- う‐ろ【有▽漏】
- 《仏教語》煩悩のなかに迷っていること。凡夫。〈対義〉無漏(むろ)。
- う‐ろ【雨露】
- ①雨とつゆ。あめつゆ。〈用例〉〜をしのぐ。
- ②万物をうるおす広大な、めぐみ。〈用例〉〜のめぐみ。
- う‐ろ【▼烏▼鷺】
- ①カラスとサギ。
- ②黒と白。
- ③→碁。
- 烏鷺の争い(うろのあらそい)
- 《カラスとサギの羽の色から》黒石と白石を使って勝負する囲碁のこと。
- うろ‐うろ(副・サ変自)
- ①あてもなく歩き回るさま。loiter around〈用例〉不審な男が〜している。
- ②どうしたらよいかわからずに、うろたえて動き回るさま。be nestless〈用例〉なすすべもなく〜する。
- うろ‐おぼえ【▽空覚え】
- ぼんやりした記憶。faint memory
- ウロキナーゼ【urokinase】
- ヒトや動物の尿中にあるたんぱく分解酵素。血栓溶解剤として用いられる。
- うろこ【▼鱗】
- ①一部の動物の体表の大部分、または一部をおおう硬く小さな薄片。爬虫(はちゅう)類などの表皮が角質化した角鱗(かくりん)と、魚類では、サメ・エイなどの歯と同じ構造の楯鱗(じゅんりん)、硬骨魚類の真皮から生じる骨鱗、チョウザメなどのひし形の硬鱗がある。こけら。scale
- ②三角形のもよう。うろこ形。imbrication
- ③紋所の名。②を紋章化したもの。一つ鱗・三つ鱗など。
- うろこ‐ぐも【▼鱗雲】
- 魚のうろこのように小さな塊のならんだ雲。巻積雲(けんせきうん)などに現れる。鯖(さば)雲。鰯(いわし)雲。
- うろこ‐ごけ【▼鱗▼苔】
- タイ類ウロコゴケ目のコケ。暖地の岩上や樹皮に生育し、うろこを重ねたように見える。近縁種にフジウロコゴケ・ハネゴケなどがある。
- うろた・える【▼狼▼狽える】(下一自)
- あわてふためく。まごつく。get flustered
- うろ‐ちょろ(副・サ変自)
- 落ちつかない感じで、あちこち動きまわるさま。hang about〈用例〉〜するんじゃない。
- うろ‐つ・く【▼彷▼徨く】(五自)
- 目的もなく歩きまわる。さまよう。wander; hover
- ウロトロピン【Urotropin(ドイツ)】
- 化学式 (CH2) 6N4昇華性をもつ白色の結晶。利尿剤・防腐剤など。ヘキサメチレン‐テトラミン。
- うろ‐ぬ・く【▽疎抜く】(五他)
- びっしりある物の中から間をおいて引き抜く。まびく。おろぬく。thin out〈用例〉大根を〜。
- ウロビリノーゲン【urobilinogen】
- 胆汁色素ビリルビンが腸内で還元されてできる無色の色素。酸化されるとウロビリンとなり便を黒褐色にする。尿中への排泄(はいせつ)量で肝機能障害・溶血性貧血・胆道閉塞(へいそく)などの病気の有無をしらべる。
- うろむろ‐ほう【有▽漏無▽漏法】
- 《仏教語》煩悩をもつ存在とこれを断ち切った存在。あらゆる存在の総称。
- う‐ろん【▼胡▽乱】(形動)
- 《禅宗用語で、みだりに注釈を加えるさまの意から》あやしいさま。うさんくさいさま。fishy〈用例〉〜な男。
- ウロンゴング【Wollongong】
- オーストラリア南東部、ニューサウスウェールズ州の鉱工業都市。イラワラ炭田の中心で商業がさかん。製鋼業が立地。人口23.6万(1991)。
- ウロン‐さん【ウロン酸】
- 糖の第一アルコール基だけが酸化されてカルボキシル基になった化合物の一般名。植物粘液やアラビアゴムの成分。グルクロン酸・ガラクツロン酸など。uronic acid
- うわ【宇和】
- 〈町〉愛媛県南部、肱(ひじ)川上流の盆地の町。中心の卯之町(うのまち)は旧城下町・宿場町。稲作のほか縫製工業がある。人口1万7709(1994)。
- うわ【上】(接頭)
- ①うえ、表面、の意を表す。〈用例〉〜書き。〜着。
- ②価値・程度が他よりも高い意を表す。higher; better〈用例〉〜値。〜手。
- ③すでにあるものに、さらに付け加える意を表す。additional〈用例〉〜積み。〜乗せ。
- うわ‐あご【上▼顎】
- あごの上の部分。じょうがく。upper jaw
- ウワ‐ウルシ【uvae ursi(ラテン)】
- 生薬(しょうやく)の一つ。ツツジ科植物の開花期の葉を乾燥したもの。尿路消毒剤。
- うわ‐え【上絵】
- ①白く染めぬいたところに、別の色で、描いた模様。dyed figure
- ②陶磁器の表面にかく絵。dyed figure
- うわえ‐し【上絵師】
- 染め物の上絵を描く職人。上絵屋。
- うわえ‐つけ【上絵付け】
- 陶磁器に絵をつけるとき、釉(うわぐすり)の上に絵を描いて、また焼きあげること。低温で焼くため豊かな色彩効果がえられる。
- うわ‐えのぐ【上絵の具】
- 陶磁器の上絵付けに用いる絵の具。顔料と適当な媒溶剤を配合して種々の色彩をつくりだす。overglaze color〈対義〉下絵の具。
- うわ‐おき【上置(き)】
- ①たんす・机などの上に置いて使う、小ぶりの箱・棚。
- ②芝居などで、客寄せのため人気のある役者を特別に参加させること。
- ③飯・めん類などの上にのせて食べる野菜・肉・魚などの副食物。
- うわ‐かい【宇和海】
- 愛媛県南西部、佐田(さだ)岬半島以南、豊後(ぶんご)水道に臨む海域。リアス式海岸で好漁場。真珠などの養殖もさかん。
- うわ‐がき【上書き】(名・サ変自他)
- 封筒・帙(ちつ)・箱などの表面に書くこと・文字。うわづけ。superscription; address
- うわ‐がけ【上掛(け)】
- ①衣服の上に引っかけて着るもの。うわっぱり。smock
- ②こたつぶとんや座ぶとんなどにかぶせる布。cover
- ③1番上に使う掛けぶとん。quilt; comforter
- うわ‐がみ【上紙】
- 物を包む紙。物にかぶせる紙。wrapper; wrapping paper
- うわ‐かわ【上皮】
- ①表面の皮・皮膚。表皮。skin
- ②物の表側。また、それをおおうもの。外被。surface
- うわ‐かわ【上側】
- =うわがわ。
- ①上になっているがわ。表面。upper part; surface
- ②うわべ。みせかけ。appearance
- うわ‐き【浮気】(名・形動・サ変自)
- ①気持ちがうわついて移りやすいこと・さま。移り気。fickleness; caprice〈用例〉〜な性分。
- ②異性に心をひかれやすいこと・さま。また、定まった人がいるのに他の異性と情を通じること・さま。〈用例〉〜な男。
- うわ‐ぎ【上着】
- ①《「表着」とも》衣服を重ねて着るとき、いちばん外側に着るもの。outer wear〈対義〉下着。
- ②《「上衣」とも》上下の衣服のうち上半身に着る服。jacket
- うわ‐ぐすり【▼釉・上薬】
- 陶磁器の表面に施すガラス状の被膜。つやぐすり。ゆうやく。glaze
- うわ‐くちびる【上唇】
- 上のくちびる。upper lip〈対義〉下唇。
- うわ‐ぐつ【上靴】
- 家、建物の中ではく靴。うわばき。indoor shoes
- うわ‐ごと【▼譫言・▼囈▽語】
- ①高熱などで無意識に口走ることば。talking in delirium
- ②すじの通らないことば。たわごと。nonsense
- *うわさ【▼噂】(名・サ変他)
- ①確かでないことを世間でいいふらすこと。風説。風聞。評判。rumor〈用例〉人の〜にのぼる。倒産の〜が流れる。
- ②ある人の身の上やあることについて、陰で話をすること。また、その話。gossip〈用例〉今あなたの〜をしていたところよ。
- 噂の種(うわさのたね)
- 世間のうわさ話の題材。うわさの材料。source of rumor
- 噂をされると嚏が出る(うわさをされるとくしゃみがでる)
- 人にうわさをされると、された人はくしゃみをするという俗説。
- 噂をすれば影(うわさをすればかげ)
- 人のうわさをしていると、その当人がひょっこり現れるものだ。Talk of the devil, and he is sure to appear.
- 人の噂も七十五日(ひとのうわさもしちじゅうごにち)
- 人にうわさされるのも一時のことで、時がたてば、しなくなるものであるというたとえ。うわさは長続きしないということ。Wonder lasts but nine days.
- うわざら‐てんびん【上皿天▼秤】
- 竿(さお)の両端にのせた2つの皿の一方に試料を、他の一方に分銅をのせて釣り合わせ、重さをはかる機器。even balance
- うわ‐しき【上敷(き)】
- =うわじき。
- ①物の上に敷くこと・もの。うすべり。carpet
- ②馬の鞍(くら)の上に敷くもの。
- うわじま【宇和島】
- 〈市〉愛媛県南部、宇和島湾に臨む市。旧城下町。海陸交通の要地。ミカン栽培、真珠・ハマチ養殖などがさかん。また、闘牛が有名。人口6万6636(1994)。
- うわ‐すべり【上滑り】
- [一](名・サ変自)表面をすべること。
- [二](形動)
- ①物事を表面だけ見て、深く理解しないさま。superficial〈用例〉〜の知識。
- ②かるがるしいさま。軽薄。careless; shallow
- うわ‐ずみ【上澄み】
- 液体のまざり物が沈んでできた、上の澄んだ部分。supernatant
- うわ‐ず・る【上ずる】(五自)
- 気持ちが高ぶって、動作や声の調子が変わる。〈用例〉〜・った声。
- うわ‐ぜい【上背】
- せたけ。身のたけ。身長。height〈用例〉〜がある。
- うわ‐ぞうり【上草履】
- 室内用の履物の一種。藁(わら)・イグサなどを編んで作る。
- うわ‐ちょうし【上調子】(名・形動)
- 言動が、かるがるしいこと・さま。うわっちょうし。frivolous; flippant
- うわ‐ぢょうし【上調子】
- 三味線の合奏で、基本の調子(本手または地)に対し、完全4度高く調律された三味線、およびその奏者。
- うわ‐つ・く【浮つく】(五自)
- うきうきして落ちつかない状態になる。be flippant; be fickle
- うわ‐つち【上土】
- 上のほうの土。topsoil〈対義〉底土。
- うわ‐づつみ【上包み】
- 物の表面をおおい包むもの。包装。wrapper; wrappings〈用例〉物事の〜だけをみて判断する。
- うわっ‐ぱり【上っ張り】
- よごれをふせぐために、衣服の上に着るもの。丈は腰までのものが一般的。
- うわ‐づみ【上積み】(名・サ変他)
- ①上のほうに積むこと。上に積んだ荷物。upper load〈対義〉下積み。
- ②さらに上に加算すること。addition〈用例〉米価の〜。
- うわ‐つら【上面】
- 物の表面。外面。うわべ。うわっつら。surface
- うわ‐て【上手】
- 〈対義〉下手(したて)。
- [一](名)
- ①上のほう。upper part
- ②→川上。upstream
- ③→かざかみ。windward
- ④相撲で、相手の差し手の上から、相手のまわしをつかむこと。その手。〈用例〉〜投げ。
- [二](形動)
- ①他よりすぐれていること・さま。excel〈用例〉一枚〜だ。
- ②相手に対して威圧的になること・さま。
- 上手に出る(うわてにでる)
- 相手を見下して、尊大な態度をとる。get the upper hand of
- 上手を行く(うわてをいく)
- 才知・技能・行動力などの程度が、よい面でも悪い面でも、ある人よりもすぐれている。be superior to
- うわて‐だしなげ【上手出し投げ】
- 相撲の決まり手の一つ。上手で回しを引いて打つ出し投げ。
- うわて‐なげ【上手投げ】
- 〈対義〉下手投げ。
- ①相撲の決まり手の一つ。四つに組み、体を開きながら相手のまわしをとっている上手で投げる技。
- ②→オーバースロー
- うわ‐なり【▽後▽妻】
- あとにめとった妻。後添(のちぞ)い。ごさい。
- うわなり【▼嫐】
- 歌舞伎(かぶき)十八番の一つ。元禄(げんろく)12年(1699)初世市川団十郎が『一心五界玉(いっしんごかいのたま)』で初演。男1人に女2人の嫉妬(しっと)の所作で、後妻(うわなり)打ちの風習を題材にしたもの。
- うわなり‐うち【▽後▽妻打(ち)】
- 離縁された妻が、親しい女たちを連れて後妻の家を襲い、打ちたたく民間習俗。中世から近世初期にみられた。
- うわ‐に【上荷】
- ①車・船などに積む荷物。
- ②上のほうに積んだ荷物。うわづみ。
- うわに‐ぶね【上荷船】
- 川船の一つ。波止場(はとば)と元船(もとぶね)との間を行き来して、上積みの荷物を運ぶ小船。〈対義〉元船。
- うわ‐ぬり【上塗り】(名・サ変他)
- ①壁・漆器などで、仕上げのために塗ること・もの。final coating〈対義〉下塗り。
- ②あることの上に、さらに同じようなことをつけ加えること。多く、悪いことの場合にいう。
- うわ‐ね【上値】
- ①ある銘柄の相場が上がること。higher price
- ②今までの相場より高い値段。higher price〈対義〉下値(したね)。〈用例〉〜を張る。
- うわ‐のせ【上乗せ】(名・サ変他)
- 前に示した金額・数量・条件にさらに追加すること。adding
- うわ‐の‐そら【上の空】(名・形動)
- 心をうばわれて、落ちつかないこと・さま。absent-minded
- うわ‐のり【上乗り】
- [一](名)積み荷の管理をする人。supercargo
- [二](名・サ変自)荷物などの上に乗ること。
- うわ‐ばき【上履(き)】
- 屋内で履く履物。室内履き。日本では多くはスリッパを用いる。slippers〈対義〉下履き。
- うわ‐ばみ【▼蟒▽蛇】
- ①巨大なヘビの俗称。とくに、熱帯産のニシキヘビ類。大蛇(だいじゃ)。おろち。やまかがち。large snake
- ②大酒飲み。heavy drinker
- うわばみ‐そう【▼蟒草】
- イラクサ科のミズナの別名。ヘビの出そうな所にはえるための名。
- うわ‐ばり【上張り・上▼貼り】(名・サ変他)
- ふすまや天井などに、仕上げの紙などをはること。また、その紙・布。〈対義〉下張り。
- うわ‐ひ【上▼翳・▽外▽障▽眼】
- 瞳(ひとみ)の上に曇りができて、視力が損なわれる病気。〈比較〉底翳(そこひ)。
- うわ‐ひげ【上▼髭】
- 鼻の下、くちびるの上にあるひげ。口ひげ。
- 上髭を食い反らす(うわひげをくいそらす)
- 口髭を後ろへ反らすことで、得意気なさまをいう。
- うわ‐べ【上辺】
- 物の表面。外観。見かけ。surface〈用例〉〜をかざる。
- うわ‐まい【上米】
- ①江戸時代、年貢(ねんぐ)米が神領を通過するさいに課した通行税の一種。古くは、寺社が年貢米から初穂(はつほ)として寄進させた米。
- ②売買その他で仲介者が手数料として取る代金・賃金の一部。commission
- うわ‐まえ【上前】
- ①《「上米(うわまい)」から》人に渡すべきお金の一部分。cut〈用例〉〜をはねる。
- ②あきを重ね合わせて着る衣服の重なりの外側になる身頃(みごろ)。和服は男女共に左身頃が上前、洋服では男性は左身頃、女性は右身頃が上前になる。〈対義〉下前。
- うわ‐まぶた【上▼瞼】
- 眼球をおおい、開閉する上部の皮。
- うわ‐まわ・る【上回る】(五自)
- ある数量をこえる。exceed〈対義〉下回る。〈用例〉予想を〜。
- うわ‐み【上身】
- 魚をまな板にのせたときの上側の肉。
- うわみず‐ざくら【上▽溝桜】
- バラ科の落葉高木。山野にはえる。高さ10m前後。4月ごろに小形の白色花が総状に密生。果実は小形だが、未熟のものを塩漬けとして食用にする。コンゴウザクラ。ハハカ。
- うわ‐むき【上向き】
- 〈対義〉下向き。
- ①上方を向くこと。upward
- ②勢いがよくなること。forcibly
- ③相場が上がる傾向にあること。upward tendency
- うわ‐む・く【上向く】(五自)
- 〈対義〉下向く。
- ①上を向く。look up
- ②調子がよくなる。improve
- ③相場が上がり始める。
- うわ‐め【上目】
- ①目だけを上のほうに向けること。upturned eyes
- ②ある数量をこえること。超過。excess
- うわめ‐づかい【上目遣い・上目使い】
- 顔は向けないで、目だけで上のほうを見ること。casting an upward glance
- うわ‐もの【上物】
- ①土地の上にある施設・建物・立ち木など。
- ②海の上層にいる魚。ソウダガツオ・シイラ・ボラなど。
- うわ‐や【上屋・上家】
- ①雨やつゆをふせぐための、柱と屋根だけのつくりの建物。工事現場やバス停などにみられる。shelter
- ②税関の中にある、貨物を一時保管する施設。shed
- うわ‐やく【上役】
- 〈対義〉下役。
- ①上級の役人。senior official
- ②職場で、自分より地位が上の人。senior
- うわ・る【植わる】(五自)
- 植えられる。植えた状態になる。planted〈用例〉庭木がきれいに〜。苗が〜。
- う‐わん【右腕】
- 右の腕。みぎうで。one's right arm〈対義〉左腕。