うろ【空・虚】
→うつろ
→ほらあな。〈用例〉木の〜。
う‐ろ【有漏】
《仏教語》煩悩のなかに迷っていること。凡夫。〈対義〉無漏(むろ)
う‐ろ【迂路】
遠回りの道。回り道。
う‐ろ【雨露】
①雨とつゆ。あめつゆ。〈用例〉〜をしのぐ。
②万物をうるおす広大な、めぐみ。〈用例〉〜のめぐみ。
う‐ろ【鷺】
①カラスとサギ。
②黒と白。
→碁
烏鷺の争い(うろのあらそい)
《カラスとサギの羽の色から》黒石と白石を使って勝負する囲碁のこと。
うろ‐うろ(副・サ変自)
①あてもなく歩き回るさま。loiter around〈用例〉不審な男が〜している。
②どうしたらよいかわからずに、うろたえて動き回るさま。be nestless〈用例〉なすすべもなく〜する。
うろ‐おぼえ【空覚え】
ぼんやりした記憶。faint memory
ウロキナーゼ【urokinase】
ヒトや動物の尿中にあるたんぱく分解酵素。血栓溶解剤として用いられる。
うろ‐くず【鱗】
〈古語〉
→いろくず(鱗)
うろこ【鱗】
①一部の動物の体表の大部分、または一部をおおう硬く小さな薄片。爬虫(はちゅう)類などの表皮が角質化した角鱗(かくりん)と、魚類では、サメ・エイなどの歯と同じ構造の楯鱗(じゅんりん)、硬骨魚類の真皮から生じる骨鱗、チョウザメなどのひし形の硬鱗がある。こけら。scale
②三角形のもよう。うろこ形。imbrication
③紋所の名。②を紋章化したもの。一つ鱗・三つ鱗など。
うろこ‐ぐも【鱗雲】
魚のうろこのように小さな塊のならんだ雲。巻積雲(けんせきうん)などに現れる。鯖(さば)雲。鰯(いわし)雲。
うろこ‐ごけ【苔】
タイ類ウロコゴケ目のコケ。暖地の岩上や樹皮に生育し、うろこを重ねたように見える。近縁種にフジウロコゴケ・ハネゴケなどがある。
うろた・える【狽える】(下一自)
あわてふためく。まごつく。get flustered
うろ‐ちょろ(副・サ変自)
落ちつかない感じで、あちこち動きまわるさま。hang about〈用例〉〜するんじゃない。
うろ‐つ・く【徨く】(五自)
目的もなく歩きまわる。さまよう。wander; hover
ヴロツラフ【Wrocław】
→ブロツラフ
ウロトロピン【Urotropin(ドイツ)
化学式 (CH2) 6N4昇華性をもつ白色の結晶。利尿剤・防腐剤など。ヘキサメチレン‐テトラミン。
うろ‐ぬ・く【疎抜く】(五他)
びっしりある物の中から間をおいて引き抜く。まびく。おろぬく。thin out〈用例〉大根を〜。
ウロビリノーゲン【urobilinogen】
胆汁色素ビリルビンが腸内で還元されてできる無色の色素。酸化されるとウロビリンとなり便を黒褐色にする。尿中への排泄(はいせつ)量で肝機能障害・溶血性貧血・胆道閉塞(へいそく)などの病気の有無をしらべる。
うろむろ‐ほう【有漏無漏法】
《仏教語》煩悩をもつ存在とこれを断ち切った存在。あらゆる存在の総称。
う‐ろん【乱】(形動)
《禅宗用語で、みだりに注釈を加えるさまの意から》あやしいさま。うさんくさいさま。fishy〈用例〉〜な男。
ウロンゴング【Wollongong】
オーストラリア南東部、ニューサウスウェールズ州の鉱工業都市。イラワラ炭田の中心で商業がさかん。製鋼業が立地。人口23.6万(1991)。
ウロン‐さん【ウロン酸】
糖の第一アルコール基だけが酸化されてカルボキシル基になった化合物の一般名。植物粘液やアラビアゴムの成分。グルクロン酸・ガラクツロン酸など。uronic acid
うわ【宇和】
〈町〉愛媛県南部、肱(ひじ)川上流の盆地の町。中心の卯之町(うのまち)は旧城下町・宿場町。稲作のほか縫製工業がある。人口1万7709(1994)。
うわ【上】(接頭)
①うえ、表面、の意を表す。〈用例〉〜書き。〜着。
②価値・程度が他よりも高い意を表す。higher; better〈用例〉〜値。〜手。
③すでにあるものに、さらに付け加える意を表す。additional〈用例〉〜積み。〜乗せ。
うわ‐あご【上顎】
あごの上の部分。じょうがく。upper jaw
ウワ‐ウルシ【uvae ursi(ラテン)
生薬(しょうやく)の一つ。ツツジ科植物の開花期の葉を乾燥したもの。尿路消毒剤。
うわ‐え【上絵】
①白く染めぬいたところに、別の色で、描いた模様。dyed figure
②陶磁器の表面にかく絵。dyed figure
うわえ‐し【上絵師】
染め物の上絵を描く職人。上絵屋。
うわえ‐つけ【上絵付け】
陶磁器に絵をつけるとき、釉(うわぐすり)の上に絵を描いて、また焼きあげること。低温で焼くため豊かな色彩効果がえられる。
うわ‐えのぐ【上絵の具】
陶磁器の上絵付けに用いる絵の具。顔料と適当な媒溶剤を配合して種々の色彩をつくりだす。overglaze color〈対義〉下絵の具。
うわ‐おき【上置(き)】
①たんす・机などの上に置いて使う、小ぶりの箱・棚。
②芝居などで、客寄せのため人気のある役者を特別に参加させること。
③飯・めん類などの上にのせて食べる野菜・肉・魚などの副食物。
うわ‐かい【宇和海】
愛媛県南西部、佐田(さだ)岬半島以南、豊後(ぶんご)水道に臨む海域。リアス式海岸で好漁場。真珠などの養殖もさかん。
うわ‐がき【上書き】(名・サ変自他)
封筒・帙(ちつ)・箱などの表面に書くこと・文字。うわづけ。superscription; address
うわ‐がけ【上掛(け)】
①衣服の上に引っかけて着るもの。うわっぱり。smock
②こたつぶとんや座ぶとんなどにかぶせる布。cover
③1番上に使う掛けぶとん。quilt; comforter
うわ‐がみ【上紙】
物を包む紙。物にかぶせる紙。wrapper; wrapping paper
うわ‐かわ【上皮】
①表面の皮・皮膚。表皮。skin
②物の表側。また、それをおおうもの。外被。surface
うわ‐かわ【上側】
=うわがわ。
①上になっているがわ。表面。upper part; surface
②うわべ。みせかけ。appearance
うわ‐き【浮気】(名・形動・サ変自)
①気持ちがうわついて移りやすいこと・さま。移り気。fickleness; caprice〈用例〉〜な性分。
②異性に心をひかれやすいこと・さま。また、定まった人がいるのに他の異性と情を通じること・さま。〈用例〉〜な男。
うわ‐ぎ【上着】
①《「表着」とも》衣服を重ねて着るとき、いちばん外側に着るもの。outer wear〈対義〉下着。
②《「上衣」とも》上下の衣服のうち上半身に着る服。jacket
うわ‐ぐすり【釉・上薬】
陶磁器の表面に施すガラス状の被膜。つやぐすり。ゆうやく。glaze
うわ‐くちびる【上唇】
上のくちびる。upper lip〈対義〉下唇。
うわ‐ぐつ【上靴】
家、建物の中ではく靴。うわばき。indoor shoes
うわ‐ごと【譫言・語】
①高熱などで無意識に口走ることば。talking in delirium
②すじの通らないことば。たわごと。nonsense
*うわさ【噂】(名・サ変他)
①確かでないことを世間でいいふらすこと。風説。風聞。評判。rumor〈用例〉人の〜にのぼる。倒産の〜が流れる。
②ある人の身の上やあることについて、陰で話をすること。また、その話。gossip〈用例〉今あなたの〜をしていたところよ。
噂の種(うわさのたね)
世間のうわさ話の題材。うわさの材料。source of rumor
噂をされると嚏が出る(うわさをされるとくしゃみがでる)
人にうわさをされると、された人はくしゃみをするという俗説。
噂をすれば影(うわさをすればかげ)
人のうわさをしていると、その当人がひょっこり現れるものだ。Talk of the devil, and he is sure to appear.
人の噂も七十五日(ひとのうわさもしちじゅうごにち)
人にうわさされるのも一時のことで、時がたてば、しなくなるものであるというたとえ。うわさは長続きしないということ。Wonder lasts but nine days.
うわざら‐てんびん【上皿天秤】
竿(さお)の両端にのせた2つの皿の一方に試料を、他の一方に分銅をのせて釣り合わせ、重さをはかる機器。even balance
うわ‐しき【上敷(き)】
=うわじき。
①物の上に敷くこと・もの。うすべり。carpet
②馬の鞍(くら)の上に敷くもの。
うわじま【宇和島】
〈市〉愛媛県南部、宇和島湾に臨む市。旧城下町。海陸交通の要地。ミカン栽培、真珠・ハマチ養殖などがさかん。また、闘牛が有名。人口6万6636(1994)。
うわ‐すべり【上滑り】
[一](名・サ変自)表面をすべること。
[二](形動)
①物事を表面だけ見て、深く理解しないさま。superficial〈用例〉〜の知識。
②かるがるしいさま。軽薄。careless; shallow
うわ‐ずみ【上澄み】
液体のまざり物が沈んでできた、上の澄んだ部分。supernatant
うわ‐ず・る【上ずる】(五自)
気持ちが高ぶって、動作や声の調子が変わる。〈用例〉〜・った声。
うわ‐ぜい【上背】
せたけ。身のたけ。身長。height〈用例〉〜がある。
うわ‐ぞうり【上草履】
室内用の履物の一種。藁(わら)・イグサなどを編んで作る。
うわ‐ちょうし【上調子】(名・形動)
言動が、かるがるしいこと・さま。うわっちょうし。frivolous; flippant
うわ‐ぢょうし【上調子】
三味線の合奏で、基本の調子(本手または地)に対し、完全4度高く調律された三味線、およびその奏者。
うわ‐つ・く【浮つく】(五自)
うきうきして落ちつかない状態になる。be flippant; be fickle
うわ‐つち【上土】
上のほうの土。topsoil〈対義〉底土。
うわっ‐ちょうし【上っ調子】
→うわちょうし(上調子)
うわ‐づつみ【上包み】
物の表面をおおい包むもの。包装。wrapper; wrappings〈用例〉物事の〜だけをみて判断する。
うわっ‐つら【上っ面】
→うわつら(上面)
うわっ‐ぱり【上っ張り】
よごれをふせぐために、衣服の上に着るもの。丈は腰までのものが一般的。
うわ‐づみ【上積み】(名・サ変他)
①上のほうに積むこと。上に積んだ荷物。upper load〈対義〉下積み。
②さらに上に加算すること。addition〈用例〉米価の〜。
うわ‐つら【上面】
物の表面。外面。うわべ。うわっつら。surface
うわ‐て【上手】
〈対義〉下手(したて)
[一](名)
①上のほう。upper part
→川上。upstream
→かざかみ。windward
④相撲で、相手の差し手の上から、相手のまわしをつかむこと。その手。〈用例〉〜投げ。
[二](形動)
①他よりすぐれていること・さま。excel〈用例〉一枚〜だ。
②相手に対して威圧的になること・さま。
上手に出る(うわてにでる)
相手を見下して、尊大な態度をとる。get the upper hand of
上手を行く(うわてをいく)
才知・技能・行動力などの程度が、よい面でも悪い面でも、ある人よりもすぐれている。be superior to
うわて‐だしなげ【上手出し投げ】
相撲の決まり手の一つ。上手で回しを引いて打つ出し投げ。
うわて‐なげ【上手投げ】
〈対義〉下手投げ。
①相撲の決まり手の一つ。四つに組み、体を開きながら相手のまわしをとっている上手で投げる技。
→オーバースロー
うわ‐なり【妻】
あとにめとった妻。後添(のちぞ)い。ごさい。
うわなり【嫐】
歌舞伎(かぶき)十八番の一つ。元禄(げんろく)12年(1699)初世市川団十郎が『一心五界玉(いっしんごかいのたま)』で初演。男1人に女2人の嫉妬(しっと)の所作で、後妻(うわなり)打ちの風習を題材にしたもの。
うわなり‐うち【妻打(ち)】
離縁された妻が、親しい女たちを連れて後妻の家を襲い、打ちたたく民間習俗。中世から近世初期にみられた。
うわ‐に【上荷】
①車・船などに積む荷物。
②上のほうに積んだ荷物。うわづみ。
うわに‐ぶね【上荷船】
川船の一つ。波止場(はとば)と元船(もとぶね)との間を行き来して、上積みの荷物を運ぶ小船。〈対義〉元船。
うわ‐ぬり【上塗り】(名・サ変他)
①壁・漆器などで、仕上げのために塗ること・もの。final coating〈対義〉下塗り。
②あることの上に、さらに同じようなことをつけ加えること。多く、悪いことの場合にいう。
恥の上塗り(はじのうわぬり)
→はじ(恥)
うわ‐ね【上値】
①ある銘柄の相場が上がること。higher price
②今までの相場より高い値段。higher price〈対義〉下値(したね)。〈用例〉〜を張る。
うわ‐のせ【上乗せ】(名・サ変他)
前に示した金額・数量・条件にさらに追加すること。adding
うわ‐の‐そら【上の空】(名・形動)
心をうばわれて、落ちつかないこと・さま。absent-minded
うわ‐のり【上乗り】
[一](名)積み荷の管理をする人。supercargo
[二](名・サ変自)荷物などの上に乗ること。
うわ‐ば【上歯】
上のはぐきにある歯。
うわ‐ばき【上履(き)】
屋内で履く履物。室内履き。日本では多くはスリッパを用いる。slippers〈対義〉下履き。
うわ‐ばみ【蛇】
①巨大なヘビの俗称。とくに、熱帯産のニシキヘビ類。大蛇(だいじゃ)。おろち。やまかがち。large snake
②大酒飲み。heavy drinker
うわばみ‐そう【蟒草】
イラクサ科のミズナの別名。ヘビの出そうな所にはえるための名。
うわ‐ばり【上張り・上貼り】(名・サ変他)
ふすまや天井などに、仕上げの紙などをはること。また、その紙・布。〈対義〉下張り。
うわ‐ひ【上翳・眼】
(ひとみ)の上に曇りができて、視力が損なわれる病気。〈比較〉底翳(そこひ)
うわ‐ひげ【上髭】
鼻の下、くちびるの上にあるひげ。口ひげ。
上髭を食い反らす(うわひげをくいそらす)
口髭を後ろへ反らすことで、得意気なさまをいう。
うわ‐べ【上辺】
物の表面。外観。見かけ。surface〈用例〉〜をかざる。
うわ‐まい【上米】
①江戸時代、年貢(ねんぐ)米が神領を通過するさいに課した通行税の一種。古くは、寺社が年貢米から初穂(はつほ)として寄進させた米。
②売買その他で仲介者が手数料として取る代金・賃金の一部。commission
うわ‐まえ【上前】
①《「上米(うわまい)」から》人に渡すべきお金の一部分。cut〈用例〉〜をはねる。
②あきを重ね合わせて着る衣服の重なりの外側になる身頃(みごろ)。和服は男女共に左身頃が上前、洋服では男性は左身頃、女性は右身頃が上前になる。〈対義〉下前。
うわ‐まぶた【上瞼】
眼球をおおい、開閉する上部の皮。
うわ‐まわ・る【上回る】(五自)
ある数量をこえる。exceed〈対義〉下回る。〈用例〉予想を〜。
うわ‐み【上身】
魚をまな板にのせたときの上側の肉。
うわみず‐ざくら【上溝桜】
バラ科の落葉高木。山野にはえる。高さ10m前後。4月ごろに小形の白色花が総状に密生。果実は小形だが、未熟のものを塩漬けとして食用にする。コンゴウザクラ。ハハカ。
うわ‐むき【上向き】
〈対義〉下向き。
①上方を向くこと。upward
②勢いがよくなること。forcibly
③相場が上がる傾向にあること。upward tendency
うわ‐む・く【上向く】(五自)
〈対義〉下向く。
①上を向く。look up
②調子がよくなる。improve
③相場が上がり始める。
うわ‐め【上目】
①目だけを上のほうに向けること。upturned eyes
②ある数量をこえること。超過。excess
うわめ‐づかい【上目遣い・上目使い】
顔は向けないで、目だけで上のほうを見ること。casting an upward glance
うわ‐もの【上物】
①土地の上にある施設・建物・立ち木など。
②海の上層にいる魚。ソウダガツオ・シイラ・ボラなど。
うわ‐や【上屋・上家】
①雨やつゆをふせぐための、柱と屋根だけのつくりの建物。工事現場やバス停などにみられる。shelter
②税関の中にある、貨物を一時保管する施設。shed
うわ‐やく【上役】
〈対義〉下役。
①上級の役人。senior official
②職場で、自分より地位が上の人。senior
うわ・る【植わる】(五自)
植えられる。植えた状態になる。planted〈用例〉庭木がきれいに〜。苗が〜。
う‐わん【右腕】
右の腕。みぎうで。one's right arm〈対義〉左腕。