- お‐ろ【悪露】
- 出産後に排出される血液・リンパ液・脱落膜など。おりもの。lochia
- おろ‐おろ
- [一](副・サ変自)
- ①泣いたときの声がふるえるさま。〈用例〉〜声。〜と泣く。
- ②どうしてよいかわからず、あわてるさま。upset〈用例〉ただ〜するばかり。
- 〈古語〉
- [二](副)
- ①不十分に。ざっと。〈用例〉前の翁よりは天骨もなく〜かなでたりければ(宇治拾遺・1)。
- ②少し。〈用例〉翁の、髪もはげて、白きとても〜ある頭に(宇治拾遺・11)。
- おろか【愚か】
- 《「疎(おろ)か」と同源》
- [一](形動)物わかりが悪いさま。ちえが足りないさま。ばか。dull; silly
- 〈古語〉
- [二](形動ナリ)未熟であるさま。〈用例〉かしこき人の、この芸に〜なるを見て(徒然・193)。〈派生〉おろかげ(形動)おろかさ(名)
- おろか【▽疎か】
- [一](副)《「…はおろか」の形で》言うまでもない。to say nothing of〈用例〉人は〜、ネズミ1匹もいない。
- 〈古語〉
- [二](形動ナリ)いいかげんであるさま。おろそか。〈用例〉帝のお使ひをばいかでか〜にせむ(竹取)。
- おろか‐し・い【愚かしい】(形)
- ばかげている。愚かだ。silly; foolish〈派生〉おろかしげ(形動)おろかしさ(名)
- おろが・む【▽拝む】(四他)
- 〈古語〉
- 《上代語》おがむ。〈用例〉〜・みて仕へまつらむ(日本書紀・推古)。
- おろし【▼颪】12画
- 部首 風かぜ 和製漢字
- 区点 8104・JIS 7124・シフト E943
- 山から吹きおろしてくる風。特に、太平洋側の乾燥した冷たい冬の季節風をさすことが多い。〈用例〉(名)六甲(ろっこう)〜。赤城(あかぎ)〜。
- おろし【下ろし・卸し】
- ①おろすこと。unload; take down
- ②《多く「卸し」で》大根やしょうがなどをすりくずすこと。
- おろし【卸(し)】
- 商品を製造主や問屋から小売商に売ること。
- おろし‐あえ【卸し▽和え】
- 大根おろしで、しらす干し・ナメコ・イクラ・貝柱などの具をあえること。また、その料理。しょうゆ・甘酢などで調味する。霙(みぞれ)和え。
- おろし‐うり【卸売(り)】(名・サ変他)
- 生産者や製造業者から大量の商品を仕入れ、小売人に売りわたすこと。おろし。wholesale〈対義〉小売り。
- おろしうり‐かかく【卸売価格】
- 卸売商が小売商に商品を売り渡すときの価格。卸値。卸値段。卸売値段。wholesale price
- おろしうり‐しじょう【卸売市場】
- 卸売りが行われる市場。取り引きされる商品により、農産物卸売市場・繊維製品卸売市場などとよばれる。wholesale market
- おろしうり‐ぶっかしすう【卸売物価指数】
- 卸売段階の物価水準の動きをみるための物価指数。日本銀行が毎月発表するものが代表的。WPI。wholesale price index
- おろし‐がね【卸し金】
- 調理に使う器具。大根・しょうがなどをすりおろすためのもの。銅製・アルミニウム製など。grater
- おろし‐どんや【卸問屋】
- 卸売りをする業者。wholesaler
- おろし‐に【卸し煮】
- 煮物の一種。煮物の汁に、おろした大根を加えて風味をつける。サバ・アジなどの魚が向く。煮おろし。
- おろし‐ね【卸値】
- 卸売りの値段。小売商または営業用に使用する者に販売するさいの商品の価格。wholesale price〈対義〉小売値。
- オロシャ
- 《Rossiya(ロシア)から》江戸時代にロシアを呼んだ語。オロス。
- *おろ・す【下ろす】(五他)
- ①高い所から低い所へ位置を移す。take down〈用例〉雪を〜。棚から荷物を〜。
- ②中にある物を外へ出す。take out; withdraw〈用例〉預金を〜。回虫を〜。
- ③枝などを切り取って整える。prune〈用例〉下枝を〜。
- ④僧・尼になるために髪をそる。tonsure〈用例〉髪を〜。
- ⑤鍵(かぎ)・錠(じょう)をしめる。lock
- ⑥新品をはじめて使う。use for the first time〈用例〉新しい靴を〜。
- ⑦魚肉を切り裂いて、小さい部分に分ける。slice into pieces〈用例〉サバを三枚に〜。
- ⑧→おろす(卸す)②。
- ⑨《動詞の連用形に付いて》新しくそれをする。〈用例〉仕立て〜。書き〜。
- *おろ・す【降ろす】(五他)
- ①高い所から低い所へ移す。下げる。lower〈用例〉旗を〜。
- ②乗り物などから外へ出す。let...off; drop〈用例〉団体客を〜。
- ③地位・役目などから退かせる。relegate〈用例〉主役から〜。
- *おろ・す【卸す】(五他)
- ①卸売りする。wholesale〈用例〉小売りに〜。
- ②おろしがねですりくずす。〈用例〉ダイコンを〜。
- オロスコ【José Clemente Orozco】
- (1883-1949)メキシコの画家。革命の悲劇的光景をダイナミックに描く。壁画大作で有名。壁画『プロメテウス』など。
- おろ‐そか【▽疎か】(形動)
- ①いいかげんなさま。なおざり。ぞんざい。negligent〈用例〉勉強を〜にする。
- ②手落ちのあるさま。不注意なさま。careless
- オロチョン‐ぞく【オロチョン族】
- ツングース語系の言語を用いる狩猟民。中国東北部から東シベリアにかけて居住。主としてウマやトナカイの飼育と狩猟に従事。Orochon
- オロチョン‐の‐ひまつり【オロチョンの火祭(り)】
- 北海道網走(あばしり)市で毎年7月の第4土曜と日曜に行われる、北方少数民族の風習を伝える火の祭礼。
- オロチン‐さん【オロチン酸】
- ビタミンB13のこと。牛乳・酵母・アカパンカビから分離される。orotic acid
- オロッコ‐ぞく【オロッコ族】
- サハリン(樺太(からふと))や沿海州に住むツングース系の民族。トナカイ飼育も行うが、狩猟・漁労を主とする。ウイルタ族。Orokko
- おろ‐ぬ・く【▽疎抜く】(五他)
- 《「うろぬく」の転》抜き取って、間をあける。間引く。thin out
- オロモーツ【Olomouc】
- チェコ東部、モラビア地方の都市。12〜13世紀の建築物が残る。人口10.6万(1991)。
- おろろん‐ちょう【おろろん鳥】
- 《「オロロロン」「ウルルルー」と聞こえる鳴き声に由来》→ウミガラスの別名。
- お‐わい【汚▼穢】
- =おあい。
- ①よごれ、けがれていること・もの。
- ②大小便。
- おわしま・す【▽御▽座します】
- 〈古語〉
- [一](四自)《「おはす」より高い敬意を表す》
- ①「あり・居(を)り」の尊敬語。いらっしゃる。〈用例〉大后(おほきさい)の宮〜・しける西の対に(伊勢・4)。
- ②「行く・来(く)」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。〈用例〉御馬にて二条の院へ〜・さなむ(源氏・夕顔)。
- [二](補動四)
- ①《用言および助動詞の連用形、またはそれに助詞「て」の付いたものに付いて》…ていらっしゃる。〈用例〉うちは、まだいといはけなく〜・すめるに(源氏・絵合)。
- ②《動詞および助動詞「す・さす」の連用形「せ・させ」に付いて》とくに強い尊敬の意を表す。お…になる。…していらっしゃる。〈用例〉殿上(てんじやう)に出(い)でさせ〜・して(大鏡・道長上)。
- おわ・す【▽御▽座す】
- 〈古語〉
- [一](サ変自)
- ①「あり・居(を)り」の尊敬語。いらっしゃる。おありになる。〈用例〉我朝ごと夕ごとに見る竹の中に〜・するにて知りぬ(竹取)。
- ②「行く・来(く)」の尊敬語。おいでになる。〈用例〉今出川のおほい殿、嵯峨(さが)へ〜・しけるに(徒然・114)。
- [二](補動サ変)《用言および助動詞の連用形、またはそれに助詞「て」の付いたものに付いて》…ていらっしゃる。〈用例〉内裏(うち)・東宮へも参らず、籠(こも)り〜・して(源氏・賢木)。聞きしにも過ぎて、尊くこそ〜・しけれ(徒然・52)。
- おわせ【尾▼鷲】
- 〈市〉三重県南部、熊野灘(くまのなだ)に臨む市。林業・製材業と、漁業・水産加工業がさかん。日本一の多雨地域で、年平均降水量4000mm以上。人口2万6746(1994)。
- おわせ‐ぶし【尾▼鷲節】
- 三重県の民謡。尾鷲港に古くから伝わる踊り唄(うた)。漁民の心意気や風習などがうたいこまれている。
- お‐わらい【▽御笑い】
- ①落語。comic story〈用例〉一席〜を申し上げます。
- ②笑いを起こさせる材料。物笑いの種。laughing-stock〈用例〉とんだ〜だ。
- おわら‐ぶし【おわら節】
- 民謡の曲名。歌詞の中に囃子(はやし)ことば「オハラ」「オワラ」が入る民謡をさすことが多い。『津軽おわら節』『越中おわら節』『鹿児島おはら節』が有名。
- *おわり【終(わ)り】
- 《符号のように使うときは「終」と書く》
- ①空間・時間的にそれ以上続かないこと。いちばんあと。しまい。end〈対義〉始まり・始め。〈用例〉夏の〜。一巻の〜。行列の〜に並ぶ。
- ②死ぬこと。臨終。death〈用例〉一生の〜。
- 終わり良ければ総て良し(おわりよければすべてよし)
- 物事は結果がいちばん大切で、その過程でどのような失敗があってもかまわない。All is well that ends well.
- 終わりを告げる(おわりをつげる)
- 終わったことを知らせる。終わる。come to an end
- 尾張名古屋は城で持つ(おわりなごやはしろでもつ)
- 名古屋城を自慢した江戸時代の俗謡の一節。「伊勢(いせ)は津(つ)で持つ津は伊勢で持つ」が前にくる。
- おわりあさひ【尾張▼旭】
- 〈市〉名古屋市北東隣の市。名古屋市の衛星都市。陶磁器の産地。人口6万8245(1994)。
- おわり‐け【尾張家】
- 現在の愛知県と岐阜県・長野県の一部に及んだ藩。徳川家康(とくがわいえやす)の九男義直(よしなお)が封ぜられ、御三家の一つとして続いた。表高62万石。居城は名古屋城。
- おわり‐ね【終(わ)り値】
- 取引所の午前または午後の最後の取り引きで成立した値段。とくに午後のものをいう。引け値。大引け値段。closing price〈対義〉始め値。
- おわり‐の‐くに【尾張国】
- 旧国名。現在の愛知県西半部。東海道の一国。「延喜式」では上国、8郡。国府・国分寺はともに稲沢(いなざわ)市。明治4年(1871)廃藩置県により名古屋県。同5年(1872)愛知県と改称。尾州(びしゅう)。尾張。
- おわり‐はつもの【終(わ)り初物】
- 時季の終わりになってできる野菜・くだもの。時季の初めの物のように、めずらしがられる。
- おわり‐まんざい【尾張万歳】
- 年頭に家々を巡りながら寿詞(ことほぎ)を述べる門付(かどつ)け芸の一つ。愛知県知多地方を本拠とする。
- *おわ・る【終(わ)る】(五自)
- ①続いていた物事がしまいになる。すむ。果てる。come to an end〈対義〉始まる。〈用例〉夏が〜。
- ②死ぬ。die〈用例〉一生が〜。
- ③《「…に終わる」の形で》好ましくない結果だけが残る。end up in〈用例〉交渉は不成功に〜。
- ④《「…で終わる」の形で》そのままの状態で進展せずにしまいになる。end〈用例〉一介のサラリーマンで〜。
- ⑤《他動詞的に》しまいにする。finish〈用例〉これで今日の会を〜・ります。
- ⑥《動詞の連用形に付いて》動作が完了する意を表す。finish〈用例〉掃除をし〜。本を読み〜。
- オン【▼怨】9画
- 部首 心こころ
- 区点 1769・JIS 3165・シフト 8985
- [音] エン・オン
- うらむ。うらみ。「怨憎会苦(おんぞうえく)・怨敵・怨念・怨霊(おんりょう)」
→エン[怨]
- オン【音】9画
- 部首 音おと 教育小1
- 区点 1827・JIS 323B・シフト 89B9
- [音] オン・イン
- [訓] おと・ね
→ 字形参照
- ①おと。ね。ふし。うた。「擬音・騒音・低音」「音楽・音調」〈用例〉(名)〜の感じがいい。
- ②こえ。人や動物の発声器官からでる、おと。「清音・濁音」「音声」
- ③漢字の中国風の発音。〈対義〉訓(くん)。「漢音・呉音」「音訓」〈用例〉(名)〜で読む。
- ④たより。しらせ。おとずれ。「音信(おんしん・いんしん)」
→イン[音]
- オン【恩】10画
- 部首 心こころ 教育小5
- 区点 1824・JIS 3238・シフト 89B6
- [音] オン
→ 字形参照
- めぐむ。いつくしむ。めぐみ。なさけ。いつくしみ。目上の人から受けた、感謝すべき行為・利益。〈対義〉仇(あだ)。「厚恩・謝恩・報恩」「恩愛・恩恵・恩師・恩情」〈用例〉(名)〜を受ける。
- 恩に受ける(おんにうける)
- 「→恩に着る」と同意。
- 恩に着せる(おんにきせる)
- 人に恩を与えて、ありがたがらせる。恩に掛ける。expect something in return
- 恩に着る(おんにきる)
- 人から恩を受けて、ありがたいと思う。恩に受ける。be obliged to
- 恩の主より情けの主(おんのぬしよりなさけのぬし)
- 人は、義務に近いものとして恩をかけてくれた人よりも、人間としての思いやりをかけてくれた人のほうをありがたいと思うものだ。恩よりも情けの主。
- 恩の腹は切らねど情けの腹は切る(おんのはらはきらねどなさけのはらはきる)
- 報恩のために命を捨てる者は少ないが、義理人情のために命を捨てる者は多い。
- 恩を仇で返す(おんをあだでかえす)
- 受けた恩に対して、恩返しをするどころか、かえって害悪をなすような所業にでる。return evil for good
- 恩を売る(おんをうる)
- 恩がえしなどを期待して、人が恩に思いそうなことを意図的に、する。
- 恩を報ずる(おんをほうずる)
- 恩にむくいる。恩がえしをする。repay kindness
- オン【温】12画
- 部首 氺さんずい 教育小3
- 区点 1825・JIS 3239・シフト 89B7
- [音] オン・ウン
- [訓] あたたか・あたたかい・あたたまる・あたためる
→ 字形参照
- ①あたたか。あたたかい。ぬくい。ぬるい。〈対義〉寒(かん)・冷(れい)。「温室・温暖」
- ②あたたかさ・つめたさの度合い。温度。「気温・検温・体温」
- ③おだやか。やさしい。「温顔・温厚・温順・温和」
- ④たずねる。ならう。おさらいをする。「温故知新」
→ウン[温]
- オン【遠】13画
- 部首 ⻍しんにゅう 教育小2
- 区点 1783・JIS 3173・シフト 8993
- [音] エン・オン
- [訓] とおい
→ 字形参照
- とおい。はるか。ひさしい。「久遠(くおん)」「遠国(おんごく・えんごく)・遠流(おんる・えんりゅう)」
→エン[遠]
- オン【▼瘟】15画
- 部首 罒やまいだれ
- 区点 6573・JIS 6169・シフト E189
- [音] オン
- えやみ。はやりやまい。流行病。
- オン【▼褞】15画
- 部首 覀ころもへん
- 区点 7482・JIS 6A72・シフト E5F0
- [音] オン・ウン
- ぬのこ。わたいれ。どてら。「褞袍(おんぽう)」
→ウン[褞]
- オン【穏】16画
- 部首 禾のぎへん 常用
- 区点 1826・JIS 323A・シフト 89B8
- [音] オン
- [訓] おだやか
→ 字形参照
※旧字・異体字あり
- おだやか。やすらか。「安穏(あんおん・あんのん)・静穏・平穏」「穏健・穏当」
- オン【▼穩】19画→穏の旧字
- 禾のぎへん
- 区点 6751・JIS 6353・シフト E272
- オン【▼鰮】21画
- 部首 魚うおへん
- 区点 8259・JIS 725B・シフト E9D9
- [音] オン
※旧字・異体字あり
- イワシ。ニシン目に属する魚。マイワシ・カタクチイワシ・ウルメイワシなど。
- オン【▼鰛】20画→▼鰮の異体字
- 魚うおへん
- 区点 8260・JIS 725C・シフト E9DA
- おん【▽雄・▼牡】
- 《俗語》おす。male〈対義〉めん。
- オン【on】
- ①電灯・機械などのスイッチがはいっていること。点滅の点。〈対義〉オフ。
- ②ゴルフで、打球がグリーンに乗ること。〈用例〉ワン〜。
- おん【御】(接頭)
- 《「おおん」の転》尊敬・丁寧の意をそえる語。〈用例〉〜身。〜願い申しあげます。
- おん‐あい【恩愛】
- 《もと仏教語。望ましいもの、の意。しばしば煩悩と同義に用いられる》親子・夫婦の愛情。おんない。affection〈用例〉〜の道。
- おんあつ‐レベル【音圧レベル】
- 音による空気中の圧力の変化の大きさを表す量。単位はデシベル。記号dBsound pressure level
- おん‐あびらうんけん【おん▼阿▼毘羅▼吽▽欠】
- 《仏教語。oṃ,a-vi-ra-hūṃ-khaṃ(梵)の音写で、「おん」は聖音、「阿毘羅吽欠」は地水火風空、の意》大日如来(だいにちにょらい)の悟りを象徴する真言。このことばを唱えれば、あらゆることを達成できるとされる。
- おんあみ【音▼阿▼弥】
- (1398-1467)室町前期の能楽師。観世元重(かんぜもとしげ)の法名。観世流4世宗家。信光の父。世阿弥(ぜあみ)の甥(おい)。将軍足利義教(あしかがよしのり)に愛され、太夫(たゆう)職を得た。おんなみ。
- おん‐あんぽう【温▼罨法】
- 湯・薬液を用いて湿布する治療法。hot compress〈対義〉冷罨法(れいあんぽう)。
- おん‐い【恩威】
- めぐみと威光。〈用例〉〜ならび行わる。
- おん‐い【温位】
- 乾燥した空気塊を断熱変化させ、標準気圧下で測定した温度。potential temperature
- おん‐い【▼蔭位】
- 律令(りつりょう)制下、上級貴族の子孫が21歳に達すると、位階を授けられる特典。
- おん‐いき【音域】
- ①楽器・声などが出すことのできる音の範囲。compass
- ②全音域を区分したある一定の範囲。声の場合は声域という。ソプラノ・アルトなど。register
- おん‐いん【音韻】
- ①音のひびき。音色。
- ②漢字の音と韻。中国語で漢字のはじめの声母(語頭子音=音)と後半の韻母(母音と韻尾など=韻)。たとえば、東 (dong) の[d]が音、[ong]が韻。
- ③言語学で、ある言語におけることばを相互に区別する最小単位の音を、抽象化したもの。phoneme〈比較〉音声。
- おんいん‐へんか【音韻変化】
- ある言語において、さまざまな要因によって、ある時期に特定の発音が規則的に変わること。日本語で、語頭以外のハヒフヘホが、平安中期にワヰウヱヲに変わったこと(ハ行転呼音)など。phonetic change
- おんいん‐ろん【音韻論】
- 言語学の一分野。対象とする言語について音素という単位をとり出し、その体系や結びつきなどを研究する。広義には、アクセントやイントネーションの研究も加える。音韻学。phonology
- おん‐うち【御内】
- 手紙のわき付け。相手の妻、家の人、または家族全体にあてて出すときに用いる。
- オン‐エア‐ランプ
- 《on the air lampから》スタジオなどで、放送中であることを示すランプ。
- おん‐か【音価】
- 表音文字の一字一字が受け持つ、音声の特性。phonetic value
- おん‐が【温雅】(名・形動)
- しとやかで上品なこと・さま。graceful
- おんが【遠賀】
- 〈町〉福岡県北部で、遠賀川に沿う町。稲作のほかイチゴの産地。宅地化が進む。人口1万8899(1994)。
- おん‐かい【音階】
- 旋律に使われる音を高さの順に並べた音の階段。日本の伝統的な音階は五音音階、西洋などの音階は七音音階。スケール。scale
- おん‐がえし【恩返し】(名・サ変自)
- 受けた恩にむくいること。報恩。repay kindness
- おんが‐がわ【遠賀川】
- 福岡県北部を北流する川。長さ58km。筑紫(つくし)山地に発し、響灘(ひびきなだ)に注ぐ。工業用水などに利用。
- おん‐かく【温覚】
- 皮膚感覚のうち、体温より高い温度で刺激された場合に知覚されるもの。体温より低い刺激は冷覚として知覚される。sense of warmth
- *おん‐がく【音楽】
- 一般に、楽音を一定の法則に基づいて構成する時間芸術をいう。西洋近代の古典音楽では、リズム(律動)・メロディー(旋律)・ハーモニー(和声)が音楽の3要素とされる。ミュージック。music
- おんがく‐がく【音楽学】
- 音楽に関する諸問題を科学的に研究する学問の総称。独立した学問として認められたのは19世紀末。musicology
- おんがく‐きょういく【音楽教育】
- 音楽についての教育。一般には学校や私塾で行われる体系的な音楽教育のこと。専門家養成と普通教育における音楽教育がある。music education
- おんがく‐けいしき【音楽形式】
- ①音素材を音楽たらしめる秩序・原理。
- ②ソナタ形式・ロンド形式などの具体的な音楽の構造。通常はこの意味に用いる。musical form
- おんがく‐コンクール【音楽コンクール】
- 音楽の諸技能を競争によって評価し、表彰する制度。とくに第2次大戦後には楽壇への登竜門としての重要性が飛躍的に増大した。music competition
- おんがく‐さい【音楽祭】
- 作曲家の顕彰、特定の音楽運動の宣伝、観光客の誘致などを目的とし、定期的に開催される音楽行事。music festival
- おんがく‐としょかん【音楽図書館】
- 音楽に関する図書・資料を備えた専門図書館。
- おんがく‐びがく【音楽美学】
- 美学的見地から音楽を研究する学問領域。esthetics of music
- おんがく‐りょうほう【音楽療法】
- 音楽が人間の生理や精神に及ぼす影響や効果を応用した精神療法。音楽の鑑賞・演奏、舞踊などを通じて、情緒を解放したり、人間関係の交流を促進したりする。music therapy
- おん‐かた【御方】
- ①おやしき。mansion
- ②貴人の敬称。
- おん‐かん【音感】
- 音のもつ諸要素に対する感受性。音の高さ・強さ・長さ・音色のほか、リズム(律動)・旋律・和声など楽曲の構成要素に対する感受性まで含む。acoustic sensitivity
- おん‐がん【温顔】
- あたたかみのある、おだやかな顔つき。gentle look
- おんかん‐きょういく【音感教育】
- 音の高低・音色などを聞き分ける能力を養うための訓練。絶対音感・和音感などの獲得をめざす。acoustic training
- おん‐き【遠忌】
- 《仏教語》
- ①一般に十三年忌以後にする法会(ほうえ)。えんき。
- ②宗祖などの五十年忌以後、50年ごとにする法会。
- おん‐ぎ【音義】
- ①漢字の音と意味。また、漢籍や仏書中の漢字の音と意味を注したものを集めた本。〈用例〉一切経〜。
- ②1音ごとに有する意味。〈用例〉〜説。
- おん‐ぎ【恩義・恩▼誼】
- むくいるべき義理のある恩。moral obligation〈用例〉〜にむくいる。
- おんきせ‐がまし・い【恩着せがましい】(形)
- 恩を与え、ことさらありがたがらせようとしている。patronizing〈派生〉おんきせがましさ(名)
- おんぎ‐せつ【音義説】
- 五十音図の各音には固有の意義があるとし、それによって語の意味や語源を考えようとする説。江戸時代、国学者の橘守部(たちばなもりべ)らが唱えた。一音一義説。
- おん‐きゅう【恩給】
- 一定年限つとめた公務員が退職または死亡したあと、国から本人または遺族に支給される年金または一時金。日本の恩給制度は、昭和34年(1959)共済年金制度に切りかわった。pension
- おん‐きゅう【温▼灸】
- まるい筒の中へもぐさを入れて間接に熱するきゅう。
- おん‐きょう【音響】
- おと。おん。ひびき。sound
- おんきょう‐がく【音響学】
- 音の性質や作用などを研究する学問。広義には、可聴周波数外の超音波などの音波を対象とする分野をも含む。acoustics
- おんきょう‐カプラー【音響カプラー】
- データ通信用の機器。コンピューターの端末装置と電話回線を結び、電話によるデータの送受信を可能にする。acoustic coupler
- おんきょう‐ぎょほう【音響漁法】
- 音を利用した漁獲法。魚の鳴音を探知したり、魚を威嚇・誘引したりする。acoustic fishing method
- おんきょう‐こうか【音響効果】
- ①演劇・放送などで擬音などを使って演出の効果を高めること。また、そのしかけ。音効。sound effects
- ②ホールなどの、設計や構造からくる、観客への音の響きぐあい。acoustics〈用例〉〜がいい劇場。
- おんきょう‐せっけい【音響設計】
- 建物内での音の響きが、最良の状態で聞こえるように行う設計。音楽ホール・講堂などで、残響時間や音の分布などが考慮される。acoustical design
- おんきょう‐そくしん【音響測深】
- 音波を利用して水深を測定すること。船底から超音波を海底に向けて発し、海底で反射してもどってくるまでの時間から水深を求める。echo sounding
- おん‐ぎょく【音曲】
- ①日本音楽で、音楽と同義。楽器演奏やうたうことのすべてを含む。舞踊や演劇ではそれに用いる音楽をいう。musical performance〈用例〉歌舞〜。
- ②箏(そう)・三味線などに合わせてうたう、近世の俗曲。
- おんぎょく‐し【音曲師】
- 三味線に合わせて端唄(はうた)・都々逸(どどいつ)など、俗曲を歌う芸人。
- おんぎょく‐ばなし【音曲▼噺・音曲▼咄】
- はなしのなかに音曲のはいった落語。『音曲風呂(ふろ)』『稽古屋(けいこや)』などがある。
- おんぎょく‐ふきよせ【音曲吹(き)寄せ】
- 音曲師が、いろいろな種類の音曲を、とりまぜてうたう芸。
- オングストレーム【Anders Jöns Å;ngström】
- (1814-74)スウェーデンの物理学者。スペクトル分析の研究で著名。長さの単位のオングストロームは彼の名にちなむ。
- オングストローム【ångström(スウェーデン)】
- 《スウェーデンの物理学者オングストレームにちなむ》長さの単位。1億分の1センチメートルで10分の1ナノメートルをいう。とくに光の波長などを測るのに用いられる。記号Å。angstrom
- オングル‐とう【オングル島】
- (Ongul)南極、リュツォホルム湾東岸の島。東オングルと西オングルの2島からなり、東オングル島に日本の昭和基地がある。
- おん‐くん【音訓】
- 日本語として固定している漢字の読み方。中国語の日本式発音である字音と、その日本語訳である字訓のこと。
- おんくん‐さくいん【音訓索引】
- 漢和辞典などで、漢字を、その音または訓でさがす索引。〈比較〉総画索引・部首索引。
- おんくん‐せいり【音訓整理】
- 漢字の字音・字訓を整理して、種類を制限すること。国語政策として具体化をみたのが、昭和23年(1948)2月内閣告示の「当用漢字音訓表」で、ついで、その改定が、同48年(1973)6月内閣告示の「当用漢字音訓表」となる。これを引き継いだものが、同56年(1981)10月内閣告示の「常用漢字表」の「音訓」欄に示されている。