かこ‐そう【夏枯草】
漢方薬の一つ。ウツボグサの花穂を乾燥したもの。利尿・消炎などの薬効。成分はウルソール酸の配糖体。
かこち‐がお【託ち顔】
嘆いている顔つき。うらめしそうなようす。sad look
かこ‐ちょう【過去帳】
寺院で檀家(だんか)・信徒の俗名・法名・死亡年月日などを記入する帳簿。鬼籍。点鬼簿。necrology
か‐こつ【化骨】
→こっか(骨化)
かこ・つ【託つ】(五他)
①かこつける。make an excuse for
②不平・ぐちをいう。complain of〈用例〉不遇を〜。
かこつけ【託け】
言いわけ。excuse
かこつ・ける【託ける】(下一自)
原因を他のものにかぶせる。口実にする。make an excuse for
かごつるべさとのえいざめ【醒】
歌舞伎(かぶき)世話物(せわもの)。3世河竹新七(かわたけしんしち)作。佐野次郎左衛門が吉原(よしわら)で花魁(おいらん)八つ橋に愛想づかしをいわれ、妖刀(ようとう)籠釣瓶で八つ橋をはじめ大勢を殺害する。明治21年(1888)初演。
かご‐ぬけ【籠抜け・脱け】(名・サ変自)
①かごを抜けて出る曲芸。
②「→籠抜け詐欺」の略。
かごぬけ‐さぎ【籠抜け詐欺】
建物の表口や内部で、部内者をよそおって金品などを受け取り、裏口などから逃げ去って、だましとること。
かご‐の‐き【鹿子の木】
暖地にはえるクスノキ科の常緑高木。幹は鹿(か)の子模様になる。葉は長楕円(だえん)形。夏に、黄色の小花を多数密集させる。コガノキ。
かこ‐ぶんし【過去分詞】
印欧語で、動詞の活用変化形の一つ。助動詞とともに用いられて、動作が完了したことを表し、また受け身の形をつくる。形容詞と同じ働きをするものもある。past participle
かご‐まくら【枕】
竹や籐(とう)で編んだ夏用の枕。
かご‐まり【毬】
曲芸の一つ。毬受けのついた、柄(え)の長い抜け籠を用いた毬の曲取りで、太神楽(だいかぐら)の代表的演技。
かこみ【囲み】
①囲むこと・もの。周囲。包囲。enclosure〈用例〉〜を破る。
②新聞などで、罫線(けいせん)で囲んだ記事・読み物。コラム。box; column
カコミスル【cacomistle】
アライグマ科の哺乳(ほにゅう)類。アライグマより鼻がとがり、尾も長い。体長約30cm、尾長約50cm。木登りが巧みで雑食性。米国南西部・メキシコに分布。
*かこ・む【囲む】(五他)
①まわりをとりまく。ふさぐ。enclose; surround〈用例〉敵城を〜。森に〜・まれた家。
②《盤などのまわりに集まることから》碁・将棋などのゲームをする。〈用例〉雀卓(ジャンたく)を〜。
かご‐め【籠目】
①かごの編み目。meshes of a basket
②かごの目のような模様・編み方。woven bamboo pattern
③子どもの遊び「→かごめかごめ」の略。
④紋所の名。正三角形を2個上下に重ねた形を紋章化したもの。竹籠などの編み目の形象化で、厄除(やくよ)けのしるしとして尊ばれる。
カゴメ【カゴメ(株)】
食料品。調味料・飲料会社。昭和24年(1949)設立。本社は愛知県名古屋市中区錦(にしき)
かごめ‐かごめ【籠目籠目】
子どもの遊びの一つ。目隠ししてしゃがんだ鬼の周囲を数人が歌いながらまわる。歌い終わったとき、鬼に後ろの者の名を当てさせ、当てられた者は次の鬼になる。
かごめ‐こもん【籠目小紋】
細かい籠目模様の着物地。
かごめ‐のり【籠目苔】
褐藻類カヤモノリ科の海藻。外海に面する海岸の潮だまりに多い。幼時は黄褐色の中空の塊であるが、成長するにつれ体表に穴があき、籠目状になる。
かご‐や【籠屋】
①駕籠に客を乗せてかつぐ人。かごかき。
②かごかきを常駐させ、客に駕籠を仕立てる業者。
か‐こん【仮根】
下等植物に生じる根のように見える器官。外見や機能は根に似るが、内部に維管束などの複雑な分化がない。シダ植物類の前葉体、コケ植物類、多細胞の藻類などにみられる。rhizoid
か‐こん【禍根】
わざわいのもと。root of the evil〈比較〉禍因。〈用例〉〜を絶つ。
か‐ごん【過言】
言いすぎ。saying too much〈用例〉失敗作と言っても〜ではない。
かさ【毬】
マツ・トチなどの実の殻。
かさ【笠】
①かぶりものの一種。雨・雪・日光などを防ぐため頭にかぶるもの。編み笠・網代笠(あじろがさ)・市女笠(いちめがさ)・陣笠など多種多様。被笠(かぶりがさ)。〈数え方〉1蓋(がい)・1枚。
②①の形をしたもの。電灯のかさなど。〈数え方〉1個・1枚。
③紋所の名。笠を紋章化したもの。高橋氏の代表紋。丸に笠・二階笠など。
笠に着る(かさにきる)
①権勢者を後ろだてにして、いばりかえる。〈類似〉虎(とら)の威を借る狐(きつね)
②恩を売って、それをいいことにいばる。
笠の台が飛ぶ(かさのだいがとぶ)
《「笠の台」は、首の意》
①打ち首になる。
②免職になる。
笠の台の生き別れ(かさのだいのいきわかれ)
《「笠の台」は、首の意》斬られて、首と胴とが別々になること。打ち首になること。
*かさ【傘】
①雨・雪・日ざしなどを避けるためにかざす柄のついた用具。から傘・こうもり傘・日傘の総称。さしがさ。umbrella〈用例〉〜をさす。〈数え方〉1本・1張り。
②①の形をしているもの。きのこの上部など。〈用例〉電灯の〜。
③紋所の名。開いた傘、閉じた傘、花傘などを紋章化したもの。
かさ【嵩】
①大きさ。分量。容積。bulk; volume〈用例〉荷物の〜が大きい。水の〜が増す。
②相手を押さえつけるような態度。威容。〈用例〉〜にかかった態度。
嵩が張る(かさがはる)
体積が大きくて、多くの空間を占める。嵩張る。bulky
嵩から出る(かさからでる)
→嵩に懸かる」と同意。
嵩に懸かる(かさにかかる)
①優勢に乗じて攻めかかる。
②おしつけるような態度に出る。嵩から出る。
嵩に回る(かさにまわる)
相手に勝る勢いとなる。優位な立場になる。
かさ【暈】
太陽や月の周囲に見える光の輪。氷の結晶からなる薄い雲(巻層(けんそう)雲)が出ているときにできる。光が、雲をつくる氷晶によって反射や屈折を受けて起こる。halo〈比較〉光環。
かさ【瘡】
→くさ(瘡)
がさ
《俗語。「さがす」の倒語》警察の用語で、→家宅捜索のこと。〈用例〉〜を入れる。
かさ‐あげ【嵩上げ】(名・サ変他)
①土などを盛ってさらに高くすること。raising〈用例〉土手の〜。
②金額などをさらにふやすこと。addition〈用例〉予算の〜。
かざ‐あし【風足・風脚】
自然に吹く風の速さ。
かざ‐あな【風穴】
①風の吹き込むすきま。opening
②住宅の窓・壁・床下の基礎部分などに設けられた換気孔。虫除(よ)けなどの網を付けたりする。ventilating hole〈比較〉風窓。
③山腹などにある奥深い穴。ふうけつ。cave
風穴を開ける(かざあなをあける)
刃物・短銃などで、腹・胸などを貫き通す。
か‐さい【火災】
①人の意図に反して、建物・山林などが燃えること。消防庁では火災統計上、建物火災・林野火災・車両火災・船舶火災・航空機火災、その他の火事に分類。fire
②火事の災難。fire〈用例〉〜保険。
か‐さい【花菜】
→かさいるい(花菜類)
か‐さい【果菜】
→かさいるい(果菜類②)
か‐さい【家裁】
→家庭裁判所」の略。
か‐さい【歌才】
歌をつくる才能。〈用例〉〜に富む。
かさい【加西】
〈市〉兵庫県南部の市。播州織(ばんしゅうおり)・畳表(たたみおもて)・ござの産地で知られ、近代工業もさかん。人口5万2407(1994)。
か‐ざい【花材】
生け花に用いる材料。material used for flower arrangement
か‐ざい【家財】
①住宅内部の道具や家具の総称。household goods
②一家の財産。assets
か‐ざい【貨財】
貨幣と財物。財産。財貨。
か‐ざい【歌材】
歌をつくる材料。歌の素材。
が‐さい【画才】
絵をかく才能。artistic talent〈用例〉〜にめぐまれる。
が‐ざい【画材】
①絵をかく材料。drawing materials
②絵にかく対象。object for a painting〈用例〉すばらしい〜。
カサイ‐がわ【カサイ川】
(Kasai)アフリカ中央、アンゴラ中部に発し、ザイール国境を流れ、ザイール川に注ぐ川。長さ2200km。
かさい‐がん【火砕岩】
火山の爆発によって噴出した砕屑(さいせつ)岩からなる岩石。火口から噴出して直接堆積(たいせき)したものと、それが風や流水などの力によって移動したのち再堆積したものとがある。pyroclastic rock
かさい‐ぐも【火災雲】
大火災のとき発生する雲。森林火災や石油タンク爆発および広域火災のときにできる、積雲状の暗黒色の雲。
かさい‐しんごう【火災信号】
消防法に定められた消防信号の一つ。サイレンまたは鐘によって火災を知らせるもの。
かさい‐ぜんぞう【葛西善蔵】
(1887-1928)小説家。青森県生まれ。貧乏と孤独を主題に典型的な私小説を書いた。作品『哀(かな)しき父』『子をつれて』など。
かさい‐せんぷう【火災旋風】
火災時に発生する渦巻き状の空気の流れ。関東大震災のときのように、火災による上昇気流を補う風を周辺から巻きこんで起こる。
かさい‐ほうちき【火災報知機】
火災の発生場所を消防署や管理室などの必要な場所に通報する装置。fire alarm
かさい‐ほけん【火災保険】
火災によって生じる損害を補う保険。fire insurance
かさい‐りゅう【火砕流】
火口から噴出した高温の火山砕屑物(さいせつぶつ)と火山ガスの混合物が高速で斜面を流れる現象。熱雲・軽石流・岩滓(がんさい)流・火山灰流などが含まれる。しばしば大きな被害をもたらす。pyroclastic flow
かさい‐りんかいかいひんこうえん【葛西臨海・海浜公園】
東京都江戸川区臨海町にある都立公園。約43万m2の園内には、ドーナツ形大水槽で知られる葛西臨海水族園がある。平成元年(1989)開園。
かさい‐るい【花菜類】
花を食用とする野菜類。カリフラワー・ブロッコリーなど。花菜。
かさい‐るい【果菜類】
①くだものと野菜。fruits and vegetables
②実を食用とする野菜類。トマト・キュウリ・ナスなど。果菜。
かざ‐いれ【風入れ】
風を通して室内や衣類などの湿気をとばすこと。虫干し。
かさい‐れっとう【花綵列島】
花をつなげてつくった花綵(はなづな)(花飾り)のような形の列島。アジア大陸東側に多い。日本列島・千島列島などが代表的。弧状列島。festoon islands
かさおか【岡】
〈市〉岡山県南西端、瀬戸内海に臨む市。化学・紡績のほか、たんす製造などの工業がある。天然記念物カブトガニは有名。人口6万0753(1994)。
かさ‐おどり【笠踊(り)・傘踊(り)】
笠または傘(かさ)を、かぶり物・採物(とりもの)として踊る民俗芸能。北陸地方の笠踊り、鳥取地方の傘踊りが有名。
かざ‐おもて【風面】
風の吹いて来る方角。
かざおり‐えぼし【風折(り)帽子】
立て烏帽子の頂を、風に吹き折られたように斜め横に折り伏せたもの。狩衣(かりぎぬ)・水干(すいかん)・直垂(ひたたれ)などを着るときに用いた。
かざ‐おれ【風折れ】
木などが風に吹かれて折れること。〈比較〉雪折れ。
かさ‐がい【笠貝】
①菅笠(すげがさ)を伏せたような形から、→ヨメガカサ→アオガイ・スゲガサガイなどの俗称。
②小笠原(おがさわら)諸島特産のマキガイ。殻長約7cm、殻高約5cmの円錐(えんすい)形で、殻は巻いていない。黄灰色地に黒斑(こくはん)がある。潮間帯の岩礁に付着。天然記念物。
かさかけ【笠懸】
〈町〉群馬県南東部、桐生(きりゅう)市南西隣の町。スイカ・ダイコン・菊栽培がさかん。人口2万3575(1994)。
かさ‐がけ【笠懸(け)】
騎射の一つ。射場に笠をかけて的(まと)とし、馬上から射る。平安・鎌倉(かまくら)時代、武士のたしなみとしてさかんに行われた。流鏑馬(やぶさめ)との相違は的が1つであること。かさかけ。
かさ‐かさ
[一](副)干からびたものが、触れ合って立てる音。rustle〈用例〉落ち葉が〜と風に舞う。
[二](副・形動・サ変自)
①乾き切って、水け・油けのないさま。dry and rough〈用例〉〜の手。
②つやや潤いのない感じのするさま。rough〈用例〉〜した人。
がさ‐がさ
[一](副)《「かさかさ」より騒がしい》乾いたものが触れ合って立てる音。rustle〈用例〉〜と荷をほどく。
[二](副・形動・サ変自)
①ざらざらして、滑らかでないさま。rough〈用例〉〜した手。
②落ち着きがなく、がさつなさま。また、騒々しいさま。rough〈用例〉〜した男。
かさ‐かぶせ【被せ】
嫁ぎ先に嫁が到着したとき、その門口で嫁に笠を被せる習俗。もとは嫁が被ってきた笠を脱がせる習わしであったが、笠を被らなくなってこのように変化したものという。
かざ‐かみ【風上】
風の吹いて来る方向。windward〈対義〉風下。
風上に置けない(かざかみにおけない)
《風上に置くとくさくて我慢できない、の意》卑劣な者をののしっていうことば。be a disgrace to...
かさ‐ぎ【笠木】
鳥居(とりい)・門などの上にわたす横木。冠木(かぶき)
かさぎ【置】
〈町〉京都府南部、木津(きづ)川沿いの町。笠置山を中心とする観光・保養地。農林業もさかん。人口2244(1994)。
かさぎ‐さんち【置山地】
京都府南部から奈良県北部にかけての山地。主峰は鷲峰(じゅうぶ)山685m。木津(きづ)川以南の地域は大和高原ともいう。
かさぎ‐やま【置山】
京都府南東端にある山。標高324m。南北朝時代、後醍醐(ごだいご)天皇の行在所(あんざいしょ)があった。
かざ‐きり【風切り】
①風向きを知るため船上にたてる旗。風見(かざみ)。dogvane
②「→風切り羽」の略。
③桟瓦(さんがわら)ぶきの切り妻屋根で、妻側の近くを、棟(むね)から軒(のき)までふきあげた丸瓦の列。
かざきり‐ばね【風切(り)羽】
鳥類の翼の後縁に並ぶ大羽。最外側の初列風切り羽(手羽)は普通10枚、その内側にあって胴に近い次列風切り羽は6〜30枚。飛び羽。かぜきりばね。かざきり。remiges
か‐さく【仮作】(名・サ変他)
ほんとうではないこと。作り事。フィクション。
か‐さく【佳作】
できばえのよい作品。fine work〈用例〉選外〜。
か‐さく【家作】
→貸家。house for rent(米); house to let(英)
②家をつくること。また、その家。build a house
か‐さく【寡作】(名・形動)
作品の数が少ないこと・さま。write little〈比較〉乱作。〈対義〉多作。〈用例〉〜の作家。
か‐さく【歌作】
和歌をつくること。和歌を詠むこと。また、その和歌。
かざ‐くち【風口】
ストーブ・ふろなどのたき口の、風の吹きこむ所。
風口の蝋燭(かざくちのろうそく)
消えやすいこと。はかないことのたとえ。心もとないこと。風前の灯(ともしび)
かさ‐ぐも【笠雲】
山の頂に帽子をかぶせたような形の雲。高積雲や層積雲などがつくる。cap cloud
かざ‐ぐも【風雲】
強い風が吹く前兆となるような雲。レンズ状の雲など。
かざ‐ぐるま【風車】
①風の力で回るしかけの車。ふうしゃ。windmill
②子どものおもちゃの一つ。紙やセルロイドなどでつくった羽根車に柄(え)をつけ、風力でまわす。pinwheel
③キンポウゲ科センニンソウ属のつる性落葉低木。葉は対生。花は紫色または白色。花弁はなく、径10〜15cmの8枚の萼(がく)片が花弁のように車輪状に開く。
かざ‐け【風邪気】
少し風邪をひいたようなからだの具合。かぜぎみ。かざっけ。かぜけ。have a slight cold
かさ‐ご【笠子】
カサゴ科の海水魚。全長約25cm。黒褐色から赤褐色。岩礁帯から沖合の深いところまで生息。卵胎生で冬に1万匹前後の子を産む。食用。日本各地から朝鮮半島・中国に分布。
かざ‐ごえ【風邪声】
かぜをひいたときの、はなのつまった、かれた声。かぜごえ。hoarse voice
かさ‐ごけ【傘苔】
カサゴケ科の大形コケ。低山の腐植土上に群生する。地下茎から直立する茎に、葉がかさ状に集まる。美しいコケで、鉢植えにも向く。
かさ‐こそ(副)
枯れ葉や薄い紙などが軽く触れ合うときに出るかすかな音。かさかさ。rustlingly
がさ‐ごそ(副)
枯れ葉や紙などが触れ合ったり、それらをいじったりするときの音。がさがさ。rustlingly
カザコフ【Yury Pavlovich Kazakov】
(1927-82)ソ連の小説家。非政治的な自然派と目される異色短編作家。作品『青色と緑色』『猟犬アルクトゥル』『アダムとイブ』など。
かささ【沙】
〈町〉鹿児島県、薩摩(さつま)半島南西端の町。ポンカンや野菜などの栽培がさかん。人口4432(1994)。
かささぎ【鵲】
カラス科の鳥。ハトぐらいの大きさで、翼長約20cm。緑黒色で、腹部が白い。カチカチと鳴く。日本には朝鮮半島から1600年ごろ輸入、放鳥され北九州にすみついたとされる。ユーラシア・北アメリカ西部に分布。カチガラス。magpie
かささぎ‐の‐はし【鵲の橋】
①カササギが牽牛(けんぎゅう)星と織女(しょくじょ)星のために、天の川に架けるといわれている伝説上の橋。七夕(たなばた)の夜に、その翼を連ねて架け渡すという。
②宮中の殿舎に上がる階段。
かざし【頭(し)】
冠に挿(さ)した花や枝、また造花。奈良時代は自然の花を髪に挿したが、のちに中国にならって、儀式のとき冠に造花を挿した。
かざししょう【頭抄】
江戸時代の文法書。富士谷成章(ふじたになりあきら)著。明和(めいわ)4年(1767)成立。日本語の形式的な連用修飾機能をもつ語彙(ごい)(副詞・接続詞・感動詞など)を挿頭と名づけ、解説したもの。
かさじぞう【笠地蔵】
昔話の一つ。雪の中の六地蔵を哀れんだおじいさんが笠をかぶせてやると、返礼に地蔵が金や米を運んできて、よい正月を迎えられたという話。
かざ‐しも【風下】
風の吹いて行く方向。leeward〈対義〉風上。
風下に居る(かざしもにいる)
①人のやりかたをまねる。
②勢力下にいる。
かざ・す【翳す】(五他)
①光を遮るために、頭やひたいの前にさしかける。〈用例〉小手を〜・して遠くを見る。
②ものの上にさしかける。〈用例〉火鉢に手を〜。
③手に持ったものを頭の上に高く掲げる。〈用例〉刀を〜。
④高く掲げて光に当てるようにする。hold up...over〈用例〉明かりに〜・して手紙を読む。
かざ・す【頭す】(四他)
〈古語〉
花や枝などを髪の毛や冠にさす。〈用例〉桜〜・してけふも暮らしつ(新古今・春下)。
かさ‐すげ【菅】
カヤツリグサ科の多年草。水辺に群生。高さ約1m。葉は互生し線形。春に紫褐色の雄花穂を頂生し、淡緑色の雌花穂を側生。
かさ‐だか【嵩高】(形動)
①かさばるさま。bulky
②威圧的で、横柄なさま。haughty〈用例〉〜に言う。
かさ‐たて【傘立て】
傘を立てかけるための家具。傘入れ。umbrella stand
ガザ‐ちく【ガザ地区】
エジプトの北東、地中海に沿った細長い地域。中心都市はガザ。1948年の第1次中東戦争でエジプトの、さらに67年の第3次中東戦争でイスラエルの占領地となる。人口のほとんどがパレスチナ人で、その半数以上が難民。93年のPLOとイスラエルの協定により、94年5月からエリコとともにパレスチナ人による暫定自治開始。the Gaza Strip
がさつ(形動)
ことばや動作が荒々しいさま。ぞんざい。無作法。rough; rude〈用例〉〜者。〈派生〉がさつさ(名)
がさ‐つ・く(五自)
①がさがさと音がする。rustle
②動作が騒がしく、落ち着かない。rough
カサット【Mary Cassatt】
(1845-1926)アメリカの女流画家・版画家。ドガに師事。母と子を題材にした作品が多い。作品『行水(ぎようずい)』など。
かざ‐とおし【風通し】
風が吹き通ること。また、その程度。通風。かぜとおし。ventilation
かさど‐じま【笠戸島】
山口県南部、下松(くだまつ)市に属し瀬戸内海に浮かぶ島。面積11.7km2。笠戸大橋で本土と結ばれ観光地化。
カザドジュ【Robert Casadesus】
(1899-1972)フランスのピアノ奏者・作曲家。洗練された技巧と明快な演奏が特徴。作品『ピアノ協奏曲』など。
かさなり【重なり】
かさなること。また、その状態。overlapping
*かさな・る【重なる】(五自)
①ある物の上に、別の同種の物がさらに加わる・のる。be piled up〈用例〉落ち葉が〜。
②物事に、別の物事が加わる。overlap〈用例〉日曜と祭日が〜。〜不幸。
ガザニア【Gazania(ラテン)
キク科の観賞用一年草。高さ20〜30cm。春から夏に、径8cm前後の白・黄・紅色などの花をつける。南アフリカ原産。クンショウギク。
かさ・ぬ【重ぬ】(下二他)
〈古語〉
→かさねる(重ねる)
かさね【重ね・襲】
[一](名)
①重ねること・もの。pile; overlap; layer
②衣服を重ねて着ること。
③《「襲」で》袍(ほう)の下に重ねて着た衣服。重ね着。下襲(したがさね)
④《「襲」で》衣服を重ねて着たときの色の配合。また、衣の表と裏の色の配合。〈参照〉襲の色目
⑤上着と下着のそなわった衣服。
[二](助数)重ねた物を数える語。〈用例〉2〜。
かさね【累】
①江戸時代初期、下総(しもうさ)羽生(はにゅう)村の百姓与右衛門(よえもん)の妻、累をめぐる因縁話。顔がみにくいことから夫に殺害され、その怨念(おんねん)が一族にたたるが、祐天上人の祈りで解脱する。
②歌舞伎(かぶき)舞踊。『色彩間苅豆(いろもようちよつとかりまめ)』の通称。清元。文政(ぶんせい)6年(1823)初演。与右衛門が累と心中しようとするが、死霊(しりょう)の怨念で累を殺す。
かさねあわせ‐の‐げんり【重ね合(わ)せの原理】
波の干渉やうなりなど、ある現象の状態が2つあるいはそれ以上の状態を加え合わせたものとして与えられること。principle of superposition
かさね‐おり【重ね織り】
織物で、縦・横とも糸を2種以上使い、織物の組織が二重、三重になるように織ったもの。風通(ふうつう)織りなど。
かさね‐がさね【重ね重ね】(副)
①ますます。more and more
②かえすがえす。repeatedly〈用例〉〜おわびします。
かさね‐ぎ【重ね着】(名・サ変自他)
①保温のために衣服を重ねて着ること。wear one over another
②装束や式服などで同形態の衣服を重ねて着ること。また、その衣服。襲(かさね)。重ね袿(うちき)
かさね‐ことば【重ね言葉・重ね詞】
①修辞法の一つ。意味を強めるために、同じ意味の語を繰り返して使うもの。「ぬれにぞぬれし」など。重言。
②語頭が似通う語の重なる文句を、間違えずにいう遊び。「この長なぎなたは、誰(た)が長なぎなたぞ」の類。
かさね‐さかずき【重ね杯】
大・中・小と3個の杯を重ねたもの。儀式用に使われる。
かさね‐じゅう【重ね重】
2つ以上を重ねるようにつくった重箱。三つ重ね・四つ重ねなどがある。
かさね‐だんす【重ね笥】
収納部分が2つ以上重なって1棹(さお)となっている箪笥。運ぶときなどに分離できる。double chest of drawers
かさね‐ちがいだな【重ね違い棚】
違い棚を2段以上重ねたもの。〈参照〉違い棚。
かさね‐ちゃわん【重ね茶碗】
茶道で、客が多数のとき2つの茶碗を重ねて持ち出し、茶をたてる方式。
かさね‐て【重ねて】(副)
ふたたび。繰り返し。again
かさね‐ぬい【重ね縫い】
布の接(は)ぎ方。2枚の布の端を少し重ねて、その中央もしくは両端を縫う。表から見えない襟芯(しん)や裾(すそ)芯などの接ぎ合わせに使う。重ね接ぎ。
かさね‐の‐いろめ【襲の色目】
女性の五つ衣(ぎぬ)・単(ひとえ)・重ね袿(うちぎ)などの、袖(そで)・襟・裾(すそ)の色の配合。また、男性の直衣(のうし)・狩衣(かりぎぬ)・下襲(したがさね)などの表地と裏地の配色。平安貴族の間で発達。一定の組み合わせが考案され、季節の変化に応じた着用の決まりや、名称が伝えられている。かさねいろめ襲色目。
*かさ・ねる【重ねる】(下一他)
①ある物の上に、別の同種の物をさらに加える・のせる。上に積む。pile up〈用例〉紙を〜。
②さらに加える。add; pile up〈用例〉得点を〜。練習を〜。
③同じことを幾度となく繰り返す。repeat〈用例〉交渉を〜。