おき【沖】
海・湖の岸から遠くはなれた所。offing; offshore〈対義〉浜(はま)・岸。
沖にも付かず磯にも離る(おきにもつかずいそにもはなる)
頼るところが、何もないことのたとえ。
沖を越える(おきをこえる)
《「海辺」の「辺」を古く「へた」ともいったので、海辺の反対語の「沖」を上手(じょうず)とみて》技芸などが、ずばぬけてすぐれている。
沖を深めて(おきをふかめて)
心の底から。
おき【熾・燠】
①赤くおこった炭火。おきび。live charcoals
②まきなどの炎がおさまって、炭火のようになったもの。
おき【隠岐】
→おきのくに(隠岐国)
おき【置き】(接尾)
《時間・距離・数量などを表す語に付けて》それだけの間隔を規則的にあける意を表す。every; every other〈用例〉3日〜。1行(いちぎょう)〜。
置きにする(おきにする)
やめにする。よす。
おぎ【荻】
イネ科の大形多年草。湿地に群生。高さ約2m。ススキに似るがより豪壮。葉は扁平(へんぺい)な線形。秋に、銀白色・穂状の花序をつける。カゼモチグサ。ネザメグサ。
お‐ぎ【男木・雄木】
〈対義〉女木(めぎ)
①雄花だけで雌花がない木。
②木材を組み合わせるさいに、突出する部分があるほう。また、上になるほうの材。
おぎ【小木】
〈町〉新潟県佐渡(さど)島南部の町。佐渡金山の積み出し港として繁栄。直江津(なおえつ)との間にフェリーがある。たらい舟が名物。人口4270(1994)。
おぎ【小城】
〈町〉佐賀県中部の町。旧城下町。ミカンの栽培がさかん。名物は小城ようかん。人口1万6972(1994)。
おぎ【荻】
〈町〉大分県南西部の高原地帯にある町。稲作・高冷地野菜栽培・畜産がさかん。人口4036(1994)。
おき‐あい【沖合】
沖のほう。offshore
おきあい‐ぎょぎょう【沖合漁業】
沿岸や近海でする、その日のうちに帰港できるような出漁。巻き網・底引き網などを使って漁をする。
おきあいそこびきあみ‐ぎょぎょう【沖合底引き網漁業】
15トン以上の動力船で底引き網を使用する漁業。1そう引きと2そう引きがある。offshore trawl fishery〈参照〉機船底引き網漁業。
おき‐あがり【沖上がり】
《獲物が満載で船が浜までこられず、沖合で一部を荷揚げすることから》大漁(たいりょう)。また、大漁祝い。
おきあがり‐こぼし【起(き)上がり小法師・翁】
倒してもすぐに起きあがる張り子製の人形。小法師(子ども)人形の底におもりが付けてある。
おき‐あが・る【起(き)上がる】(五自)
横になっていたものが、すわり、また、立つ。get up〈対義〉横たわる。
おき‐あじ【沖鰺】
体が長卵形で著しく扁平(へんぺい)なアジ科の海水魚。全長約30cmで暗褐色。美味。本州中部以南の暖海に分布。
おき‐あみ【沖蝦】
オキアミ目の甲殻類の総称。大形プランクトンの一群。体は透明で、体長2.5cm以下。海生でほとんどが外洋に生息。ヒゲクジラ類の餌(えさ)として重要。世界各地の海洋に分布。krill
おき‐あみ【置(き)網】
網を水中に張って置き、上流から下ってくる魚をとること。また、その網。
置き網を言う(おきあみをいう)
網もまだ下ろさないうちから、すでに漁獲があったように言う。先走りすることのたとえ。捕らぬ狸の皮算用。
おき‐いし【置(き)石】
①庭などに置く石。garden stone
②のき下の敷き石。
③置き碁で、弱いほうが前もって星の上に置く黒石。
おきうと
=おきうど・おきゅうと。
①エゴノリを煮溶かし、ところてん風に固めたり、干して寒天風にしたりした食品。細く切って、薬味としょうゆや二杯酢で食べる。福岡市の郷土料理。
→エゴノリの異名。
おぎえ‐ぶし【荻江節】
日本音楽の種目名。明和(めいわ)年間(1764〜72)に初世荻江露友(ろゆう)が長唄(ながうた)から独立させた三味線音楽の一種。現在、古曲とも呼ばれている。
おぎえ‐ろゆう【荻江露友】
荻江節の家元名。唄(うた)方。現在5世まで。初世(?-1787)は長唄(ながうた)の唄方であったが、明和(めいわ)5年(1768)引退、荻江節をおこした。
おき‐かえ【置(き)換え・置(き)替え】
①置き換えること。
②精神分析用語。防衛機制の一種。自我にとって都合の悪い感情や欲求を、超自我などによってもったとき、感情を向ける相手や、欲求を満たす方法を別のものにかえること。replacement
おき‐か・える【置(き)換える・置(き)替える】(下一他)
①置き場所を取りかえる。rearrange
②他のものと入れかえる。replace
おき‐がけ【起きがけ】
→おきぬけ(起き抜け)
おき‐がさ【置(き)傘】
突然の降雨にそなえて、勤め先などに用意しておく傘。
おきくさん【お菊さん】
《原題Madame Chrysanthème(フランス)》ロチの小説。1887年刊。長崎での日本女性との同棲(どうせい)生活を描く。
おき‐ぐすり【置(き)薬】
使った分の代金をあとから集金する約束で行商人が置いていく家庭薬。富山の薬売りのものが有名。
おきく‐むし【阿菊虫】
ジャコウアゲハのさなぎの俗称。黄橙(こうとう)色で突起が多い形で、『番町皿屋敷(ばんちょうさらやしき)』のお菊が後ろ手にしばりあげられた姿に似ているのに由来。
オキクルミ
(Okikurmiアイヌ)北海道日高地方のアイヌの伝承で、人間に生活の知恵を与えた文化英雄とされる神。半人半神という存在として語られ、「アイヌラックル」や「アエオイナカムイ」という同種の神と同一視されることも多い。一方、和人(わじん)によって源義経(みなもとのよしつね)と同一視され、北海道各地に義経ゆかりの伝説をもつ土地が存在する背景となっている。
おき‐ご【置(き)碁】
弱いほうが星の上に2目以上の黒石をおいてから始める碁。
おき‐ごたつ【置(き)燵・置(き)燵】
やぐらの中に炉を入れた持ち運びのできるこたつ。敷き炬燵。〈比較〉掘り炬燵。
おき‐ごんどう【沖巨頭】
ゴンドウクジラの一種。全長4m内外。黒色。世界各地の海域に分布し、ときに集団で浅瀬に乗りあげる。
おき‐ざり【置(き)去り】
→おいてけぼり(置いてけぼり)
オキザリス【Oxalis(ラテン)
観賞用のカタバミ科カタバミ属の総称。ハナカタバミ・フヨウカタバミ・ゴヨウカタバミなど多くの品種がある。南アフリカ・中南米に分布。
おき‐じ【置(き)字】
①漢文で、訓読しない助字。「矣(い)・焉(えん)」など。
②手紙文で、副詞・接続詞などに用いる漢字。「抑(そもそも)・又」など。
オキシゲナーゼ【oxygenase】
基質に、酸素原子を直接添加する反応を触媒する酵素。芳香族化合物の代謝に関係する。酸素添加酵素。
オキシダーゼ【oxidase】
基質の水素原子または電子を、酸素に移す反応を触媒する酵素の総称。酸化酵素。
オキシダント【oxidant】
大気中の光化学反応によって生成する酸化性物質。オゾン・アルデヒドなど大気汚染物質の一種で、その濃度は光化学スモッグの指標として用いられる。
オキシダント‐ぐも【オキシダント雲】
空気中に滞留している酸化力の強い物質(オキシダント)のかたまり。oxidant cloud
オキシダント‐こうがい【オキシダント公害】
オキシダントにより咽頭(いんとう)痛、流涙、呼吸困難、四肢のしびれ、めまい、意識障害などをもたらす公害。夏の日照りの強い無風時におきやすい。
おき‐じつけ【置(き)仕付け】
洋裁の仕付けの一種。作業台の上に布を広げ、置いたままで仕付けをかける方法。
オキシテトラサイクリン【oxytetracycline】
抗生物質→テラマイシンの正式名称。
オキシデンタルペトロリアム【Occidental Petroleum Corp.】
アメリカの石油会社。1920年設立。本社はロサンゼルス。
オキシド【oxide】
①酸素と他の元素との化合物。酸化物。
②鎖状構造をしている有機化合物中の2つの炭素原子を、酸素原子で環状に結びつけたエーテル化合物。
オキシドール【Oxydol(ドイツ)
過酸化水素水の日本薬局方名。過酸化水素を2.5〜3.5%含む。酸化力があり、消毒・漂白などに使用。オキシフル。hydrogen peroxide solution
オキシトシン【oxytocin】
脳下垂体後葉から分泌されるホルモンの一つ。おもに子宮を収縮させる働きをする。子宮収縮ホルモン。
オキシドレダクターゼ【oxidoreductase】
生体内の酸化還元反応を触媒する酵素。オキシダーゼ・デヒドロゲナーゼなど。酸化還元酵素。
オキシフル【Oxyfull】
《商標名》→オキシドール
オキシメーター【oximeter】
ヘモグロビンの酸素飽和度を、採血せず測定する光電装置。この測定で、肺でのガス交換の状態がわかる。
おき‐しょとう【隠岐諸島】
島根県、島根半島北方の日本海にある島群。島前(どうぜん)3島、島後(どうご)1島と約180の属島からなり、流人(るにん)の島として知られた。水産業が主。隠岐島。
オキシン【oxine】
化学式C9H6N (OH) 種々の金属イオンと不溶性のキレート化合物をつくるので、定量分析に利用。8‐ヒドロキシキノリン。
おき‐すき【沖鋤】
→うおすき(魚鋤)
おぎす‐たかのり【須高徳】
(1901-86)洋画家。愛知県生まれ。東京美術学校卒。パリに定住し、詩情豊かなパリ風景を描く。昭和61年(1986)文化勲章受章。作品『ポスターのはられた家』など。
オキソ‐さん【オキソ酸】
→さんそさん(酸素酸)
オキソニウム‐イオン【oxonium ion】
化学式H3O+ 水分子に水素イオンが結合したイオン。多くの酸の溶液中に存在する。ヒドロニウムイオン。
おきた‐そうじ【沖田総司】
(1844-68)幕末の新撰(しんせん)組隊士。江戸詰白河(しらかわ)藩士の子。天然理心流の剣客。新撰組一番隊組長として池田屋事件などで活躍したが、肺患のため死去。
おきち【お吉】
→とうじんおきち(唐人お吉)
おきつ【興津】
静岡県清水(しみず)市東部の地区。旧宿場町。富士を望む景勝地。ミカン栽培がさかん。
おき・つ【掟つ】(下二他)
〈古語〉
①とりきめる。思い定める。〈用例〉世のはかなくうきを知らすべく、仏などの〜・てたまへる身なるべし(源氏・幻)。
②指図する。命令する。〈用例〉人を〜・てて(徒然・109)。
③取りはからう。処理する。〈用例〉ゆるるかにこそ〜・て給ふなれ(源氏・常夏)。
おき‐つ【沖つ】(連語)
《「つ」は「の」の意の格助詞》沖にある。沖の。
おき‐つち【置(き)土】
①地面やものの上に、他から土を持ってきてのせること。
②土質の悪い耕作地に、よい土を持ってきて入れること。その土。客土。
おき‐つ‐とり【沖つ鳥】
[枕ことば]《沖にいる鳥、の意から》「鴨(かも)・あぢ」などにかかる。〈用例〉〜鴨著(ど)く島に我が率寝(ゐね)し(古事記・上)。
おき‐つ‐なみ【沖つ波】
[枕ことば]《波がうねるさまから》「頻(し)く・競(きほ)ふ・撓(とを)む・荒れ」などにかかる。〈用例〉〜撓む眉引(まよび)き大舟のゆくらゆくらに(万葉・19・4220)。
おきつ‐のり【興津苔】
紅藻類オキツノリ科の海藻。分枝した体は平たく、高さ5〜8cm。刺身のつまなどとして食用。キクノリ。
おきっ‐ぱなし【置きっ放し】
置いたままほうっておくこと。また、その状態。放置。leave...as it is〈用例〉〜にする。
おきつも‐の【沖つ藻の】
[枕ことば]《藻が波になびくことから、また隠れて見えないことから》「なびく・名張(なばり)」にかかる。〈用例〉〜靡(なび)きし妹(いも)は黄葉(もみちば)の過ぎて去(い)にきと玉梓(たまづさ)の使の言へば(万葉・2・207)。
おき‐づり【沖釣(り)】
沖に出てする釣り。offshore fishing〈比較〉おか釣り・いそ釣り。
おきて【掟】
①守らなければならない決まり。rule
②規則。法令。〈用例〉〜を破る。
おきて‐がき【掟書】
幕府・寺社・武家などで法令・規則などを記した文書。14世紀以降使用。置目(おきめ)
おき‐てがみ【置(き)手紙】
用件を書いて残しておくこと・手紙。letter; message left behind
おきでんきこうぎょう【沖電気工業(株)】
電気機器。情報処理・通信機器メーカー。昭和24年(1949)設立。本社は東京都港区虎ノ門(とらのもん)
おきでんせん【沖電線(株)】
非鉄金属。通信ケーブルなどを製造。昭和11年(1936)設立。本社は神奈川県川崎市中原区下小田中。
おぎどう‐かいづか【荻堂貝塚】
沖縄県中頭(なかがみ)郡北中城(きたなかぐすく)村荻堂にある沖縄先史時代の貝塚。縄文後期に相当する荻堂式土器が多数出土。
おき‐どけい【置(き)時計】
机・棚などに載せておく時計。table clock
おき‐どこ【置(き)床】
壁面を床の間のように使うために、持ち運びする台。花瓶などをのせる。
おき‐どころ【置(き)所】
①物の置くべき所。置き場所。〈用例〉〜を考える。
②置いた場所。〈用例〉〜を忘れる。
③安住の地。〈用例〉身の〜がない。
おきな【翁】
[一]
①年老いた男。〈対義〉嫗(おうな)
②能面の一つ。男の老人に用いる。翁面。
③謡曲『高砂(たかさご)』の前シテ、老翁の役名。
[二]
①謡曲の曲名。能楽の最初に演じられる儀式曲。『翁猿楽』『式三番(しきさんば)』ともいう。祝賀・正月など改まったときにのみ演じられる。
②三味線(しゃみせん)音楽の曲名。能の『翁』により、地歌(じうた)・河東節などにある。
*おぎな・う【補う】(五他)
①不足・不備をうめる。つけ加える。make up〈用例〉赤字を〜。
②損害・罪に対しつぐないをする。うめあわせる。make up〈用例〉失敗を〜・って余りがある。
おきなえびす‐がい【戎貝】
海産のマキガイ。古生代から中生代に栄えたオキナエビスガイ科の現存種。殻高、殻径約11cm。円錐(えんすい)形で、黄橙(こうとう)色の地に朱色の火炎状模様がある。水深50〜200mの岩礁にすむ。相模(さがみ)湾から銚子(ちょうし)沖に分布。チョウジャガイ。
おき‐なお・る【起き直る】(五自)
横にしていたからだを起こして、すわる。sit up
おき‐なかし【沖仲仕】
船の荷の積みおろしなどに従事する港湾労働者。longshoreman(米); docker(英)
おきなか‐しげお【冲中重雄】
(1902-92)医学者。石川県生まれ。東大卒。東大教授。戦後日本の内科学・神経学の指導的地位を保つ。脳血管障害の臨床病理学的研究などが著名。昭和45年(1970)文化勲章受章。
おきながたらしひめ‐の‐みこと【足姫尊・息長帯比命】
→神功(じんぐう)皇后の名。
おきな‐き【翁忌】
松尾芭蕉(まつおばしょう)の忌日。陰暦10月12日。芭蕉忌。桃青(とうせい)忌。時雨(しぐれ)忌。
おきな‐ぐさ【翁草】
キンポウゲ科の多年草。山野の陽地にはえる。高さ10〜30cm。根出葉は2回羽状複葉。4〜5月に、内側が暗紫色の花が咲く。ゼガイソウ。
おきなわ【沖縄】
〈県〉南西諸島南半を占める県。県庁所在地は那覇(なは)市。沖縄諸島と先島(さきしま)諸島に大別され、ともに亜熱帯気候。産業は観光が主で、農業はサトウキビとパイナップル栽培がさかん。第2次大戦後アメリカの管理下にあり、昭和47年(1972)返還されたが、まだ多くの軍事基地がおかれている。面積2254km2、人口126万6898(1994)。
おきなわ【沖縄】
〈市〉沖縄島中部にある市。昭和49年(1974)、旧コザ市が美里(みさと)村と合併して成立。アメリカ軍の基地を中心に発展。人口11万3197(1994)。
おきなわかいがん‐こくていこうえん【沖縄海岸国定公園】
沖縄島の西海岸を中心とする国定公園。中部の残波(ざんぱ)岬から最北端の辺戸(へど)岬までの海岸と慶良間(けらま)諸島の海域、与那覇(よなは)岳などの山岳を含む。昭和47年(1972)指定。
おきなわかいはつ‐ちょう【沖縄開発庁】
沖縄の経済・社会開発事業推進のため、昭和47年(1972)日本への返還を機に発足した中央行政期間。平成13年(2001)の省庁再編で内閣府に統合された。
おきなわぎんこう【(株)沖縄銀行】
金融業。地方銀行。昭和31年(1956)設立。本店は沖縄県那覇(なは)市久茂地(くもじ)
おきなわけんりつ‐げいじゅつだいがく【沖縄県立芸術大学】
公立大学。昭和60年(1985)創立。所在地は沖縄県那覇(なは)市首里当蔵(しゅりとうのくら)町。
おきなわ‐こくさいだいがく【沖縄国際大学】
私立大学。昭和47年(1972)創立。所在地は沖縄県宜野湾市宜野湾。
おきなわ‐じどうしゃどう【沖縄自動車道】
沖縄島北部の名護(なご)市から、島の中部を通り那覇(なは)市首里(しゅり)までを結ぶ有料道路。長さ57.3km。昭和62年(1987)開通。
おきなわ‐じま【沖縄島】
沖縄県、沖縄諸島の主島。面積1185km2。県最大の島。サトウキビ栽培などの農業とアメリカ軍基地依存の商工業が主。沖縄本島。本島。
おきなわ‐しょとう【沖縄諸島】
沖縄県北部、沖縄島と周辺の島群。農業はサトウキビ栽培が中心。
おきなわ‐せん【沖縄戦】
太平洋戦争最後の大規模な戦闘。昭和20年(1945)4月から6月、日本軍沖縄守備部隊と米軍上陸部隊の間で激戦を展開。日本軍将兵・島民義勇兵あわせて約11万人、ひめゆり部隊をはじめ婦女子・一般市民ら約10万人が犠牲となった。
おきなわせんせき‐こくていこうえん【沖縄戦跡国定公園】
沖縄島南端にある国定公園。摩文仁(まぶに)の丘やひめゆりの塔など、第2次大戦の戦跡と海岸の自然景観が中心。昭和47年(1972)指定。
おきなわ‐だいがく【沖縄大学】
私立大学。昭和36年(1961)創立、同49年(1974)より現制。所在地は沖縄県那覇(なは)市国場(こくば)
おきなわふっき‐きねんび【沖縄復帰記念日】
第2次大戦後、アメリカの管理下にあった沖縄の本土復帰を記念する日。5月15日。昭和47年(1972)のこの日、施政権が返還され、県民95万人の沖縄県が発足した。
おきなわ‐ぶよう【沖縄舞踊】
沖縄県に伝承されている舞踊。琉球(りゅうきゅう)舞踊。三味線(三線(さんしん))・箏(そう)・胡弓(こきゅう)・笛・太鼓などの伴奏で演じられる。舞台での舞踊と、野外での各種の民俗舞踊がある。
おきなわへんかん‐きょうてい【沖縄返還協定】
対日講和条約発効後も、アメリカが沖縄に対してもっていた施政権を、日本へ返還するという日米間の協定。昭和46年(1971)調印。agreement on the return of Okinawa
おきなわ‐ほうげん【沖縄方言】
沖縄本島を中心に奄美(あまみ)諸島、宮古(みやこ)・八重山(やえやま)諸島で用いる諸方言の総称。古代日本語から分派したもので、本土方言とともに日本語2大方言の一つをなす。琉球(りゅうきゅう)方言。南島方言。
おきなわ‐ほんとう【沖縄本島】
→沖縄島の別称。
おきなわ‐みんよう【沖縄民謡】
沖縄県に伝承されている民謡。独特の音階・リズムをもち、三線(さんしん)伴奏・無伴奏がある。
おきなわ‐りょうり【沖縄料理】
沖縄地方の伝統的な料理。中国料理の影響を強く受け、豚肉・油脂を使う濃厚な味の料理が特徴。魚もすり身にしてかまぼこなどに加工されることが多い。
お‐きにいり【御気に入り】
心にかなうこと・物・人。favorite; pet〈用例〉〜の帽子。
おき‐ぬけ【起(き)抜け】
起きたばかり。起きてすぐ。起きがけ。as soon as getting up
おぎの‐アンナ【荻野アンナ】
(1956-)小説家。本名は安奈。神奈川県生まれ。慶大大学院卒。平成4年(1992)『背負い水』で第105回芥川(あくたがわ)賞受賞。
おきのえらぶ‐じま【沖良部島】
鹿児島県奄美(あまみ)諸島の島。面積94.5km2。隆起珊瑚礁(さんごしょう)からなる。鍾乳洞(しょうにゅうどう)が多い。産物はサトウキビ・ユリ。おきえらぶじま。
おぎの‐がくせつ【荻野学説】
荻野久作(きゅうさく)が大正13年(1924)に発表した、人間の排卵期に関する学説。排卵は、月経周期とは無関係に次回月経前12〜16日の間に起こること、したがって受胎期は次回月経前12〜19日の間であることを証明した。避妊に利用されている。
おぎの‐ぎんこ【荻野吟子】
(1851-1913)女医。武蔵(むさし)の人。私立医学校好寿院卒。明治18年(1885)日本最初の女性医籍登録者となる。婦人運動にも関与し婦人の地位向上にも貢献。
おき‐の‐くに【隠岐国】
旧国名。現在の島根県隠岐諸島。山陰道の一国。「延喜式」では下国、4郡。国府・国分寺はともに隠岐郡西郷(さいごう)町にあった。明治元年(1868)鳥取藩所管から同2年(1869)隠岐県となる。のち大森(おおもり)県に併合され、同4年(1871)浜田(はまだ)県を経て、同9年(1876)島根県に編入。隠州(いんしゅう)。隠岐。
おき‐の‐しま【沖ノ島】
高知県宿毛(すくも)市の島。面積10.5km2。平地に乏しく南岸は断崖(だんがい)。アコウ・ビロウなどの亜熱帯植物がある。
おき‐の‐しま【沖ノ島】
福岡県北端、大島村に属する玄界灘(げんかいなだ)の孤島。面積0.7km2。地質は玄武岩。全島が宗像(むなかた)神社の神体をなす。
おき‐の‐しま【沖島】
滋賀県、近江八幡(おうみはちまん)市に属する琵琶(びわ)湖最大の島。面積1.5km2、全島石英斑岩(せきえいはんがん)。南西部に漁業集落。
おき‐の‐しま【隠岐島】
→おきしょとう(隠岐諸島)
おきのしま‐いせき【沖ノ島遺跡】
福岡県宗像(むなかた)郡の沖ノ島にある、古墳時代から奈良・平安時代を中心とする祭祀(さいし)遺跡。朝鮮半島・中国・ペルシアからの舶載品を含む出土品は10万点余に及び、「海の正倉院」とも称される。
お‐きのどく【御気の毒】(名・形動)
①かわいそうで同情したくなること・さま。sorry〈用例〉お子さんを亡くされて〜だ。
②人にめんどうをかけたり、求めに応じられなくて済まないという気持ちでいう語。sorry〈用例〉〜ですが売り切れました。
③相手の期待のはずれたことを皮肉っていう語。I'm sorry.〈用例〉〜さま。
おき‐の‐とりしま【沖ノ鳥島】
東京都、小笠原(おがさわら)諸島の島。日本の最南端にある低平な珊瑚礁(さんごしょう)(環礁)で、重要な気象観測地。
おき‐ば【置(き)場】
置く所。置くのに適した場所。置き所。place〈用例〉身の〜がない。
おき‐ばな【置(き)花】
いけばなの一形式。床の間などに置かれた花器に花を生けるもの。〈対義〉掛け花・釣り花。
おき‐び【熾火・燠火】
→おき(熾)
おき‐びき【置(き)引き】(名・サ変他)
人が置いた荷物を、所有主のふりをしてぬすみ去ること。
おき‐ふし【起き伏し・起き臥し】
[一](名・サ変自)
①起きることと寝ること。get up and go to bed
②毎日のくらし。日常生活。daily life
[二](副)いつも。寝てもさめても。daily
おき‐ぶみ【置(き)文】
鎌倉(かまくら)・室町時代の古文書。寺院や武家が、代々にわたって守るべき訓戒や、財産譲与について書き残したもの。