かな‐むぐら【金葎・草】
クワ科のつる性一年草。野原・路傍に多い。茎や葉柄にとげがある。葉は5〜7裂。雌雄異株(いしゅ)。秋に、円錐(えんすい)状の雄花序と球果状の雌花序をつける。日本全域・中国・台湾に分布。
かなめ【要】
①扇の骨を止めるくぎ。pivot
②物事のもっともたいせつなところ。要点。vital point〈用例〉肝心〜。
かなめ‐いし【要石】
①鹿島(かしま)神宮の林中にある石。鹿島神天降(あまくだ)りのとき、この石に座ったと伝えられ、根が土中深く埋まり、地震をしずめるという。
②建築で、アーチの中にさし入れ、全体の力を支える石。キーストーン。keystone
かなめ‐がき【要垣】
カナメモチを植えた生け垣。
かなめ‐もち【黐】
バラ科の常緑小高木。温暖な地にはえ、庭木、生け垣にもされる。高さ5〜6m。新芽が赤い。葉は長楕円(だえん)形で両端がとがる。春、白色5弁の小花を密生。四国・九州に分布。アカメモチ。カナメノキ。
かな‐めん【鉄面】
顔面を守るために用いる鉄製の武具。顔の全部をおおう総面と、一部をおおう頬当(ほおあて)がある。
かな‐もの【金物】
金属製の器具。hardware(米); ironmongery(英)〈用例〉〜屋。
かなもり‐そうわ【金森宗和】
(1584-1656)江戸初期の茶人。飛騨(ひだ)高山城主金森可重(ありしげ)の長男。茶道宗和流の祖。「きれいさび」を好み、姫宗和といわれる。飛騨高山の春慶塗(しゅんけいぬり)は宗和の遺業。
かなもり‐つうりん【金森通倫】
(1857-1945)プロテスタント神学者・牧師。肥後の人。同志社大卒。岡山教会・番町教会牧師。新神学を唱導し、国内・米国で伝道に従事。著書『日本現今之(の)基督(キリスト)教並将来之基督教』など。
かなや【金谷】
〈町〉静岡県中部、大井川西岸の町。茶の生産地として知られる。旧宿場町で、江戸時代は川越しでにぎわった。人口2万2108(1994)。
かなや【金屋】
〈町〉和歌山県北部、有田(ありだ)川に沿う町。旧城下町。明恵上人(みょうえしょうにん)誕生の地。ミカンの産地。人口1万0492(1994)。
かな‐やき【金焼(き)・印焼(き)】
①焼いた鉄で焼き印を押すこと。かねやき。
②持ち主のしるしとして馬や牛などのももに押す焼き印。
かな‐やま【金山】
金・銀・銅などを掘り出す山。鉱山。mine
金山にかかる(かなやまにかかる)
投機的な鉱山事業に手を出す。
かなやま【金山】
〈町〉岐阜県中部、飛騨(ひだ)川中流の町。農林業中心で茶の産地。中山七里の景勝がある。人口8365(1994)。
*かならず【必ず】(副)
①きっと。たしかに。まちがいなく。surely; certainly〈用例〉人間は〜死ぬ。〜間にあうように行きます。
②いつも。きまって。例外なく。always〈用例〉会えば〜けんかだ。戦えば〜勝つ。
③{古語}《打ち消しの表現をともなって》必ずしも。〈用例〉車の五緒(いつつを)は、〜人によらず(徒然・64)。
かならず‐しも【必ずしも】(副)
《下に打ち消し・反語をともなって》きっと…だとはきまらない。not...necessarily〈用例〉〜正しいとは言えない。〜勝つとはきまっていない。
かならず‐や【必ずや】(副)
《下に推量の表現をともなって》自分の確信や願望を強めた言い方。きっと…(だろう)。〈用例〉〜成功するであろう。
か‐なり【可成・可也】
[一](形動)非常に高いわけではないが、普通よりは程度が上であるさま。pretty〈用例〉〜なできばえ。
[二](副)相当。思った以上に。pretty〈用例〉〜疲れている。
か‐なり【可なり】(連語)
〈文語的〉
可である。よろしい。〈用例〉朝(あした)に道を聞かば夕(ゆうべ)に死すとも〜(『論語』「里人」)。
カナリア【canaria(スペイン)・金糸雀】
アトリ科の飼い鳥。翼長約7cm。原種の地色は白・赤・オリーブ色など。雄の鳴き声が美しく、飼育や繁殖が容易なので世界的に飼われている。日本への移入は江戸時代。品種が多く、その改良もさかん。カナリア諸島などの原産。カナリヤ。canary
カナリア‐いろ【カナリア色】
小鳥のカナリアの羽のような明るい黄色。ラッパズイセンの花の色から、ダフォディルイエローともいう。カナリー。canary; daffodil yellow
カナリア‐かいりゅう【カナリア海流】
アフリカ北西岸の沖を南に流れる寒流。北大西洋の環流を構成する。Canary Current
カナリア‐しょとう【カナリア諸島】
(Canary Islands)アフリカ大陸北西、大西洋上の火山島群。スペイン領。カナリアの原産地。人口149.4万(1991)。
カナリー‐やし【カナリー椰子】
ヤシ科の常緑樹。カナリア諸島原産で、現地では10m以上になる。日本では街路樹・庭木のほか、観葉植物として鉢植えにもする。
が‐な・る(五自)
《俗語》どなる。があがあ言う。shout〈用例〉耳もとで〜・りたてる。
カナレット【Canaletto】
①本名アントニオ=カナルAntonio Canal(1697-1768)。イタリアの画家・銅版画家。生地ベネチアを正確な遠近法と細密な描写で表現。作品『サンマルコ広場』など。
②本名ベルナルド=ベロットBernardo Bellotto(1720-80)。イタリアの画家。アントニオの甥(おい)。都市の景観を綿密な遠近法で描く。作品『ドレスデン風景』など。
カナロ【Francisco Canaro】
(1888-1964)アルゼンチン‐タンゴの作曲家・指揮者・バイオリン奏者。タンゴの規範的奏法を確立。「タンゴの王様」とよばれた。作品『センティミエント‐ガウチョ』など。
かな‐わ【金輪・鉄輪】
①金属製の輪。また、鉄製の車輪。
②鉄製の輪に3本の脚をつけ、炉の中に立てて鍋(なべ)などをのせる道具。五徳(ごとく)
③紋所の名。細い輪を数個つないで紋章化したもの。
かなわ‐ない【敵わない】(連語)
①対抗できない。勝つことができない。no match for〈用例〉〜相手。
②やりきれない。がまんができない。unbearable〈用例〉暑くて〜。
③できない。ゆるされない。unable〈用例〉強風で立っていることも〜。
かな‐わらび【蕨】
オシダ科の常緑性シダ。暖地山中の林下にはえる。高さ60〜100cm。葉は光沢のある3回羽状複葉。関東以西に分布。オオカナワラビ。
か‐なん【火難】
火事にあうこと。火災。fire disaster〈対義〉水難。
かなん【河南】
〈町〉宮城県北部、北上川下流の町。稲作のほか、ジャガイモ栽培がさかん。人口1万8315(1994)。
かなん【河南】
〈町〉大阪府南東部の町。野菜やミカン栽培を中心とする近郊農業地帯。植木の生産も多い。人口1万4234(1994)。
かなん【河南】
〈省〉中国東部、黄河中・下流域の省。省都は鄭州(ていしゅう)。中国有数の畑作地帯。人口8687.0万(1991)。ホーナン。
かなん【華南】
中国南部、福建・広東(カントン)の2省、広西壮族自治区に属する地域および台湾の総称。華中・華北に比して経済・産業は未発達。華僑(かきょう)はこの地域の出身者が多い。ホワナン。
カナン【Canaan】
①旧約聖書『創世記』で、神がアブラハムとその子孫に与えるとした約束の地。パレスチナの古称。
②《神がアブラハムに約束したような》理想郷。天国。
カナンガ【Kananga】
アフリカ中央部、ザイール共和国西カサイ州の州都。商業都市。人口37.2万(1991)。
かに【蟹】
①甲殻類カニ亜目の節足動物の総称。体はキチン質の甲殻でおおわれ、腹部は退化して腹面に巻き込まれる。第1胸脚は強大なはさみで、捕食用。大部分は海産であるが、サワガニ科は淡水産。世界に約5000種、日本に約1000種が分布。crab
②紋所(もんどころ)の名。蟹を紋章化したもの。
蟹の穴入り(かにのあなはいり)
あわてふためくさま。うろたえるさま。
蟹の念仏(かにのねんぶつ)
口の中でぶつぶついうさま。ひとりごとをつぶやくさま。
蟹の横這い(かにのよこばい)
①《カニが横に歩くところから》じゃまがはいったりして、物事がてきぱきと進まないこと。
②《カニは横向きに歩くので、一見歩きづらそうに見えるが実はそうではないところから》ほかから見ると不自由でつらそうに見えることでも、当人にとっては都合がよく、快適であること。
蟹は甲羅に似せて穴を掘る(かにはこうらににせてあなをほる)
人は概して、その人相応の考えや行いしかしないものだ。
かに【可児】
〈市〉岐阜県南部、木曽(きそ)川沿いの市。旧宿場町。工業化・住宅地化が進む。人口8万4020(1994)。
がに
〈古語〉
[一](接助)《動詞や助動詞「ぬ」の終止形に付いて》状態・程度を表す。…するほどに。…かのように。…しそうに。〈用例〉雁(かり)が音寒し霜も置きぬ〜(万葉・8・1556)。
[二](終助)《動詞の連体形に付いて》理由または目的を表す。…するように。…するであろうから。〈用例〉新草(にひくさ)まじり生(お)ひは生ふる〜(万葉・14・3452)。
か‐に‐あられ【かに霰】
織り紋の一種。細かい市松(いちまつ)模様に、瓜(うり)の輪切り面を図案化した模様(「か」という)を散らしたもの。束帯(そくたい)の表袴(うえのはかま)などに用いた。
かにえ【蟹江】
〈町〉名古屋市西隣の町。名古屋との交通の便に恵まれ、工場・住宅がふえ、都市化。人口3万6099(1994)。
かに‐かくに(副)
〈文語的〉
いろいろと。あれこれと。〈用例〉〜思いわずらう。
か‐にく【果肉】
果物の肉の部分。sarcocarp
かにくい‐ざる【蟹食猿】
オナガザル科のサル。体長約40cm。尾もほぼ同長。海や川に近い森林にすみ、カニ・木の実などを食べる。東南アジアに分布。crab-eating macaque
かに‐くさ【蟹草】
カニクサ科のシダ。山野にはえ、葉はつる状に伸び2m以上になる。小羽片は薄く羽状につく。先端の羽片は長く伸び、胞子は丸薬の衣に用いられる。関東以西に分布。ツルシノブ。
かに‐ぐも【蛛】
網を張らないカニグモ科に属する徘徊(はいかい)性のクモの総称。体長は雌5〜10mm、雄は小さい。草木の葉上、花の上や草の間などにひそみ、昆虫を捕食。世界に約2000種、日本にはアズチグモ・ハナグモ・ヤミイロカニグモなど約60種がいる。
かに‐こうせん【蟹工船】
[一]カニの刺し網漁船の母船。漁獲したカニを船内で缶詰にする設備がある。現在は操業していない。crab factory-ship
[二]小林多喜二(こばやしたきじ)の小説。昭和4年(1929)発表。蟹工船労働者の闘争を描く。プロレタリア文学の代表作。
かに‐こうもり【蝠】
キク科の多年草。高山の針葉樹林にはえる。高さ50〜100cm。カニの甲のような形をした葉を3枚互生する。夏から秋、茎の上部が分枝し白色の頭花を多数つける。
かに‐ざ【蟹座】
北天の星座で、しし座の西にあり、中央にプレセペ(蜂(はち)の巣)星団がある。黄道十二星座の一つ。3月26日ごろの午後8時ごろに南中。面積506平方度。Cancer
カニシカ【Kaniṣka】
(?-?)インド、クシャン朝最盛期(2世紀前半)の王。ガンジス川中流域からデカン高原、東トルキスタンに及ぶ地域を支配。仏教を保護し、第4回仏典結集を行った。
かに‐せいうん【蟹星雲】
おうし座にあるガス星雲。カニの形に見えることからの名称。毎秒1200kmで拡大している。1054年に出現した超新星の残骸(ざんがい)。Crab Nebula
かにた【蟹田】
〈町〉青森県北部、津軽(つがる)半島東岸の町。旧宿場町。稲作・沿岸漁業のほか、ヒバ材を産出。人口4742(1994)。
かに‐たま【蟹玉】
カニ入りの中国風卵焼き。日本では広東(カントン)式の、あんをかけたものが一般的。フーヨーハイ。
かにつり‐ぐさ【蟹釣草】
イネ科の多年草。草原や路傍にはえる。稈(かん)は70cmになるが、葉とともに柔らかい。初夏に約20cmの淡黄褐色をした円錐(えんすい)状の花穂をつける。
かに‐の‐て【蟹の手】
紅藻類サンゴモ科の多年生海藻。干潮時よりも深い岩上に生育する。淡紫褐色で糸状の枝が分岐し、石灰を多量に含む。高さ10cm以上。中部地方以南に分布。
かに‐の‐ふんどし【蟹の褌】
《形が似ていることから》カニの裏側下部、腹部にあたる部分の俗称。
かに‐の‐め【蟹の目】
→ツルアズキの別名。
かにば‐サボテン【蟹葉サボテン】
サボテン科の多肉植物。扁平(へんぺい)な茎の連続がカニの形に類似。2〜3月に、紅色花を頂端につける。多くの品種がある。ブラジル原産。カニサボテン。
かに‐ばば【屎】
新生児が初めてする便。かにくそ。胎便。meconium
カニバリズム【cannibalism】
人間が人肉を食べる慣習。社会的に認められ風習化したものや宗教儀礼など、さまざまな信念に基づいて行われる。人肉嗜食(ししょく)。食人。
かに‐びしお【醢】
カニの塩辛(しおから)。シオマネキなどの小形のカニを食塩とともにすりつぶして、熟成させた「がん漬け」は佐賀県の名産。
ガニベー【Angel Ganivet】
(1865-98)スペインの思想家・小説家。次代の文学革新運動に影響を与えた。著書『スペインの理念』など。
がに‐また【股】
両足が外側に曲がっていること・人。bandy leg
かに‐むし【蠍】
外形がサソリに似た微小な節足動物の一群。体長1〜6mm。黄褐色。頭胸部にあるはさみに触れるとすばやく後退する。山野の石や枯れ葉の下などにすむ。世界に800種以上が分布。アトシザリ。アトビサリ。
かにもり‐がい【蟹守貝】
オニノツノガイ科の海産マキガイ。殻高約4cm、殻径約1.4cm。褐色の地に黄白色の粒状のいぼが並ぶ。名は、ヤドカリがこの貝殻によく入っていることによる。潮間帯ないし水深20mの細砂底にすむ。本州以南に分布。
か‐にゅう【加入】(名・サ変自)
団体などに加わること。仲間になること。joining〈比較〉加盟。〈対義〉脱退。
かにゅう‐でんしん【加入電信】
電話と同様に番号で相手を呼び出してから、テレタイプを動かし、通信を文字にして送受するもの。加入者相互間で記録通信を行う。テレックス。
かにゅう‐でんわ【加入電話】
会社・個人などが、日本電信電話株式会社(NTT)などと契約して設置した電話。
カニューレ【Kanüle(ドイツ)
医療器具の一種。身体に刺し、薬物を注入したり、体液を採取したりなどするための管。挿管。cannula
ガニュメデス【Ganymēdēs(ギリシア)
ギリシア神話のトロイヤ王トロスの子。美少年で、ワシに姿を変えたゼウスがオリンポスに連れ去り、酒杯の奉持者とした。その代償として父トロスには神馬が与えられた。
カニング【George Canning】
(1770-1827)イギリスの政治家。トーリー党の進歩派。外相として自由主義外交を展開。モンロー主義を支持し、中南米諸国やギリシアの独立を支援。首相に就任後、半年で病死。
か・ぬ【兼ぬ】(下二他)
〈古語〉
→かねる(兼ねる)
カヌー【canoe】
短い櫂(かい)であやつる細長い原始的な小舟。丸木舟・葦(あし)舟・皮舟などがある。世界の民族に広く分布するが、カナダ北西太平洋岸インディアンやポリネシア・メラネシアの住民の間で発達。また、それから進歩した競漕(きょうそう)用ボートもさす。
カヌー‐きょうぎ【カヌー競技】
軽快な小舟をパドルであやつって速さを競うスポーツ。カナディアンカヌーとカヤックの2種目がある。canoeing
かぬま【鹿沼】
〈市〉栃木県中部、足尾山地東麓(とうろく)の市。旧宿場町。鹿沼土の産地。サツキやイチゴを栽培。建具など木工業がさかん。人口9万2701(1994)。
かぬま‐つち【鹿沼土】
浮き石(軽石)が風化してできた黄褐色の粒状土壌。北関東とくに鹿沼地方から産出。保水力と通気性が大。園芸用に使われる。
*かね【金】
①金属の総称。metal〈用例〉〜のたらい。
②貨幣。金銭。黄白(こうはく)。おかね。money〈用例〉〜がかかる。〜で買う。
金が唸る(かねがうなる)
金銭がありあまるほどある。be rolling in money〈用例〉金庫には金が唸っている。
金が敵(かねがかたき)
①金銭はいろいろな災いのもとになる。
②《かたきを訪ね当てるのが難しいことから》金銭には簡単にめぐり会えない。また、金銭を得るのはたいへんだ。
金が子を生む(かねがこをうむ)
預けた金銭に利子がつく。Money begets money.
金が物を言う(かねがものをいう)
金銭の力がことばや道理以上に威力をもつことをいう。Money talks.
金で面を撲る(かねでつらをはる)
金銭の力で、むりやりに人を従わせる。
金に飽かす(かねにあかす)
費用を惜しまない。without worrying about bill
金に糸目を付けない(かねにいとめをつけない)
惜しげもなく金銭を使う。
金に手を付ける(かねにてをつける)
金銭を着服する。使ってはいけないお金を使う。pocket〈用例〉会社の〜。
金になる(かねになる)
もうけになる。利益を得られる。profitable〈用例〉〜仕事をする。
金に目が眩む(かねにめがくらむ)
金銭に心をうばわれて、みさかいがなくなる。お金ほしさに自制心を失う。be blinded by money
金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ)
金銭によって成り立っている関係は、金銭がなくなったら終わってしまう。When poverty comes in at the door,love flies out at the window.
金の鎖も引けば切れる(かねのくさりもひけばきれる)
①どんなに意志が強くても、誘惑に勝てないときがある。
②努力すればどんなことでも可能になる。
金の轡を食ます(かねのくつわをはます)
→金轡(かなぐつわ)を嵌(は)める」と同意。
金の生る木(かねのなるき)
金銭がどんどん出るもと。財源。the goose that lays the golden eggs
金の番人(かねのばんにん)
金銭をためるばかりで、その活用を考えようともしない者。守銭奴。
金の世の中(かねのよのなか)
すべてのことが金銭で解決される世間。Money rules the world.
金の草鞋で尋ねる(かねのわらじでたずねる)
→金の草鞋を履く」と同意。
金の草鞋を履く(かねのわらじをはく)
《鉄の草鞋はいくら履いても擦り切れないことから》あくまでさがし歩くたとえ。金の草鞋で尋ねる。
金は天下の回り物(かねはてんかのまわりもの)
金銭は世間を回っているもの。現在の貧乏を苦にするな。Money will come and go.
金は湧き物(かねはわきもの)
金銭は思いがけなく入ってくるものである。
金を掛ける(かねをかける)
金銭を惜し気もなくつぎこむ。spend money〈用例〉教育に〜。
金を貸せば友を失う(かねをかせばともをうしなう)
金銭を貸すと、とかくそれが原因で疎遠になり、友情を失うことになる。友人にはお金を貸すなという戒め。Money gone, friends gone.
金を食う(かねをくう)
効果があがらないのに、費用がかさむ。
金を包む(かねをつつむ)
お礼などのため、金銭をつつんで、差し出す。
金を寝かす(かねをねかす)
金銭を活用しないで、しまっておく。
金を回す(かねをまわす)
①金銭を融通する。finance
②利息や配当を目あてに、金銭を預けたり貸したりする。invest
金を湯水の様に遣う(かねをゆみずのようにつかう)
金銭を惜し気もなく、みだりに費やす。お金を浪費する。throw away one's money
かね【矩】
→かねじゃく(曲尺)①。
②まっすぐなこと。直線。直角。straight; right angle
かね【鉦】
たたいて鳴らす小型で平たいかね。楽器としても用いる。しょう。
鉦や太鼓で探す(かねやたいこでさがす)
大さわぎで探し回る。鉦太鼓で探す。
かね【鐘】
①金属製で、打ったり、たたいたり、撞(つ)いたりして鳴らすもの。bell
②つりがね。hanging bell
③かねの音。toll; chimes〈用例〉お寺の〜が聞こえる。
鐘も撞木の当たり柄(かねもしゅもくのあたりがら)
《鐘の音のよしあしは撞木のあたり具合によることから》接し方により相手もこれにむくいる。また、連れ添う人しだいでよくも悪くもなるたとえ。
かね【漿】
御歯黒(おはぐろ)に用いる液。
か‐ね(連語)
《疑問の終助詞「か」に終助詞「ね」の付いたもの》念をおす意を表す。〈用例〉それは事実〜。
がね(終助)
〈古語〉
《動詞の連体形に付いて》他への願望を表す。…するよう。…てほしい。〈用例〉後見む人は語り継ぐ〜(万葉・3・364)。
がね(接尾)
…するためのもの、…になる予定の者、の意を表す。〈用例〉むこ〜。
かね‐あい【兼(ね)合い】
ちょうどよいようにすること。つり合うようにすること。平均。balance〈用例〉両者の〜がむずかしい。
千番に一番の兼ね合い(せんばんにいちばんのかねあい)
1000度やっても1度できるかどうかというくらい、難しい。
かね‐あ・う【兼(ね)合う】(五自)
両方のつりあいがとれる。balance
かね‐いれ【金入れ】
→さいふ→がまぐち。purse; wallet
かね‐うけ【金請(け)】
江戸時代、借金の保証。
金請けするとも人請けするな(かねうけするともひとうけするな)
借金の保証人ならまだしも、人物の保証人になると、ひどく面倒なことに巻き込まれる。
かねうり‐きちじ【金売吉次】
源平時代の伝説的な人物。奥州(おうしゅう)の金を京へ運んで長者となり、牛若丸(うしわかまる)(源義経(みなもとのよしつね)の幼名)を京都鞍馬(くらま)から奥州平泉(ひらいずみ)へ連れ出したという。
かね‐おや【漿親】
初めて鉄漿(お歯黒)をつけるとき、その世話をする女性。もとは女子が成年に達したときに立てた仮親(かりおや)。鉄漿つけ用具1式を贈る習わしがあった。お歯黒親。
かねがさき【金ケ崎】
〈町〉岩手県南部の町。稲作と酪農がさかん。駒ケ岳(こまがたけ)山麓(さんろく)に国営放牧場がある。人口1万6125(1994)。
かね‐かし【金貸し】
金銭を貸して利息をとる商売・人。money lender
かね‐がね【予・兼(ね)兼(ね)】(副)
以前から。あらかじめ。かねて。previously〈用例〉おうわさは〜うかがっております。
かねがふちかがくこうぎょう【鐘淵化学工業(株)】
化学工業。昭和24年(1949)設立。本社は大阪市北区中之島(なかのしま)
かねがみさき【鐘が岬】
日本音楽曲名。
①山田流箏曲(そうきょく)名。生田流『新娘道成寺』と同歌詞。
②地唄(じうた)の同名異曲。
③荻江(おぎえ)節曲名。鐘の岬。