- おうえい【応永】
- 室町初期の年号。明徳(めいとく)から改元。元年(1394)7月5日〜35年(1428)4月27日。次に、正長(しょうちょう)に改元。
- おうえい‐の‐らん【応永の乱】
- 守護大名大内義弘(おおうちよしひろ)の室町幕府に対する反乱。応永6年(1399)義弘は鎌倉(かまくら)公方(くぼう)足利満兼(あしかがみつかね)らと結んで挙兵、将軍足利義満(あしかがよしみつ)に対抗したが、敗死。
- おう‐えん【応援】(名・サ変他)
- ①味方して助けること。加勢。help〈用例〉〜演説。
- ②声や拍手で味方の選手を元気づけること。cheer〈用例〉〜歌。
- おう‐えん【黄鉛】
- 淡黄色ないし橙黄色の無機顔料。主成分はクロム酸鉛PbCrO4塗料・絵の具・合成樹脂などの原料。クロムイエロー。chrome yellow
- おう‐おう【▼汪▼汪】(形動トタル)
- ①水の深くて広いさま。転じて、人の度量の広いさま。
- ②涙がこぼれそうなさま。
- おう‐おう【▼怏▼怏】(形動トタル)
- 不平・不満足なさま。despondently〈用例〉〜として楽しまず。
- おう‐おう【▼泱▼泱】(形動トタル)
- ①水の深くて広いさま。
- ②広大なさま。
- おう‐おう【往往】(副)
- よく。しばしば。ときどき。ときに。sometimes〈用例〉〜にして失敗する。
- おう‐おうりん【王応▼麟】
- (1223-96)中国、南宋(なんそう)の学者。字(あざな)は伯厚。慶元の人。博識で精密な考証を得意とした。著書『困学紀聞』『玉海』など。
- おうお‐よし【▽大魚よし】
- [枕ことば]《「おうお」は「おほうを」の転。大きい魚であることから》「しび(鮪)」にかかる。〈用例〉〜鮪(しび)突く海人(あま)よ其(し)があれば心(うら)恋(こほ)しけむ鮪突く志び(しび)(古事記・下)。
- おう‐か【王化】
- 王者の徳によって民を感化すること。
- おう‐か【欧化】(名・サ変自)
- 感化されてヨーロッパ風になること。Europeanization
- おう‐か【桜花】
- サクラの花。cherry blossoms
- 桜花爛漫(おうからんまん)
- サクラの花が満開であるさま。
- おうか【▼秧歌】
- 《「秧」は、苗の意》中国の民族芸術の一つ。元来は中国農村の田植え歌。合唱・対話風の歌に舞踊が加わる。ヤンコー。
- おう‐か【黄化】
- 光の不足から、葉緑素が形成されず、植物が黄色になる現象。etiolation
- おう‐か【▼謳歌】(名・サ変他)
- ①口々にほめたたえること。
- ②幸せな境遇を十分楽しむこと。glorify〈用例〉青春を〜する。
- おう‐が【▼枉▼駕】(名・サ変自)
- 《「枉」は曲げる、「駕」はのりものの意で、わざわざ乗り物の向きを変えて来ることから》「相手がたずねてくること」の尊敬語。光来。
- おう‐が【横▼臥】(名・サ変自)
- からだを横にすること。lie on one's side
- おう‐かくまく【横隔膜】
- 胸腔(きょうこう)と腹腔(ふくこう)の境をなす薄い板状の筋肉。哺乳(ほにゅう)動物に特有。呼吸作用を助け、排便・嘔吐(おうと)のさいは腹圧をあげて排出を助ける。隔膜。diaphragm
- おうかくまくか‐のうよう【横隔膜下▼膿▼瘍】
- 限局性腹膜炎の一種。横隔膜下面と肝臓とのあいだの横隔膜下腔(かこう)にうみがたまる状態。肝臓・胆嚢(たんのう)の化膿(かのう)性疾患や虫垂炎などによる。手術で排膿(はいのう)する。subphrenic abscess
- おうが‐しゅうきょく【横▼臥▼褶曲】
- 地殻の褶曲が極度に進み、横に倒れたもの。重力による褶曲作用でできやすい。recumbent fold
- おうか‐しゅぎ【欧化主義】
- 明治16〜21年(1883〜88)ごろ、明治政府が行った西洋化政策。外務卿(きょう)井上馨(いのうえかおる)が条約改正を促進させるために強力に推進。鹿鳴館(ろくめいかん)の舞踏会に象徴される。
- おうか‐しょう【桜花賞】
- 中央競馬の5大クラシックレースの一つ。明け4歳の牝馬(ひんば)だけに出走資格がある。毎年4月、阪神競馬場で開催。距離1600m。
- おう‐かん【王冠】
- ①君主のしるしとしてのかんむり。royal crown
- ②勝者のほまれとしてのかんむり。crown
- ③びんの口がね。crown cap
- おう‐かん【往還】
- ①行きかえり。
- ②往来。通り道。街道。
- おう‐かん【王鑑】
- (1598-1677)中国、清(しん)初の画家。字(あざな)は円照。南宗(なんしゅう)画の基本にかえることを目標とし、王時敏(おうじびん)とともに清代文人画を指導した。四王呉うん(しおうごうん)の一人。
- おう‐き【王き】
- (1632-1717)中国、清(しん)初の画家。字(あざな)は石谷。南画と北画の2様式を融合し新様式を生みだす。その画系を虞山(ぐざん)派と呼ぶ。
- おうぎ【扇】
- 《動詞「あおぐ」の連用形から》
- ①手に持って恥らいをかくしたり、あおいで涼をとる道具。また、舞踊・礼用の道具。奈良時代には中国の団扇(うちわ)のことをいったが、現在の形のものは平安前期に日本で創始されたものである。檜扇(ひおうぎ)(冬扇)・蝙蝠(かわほり)(夏扇)の2種類がある。末広(すえひろ)。扇子(せんす)。folding fan〈数え方〉1本・1対(つい)(2本)。
- ②紋所の名。扇を紋章化したもの。日の丸扇・檜扇など。
- 扇ゆゆし(おうぎゆゆし)
- 《前漢の班しょうよが、わが身を秋になって捨てられた扇にたとえてなげき悲しむ詩をつくった故事から》扇は男女の仲にとって不吉なものである。
- 扇を請く(おうぎをうく)
- 奥義伝授のあかしとして、師匠からその流派の扇を受ける。
- 扇を鳴らす(おうぎをならす)
- 人を呼んだり、歌や踊りの拍子をとったりするときのしぐさにいう。
- おう‐ぎ【黄▼耆】
- 生薬(しょうやく)の一つ。マメ科のキバナオウギ・モウコモメンヅルなどの乾燥根。強壮・止汗・利尿作用などがある。綿黄耆。
- おう‐ぎ【奥義】
- 学問・技芸などで、なかなか到達できないところ。ごくい。おくぎ。secrets〈用例〉〜を極める。
- おう‐きし【王▼徽▼之】
- (?-388ごろ)中国、東晋(とうしん)の文人。王羲之(おうぎし)の第5子。黄門侍郎。竹を愛し、書をよくした。のち会稽(かいけい)山中に隠棲(いんせい)。
- おう‐ぎし【王▼羲▼之】
- (307ごろ-365ごろ)中国、東晋(とうしん)の書家。古来、書聖といわれる。楷(かい)書・行書・草書を芸術的な書体に完成。その書風は奈良時代に日本へ伝わり、日本書道の母体となった。作品『蘭亭序(らんていのじょ)』『十七帖(じょう)』など多数。
- おうぎしょう【奥義抄】
- 平安末期の歌学書。藤原清輔(ふじわらのきよすけ)著。3巻。天治(てんじ)元年(1124)〜天養(てんよう)元年(1144)ごろの成立。序につぐ上巻(式)は歌の様式などの解説、中巻・下巻(釈)は語句の注釈を記している。
- おうぎ‐だるき【扇垂木】
- 放射状に配列した垂木。おもに禅宗様建築に用いるが、天竺(てんじく)様建築にも用いられる。
- おうぎは‐くじら【扇歯鯨】
- 下あごに扇をさかさにしたような扁平(へんぺい)な大きな歯が1対ある小形のクジラ。全長約6m。北太平洋にのみ分布。
- おうぎ‐ばら【扇腹】
- 江戸時代の武士の刑罰の一つ。三方(さんぼう)に載せた扇を取って押し頂くのを合図に介錯人(かいしゃくにん)が首を斬(き)る。
- おう‐きゅう【王宮】
- 王の住む宮殿。royal palace
- おう‐きゅう【応急】
- 急場のまにあわせ。救急。makeshift
- おうきゅう‐しょち【応急処置】
- ①急場にまにあわせた物事の処理。emergency measure
- ②事故・急病などの発生時に、医師による本格的な治療まで役立たせるまにあわせの手当て。応急手当て。救急処置。first aid treatment
- おうきゅうのはなびのおんがく【王宮の花火の音楽】
- 《原題Royal Fireworks Music》ヘンデル作曲の管弦楽組曲。オーストリア継承戦争後の、アーヘン条約を祝う花火大会のために1749年作。
- おう‐け【王家】
- 王の一族。王の家すじ。royal family
- おう‐けつ【▼甌穴】
- 河床や海岸の岩盤のくぼみに入った小石や岩石の破片が、渦流(かりゅう)によって回転しながら、岩盤に掘った丸い穴。ポットホール。pothole
- おうけ‐の‐たに【王家の谷】
- 上エジプト、ルクソルの北西にある谷。ツタンカーメンの陵墓をはじめとする古代エジプト新王国時代の岩窟(がんくつ)墳墓がある。the Valley of the Kings
- おうげ‐りしょう【応化利生】
- 《仏教語》仏や菩薩(ぼさつ)が衆生(しゅじょう)の能力や性質に応じて姿を変えて現れ、衆生を悟りへ導くこと。
- おう‐けん【王権】
- 国王の権力。royal authority
- おう‐けん【王建】
- (768ごろ-830ごろ)中国、中唐の詩人。字(あざな)は仲初。潁川(えいせん)の人。楽府(がふ)にすぐれ張籍(ちょうせき)と並称された。「宮詞(きゅうし)百首」は当時もっとも愛唱された。
- おう‐けん【王建】
- (877-943)朝鮮、高麗(こうらい)王朝の初代国王(在位(918-943))。廟号(びょうごう)は太祖。開城に都し、935年新羅(しらぎ)、936年百済(くだら)を倒して朝鮮半島を統一。仏教を保護し、王権の基礎を固めた。
- おう‐げんき【王原▼祁】
- (1642-1715)中国、清(しん)初の画家。祖父王時敏(おうじびん)に山水画を学び、呉(ご)派を継承した正統文人画を確立。婁東(ろうとう)派の祖。
- おうけん‐けいやく【黄犬契約】
- 労働組合に加入しないこと、または労働組合から脱退することを雇用条件とする労働契約。不当労働行為にあたる。yellow-dog contract
- おう‐けんし【王献▼之】
- (344-386)中国、東晋(とうしん)の書家。字(あざな)は子敬。王羲之(ぎし)の第7子。書は父とともに二王と称された。作品『洛神賦(らくしんふ)十三行』など。
- おうけんしんじゅ‐せつ【王権神授説】
- 君主の権力は神から与えられたとする考え。16〜17世紀、ヨーロッパ近代国家形成期に現れた。帝王神権説。divine right of kings
- おう‐こ【往古】
- むかし。大昔。ancient times
- おう‐ご【応護】(名・サ変他)
- 神仏が守ること。加護。
- おう‐こう【王侯】
- 土地と人民を支配する侯と、諸侯の上に立つ王。royalty and nobility〈用例〉〜貴族。
- 王侯将相寧んぞ種有らんや(おうこうしょうしょう、いずくんぞしゅあらんや)
- 《『史記』「陳渉世家」にあることば》王侯といい、また将軍・大臣といっても、別に人民と種類がちがうのではない。だれでもその努力と実力でなれるのだ。
- 王侯に事えず、其の事を高尚にす(おうこうにつかえず、そのことをこうしょうにす)
- 《『易経』「蠱卦(こか)」にあることば》仕官せずに世を避け、志を高潔に保ち、世俗から超然としていることにいう。
- おう‐こう【往航】(名・サ変自)
- 船・飛行機が定められた行き先へ向かっていくこと。outward voyage〈対義〉帰航・復航。
- おう‐こう【横行】(名・サ変自)
- ①横向きに歩くこと。
- ②勝手気ままに歩きまわること。
- ③わがもの顔にのさばること。rampant
- おうこう‐かっぽ【横行▼闊歩】(名・サ変自)
- 《「闊歩」は、大またに歩くの意》「横行」を強めた語。swaggering rampantly
- おうこうのバレエコミック【王后のバレエコミック】
- 《原題Ballet comique de la reine(フランス)》劇形式の最初のバレエ。1581年フランス王妃カトリーヌ=ド=メディシスの命で宮廷で上演。詩・音楽・舞踊から成る。
- おう‐こく【王国】
- ①王が治める国。kingdom
- ②《接尾的》ある事や物が、さかんであったり多かったりして栄えている国や地域など。kingdom〈用例〉ラグビー〜。石油〜。
- おう‐こくい【王国維】
- (1877-1927)中国、清(しん)末中華民国初期の学者。浙江(せっこう)省出身。留学・亡命で日本に滞在。京都で哲学・文学・史学などを研究。とくに、羅振玉(らしんぎょく)とともに行った甲骨文の研究・解読、古代社会研究に業績を残した。帰国後、自殺。
- おう‐ごろし【王殺し】
- 文化人類学の概念で、王の殺害を制度化したもの。未開社会においては王の健康状態と国土の活力、自然の産出力とが結びつけられ、王が老衰したり病にかかったとき、これを殺して新しい王をたて、世界の再生をはかる慣行がみられた。
- おう‐ごん【黄ごん】
- 生薬(しょうやく)の一つ。シソ科のコガネバナの根を乾燥したもの。消炎・解熱(げねつ)などの作用がある。
- おう‐ごん【黄金】
- ①純金。こがね。gold
- ②金銭。貨幣。money
- おうごん‐かいがん【黄金海岸】
- (Gold Coast)西アフリカ、ガーナの大西洋に臨む海岸。現在のガーナ。かつて金を輸出したことから命名。
- おうごん‐じだい【黄金時代】
- ①古代ギリシア人による人類の歴史の4区分、金・銀・銅・鉄のうち、最初の最高の時代。Golden age
- ②勢力のもっともさかんな時代。golden age
- おうごんのろば【黄金の▼驢馬】
- 《原題Metamorphōsēs(ラテン)》アプレイウス作(180年ごろ)の小説『変身譚(たん)』の一般名。ロバに変身した主人公が諸国をさまよい、さまざまな経験をする。
- おうごん‐ひ【黄金比】
- 線分を2つに分割するとき、長い部分と短い部分の比が、全体と長い部分との比に等しくなるような比。√5+1:2golden ratio
- おうごん‐ぶんかつ【黄金分割】
- 線分を黄金比となるように分けること。美感と調和を感じさせ、古代ギリシア時代より、美術や建築などで利用。golden section
- おうごん‐りつ【黄金律】
- 『新約聖書』中、イエスの「山上の説教」にある「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」(『マタイによる福音書』7・12)という教えに対して、18世紀ごろ与えられた名称。Golden Rule
- おう‐ざ【王座】
- ①王の座席。王の地位。throne
- ②第1位。首位。championship〈用例〉〜をかけた一戦。
- おうさか‐ごう【▼逢坂剛】
- (1943-)小説家。本名は中浩正。挿画家中一弥(なかかずや)の三男。東京生まれ。中大卒。昭和62年(1987)『カディスの赤い星』で第96回直木賞受賞。作品『暗殺者グラナダに死す』『スペイン灼熱(しゃくねつ)の午後』など。
- おうさか‐の‐せき【▼逢坂関】
- 現在の滋賀県大津市西方の逢坂山にあった古代の関。鈴鹿(すずか)・不破(ふわ)とともに三関とよばれた。
- おうさか‐やま【▼逢坂山】
- 滋賀県と京都府の境にある山。標高325m。古来、交通の要地で、逢坂関(おうさかのせき)がおかれた。
- おうさ‐きるさ(形動ナリ)
- 〈古語〉
- 《逢(あ)うとき離れるとき、の意か》
- ①行きかうさま。〈用例〉降りもつづかぬ雪雲の〜に月ぞさえたる(夫木抄)。
- ②一方がよければ他方が悪いさま。〈用例〉とあればかかり〜にて(源氏・帚木)。
- ③あれこれ思うさま。〈用例〉〜に思ひ乱れ(徒然・3)。
- おう‐さだはる【王▽貞▽治】
- (1940-)プロ野球、元読売ジャイアンツの一塁手・監督。東京生まれ。昭和55年(1980)現役引退。通算本塁打868本。通算打率0.301。最優秀選手9回。三冠王2回。首位打者5回。本塁打王15回。昭和52年(1977)初の国民栄誉賞受賞。一本足打法は世界的に有名。昭和59〜63年(1984〜88)読売ジャイアンツ監督、平成7年(1995)よりダイエー‐ホークス監督。
- おう‐さつ【応札】(名・サ変自)
- 入札に応募すること。apply to a tender
- おう‐さつ【殴殺】(名・サ変他)
- なぐり殺すこと。to beat to death
- おう‐さつ【▼鏖殺】(名・サ変他)
- みな殺しにすること。wholesale slaughter
- おう‐さま【王様】
- ①王をいう敬語。king
- ②同類のうちで最高位を占めるもの。king〈用例〉動物の〜。
- ③いちばん強い立場にある人。king〈用例〉消費者は〜だ。
- おうさまとわたし【王様と私】
- 《原題The King and I》アメリカのミュージカル。作曲ロジャーズ、台本ハマースタイン2世。19世紀のタイが舞台の物語。1951年初演。56年映画化。
- おう‐さん【王▼粲】
- (177-217)中国の三国時代、魏(ぎ)の詩人。字(あざな)は仲宣。高平の人。建安七子の一人。曹操に重用された。「登楼賦」「七哀詩」などは建安詩中の傑作。
- お‐うし【▼牡牛・雄牛】
- おすのウシ。bull; ox〈対義〉牝(め)牛。
- おう‐し【王師】
- ①天子の軍隊。官軍。
- ②王の教師。
- おう‐し【横死】(名・サ変自)
- 思いがけない災難で死ぬこと。変死。不慮の死。非業の死。unnatural death
- おう‐じ【王子】
- 〈対義〉王女。
- ①王の男の子。prince
- ②昔、皇族の男子で、親王宣下(せんげ)のなかった人。
- おう‐じ【王事】
- ①王のする事業。
- ②王室についての事柄。〈用例〉〜に尽くす。
- 王事もろき事無し(おうじ、もろきことなし)
- 《『詩経』「唐風、鴇羽(ほうう)」にあることば》王室に対する務めはおろそかであってはならない。
- 王事を以て家事を辞す(おうじをもってかじをじす)
- 《『公羊(くよう)伝』「哀公三年」にあることば》臣下たるものは、王事のために、家事を捨てて力を尽くす。
- おう‐じ【往事】
- 過ぎ去ったできごと。past events〈対義〉近事。〈用例〉〜を思い起こす。
- おう‐じ【往時】
- 過ぎ去ったむかし。昔日(せきじつ)。往昔。bygone times〈対義〉近時。〈用例〉〜をしのぶ。
- おう‐じ【皇子】
- 天皇・皇帝の男の子。みこ。Imperial prince〈対義〉皇女。
- おうじ【王子】
- 東京都北区南部にある地区。熊野(くまの)信仰の王子権現(ごんげん)があり、それに由来する地名。
- おうじ【王寺】
- 〈町〉奈良県西部、大和川沿いの町。古くから水運で栄え、現在は関西本線や近鉄など鉄道の交わる交通の要地。人口2万3648(1994)。
- おうし‐ざ【▼牡牛座】
- 黄道(こうどう)十二星座の一つで北天の星座。すばる(プレヤデス星団)を含む。1等星アルデバランはこの星座のα(アルファ)星。1月24日ごろの午後8時ごろに南中。面積797平方度。Taurus
- おうじ‐しんこう【王子信仰】
- 神が、王子の姿となって現れるとする信仰。母親に当たる女性が巫女(みこ)的性格をもち、母子神(ぼしじん)として信仰されることも多い。
- おうじせいし【王子製紙(株)】
- 明治6年(1873)に設立された製紙会社。昭和8年(1933)富士製紙・樺太(からふと)工業と合併し、日本の洋紙生産の80%を独占した。同24年(1949)過度経済力集中排除法により、苫小牧(とまこまい)製紙(のちの王子製紙)・十條(じゅうじょう)製紙・本州製紙の3社に分割。
- おう‐しつ【王室】
- 帝王の一家。royal family
- おう‐じつ【往日】
- 過ぎ去った日。昔日(せきじつ)。
- おうじつ‐せい【横日性】
- 植物の屈性の一つ。光の刺激に反応する向日性のうちの、葉面を光の方向に対して直角に向ける性質。傾斜日光屈性。plagioheliotropism
- おう‐してい【王士▼禎】
- (1634-1711)中国、清(しん)初の詩人。本名は士しん(ししん)。号は漁洋山人。山東新城の人。当代第一の詩人で詩論「神韻説」を唱えた。詩集『帯経堂集』、随筆集『居易録』『池北偶談』など。
- おうじのきつね【王子の▼狐】
- 落語の題名。明治のころまで、狐がよく出たといわれる王子を舞台に、その狐をだまして、料理屋で飲み食いしてしまう男のはなし。人間のほうで狐をだますところが、はなしのみそ。
- おう‐じびん【王時敏】
- (1592-1680)中国、明(みん)末清(しん)初の文人画家。字(あざな)は遜之(そんし)、号は烟客。南宗(なんしゅう)山水画の定型をつくった。四王呉うん(しおうごうん)の一人。
- おう‐しもと【生うしもと】
- [枕ことば]《「おう」は、「大(おほ)」、「負ふ」の意とも。「しもと」は、木の小枝。同音を繰り返すことから》「もと」にかかる。〈用例〉〜この本山(もとやま)の真柴(ましば)にも告(の)らぬ妹(いも)が名象(かた)に出(い)でむかも(万葉・14・3488)。
- おう‐しゃ【応射】(名・サ変自)
- 相手の射撃に対して、こちらからも撃ち返すこと。riposte
- おう‐しゃ【往者】
- 過ぎ去った事・時。〈対義〉来者。
- 往者諫む可からず(おうしゃいさむべからず)
- 過ぎ去ったことは諫めようと思っても、元にもどらない。
- おう‐じゃ【王者】
- ①帝王。king
- ②徳をもって国をおさめる王。king〈対義〉覇者(はしゃ)。
- ③第一人者。champion〈用例〉水の〜。
- おう‐じゃ【王蛇】
- 無毒の大きなヘビ、→ボアの異名。おうへび。boa
- おう‐じゃく【おう弱】(名・形動トタル)
- からだが弱いこと・さま。frail
- おうしゃじょう【王舎城】
- 古代インド、マガダ国の首都。現在のラージギル。頻婆娑羅(びんばしゃら)王・阿闍世(あじゃせ)王の居城で、近くに釈迦(しゃか)が説法した霊鷲山(りょうじゅせん)がある。釈迦の入滅直後、第一結集(けつじゅう)がこの城外で行われた。ラージャグリハ。
- おう‐しゅ【応手】
- ①碁・将棋などで、相手の打った手を受けて打つ手。
- ②物事の対策。
- おう‐じゅ【応需】
- もとめに応じること。meet the demand〈用例〉入院〜。
- おう‐しゅう【応酬】(名・サ変自)
- ①言い返すこと。仕返すこと。retort〈比較〉応答。〈用例〉ホームランの〜。
- ②手紙や詩歌などのやりとりをすること。
- ③酒席でさかずきのやりとりをすること。exchange
- おう‐しゅう【押収】(名・サ変他)
- 裁判官または裁判所の許可を得た捜査機関が、捜査上必要と思われる証拠物や没収すべき物を取得する刑事訴訟上の強制処分。confiscation
- おう‐しゅう【欧州・欧▼洲】
- 《「欧羅巴州」の略》→ヨーロッパ。
- おう‐しゅう【奥州】
- ①→陸奥国(むつのくに)。陸奥(むつ)・陸中・陸前・岩代(いわしろ)・磐城(いわき)の総称。
- ②東北地方全域。みちのく。
- おう‐じゅう【王充】
- (27-100ごろ)中国、後漢の思想家。字(あざな)は仲任。その著『論衡(ろんこう)』は、合理的な批判精神と実証主義につらぬかれており、俗論や迷信を排し、儒学をも批判。
- おう‐じゅう【王▼戎】
- (234-305)中国、西晋(せいしん)の政治家。字(あざな)は濬沖(えいちゅう)。竹林の七賢の一人。
- おうしゅうあだちがはら【奥州▽安▽達原】
- 人形浄瑠璃(じょうるり)時代物。近松半二・竹本三郎兵衛(さぶろべえ)ほか合作。5段。宝暦(ほうれき)12年(1762)初演。前九年の役後の安倍貞任(あべのさだとう)・宗任(むねとう)兄弟の再挙の苦心を中心に、謡曲の『善知鳥(うとう)』や『安達ケ原』の鬼女伝説を配して脚色したもの。
- おうしゅう‐かいどう【奥州街道】
- 五街道の一つ。江戸時代、江戸千住(せんじゅ)と陸奥(むつ)白河(しらかわ)を結ぶ幹線道路。
- おうしゅう‐せいばつ【奥州征伐】
- 源頼朝(みなもとのよりとも)による奥州藤原(ふじわら)氏討滅の戦い。文治(ぶんじ)5年(1189)藤原氏の源義経(みなもとのよしつね)の保護をとがめてこれを攻撃、泰衡(やすひら)以下を討滅。以後奥州は鎌倉(かまくら)幕府の支配下にはいる。
- おうしゅう‐そうぶぎょう【奥州総奉行】
- 鎌倉(かまくら)幕府の地方職名。奥羽(おうう)地域の御家人(ごけにん)を統率。
- おうしゅう‐たんだい【奥州探題】
- 室町幕府の職名。奥州地方の鎮撫(ちんぶ)、民政を管掌(かんしょう)。奥州管領(かんれい)。
- おうしゅう‐とうひ【欧州唐▼檜】
- マツ科の常緑針葉高木。欧州に広く分布し、クリスマスツリーに利用。球果はトウヒ属中で最大。北海道で植林される。材は建築・土木・パルプ用など。ドイツトウヒ。ヨーロッパトウヒ。
- おうしゅう‐ふじわらし【奥州▼藤原氏】
- 平安中期から末期に陸奥(むつ)・出羽(でわ)を支配した豪族。初代清衡(きよひら)以後、基衡(もとひら)・秀衡(ひでひら)と平泉(ひらいずみ)を拠点に勢力をのばしたが、文治(ぶんじ)5年(1189)4代泰衡(やすひら)のとき源頼朝(みなもとのよりとも)の追討をうけ滅亡。
- おう‐じゅうよう【王重陽】
- (1113-70)中国、金(きん)の道士。名はてつ。道教の一派全真教の開祖。はじめ陝西(せんせい)地方で布教するが容(い)れられず、山東省に移り馬丹陽(ばたんよう)以下の七真人を弟子として教団の基礎を築く。
- おう‐じゅく【黄熟】(名・サ変自)
- イネ・ムギなどが、熟して黄色になること。ripen
- おう‐しゅくか【王叔▽和】
- 3世紀ごろの中国、西晋(せいしん)の医師。後世、医者の神様とされた。『傷寒論』を整理。脈診法をまとめて『脈経』10巻を著した。
- おうしゅく‐ばい【▼鶯宿梅】
- 村上天皇の時清涼殿の梅が枯れたため、紀貫之(きのつらゆき)の娘紀内侍(きのないし)の家の梅を移し植えさせたところ、その枝に「勅なればいともかしこし鶯(うぐひす)の宿はと問はばいかが答へむ」という歌が付けてあったので、天皇は深く恥じて梅を返したという故事。また、その梅。
- おうじゅ‐ほうしょう【黄▼綬褒章】
- 褒章の一つ。篤農家や一般勤労者で業務に精励し、他の模範となる者に与えられる。綬(リボン)は黄色。
- おう‐じょ【王女】
- 〈対義〉王子。
- ①王のむすめ。princess
- ②昔、皇族の女子で、内親王宣下(せんげ)のなかった人。
- おう‐じょ【皇女】
- 天皇・皇帝の女の子。こうじょ。〈対義〉皇子。
- おう‐しょう【王将】
- 将棋で、駒(こま)の一つ。どの方向にも1枡(ます)ずつ動くことができる。詰められると負けになる。王。玉将。
- おう‐しょう【応召】(名・サ変自)
- ①呼び出しに応じて行くこと。
- ②軍人が召集されて指定地に集まること。
- おう‐しょう【▼鞅掌】(名・サ変自)
- せわしく働くこと。
- おう‐じょう【王城】
- ①王のいる城(しろ)。王宮。royal palace
- ②みやこ。帝都。capital〈用例〉〜の地。
- おう‐じょう【往生】(名・サ変自)
- ①この世を去って極楽浄土に生まれること。
- ②死ぬこと。death
- ③あきらめること。give up
- ④閉口すること。dumbfounding〈用例〉まくしたてられて〜した。
- おうじょう‐いん【往生院】
- ①大阪府東大阪市六万寺町にある浄土宗の寺。山号岩滝(がんりゅう)山。天平(てんぴょう)17年(745)行基が創建した六万寺の一坊。貞和(じょうわ)4年(1348)、楠木正行(くすのきまさつら)の陣所となった。楠公(なんこう)寺。
- ②京都市右京区嵯峨(さが)にあった浄土宗の寺。法然の弟子の創建と伝えられる。『平家物語』によると滝口入道や平清盛(たいらのきよもり)に寵愛(ちょうあい)された祇王(ぎおう)・祇女らが隠棲(いんせい)した地と伝えられ、現在その跡に祇王寺が建てられている。
- おうじょう‐ぎわ【往生際】
- ①死にぎわ。また、そのときの態度。
- ②ぎりぎりまで追い詰められたとき。また、そのときの態度。〈用例〉〜が悪い。
- おう‐しょうくん【王昭君】
- (?-?)中国、前漢の宮女。対匈奴(きょうど)和親政策のため、王女の身代わりとなって呼韓邪単于(こかんやぜんう)にとつがされ、その地で死んだ。その哀話は後世文学の題材となった。
- おうじょうようしゅう【往生要集】
- 仏教書。源信の著。寛和(かんな)元年(985)完成。多数の経論の中から往生に関する部分を集め、念仏の要旨と功徳(くどく)を説いたもの。日本の浄土教発達の母体となり、文学・美術等に影響を与えた。
- おう‐しょうれい【王▼昌齢】
- (698-765ごろ)中国、盛唐の詩人。七言絶句では李白(りはく)と並び称された名手。詩集『王昌齢詩集』。
- おう‐しょく【黄色】
- きいろ。こうしょく。yellow〈用例〉〜野菜。
- おうしょく‐しゅ【黄色▼腫】
- 黄色腫細胞が増殖する腫瘍(しゅよう)性のものと、高脂血症により真皮内細胞に脂質が異常沈着して黄色の腫瘤(しゅりゅう)を示す反応性のものがある。皮膚・関節・腱(けん)・まぶたなどによくできるが、代表的なものとしてはまぶたにできる眼瞼(がんけん)黄色腫がある。xanthoma
- おうしょく‐じんしゅ【黄色人種】
- 19〜20世紀半ばに、人類を生物的特徴によって3〜5種類に大別したときの一つ。現在、人種分類の有効性は否定されている。蒙古人種。モンゴロイド。こうしょくじんしゅ。Mongoloid