おと【弟・乙】
[一](名)
①おとうと。また、妹。〈対義〉兄(え)
②末子。
[二](接頭)
①次・幼い・末などの意を表す。〈用例〉〜子。
②かわいい、美しいなどの意を表す。〈用例〉〜姫。
弟は血の緒(おとはちのお)
末の子が、もっともかわいいことにいう。
*おと【音】
①空気などの媒質の振動によって生じる波。また、それが伝わって、聴覚に生じる感覚。高さ・強さ・音色の3要素をもつ。一般に、人の声や動物の鳴き声以外をいう。音波。sound〈用例〉〜をたてる。〜がする。
②音声。voice
③評判。うわさ。rumor〈用例〉〜に名高い。
④{古語}たより。訪れ。〈用例〉年越ゆるまで〜もせず(竹取)。
音に聞く(おとにきく)
①人づてに聞く。
②名高い。
オドアケル【Odoacer】
(434ごろ-493)西ローマ帝国の、ゲルマン人傭兵(ようへい)隊長。476年西ローマ帝国を倒し、イタリアを支配したが、東ゴート王テオドリックに敗れ、暗殺された。
おと‐あわせ【音合(わ)せ】
①演奏前に楽器や声の調子を一定のキーに合わせること。チューニング。tuning
②放送や演劇で、本番前に機器や音楽をテストし調整すること。tuning
おといねっぷ【音威子府】
〈村〉北海道北部、天塩(てしお)川沿いの村。山林が多く、木工品が特産。水田の北限。人口1355(1994)。
オトゥール【Peter O'Toole】
(1932-)イギリスの映画俳優。主演作『アラビアのロレンス』『チップス先生さようなら』など。
おとうかし【猾】
『日本書紀』にみえる、大和国(やまとのくに)宇陀(うだ)郡の豪族。神武(じんむ)天皇を暗殺しようとした兄の兄猾(えうかし)を密告し、その功により猛田邑(たけだのむら)を賜ったと言う。
お‐とう‐さま【お父様・御父様】
「おとうさん」をさらに丁寧にいった語。〈対義〉お母様。
*お‐とう‐さん【お父さん・御父さん】
父の敬称。father〈対義〉おかあさん。〈参考〉子が父(ちち)を呼ぶときに用いる。また、他人の父を敬っていうときに用いることもある。さらに、自分の夫をさして子どもを持つ妻が用いることもある。
*おと‐うと【弟】
《「おとひと(弟人)」の転》〈対義〉兄。
①同じ親から生まれた、年下の男子。younger brother
②妻・夫の弟。妹の夫。義弟。brother-in-law
おとうと‐でし【弟弟子】
あとから同じ師についた、男のなかま。〈対義〉兄弟子。
おとうと‐ぶん【弟分】
弟と同じ扱いを受ける者。
オドーエフスキー【Aleksandr Ivanovich Odoyevsky】
(1802-39)ロシアの詩人。プーシキンへの返詩『プーシキンへの答え』が有名。
オドーエフスキー【Vladimir Fëdorovich Odoyevsky】
(1803-69)ロシアの小説家・音楽評論家。作品『生きている死人』『ロシア夜話』『公爵令嬢ジジー』など。
お‐とおし【御通し】
《注文の品を帳場に通したしるしに出す意から》いちばん先に出される簡単な料理。通し肴(ざかな)。つき出し。先付け。小付け。
おど‐おど(副・サ変自)
緊張・おびえなどで、心が落ち着かないさま。おずおず。こわごわ。びくびく。timidly〈用例〉〜した目つき。
おとがい【頤】
→下あご
頤が落ちる(おとがいがおちる)
①味がたいへんよい。ほっぺたがおちる。
②寒さにふるえる。
③口数が多い。
頤で蠅を追う(おとがいではえをおう)
《手でハエを追い払う体力・気力もなく、あごで追うの意から》体力の衰え果てたさま、疲れ切ったさまにいう。
頤で人を使う(おとがいでひとをつかう)
→顎(あご)で使う」と同意。
頤の雫、口に入らぬ(おとがいのしずく、くちにはいらぬ)
《あごについたしずくは、口に入らないことから》すぐそばにあるが、意のままにならないことのたとえ。
頤の離れる程(おとがいのはなれるほど)
食べ物の味の非常によいたとえ。頤が落ちる。
頤を利く(おとがいをきく)
よくしゃべることを、ののしっていう語。頤を叩(たた)く。〈用例〉がたがたと〜な。
頤を叩く(おとがいをたたく)
→頤を利く」と同意。
頤を解く(おとがいをとく)
大口をあけて笑う。大笑いする。頤を放つ。
頤を放つ(おとがいをはなつ)
→頤を解く」と同意。
頤を開く(おとがいをひらく)
口を利く。よくしゃべる。
頤を養う(おとがいをやしなう)
くらしを立てる。生活を営む。
おどか・す【脅かす・威かす・嚇かす】(五他)
①相手をことばや動作でこわがらせる。おそれさせる。threaten〈用例〉ナイフを突き付けて〜。
②びっくりさせる。驚かす。frighten〈用例〉いきなり大声を出して〜。
お‐とき【斎】
仏事のときに出す食事。
お‐とぎ【伽】
→とぎ」の丁寧語。
御伽に出される(おとぎにだされる)
貴人の寝室での相手に出される。
おとぎ‐しゅう【伽衆】
戦国から江戸時代、大名の側近くに仕え話し相手をした職。
おとぎ‐ぞうし【伽草子】
室町時代から江戸初期にかけて作られた通俗短編小説の総称。江戸初期に大坂で出版された『文正(ぶんしょう)草子』『鉢かづき』以下23編。『御伽文庫』ともよばれた。のちに、類似の作品で、室町時代以降に作られたものも含めた。
おとぎ‐の‐くに【伽の国】
おとぎ話に出てくる美しい国。夢や理想によって描かれた空想の世界。fairyland
おとぎ‐ばなし【噺・伽話】
①中世以降、近世にかけて、御伽衆が大名の話し相手として語った昔話・合戦談・笑話など。
②明治以降の、空想や伝説をもとにした子ども向きの話。
③現実から離れた夢のような話。fairy tale
おとぎ‐ぼうこ【這子】
幼児の這(は)う姿に似せた子どもの魔よけ人形。白絹の縫いぐるみで、黒糸の髪をつけ左右に分けて垂らす。〈参照〉天児(あまがつ)。這子。
おとぎぼうこ【婢子】
浅井了意(りょうい)作の仮名草子。13巻。寛文(かんぶん)6年(1666)刊。中国小説『剪灯(せんとう)新話』などの翻案が多い怪異小説集。
おとぎり‐そう【弟切草】
オトギリソウ科の多年草。山中の草原にはえる。高さ約40cm。葉は対生。夏から秋に、径約2cmの黄色の五弁花をつける。茎や葉の乾燥したものを止血薬などに用いる。
お‐とくい【御得意】
①「→得意」の丁寧語。one's forte〈用例〉〜の芸。
②ひいきにしてくれる客。good customer〈用例〉〜先。
おとくに【州】
おどけ【戯け・謔】
①ふざけ。ふざける動作。joke
②しゃれ。じょうだん。joke
おど・ける【戯ける】(下一自)
こっけいなことをしてみせる。ふざける。make a fool of
*おと‐こ【男】
〈対義〉女。
①人間の性のうち、女性を妊娠させる器官をもつほう。一般に、力が強く大きい。男性。男子。man〈用例〉生まれたのは〜か女か。
②一人前の男。大人の男。man〈用例〉〜らしい働き。
③男としての一般的な特性を十分に備えている男。男らしい男。man〈用例〉〜一匹。
④男としての体面。〈用例〉〜が立つ。
→情夫。lover
→下男。manservant〈用例〉〜衆。
男が廃る(おとこがすたる)
男としての面目が立たなくなる。lose one's honor
男が出来る(おとこができる)
女に愛人ができる。情夫をもつ。
男にする(おとこにする)
①一人前の男性にする。make a man of
②男の面目が保たれるようにする。男としての顔を立てる。satisfy one's honor
男に成る(おとこになる)
元服して、一人前の男になる。また、男が、社会に出て立派な働きをするようになる。
男の心と大仏の柱(おとこのこころとだいぶつのはしら)
男は大仏の柱と同じように、太く大胆であれということ。
男の中の男(おとこのなかのおとこ)
男らしい気性の男。男気に富んだ男。a man among men
男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ(おとこのめにはいとをひけ、おんなのめにはすずをはれ)
男の目は細くきりりとしたのがよく、女の目はぱっちりと大きいのがよい。
男は気で持て(おとこはきでもて)
男は意気で、世の中を渡れ。
男は閾を跨げば七人の敵が有る(おとこはしきいをまたげばしちにんのてきがある)
男は、社会に出ればたくさんの敵がいて、厳しい。
男は辞儀に余れ(おとこはじぎにあまれ)
男は謙虚すぎるくらいでよい。
男は度胸、女は愛敬(おとこはどきょう、おんなはあいきょう)
男には、物事に動じない心が必要であり、女は、にこやかさが大切である。Courage for men, grace for women.
男は裸百貫(おとこははだかひゃっかん)
男は裸でも百貫文の値打がある。男は働くことによって、富を作ることができる。
男は松、女子は藤(おとこはまつ、おなごはふじ)
マツにフジがからまるように、男が女から頼りにされることのたとえ。
男を上げる(おとこをあげる)
立派な行いをして、男としての評判を高める。rise in public estimation
男を売る(おとこをうる)
男気がある人物だ、という評判を広める。rise in public estimation
男を拵える(おとこをこしらえる)
女が愛人や情夫を持つ。男をつくる。
男を下げる(おとこをさげる)
男としてすべきでないことをして、男の価値を下げてしまう。fall in public estimation
男を知る(おとこをしる)
女が、はじめて男と肉体関係を結ぶ。
男を作る(おとこをつくる)
①情夫をもつ。男を拵(こしら)える。男が出来る。
②男が、身なりなどを飾りたてる。〈比較〉男を磨く。
男を磨く(おとこをみがく)
①男ぶりをよくする。build up one's character
②男伊達(おとこだて)の修業をする。
おと‐ご【乙子・弟子】
末子。末っ子。おと。
おとこ‐いっぴき【男一匹】
一人前の男であることを強調する語。男ひとり。
おとこえし【男花】
山地にはえるオミナエシ科の多年草。オミナエシに似るが茎や葉に毛が多く、地をはう枝を出す。夏から秋にかけて、白色の花が咲く。若葉は食用。
おとこ‐ぎ【男気】
利益や情実よりも、正しいことや、弱い者に味方して事をする気性。侠気(きょうき)。chivalry
おとこ‐ごころ【男心】
〈対義〉女心。
①男に特有の心情。male instincts〈用例〉〜をみせる。
②男が女を思う気持ち。love
③男の浮気な心。men's frivolity
男心と秋の空(おとこごころとあきのそら)
変わりやすい秋の空にたとえて、男の心の移ろいやすさを、女の側から、多く、嘆いていったもの。〈比較〉女心と秋の空。
おとこ‐ごろし【男殺し】
①男を殺すこと。また殺した人。murder of a man
②男を悩殺するような美女。〈対義〉女殺し。
おとこ‐ざか【男坂】
目的地に向かって2つある坂のうち、けわしいほうの坂。〈対義〉女坂。
おとこ‐ざかり【男盛り】
男として、からだも働きもいちばん強くさかんな年配。in the prime of manhood〈対義〉女盛り。
おとこ‐しゅう【男衆】
①男たち。男。men〈対義〉女衆。
②下男。manservant〈対義〉女衆。
③役者の身のまわりの世話をする召し使いの男。
おとこ‐じょたい【男所帯】
男ばかりの家。male household
おとこ‐ずき【男好き】
〈対義〉女好き。
①男の好みに合うこと。agreeable to men〈用例〉〜のする顔。
②男をたいへん好くこと・女。flirt
おと‐ごぜん【乙御前】
=おとごぜ。
①おたふく・おかめ。
②末の娘。
おとこ‐だて【男達】
①男の意地をとおすこと。
→侠客(きょうかく)
おとこっ‐ぷり【男っ振り】
→おとこぶり(男振り)
おとこ‐で【男手】
〈対義〉女手。
①男の働き手。male help
②〈対義〉女文字。
(ア)男の筆跡。man's handwriting
(イ)漢字。
おとこ‐なき【男泣き】
男がこらえかねて泣くこと。weep in spite of one's manhood〈用例〉感きわまって〜する。
おとこ‐の‐こ【男の子】
〈対義〉女の子。
①男の子ども。boy
②若い男性。青年。young man
おとこ‐ばら【男腹】
男ばかり産む女。〈対義〉女腹。
おとこ‐ぶり【男振り】
=おとこっぷり。
①男らしい態度。manly attitude
②男の器量・顔つき。男前。good-looking〈用例〉〜がいい役者。
おとこ‐まい【男舞】
①白拍子が男装して舞った舞。平安末期から鎌倉(かまくら)時代にかけて流行。白拍子舞。
②能で、直面(ひためん)で舞うテンポの速い舞。
③歌舞伎(かぶき)舞踊の一つ。
おとこ‐まえ【男前】
いい男ぶり。handsome
おとこ‐まさり【男勝り】
男よりも働きのあること・婦人。mannish
おとこ‐みょうり【男冥利】
男に生まれた喜び。
男冥利に尽きる(おとこみょうりにつきる)
男として、これ以上ありがたいことはない。fortunate lot of men
おとこ‐むすび【男結び】
ひもの結び方の一つ。昔から垣根や俵(たわら)を縛るとき用いられ、今でも広く荷造り用に使われている。一端を引いても決してほどけないもっとも堅固(けんご)な結び。俵結び。〈対義〉女結び。
おとこ‐もじ【男文字】
=男手。〈対義〉女文字。
①漢字。
②男の書いた筆跡。man's handwriting
おとこ‐もの【男物】
男性用としてつくった物。男持ち。for men〈対義〉女物。〈用例〉〜のかさ。
おとこ‐やく【男役】
男の役をする女優。male part
おとこ‐やま【男山】
京都府八幡(やわた)市にある山。標高143m。山頂に貞観(じょうがん)元年(859)勧請(かんじょう)の石清水(いわしみず)八幡宮が鎮座。
おとこ‐やもめ【男鰥】
妻に死なれた男。widower
男鰥に蛆が湧く(おとこやもめにうじがわく)
男のひとり暮らしは、家事がおろそかになるので、不潔になる。Widowers are untidy.
おとこ‐よもぎ【男艾】
キク科の多年草。山地に自生。高さ80cm前後。葉はくさび形で先が広い。秋に、淡黄色の小頭花を穂状につける。種子が目立たないため、雄とみなされたことからの名称。
おとこ‐らし・い【男らしい】(形)
①おおしい。いさましい。manly
②物事にこだわらず、さっぱりしている。frank〈派生〉おとこらしさ(名)
おと‐さた【音汰】
たより。消息。連絡。news; letter〈用例〉このごろとんと〜がない。
おとし【落(と)し】
①落とすこと。fall
②話の落ち。punch line
③わな。trap
④長火鉢の、灰を入れる所。
⑤戸の桟(さん)から敷居の穴にさす木片。
おどし【縅】15画
部首 糸いとへん 和製漢字
区点 6947・JIS 654F・シフト E36E

《緒通し、の意》甲冑(かっちゅう)の札(さね)を糸や細い革でつづること。また、そのつなぐ糸・革ひもなど。材料・色・つづり方によって、糸縅・綾(あや)縅、小桜縅・緋(ひ)縅、荒目・毛引などの別がある。
おどし【脅し・威し・嚇し】
おどすこと。また、こわがらせること。threat〈用例〉〜をかける。
おとし‐あな【落(と)し穴】
①人・けものをだまして落とす穴。陥穽(かんせい)。pit
②人をおとしいれる計略。悪だくみ。trap
おとし‐あみ【落(と)し網】
代表的な定置網。垣網・登り網・箱網からなるものと、登り網の前部にいったん魚をためる囲い網を加えたものがある。trap net
おとし‐い・れる【陥れる】(下一他)
①人をだます。entrap
②人を罪に落ちこませる。frame up
③城などを攻め落とす。capture
おとし‐がみ【落(と)し紙】
便所で使う紙。トイレットペーパー。
おとしき【城】
記紀にみえる大和国(やまとのくに)の豪族。東征した神武(じんむ)天皇に帰順し、のちに磯城(しき)の県主(あがたぬし)に任ぜられたという。兄磯城(えしき)の弟。
おとし‐ご【落(と)し子】
①落とし胤(だね)
②ある物事の影響により生じた、予想外の事がら。〈用例〉戦争の〜。
おとし‐ざし【落(と)し差し】
こじりを下げて、刀をたてて差すこと。
おとし‐だな【落(と)し棚】
床の間のわきの地板に接して片よせて付けられている小棚。落とし違い棚。
おとし‐だね【落(と)し胤】
貴人が妻でない女に生ませた子。落胤(らくいん)。落とし子。
お‐としだま【御年玉】
《「年玉」の丁寧語》新年にお祝いとして、子どもに与える金品。
おとし‐たまご【落(と)し卵】
①汁気の多い煮物や汁物の煮上がりぎわに形をくずさないように割り入れ軽く火を通した卵。
②納豆やとろろなどに、割り入れた生の卵。月見。
おとし‐ちがいだな【落(と)し違い棚】
→落とし棚
おどし‐つ・ける【脅しつける】(下一他)
ひどく脅す。threaten
おとし‐ばなし【落(と)し話・落(と)し咄・落(と)し噺】
《落ちのあるはなし、の意》→落語の古い呼び名。
おとし‐ぶた【落(と)し蓋】
なべの内径よりひと回り小さいふた。煮物料理で材料に直接かぶせて、煮汁の回りをよくし、材料の煮くずれを防ぐ。
おとし‐ぶみ【落(と)し文】
①道路などにそっと落としておく無記名の文書。公然とはいえないことを書いたもの。落書(らくしょ)
②ナラやクヌギなどの葉を円筒形に巻いて「ゆりかご」をつくり、その中に産卵するオトシブミ科のコウチュウ。名は「ゆりかご」の形が巻き手紙に似ていることに由来。体長7〜10mm。日本全土・朝鮮半島・シベリアに分布。
おとし‐まえ【落(と)し前】
けんかや争いごとを解決すること。また、そのための金銭。〈用例〉〜をつける。
おとし‐ミシン【落(と)しミシン】
①下の布をとめるために縫い目のきわにミシンをかけること。
②縁どり布をとめるため縁布のきわにミシンをかけること。topstitched seam
おとし‐みず【落(と)し水】
稲をかる前に田から流してしまう水。
おとし・む【貶む】(下二他)
〈古語〉
→おとしめる(貶める)
おとし・める【貶める】(下一他)
①自分より劣った者としての評価をする。みさげる。さげすむ。look down upon
②おちぶれさす。disgrace〈用例〉身を〜。
おとし‐もの【落(と)し物】
落として、なくした物。遺失物。lost article
お‐どしゃ【御土砂】
土砂加持(かじ)を受けたすな。これをかけると硬直した死体もやわらかくなるという。土砂。
御土砂を掛ける(おどしゃをかける)
相手の気に入りそうなことを言って、相手の気持ちをやわらげたり、相手を乗り気にさせたりする。
*おと・す【落(と)す】(五他)
①高い所から低い所へ急に移す。変える。落下させる。drop; throw down〈用例〉蜂(はち)の巣を〜。涙を〜。
②光・影・視線などをある方向に注ぐ。向ける。届かせる。cast down〈用例〉指先に視線を〜・した。
③付いていたものを取る。取り除く。remove〈用例〉しみを〜。ペンキを〜・して塗り直す。化粧を〜。
④あるべきものを抜かす。欠く。もらす。omit〈用例〉答案用紙に名前を〜・さないように。
⑤持っていたものをなくす。失う。lose〈用例〉財布を〜・した。命を〜。信用を〜・した。
⑥質・程度・水準・地位などを下げる。低くする。〈用例〉速度を〜。品物の質を〜。話を〜。
⑦規定の水準に達しないので落第にする。採用しない。不合格にする。fail〈用例〉60点以下は〜。書類が不備の者は〜。
⑧堕落させる。卑しくさせる。おちぶれさす。corrupt〈用例〉身を〜。
⑨よくない状態・苦しい目にあわせる。はめいれる。trick into〈用例〉絶望の淵(ふち)に〜。わなに〜。
⑩城や陣地を陥落させる。攻め落とす。take〈用例〉ついに敵の陣を〜ことができた。
⑪手に入れる。所有する。落札する。knock down〈用例〉ピカソの絵を〜・した。
⑫口説いてなびかせる。承知させる。seduce〈用例〉ついに彼女を〜・した。
⑬ひそかに逃がす。〈用例〉海外へ〜。
⑭問いつめて本音をはかせる。白状させる。自白させる。let confess〈用例〉刑事は犯人を〜のに成功した。
⑮差し引く。控除する。deduct〈用例〉必要経費として〜。銀行口座から電気料金を〜。
⑯柔道で、相手を気絶させる。〈用例〉絞め技で〜。
⑰落語などでしゃれや落ちでしめくくる。
⑱将棋で、駒をはずして対戦する。〈用例〉角を〜。
おど・す【脅す・威す・嚇す】(五他)
①害を加えるといって、こわがらす。おそれさせる。おどかす。threaten〈用例〉ピストルで〜。
②びっくりさせる。驚かす。frighten
おど・す【縅す】(五他)
よろいの札(さね)を革や糸でつづる。
おと‐ず・る【訪る】(下二自)
〈古語〉
①声や音をたてる。〈用例〉夕されば門田の稲葉〜・れて(金葉・秋)。
②たよりをする。手紙で安否をたずねる。
おと‐ずれ【訪れ】
①人がたずねてくること。訪問。visit
②ある季節や状態などがやってくること。advent〈用例〉春の〜。
③{古語}たより。消息。〈用例〉み吉野(よしの)の山の白雪踏みわけて入りにし人の〜もせぬ(古今・冬)。
おと‐ず・れる【訪れる】(下一自)
①たずねる。訪問する。visit
②来る。come〈用例〉夏が〜。