- えん‐えい【遠泳】(名・サ変自)
- 長距離、または長時間の水泳。一般には、耐水訓練のために集団で遠距離を泳ぐこと。long-distance swimming
- えん‐えき【演▼繹】(名・サ変他)
- ①1つの事柄をもとに他の事柄へとおし広めて、明らかにすること。deduction
- ②〈対義〉帰納。
- (ア)論理学で、経験にたよらず、一般的原理から特殊な事実を推理すること。間接的推理。
- (イ)心理学で、一般的事実から、あまり一般的でない特殊な事実を推理すること。deduction
- えんえき‐てき【演▼繹的】(形動)
- 議論を進めるのに演繹の方法を重視する態度。deductive〈対義〉帰納的。
- えんえき‐ほう【演▼繹法】
- 論理学で、一般的な命題から特殊な命題を導き出す論法。MはPである、PはSである、ゆえにMはSであると結論する三段論法が代表例。deduction〈対義〉帰納法。
- 煙焔天に漲る(えんえん、てんにみなぎる)
- 煙と炎が空一面に満ちる。火災の勢いよく燃え広がるようすにいう。
- えん‐えん【▼奄▼奄】(形動トタル)
- 息の絶え入りそうなさま。gasping〈用例〉気息〜。
- えん‐えん【延延】(形動トタル)
- 時間が長く続くさま。on and on〈用例〉会議が〜と長引く。
- えん‐えん【炎炎】(形動トタル)
- 火がさかんに燃えるさま。〈用例〉〜と燃えさかる。
- えん‐えん【▼焔▼焔】(形動トタル)
- 火が燃え始めて、まだ勢いのさかんでないさま。
- 焔焔に滅せずんば炎炎を若何せん(えんえんにめっせずんば、えんえんをいかんせん)
- 《『孔子家語(けご)』「観周」にあることば》火は燃え始めた時に消さないと、大きくなってからではどうしようもなくなる。災いは、小さいうちにくいとめなければならない。
- えん‐えん【▼蜿▼蜒・▼蜿▼蜿・▼蜒▼蜒】(形動トタル)
- うねうねと長く続くさま。meander〈用例〉〜長蛇の列。
- えん‐おう【▼冤▼枉】
- 無実の罪。冤罪(えんざい)。ぬれぎぬ。false charge〈用例〉〜をそそぐ。
- 鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)
- 夫婦の約束。〈用例〉〜を結ぶ。
- 鴛鴦の衾(えんおうのふすま)
- 男女が共寝する夜具。おしの衾。
- えんおう【延応】
- 鎌倉(かまくら)中期の年号。暦仁(りゃくにん)から改元。元年(1239)2月7日〜2年(1240)7月16日。次に、仁治(にんじ)に改元。
- えん‐か【円価】
- ①円の貨幣価値。yen value
- ②円の国際市場での購買力。円為替(かわせ)相場。yen value
- えん‐か【円貨】
- 日本の円で表示された貨幣。邦貨の意味でも使われる。yen currency
- えん‐か【炎夏】
- 暑い夏。盛夏。high summer〈用例〉〜の候。
- えん‐か【塩化】
- 塩素と化合すること。また、ある元素名の前につけて、その元素が塩素と化合物をつくっていることを示す語。chlorination
- えん‐か【煙▼霞・▼烟▼霞】
- ①けむりと、かすみ。もやとかすみ。mist
- ②山水のけしき。
- えん‐か【演歌・▼艶歌】
- ①日本の大衆音楽の一分野。自由民権思想を普及するための演説歌が起源。『ダイナマイトドン節』『ラッパ節』など。〈用例〉〜師。
- ②ウエットな情感をもつ大衆音楽としての流行歌。「泣き節」という小節(こぶし)をきかせた唱法で歌われる。
- えん‐か【縁家】
- ①婚姻(こんいん)で結ばれた家。
- ②縁故のある人・家。
- えん‐か【▼燕▼窩】
- 中国料理に用いるアナツバメの巣。海藻や羽毛がまじり、採取が困難で珍重される。燕巣(えんそう)。燕窩菜(えんかさい)。つばめのす。
- えん‐か【▼轅下】
- 馬車・牛車(ぎっしゃ)などの、ながえの下。転じて、人の支配下にある人。部下。
- 轅下の駒(えんかのこま)
- 《まだ力が弱く、車をひいても動かない意。「駒」は、2歳馬のこと》人の束縛を受けて、思う存分に力を発揮できないたとえ。
- えんか‐あえん【塩化亜鉛】
- 化学式ZnCl2 潮解性の大きい白色の粉末。脱水剤、木材の防腐剤、乾電池の材料、収斂(しゅうれん)剤などに利用。zinc chloride
- えんか‐アセチル【塩化アセチル】
- 化学式CH3COCl 無色の気体。空気中で発煙し、目を刺激する。アセチル化合物の製造原料。水分の定量試薬として使用。acetyl chloride
- えんか‐アルミニウム【塩化アルミニウム】
- 化学式AlCl3 潮解性をもつ無色の固体。空気中の水分で分解し、塩化水素を発生する。有機合成の触媒などに利用。aluminum chloride
- えんか‐アンチモン【塩化アンチモン】
- ①塩化アンチモン(III)SbCl3無色の結晶で潮解性が大きい。アンチモンバター。antimony chloride
- ②塩化アンチモン(V)SbCl5無色または淡黄色の液体。炭素を塩素化するさいの触媒に用いる。antimony chloride
- えんか‐アンモニウム【塩化アンモニウム】
- 化学式NH4Cl 無色の結晶で水に溶ける。加熱により分解する。肥料、乾電池の電解液、寒剤に利用。塩安。ammonium chloride
- えん‐かい【延会】(名・サ変他)
- ①会合を別の日に延ばすこと。postponement
- ②国会などで、議長の権限で議事を打ち切り議事日程を延期すること。adjournment〈比較〉散会。
- ③株主総会がいったん成立したあとで会を後日に延期した場合の、その後日開かれる総会。adjournment
- えん‐かい【沿海】
- ①陸地に近い海。inshore〈対義〉遠洋。〈用例〉〜漁業。
- ②海に近い陸地。coast〈用例〉〜地方。
- えん‐かい【宴会】
- さかもり。酒宴。宴。うたげ。banquet
- えん‐かい【遠海】
- 陸から遠くはなれた海。遠洋。〈対義〉近海。
- えん‐かい【縁海】
- 大陸の外縁にあり、島や半島で大洋から分けられた海。潮汐(ちょうせき)や海流は周囲の大洋の影響を直接受ける。日本海・ベーリング海・北海など。epicontinental sea
- えん‐がい【円▼蓋】
- ①丸形のおおい。
- ②アーチ形の天井(てんじょう)。ドーム。dome
- えん‐がい【▼掩▼蓋】
- ①物にかぶせるおおい。
- ②軍隊で、敵弾を防ぐために、ざんごうなどの上をおおった物。
- えん‐がい【塩害】
- 塩分を含んだ雨や潮風、高潮による海水の浸入などにより、植物や建造物などが受ける被害。salt injury〈参照〉潮害防備林。
- えん‐がい【煙害】
- 各種工場、自動車・火山などから排出される煙によっておこる被害。人畜の呼吸器系疾患や農作物などに影響が出る。公害の一つ。smoke pollution〈比較〉煙毒。
- えんか‐いおう【塩化硫黄】
- 二塩化二硫黄S2Cl2および二塩化硫黄SCl2がある。前者は刺激臭をもつ発煙性の黄赤色の液体で、ゴムの加硫剤、硫黄の溶剤に利用。後者は暗赤色の液体。sulfur chloride
- えんかい‐くいき【沿海区域】
- 日本の領土沿岸と、特定の島の海岸から20海里以内の海域。船舶安全法施行規則の定めによる。
- えんかい‐しゅう【沿海州】
- ロシア極東部、アムール川・ウスリー川・日本海に囲まれた地域。1860年、中国領からロシア領に。中心地ウラジオストク。人口207.9万(1983)。プリモルスキー。
- エンカウンター‐グループ【encounter group】
- 心理学者のロジャーズが創唱した小集団活動。10人前後の小グループで、人間中心の考え方に基づいて相互交流を行い、全員が心理的に成長することをめざすもの。
- えんか‐エチル【塩化エチル】
- 化学式CH3CH2Cl 室温で無色の液体。エーテル臭がある。エチル化剤・麻酔剤・冷凍剤に利用。クロロエタン。ethyl chloride
- えんか‐エチレン【塩化エチレン】
- 化学式ClCH2CH2Cl エチレンに塩素を付加させて得られる無色の重い液体。芳香と甘味がある。ラッカーの溶剤、油脂の抽出剤、衣類のしみ抜きに利用。正式名は1, 2-ジクロロエタン。二塩化エチレン。ethylene chloride
- えんか‐カリウム【塩化カリウム】
- 化学式KCl 水に溶けやすい無色の結晶。カリ肥料・医薬品の原料・電気伝導率測定用塩橋などに利用。potassium chloride
- えんか‐カルシウム【塩化カルシウム】
- 化学式CaCl2 吸湿性がきわめて大きい結晶。アンモニア‐ソーダ法の副産物。乾燥剤・土質改良剤に利用。calcium chloride
- えんか‐きん【塩化金】
- 淡黄色結晶の塩化金(I)AuClと暗赤色針状結晶の塩化金(III)AuCl3がある。写真・めっき・金粉製造などの材料。gold chloride
- えんか‐ぎん【塩化銀】
- 化学式AgCl 角銀鉱として産するほか、硝酸銀と塩化物の水溶液から白色沈殿として得られる。光で分解して黒化する。写真用感光材料など。silver chloride
- えん‐かく【沿革】
- ①歴史。history
- ②時代の経過にともなう物事のうつりかわり。changes〈用例〉市の〜。
- えん‐かく【遠隔】
- 遠くはなれていること。remote〈用例〉〜の地。
- えん‐がく【円覚】
- 《仏教語》完全円満な仏の悟り。
- えん‐がく【縁覚】
- 《仏教語。pratyekabuddha(梵)の訳語》師につかず独力で十二因縁(いんねん)を観じて悟りを得る者。また悟ったのち、人に法を説かず独りでいるもの。独覚。辟支仏(びゃくしぶつ)。
- えんがく‐じ【円覚寺】
- 鎌倉(かまくら)市山ノ内にある臨済宗円覚寺派の大本山。鎌倉五山の一つ。弘安(こうあん)5年(1282)北条時宗(ほうじょうときむね)の創建。開山は無学祖元(むがくそげん)。
- えんかく‐そうさ【遠隔操作】
- 離れた位置から機器や装置などを運転・制御すること。油圧などによる機械的方法と、無線などによる電気的方法があり、航空機・ロケットなどの制御に有効。遠隔制御。リモートコントロール。remote control
- えんか‐コバルト【塩化コバルト】
- 化学式CoCl2 無水和物は青色、水和物は赤色になるため、あぶり出しや乾燥剤の乾湿の指示に利用。cobalt chloride
- えんかコバルト‐し【塩化コバルト紙】
- 塩化コバルトの水溶液を濾紙(ろし)に吸収させて乾燥したもの。乾燥状態では青色、湿ると桃色ないし赤色に変色。乾湿指示用の試験紙。cobalt chloride paper
- えんか‐し【演歌師・▼艶歌師】
- バイオリンを弾きながら街頭で歌を聞かせ、歌の本を売る芸人。明治末年から大正期まで流行。
- えんか‐すいぎん【塩化水銀】
- 塩化水銀(I)Hg2Cl2および塩化水銀(II)HgCl2がある。前者は甘汞(かんこう)・カロメルともいい、水に溶けにくい劇薬で、下剤などに利用。後者は昇汞(しょうこう)ともいい、水に溶ける猛毒で、消毒剤・防腐剤に利用。ともに医薬品に利用。mercury chloride
- えんか‐すいそ【塩化水素】
- 化学式HCl 塩素と水素の化合物。刺激臭がある無色の気体。火山ガス中に存在。水に溶かして塩酸を製造。hydrogen chloride
- えんか‐すず【塩化▼錫】
- 塩化錫(II)SnCl2および塩化錫(IV)SnCl4がある。前者は無色の結晶で、酸性溶液は重要な還元試薬として利用。後者は無色の液体で、重合反応の触媒に利用される。tin chloride
- えん‐かつ【円滑】(形動)
- ①かどがたたず、なめらかなさま。smooth
- ②物事がとどこおらずに進行するさま。to go on smoothly〈用例〉事が〜に運ぶ。〈派生〉えんかつさ(名)
- えんか‐てつ【塩化鉄】
- 塩化鉄(II)FeCl2および塩化鉄(III)FeCl3がある。前者は淡黄緑色で、空気中で徐々に酸化されて塩化鉄(III)に変わる。後者の六水和物は黄色で潮解性をもつ。酸化剤・媒染剤・青写真の原料に利用。iron chloride
- えんか‐どう【塩化銅】
- 塩化銅(I)CuClおよび塩化銅(II)CuCl2がある。前者は水に溶けにくい白色の結晶で、触媒・ガス吸収剤・殺虫剤に利用される。後者は潮解性をもち、水に溶けやすく、触媒・媒染剤に利用。copper chloride
- えんか‐ナトリウム【塩化ナトリウム】
- 化学式NaCl 塩素とナトリウムの化合物。塩。食塩。海水中に約2.8%含まれるほか、岩塩として産出。無色の六面体結晶。食用のほか、寒剤、塩素や塩酸の製造原料に利用。sodium chloride
- えんか‐バリウム【塩化バリウム】
- 化学式BaCl2 無色の結晶で有毒。分析試薬やレーキに利用される。barium chloride
- えんか‐ビニル【塩化ビニル】
- 化学式CH2=CHCl 無色の気体。ポリ塩化ビニルなど合成樹脂の原料。vinyl chloride
- えんかビニル‐じゅし【塩化ビニル樹脂】
- 塩化ビニルCH2=CHClのポリマー。可塑(かそ)剤の混入度で硬質(水道管用など)、軟質(フィルム用など)に分類される。ポリ塩化ビニル。ビニル。塩ビ。PVC。vinyl chloride resin
- えんか‐ぶつ【塩化物】
- 塩素と、塩素より陽性な元素や基との化合物の総称。ほとんどの元素が塩化物をつくる。chloride
- えんか‐マグネシウム【塩化マグネシウム】
- 化学式MgCl2 海水中に苦汁(にがり)の成分として存在。無水物は金属マグネシウムの精錬に、また水和物は豆腐の凝固剤に用いられる。magnesium chloride
- えんか‐メチル【塩化メチル】
- 化学式CH3Cl 無色の気体で芳香をもつ。メチル化剤・冷媒・有機合成用原料など。クロロメタン。methyl chloride
- えんがる【遠軽】
- 〈町〉北海道北東部、湧別(ゆうべつ)川中流の町。林業・酪農などが中心。瀬戸瀬(せとせ)温泉がある。人口1万8696(1994)。
- エンカルナシオン【Encarnación】
- パラグアイ南東の国境、パラナ川に臨む河港都市。農林産物の集散地。人口2.9万(1983)。
- えん‐がわ【縁側】
- ①和風住宅で、部屋の外周部に設け、廊下や出入り口として用いる細長い板敷。外側に雨戸やガラス戸を立て戸外と仕切るものと、それをしない濡(ぬ)れ縁とがある。縁。
- ②魚のひれの基部にある骨。また、魚のひれにある肉。〈用例〉ヒラメの〜。
- えん‐かわせ【円為替】
- 円建ての外国為替。輸出入取引を円表示の輸出入手形によって決済すること。yen exchange
- えん‐かん【鉛管】
- なまりでできたくだ。給水・ガス供給などに使う。leaden pipe
- えん‐がん【沿岸】
- ①川・湖・海にそった陸地。coast〈用例〉〜道路。
- ②川・湖・海の、岸にそった水域。coast〈用例〉〜航路。
- えん‐がん【遠眼】
- 遠視。遠視眼。far-sightedness〈対義〉近眼。
- えんがん‐かい【沿岸海】
- 領土に接している海洋の一定部分。最低潮位のときの海岸線から3海里(約5.6km)以内とされ、その沿岸国に主権がある。沿岸領海。
- えんかん‐ぎょ【塩乾魚】
- 塩に漬けて、干したさかな。
- えんがん‐ぎょぎょう【沿岸漁業】
- 海岸線から3海里(約5.6km)以内の、陸地近くの海で行われる漁業。行政上は10トン未満の漁船漁業・定置網漁業および浅海養殖業をいう。inshore fishery〈対義〉遠洋漁業。
- えんがん‐けいびたい【沿岸警備隊】
- 海上における法秩序・安全維持のために設置された、アメリカやイギリスなどの機関。密貿易・密出入国の監視、海難救助などを任務とする。日本では海上保安庁がこれに相当。coast guard
- えんがん‐す【沿岸州】
- 海岸線にほぼ平行して、海中に細長く続く砂礫(されき)の堆積(たいせき)地形。遠浅の砂質海岸に多い。アメリカの大西洋沿岸、メキシコ湾岸など。offshore bar; barrier
- えん‐かんたい【円環体】
- 円を円外の1直線の回りに1回転させてできる立体。ドーナツ形。solid torus
- えんがん‐どうぶつ【沿岸動物】
- 沿岸帯で生活する動物。沿岸帯は、湖沼では岸から水深3〜20m、海洋では水深150〜200mまで。
- えんかんるいかん【▼淵鑑類▼函】
- 清(しん)代の類書。450巻。康熙(こうき)帝の命により張英(ちょうえい)・王士禎(おうしてい)らが編集。1710年(康熙49)成立。
- えん‐き【延期】(名・サ変他)
- 決めた期限をのばすこと。日のべ。postponement
- えん‐き【塩基】
- 水溶液中で水酸化物イオンOH-を生じ、酸を中和して塩をつくる物質の総称。水酸化ナトリウム・アンモニアなど。base〈対義〉酸。
- えんき【▼焉▼耆】
- 中国、新疆(しんきょう)ウイグル自治区、カラシャールの中国名。東西交通の要地として中国西域経営の拠点とされていた。イエンチー。
- えん‐ぎ【演技】(名・サ変自)
- ①役者などが、わざを演ずること。わざ。芸。performance〈用例〉〜力。
- ②そのように見せかけるために、わざとすること・行為。acting〈用例〉〜過剰。
- えん‐ぎ【演義】
- ①事実をわかりよく、おもしろく説くこと。
- ②中国で、歴史上の事実を俗語でおもしろく書いた小説。演義小説。〈用例〉『三国志〜』。
- えん‐ぎ【縁起】
- ①《仏教語。pratītyasamutpāda(梵)の訳語。因縁生起、の意》仏教の基本的教理。すべての事象は原因と条件によって生起すること。
- ②社寺などの成立由来や、神仏の霊験を説いたもの。
- ③吉凶をみちびくきざし。前兆。omen〈用例〉〜をかつぐ。
- 縁起でもない(えんぎでもない)
- ①さい先が悪い。inauspicious
- ②とんでもない。Absurd!
- 縁起を祝う(えんぎをいわう)
- よい事があるようにと、祝いをして祈る。
- 縁起を担ぐ(えんぎをかつぐ)
- ほんの小さなことでも、縁起のよしあしを気にする。believe in omens
- えんぎ【延喜】
- 平安初期の年号。昌泰(しょうたい)から改元。元年(901)7月15日〜23年(923)閏(うるう)4月11日。次に、延長(えんちょう)に改元。
- えんぎきゃく【延喜▽格】
- 貞観(じょうがん)11年(869)施行の貞観格(きゃく)以後の詔勅・官符を集めた平安時代の法典。12巻。延喜7年(907)成立。
- えんぎしき【延喜式】
- 平安時代中期の律令(りつりょう)の施行細則。律令政治の基本とされたもので、弘仁(こうにん)式、貞観(じょうがん)式の後をうけて編集された式の集大成。50巻。禁中の年中儀式や制度などについて記す。
- えんき‐せい【塩基性】
- 塩基のもつ基本的な性質。pH(ピーエイチ)7以上を示し、赤色リトマス試験紙を青変。アルカリ性と明確な区別をしないで使うことが多い。苦味があり、皮膚を冒す。basic〈対義〉酸性。
- えんきせい‐えん【塩基性塩】
- 塩を形式的に分類した場合の名称。水酸基または酸素原子を含む塩。前者はヒドロオキシ塩とよばれ、Pb (OH) Clなど。後者はオキシ塩とよばれ、BiOClなど。basic salt
- えんきせい‐がん【塩基性岩】
- 火成岩を化学組成により分類する場合、珪酸(けいさん)分の含有量が45〜52%と少なく、鉄やマグネシウムに富むもの。玄武岩・斑糲(はんれい)岩など。basic rock〈対義〉酸性岩。
- えんきせい‐さんかぶつ【塩基性酸化物】
- 水に溶けて塩基になり、酸を中和して塩をつくる酸化物。金属の酸化物のCaOやNa2Oなどがある。basic oxide
- えんきせい‐せんりょう【塩基性染料】
- 分子内にアミノ基などの塩基性基を含む水性染料。色調は鮮明で、羊毛・絹・合成繊維などに使用。カチオン染料。basic dye
- えんき‐ど【塩基度】
- ①酸の1分子が金属イオンと置換しうる水素イオンの数。塩基性の強さを表す。塩基性度。basicity
- ②スラグ中の酸化カルシウムと二酸化珪素(けいそ)の重量比。basicity
- えんぎ‐なおし【縁起直し】
- 悪い前兆を、よいほうに向くように祝い直すこと。wish for better luck
- えんぎ‐もの【縁起物】
- よいことがあるようにと、縁起を祝うための品物。社寺の縁日や年の市などで売られる招き猫・だるま・熊手(くまで)などの類。luck bringer
- えんきゅう【延久】
- 平安中期の年号。治暦(じりゃく)から改元。元年(1069)4月13日〜6年(1074)8月23日。次に、承保(じょうほう)に改元。
- えん‐きょう【塩橋】
- 化学電池などで、2つの溶液を混合させないで電気的に連結する装置。逆U字形のガラス管内に塩類の水溶液を満たしたものなど。salt bridge
- えんきょう【延享】
- 江戸中期の年号。寛保(かんぽう)から改元。元年(1744)2月21日〜5年(1748)7月12日。次に、寛延(かんえん)に改元。
- えんきょう【延▽慶】
- 鎌倉(かまくら)末期の年号。徳治(とくじ)から改元。元年(1308)10月9日〜4年(1311)4月28日。次に、応長(おうちょう)に改元。
- えんぎょう‐じ【円教寺】
- 姫路(ひめじ)市書写山(しょしゃざん)にある天台(てんだい)宗の寺。山号は書写山。康保(こうほう)3年(966)性空(しょうくう)が開山。西国三十三所第27番の札所(ふだしょ)。書写寺。
- えん‐きょく【宴曲】
- 《「早歌(そうが)」の文学史での呼称》鎌倉(かまくら)時代から室町時代に流行した叙事的長編歌謡。武士を中心に、おもに宴席で歌われ、早歌とよばれた。七五調が基本の句の連続形式で、和漢の故事などを美辞麗句で歌った。僧明空(みょうくう)が多く作り、他に鎌倉武士の作者もあると推定される。『宴曲集』『宴曲抄』など8部16冊に歌詞と譜を集録。〈参照〉早歌。
- えん‐きょく【▼婉曲】(形動)
- 直接でないさま。とおまわし。indirect;euphemism〈対義〉露骨。〈用例〉〜に断わる。
- えん‐きょり【遠距離】
- 長い距離。long distance〈対義〉近距離。〈用例〉〜通勤。
- えんきょり‐ていげんせい【遠距離逓減制】
- 運賃の決め方の一つ。いくつかの距離の区間を設け、遠くへ行くほど割安になるようにしたもの。〈対義〉単純距離比例制・均一制。
- えん‐きり【縁切り】(名・サ変自)
- 肉親・主従、とくに、夫婦の関係を切ってしまうこと。break off one's relationship
- えんきり‐でら【縁切(り)寺】
- 江戸時代、不本意な結婚生活を解消したい女性を救済した尼寺。逃げこんで3年在寺すると、離婚が成立した。鎌倉(かまくら)の東慶寺、上野国(こうずけのくに)(群馬県尾島町)の満徳寺など。かけこみ寺。
- えん‐きん【遠近】
- 遠くと近く。遠さと近さ。おちこち。distance
- えんきん‐ちょうせつ【遠近調節】
- 目のレンズの役目をする水晶体の働き。水晶体をつるしている毛様体の伸縮により、水晶体の厚さが変わって、ピントが調整される。accommodation of eye
- えんきん‐ほう【遠近法】
- 平面上に立体的な視覚表現を与える技法。線遠近法・色彩遠近法などがある。パースペクティブ。perspective
- えんくう【円空】
- (1632-95)江戸初期の僧・仏師。美濃(みの)の人。円空仏といわれる鉈(なた)彫りによる荒削りの個性的な神仏像を各地でつくった。
- えん‐ぐみ【縁組(み)】(名・サ変自)
- ①夫婦となること。結婚。婚姻。marriage
- ②《「養子縁組み」の略》親子の血縁のない者が、法律上の養子・養親の関係をつくること。また、その契約。adoption
- エングラー【Gustav Heinrich Adolf Engler】
- (1844-1930)ドイツの植物分類学者。エングラー体系という植物分類方式を確立。著書『自然界の植物』『植物の目録』など。
- えん‐グラフ【円グラフ】
- 変量の分布を、半径によって分割した扇状の各部分の面積によって表したグラフ。扇形グラフ。pie chart; pie graph
- エンクルマ【Kwame Nkrumah】
- (1909-72)ガーナの政治家。民族独立運動・アフリカ統一運動指導者。1957年独立後の初代首相。60年初代大統領。66年のクーデターで失脚。著書『わが祖国への自伝』など。
- エンクロージャー【enclosure】
- ヨーロッパで領主や地主が牧羊・農業改良のため、共同地を垣や溝(みぞ)で囲み、農民の共同用益権を排除したこと。とくにイギリスでは15世紀末〜17世紀初め、18世紀後半〜19世紀前半の2度行われ、資本制的大農場経営の成立を促進。囲い込み運動。
- えん‐ぐん【援軍】
- ①応援や救助の軍勢。reinforcements
- ②加勢のなかま。reinforcements