お【お・オ】
五十音図あ行第5の仮名。平仮名「お」は「於」の草体。片仮名「オ」は「於」の左。
オ【汚】6画
部首 氺さんずい 常用
区点 1788・JIS 3178・シフト 8998
[音] オ・
[訓] けが・けがれる・けがらわしい・よご・よごれる・きたな
→ 字形参照

①けがす。よごす。けがれる。よごれる。「汚職・汚染」
②きたない。けがれた。よごれた。「汚水・汚物」
オ【和】8画
部首 口くち 教育小3
区点 4734・JIS 4F42・シフト 9861
[音] ワ・オ・
[訓] やわらぐ・やわらげる・なご・なごやか
→ 字形参照

「和尚(おしょう・わじょう・かしょう)」は、
①師の僧。
②僧・住職の敬称。
→ワ[和]
オ【於】8画
部首 方ほうへん 人名用
区点 1787・JIS 3177・シフト 8997
[音] オ・ヨ
→ 字形参照

ああ。なげきや感嘆のことば・声。
→ヨ[於]
オ【唹】11画
部首 口くちへん
区点 5116・JIS 5330・シフト 9A4F
[音] オ・ヨ

わらう。わらうさま。
オ【悪】11画
部首 心こころ 教育小3
区点 1613・JIS 302D・シフト 88AB
[音] アク・オ
[訓] わる
→ 字形参照
 ※旧字・異体字あり

①にくむ。きらう。〈対義〉好(こう)。「嫌悪・好悪・憎悪」
②いやな。不快な。「悪寒」
③そしる。悪口をいう。
④はじる。はずかしく思う。「羞悪(しゅうお)
⑤いずくんぞ。いずくにか。
⑥ああ。ため息をつく声。
→アク[悪]
オ【惡】12画→悪の旧字
こころ
区点 5608・JIS 5828・シフト 9CA6
オ【淤】11画
部首 氺さんずい
区点 6243・JIS 5E4B・シフト 9FC9
[音] オ・ヨ

①どろ。おり。
②こじま。州。
③ふさがる。つまる。とどこおる。
オ【嗚】13画
部首 口くちへん
区点 5143・JIS 534B・シフト 9A6A
[音] オ・ウ

①ああ。ため息をつく声。
②泣く声。「嗚咽(おえつ)
オ【塢】13画
部首 土つちへん
区点 5241・JIS 5449・シフト 9AC7
[音] オ・ウ

どて。つつみ。小さい土手。
*お【尾】
①動物のしりから細長く伸びた部分。しっぽ。caudal; tail〈用例〉犬が〜を振る。
②しっぽのように後ろに長く伸びたもの。tail〈用例〉星が〜を引いて流れる。
③山すそののびた所。ridge
④物事の終わり。
尾が見える(おがみえる)
人目をあざむいていた実情が、ばれる。
尾に尾を付ける(おにおをつける)
大げさに言う。
尾を引く(おをひく)
あとまで続く。あとあとまで影響する。still remain〈比較〉後(あと)を引く。
尾を振る(おをふる)
《犬が尾を振って人にこびるように》必要以上にへつらった態度をとる。しっぽをふる。
尾を巻く(おをまく)
《獣が逃げるときのようすから》すっかり元気をなくして引き下がる。しっぽを巻く。
お【男・夫・雄・牡】
〈対義〉女(め)
①おとこ。男性。man〈用例〉ますら〜。
②おっと。husband
③《接頭的》
(ア)動植物のおす。male〈用例〉〜ジカ。〜花。
(イ)雄々しい・勇ましいの意。dominant〈用例〉〜たけび。
(ウ)2つあるうち大きいほう、または強いほう。dominant〈用例〉〜岳。〜滝。
お【麻・苧】
→アサの異名。〈用例〉〜がら。
②アサやカラムシのくきの皮の繊維をよって作った糸。
お【緒】
①細いひもや糸など。cord; string
②下駄(げた)などの履物で、足にかけるためのひも。鼻緒(はなお)
③楽器や弓に張った糸。弦(つる・げん)。bowstring
④笠(かさ)や兜(かぶと)についている首で結ぶひも。string
⑤長く続く物事。duration
お【小】(接頭)
①小さい、細い、の意を表す。little〈用例〉〜川。
②すこし、の意を表す。little〈用例〉〜暗い。
③《名詞に付いて》語調をやわらげる。〈用例〉〜笹(ささ)。〜田。
*お【御】(接頭)
《「おん」よりやや軽い気持ちを表す》
①尊敬の意を表す。〈用例〉〜じょうぶですね。〜手紙拝見いたしました。どちらに〜住まいですか。
②謙譲の意を表す。〈用例〉私が〜相手しましょう。〜持ちします。
③丁寧の意を表す。〈用例〉かわいい〜顔。〜菓子を食べましょう。
④《「お…なさい」、また「なさい」を略した形で》軽い命令の意を表す。〈用例〉〜黙りなさい。はやく〜行き。
⑤《「お…さま(ん)」の形で》ねぎらい・同情などをこめたあいさつ語。〈用例〉〜疲れさん。〜あいにくさま。
⑥おもに女性の名前に付けて親しみの気持ちを表す。〈用例〉〜はなさん。
オア【John Boyd Orr】
→ボイド=オア
お‐あい【汚穢】
→おわい(汚穢)
お‐あいそ【御愛想】
=おあいそう。
①あいきょうよくふるまうこと。amiable
②おせじ。compliment〈用例〉〜を言う。
③飲食店などでの勘定。
おあいにく‐さま【生憎様】(形動)
《「あいにく」の丁寧語。皮肉の意をこめていうこともある》お気の毒さま。
オア‐かいろ【OR回路】
→ろんりわかいろ(論理和回路)
おあかん‐だけ【雄阿寒岳】
北海道東部にある山。標高1370m。円錐(えんすい)形の火山で原生の針葉樹林におおわれ、頂上に花畑がある。阿寒国立公園の中心。
お‐あし【御足】
①「足」の敬語。おみあし。
②お金。〈用例〉〜が足りない。
オアシス【oasis】
①砂漠の中で局地的に地下水がわき、草木の生えている所。集落や農耕地があり、隊商の中継地ともなる。現在は、ナイル川などのように流入河川や用水路で灌漑(かんがい)されたところもオアシスに含める。
②心のいこいになるような所・物。〈用例〉都会の〜。
オアシス‐としこっか【オアシス都市国家】
中央アジアのオアシスを中心に発達した都市。その多くは城郭国家的性格をもつ。
オアシス‐のうこう【オアシス農耕】
オアシス周辺で行う灌漑(かんがい)農耕。中央アジアや西アジアで発達。ナツメヤシ・ムギ・果実・タバコ・ワタなどを栽培。
お‐あずけ【御預け】
①犬に食べ物を与えるとき、よしと言うまで食べさせないこと。また、そのときのかけ声。Wait!
②約束や話だけで、実行されてないこと。postponement〈用例〉〜をくう。
③江戸時代、大名などが罰として他の大名に預けられ、監禁されたこと。
オアハカ【Oaxaca】
メキシコ南東部の商業都市。同名州の州都。付近の農牧業・鉱業の中心でその集散加工地。陶器・織物など民族工芸で名高い。人口21.3万(1990)。
オアフ‐とう【オアフ島】
(Oahu Island)アメリカ、ハワイ州の島の一つ。面積1570km2。ワイキキビーチがある世界的観光地で、州都ホノルルがある。
オアペック【OAPEC】
《Organization of Arab Petroleum Exporting Countriesの略》アラブ石油輸出国機構。石油輸出国機構(OPEC(オペック))とは補完関係にある。アラブ石油産出国の共同利益追求を目的とする。加盟国はサウジアラビアなど10か国。1968年設立。本部はカイロ。
お‐あんばい【塩梅】
《味付けの塩味から》味かげん。食べ物のできあがりぐあい。
おあんものがたり【おあむ物語】
《「おあむ」(御庵)は、老尼の意》江戸中期の見聞録。石田三成の家臣山田去暦の女(むすめ)が、関ケ原の戦いのときに大垣(おおがき)城で体験したことの聞き書き。近世口語を知る資料としても貴重。
おい【老い】
①年をとること。grow old〈用例〉〜がしのび寄る。
②老人。the old; the aged〈用例〉〜も若きも。
老いの一徹(おいのいってつ)
老人の頑固さ。
老いの繰り言(おいのくりごと)
老人がぐちっぽく同じことをくり返すこと。
老いの僻耳(おいのひがみみ)
老人が、聞きちがえたり、ひがんで聞き取ったりすること。
老いを送る(おいをおくる)
老後のくらしを立てる。余生を送る。
老いを養う(おいをやしなう)
①老いたからだの静養をする。
②老人を手厚く世話する。
おい【笈】
山伏などが仏具・食器・本などを入れてせおう、脚付きの箱。きゅう。
おい【甥】
自分の兄弟姉妹の子のうちの男の子。nephew〈対義〉姪(めい)
おい(感)
同輩や目下の人に呼びかける、男性が用いる語。
おい‐あ・げる【追(い)上げる】(下一他)
追いかけて相手との差を縮める。gain on〈用例〉先進国を〜。
おい‐い・ず【生い出ず】(下二自)
〈古語〉
①生まれでる。はえでる。〈用例〉雪間をわけて〜・でくる草の(古今・恋1)。
②成長する。育つ。〈用例〉若宮など〜・で給はば(源氏・桐壺)。
おい‐うち【追(い)打ち・追(い)討ち】
負けて逃げるものを追いかけて討つこと。追撃。pursuit〈用例〉〜をかける。
お‐いえ【御家】
①貴人の家。
②他人の家。
③主君・主人の家。〈用例〉〜の一大事。
おいえ‐げい【御家芸】
①家に伝わる、専門の技芸。hereditary specialty of the family
②もっとも得意とする事柄。おはこ。十八番。one's specialty
おいえ‐さま【御家様】
上方で、中流の商家の妻をいう敬語。
おいえ‐そうどう【御家騒動】
①江戸時代、大名家の家督(かとく)相続をめぐる争いや、家臣の権力争いなどによっておこった藩内紛争。
②団体のうちわもめ。internal trouble
おいえ‐りゅう【御家流】
①和様書道の一流派。近世の代表的書風。尊円(そんえん)法親王が創始した尊円流から発展。
②香道流派の一つ。流祖は三条西実隆(さんじょうにしさねたか)。室町期、足利義政(あしかがよしまさ)の命により志野宗信(しのそうしん)の創始した香道が、公卿(くぎょう)の間に広まって独自の型式を生み、御家流と称された。その後、分散し中絶したが第2次大戦後、山本霞月(やまもとかげつ)が三条西堯山(さんじょうにしぎょうざん)を宗家とし自ら家元となって再興。
おい‐おい
[一](副)声をあげてはげしく泣くさま。〈用例〉〜と声をあげて泣く。
[二](感)同輩や目下の人に呼びかけるときの語。〈用例〉〜ちょっと待ってくれ。
おい‐おい【追い追い】(副)
だんだん。しだいに。gradually〈用例〉景気は〜回復するだろう。
おい‐おと・す【追い落(と)す・追落(と)す】(五他)
①敵を追い払う。disperse
②城を守る敵兵を追い払って城を奪い取る。conquer
おい‐かえ・す【追(い)返す】(五他)
①追い立てて元へ返す。turn away
②受け入れないで、そっけなく返す。send away〈用例〉使いの者を〜。
おい‐か・ける【追(い)掛ける】(下一他)
①あとを追う。run after
②ひきつづいてする。do something in succession〈用例〉〜・けて2つ追加する。
おい‐がし【追(い)貸し】
借金を返すための資金として新たに貸すこと。
おい‐がしら【老頭】
①漢字を組み立てている部分の名。「者・考」などの「衤」、また「耄・耆」の「老」。
②かぶとの上に付けた白い毛。
おい‐かぜ【追(い)風】
①船や人の後ろから吹いてくる風。順風。おいて。fair wind〈対義〉向かい風。〈用例〉〜にのる。
②衣服にたきしめた香(こう)のかおりを吹き送る風。
おいかぜ‐さんこうきろく【追(い)風参考記録】
陸上競技会の200m以下のハードル競走と短距離競走、走り幅跳び・三段跳びで、選手の真後ろからの風が毎秒2mを超える状態で出された記録。公認はされない。wind-aided record
おいがみ‐おんせん【老神温泉】
群馬県北東部利根(とね)村、片品川の渓谷に沿う温泉。付近に吹割滝(ふきわりのたき)があり、秋の紅葉が美しい。
おい‐かわ【追河】
コイ科の淡水魚。河川の中・上流や湖沼にすむ。全長約20cm。背面が淡褐色、体側と腹面は銀白色。水生昆虫やコケを食べる。釣りの好対象。本来は関東以西の太平洋側に分布。現在は北海道を除く各地に広まった。ハヤ。ヤマベ。ハエ。
おい‐き【老い木】
多くの年数を経た木。老木。古木。old tree〈対義〉若木。
老い木に花(おいきにはな)
おとろえたものが、また勢いをとりもどすたとえ。
おい‐きり【追(い)切り】
競馬で、レース直前に行う調教。通常はレースの3、4日前に行う。1頭だけの単走と、2頭以上の併走(あわせうま)とがある。追い切り調教。
おい‐く・ちる【老い朽ちる】(上一自)
①たいへん老いおとろえる。become awfully old
②役に立たないほどくさる。decay
③世に知られないで年をとってしまう。grow old in obscurity
オイケン【Rudorf Christoph Eucken】
(1846-1926)ドイツの哲学者。万有を精神の創造的・段階的行程によって説明する理想主義をといた。1908年ノーベル文学賞受賞。
おい‐ごえ【追い肥】
作物の生育中にほどこす肥料。追肥(ついひ)。additional manuring〈対義〉元肥(もとごえ)
おい‐こ・す【追(い)越す】(五他)
①追い抜いて先になる。pass
②劣っていたものが、勝(まさ)ったものになる。surpass
おい‐こみ【追(い)込み】
①劇場・飲食店などで、多くの客を込みで入れること。またその場所・席。
②勝敗・完成にひびく最終段階。the last spurt
追い込みを掛ける(おいこみをかける)
最後の努力をする。put on the last spurt
おいこみ‐ば【追(い)込み馬】
競馬で、レース中後方に位置して力を残し、終盤に追い抜いて勝つ戦法を得意とする馬。〈比較〉逃げ馬・先行馬・差し馬。
おい‐こ・む【老い込む】(五自)
年を取っておとろえる。たいへん老人くさくなる。become senile
おい‐こ・む【追(い)込む】(五他)
①力で圧迫して、ある所または状態に入れる。追ってはいらせる。drive into〈用例〉袋小路に〜。
②病気を内攻させる。strike inward
③印刷で、行またはページをかえずに、続けて活字を組む。run on
おい‐さき【生い先】
成長していく先。行く末。将来。future〈用例〉子の〜が楽しみ。
おい‐さき【老い先】
年をとった人の、これからの時間。老後。余生。remaining years〈用例〉〜の短い父。
おい‐さらば・える【老いさらばえる】(下一自)
すっかり年寄りになってしまう。よぼよぼになる。become decrepit
おい‐さらぼ・う【老いさらぼう】(四自)
〈古語〉
→おいさらばえる(老いさらばえる)
*おいし・い【味しい】(形)
よい味がする。うまい。tasty; delicious; good〈参考〉「うまい」より丁寧。〈派生〉おいしが・る(五自)おいしげ(形動)おいしさ(名)
おい‐しげ・る【生い茂る】(五自)
草木がよく茂る。繁茂する。grow thickly
おい‐しょう【追(い)証】
追加証拠金・追加保証金の通称。清算取引や信用取引で、相場の変動によって委託証拠金・保証金が不足したとき、追加して徴収されるもの。追い敷き。additional margin
おい‐すが・る【追(い)縋る】(五自)
①相手に追いついて、取りつく。catch up〈用例〉〜・って泣く。
②むりに頼み込む。implore
オイスター【oyster】
→カキ
オイスター‐ホワイト【oyster white】
カキの身のようなクリームがかった白色。
オイストラフ【David Fyodorovich Oistrakh】
(1908-74)ソ連のバイオリン奏者。卓抜な技巧と高い音楽性をもつ格調高い演奏により、20世紀最高のバイオリン奏者の一人といわれる。
オイストラフ【Igor Oistrakh】
(1931-)ソ連のバイオリン奏者。ダビッド=オイストラフの息子。正確な技巧と清新な表現力をもつ。
おい‐ずる【摺】
巡礼などが着物の上に着る、そでなし羽織に似た、薄地の衣服。笈をせおうとき着る。おいずり。
おい‐せん【追(い)銭】
支払いをすました上に、よけいに払うお金。money paid in addition〈用例〉盗人に〜。
おい‐そだ・つ【生(い)育つ】(五自)
成長する。次第に育って大きくなる。grow up
おいそれ‐と(副)
《多く打ち消しをともなって》考えなしにすぐ。かんたんに。thoughtlessly〈用例〉〜引き受けられない。
お‐いた
《幼児にいう語》いたずら。mischief〈用例〉〜をしてはいけません。
おい‐だき【追(い)炊き・追(い)焚き】(名・サ変他)
①炊いた飯が足りないときに、追加分を炊くこと。
②《「追い焚き」》風呂(ふろ)の湯がさめたとき、ふたたび沸かすこと。
おい‐だ・す【追(い)出す】(五他)
①追い立てて、そとへ出す。追いはらう。drive out
②家庭や組織からしめ出して、関係をたつ。cut off relations
おい‐たち【生(い)立ち】
①大きくなること。成長。growth
②成人までにしてきたこと。経歴。background
おい‐たて【追(い)立て】
追い立てること。住居をむりに立ちのかせること。ejection〈用例〉〜をくう。
おい‐た・てる【追(い)立てる】(下一他)
むりに追いはらう。強制的に立ちのかせる。追い出す。drive away
オイタナジー【Euthanasie(ドイツ)
→あんらくし(安楽死)
おいちょ‐かぶ
《「おいちょ」は八、「かぶ」は九》花札やトランプ賭博(とばく)の一つ。手札とめくり札を合わせ末尾が9に近い数を競うもの。かぶ。
おい‐ちら・す【追(い)散らす】(五他)
追い立てて、散らばらせる。scatter
おい‐つ・く【追(い)付く・追(い)着く】(五自)
①追いかけて前の人や物にとどく。追っつく。catch up with
②能力がついて、ほかの人と同じになる。catch up with
おい‐つ・める【追(い)詰める】(下一他)
①逃げ場のない所へ追いこむ。corner
②ひどく困らせる。corner
おい‐て【追(い)手】
逃げる者を捕らえる人。追っ手。chaser
おい‐て【追(い)風】
船や人の後ろからふいてくる風。おいかぜ。fair wind
追い風に帆を上げる(おいてにほをあげる)
船が順風を受けて出帆(しゅっぱん)するように、物事が勢いにのる。幸運に恵まれて思う存分活躍する。〈類似〉得手(えて)に帆を上げる。
おい‐て【於て】(連語)
《「…において」の形で》…で。…にて。〈用例〉本校に〜開催する。
おい‐て【措いて】(連語)
《「…をおいて」の形で》…をのぞいて。…のほかに。〈用例〉彼を〜他にできる者はない。
お‐いで【出で】
①「出ること・行くこと・来ること・居ること」の尊敬語。〈用例〉社長が〜になる。
②「行く・来る・居る」の意の命令を表す。〈用例〉こっちへ〜。静かにして〜。
オイディプス【Oidipūs(ギリシア)
ギリシア神話でテーベ王ライオスとイオカステとの子。神託通りに、父を殺し母と交わったため、両目をえぐり、国外にさまよい出る。英語でエディプス。Oedipus
おいで‐おいで【出で出で】
幼児に「こちらへおいでなさい」という意思を伝える手招き。beckon〈用例〉〜をする。
おいてき‐ぼり【置いてきぼり】
→おいてけぼり(置いてけぼり)
おいてけ‐ぼり【置いてけぼり】
《俗語。昔、江戸本所(ほんじょ)の堀(ほり)のあたりで魚を釣ると、「置いてけ、置いてけ」と声が聞こえたとの伝説から》人をある場所に残して行ってしまうこと。おいてきぼり。おきざり。〈用例〉〜をくう。
お‐いど【御居処】
《女性語》→しり
おい‐どん(代)
《方言》鹿児島地方で、自称。おれ。
おいにっき【笈日記】
各務(かがみ)支考編の俳書。元禄(げんろく)8年(1695)刊。松尾芭蕉(ばしょう)の遺吟・遺文と諸家の追悼吟、編者の句文などを収録。
おい‐ぬか・す【追(い)抜かす】(五他)
→追い抜く。outrun; pass
おい‐ぬ・く【追(い)抜く】(五他)
①追いついて先になる。追いこす。pass
②相手よりまさるようになる。surpass
おいのこぶみ【笈の小文】
松尾芭蕉(ばしょう)の俳諧(はいかい)紀行文。宝永(ほうえい)6年(1709)刊。貞享(じょうきょう)4年(1687)江戸を出発、翌年須磨(すま)・明石(あかし)に至る旅の記。別称『卯辰(うたつ)紀行』など。
おいのさか‐とうげ【老ノ坂峠】
京都市から亀岡(かめおか)盆地に通じる峠。標高195m。古くから山陰道の重要な峠。明智光秀(あけちみつひで)の本能寺攻めで有名。
おい‐はぎ【追(い)剥ぎ】
旅人などをおどかして、金品を奪い取ること・者。highway robber
追い剥ぎが原へ蛍狩り(おいはぎがはらへほたるがり)
《「追い剥ぎが原」は、追い剥ぎのよく出る野原の意》自ら、災いの起こりそうなところに行くこと。みずから、災いを求めること。
おい‐ばね【追(い)羽根】
正月の遊びの一つ。向かい合って、羽子板で1つの羽根をついて、送り合うもの。羽根つき。おいはご。
おい‐ばら【追(い)腹】
主君の死を追って家臣が腹を切ること。殉死。〈対義〉先腹(さきばら)。〈用例〉〜を切る。
おい‐ばらい【追(い)払い】
1度支払ったあとに、さらに追加分として支払うこと。
おい‐はら・う【追(い)払う】(五他)
①追い立てて遠ざける。drive away
②じゃまなものなどを追い出す。drive out