- かね‐くよう【鐘供養】
- 釣り鐘のつき初めの式。鐘を新たに鋳造したときに営まれるもので、道成(どうじょう)寺の縁起に始まるとされ、女性がつく場合が多い。
- かね‐ぐら【金蔵】
- ①金銀などをしまっておく蔵。safe
- ②重要な収入源となっている手段・方法・人物。金づる。source of revenue
- かね‐ぐり【金繰り】
- 金銭のやりくり。資金ぐり。financing
- かね‐ぐろ【▽鉄▼漿黒】
- 鉄漿をつけて歯を黒く染めること。かつて、女子は成年に達すると鉄漿を筆につけて毎日歯を染めていたが、時代とともに時期はしだいに遅くなり、のちには既婚者のしるしとなった。
- かねこ‐おうてい【金子▼鴎亭】
- (1906-)書家。本名は賢蔵。北海道生まれ。函館師範卒。伝統の書に創意工夫を加え、広く現代人に親しまれる書を目指す「近代詩文書」運動を推進。平成2年(1990)文化勲章受章。
- かねこ‐くんえん【金子薫園】
- (1876-1951)歌人。本名、雄太郎(ゆうたろう)。東京生まれ。尾上柴舟(おのえさいしゅう)と叙景詩の運動を推進。歌風は温雅。歌集『片われ月』『白鷺集』など。
- かねこ‐けんたろう【金子堅太郎】
- (1853-1942)政治家。伯爵。枢密顧問官。福岡県生まれ。伊藤博文(いとうひろぶみ)の下で大日本帝国憲法の起草に尽力。農商務相・法相などを歴任。
- かね‐ごと【▽予言・兼(ね)言】
- 前もっていうこと。将来についていうこと。よげん。かねこと。
- かねこ‐みつはる【金子▽光▽晴】
- (1895-1975)詩人。本名、大鹿保和(おおしかやすかず)。愛知県生まれ。海外放浪で詩風が発展。詩集『こがね虫』、現実批判の精神に支えられた『鮫(さめ)』、反戦詩『落下傘』など。
- かねこ‐もとおみ【金子元▽臣】
- (1868-1944)国文学者・歌人。静岡県生まれ。短歌の革新や古典の注釈に努めた。著書『古今和歌集評釈』など。
- かねこ‐ようぶん【金子洋文】
- (1894-1985)劇作家。秋田県生まれ。大正・昭和前期のプロレタリア作家として活躍。戯曲『飛ぶ唄(うた)』など。
- かねざわ‐さだあき【金沢▽貞▽顕】
- (1278-1333)鎌倉(かまくら)幕府第15代執権。嘉暦(かりゃく)元年(1326)執権に就任するが、わずか10日間で引退し出家。他方、金沢文庫第3代の主として、同文庫の充実に寄与。
- かねさわ‐さねとき【金沢▽実時】
- (1224-76)鎌倉(かまくら)中期の武将。引付(ひきつけ)衆・評定(ひょうじょう)衆などを歴任。学問を好み、金沢(かなざわ)文庫の基をつくった。北条(ほうじょう)実時。
- かね‐じゃく【▽曲尺・▼矩尺】
- ①直角に曲がった金属製物差し。木工職人などが使う。長いほうを長手、短いほうを妻手または横手という。表裏に目盛りを刻み、裏は表の2倍。墨金。曲がり金。差し金。矩差し。
- ②尺貫法の長さの単位系。鯨尺の8寸を1尺とする。1尺は約30.3cm。かね。
- かね‐ずく【金▽尽く】
- すべてを、お金の力だけで片づけようとすること・態度。金銭ずく。by force of money
- かね‐そな・える【兼(ね)備える】(下一他)
- 同時にそなえもつ。兼備する。have both〈用例〉知恵と勇気を〜。
- かね‐だか【金高】
- 金銭の額。きんだか。amount of money
- かね‐たたき【▼鉦▼叩き】
- ①かねをたたいて鳴らす棒。撞木(しゅもく)。bell hammer
- ②かねをたたくこと。また、その人。ringing a bell; bellman
- ③かねをたたき、お経を唱えて回る乞食(こじき)。mendicant priest
- ④《「鉦叩」で》コオロギ科の昆虫。雄で体長約1cm。翅(はね)は雄だけにあり黒褐色。8〜11月にみられ、草の上でチンチンと鳴く。関東以西に分布。
- かねだ‐まさいち【金田正一】
- (1934-)プロ野球、国鉄スワローズ・読売ジャイアンツの元投手。愛知県生まれ。昭和44年(1969)引退。通算400勝。通算奪三振4490。14年間連続20勝以上。黄金の左腕とうたわれた。
- か‐ねつ【加熱】(名・サ変他)
- 熱を加えること。熱すること。heating
- か‐ねつ【過熱】(名・サ変自他)
- ①熱を加え、熱くし過ぎること。overheat
- ②液体を沸点以上に熱したときに、沸騰を起こさないこと。また、その状態。superheat
- ③水蒸気を、水との平衡状態の温度(1気圧では100℃)以上に熱すること。superheat
- ④度を過ぎて高まること。overheat〈用例〉景気が〜。
- かね‐づかい【金遣い】
- お金をつかう方法・程度。spending money〈用例〉〜が荒い。
- かねつ‐き【加熱器】
- 電気・ガス・石炭・水蒸気・湯などを熱源にして、目的物を暖める器具。電熱器・ガスコンロ・スチーム暖房器など。heating apparatus; heater
- かねつ‐き【過熱器】
- 発生した蒸気をさらに加熱し、高温の過熱蒸気にする装置。superheater
- かね‐つき【鐘▼撞き】
- 釣り鐘を撞くこと。また、寺などで時刻ごとに鐘を撞く役目の人。
- かねつき‐どう【鐘▼撞き堂】
- 寺で、つり鐘のある建物。鐘楼(しょうろう)。bell tower
- かね‐つけ【▽鉄▼漿付(け)】
- お歯黒(はぐろ)ぞめにすること。近世以後は女子の成人儀礼の一つ。叔母(おば)などに「鉄漿親」になってもらい、多く15〜16歳のときに行う。鉄漿始め。〈参照〉お歯黒。
- かねつ‐じょうき【過熱蒸気】
- ある圧力において沸点以上に熱せられた蒸気。水の場合、1気圧で100℃よりも高温の水蒸気。superheated vapor
- カネッティ【Elias Canetti】
- (1905-94)イギリスの小説家・思想家。ブルガリア生まれ。1981年ノーベル文学賞受賞。小説『眩暈(めまい)』、評論『群衆と権力』など。
- かねつね‐きよすけ【兼常清▽佐】
- (1885-1957)音楽学者。山口県生まれ。京大卒。音響学的方法で日本音楽、とくに民謡や日本語の研究を行い、独自の見解をもった。
- かね‐づまり【金詰(ま)り】
- 金銭のやりくりがつかなくなること。また、デフレのこと。shortage of money〈用例〉〜で倒産する。
- かね‐づる【金▼蔓】
- 金銭を手に入れる手段・手がかり。supplier of funds〈用例〉いい〜をつかむ。
- かねつ‐ろ【加熱炉】
- 炉の一種。鍛造(たんぞう)・圧延のため金属を加熱するときに使う。陶磁器・耐火物焼成用のトンネル炉などの直接加熱炉と、燃焼室と焼成室がわかれている間接加熱炉がある。heating furnace
- かね‐て【▽予て】(副)
- 前々から。あらかじめ。かねがね。beforehand
- かね‐ない【兼ねない】(連語)
- 《動詞の連用形に付いて》…しないとはいえない。…するかもしれない。〈用例〉自殺をし〜。あの人ならやり〜。
- かね‐のこぎり【金▼鋸】
- ①金属を切るためののこぎり。かなひきのこ。かなびきのこぎり。かねのこ。hacksaw
- ②金属性ののこぎり。
- かね‐ばこ【金箱】
- ①金銭や貴重品を入れておく箱。銭箱。cashbox
- ②《転じて》金銭を得させてくれる所・物。また、その人。ドル箱。source of profit; breadwinner
- かね‐ばなれ【金離れ】
- 金銭のつかいぶり・払いぶり。〈用例〉〜がいい。
- かね‐びら【金▽片】
- 金銭。お金。札片(さつびら)。
- ガネフォ【GANEFO】
- 《Games of the New Emerging Forcesの略》新興国スポーツ大会。1963年インドネシア主催の招待大会のとき発足。以後、IOCとの折り合いが悪く、67年インドネシアのIOC復帰とともに消滅。
- かね‐へん【金偏】
- ①漢字を組み立てている部分の名。「針・鈍・鉄・銭」などの「金」。
- ②《俗語》鉱山・金属産業。〈用例〉〜景気。
- かねぼう【鐘紡(株)】
- 繊維業。繊維・化粧品・食品・医薬品会社。昭和19年(1944)設立。前身は、明治21年(1888)設立の鐘淵(かねがふち)紡績。本部は大阪市都島(みやこじま)区友渕(ともぶち)町。
- かねまつ【兼松(株)】
- 商業。総合商社。大正7年(1918)設立。本社は東京都港区芝浦。前社名、兼松江商(ごうしょう)(株)。
- かねまつエレクトロニクス【兼松エレクトロニクス(株)】
- 商業。兼松系のコンピューター機器販売会社。昭和43年(1968)設立。本社は東京都大田区南蒲田(かまた)。
- かねまつにっさんのうりん【兼松日産農林(株)】
- その他製造業。自動釘打(くぎうち)機の製造や木材などの販売会社。平成3年(1991)、日産農林工業と兼松デュオフォストの合併により設立。本社は東京都江東区新木場(しんきば)。
- かね‐まわり【金回り】
- ①金が人から人にまわること。金銭の流通。金融。circulation of money
- ②収入のぐあい。ふところぐあい。financial conditions〈用例〉〜がよい。
- カネミゆ‐しょう【カネミ油症】
- PCB(ポリ塩化ビフェニール)が混入した食用米糠(こめぬか)油による中毒症。カネミ倉庫製油部が、米糠油の製造工程で誤ってPCBを混入したことによる。おもに、にきび・目やに・肝臓障害が生じた。昭和43年(1968)、西日本を中心に1万人以上が被害を受けた。Kanemioil disease
- かね‐め【金目】
- ①金銭に換算したねうち。monetary value
- ②値段が高いこと。高価なもの。valuable〈用例〉〜の品。
- かね‐もうけ【金▼儲け】(名・サ変自)
- 金銭をもうけること。money making
- かね‐もち【金持(ち)】
- 金や財産をたくさん持っていること・人。rich person
- 金持ち金を遣わず(かねもちかねをつかわず)
- 金持ちがいっぱんにけちなことをいう。
- 金持ち喧嘩せず(かねもちけんかせず)
- けんかをすれば損をしがちだから、金持ちは争わない。金持ちは、利にさとく、計算だかいことにいう。
- 金持ち小銭に困る(かねもちこぜににこまる)
- 金持ちは多額の金をもっているのに、普段の小銭に困ることがあるということから、矛盾していることにいう。
- 金持ちと灰吹きは溜まる程汚い(かねもちとはいふきはたまるほどきたない)
- 資産がふえればふえるほど、物惜しみするようになるたとえ。
- かね‐もと【金元】
- 資金を出す人。金主(きんしゅ)。
- かねやま【金山】
- 〈町〉山形県北東部、新庄(しんじょう)市北隣の町。杉の美林で知られ製材業がさかん。人口7798(1994)。
- かねやま【金山】
- 〈町〉福島県西部の山間の町。農林業が主体。沼沢(ぬまざわ)湖・会津金山スキー場がある。人口3777(1994)。
- かねやま【兼山】
- 〈町〉岐阜県南部、木曽(きそ)川に沿う町。旧城下町。商業がさかん。人口2035(1994)。
- かねよし‐しんのう【▽懐良親王】
- (1329-83)後醍醐(ごだいご)天皇の皇子。征西大将軍として九州で南朝勢力の維持に尽力。かねながしんのう。
- かね‐よつ【鐘四つ】
- 鐘が知らせる「四つ(午後10時)」の刻。〈参考〉江戸吉原(よしわら)では営業は四つまでと決められていたのを、時間延長のため九つ(午前零時)を刻限として、これを拍子木で知らせた。この合図を「木の四つ」と呼んだのに対していう語。
- か・ねる【兼ねる】(下一他)
- ①2つ以上の役目や働きを合わせもつ。兼備する。serve for..., too; hold two offices concurrently〈用例〉大は小を〜。首相と外相を〜。墓参を〜・ねて田舎へ帰る。
- ②《動詞の連用形に付いて》
- (ア)…できにくい。…しにくい。〈用例〉言い出し〜。
- (イ)《「…かねない」の形で》…しないとはいえない。…しそうだ。〈用例〉大事故になり〜・ねない。
- カネロニ【cannelloni(イタリア)】
- 代表的なイタリア料理。パスタの生地(きじ)に肉類などの詰め物をしてグラタンなどにしたもの。
- か‐ねん【加年】
- 新年をむかえて、年齢を加えること。加齢。aging
- か‐ねん【可燃】
- もえること。もえやすいこと。inflammable〈対義〉不燃。〈用例〉〜物。
- かねん‐せい【可燃性】
- よく燃焼する性質。combustibility
- か‐ねんど【過年度】
- すぎた年度。経過した会計年度。the past fiscal year
- かねん‐ぶつ【可燃物】
- 燃える物質や物体。inflammable
- かの【▼鹿野】
- 〈町〉山口県東部、錦(にしき)川上流の町。農林業中心。ワサビが特産。シイタケ栽培もさかん。人口4990(1994)。
- カノ【Kano】
- アフリカ西部、ナイジェリア北部にある都市。イスラム教と商業の中心地。綿花・落花生などの大集散地。人口62.6万(1993)。
- か‐の【▽彼の】(連体)
- 《代名詞「か」に格助詞「の」の付いたもの》話し手・聞き手どちらからも遠く離れ、しかも両者とも知っている事柄をさしていう語。that〈対義〉あの・この・その。〈用例〉〜有名な小説。
- が‐の‐いわい【賀の祝(い)】
- 長寿の祝い。還暦(かんれき)(満60歳)・古稀(こき)(70歳)・喜寿(きじゅ)(77歳)・傘寿(さんじゅ)(80歳)・米寿(べいじゅ)(88歳)・卒寿(そつじゅ)(90歳)・白寿(はくじゅ)(99歳)など。親類縁者を招き祝宴や祝いの品の贈答などを行う。年祝い。〈参考〉還暦以外は、数え年で行ったりもする。
- か‐のう【化▼膿】(名・サ変自)
- 膿(うみ)をもつこと。傷などがうむこと。化膿菌によって起こる。膿は白血球、組織の融群物よりなる。suppuration
- か‐のう【可能】
- [一](名・形動)できること・さま。実現する見込みがあること・さま。possible〈対義〉不可能。〈用例〉不可能を〜にする。〜な範囲で協力する。
- [二](名)文法で、「…できる」ということを表す言い方。動詞に助動詞「れる・られる」を添えて表す「行かれる」「食べられる」など。
- か‐のう【▼嘉納】(名・サ変他)
- 進言・進物などを、喜んで受け入れること。
- かのう‐えいとく【▽狩▽野永徳】
- (1543-90)安土(あづち)桃山時代の画家。京都の人。名は州信(くにのぶ)。元信(もとのぶ)の孫。古永徳。安土城・大坂城などの障壁画を描く。壮麗な金碧(きんぺき)装飾画風を確立。作品『洛中洛外(らくちゆうらくがい)図屏風(びょうぶ)』『唐獅子(からじし)図屏風』など。
- かのう‐きん【化▼膿菌】
- 化膿を引き起こす細菌の総称。連鎖球菌・ブドウ球菌のほか、結核菌・大腸菌・緑膿菌など。pyogenic bacteria
- かのう‐こうきち【▽狩▽野▼亨吉】
- (1865-1942)思想家・哲学者。秋田県生まれ。一高校長・京大文科大学初代学長。日本自然科学思想史の開拓者で、安藤昌益(あんどうしょうえき)の発掘者として知られる。
- かのう‐さくじろう【加能作次郎】
- (1885-1941)小説家。石川県生まれ。早大卒。自然主義の流れに立ち、深い情味をもつ作品を書いた。作品『厄年(やくどし)』『世の中へ』など。
- かのう‐さんらく【▽狩▽野山楽】
- (1559-1635)安土(あづち)桃山から江戸初期の画家。近江(おうみ)の人。本名木村光頼。障壁画に活躍。京狩野の祖。作品に大覚寺襖絵(ふすまえ)など。
- かのう‐じごろう【▼嘉納治五郎】
- (1860-1938)講道館柔道の創始者。兵庫県生まれ。東大卒。IOC委員。初代大日本体育協会会長。貴族院議員。
- かのう‐せい【可能性】
- 〈対義〉現実性。
- ①実現できる見込み。possibility
- ②実現できる要素。possibility〈比較〉蓋然(がいぜん)性。
- が‐の‐うた【賀歌】
- 『古今和歌集』以下の勅撰(ちょくせん)集の和歌の部立ての一つ。長寿を祝福する歌が多い。
- かのう‐たんゆう【▽狩▽野探幽】
- (1602-74)江戸初期の画家。名は守信。幕府の御用絵師。二条城などの障壁画を制作。武家精神に適合した絵画様式を創出、狩野派繁栄の基礎を築いた。作品『東照宮縁起絵巻』『鵜飼図屏風(うかいずびょうぶ)』など。
- かのう‐どうし【可能動詞】
- 「…できる」という意味を表す下一段活用の動詞。命令形はない。だいたい五段活用の動詞と対応する。「書ける(書くに対する)」「読める(読むに対する)」など。
- かのう‐なおのぶ【▽狩▽野▽尚▽信】
- (1607-50)江戸初期の画家。京都の人。幕府の御用絵師となり、木挽(こびき)町狩野派をたてた。作品『瀟湘(しょうしょう)八景図』など。
- かのう‐なつお【加納夏雄】
- (1828-98)彫金家。京都生まれ。京都美術学校教授。明治政府の新貨幣の彫刻に従事。作風は写実的で、片切(かたぎ)り彫を得意とした。作品『月雁(つきにかり)図鉄額』など。
- かのう‐は【▽狩▽野派】
- 室町後期から明治初期まで栄えた日本画の一大流派。始祖の正信(まさのぶ)と元信(もとのぶ)以後、時の権力者の御用絵師となり、門流の繁栄を確保した。明治初期まで、日本の絵画界に大きな影響力をおよぼした。
- かのう‐ほうがい【▽狩▽野芳▼崖】
- (1828-88)日本画家。長門(ながと)の人。岡倉天心(おかくらてんしん)・橋本雅邦(はしもとがほう)らと明治の日本画復興革新運動に活躍。雄勁(ゆうけい)な筆法と動的な表現をもつ生気あふれる作風。作品『不動明王』『悲母観音』など。
- かのう‐まさのぶ【▽狩▽野正▽信】
- (1434-1530)室町後期の画家。元信の父。狩野派の始祖。室町幕府の御用画家となる。漢画を土台としながら平明な和風味を加え、狩野派様式の基礎をつくる。作品『周茂叔愛蓮図(しゅうもしゅくあいれんず)』など。
- かのう‐もとのぶ【▽狩▽野元▽信】
- (1476-1559)室町後期の画家。正信の子。狩野派の大成者。古法眼と称された。和漢の古典を折衷(せっちゅう)した平明・率直な新様式を確立。作品に大徳寺大仙院襖絵(ふすまえ)『花鳥図』など。
- かのう‐もろひら【加納▽諸平】
- (1806-57)江戸末期の国学者・歌人。遠江(とおとうみ)の人。紀州藩に仕え『紀伊(きい)続風土記』を編む。長歌にすぐれた。家集『柿園詠草(しえんえいそう)』など。
- か‐の‐え【▼庚】
- 十干(じっかん)の7番目。こう。
- かの‐おけ【▽狩野▼桶】
- 狩りのさいに用いた食器。のちに旅行・行楽などのさいにも使われるようになった。かりのおけ。
- カノーバ【Antonio Canova】
- (1757-1822)イタリアの彫刻家。新古典主義の代表。作品『ナポレオン像』など。
- カノープス【Canopus】
- りゅうこつ座α(アルファ)星。全天第2の輝星。実視光度マイナス0.7等。距離は約80光年。老人星。
- かの‐がわ【▽狩野川】
- 静岡県伊豆(いず)半島を北流する川。長さ48km。天城(あまぎ)峠に発し、沼津(ぬまづ)市で駿河(するが)湾に注ぐ。昭和33年(1958)の狩野川台風で大水害があった。
- かのがわ‐たいふう【▽狩野川台風】
- 昭和33年(1958)9月に相模(さがみ)湾に上陸した台風。静岡県に大災害をもたらした。死者・不明者約1200名。
- か‐の‐こ【▼鹿の子】
- ①シカ。シカの子。白斑(はくはん)が美しい。
- ②シカの毛の模様に似ているもの。〈用例〉〜しぼり。
- ③甘く煮たままのアズキやインゲンマメを、あんころもちの回り全体につけた和菓子。かのこもち。
- かのこ‐あみ【▼鹿の子編み】
- 棒針編みの模様編みの一つ。表編み・裏編みを交互に繰り返して編む。moss stitch; seed stitch
- かのこ‐が【▼鹿の子▼蛾】
- 黒い翅(はね)に数個の透明紋のあるカノコガ科の小形のガ。開張約3〜4cm。体も黒く、2本の黄帯がある。夏、草原に多く、昼間活動する。食草はツメクサ・タンポポなど。日本全土に分布。
- かのこ‐ぎり【▼鹿の子切り】
- 《包丁の切れめがシカの背の模様に似ていることから》料理で、イカ・アカガイなどに、格子状に切れめを入れる切り方。
- かのこ‐しぼり【▼鹿の子絞り】
- 絞り染めの一種。細かい絞りを、シカの斑点(はんてん)のようにぎっしり並べた模様の絞り染め。目結い。
- かのこ‐そう【▼鹿の子草】
- オミナエシ科の多年草。山地の草地にはえる。高さ40〜80cm。葉は対生し、羽状に深く切れる。5〜7月に、淡紅色の花を多数つける。根を鎮静剤に利用。ケッソウ。ハルオミナエシ。
- かのこ‐まだら【▼鹿の子▼斑】
- シカの毛の白いまだら。また、他の色の地に白い斑紋(はんもん)があること。
- かのこ‐もち【▼鹿の子▼餠】
- 《形が布地の鹿の子しぼりに似ていることから》餠をあんで包み、甘く煮た小豆(あずき)をまぶした菓子。
- かのこ‐ゆり【▼鹿の子▽百▽合】
- ユリ科の多年草。山地のがけにはえ、観賞用に栽培もされる。高さ1〜1.5m。葉は卵形。7〜8月に白色で赤い斑点(はんてん)のある美しい花を開く。
- か‐の‐しし【▼鹿】
- ①→シカの古名。
- ②シカの肉。venison
- かの‐じょ【彼女】
- 〈対義〉彼。
- [一](代)《英語のsheを「かのおんな」と訳し、音読した語》話し手・相手以外の女性をさす語。一般に若い女性。あの女。
- [二](名)男性からみて、恋人・愛人である女性。〈対義〉彼氏。〈用例〉ぼくの〜。
- かのせ【▼鹿瀬】
- 〈町〉新潟県北部、阿賀野(あがの)川に沿う町。電源地帯で発電所が多い。麒麟(きりん)山・角神(つのがみ)などの温泉がある観光地。人口3275(1994)。
- カノッサ‐の‐くつじょく【カノッサの屈辱】
- 1077年、聖職叙任権をめぐって、教皇グレゴリウス7世と争い破門された神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が、北イタリアのカノッサ城にいた教皇に恭順を誓い、雪中にたたずむこと3日にして赦免された事件。帝権が教権に屈服した象徴的事件とされる。penance of Emperor Henry IV
- か‐の‐と【▽辛】
- 十干(じっかん)の8番目。しん。
- かの‐なおき【▽狩野直喜】
- (1868-1947)漢学者。熊本県生まれ。京大教授。中国文明の研究に新分野を拓(ひら)いた。昭和19年(1944)文化勲章受章。著書『支那(しな)学文叢(そう)』など。
- か‐の‐も【▽彼の▽面】
- 〈古語〉
- 《「かのおも」の約》あちらのほう。むこうがわ。〈対義〉このも。〈用例〉筑波嶺(つくばね)のこのも〜に影はあれど(古今・東歌)。
- かのや【▼鹿屋】
- 〈市〉鹿児島県南東部、大隅(おおすみ)半島にある市。シラス台地にあり、落花生・サツマイモ栽培などがさかん。かつては海軍航空隊の町で知られた。人口7万7836(1994)。
- かのや‐たいいくだいがく【▼鹿屋体育大学】
- 国立大学。昭和56年(1981)創立。所在地は鹿児島県鹿屋市白水(しろみず)町。
- カノン【canon】
- 《規範・標準、の意》
- ①キリスト教で、教理・戒律・教会法・聖書正典。
- ②音楽で、先行する声部の旋律をほかの声部が模倣する手法により構成された楽曲。機械的に構成された小規模なカノンを日本では輪唱とよぶことがある。追復曲。
- ③美術で、理想的な人体比例であること。
- カノン‐ほう【カノン砲】
- 砲身が長く、おもに射角45度以下の低い弾道による遠距離射撃に適した火砲。加農(かのう)砲。cannon