えん‐えい【遠泳】(名・サ変自)
長距離、または長時間の水泳。一般には、耐水訓練のために集団で遠距離を泳ぐこと。long-distance swimming
えん‐えき【演繹】(名・サ変他)
①1つの事柄をもとに他の事柄へとおし広めて、明らかにすること。deduction
②〈対義〉帰納。
(ア)論理学で、経験にたよらず、一般的原理から特殊な事実を推理すること。間接的推理。
(イ)心理学で、一般的事実から、あまり一般的でない特殊な事実を推理すること。deduction
えんえき‐てき【演繹的】(形動)
議論を進めるのに演繹の方法を重視する態度。deductive〈対義〉帰納的。
えんえき‐ほう【演繹法】
論理学で、一般的な命題から特殊な命題を導き出す論法。MはPである、PはSである、ゆえにMはSであると結論する三段論法が代表例。deduction〈対義〉帰納法。
えん‐えん【煙炎・煙焔】
煙と炎。
煙焔天に漲る(えんえん、てんにみなぎる)
煙と炎が空一面に満ちる。火災の勢いよく燃え広がるようすにいう。
えん‐えん【奄】(形動トタル)
息の絶え入りそうなさま。gasping〈用例〉気息〜。
えん‐えん【延延】(形動トタル)
時間が長く続くさま。on and on〈用例〉会議が〜と長引く。
えん‐えん【炎炎】(形動トタル)
火がさかんに燃えるさま。〈用例〉〜と燃えさかる。
えん‐えん【焔】(形動トタル)
火が燃え始めて、まだ勢いのさかんでないさま。
焔焔に滅せずんば炎炎を若何せん(えんえんにめっせずんば、えんえんをいかんせん)
《『孔子家語(けご)』「観周」にあることば》火は燃え始めた時に消さないと、大きくなってからではどうしようもなくなる。災いは、小さいうちにくいとめなければならない。
えん‐えん【蜒・蜿・蜒】(形動トタル)
うねうねと長く続くさま。meander〈用例〉〜長蛇の列。
えん‐おう【枉】
無実の罪。冤罪(えんざい)。ぬれぎぬ。false charge〈用例〉〜をそそぐ。
えん‐おう【鴦】
→オシドリの漢名。
鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)
夫婦の約束。〈用例〉〜を結ぶ。
鴛鴦の仲(えんおうのなか)
夫婦仲のよいこと。
鴛鴦の衾(えんおうのふすま)
男女が共寝する夜具。おしの衾。
えんおう【延応】
鎌倉(かまくら)中期の年号。暦仁(りゃくにん)から改元。元年(1239)2月7日〜2年(1240)7月16日。次に、仁治(にんじ)に改元。
えん‐おん【延音】
→えんげん(延言)
えん‐か【円価】
①円の貨幣価値。yen value
②円の国際市場での購買力。円為替(かわせ)相場。yen value
えん‐か【円貨】
日本の円で表示された貨幣。邦貨の意味でも使われる。yen currency
えん‐か【炎夏】
暑い夏。盛夏。high summer〈用例〉〜の候。
えん‐か【塩化】
塩素と化合すること。また、ある元素名の前につけて、その元素が塩素と化合物をつくっていることを示す語。chlorination
えん‐か【煙霞・霞】
①けむりと、かすみ。もやとかすみ。mist
②山水のけしき。
えん‐か【演歌・艶歌】
①日本の大衆音楽の一分野。自由民権思想を普及するための演説歌が起源。『ダイナマイトドン節』『ラッパ節』など。〈用例〉〜師。
②ウエットな情感をもつ大衆音楽としての流行歌。「泣き節」という小節(こぶし)をきかせた唱法で歌われる。
えん‐か【縁家】
①婚姻(こんいん)で結ばれた家。
②縁故のある人・家。
えん‐か【窩】
中国料理に用いるアナツバメの巣。海藻や羽毛がまじり、採取が困難で珍重される。燕巣(えんそう)。燕窩菜(えんかさい)。つばめのす。
えん‐か【轅下】
馬車・牛車(ぎっしゃ)などの、ながえの下。転じて、人の支配下にある人。部下。
轅下の駒(えんかのこま)
《まだ力が弱く、車をひいても動かない意。「駒」は、2歳馬のこと》人の束縛を受けて、思う存分に力を発揮できないたとえ。
えん‐か【嚥下】(名・サ変他)
→えんげ(嚥下)
えんか‐あえん【塩化亜鉛】
化学式ZnCl2 潮解性の大きい白色の粉末。脱水剤、木材の防腐剤、乾電池の材料、収斂(しゅうれん)剤などに利用。zinc chloride
えんか‐アセチル【塩化アセチル】
化学式CH3COCl 無色の気体。空気中で発煙し、目を刺激する。アセチル化合物の製造原料。水分の定量試薬として使用。acetyl chloride
えんか‐アルミニウム【塩化アルミニウム】
化学式AlCl3 潮解性をもつ無色の固体。空気中の水分で分解し、塩化水素を発生する。有機合成の触媒などに利用。aluminum chloride
えんか‐アンチモン【塩化アンチモン】
①塩化アンチモン(III)SbCl3無色の結晶で潮解性が大きい。アンチモンバター。antimony chloride
②塩化アンチモン(V)SbCl5無色または淡黄色の液体。炭素を塩素化するさいの触媒に用いる。antimony chloride
えんか‐アンモニウム【塩化アンモニウム】
化学式NH4Cl 無色の結晶で水に溶ける。加熱により分解する。肥料、乾電池の電解液、寒剤に利用。塩安。ammonium chloride
えん‐かい【延会】(名・サ変他)
①会合を別の日に延ばすこと。postponement
②国会などで、議長の権限で議事を打ち切り議事日程を延期すること。adjournment〈比較〉散会。
③株主総会がいったん成立したあとで会を後日に延期した場合の、その後日開かれる総会。adjournment
えん‐かい【沿海】
①陸地に近い海。inshore〈対義〉遠洋。〈用例〉〜漁業。
②海に近い陸地。coast〈用例〉〜地方。
えん‐かい【宴会】
さかもり。酒宴。宴。うたげ。banquet
えん‐かい【遠海】
陸から遠くはなれた海。遠洋。〈対義〉近海。
えん‐かい【縁海】
大陸の外縁にあり、島や半島で大洋から分けられた海。潮汐(ちょうせき)や海流は周囲の大洋の影響を直接受ける。日本海・ベーリング海・北海など。epicontinental sea
えん‐がい【円蓋】
①丸形のおおい。
②アーチ形の天井(てんじょう)。ドーム。dome
えん‐がい【蓋】
①物にかぶせるおおい。
②軍隊で、敵弾を防ぐために、ざんごうなどの上をおおった物。
えん‐がい【塩害】
塩分を含んだ雨や潮風、高潮による海水の浸入などにより、植物や建造物などが受ける被害。salt injury〈参照〉潮害防備林。
えん‐がい【煙害】
各種工場、自動車・火山などから排出される煙によっておこる被害。人畜の呼吸器系疾患や農作物などに影響が出る。公害の一つ。smoke pollution〈比較〉煙毒。
えん‐がい【鉛害】
→なまりこうがい(鉛公害)
えんか‐いおう【塩化硫黄】
二塩化二硫黄S2Cl2および二塩化硫黄SCl2がある。前者は刺激臭をもつ発煙性の黄赤色の液体で、ゴムの加硫剤、硫黄の溶剤に利用。後者は暗赤色の液体。sulfur chloride
えんかい‐くいき【沿海区域】
日本の領土沿岸と、特定の島の海岸から20海里以内の海域。船舶安全法施行規則の定めによる。
えんかい‐しゅう【沿海州】
ロシア極東部、アムール川・ウスリー川・日本海に囲まれた地域。1860年、中国領からロシア領に。中心地ウラジオストク。人口207.9万(1983)。プリモルスキー。
エンカウンター‐グループ【encounter group】
心理学者のロジャーズが創唱した小集団活動。10人前後の小グループで、人間中心の考え方に基づいて相互交流を行い、全員が心理的に成長することをめざすもの。
えんか‐エチル【塩化エチル】
化学式CH3CH2Cl 室温で無色の液体。エーテル臭がある。エチル化剤・麻酔剤・冷凍剤に利用。クロロエタン。ethyl chloride
えんか‐エチレン【塩化エチレン】
化学式ClCH2CH2Cl エチレンに塩素を付加させて得られる無色の重い液体。芳香と甘味がある。ラッカーの溶剤、油脂の抽出剤、衣類のしみ抜きに利用。正式名は1, 2-ジクロロエタン。二塩化エチレン。ethylene chloride
えんか‐カリウム【塩化カリウム】
化学式KCl 水に溶けやすい無色の結晶。カリ肥料・医薬品の原料・電気伝導率測定用塩橋などに利用。potassium chloride
えんか‐カルシウム【塩化カルシウム】
化学式CaCl2 吸湿性がきわめて大きい結晶。アンモニア‐ソーダ法の副産物。乾燥剤・土質改良剤に利用。calcium chloride
えんか‐きん【塩化金】
淡黄色結晶の塩化金(I)AuClと暗赤色針状結晶の塩化金(III)AuCl3がある。写真・めっき・金粉製造などの材料。gold chloride
えんか‐ぎん【塩化銀】
化学式AgCl 角銀鉱として産するほか、硝酸銀と塩化物の水溶液から白色沈殿として得られる。光で分解して黒化する。写真用感光材料など。silver chloride
えん‐かく【沿革】
①歴史。history
②時代の経過にともなう物事のうつりかわり。changes〈用例〉市の〜。
えん‐かく【遠隔】
遠くはなれていること。remote〈用例〉〜の地。
えん‐がく【円覚】
《仏教語》完全円満な仏の悟り。
えん‐がく【縁覚】
《仏教語。pratyekabuddha(梵)の訳語》師につかず独力で十二因縁(いんねん)を観じて悟りを得る者。また悟ったのち、人に法を説かず独りでいるもの。独覚。辟支仏(びゃくしぶつ)
えんがく‐じ【円覚寺】
鎌倉(かまくら)市山ノ内にある臨済宗円覚寺派の大本山。鎌倉五山の一つ。弘安(こうあん)5年(1282)北条時宗(ほうじょうときむね)の創建。開山は無学祖元(むがくそげん)
えんかく‐せいぎょ【遠隔制御】
→えんかくそうさ(遠隔操作)
えんかく‐そうさ【遠隔操作】
離れた位置から機器や装置などを運転・制御すること。油圧などによる機械的方法と、無線などによる電気的方法があり、航空機・ロケットなどの制御に有効。遠隔制御。リモートコントロール。remote control
えんか‐コバルト【塩化コバルト】
化学式CoCl2 無水和物は青色、水和物は赤色になるため、あぶり出しや乾燥剤の乾湿の指示に利用。cobalt chloride
えんかコバルト‐し【塩化コバルト紙】
塩化コバルトの水溶液を濾紙(ろし)に吸収させて乾燥したもの。乾燥状態では青色、湿ると桃色ないし赤色に変色。乾湿指示用の試験紙。cobalt chloride paper
えんか‐し【演歌師・艶歌師】
バイオリンを弾きながら街頭で歌を聞かせ、歌の本を売る芸人。明治末年から大正期まで流行。
えんか‐すいぎん【塩化水銀】
塩化水銀(I)Hg2Cl2および塩化水銀(II)HgCl2がある。前者は甘汞(かんこう)・カロメルともいい、水に溶けにくい劇薬で、下剤などに利用。後者は昇汞(しょうこう)ともいい、水に溶ける猛毒で、消毒剤・防腐剤に利用。ともに医薬品に利用。mercury chloride
えんか‐すいそ【塩化水素】
化学式HCl 塩素と水素の化合物。刺激臭がある無色の気体。火山ガス中に存在。水に溶かして塩酸を製造。hydrogen chloride
えんか‐すず【塩化錫】
塩化錫(II)SnCl2および塩化錫(IV)SnCl4がある。前者は無色の結晶で、酸性溶液は重要な還元試薬として利用。後者は無色の液体で、重合反応の触媒に利用される。tin chloride
えん‐かつ【円滑】(形動)
①かどがたたず、なめらかなさま。smooth
②物事がとどこおらずに進行するさま。to go on smoothly〈用例〉事が〜に運ぶ。〈派生〉えんかつさ(名)
えんか‐てつ【塩化鉄】
塩化鉄(II)FeCl2および塩化鉄(III)FeCl3がある。前者は淡黄緑色で、空気中で徐々に酸化されて塩化鉄(III)に変わる。後者の六水和物は黄色で潮解性をもつ。酸化剤・媒染剤・青写真の原料に利用。iron chloride
えんか‐どう【塩化銅】
塩化銅(I)CuClおよび塩化銅(II)CuCl2がある。前者は水に溶けにくい白色の結晶で、触媒・ガス吸収剤・殺虫剤に利用される。後者は潮解性をもち、水に溶けやすく、触媒・媒染剤に利用。copper chloride
えんか‐ナトリウム【塩化ナトリウム】
化学式NaCl 塩素とナトリウムの化合物。塩。食塩。海水中に約2.8%含まれるほか、岩塩として産出。無色の六面体結晶。食用のほか、寒剤、塩素や塩酸の製造原料に利用。sodium chloride
えんか‐バリウム【塩化バリウム】
化学式BaCl2 無色の結晶で有毒。分析試薬やレーキに利用される。barium chloride
えんか‐ビニル【塩化ビニル】
化学式CH2=CHCl 無色の気体。ポリ塩化ビニルなど合成樹脂の原料。vinyl chloride
えんかビニル‐じゅし【塩化ビニル樹脂】
塩化ビニルCH2=CHClのポリマー。可塑(かそ)剤の混入度で硬質(水道管用など)、軟質(フィルム用など)に分類される。ポリ塩化ビニル。ビニル。塩ビ。PVC。vinyl chloride resin
えんか‐ぶつ【塩化物】
塩素と、塩素より陽性な元素や基との化合物の総称。ほとんどの元素が塩化物をつくる。chloride
えんか‐マグネシウム【塩化マグネシウム】
化学式MgCl2 海水中に苦汁(にがり)の成分として存在。無水物は金属マグネシウムの精錬に、また水和物は豆腐の凝固剤に用いられる。magnesium chloride
えんか‐メチル【塩化メチル】
化学式CH3Cl 無色の気体で芳香をもつ。メチル化剤・冷媒・有機合成用原料など。クロロメタン。methyl chloride
えんがる【遠軽】
〈町〉北海道北東部、湧別(ゆうべつ)川中流の町。林業・酪農などが中心。瀬戸瀬(せとせ)温泉がある。人口1万8696(1994)。
エンカルナシオン【Encarnación】
パラグアイ南東の国境、パラナ川に臨む河港都市。農林産物の集散地。人口2.9万(1983)。
えん‐がわ【縁側】
①和風住宅で、部屋の外周部に設け、廊下や出入り口として用いる細長い板敷。外側に雨戸やガラス戸を立て戸外と仕切るものと、それをしない濡(ぬ)れ縁とがある。縁。
②魚のひれの基部にある骨。また、魚のひれにある肉。〈用例〉ヒラメの〜。
えん‐かわせ【円為替】
円建ての外国為替。輸出入取引を円表示の輸出入手形によって決済すること。yen exchange
えん‐かん【鉛管】
なまりでできたくだ。給水・ガス供給などに使う。leaden pipe
えん‐がん【沿岸】
①川・湖・海にそった陸地。coast〈用例〉〜道路。
②川・湖・海の、岸にそった水域。coast〈用例〉〜航路。
えん‐がん【遠眼】
遠視。遠視眼。far-sightedness〈対義〉近眼。
えんがん‐かい【沿岸海】
領土に接している海洋の一定部分。最低潮位のときの海岸線から3海里(約5.6km)以内とされ、その沿岸国に主権がある。沿岸領海。
えんかん‐ぎょ【塩乾魚】
塩に漬けて、干したさかな。
えんがん‐ぎょぎょう【沿岸漁業】
海岸線から3海里(約5.6km)以内の、陸地近くの海で行われる漁業。行政上は10トン未満の漁船漁業・定置網漁業および浅海養殖業をいう。inshore fishery〈対義〉遠洋漁業。
えんがん‐けいびたい【沿岸警備隊】
海上における法秩序・安全維持のために設置された、アメリカやイギリスなどの機関。密貿易・密出入国の監視、海難救助などを任務とする。日本では海上保安庁がこれに相当。coast guard
えんがん‐す【沿岸州】
海岸線にほぼ平行して、海中に細長く続く砂礫(されき)の堆積(たいせき)地形。遠浅の砂質海岸に多い。アメリカの大西洋沿岸、メキシコ湾岸など。offshore bar; barrier
えん‐かんたい【円環体】
円を円外の1直線の回りに1回転させてできる立体。ドーナツ形。solid torus
えんがん‐どうぶつ【沿岸動物】
沿岸帯で生活する動物。沿岸帯は、湖沼では岸から水深3〜20m、海洋では水深150〜200mまで。
えんかんるいかん【淵鑑類函】
(しん)代の類書。450巻。康熙(こうき)帝の命により張英(ちょうえい)・王士禎(おうしてい)らが編集。1710年(康熙49)成立。
えん‐き【延期】(名・サ変他)
決めた期限をのばすこと。日のべ。postponement
えん‐き【塩基】
水溶液中で水酸化物イオンOH-を生じ、酸を中和して塩をつくる物質の総称。水酸化ナトリウム・アンモニアなど。base〈対義〉酸。
えん‐き【遠忌】
→おんき(遠忌①)
えんき【耆】
中国、新疆(しんきょう)ウイグル自治区、カラシャールの中国名。東西交通の要地として中国西域経営の拠点とされていた。イエンチー。
えん‐ぎ【演技】(名・サ変自)
①役者などが、わざを演ずること。わざ。芸。performance〈用例〉〜力。
②そのように見せかけるために、わざとすること・行為。acting〈用例〉〜過剰。
えん‐ぎ【演義】
①事実をわかりよく、おもしろく説くこと。
②中国で、歴史上の事実を俗語でおもしろく書いた小説。演義小説。〈用例〉『三国志〜』。
えん‐ぎ【縁起】
①《仏教語。pratītyasamutpāda(梵)の訳語。因縁生起、の意》仏教の基本的教理。すべての事象は原因と条件によって生起すること。
②社寺などの成立由来や、神仏の霊験を説いたもの。
③吉凶をみちびくきざし。前兆。omen〈用例〉〜をかつぐ。
縁起でもない(えんぎでもない)
①さい先が悪い。inauspicious
②とんでもない。Absurd!
縁起を祝う(えんぎをいわう)
よい事があるようにと、祝いをして祈る。
縁起を担ぐ(えんぎをかつぐ)
ほんの小さなことでも、縁起のよしあしを気にする。believe in omens
えんぎ【延喜】
平安初期の年号。昌泰(しょうたい)から改元。元年(901)7月15日〜23年(923)閏(うるう)4月11日。次に、延長(えんちょう)に改元。
えんぎきゃく【延喜格】
貞観(じょうがん)11年(869)施行の貞観格(きゃく)以後の詔勅・官符を集めた平安時代の法典。12巻。延喜7年(907)成立。
えんぎしき【延喜式】
平安時代中期の律令(りつりょう)の施行細則。律令政治の基本とされたもので、弘仁(こうにん)式、貞観(じょうがん)式の後をうけて編集された式の集大成。50巻。禁中の年中儀式や制度などについて記す。
えんき‐せい【塩基性】
塩基のもつ基本的な性質。pH(ピーエイチ)7以上を示し、赤色リトマス試験紙を青変。アルカリ性と明確な区別をしないで使うことが多い。苦味があり、皮膚を冒す。basic〈対義〉酸性。
えんきせい‐えん【塩基性塩】
塩を形式的に分類した場合の名称。水酸基または酸素原子を含む塩。前者はヒドロオキシ塩とよばれ、Pb (OH) Clなど。後者はオキシ塩とよばれ、BiOClなど。basic salt
えんきせい‐がん【塩基性岩】
火成岩を化学組成により分類する場合、珪酸(けいさん)分の含有量が45〜52%と少なく、鉄やマグネシウムに富むもの。玄武岩・斑糲(はんれい)岩など。basic rock〈対義〉酸性岩。
えんきせい‐さんかぶつ【塩基性酸化物】
水に溶けて塩基になり、酸を中和して塩をつくる酸化物。金属の酸化物のCaOやNa2Oなどがある。basic oxide
えんきせい‐せんりょう【塩基性染料】
分子内にアミノ基などの塩基性基を含む水性染料。色調は鮮明で、羊毛・絹・合成繊維などに使用。カチオン染料。basic dye
えんき‐ど【塩基度】
①酸の1分子が金属イオンと置換しうる水素イオンの数。塩基性の強さを表す。塩基性度。basicity
②スラグ中の酸化カルシウムと二酸化珪素(けいそ)の重量比。basicity
えんぎ‐なおし【縁起直し】
悪い前兆を、よいほうに向くように祝い直すこと。wish for better luck
えんぎ‐もの【縁起物】
よいことがあるようにと、縁起を祝うための品物。社寺の縁日や年の市などで売られる招き猫・だるま・熊手(くまで)などの類。luck bringer
えんきゅう【延久】
平安中期の年号。治暦(じりゃく)から改元。元年(1069)4月13日〜6年(1074)8月23日。次に、承保(じょうほう)に改元。
えん‐きょう【塩橋】
化学電池などで、2つの溶液を混合させないで電気的に連結する装置。逆U字形のガラス管内に塩類の水溶液を満たしたものなど。salt bridge
えんきょう【延享】
江戸中期の年号。寛保(かんぽう)から改元。元年(1744)2月21日〜5年(1748)7月12日。次に、寛延(かんえん)に改元。
えんきょう【延慶】
鎌倉(かまくら)末期の年号。徳治(とくじ)から改元。元年(1308)10月9日〜4年(1311)4月28日。次に、応長(おうちょう)に改元。
えんぎょう‐じ【円教寺】
姫路(ひめじ)市書写山(しょしゃざん)にある天台(てんだい)宗の寺。山号は書写山。康保(こうほう)3年(966)性空(しょうくう)が開山。西国三十三所第27番の札所(ふだしょ)。書写寺。
えん‐きょく【宴曲】
《「早歌(そうが)」の文学史での呼称》鎌倉(かまくら)時代から室町時代に流行した叙事的長編歌謡。武士を中心に、おもに宴席で歌われ、早歌とよばれた。七五調が基本の句の連続形式で、和漢の故事などを美辞麗句で歌った。僧明空(みょうくう)が多く作り、他に鎌倉武士の作者もあると推定される。『宴曲集』『宴曲抄』など8部16冊に歌詞と譜を集録。〈参照〉早歌。
えん‐きょく【婉曲】(形動)
直接でないさま。とおまわし。indirect;euphemism〈対義〉露骨。〈用例〉〜に断わる。
えん‐きょり【遠距離】
長い距離。long distance〈対義〉近距離。〈用例〉〜通勤。
えんきょり‐ていげんせい【遠距離逓減制】
運賃の決め方の一つ。いくつかの距離の区間を設け、遠くへ行くほど割安になるようにしたもの。〈対義〉単純距離比例制・均一制。
えん‐きり【縁切り】(名・サ変自)
肉親・主従、とくに、夫婦の関係を切ってしまうこと。break off one's relationship
えんきり‐でら【縁切(り)寺】
江戸時代、不本意な結婚生活を解消したい女性を救済した尼寺。逃げこんで3年在寺すると、離婚が成立した。鎌倉(かまくら)の東慶寺、上野国(こうずけのくに)(群馬県尾島町)の満徳寺など。かけこみ寺。
えん‐きん【遠近】
遠くと近く。遠さと近さ。おちこち。distance
えんきん‐ちょうせつ【遠近調節】
目のレンズの役目をする水晶体の働き。水晶体をつるしている毛様体の伸縮により、水晶体の厚さが変わって、ピントが調整される。accommodation of eye
えんきん‐ほう【遠近法】
平面上に立体的な視覚表現を与える技法。線遠近法・色彩遠近法などがある。パースペクティブ。perspective
えんくう【円空】
(1632-95)江戸初期の僧・仏師。美濃(みの)の人。円空仏といわれる鉈(なた)彫りによる荒削りの個性的な神仏像を各地でつくった。
えん‐ぐみ【縁組(み)】(名・サ変自)
①夫婦となること。結婚。婚姻。marriage
②《「養子縁組み」の略》親子の血縁のない者が、法律上の養子・養親の関係をつくること。また、その契約。adoption
エングラー【Gustav Heinrich Adolf Engler】
(1844-1930)ドイツの植物分類学者。エングラー体系という植物分類方式を確立。著書『自然界の植物』『植物の目録』など。
えん‐グラフ【円グラフ】
変量の分布を、半径によって分割した扇状の各部分の面積によって表したグラフ。扇形グラフ。pie chart; pie graph
エンクルマ【Kwame Nkrumah】
(1909-72)ガーナの政治家。民族独立運動・アフリカ統一運動指導者。1957年独立後の初代首相。60年初代大統領。66年のクーデターで失脚。著書『わが祖国への自伝』など。
エンクロージャー【enclosure】
ヨーロッパで領主や地主が牧羊・農業改良のため、共同地を垣や溝(みぞ)で囲み、農民の共同用益権を排除したこと。とくにイギリスでは15世紀末〜17世紀初め、18世紀後半〜19世紀前半の2度行われ、資本制的大農場経営の成立を促進。囲い込み運動。
えん‐ぐん【援軍】
①応援や救助の軍勢。reinforcements
②加勢のなかま。reinforcements