒く、下面は白い。太平洋・大西洋の北部に分布。日本では北海道の離島で繁殖し、秋から冬に南下して越冬。ロッペンチョウ。common murre
うみ‐からまつ【海唐松】
群体が、木の枝のように枝分かれして、海底の岩礁などに着生する動物。刺胞動物の一種。高さは2〜3mに達する。骨軸は黒く、それを包む肉質部は白か淡紅色。浅海の岩に付着。パイプなどの細工物用。本州中部以南の暖海に分布。
うみぎく‐がい【海菊貝】
岩礁にすむウミギク科の海産ニマイガイ。殻長・殻高とも約5cm。干潮線下の岩に厚い右殻で付着し、とげのある左殻はふたとなる。房総(ぼうそう)半島以南に分布。
うみ‐ぎり【海霧】
海面上に発生する霧。暖かい空気が、冷たい海水の上を流れたとき、冷却されて霧になったもの。北海道の道東地方に多い。sea fog
うみ‐ぐも【海蛛】
クモに似た海生の節足動物の一群。クモとは直接のつながりはない。体長はふつう1cm以下。長い4対の脚ではったり泳いだりする。低潮線から深海までにすむ。熱帯から寒帯まで広く分布。日本産約20種。sea spider
うみ‐ぐり【海栗】
《形がクリに似ていることから》→ウニの異称。
うみ‐けいとう【海鶏頭】
→うみとさか(海鶏頭)
うみ‐ごい【海鯉】
→うみひごい(海緋鯉)
うみ‐さそり【海蠍】
サソリ形の絶滅した海生動物。カブトガニに近縁の節足動物の一群。比較的小さい頭と多数の体節と長いスパイク状の尾をもった動物で、ふつう体長数センチメートル(最大は1.8m)。河口などにすみ、動物食性。オルドビス紀から二畳紀に生存し、シルル紀が絶頂期であった。
うみ‐さち【海幸】
海でとれるえもの。海の幸。海産物。marine products〈対義〉山幸。
うみさちひこ【海幸彦】
→火照命(ほでりのみこと)の別称。
うみさち‐やまさち【海幸山幸】
日本神話の一つ。弟の山幸彦(ひこ)が兄の海幸彦に借りた釣り針を漁に行って失った。許してくれない兄のために、海へ探しに出かけた弟は、海神の娘と結婚し、釣り針と奇跡を起こす玉を得て、兄を懲らしめたという話。
うみ‐サボテン【海掌】
全体が棍棒(こんぼう)状の群体で、サボテンに柄をつけたような形をしている海生動物。刺胞動物の一種。体は淡紅色で、表面に無数の個虫が集まっている。浅海の砂泥底にすむ。昼間は縮んで砂中に潜り、夜は砂上に30cm以上も伸び出して発光。本州以南に分布。
うみ‐ざりがに【海ざりがに】
→ロブスターの別名。
うみ‐じ【海路】
海上の航路。かいろ。船路(ふなじ)。sea route
うみ‐しだ【海歯】
植物のシダに似た形の海生動物。棘皮(きょくひ)動物で、中央の盤状部から数十本の腕が放射状に出ており、大きさはさまざま。岩礁帯に多く、浮遊生活をする。房総(ぼうそう)以南に分布。日本産約100種。
うみ‐すずめ【海雀】
ウミスズメ科の海鳥、約20種の総称。洋上生活をし、潜水して魚を捕食。北太平洋に分布。その一種ナミウミスズメは単にウミスズメともいわれ、翼長約14cm。北海道天売(てうり)島と岩手県三貫(さんがん)島で繁殖し、冬は各地の海上に散る。
うみせん‐やません【海千山千】
《海に千年、山に千年すんだヘビは竜になるということから》ひどく世なれていること・人。海に千年、河に千年。山に千年、海に千年。old fox
うみ‐ぞうめん【海麺】
①ベニモズク科の海藻。干潮線付近の岩礁上に生育する。北海道以南、房総(ぼうそう)半島以北に分布。濃紅色、太さ3mm前後のひも状。長さ20cm前後。食用。
②《ゆでた素麺状であることから》アメフラシ・ウミウシなどの卵嚢塊(らんのうかい)の俗称。岩礁の海藻のあいだや石の下にみられる。
うみ‐たけ【海筍・海笋】
内湾の浅海砂泥底に穴を掘ってすむニオガイ科のニマイガイ。殻長約8cm、殻高約5cm。殻表は白く、淡黄色の殻皮をかぶる。両殻の後端が広く開き、ここから太くて長い白色の水管を出す。水管が美味。日本全土・朝鮮半島・中国に分布。
うみ‐だ・す【生(み)出す・産(み)出す】(五他)
→ウム。give birth to
②生産する。産出する。produce; turn out
③新しくつくりだす。あみだす。invent; produce〈用例〉新法を〜。
うみ‐たなご【海たなご】
ウミタナゴ科の海水魚。体長約25cm。黒紫色か赤褐色。卵胎生で1腹20〜30尾生まれる。沿岸の海藻地にすむ。美味。北海道南部から朝鮮半島沿岸に分布。
うみ‐だぬき【海狸】
→ビーバーの別名。
うみ‐たる【海樽】
ウミタル科の原索(げんさく)動物。プランクトンの一種。体長3〜6mm。体は透明でビヤ樽状。前端に口、後端に排出口がある。温水域に分布。tunicate
うみ‐づき【産み月】
子が生まれる月。りんげつ。the last month of pregnancy
うみ‐つ・ける【生(み)付ける・産(み)付ける】(下一他)
①たまごをうんで物にくっつける。lay; spawn
②ある性質を与えてうむ。うんで、ある性質・形をうけつがせる。
うみ‐つばめ【海燕】
海鳥中、もっとも小形なウミツバメ科の鳥の総称。全長12〜25cm。ツバメに似るが、足指にみずかきがあり、嘴(くちばし)はかぎ状。終日洋上で小魚などを捕食し、夜、島に帰る。太平洋・大西洋に21種が分布。日本には7種が知られ、北海道大黒島、岩手県三貫(さんがん)島などの繁殖地は天然記念物。storm-petrel
うみ‐つぼみ【海蕾】
オルドビス紀から二畳紀に生存した海生の絶滅動物。原始的な棘皮(きょくひ)動物の一群で、ウミリンゴ類に近縁な固着動物。石灰板でおおわれたつぼみ形の体と、それに続く短い柄(え)からなる。体の上端に口、その近くに肛門(こうもん)がある。
うみ‐づり【海釣(り)】
海で魚を釣ること。磯(いそ)釣り、沖釣りなど。sea fishing〈対義〉川釣り。
うみ‐とかげ【海蜴】
→ウミイグアナの別名。
うみ‐とさか【海頭】
刺胞動物花虫綱に属する海生動物。岩礁に棒状や樹枝状に付着。個虫(ポリプ)が集まってつくった群体で、柄の部分を除きポリプが全面にほぼ一様に散在。ふつう体長10cm以下。房総(ぼうそう)半島以南の暖海域に分布。ウミケイトウ。
うみ‐どじょう【海鰌】
→アユモドキの別名。
→ギンポの別名。
うみ‐とらのお【海虎尾】
褐藻類ホンダワラ科の多年生海藻。外海に面する岩礁に生育する。約1mの細いひも状の茎を、細長い葉がとりまく。一見、トラの尾のような形をしている。
うみ‐どり【海鳥】
海辺や海を生活の場所とし、魚を食べ、小島や海辺に営巣する鳥の総称。ウミスズメ・ウミツバメ・ウミネコなど。かいちょう。sea bird