おう・じる【応じる】(上一自)
→おうずる(応ずる)
おう‐しん【王臣】
帝王の臣下。
王臣蹇蹇躬の故にあらず(おうしんけんけん、みのゆえにあらず)
《『易経』「蹇卦(けんか)」にあることば》臣下が一身を忘れて、君主に忠義を尽くす。
おう‐しん【応診】(名・サ変自)
医者が診察の要求に応じること。accept to examine patients
おう‐しん【往信】
こちらから出す手紙・通信。letter sent〈対義〉返信。
おう‐しん【往診】(名・サ変他)
医者が病人の家に行って診察・治療すること。doctor's house call〈比較〉来診。〈対義〉宅診。
おう‐じん【応身】
仏の三身(さんじん)の一つ。衆生(しゅじょう)の機根に応じて姿を変えて現れる仏のこと。応化身。
おう‐じん【横陣】
①横ならびの陣形。
②艦隊の陣形で、指揮官の乗艦を右端にして、その左舷(さげん)に他の艦が横1列に並んだ陣形。line abreast
おうじん‐おうちょう【応神王朝】
5世紀から6世紀初期、応神天皇から武烈(ぶれつ)天皇に至る王朝。河内(かわち)・難波(なにわ)に都宮が集中。倭(わ)の5王をふくみ、大古墳を造営した。河内王朝。
おうじん‐てんのう【応神天皇】
記紀で第15代天皇。名は誉田別命(ほむたわけのみこと)。父は仲哀(ちゅうあい)天皇、母は神功(じんぐう)皇后と伝えられる。
おうじんてんのう‐りょう【応神天皇陵】
大阪府羽曳野(はびきの)市誉田(こんだ)にある5世紀の前方後円墳。全長415m。応神天皇の墓といわれ、仁徳(にんとく)天皇陵につぐ日本第2の巨大古墳。誉田山古墳。恵我藻伏崗陵(えがのもふしのおかのみささぎ)
お‐うす【御薄】
→薄茶」の丁寧語。
おう‐すい【王水】
《貴金属の金をも溶かすことから》濃塩酸と濃硝酸(容積比で3対1)の混合物。原子状塩素と塩化ニトロシルNOClによる強力な溶解剤。aqua regia
おう‐ずい【黄水】
胃から吐きもどす胆汁まじりの黄色の液。きみず。
おうす‐の‐みこと【小命】
→日本武尊(やまとたけるのみこと)の名。
おう・ずる【応ずる】(サ変自)
=応じる。
①答える。answer; respond〈用例〉質問に〜。呼びかけに〜。
②変化に対応する。meet; satisfy〈用例〉学生の能力に〜・じた課題。必要に〜・じて。
③受け入れる。承諾する。accept〈用例〉招待に〜。不当な要求には〜・じられない。
おう‐せ【逢瀬】
恋人どうしが会うとき・機会。tryst〈用例〉〜を楽しむ。
おう‐せい【王制】
王が王権をもつ政治制度。monarchy
おう‐せい【王政】
王が行う政治。royal rule
おう‐せい【旺盛】(形動)
非常にさかんなさま。vigorous〈用例〉〜な活動力。
おう‐せいえい【汪精衛】
→汪兆銘(おうちょうめい)の字(あざな)
おう‐せいてい【王世貞】
(1526-90)中国、明(みん)中期の文人。字(あざな)は元美。太倉の人。李攀竜(りはんりょう)らと「後七子」の重鎮。著書『えん州山人四部稿』など。
おうせい‐ふっこ【王政復古】
政治体制が、廃止されていた君主政体に復帰すること。restoration
①日本では、江戸幕府を廃し天皇親政に移行した政変。
②イギリスでは、クロムウェルの共和政治ののち、スチュアート朝が復活。the Restoration
③フランスでは、ナポレオンの第一帝政ののち、ルイ18世が即位。ブルボン朝が復活。
おうせいふっこ‐げき【王政復古劇】
王政復古期のイギリス演劇。上流社交界の退廃した世相風俗を風刺した、いわゆる風習喜劇がその代表。コングリーブ『浮世のならい』など。
おう‐せき【往昔】
むかし。いにしえ。往時。おうじゃく。old times
おう‐せつ【応接】(名・サ変自)
①客をもてなすこと。reception
②人にあうこと。面会。meet〈比較〉応対。
応接に暇有らず(おうせつにいとまあらず)
《『世説新語』「言語」にあることば》物事がつぎつぎと起こって、いそがしい。
おうせつ‐セット【応接セット】
接客用の家具セット。通常は長椅子(ながいす)・肘掛(ひじか)け椅子・ティーテーブル・飾り棚などで構成される。
おうせつ‐ま【応接間】
現代の住宅で、とくに接客のために設けられた部屋。和風住宅の客間にあたる。guest room
おう‐せん【応戦】(名・サ変自)
相手の攻撃に対してたたかうこと。fight back
おう‐せん【黄癬】
オウセン菌という一種のカビによる皮膚病。頭や体に厚い黄色のかさぶたができ、脱毛し、つめも濁る。favus
おう‐せん【横線】
よこ向きに引いた線。よこせん。horizontal line
おうせん‐こぎって【横線小切手】
表面のはしに、ななめに2本の平行線を引いた小切手。盗難・紛失防止のために法定され、銀行などに預金口座がないと支払いが受けられない。一般と特定の2種類がある。線引き小切手。crossed check
おう‐せんざん【王船山】
→王夫之(ふうし)の通称。
おう‐そ【応訴】(名・サ変自)
民事訴訟で、相手の訴えに応じ、被告として法廷で争うこと。counter suit
おう‐そう【往相】
→往相回向(えこう)」の略。
おう‐そう【押送】(名・サ変他)
囚人・刑事被告人を他の場所へおくり移すこと。transfer a convict to a different prison
おうそう‐えこう【往相回向】
《仏教語》自分の功徳(くどく)を一切衆生(いっさいしゅじょう)に施して、ともに浄土に往生(おうじょう)することを願うこと。〈対義〉還相(げんそう)回向。
おう‐ぞく【王族】
王の一族。royalty
お‐うた【御歌】
他人の作った歌の尊敬語。とくに天皇・皇族のつくった歌。
おう‐だ【殴打】(名・サ変他)
なぐること。たたくこと。beat
おう‐たい【応対】(名・サ変自)
《「応」も「対」も「答える」の意。「応待」は誤り》相手になって受け答えをすること。reception〈比較〉応接。〈用例〉電話の〜。〜が悪い。
おう‐たい【黄体】
哺乳(ほにゅう)類の卵巣内で、排卵後に破裂卵胞が変化して形成される組織。顆粒(かりゅう)状の黄色素を含む黄体細胞で満たされ、おもに黄体ホルモンを分泌。corpus luteum
おう‐たい【横隊】
よこにならんだ列。rank〈対義〉縦隊。
おう‐だい【王台】
ミツバチの女王蜂(ばち)を育てる巣房。王房(おうぼう)。royal cell
おうたい‐しげきホルモン【黄体刺激ホルモン】
脳下垂体前葉から分泌される性腺(せいせん)刺激ホルモンの一つ。卵巣の黄体を刺激して黄体ホルモンを分泌させ、また乳腺に働いて乳汁分泌を促す。乳腺刺激ホルモン。プロラクチン。luteotropic hormone
おうたい‐ホルモン【黄体ホルモン】
女性ホルモンの一つ。おもに、卵巣の黄体から分泌され、妊娠の維持、妊娠子宮の発育促進、排卵抑制などの作用がある。プロゲステロン。luteal hormone
おうた‐かい【御歌会】
宮中で催される和歌の会。
おうたき【王滝】
〈村〉長野県南西部、御嶽(おんたけ)山南麓(なんろく)の村。林業地でヒノキ・サワラ材を産出。人口1229(1994)。
おう‐だく【応諾】(名・サ変自)
たのみ・申し込みなどを受け入れること。承知。承諾。accept
おうた‐どころ【御歌所】
宮内省に属し、御製・御歌・御歌会に関する事務をつかさどる役所。和歌所を復活したもので、明治21年(1888)設置、昭和21年(1946)廃止。
おう‐だん【黄疸】
皮膚や粘膜が黄色くなる病的状態。肝機能の障害や胆汁色素(ビリルビン)の排泄(はいせつ)障害・生成増加などで、血中に胆汁色素が異常に増加するために起こる。jaundice
おう‐だん【横断】(名・サ変他)
〈対義〉縦断。
①横に切ること。cut horizontally〈用例〉〜面。
②東西に横切ること。go across〈用例〉大陸〜。
③道・線路などを横切ること。
おうだん‐くみあい【横断組合】
企業の枠にとらわれない職種別、または産業別の労働組合組織。欧米では一般的だが、日本には少ない。trans-industry union〈対義〉企業別組合。
おうだん‐ちんぎん【横断賃金】
個別企業の賃金体系にかかわりなく、労働者の職種や熟練度に応じて同一賃金率で支払われる賃金。ヨーロッパ的な方式で、日本では実現していない。transversal wage
おうだん‐ほどう【横断歩道】
歩行者の安全のため道路交通法で定められた、歩行者横断用の道路部分。ゼブラゾーン。pedestrian crossing
おうだん‐まく【横断幕】
横幅の長い幕に標語や主張を表すことばを書いたもの。道路を横断するように掲げたり、建物の外壁などに掲げる。banner strung across a street
おうち【楝・樗】
→センダンの古名。
おうち【相知】
〈町〉佐賀県北西部、厳木(きゅうらぎ)川に沿う町。かつて炭鉱町で繁栄。今は稲作などの農業が中心。人口9603(1994)。
おうち‐がた【邑知潟】
石川県、能登(のと)半島基部の潟湖(せきこ)。現在は干拓されて用水路(約1km2)を残し消滅。
おうち‐せい【横地性】
植物の屈性の一つ。植物、とくにつる性植物の茎の伸長していく方向が重力の方向と直角になる性質。これによって、茎が支柱にまきつく。傾斜重力屈性。diageotropism
おう‐ちゃく【横着】(名・形動・サ変自)
①ずうずうしいこと・さま。impudent
②なまけること・さま。lazy〈用例〉〜をきめこむ。
おう‐ちょう【王朝】
①朝廷。dynasty
②同じ血筋の帝王の系列。また、その治世の期間。
おう‐ちょう【横超】
《仏教語》親鸞(しんらん)の説いた二双四重(にそうしじゅう)の教判の一つ。横は浄土易行(いぎょう)を意味し、超は一足飛びに悟りに至ることをいう。阿弥陀(あみだ)仏を信ずることにより、すみやかに浄土往生(おうじょう)がかなうこと。
おうちょう【応長】
鎌倉(かまくら)末期の年号。延慶(えんきょう)から改元。元年(1311)4月28日〜2年(1312)3月20日。次に、正和(しょうわ)に改元。
おうちょう‐じだい【王朝時代】
日本で、
①ほぼ大化の改新から平安末期まで。7世紀半ばから12世紀。
②とくに平安時代。
おうちょう‐ぶんがく【王朝文学】
王朝時代、とくに平安時代の文学で、おもに女性によって書かれた仮名文学をいう。
おう‐ちょうめい【汪兆銘】
(1883-1944)中国の政治家。字(あざな)は精衛。広東(カントン)省出身。広東国民政府で孫文を助け、その死後国民党左派の中心として蒋介石(しょうかいせき)と対立したが妥協。抗日戦中、日本との妥協を唱え、傀儡(かいらい)政権である新国民政府の主席となった。日本で病死。
おうちょう‐ものがたり【王朝物語】
平安時代の宮廷を場とし、貴族を中心人物とした、一連の物語文学作品。『竹取物語』『伊勢(いせ)物語』『宇津保(うつほ)物語』『源氏物語』など。
おうづか‐こふん【王塚古墳】
福岡県嘉穂(かほ)郡桂川(けいせん)町にある6世紀の前方後円墳。全長80m。わが国の代表的な装飾古墳。横穴式石室の美しい彩色壁画と貴重な副葬品の出土で有名。
お‐うつり【御移り】
物をもらった返礼として、その器に入れて返す品。お返し。
おう‐て【王手】
①将棋で、直接、王将を攻める手。checkmate
②相手をやりこめる、とっておきの手段。trump card〈用例〉〜をかける。
王手嬉しや別れの辛さ(おうてうれしやわかれのつらさ)
《「王手」に「逢うて」をかけたしゃれ》将棋で王手をかけるときに言う。
王手飛車取り(おうてひしゃとり)
①将棋で、王手をかけると同時に飛車も取れるような手を差すこと。
②相手を絶体絶命の窮地に陥れること。
おう‐てっこう【黄鉄鉱】
もっとも広く多量に分布する鉄の硫化鉱物。等軸晶系。立方体や五角一二面体結晶のものが多い。淡黄色の金属光沢で条痕(じょうこん)は黒灰色、劈開(へきかい)なし。用途は硫酸や硫黄などの原料。pyrite
おうてもんがくいん‐だいがく【追手門学院大学】
私立大学。昭和41年(1966)創立。所在地は大阪府茨木(いばらき)市西安威(あい)
おう‐てん【横転】(名・サ変自)
①よこ倒しになること。turning sideways
②航空機が、飛行しながら機体を横に回転させること。barrel roll〈用例〉〜飛行の曲技。
おうてん‐もん【応天門】
平安京大内裏朝堂院二十五門の一で、南面の正門。
おうてんもん‐の‐へん【応天門の変】
平安前期の政変。貞観(じょうがん)8年(866)、大内裏の応天門炎上と関連して大納言(だいなごん)伴善男(とものよしお)が処分された事件。
おう‐と【嘔吐】(名・サ変他)
胃腸の内容物を口から外へはき出す現象。胃腸疾患、乗り物酔い、脳圧亢進(こうしん)などで起こる。へど。vomiting
嘔吐を催す(おうとをもよおす)
①はきけがする。feel nausea
②はなはだしく不快に感じる。disgusting〈用例〉かれの言動には〜。
おう‐ど【王土】
王の支配する領地。王の治める国土。royal domain
おう‐ど【黄土】
①中国北部・ヨーロッパ・アメリカ合衆国中部などの地表に、広く厚く分布する黄灰色の土。洪積世(こうせきせい)に砂漠や沖積(ちゅうせき)平野の細砂(さいさ)が、風で周囲の半乾燥地帯に運ばれ堆積(たいせき)したもの。こうど。レス。loess〈比較〉黄塵(こうじん)
②鉄の酸化物と水酸化物の混ざった黄色の土。黄色顔料の一つ。オーカー。オークル。ochre; ocher
おう‐とう【応答】(名・サ変自)
質問・話しかけなどに答えること。受け答え。reply〈比較〉応酬。〈用例〉質疑〜。
おう‐とう【桜桃】
バラ科の落葉高木。果樹として冷涼地に栽培。5月に開花し、6〜7月に収穫。果実は核果。生食・砂糖づけ・製菓・カクテル用。栽培品種が多い。西アジア・南ヨーロッパ原産。さくらんぼう。チェリー。セイヨウミザクラ。cherry
おう‐とう【王とう】
(?-?)中国、8世紀の唐の書誌学者。医学研究家としても著名。宮廷図書館の文献を抄出して、752年に、医学全書『外台秘要方(げだいひようほう)』を完成した。
おう‐どう【王道】
①帝王が行うべき政道。
②中国の政治思想で、儒家が想定した徳によって国を治める政治。周公旦(しゅうこうたん)の政治を理想としたもの。〈対義〉覇道(はどう)
③《royal roadの訳》楽な道・方法。近道。〈用例〉学問に〜なし。
おう‐どう【黄銅】
銅に亜鉛を加えた合金。日用品・機械部品などによく用いられるのは、亜鉛30%の7‐3黄銅と、40%の6‐4黄銅。亜鉛20%以下のものを丹銅(たんどう)という。真鍮(しんちゅう)。brass
おう‐どう【横道】(名・形動)
①正しくないこと・さま。よこしま。邪道。wrong
②不正と知りながら行うこと・さま。misdeed
おうとう‐き【桜桃忌】
《桜桃は太宰治(だざいおさむ)の好物で、作品の題名でもあるところから》太宰治の忌日。6月19日。
おうどう‐こう【黄銅鉱】
銅と鉄の硫化鉱物。銅の重要な鉱石。通常は四面体の結晶。黄色の金属光沢で、条痕(じょうこん)は緑黒色、劈開(へきかい)しない。金や銀を含むこともある。chalcopyrite
おう‐とうしょう【王統照】
(1897-1957)中国の詩人・小説家。「文学研究会」の発起人の一人。長編『黄昏(たそがれ)』『一葉』など。
おうどう‐らくど【王道楽土】
帝王が徳によって政治を行う、住みやすい国のこと。
おうとく【応徳】
平安中期の年号。永保(えいほ)から改元。元年(1084)2月7日〜4年(1087)4月7日。次に、寛治(かんじ)に改元。
おう‐とつ【凹凸】
出っぱっていたりへこんでいたりするもの。でこぼこ。uneven
おうとつ‐レンズ【凹凸レンズ】
一面が出、他面がへこんでいて、中央が厚くなっているレンズ。性質は、凸(とつ)レンズに同じ。concavoconvex lens
おうな【女】
〈古語〉
《「おみな(女)」の転》おんな。
おうな【嫗・媼】
《「おみな(嫗)」の転》老女。〈対義〉おきな。
おう‐なつ【押捺】(名・サ変他)
印判や指紋をおすこと。stamp〈用例〉指紋の〜。
おうにん【応仁】
室町末期の年号。文正(ぶんしょう)から改元。元年(1467)3月5日〜3年(1469)4月28日。次に、文明(ぶんめい)に改元。
おうにん‐の‐らん【応仁の乱】
室町末期の応仁元年〜文明(ぶんめい)9年(1467〜77)、京都を中心に勃発した大乱。将軍家足利(あしかが)氏の相続問題をめぐって、東軍細川勝元(ほそかわかつもと)方と西軍山名宗全(やまなそうぜん)方に分かれて各地で戦闘。以後、幕府は弱体化した。
おう‐ねつ【黄熱】
ネッタイシマカによって媒介されるウイルス性伝染病。西アフリカ、中・南米にみられる。黒吐病。黄熱病。こうねつ。yellow fever
おう‐ねん【往年】
過ぎ去った昔。往時。the years gone by〈用例〉〜の名選手。
おう‐のう【懊悩】(名・サ変自)
なやみ苦しむこと。苦悩。agony
おうのうやちん‐ほうしき【応能家賃方式】
家賃の支払い方式の一つ。低所得者には家賃補助をし、高所得者から高家賃をとる方法。
おう‐ばい【黄梅】
モクセイ科の落葉小低木。高さ約1m。枝は緑色、葉は3小葉からなる複葉(ふくよう)。早春に、黄色の六弁花をつける。観賞用に栽培。中国原産。
おう‐ばく【黄柏】
生薬(しょうやく)の一つ。ミカン科のキハダまたはその他同族植物の樹皮でコルク層を除いたもの。健胃・整腸などに用いる。
おう‐ばく【黄檗】
→黄檗宗」の略。
おうばく‐しゅう【黄檗宗】
日本の禅宗の一つ。承応(じょうおう)3年(1654)来日した明(みん)の黄檗山万福(まんぷく)寺の僧、隠元(いんげん)が臨済禅の一つとして伝えた。明治9年(1876)独立。寛文(かんぶん)元年(1661)建立の宇治の万福寺を大本山とする。中国風で、禅と念仏の結びつきが顕著なのが特色。
おうばく‐ばん【黄檗版】
黄檗宗の僧鉄眼(てつげん)道光が、明(みん)の万暦(ばんれき)版に訓点を加えて翻刻(ほんこく)開板した6956巻の大蔵(だいぞう)経。12年間かかって天和(てんな)元年(1681)に完成。鉄眼版。
おうばく‐りょうり【黄檗料理】
《京都の黄檗山万福(まんぷく)寺創建のさいに伝来したことから》→普茶(ふちゃ)料理の別称。中国から伝わった精進(しょうじん)料理。
おう‐はん【凹版】
印刷の版の一つ。文字・図形の部分が、版面よりもくぼんだ精密な版。グラビアや、紙幣・証券などの印刷に用いる。intaglio〈対義〉凸版。
おう‐はん【黄飯】
クチナシの実を煎(せん)じた黄色の汁でたいたご飯。塩味。大分県では大みそか、静岡県では端午(たんご)の節句にたく。くちなし飯。
おう‐ばん【椀飯】
《「わんばん」の転》
①わんに盛っためし。
②人をもてなすためのごちそう。大宴会。
おうばん‐ぶるまい【椀飯振(る)舞い】
《のちに「大盤」とも書く》
①昔、正月に親類・縁者をまねいて盛大に行った宴会。splendid banquet
②気まえよくごちそうすること。大ぶるまい。give a big feast
おう‐ひ【王妃】
王の妻。きさき。queen
おう‐ひ【奥秘】
→奥義(おうぎ)
②大事な秘密。
おう‐ひつ【王弼】
(226-249)中国、三国時代の魏(ぎ)の儒者。漢代儒者の経学を排し、老荘思想に基づいた『周易注』『老子注』を著した。
おうびょう‐よやく【応病与薬】
《仏教語》仏が相手の能力・素質に応じて法を説くこと。医師が病気に応じて薬を与えることにたとえたもの。
おうびりん‐だいがく【桜美林大学】
私立大学。昭和41年(1966)創立。同25年(1950)創立の桜美林短期大学併設。所在地は東京都町田市常盤(ときわ)町。
おう‐ぶ【王武】
(1632-90)中国、清(しん)初の画家。字(あざな)は勤中、号は忘庵、雪顛(せってん)道人。明(みん)代花鳥画の伝統をつぐ。
おう‐ふう【欧風】
ヨーロッパ風。洋風。European style〈用例〉〜建築。
おう‐ふうし【王夫之】
(1619-92)中国、明(みん)末清(しん)初の学者。通称は船山。清朝に仕えず、郷里湖南で著述に専念。経・史・文の著述のうち、『周易外伝』『黄書』は清末の排満革命思想に影響を与える。
おう‐ふく【往復】
[一](名・サ変自)行ってもどること。coming and going〈対義〉片道。
[二](名)
①手紙のやりとり。correspondence
②《「往復切符」の略》行きとかえりの切符。round-trip ticket(米); return ticket(英)
おうふく‐きかん【往復機関】
蒸気・ガスなどの圧力によりシリンダー内のピストンを往復運動させ、それを動力源とした原動機。蒸気機関・内燃機関など。reciprocating engine
おうふく‐はがき【往復葉書】
往信用と返信用が1つにつながっている郵便葉書。
おうふく‐ポンプ【往復ポンプ】
シリンダー内をピストンが往復して、吸い込みと吐き出しを繰り返しながら液体を圧送するポンプ。reciprocating pump
おう‐ぶん【応分】(名・形動)
身分・能力にふさわしいこと・さま。proper〈対義〉過分。〈用例〉〜の寄付。
おう‐ぶん【欧文】
①ヨーロッパ各国の文字・文章。European writing
→ローマ字。roman letters〈用例〉〜タイプライター。
おうぶん‐ちょう【欧文調】
欧文の直訳に似た文体。欧文脈。
おう‐へい【横柄・押柄】(形動)
いばりかえったさま。尊大。arrogant〈対義〉謙虚。〈用例〉〜に構える。〈派生〉おうへいさ(名)
横柄を捌く(おうへいをさばく)
おごり高ぶった振る舞いをする。
おう‐べい【欧米】
ヨーロッパとアメリカ。Europe and America
おう‐へび【王蛇】
全長5mに達する無毒ヘビ、→ボアの異名。おうじゃ。boa
おう‐へん【応変】
とつぜん起こった事に応じて、適切な処理をすること。〈用例〉臨機〜。
おう‐へん【黄変】(名・サ変自)
黄色にかわること。turn yellow
おうへん‐まい【黄変米】
かびで黄変した米。有毒。