オム【homme(フランス)
《人間・男、の意。英語のmen'sに同じ》おもに服飾業界で、男性用。
お‐むこう【御向(こ)う】
《「向こう付け」の略。膳の向こう側(奥)に配置されることから》懐石料理で出される刺身や野菜のなますのこと。
オムスク【Omsk】
ロシア、西シベリア南部の重化学工業都市。西シベリアの中心地の一つ。人口116.9万(1992)。
お‐むすび【御結び】
《女性語》「→握り飯」の丁寧語。→おにぎり。rice ball
お‐むつ【褓】
《「むつき」の丁寧語》乳児や病人の下腹部をおおって、排泄(はいせつ)物を受ける布や紙。おしめ。diaper
おむつ‐カバー【褓カバー】
おむつを固定し、おむつ内の汚れが外に出るのを防ぐ、おむつのおおい。
おむつ‐かぶれ【気触れ】
おむつを使用している者の、おむつのあたる部位に生じるただれ。汚物による接触皮膚炎。diaper rash
オムドゥルマン【Omdurman】
北アフリカ、スーダン中部、ナイル川左岸の、同国最大の商業都市。イスラム勢力が強い。人口52.6万(1983)。
オムニバス【omnibus】
①乗り合い自動車。
②それぞれに独立したいくつかの短編をまとめ、全体として一貫した作品にした映画。オムニバス映画。
オムニレンジ【omnirange】
《omnidirectional range beaconの略》全方向式無線標識。送信局の発する無指向性の基準位相信号電波と、方位によって電場強度の異なる可変位相信号電波とを受信し、位相の比較によって正確な方位を測定するもの。
オムライス
《和製語》チキンライスを、うす焼き卵で包んだ料理。船形に整えて、トマトケチャップをかける。rice omelette
オムレツ【omelette(フランス)
卵をほぐし、紡錘(ぼうすい)形に焼いた料理。ほかに、いためた肉・タマネギなどの具を卵で包んで焼いたり、他の材料を混ぜて焼いたりするものもいう。
おむろ【御室】
京都市右京区、双ケ丘(ならびがおか)の北にある地区。仁和(にんな)寺があり、宇多(うだ)天皇が同寺内に設けた御室御所にちなむ地名。
オムロン【オムロン(株)】
電気機器。情報・制御システムメーカー。昭和23年(1948)設立。本社は京都市下京区東塩小路町。
お‐め【御目】
①「目」の敬語。
②人が見ることの敬語。〈用例〉〜が高い。
御目が行く(おめがいく)
目上の人に注目される。お気に召す。
御目長う(おめなごう)
長い目で。あせらないで、気長に。
御目に入る(おめにいる)
気に入られる。お気に召す。御目に参る。
御目に掛かる(おめにかかる)
《「会う」の謙譲語》お会いする。
御目に掛ける(おめにかける)
《「見せる」の謙譲語》ご覧に入れる。
御目に留まる(おめにとまる)
目上の人や、上役などに注目される。attract (a person's) attention
御目を下さる(おめをくださる)
目をかけてくださる。とくに好意をよせてくださる。
お‐めい【汚名】
不名誉。悪い評判。disgrace〈用例〉〜をすすぐ。
おめ‐おめ(副)
①恥だと思いながらも、そのままでいるさま。〈用例〉このまま〜とは帰れない。
②恥を恥とも思わずに平気でいるさま。ずうずうしくも。のめのめ。shamelessly〈用例〉よくも〜と顔を出せたものだ。
オメガ【Ω・ω】
①ギリシア字母の、最終の文字。omega
②《転じて》最終。omega〈対義〉アルファ。
オメガ‐こうほう【オメガ航法】
オメガシステムを使った航法。omega navigation
お‐めかし(名・サ変自)
「めかし」の丁寧語。おしゃれ。
オメガ‐システム【omega system】
世界中の8つの地上局から超長波の電波を発信し、航空機や船舶が、そのうちの1対の電波を受信することで自分の位置を知り、航行できるようにしている、航行援助システム。
お‐めがね【御眼鏡】
①「眼鏡」の丁寧語。
②見きわめることの尊敬語。
御眼鏡に適う(おめがねにかなう)
見きわめられた上で、よいと認められる。気に入られる。find favor with
おめ・く【喚く】(五自)
わめく。さけぶ。
お‐めざ
《幼児語》
①目をさますこと。
②幼児が目をさましたときにあたえる、菓子。めざまし。
お‐めし【御召(し)】
①「呼ぶこと・乗ること・着ること・食うこと」の尊敬語。
②「→お召し物」の略。
③「→お召し縮緬(ちりめん)」の略。
おめし‐ちりめん【御召(し)緬】
染めた練り糸で織り、「しぼ」を出した絹織物。11代将軍徳川家斉(いえなり)のときに作られ、家斉がこれを着用したところから御召しの名がある。おめし。
おめし‐もの【御召(し)物】
着ている人を敬ってその衣服をいう語。おめし。clothes〈用例〉けっこうな〜で。
おめず‐おくせず【怖めず臆せず】(連語)
ひるまずに、堂々と。fearlessly
お‐めだま【御目玉】
《俗語》しかること。こごと。〈用例〉〜をくう。
お‐めでた【御目出度】
《「目出度」は、当て字》めでたいこと。結婚・妊娠・出産などを言う。happy event
お‐めでた・い【御目出度い】(形)
《「目出度」は、当て字》
①「→メデタイ」の丁寧語。happy〈用例〉〜日です。
②《俗語》
(ア)うすのろだ。foolish
(イ)お人よしだ。〈派生〉おめでたさ(名)
お‐めでとう【御目出度う】(感)
《「目出度」は、当て字》新年・吉事・成功・幸福などを祝う、あいさつ語。「おめでとうございます」は、その丁寧な言い方。congratulations
お‐めどおり【御目通り】
貴人・主君などに直接会うこと。〈用例〉〜が許される。
お‐めみえ【御目見(え)・御目見得】(名・サ変自)
①高貴の人に、お目にかかること。audience
②江戸時代、武士が将軍にお目通りすること。また、それが許される身分。
③奉公人が、2、3日ためしに使われること。trial service
④歌舞伎(かぶき)役者などが、その土地ではじめての舞台をつとめること。first appearance
おめみえ‐いか【御目見以下】
江戸時代、将軍直参の武士で、将軍に直接会うことを許されない者。御家人(ごけにん)
おめみえ‐いじょう【御目見以上】
江戸時代、将軍直参の武士で、将軍に直接会うことを許される者。旗本。おめみえ。
おめみえ‐どろぼう【御目見(え)泥棒】
初めから盗みが目的で奉公に来ること・者。
お‐めもじ【御目文字】(名・サ変自)
《女房ことば》お目にかかること。
おも【面】
①顔。おもて。face〈用例〉〜長。
②表面。surface〈用例〉水の〜。
おも【主】(形動)
中心であるさま。もっぱらなさま。重要。main〈用例〉〜な登場人物。
*おもい【思い】
①心に抱くこと。思うこと。考え。思慮。thought〈用例〉〜をこらす。
②気持ち。感じ。経験。feeling〈用例〉〜を新たにする。身を切られる〜。一日千秋の〜。
③予想。想像。imagination〈用例〉彼の身の上に〜をめぐらす。
④回想。追想。recollection〈用例〉〜にふける。
⑤心配ごと。worry〈用例〉〜に沈む。
⑥願い。願望。desire〈用例〉〜がかなう。〜どおり。
⑦愛情。恋。love; affection〈用例〉〜を懸ける。〜を伝える。
⑧うらみ。bitter feeling〈用例〉〜を晴らす。〜をこの世に残す。
⑨愛情をよせ、大切にすること。また、その気持ち。affection〈用例〉親〜。
思い内に在れば色外に現る(おもいうちにあれば、いろ、そとにあらわる)
《『大学』にあることば》思っていることがあると、きっと、顔色や言語・動作に出るものだ。
思いが届く(おもいがとどく)
こちらの気持ちが、相手に通じる。get one's ideas across
思いが晴れない(おもいがはれない)
くさくさする。心配だ。feel depressed
思い半ばに過ぎる(おもいなかばにすぎる)
《『易経』「繋辞(けいじ)」にあることば》
①考えてみると、おのずから思い当たるところが多い。だいたいわかる。
②感慨無量である。be filled with deep emotion〈用例〉〜ものがある。
思いの丈(おもいのたけ)
異性を愛する気持ちの全部。
思いの外(おもいのほか)
意外に。unexpectedly
思いの儘に(おもいのままに)
気持ちの向くにまかせて。at one's will
思いも掛けず(おもいもかけず)
意外にも。思ってもみなかったことに。予想もしていなかったことに。unexpectedly
思いも付かない(おもいもつかない)
→思いも寄らない」と同意。
思いも寄らない(おもいもよらない)
考えもしない。思いがけない。思いも付かない。unexpected; inconceivable
思い邪無し(おもいよこしまなし)
《『詩経』・『論語』「為政」にあることば》私心がなく、公平である。不純な気持ちがない。
思いを致す(おもいをいたす)
よく考える。考えをおよぼす。give thought to
思いを懸ける(おもいをかける)
→思いを寄せる」と同意。
思いを遂げる(おもいをとげる)
かねてから希望していたことを、成し遂げる。とくに、異性に寄せる恋心が、達せられる。望みを果たす。achieve one's ends
思いを馳せる(おもいをはせる)
あれこれと考える。はるかに思う。think about
思いを晴らす(おもいをはらす)
①憎しみや不安をなくす。relieve one's mind
②望みをとげる。思いを遂げる。satisfy one's desire
思いを寄せる(おもいをよせる)
愛情をいだく。思いを懸ける。give one's heart to
*おも・い【重い】(形)
①持ち上げたり、上がったりすることがむずかしい状態である。目方が多い。heavy〈対義〉軽い。〈用例〉〜荷物。体が〜。〜・くてエレベーターが動かない。〜金属。
②らくでない。たいせつだ。serious〈対義〉軽い。〈用例〉〜役目。責任が〜。
③身分・地位が高い。important〈用例〉〜地位。
④おしつけられるようだ。いやな感じだ。depressed〈用例〉気分が〜。
⑤動き・働きがにぶい。slow〈用例〉腰が〜。口が〜。
⑥ひどさの程度がはなはだしい。深刻だ。serious〈用例〉〜病気。〜罪。〈派生〉おもげ(形動)おもさ(名)おもみ(名)おもめ(名・形動)
重い物は箸より外に持たず(おもいものははしよりほかにもたず)
何もしないで暮らしていける、結構な身分にあることのたとえ。箸より重い物は持ったことがない。
おもい‐あ・う【思い合う】
[一](五自)恋し合う。love each other
〈古語〉
[二](四他)互いにそれぞれ考える。〈用例〉御車寄せさせたまへば、あさましう、いかさまに、と〜・へり(源氏・若紫)。
おもい‐あが・る【思い上がる】
[一](五自)うぬぼれる。いい気になる。conceited
〈古語〉
[二](四自)気位を高くもつ。自負する。〈用例〉はじめより我はと〜・りたまへる御方々(源氏・桐壺)。
おもい‐あぐ・ねる【思い倦ねる】(下一自)
①考えがまとまらないで、もて余す。at a loss
②決心がつかない。waver
おもい‐あた・る【思い当(た)る】(五自)
なるほどと気がつく。have an idea〈用例〉〜ふしがある。
おもい‐あま・る【思い余る】(五自)
重大で、どう考えてよいか迷う。考えに余る。at a loss〈用例〉〜・って相談する。
おもい‐あわ・せる【思い合(わ)せる】(下一他)
あれこれくらべて、考える。他のことと結びつけて、考える。
おもい‐いた・る【思い至る】(五自)
考えがそこに及ぶ。気づく。
おもい‐い・る【思い入る】
〈古語〉
[一](四自)深く思いこむ。ひたすら思いつめる。〈用例〉東山に住まむと〜・りて(伊勢・59)。
[二](下二他)胸におさめる。心に深くとどめる。〈用例〉かたはらいたきことも〜・れたるさまならで(源氏・夕顔)。
おもい‐いれ【思い入れ】
①心をこめること。intensity
②芸能で、せりふを言わないで、気持ちを表すしぐさ。air of meditation
おもい‐うか・ぶ【思い浮(か)ぶ】(五自)
心の中に形をとってあらわれてくる。occur〈用例〉少年の日の出来事が〜・んでくる。
おもい‐うか・べる【思い浮(か)べる】(下一他)
①心の中にえがく。思い出す。〈用例〉幼年時代のことを〜。
②連想する。ふと思いつく。bring to mind〈用例〉黄色からレモンを〜。
おもい‐えが・く【思い描く】(五他)
心に浮かべてみる。想像する。imagine
おもい‐お・く【思い置く】(五他)
①心に決めておく。考えておく。
②思い残す。未練を残す。
おもい‐おこ・す【思い起(こ)す】(五他)
以前にあった、また、思ったことを、ふたたび思い出す。recall
おもい‐おもい【思い思い】(副)
それぞれが自分の考え・思いによってするさま。めいめい。just as one likes〈用例〉〜の道に進む。自由に、〜にえがく。
おもい‐およ・ぶ【思い及ぶ】(五自)
考えが、そこへ行く。think as far as
おもい‐かえ・す【思い返す】(五他)
①ふり返って、もう一度考える。think over
②思い直す。考えを変える。reconsider
おもい‐か・く【思い懸く】(下二他)
〈古語〉
①心におく。気にとめる。〈用例〉ゐなかの通ひも〜・けねば(源氏・夕顔)。
②恋しく思う。したう。〈用例〉〜・けたる女の(伊勢・55)。
③予想する。〈用例〉かく〜・けぬ罪に当たり侍るも(源氏・須磨)。
おもいがけ‐ず【思い掛けず】(副)
意外にも。思いも掛けず。予想しなかったことに。unexpectedly〈用例〉〜大金が入る。
おもいがけ‐な・い【思い掛けない】(形)
意外である。unexpected
おもいかね‐の‐かみ【思兼神・思金神】
日本神話の神。高皇産霊神(たかみむすびのかみ)の子で、天照大神(あまてらすおおみかみ)を補佐した、知恵の神。
おもい‐きった【思い切った】(連語)
《連体詞的に用いて》大胆な。bold〈用例〉〜デザイン。
おもい‐きって【思い切って】(副)
強い決心で。断然。resolutely
おもいき‐や【思いきや】(連語)
…と思ったところ、まことに意外にも。unexpectedly
おもい‐きり【思い切り】
[一](名)あきらめること。断念。resignation〈用例〉〜がいい。
[二](副)はばかることをやめて、思う存分するさま。思いっ切り。to the utmost〈用例〉〜遊びまくる。
おもい‐き・る【思い切る】(五他)
①断念する。あきらめる。give up
②かたく決心する。make up one's mind
おもい‐ぐさ【思い草】
→ナンバンギセルの古名。
→オミナエシ→リンドウなどの古名。
→タバコの異称。
おもい‐ぐさ【思い種】
物思いのたね。心配のもと。
おもい‐こが・れる【思い焦(が)れる】(下一自)
恋いこがれる。pine for
おもい‐こみ【思い込み】
①確かなこととして信じきっていること。conviction〈用例〉〜の強い人。〜が激しい。
②1つのことだけを思っていること。執心。enthusiastic
おもい‐こ・む【思い込む】(五自他)
①そうだと信じてしまう。believe
②強く決心する。resolve firmly
おもい‐ざし【思い差し】
この人と思う相手に酒をつぐこと。
おもい‐さだ・める【思い定める】(下一他)
はっきり決める。決心する。determine
おもい‐し・む【思い染む】
〈古語〉
[一](四自)心に、深くしみいる。いちずに思いつめる。〈用例〉憂しと〜・みにし世も(源氏・葵)。
[二](下二他)いつまでも心に深く思いこむ。〈用例〉蔵人〜・めたる人の(枕・四月、祭の頃)。
おもい‐しら・せる【思い知らせる】(下一他)
相手に、強く感じさせる。have a revenge on
おもい‐し・る【思い知る】(五自)
身にしみて、よくわかる。さとる。realize
おもい‐すごし【思い過(ご)し】
考え過ぎること。悪い結果などを予想して、余計なことまで考えること。worry too much
おもい‐すご・す【思い過(ご)す】(五他)
よけいなことまで考える。考え過ぎる。think too much of
おもい‐す・つ【思い捨つ】(下二他)
〈古語〉
見すてる。〈用例〉〜・て給へる世なれども(源氏・橋姫)。
おもいだし‐わらい【思い出し笑い】
前にあったことを思い出してひとりで笑うこと。secret smile over reminiscences
おもい‐だ・す【思い出す】(五他)
以前にあった、また、思ったこと、忘れていたことを、思い起こす。recall
おもい‐た・つ【思い立つ】(五他)
何かをしようと心を決める。決心する。resolve
思い立ったが吉日(おもいたったがきちにち)
思い立ったら、すぐ実行するのがよい。思い立つ日がきちじつ。Make hay while the sun shines.
思い立つ日が吉日(おもいたつひがきちじつ)
→思い立ったがきちにち」と同意。
おもい‐ちがい【思い違い】(名・サ変他)
考え違い。かん違い。錯覚。misunderstand
おもい‐つき【思い付き】
①ふと心に浮かぶこと。思いつくこと。casual idea〈用例〉その場の〜。
②着想。考え。くふう。idea〈用例〉それはいい〜だね。
おもい‐つ・く【思い付く】(五他)
①考えが、心にふと浮かぶ。考えつく。hit on
②過去のことを、思いだす。recall
おもい‐つづ・く【思い続く】(下二他)
〈古語〉
→おもいつづける(思い続ける)
おもい‐つづ・ける【思い続ける】(下一他)
1つのことをずっと思う。絶えず思う。〈用例〉彼女のことを〜。
おもい‐つ・める【思い詰める】(下一他)
1つのことだけを、深く思う。ひたすら思い込む。think hard
おもい‐で【思い出】
前にあったことを、思い出すこと。思い出されたもの。回想。追憶。追想。recollections
おもい‐どおり【思い通り】(名・形動)
考えていたとおりになること・さま。思っていたとおりになること・さま。as one likes; as one thinks〈用例〉すべてが〜になる。
おもい‐とどま・る【思い止まる】(五他)
あきらめる。思い切る。断念する。give up
おもい‐と・る【思い取る】(四他)
〈古語〉
①さとる。〈用例〉世の中をかりそめのことと〜・り(源氏・橋姫)。
②決心する。〈用例〉頭(かしら)おろしなど、ふつつかに〜・りたるにはあらで(徒然・5)。
おもい‐なお・す【思い直す】(五他)
考えていたことを、変更する。考え直す。思い返す。reconsider
おもい‐なし(か)【思いなし(か)】(副)
そう思うせいか。気のせいか。fancy
おもい‐な・す【思いなす】(四他)
〈古語〉
①意識的に思う。思い込む。〈用例〉身をえうなき物に〜・して(伊勢・9)。
②推定する。推測する。〈用例〉人目ゆゑのちにあふ日のはるけくはわがつらきにや〜・されむ(古今・物名)。
おもい‐なや・む【思い悩む】(五他)
あれこれと考えて、苦しむ。思いわずらう。worry
おもい‐な・る【思い成る】(四自)
〈古語〉
そのように考えるようになる。〈用例〉なべて世の中すさまじう〜・りて(源氏・柏木)。
おもい‐のこ・す【思い残す】(五他)
気がかりな気持ちを残す。未練を残す。leave with regret
おもい‐まど・う【思い惑う】(五自)
あれこれ考えて、どうしたらよいかわからなくなる。途方にくれる。be at a loss〈用例〉将来のことを〜。
おもい‐まわ・す【思い回す】(五他)
あれこれと考える。思いめぐらす。
おもい‐みだ・れる【思い乱れる】(下一自)
あれこれと思い悩む。be worried about
おもい‐むすぼ・る【思い結ぼる】(下二自)
〈古語〉
心が重苦しくて、はればれしない。気がふさぐ。〈用例〉ねもころに〜・れ嘆きつつ(万葉・18・4116)。
おもい‐めぐら・す【思い巡らす】(五他)
あれこれと考える。じっくり思案する。think over
おもい‐もう・ける【思い設ける】(下一他)
予期する。あらかじめ考えておく。expect
おもい‐もの【思い者】
こいびと。愛人。
おもい‐やり【思い遣り】
相手の身や心になって考えるいたわりの気持ち。同情。consideration
おもい‐や・る【思い遣る】(五他)
①おしはかる。推測する。guess
②相手の身や心になって、考える。considerate
③《「おもいやられる」の形で》心配される。〈用例〉先が〜・られる。
おもい‐よ・る【思い寄る】(五自)
考えつく。思いつく。
おもい‐わ・く【思い分く】
〈古語〉
①(四他)区別する。見分ける。〈用例〉ともかくも〜・かれず、物に襲はるる心地して(源氏・帚木)。
②(下二他)区別して考える。差別する。〈用例〉これを他人(ことびと)と〜・けたることと(源氏・東屋)。
おもい‐わずら・う【思い煩う】(五自)
いろいろと考えて、苦しむ。考えなやむ。worry
おもい‐わ・ぶ【思い侘ぶ】(上二自)
〈古語〉
考えなやむ。思いわずらう。〈用例〉〜らむ妹(いも)がかなしさ(万葉・15・3727)。