かも【鴨・鳧】
①ガンやハクチョウの仲間を除いたカモ科の水鳥の総称。体は小形で、頸(くび)が比較的短い。日本では大部分が秋に渡来する冬鳥で狩猟鳥。食用。羽毛も有用。全世界に約120種が分布。duck〈数え方〉1羽(わ)・1番(つがい)(雌雄2羽)。
②利用されやすい人。だましやすい相手。好人物。sucker
③試合などで、らくに負かせそうな相手。pushover
鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)
もともと自分に好つごうである相手の出方が、さらに自分の望むとおりになることのたとえ。鴨葱。
鴨の浮き寝(かものうきね)
《カモが水に浮きながら寝ること、の意》心の安静が得られないことのたとえ。
鴨の脛(かものはぎ)
短いもののたとえ。
鴨の水掻き(かものみずかき)
《カモの泳ぎは一見気楽そうに見えるが、水面下では水かきをたえず動かしているところから》人知れぬ苦労のあることのたとえ。
かも【加茂】
〈市〉新潟県中部の市。加茂川の谷口に位置する。古くからの市場町で、今も露天(ろてん)市がにぎわう。桐(きり)たんすで有名。人口3万4752(1994)。
かも【加茂】
〈町〉京都府南部、木津(きづ)川に沿う町。稲作や茶の栽培のほか、壁紙が特産。恭仁京(くにのみやこ)跡・浄瑠璃(じょうるり)寺など名所旧跡が多い。人口1万6972(1994)。
かも【加茂】
〈町〉島根県北東部山間の町。ブドウ栽培がさかん。人口6859(1994)。
かも【加茂】
〈町〉岡山県北部、中国山地の町。和牛・木材・クリ・シイタケなどを産する。人口6161(1994)。
かも【賀茂・加茂】
京都市北区と左京区にまたがる地区。賀茂(かも)川に沿う上賀茂・下鴨(しもがも)の総称。住宅地区で学校が多い。
かも【賀茂】
〈村〉静岡県、伊豆(いず)半島西岸の村。農・漁業が主体で花卉(かき)栽培がさかん。安良里(あらり)港はイルカ漁で知られる。珪石(けいせき)の産地。人口3951(1994)。
かも(終助)
〈古語〉
①《体言、用言の連体形に付いて》詠嘆を含む疑問を表す。…かしら。〈用例〉浦廻(うらみ)より楫(かぢ)の音するは海人娘子(あまをとめ)〜(万葉・15・3641)。
②《已然(いぜん)形に付いて》反語の意を表す。…かしら、そんなことはない。〈用例〉筑波の山を恋ひずあらめ〜(万葉・20・4371)。
③《「ぬかも」の形で》願望の意を表す。…ないかしら。〈用例〉花にも君はありこせぬ〜(万葉・8・1616)。〈参考〉上代語。平安時代以後はおおむね「かな」を用いる。
か‐も(連語)
《係助詞「か」に係助詞「も」の付いたもの》
①{古語}詠嘆を含む疑問の意を表す。…かなあ。…かしら。〈用例〉長々し夜を独り〜寝む(万葉・11・2802.或本歌)。
②《俗語》「かも知れない」の略。
かも‐あおい【賀茂葵】
フタバアオイの別名。京都の賀茂神社の祭礼に用いられた。
かも‐い【鴨居】
引き戸・ふすまや引き違い障子などを立てる場所の上部にある溝付きの横木。溝のない無目(むめ)鴨居、壁面に取り付ける付け鴨居など。〈対義〉敷居(しきい)
かもう【生】
〈町〉鹿児島県中部の町。鹿児島湾岸と薩摩(さつま)地方北部を結ぶ宿場町として発達。人口7794(1994)。
が‐もう【鵝毛】
①ガチョウの羽毛。goose down
②非常に軽いもののたとえ。feather
がもう【生】
〈町〉滋賀県南部、日野川中流域の町。稲作中心。石塔(いしどう)寺の石造三重塔が有名。人口1万2619(1994)。
がもう‐うじさと【生氏郷】
(1556-95)安土(あづち)桃山時代の武将・茶人。近江(おうみ)の人。キリシタン大名。織田信長(おだのぶなが)、豊臣秀吉(とよとみひでよし)に仕え会津若松城主となる。利休(りきゅう)七哲の筆頭。
がもう‐くんぺい【生君平】
(1768-1813)江戸後期の勤王(きんのう)家。宇都宮の商家の出。『不恤緯(ふじゅつい)』で対露国防を説き、歴代天皇陵を調査して『山陵志』を著した。高山彦九郎(たかやまひこくろう)・林子平(はやししへい)とともに「寛政(かんせい)の三奇人」の一人。
かも‐うし【かも牛】
ウシの卵巣に1個から数個の排卵されない卵胞が残存するため、性欲昂進(こうしん)状態にある雌ウシの俗称。この状態のときには雌ウシの尾根部が高くなるので尾高ともいう。
がもうだ‐みさき【生田岬】
→かもだみさき(蒲生田岬)
かも‐うり【瓜】
トウガンの古名。果皮の毛に由来。
かもえない【神恵内】
〈村〉北海道積丹(しゃこたん)半島西岸の村。漁業・水産加工業がさかん。人口1449(1994)。
かもがしら‐のり【鴨頭苔】
紅藻類ベニモズク科の海藻。円柱状の体が不規則に分枝し、半球状の塊をつくる。本州中部以南に広く分布。イソモチ。トオヤマノリ。
かもがた【鴨方】
〈町〉岡山県南西部の町。手延(の)べそうめん・モモなどを産する。竹林寺(ちくりんじ)山に国立天文台岡山天体物理観測所がある。人口1万9941(1994)。
かも‐がや【茅】
イネ科の多年草。牧草として北米から渡来し、帰化。高さ約1m。葉は広線形で白緑色。夏に、多数の小穂が集まって花序をつくる。沖縄を除く日本全土に分布。オーチャードグラス。orchard grass
かもがわ【加茂川】
〈町〉岡山県中部、吉備(きび)高原の町。稲作、ハクサイなどの畑作と牧畜がさかん。人口6647(1994)。
かも‐がわ【鴨川・賀茂川】
京都市を南流する川。長さ35km。京都の象徴的な川で、出(で)町から上流を賀茂川、下流を鴨川と記す。
かもがわ【鴨川】
〈市〉千葉県南部、太平洋に臨む市。近海漁業の根拠地。海岸は景勝地が多く、観光開発が進んでいる。人口3万1929(1994)。
か‐もく【科目】
①学問を分野別に分類した個々の項目。subject〈用例〉選択〜。
②ある事柄を内容別に分類した個々の項目。item〈用例〉予算〜。勘定〜。
か‐もく【課目】
学校教育で修得を課せられた項目・学課。subject
か‐もく【寡黙】(名・形動)
口数が少ないこと・さま。口が重いこと・さま。無口。taciturn〈比較〉寡言。〈対義〉多弁。
か‐もじ【髪文字・髢】
①《女房ことば》髪。
②髪を結うとき、添えて用いる髪。江戸時代に女髷(まげ)が複雑になり一般に普及した。入れ髪。hairpiece〈対義〉地髪(じがみ)
かも‐しか【羊・鹿】
日本特産のウシ科の動物。体長約1〜1.2m。体色は黒っぽいものから白っぽいものまで地域差がある。雌雄とも短い角をもつ。山岳地帯に単独で生活し、草の生えた岩場を好む。特別天然記念物。本州・中国・九州に分布。シーロー。アオシシ。ニホンカモシカ。カモシシ。serow
かもじ‐かけ【髢掛(け)】
女性の添え髪にする髢を掛けておく道具。
かもじ‐ぐさ【髢草】
イネ科の多年草。草原・道ばたなどに群生。高さ50〜100cm。葉は線形で白緑色。5〜7月に、白緑色で長さ約20cmの花穂をつける。
かもし‐だ・す【醸し出す】(五他)
感じや気分をつくり出す。cause〈用例〉好ましい雰囲気を〜。
かもじま【鴨島】
〈町〉徳島県北部、吉野(よしの)川中流の町。野菜などの農業が主。かつては藍(あい)生産の中心地、養蚕(ようさん)・製糸の町として栄えた。人口2万6465(1994)。
かも‐しれない【かも知れない】(連語)
可能性はありそうだが、確実ではない意を表す。かも。may〈用例〉雨が降る〜。
かも‐じんじゃ【賀茂神社】
京都市の賀茂別雷(かもわけいかずち)神社(上賀茂神社・上社)と賀茂御祖(かもみおや)神社(下鴨(しもがも)神社・下社)の総称。ともに旧官幣大社。平安遷都にさいして王城鎮護の社とされた。5月15日の例祭は葵(あおい)祭りで知られる。
かも・す【醸す】(五他)
①発酵させて、酒・しょうゆ・みそなどを造る。醸造する。brew
②生じさせる。つくり出す。cause〈用例〉物議を〜。
かもす‐じんじゃ【魂神社】
松江市大庭(おおば)町にある旧県社。祭神は伊弉冉大神(いざなみのおおかみ)に伊弉諾大神(いざなぎのおおかみ)を配祀(はいし)。出雲国造(いずものくにのみやつこ)ゆかりの古社。大庭大宮。
かもたけつのみ‐の‐みこと【賀茂建角身命・武津身命】
日本神話の神。神武天皇の東征のさい、熊野(くまの)から大和にはいるため八咫烏(やたがらす)に化身して東征軍を先導したとされる。
かもだ‐みさき【生田岬】
徳島県東部、紀伊(きい)水道に突出する岬。阿南(あなん)市に所属。ウミガメの上陸で有名。がもうだみさき。
かもち‐まさずみ【鹿持雅澄】
(1791-1858)江戸末期の国学者。本姓は藤原(ふじわら)。号は山斎など。土佐(とさ)の人。近世における『万葉集』研究の集大成をなす。著書『万葉集古義』など。
か‐もつ【貨物】
貨車やトラックなどに積んで輸送する物品で、小荷物・手荷物以外のもの。freight(米); goods(英)
かもつ‐えき【貨物駅】
鉄道で貨物だけを取り扱う駅。旅客や手荷物などの取り扱いはしない。freight depot
かもつ‐じどうしゃ【貨物自動車】
貨物の輸送を目的とする自動車。荷台がむきだしの普通型と有蓋(ゆうがい)車(バン)があり、他に各種の特殊用途自動車もある。トラック。truck; ban
かもつ‐せん【貨物船】
貨物を輸送する商船。一般の雑貨を輸送する一般貨物船・コンテナ船と、石油・鉱石・穀物・自動車などをそれぞれ専用に輸送するものに分けられる。freighter; cargo boat
かもつ‐ほけん【貨物保険】
海上・陸上運送および航空機により輸送される貨物が事故でこうむる損害を補う保険。ふつうは貨物海上保険のこと。積み荷保険。cargo insurance
かもつ‐れっしゃ【貨物列車】
貨物を輸送するために、貨車だけで編成した列車。freight train
かもと【鹿本】
〈町〉熊本県北部、山鹿(やまが)市東隣の町。稲作、畜産、キク・メロンなどの栽培がさかん。藩政時代からの「しぶうちわ」が特産。人口9056(1994)。
かもなく‐ふかもなし【可も無く不可も無し】(連語)
とくによくもなく、とくに悪くもない。neither good nor bad
かも‐なんばん【鴨南蛮】
鴨肉を入れ、薬味にネギを使ったうどん・そば。鶏肉で代用させることもある。
かも‐ねぎ【葱】
→鴨(かも)が葱(ねぎ)を背負って来る」の略。
かも‐の‐くらべうま【賀茂の競(べ)馬】
陰暦5月5日、京都市北区の上賀茂(かみがも)神社境内で、その年の豊凶を占う競馬の儀式。現在は6月5日に行われる。
かも‐の‐ちょうめい【鴨長明】
(1155-1216)鎌倉(かまくら)前期の歌人。名を「鴨長明」とも読む。京都の下鴨神社の禰宜(ねぎ)鴨長継の次男。50歳ごろ出家遁世(とんせい)。日野山に方丈(ほうじょう)の庵(いおり)を結ぶ。中世隠者文学の代表的作家。随筆『方丈記』、歌論『無名(むみょう)抄』、仏教説話集『発心(ほっしん)集』、家集『鴨長明集』など。
かも‐の‐はし【鴨の嘴】
①カモノハシ科の動物。卵をうむ原始的な哺乳(ほにゅう)類で、くちばしの形はカモに似ていて尾は扁平(へんぺい)。全長約60cm。川や沼にすみ、水中でザリガニなどを捕食。オーストラリア・タスマニアに分布。duckbill
②イネ科の多年草。高さ約60cmで葉は細長い。夏、長い軸を出して頂端に円柱状の穂状(すいじょう)花序をつける。本州以西の海浜に自生。platypus
かも‐の‐まぶち【賀茂真淵】
(1697-1769)江戸中期の国学者・歌人。俗姓は岡部、名は春栖(はるすみ)など。号は県居(あがたい)。遠江(とおとうみ)の人。荷田春満(かだのあずままろ)に学び、田安宗武(たやすむねたけ)に仕える。国学研究に一時期を画し、『万葉集』研究に業績を残す。歌人としては万葉調の「ますらおぶり」を提唱。門人に本居宣長(もとおりのりなが)など。研究書『万葉考』『冠辞考』『祝詞考』、歌論『歌意考』、『源氏物語新釈』、『賀茂翁家集』など。
ガモフ【George Anthony Gamow】
(1904-68)アメリカの物理学者。ロシア生まれ。原子核のα(アルファ)崩壊理論、恒星進化論、元素の起源の理論などを発表。他に多くの一般向け著作があり、科学への啓蒙(けいもう)にも貢献した。
カモフラージュ【camouflage(フランス)】(名・サ変他)
→カムフラージュ
かも‐まつり【賀茂祭(り)】
→葵(あおい)祭りの正称。
かもみおや‐じんじゃ【賀茂祖神社】
京都市左京区下鴨(しもがも)泉川町にある旧官幣大社。祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)と賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)。山城国(やましろのくに)一の宮。通称は下鴨神社。上賀茂神社とともに総称して「賀茂神社」とよばれ、葵(あおい)祭りで知られる。
かもめ【鴎】
[一]
①カモメ科の鳥の総称。海上などを群れをなして飛ぶ。世界に四十余種、日本にはユリカモメ・ウミネコ・カモメなど12種が分布する。
②カモメ科の鳥の一種。海辺または海上でみられる中形の鳥。翼長約35cm。背と翼上面は淡灰色、胸腹部は白い。雑食性で、北半球北部に分布し、日本へはカムチャツカ・千島で繁殖したものが冬鳥として飛来、越冬。ハマネコ。カゴメ。ゴメ。gull
[二]《原題Chayka(ロシア)》チェーホフの戯曲。4幕。1896年初演。著者4大戯曲の一つ。
かもめ‐がい【鴎貝】
潮間帯の泥岩に穴をあけてすむニオガイ科のニマイガイ。殻長約4cm、殻高約2cm。黄白色、卵形で、前端が丸く、後方へ細くなる。北海道南部以南に分布。
かも‐りょう【鴨猟】
①カモを狩猟すること。銃や網を使った各種の猟法がある。duck hunting
②カモの猟法の一種。鴨場をしつらえて囮(おとり)を使い、カモを叉手網(さであみ)で捕獲する伝承猟法。江戸時代に大名間でさかんに行われ、今日では宮内庁が皇室の接待用年中行事として保存している。鴨場猟。
かも・る【鴨る】(五他)
《俗語。「鴨」②を動詞化した語》相手をうまく利用して利益を得る。かもにする。trick
かも‐るい【鴨類】
脚が短く、みずかきが発達した、カモ目を構成する水鳥の総称。渡りをするものが多い。日本ではふつう冬鳥。ハクチョウ・ガン・カモ・オシドリなど。雁(がん)鴨類。
かもわけいかずち‐じんじゃ【賀茂雷神社】
京都市北区上賀茂本山町にある旧官幣大社。祭神は賀茂別雷命。通称は上賀茂神社。下鴨(しもがも)神社とともに総称して「賀茂神社」と呼ばれ、葵(あおい)祭りで知られる。
かもわけいかずち‐の‐みこと【賀茂命】
賀茂別雷(上賀茂)神社の祭神。火雷命(ほのいかずちのみこと)と玉依姫(たまよりひめ)の間に生まれた神。
かもん【部】
《「掃部司(かもんづかさ)」の略》律令(りつりょう)制下、宮内省に属し、そうじ、式場の設備などを扱った役所。かにもり。かもり。かもりのつかさ。
か‐もん【下問】(名・サ変他)
①目下(めした)にたずねること。
②《上に「御」を付けて》自分が受けた質問をいう敬語。
か‐もん【家門】
①家の門。gate
②一家の全体。一門。family
③家柄。家筋。lineage
④徳川将軍家の一族で御三家・御三卿(ごさんきょう)を除いたもの。御家門。
か‐もん【家紋】
各家が自家のしるしとして定めている紋章。庶民が定紋(じょうもん)として用いるのは江戸時代ごろからで、初めは支配者層のみが使用。主要なものは約300種といわれる。紋所。family crest〈参照〉紋章。
か‐もん【渦紋】
うずまきの模様。volute pattern
カモンイシュ【Luís Vaz de Camo~es】
(1525ごろ-80)ポルトガルの詩人。黄金時代を代表し、愛国的な叙事詩『ウズ‐ルジーアダシュ』はポルトガル国民の聖書といわれる。
かや【茅・萱】
①ススキの別名。
②ススキ・スゲ・チガヤなど屋根ふきの材料とした植物の総称。
かや【榧】
イチイ科の常緑高木。山野にはえ、庭木にもする。高さ15〜20m。葉は線形。雌雄異株(いしゅ)。4月に開花。果実は紫褐色。種子からは油をとり、また薬用にもする。材は緻密(ちみつ)で堅く、木工・碁盤・将棋盤に利用。
か‐や【蚊帳・蚊屋】
寝室につり下げて、カや虫などを防ぐ道具。麻・綿などの目のあらい布で作る。8世紀ごろ中国から伝来。〈数え方〉1張り。
蚊帳の外(かやのそと)
関係者でありながら疎外されて、内部の詳しい事情を知らされていない状態。
かや【加悦】
〈町〉京都府北部、大江山北麓(ほくろく)の町。丹後縮緬(たんごちりめん)の産地。わさび漬け・ころ柿(がき)が特産。人口8320(1994)。
か‐や(終助)
〈古語〉
感動・詠嘆を表す。…ことだなあ。〈用例〉うれたき〜(日本書紀・神武)。
ガヤ【Gaya・伽耶】
インド東部、ビハール州中部の都市。ヒンズー教の中心地。市南方に仏教の聖地ブッダガヤがある。人口29.1万(1991)。
カヤーオ【Callao】
ペルー中部、太平洋岸の港湾都市。首都リマの外港で、同国最大の貿易港。人口63.8万(1993)。カイヤオ。
ガヤール【gayal】
インドのアッサム地方の山地に生息するウシ。大形、黒褐色でガウルに似る。捕らえて慣らし、労役に使う。
がや‐がや(副・サ変自)
多くの人が声高に話し合う声・さま。noisily〈用例〉部屋の中が〜と騒がしい。表が〜している。
かや‐きり【萱切】
キリギリス科の昆虫。体長6〜7cm。緑色で、頭上と胸背の両側に白線が走る。8月下旬から出現。カヤ(ススキ)原に生息し、ジージーと連続して鳴く。本州・九州、朝鮮半島に分布。
か‐やく【火薬】
爆発で発生するエネルギーが利用できる物質の総称。一部に刺激を与えると急激な化学反応が連鎖的におこり、多量の熱・ガスを発生する。反応が瞬時に全体に及ぶものを爆薬、比較的ゆるやかに伝わるものを発射薬(推進薬)という。explosive
か‐やく【加薬】
①おもな薬の補助の薬。adjuvant
→薬味(やくみ)。garnishing
③五目飯などに入れる材料。
④あえ物に使う材料。おもに関西で用いる。
か‐やく【可約】
分数・整数・整式などが約せること。reducible
か‐やく【課役】
律令(りつりょう)制下、調と庸と雑徭(ぞうよう)の総称。「課」は調、「役」は労役で庸と雑徭をさす。
かやく‐うどん【加薬飩】
かんぴょう・シイタケなどの野菜やかまぼこなどいろいろな具を入れた、かけうどん。おもに関西地方のたねもの。かやく。
かや‐くぐり【潜】
高山にすみ、ハイマツや草むらのなかをもぐり歩く、イワヒバリ科の小鳥。スズメ大で全長約14cm。背面は縞(しま)のある暗赤褐色。地上で小昆虫や雑草の実などを食べる。南千島・北海道・本州の高山で繁殖し、冬は低地に移る。
かやく‐めし【加薬飯】
五目飯あるいは混ぜご飯。関西でよくいわれる。
かや‐しらお【加舎白雄】
(1738-91)江戸中期の俳人。本名、吉春。信濃(しなの)の人。俳諧(はいかい)中興に尽くし、平明繊細な句を残す。句集『白雄句集』、俳論『俳諧寂栞(さびしおり)』など。
かや‐せいじ【茅誠司】
(1898-1988)物理学者。神奈川県生まれ。東北大卒。東大総長。磁性体の研究、学術行政に手腕を発揮。日本学術会議会長。湯川秀樹らと世界平和アピール七人委員会に参加、また、「小さな親切」運動を提唱。昭和39年(1964)文化勲章受章。
かや‐たけ【茸・茸】
担子菌類シメジ科のキノコ。かさは径4〜12cm、肉色ないし淡赤褐色。生長すると漏斗状。ひだは白色。食用。
か‐やつ【奴】(代)
あいつ。きゃつ。他人をいやしめていう。
カヤック【kayak】
①イヌイットが海獣猟に使う、座席以外を皮でおおった小舟。両端に水かきのついた櫂(かい)(パドル)で操作する。
②カヌー競技の一種目。①を使用し、その両舷(げん)をパドルで交互に漕(こ)いで技能や速さを競う。
かやつり‐ぐさ【蚊屋吊草・莎草】
カヤツリグサ科の一年草。道ばたや草地にはえる。高さ20〜50cm。茎の断面は三角形。葉は根生し、細長く線形。8〜10月に、黄褐色の花穂を生じる。
かや‐ねずみ【鼠】
日本で最小のネズミ。体長5〜7cm、尾長5〜9cm。体はこはく色。カヤなどの茂みに巣をつくる。雑食性。関東以西に分布。harvest mouse
かや‐の‐あぶら【榧の油】
イチイ科のカヤの実からとる乾性油。食用・灯用・理髪用として使う。パルミチン酸・ステアリン酸・リノール酸・オレイン酸を成分とする。
カヤバこうぎょう【カヤバ工業(株)】
輸送用機器。油圧機器製造会社。昭和23年(1948)設立。本社は東京都港区浜松町。
かやばちょう【茅場町】
東京都中央区日本橋にある町名。兜(かぶと)町に隣接する、証券会社・銀行などの多いビジネス街。
かや‐ぶき【葺(き)・葺(き)】
茅で屋根を葺くこと。また、それで葺いた屋根。茅以外の草で屋根を葺くこともいう。〈比較〉わらぶき。
かや‐ふだ【萱札】
カヤを刈るための入山許可証。入会地を管理するため、各村落の費用を納めた者に交付されるもの。
かや‐まち【蚊帳待ち】
瀬戸内地方で6月23日に行われる日待ちの一種。その日一晩じゅう蚊帳に入らず語り明かす。愛媛県宇和島(うわじま)の和霊(われい)神社に伝わる、蚊帳の中で殺害された人物の伝承から。
かやま‐またぞう【加山又造】
(1927-)日本画家。京都生まれ。東京美術学校卒。装飾的作風で知られる。作品『冬』『千羽鶴』など。
かやも‐のり【萱藻苔】
褐藻類カヤモノリ科の海藻。中空、円柱状の体が叢生(そうせい)。高さ30cm前後。干して食用にもする。スガラ。ムギワラノリ。
か‐やり【蚊遣り】
蚊・ブヨなどの害虫を追い払うために香をたいたり、煙でいぶしたりすること。また、そのもの。蚊火(かび)。蚊いぶし。mosquito smudge
かやりび‐の【蚊遣り火の】
[枕ことば]《蚊やり火は下にこもって燃えることから》「底・下(した)」などにかかる。〈用例〉夏なればやどにふすぶる〜いつまでわが身したもえをせむ(古今・恋1)。