かけ‐うどん【掛(け)飩】
かけ汁をかけたうどん。かけ。
かけ‐うり【掛(け)売り】(名・サ変他)
信用販売の方法の一つ。売り手が品物を先に渡し、代金は一定期日後に受け取る方法。貸し売り。かけ。selling on credit〈対義〉現金売り。
かけ‐え【掛(け)絵】
絵をかいた掛け物。床の間などに掛ける。〈比較〉掛け字。
かげ‐え【影絵・影画】
手・指や切り抜いた紙に光を当て、人や動物などの形を障子・壁に映し出す遊び・芸。また、その絵。shadowgraph
かけ‐えり【掛(け)襟・掛(け)衿】
①和服の襟の上に共布でかける襟のこと。共襟。
②丹前や夜着などのよごれを防ぐのにかける別布の襟。長着には黒繻子(くろじゅす)、丹前や半天には黒八丈、夜着にはビロードなどをかける。上襟。
かけ‐おち【駆(け)落ち・欠(け)落ち・駈(け)落ち】(名・サ変自)
①結婚を許されない男女が、しめし合わせて逃げ隠れること。elopement
②江戸時代、農民などが行方をくらますこと。
③武士が戦いに敗れて他郷に逃げること。
かけ‐おどり【掛(け)踊り・懸(け)踊り】
集団どうしが互いに踊りを掛け合い、競い合うこと。盆踊りに多く、また、疫病送りに村から村へ、踊りをリレー式に送っていくこともいう。室町末期から近世初期に流行。
かけ‐がい【掛(け)買い】(名・サ変他)
品物を先に入手し、支払いは一定期日後という約束の購入方法。かけ。buy on credit〈対義〉現金買い。
かけ‐がえ【掛(け)替え】
代わり。予備。
掛け替えの無い(かけがえのない)
代わりとなる人・物がないほど、非常に大切である。irreplaceable〈用例〉会社にとって〜人。
かげ‐かくし【影隠し】
仮埋葬、または密葬の隠語。静岡県や、三重県の一部などでいう。
かけ‐がね【掛(け)金】
開き戸の戸締まりに用いる金物。戸の側に輪形の掛け金を付け、止める側の受け壺(つぼ)に掛けて釘(くぎ)や錠を差す。また、箱などのかぎとしても用いる。かきがね。latch
かけ‐がみ【懸(け)紙】
①文書や書状などに、かけて包む紙。包み紙。
②贈り物の上にかけたり包んだりする紙。のし・水引を印刷してあることが多い。
かけがわ【掛川】
〈市〉静岡県西部の市。旧城下町・宿場町。茶・シイタケなどの集散地。葛布(くずふ)が特産。花菖蒲(はなしょうぶ)園がある。人口7万6068(1994)。
か‐げき【歌劇】
劇の形式で上演される音楽作品。管弦楽の伴奏により、声楽・器楽のあらゆる編成・表現で行われる総合舞台劇。オペラ。opera〈比較〉楽劇・詩劇。
か‐げき【過激】(形動)
行動・思想などがはげしすぎるさま。急進的。radical〈対義〉穏健。
かげき‐は【過激派】
①暴力などによる過激な方法で主義・思想の実現をはかろうとする党派。今日ではとくに、新左翼系の運動グループをさす。radicals; extremists
→ボリシェビキの訳語の一つ。
かげきよ【景清】
→平景清(たいらのかげきよ)
②謡曲の曲名。四番目物。作者未詳。日向国(ひゅうがのくに)宮崎へ流された悪七兵衛(あくしちびょうえ)景清を、娘の人丸(ひとまる)が尋ねる。
③幸若舞(こうわかまい)の曲名。悪七兵衛景清は源頼朝(みなもとのよりとも)を討とうとして果たさず、両眼をえぐって西国に行く。清水観音の霊験により、両眼が治る。のちに、浄瑠璃(じょうるり)・歌舞伎(かぶき)に大きな影響を与えた。
④歌舞伎十八番の一つ。『菊重(きくがさね)栄景清』として元文(げんぶん)4年(1739)2代目団十郎が初演。
⑤浄瑠璃『出世景清(しゅっせかげきよ)』の通称。
かけ‐きん【掛(け)金】
①日掛け・月掛けなどのお金。installment; premium
②掛け売りした商品の代金。掛け代金。bill
かけ‐きん【賭け金】
賭博(とばく)で、勝負の結果によってやりとりすることを約束した金銭。stakes
がけ‐くずれ【崖崩れ】
崖の土砂や岩が、大雨や地震などでくずれ落ちること。landslide
かげ‐ぐち【陰口】
その人のいない所で悪口を言うこと。また、その悪口。かげごと。speak ill of...behind one's back〈用例〉〜をきく。〜を言う。
かけ‐くらべ【駆(け)競べ・駈(け)競べ】(名・サ変自)
走って、どちらが速いか競うこと。かけっこ。かけくら。競走。race
かけ‐ご【掛(け)子・懸(け)籠】
①箱などの内側の縁にかけわたして、はめこむようにつくられている浅い内箱。nesting boxes
②《外箱の底が見えなくなるところから、転じて》本心を見せないこと。
かけ‐ご【賭(け)碁】
金品をかけてする碁。
かけ‐ごえ【掛(け)声】
①人に呼びかける声。call
②拍子をとり、また気勢をつけるために出す声。encouraging shout〈用例〉〜だけに終わる。
かけ‐こだい【懸(け)小鯛】
正月飾りの一種。掛け鯛のこと。
かけ‐ごと【賭(け)事】
金品をかけて、勝ち負けを争うこと・遊び。かけ。gambling
かげ‐ごと【陰言】
→かげぐち(陰口)
かけ‐ことば【掛(け)詞・懸(け)詞】
韻文に多く用いられる修辞技巧の一種。1つの語句に同音異義の機能をもたせること。「わが身世にふる(経(ふ)る・降る)ながめ(詠め・長雨)せしまに」など。
かけ‐こみ【駆(け)込み・駈(け)込み】
①駆け込むこと。run in〈対義〉駆け出し。
②「→駆け込み訴え」の略。
かけこみ‐うったえ【駆(け)込み訴え】
江戸時代の越訴(おっそ)の一つ。一定の手順を経ないで評定(ひょうじょう)所・奉行(ぶぎょう)所・領主などに直訴(じきそ)すること。駆け込み願い。
かけこみ‐でら【駆(け)込み寺】
近世、離婚したい婦人が、逃げ込んで3年間勤行(ごんぎょう)すると、縁切りが成立した寺。縁切寺。
かけ‐こ・む【駆(け)込む・駈(け)込む】(五自)
①走って、はいる。run in
②駆け込み訴えをする。
③駆け込み寺にはいる。
かけ‐ざかな【懸(け)魚】
神前に供える魚。漁船が帰港後、氏神に魚を供えたり、初漁のときに漁獲物をえびす神に供える。婚礼のときに嫁・婿などをもらう側から酒につける魚のこともいう。かけのうお。
かけ‐さだめ【掛(け)定め】
小作人(こさくにん)が地主に対して小作権の継続を依頼する正月礼。田掛け。
かけ‐ざん【掛(け)算】
2つ以上の数または式を掛けて、その結果を求める計算。乗法。multiplication〈対義〉割り算。
かけ‐じ【掛(け)字】
文字を書いた掛け物。床の間などに掛ける。〈比較〉掛け絵。
かけ‐じく【掛(け)軸】
紙や絹などに書や絵画をかき、これを軸物(じくもの)に仕立てて、床の間や壁に飾るもの。掛け物。掛け字。〈数え方〉1幅(ぷく)・1軸・1対(つい)(2幅)。
かけした‐おび【掛(け)下帯】
打ち掛けの下に締める女帯。幅約26cm、丈約4m。生地は錦(にしき)・緞子(どんす)などを用いる。
かけ‐しょうぎ【賭(け)将棋】
金品をかけてする将棋。
かけ‐じる【掛(け)汁】
うどんやそばなどにかける汁。かけづゆ。
かけ‐す【懸巣】
カラス科の鳥。翼長約18cm。体はぶどう色でジャージャーと鳴く。雑食性。森林にすむ。留鳥(りゅうちょう)だが、地方によっては渡り鳥ともなる。日本全土・ユーラシアに分布。カシドリ。jay
かけ‐ず【掛(け)図】
壁などに掛けて見るようにした、地図・絵など。wall chart; wall map
かけ‐ず【懸けず】(副)
〈古語〉
わけもなく。むぞうさに。軽々しく。〈用例〉〜けおさるるこそ、本意(ほい)なきわざなれ(徒然・1)。
かけ‐すずり【掛(け)硯・懸(け)硯】
①《「掛け硯箱」の略》掛け子のついた硯箱。掛け子に硯や墨などを入れ、別に料紙を入れる引き出しなどがつくりつけになっているもの。
②江戸時代から明治まで、商家の金庫として用いられた家具。長方形の木箱で、側面に片開き戸がつき、中は引き出しとなっており、1段は硯箱として使い、他には現金や書類を入れた。上面に提(さ)げ手がついて、持ち運びやすくできている。蓋(ふた)が上に開く小型のものもある。
かけ‐すて【掛(け)捨て】(名・サ変他)
①保険などの掛け金を、中途でやめること。かけずて。
②保険で、該当する傷害・災害にあわない場合、満期になっても掛け金の払い戻しがないこと・もの。
かけずり‐まわ・る【駆けずり回る】(五自)
①走りまわる。run about
②あるものごとのためにせわしく動きまわる。奔走する。busy oneself with
かげ‐ぜん【陰膳】
旅行などで不在の家人のために、留守宅で供える食膳。不在者の無事を願う習俗。〈用例〉〜を据える。
かけ‐そば【掛(け)麦】
かけ汁(かけづゆ)をかけたそば。汁そば。そばかけ。かけ。〈対義〉もりそば。
かけ‐だい【懸(け)鯛】
①正月の儀式用の干し鯛。昔、床の間、竈(かまど)などに、2尾を向き合わせて掛けた。かけこだい。
②祝賀用の生鯛。2尾を縄で結び合わせて台の上に置く。
かけ‐だおれ【掛(け)倒れ】
①掛け金が取れないこと。
②費用が多くて利益が少ないこと。
かけ‐だし【駆(け)出し・駈(け)出し】
①走って出ていくこと。run out〈対義〉駆け込み。
②物事に慣れないこと・人。新米。新参者。greenhorn
かけ‐だ・す【掛(け)出す】(五他)
建物の一部を張り出してつくる。
かけ‐だ・す【駆(け)出す・駈(け)出す】(五自)
①走りはじめる。start running〈用例〉あわてて〜。
②外へ走って出る。run out〈用例〉教室の外へ〜。
③逃げ出す。出奔する。run away
かげ‐ち【陰地・蔭地】
日当たりの悪い土地。shady land
かけ‐ちが・う【掛(け)違う】(五自)
①行きちがう。
②くいちがう。〈用例〉話が少々〜。
かけ‐ちから【懸(け)税】
古代、刈りはじめの稲の初穂を青竹に掛けて、家の神などに供えた行事。懸け稲。
かけ‐ぢゃや【掛(け)茶屋】
道ばたに葦簀(よしず)などを立てかけて営業している、通行人相手の茶店。腰掛け茶屋。
か‐けつ【可決】(名・サ変他)
会議で、議案をよいとして決めること。approval〈対義〉否決。
か‐げつ【花月】
[一]
①花と月。
②千家(せんけ)茶道の七事式(しちじしき)の一つ。亭主と客4人が1組みとなり、裏に花か月の絵(字)の書いてある札をまわし、花に当たった者が薄茶(うすちゃ)をたて、月に当たった者が飲む。
[二]謡曲の曲名。四番目物。作者未詳。子を尋ねる旅僧が清水寺で花月という芸人の少年に会い、わが子と知る。
か‐げつ【佳月】
さえた月。明月。bright moon
か‐げつ【嘉月】
→陰暦3月の異称。
か‐げつ【箇月・個月】(助数)
月数を数えるのに使う語。〈用例〉3〜。
かけっ‐くら【駆けっ競】
→駆(か)け競(くら)」の転。
かけ‐つけ【駆(け)付け・駈(け)付け】
駆けつけること。
かけつけ‐さんばい【駆(け)付け三杯】
宴会などにおくれた人に、酒などを3杯つづけて飲ませること。
かけ‐つ・ける【駆(け)付ける・駈(け)付ける】(下一自)
大急ぎでそこへ行く。run to〈用例〉発車まぎわに〜。
かけっ‐こ【駆けっこ】(名・サ変自)
走って速さを競うこと。かけくらべ。race
かげつそうし【花月草紙】
江戸後期の随筆。松平定信(まつだいらさだのぶ)著。6巻。寛政(かんせい)8〜享和(きょうわ)3年(1796〜1803)ごろ成立。政治・経済・学芸・自然現象・日常生活の各分野にわたる。優雅な擬古文体。
かけ‐づつ【掛(け)筒・懸(け)筒】
筒状花入れの総称。壁や柱などに打った釘(くぎ)に掛けて用いる。竹製が多いが、銅製・陶製もある。
かけつなぎ‐とりひき【掛繋取引】
→ヘッジング
かけ‐て【掛けて】(副)
〈古語〉
①心にかけて。〈用例〉玉だすき〜しのはむ(万葉・2・199)。
②《打ち消しをともなって》まったく。〈用例〉〜こそ思はざりしか(更級)。
かけ‐て(連語)
①…について。…に関して。〈用例〉語学に〜は。
②…にわたって。〈用例〉春から夏に〜。関東から東北に〜。
かけて‐も【掛けても】(副)
〈古語〉
①少しでも。〈用例〉昔の御けはひに、〜触れたらむ人は(源氏・宿木)。
②《打ち消しをともなって》いささかも。〈用例〉〜いと似げなき御事と(源氏・若紫)。
かけ‐どけい【掛(け)時計】
柱または壁などに掛ける時計。柱時計。wall clock
かけ‐とり【掛(け)取り】
掛け金を受け取りに回ること・人。collect a bill; bill collector
かけ‐どり【掛(け)鳥】
祭りのとき神前に供える鳥。
かけ‐どり【翔け鳥】
①飛んでいる鳥。
②《「賭け鳥」とも》勝敗をかけて、飛んでいる鳥を射ること。
かげ‐ながら【陰乍(ら)】(副)
人知れず。よそながら。secretly〈用例〉〜成功を祈る。
かけ‐ぬ・ける【駆(け)抜ける・駈(け)抜ける】(下一自)
走って通り過ぎる。走って追いこす。run through〈用例〉ゴールを〜。
かけ‐ね【掛(け)値】
①正価より高くした値段。overcharge〈比較〉正札(しょうふだ)。〈用例〉〜なし。
②大げさにいうこと。exaggeration
かけ‐の‐いお【懸けの魚】
九州地方の一部で、正月に横に吊(つ)った幸木(さいわいぎ)に魚を掛ける習俗。また、その魚。かけのうお。
かげ‐の‐ないかく【影の内閣】
19世紀以後のイギリス独特の制度。野党が将来政権をとるときに備え、前もって組織する内閣。政権の即時円滑な交替や政策の代替案提出が目的。シャドーキャビネット。shadow cabinet
かけ‐のれん【掛(け)簾】
→のれん(暖簾②)
かけ‐はぎ【掛(け)接ぎ】
布の破れた部分を共布などで目立たないようにつくろうこと。invisible mending
かけ‐はし【掛(け)橋・懸(け)橋・梯】
①《「桟」とも》板・丸太・つたなどで、谷や川にかけ渡した橋。また、けわしい崖(がけ)に沿ってつくった桟道(さんどう)。suspension bridge; viaduct
②仮にかけた橋。temporary bridge
③橋わたし。なかだち。mediation〈用例〉恋の〜。
→はしご
かけはし‐の【掛(け)橋の】
[枕ことば]「あやふし」にかかる。〈用例〉人妻に心あやなく〜あやふきものは恋にぞありける(後撰・恋2)。
かけ‐ばな【掛(け)花・懸(け)花】
生け花の一形式。壁や柱に掛けられた花器に花を生けるもの。〈対義〉置き花・釣り花。
かけ‐はな・れる【掛(け)離れる・懸(け)離れる】(下一自)
①遠く離れる。far apart
②友人や親類とのつきあいが遠ざかる。
③大きくへだたる。quite different〈用例〉〜・れた実力。
かけ‐ばり【掛(け)針・掛(け)鉤】
和裁道具の一つ。釣り針形をしたものにひもをつけ、机などにとめ、そのひもを布につけた針にかけて布を引っぱりながら縫うのに用いる。くけ台にかわるもの。
かけ‐ばん【懸(け)盤・掛(け)盤】
1人用の食器をのせる台。方形の盆に猫足(ねこあし)をつくりつけにし、脚の下に畳ずりがある。膳(ぜん)としては格の高い物で、漆塗りに高蒔絵(たかまきえ)を施すなど、華美なものが多い。
かけ‐ひ【筧・懸(け)樋】
水を必要な場所に導く樋(とい)。節を抜いた竹、くりぬいた木などを地上にかけ渡してつくる。かけどい。かけい。〈対義〉うずみひ。
かけ‐ひき【駆(け)引き・掛(け)引き】(名・サ変自)
→策略。trick
②商売や交渉などで、強く出たり、弱く出たりして、自分に有利になるようにすること。bargaining
③兵を進めたり退かせたりすること。tactics
かげ‐ひなた【陰日向】
①日陰と日なた。light and shade
②人目のあるとないとで、言動に裏表のあること。うらおもて。double-faced
陰日向無く(かげひなたなく)
人が見ている、いないの別なく。裏表なしに。faithfully
陰日向になって(かげひなたになって)
裏にまわったり、表に立ったりして、なにくれとなく人を助けるさま。both openly and privately
かけ‐ぶくさ【掛(け)紗】
進物や貴重品などの上にかける袱紗。crape wrapper
かけ‐ぶとん【掛(け)布団】
寝るときに上にかける夜具。洋掛け・夏掛け・肌掛けなどがある。comforter; quilt〈対義〉敷き布団。
かげ‐ふみ【影踏み】
子どもの遊びの一つ。互いに相手の影を踏み合い、先に踏まれた者が負けとなる。
かけ‐へだた・る【懸(け)隔たる】(五自)
①遠くはなれる。far apart
②大きな違いができる。quite different
かけ‐へだ・てる【懸(け)隔てる】(下一他)
遠くはなれさせる。あいだを隔てる。estrange
かけ‐べり【掛(け)減り】
→めべり(目減り)
かげ‐べんけい【陰弁慶】
→うちべんけい(内弁慶)
かげ‐ぼうし【影法師】
①地上や障子などにうつる人の姿。shadow
②うつし絵。silhouette
かげ‐ぼし【陰干し・陰乾し】(名・サ変他)
直射日光にあてず、日陰で干して乾かすこと。drying in the shade
かけ‐ぼとけ【懸(け)仏】
円形の木板・銅板などに半肉彫・鋳出しなどで神像・仏像を表し、寺社の堂内に懸けて礼拝の対象としたもの。
かげ‐ま【陰間】
①江戸時代、まだ舞台に立っていない歌舞伎(かぶき)の年少俳優。蔭子(かげこ)。色子。
②近世後期、江戸で、宴席にはべり男色(なんしょく)の対象となった少年。男娼(だんしょう)
かけまく‐も【掛けまくも・懸けまくも】(連語)
〈文語的〉
口に出していうのさえ。
懸けまくも畏し(かけまくもかしこし)
非常におそれおおい。
かげま‐ぢゃや【陰間茶屋】
江戸時代、陰間を置いて客にはべらせて、男色(なんしょく)を売らせた茶屋。子供屋。
かげ‐まつり【陰祭(り)】
大祭(本祭)が1年おきの場合、大祭のない年に行う質素で簡略な小祭。〈対義〉本祭り。
かけ‐まわ・る【駆(け)回る・駈(け)回る】(五自)
①走り回る。run around
②奔走する。hustle
かげ‐み【影見】
小正月に行われる年占(としうら)の一種。月光で映し出された自分の影で、その年の運勢を占うもの。
かげ‐み【影身】
《影は体からはなれないので》いつもそばにいること。〈用例〉〜になって世話をする。
がけ‐みち【崖道】
がけのふちについている道。path along a cliff
かげ‐むしゃ【影武者】
①主君と同じ姿で、敵の目をくらますために身代わりをつとめる武者。
②かげで人のために働き、また、指図する人。黒幕(くろまく)
かけ‐め【欠(け)目】
①たりない目方。
②欠けている部分。欠点。
③囲碁で、目の形はしているが、完全な目となっていない目。
かけ‐め【掛(け)目】
①はかりで量った目方。量目。weight
②編み物の編み目の一種。前段の編み目にくぐらせず、編み針に糸をかけて編み進むもの。増し目・透かし編みなどに用いる。stitch
③生糸1貫目(3.75kg)を得るのに必要な原料のまゆ。
かけ‐めぐ・る【駆(け)巡る・駈(け)巡る】(五自)
走り回る。run about
かけ‐もち【掛(け)持ち】(名・サ変他)
2つ以上の役目・仕事を受け持つこと。兼務。work at two or more places
かけ‐もど・る【駆(け)戻る】(五自)
走って帰ってくる。running back
かけ‐もの【掛(け)物】
字を書いた掛け字、絵をかいた掛け絵の総称。かけじく。
かけ‐もの【賭(け)物・懸(け)物】
勝負ごとにかける金品。bet
かげ‐もん【陰紋】
輪郭線だけで表した略式の紋章。
かけ‐や【掛(け)矢】
くいなどを打ちこむための、大きな木づち。
かけ‐や【掛(け)屋・懸(け)屋】
江戸時代、幕府および諸藩の会計を担当した金融業者。おもに諸藩の蔵物(くらもの)代金の出納を請け負い、資金の融通をした。
かけや【掛合】
〈町〉島根県東部山間の町。稲作を中心にみその醸造も行う。竜頭滝(りゅうずのたき)・八重滝(やえのたき)がある。人口4322(1994)。
かげやま‐たみお【景山民夫】
(1947-98)小説家・放送作家。東京生まれ。慶大中退。昭和63年(1988)『遠い海から来たCoo(クー)』で第99回直木賞受賞。作品『虎口(ここう)からの脱出』『ガラスの遊園地』など。
かげやま‐ひでこ【景山英子】
→ふくだひでこ(福田英子)