かゆ【粥】
米を多めの水で柔らかく炊いた半流動食。病人食。また、具を入れた七草(ななくさ)がゆ、小豆(あずき)がゆなどもある。rice porridge〈比較〉重湯(おもゆ)・飯(めし)。〈用例〉〜をすする。
か‐ゆ【花油】
スミレ・バラ・モクセイ・スズランなどの花からとれる揮発性の芳香油を脂肪油に吸着・抽出した混合油。
*かゆ・い【痒い】(形)
《「かいい」はなまり》皮膚がむずむずして、かきたい感じだ。itchy〈用例〉虫にさされて〜。〈派生〉かゆが・る(五自)かゆさ(名)かゆみ(名)
痒い所に手が届く(かゆいところにてがとどく)
細かい点にまで注意が行き届く。be very attentive
かゆう‐ごうきん【可融合金】
(すず)の融点232℃以下の低融点合金の総称。ビスマスを主成分に錫・鉛・カドミウムを加えたもの。多種類あるが、ウッド合金が代表的。ヒューズや安全弁に利用。易融(いゆう)合金。fusible alloy
かゆ‐うら【占】
年占(としうら)の一つ。小正月の神事で、米・小豆(あずき)・アワなどで粥を炊き、中に入れた細い竹の管(くだ)に入った米粒や、かきまわした棒に付く米粒の数などで豊凶を占う。粥占の神事。
かゆ‐さ【痒さ】
かゆいこと・程度。itch〈比較〉かゆみ。
かゆ・し【痒し】(形ク)
〈古語〉
→かゆい(痒い)
かゆ‐ばら【粥腹】
かゆを食べただけで力が入らない腹。〈用例〉〜で力が出ない。
カユプテ【Kayuputeh(マライ)
フトモモ科の常緑広葉高木。高さ15〜30m。長さ8cmの皮針形の厚く硬い葉を互生。6〜10月、その年にのびた枝の下方に黄白色のブラシノキに似た花を穂状につける。樹皮を蒸留してカユプテ油を取る。オーストラリアからインドネシア・マレーシアに分布。鎮痛剤・香料に使用。
かゆ‐み【痒み】
かゆい感じ。痛みと同一の神経で伝えられ、皮膚・粘膜の痛点へ弱い刺激が持続的に加わるときに生じると考えられている。itch〈比較〉かゆさ。
が‐よ【輿】
屋形に人を乗せ、人の手で運ぶ乗り物。肩にかつぐ輦(れん)と、手で持ち、腰の位置で支える腰輿(たごし)との2種類がある。輿(こし)。御輿(みこし)
かよい【通い】
①かようこと。行き来すること。come and go
②「→通い帳」の略。
③自宅から、通って勤めること。commute〈対義〉住み込み。
がよい【通い】(接尾)
いつもそこへ行くこと、往復することを表す。〈用例〉映画館〜。
かよい‐あきない【通い商い】
→ぎょうしょう(行商)
かよい‐ぐち【通い口】
茶室と水屋との間の亭主側の出入り口。茶道口(さどうぐち)。給仕口。禿口(かむろぐち)
かよい‐じ【通い路】
行き通う道。
かよい‐ちょう【通い帳】
=通い。
①掛け買いをした日付・商品名・金額などを記入する帳面。
②預金などの通帳(つうちょう)
かよい‐つ・める【通い詰める】(下一自)
足繁く行く。ずっと通う。frequent
か‐よう【可溶】
物質が溶媒に溶けること。溶媒100gに対して1g以上溶けるときに用いる。soluble〈対義〉不溶。
か‐よう【仮葉】
→ぎよう(偽葉)
か‐よう【花葉】
葉から変形した花のことで、花を形成している各器官。生殖作用を営む雄蕊(ゆうずい)と雌蕊(しすい)を実花葉、花被を構成する花弁・萼(がく)・苞葉(ほうよう)を裸花葉という。floral leaf
か‐よう【荷葉】
①ハスの葉。lotus leaf
②練り香の名。六種(むくさ)の薫(た)き物の一種。宮中の四季の薫き物として夏にたく。
か‐よう【歌謡】
詩歌(しいか)のなかで歌われるものの総称。狭義には「謡物(うたいもの)」をさし、広義には「語り物」を含める。
かよう【賀陽】
〈町〉岡山県中部、総社(そうじゃ)市北隣の町。稲作、タバコ・ブドウ・ナシ栽培、畜産がさかん。人口8896(1994)。
かよ・う【通う】(五自)
①2つの場所の間を、定期的に行ったり来たりする。come and go; commute〈用例〉船が〜。学校へ〜。
②ある場所へ道筋が通じている。つながっている。lead to〈用例〉裏山へ〜道。
③気持ちが伝わる。communicate with〈用例〉心が〜。
④似る。resemble〈用例〉おもかげが〜。
⑤連続して流れる。流通する。circulate〈用例〉血が〜。
か‐よう【斯様】(形動)
このよう。このとおり。like this〈用例〉〜な次第で。
かよう‐きょく【歌謡曲】
演歌を中心とする日本独自の大衆的な歌曲。多くは西洋音階によるが、日本の音感覚が折衷されている。
がよう‐し【画用紙】
絵をかくのに使う、厚手の紙。drawing paper
かよう‐せい【可溶性】
水などの液体に溶けやすい性質。solubility〈対義〉不溶性。
かよう‐び【火曜日】
週の第3番目の日。月曜日の次の日。火曜。Tuesday
かよう‐ろうきょく【歌謡浪曲】
浪花節(なにわぶし)と歌謡曲を合体させたもの。歌謡曲ふう浪花節で、浪花節がレコード産業と手を結んだ昭和期に誕生。
か‐よく【寡欲・寡慾】(名・形動)
欲が少ないこと・さま。
が‐よく【我欲・我慾】
人をおしのけても、自分だけが得ようとする欲望。selfish desire; egoism
かよ‐ちょう【輿丁】
奈良時代以降、天皇や貴人の輿(こし)をかついだり、前後につけた綱を手にとって歩いた下級職員。
か‐よわ・い【か弱い・繊い】(形)
《「か」は接頭語》女性や子どもなど、いかにも弱々しい。frail〈派生〉かよわげ(形動)かよわさ(名)
かよわ・す【通わす】(五他)
通うようにする。通じさせる。communicate〈用例〉心を〜。
から【空】
[一](名)
①いれものの中に物がはいっていないこと。空っぽ。うつろ。empty〈用例〉〜の箱。
②何も持っていないこと。be emptyhanded〈用例〉〜で帰る。
[二](接頭)形だけで実質のないことを表す。〈用例〉〜元気。〜念仏。
から【唐・漢・韓】
[一](名)
①古く、中国をいった語。唐土。漢土。〈比較〉天竺(てんじく)。〈用例〉〜の物は薬のほかはなくとも事欠くまじ(徒然・120)。
②古く、朝鮮半島をいった語。
[二](接頭)中国、また広く諸外国から伝来したものの意を表す。〈用例〉〜歌。
唐へ投げ銀(からへなげがね)
利益がなく、金銭をむだに使うこと。
から【殻】
①貝や果実などの外側をおおっている堅い部分。shell
②穀物の外皮。hull
③中身のはいっていないもの。ぬけがら。slough
④とうふのしぼりかす。おから。きらず。うのはな。
⑤{古語}《「骸」とも》なきがら。死体。〈用例〉〜はけうとき山の中に納めて(徒然・30)。
殻に閉じ籠もる(からにとじこもる)
《貝類がふたをとじることから》自分の世界にとじこもり、広く大勢の意見を聞かない。withdraw into oneself
から【幹】
木のみき。草のくき。
から【加羅】
古代朝鮮で、朝鮮半島南部、洛東江(らくとうこう)の流域一帯にあった諸国の総称。伽や(かや)
か‐ら【絡・落・掛羅】
禅宗の僧が用いる略式の袈裟(けさ)。首に掛けて胸に垂らす、小さい方形のもの。絡子(らくす)
カラ【Carlo Carrà】
(1881-1966)イタリアの画家・評論家。「未来派画家宣言」に署名、のち形而上(けいじじょう)絵画派運動に参加。作品『男女両神』など。カッラ。
*から
[一](格助)《体言や、それに準ずる語に付く》
①動作・作用の起点を示す。from〈用例〉10時〜始まる。会社〜帰ってこない。前の人〜順に。
②動作・作用の経由点を示す。through; from〈用例〉窓〜日がさしこむ。裏口〜逃げ出す。
③動作・作用の出どころを示す。from〈用例〉みんな〜ほめられる。他の人〜聞いた話。
④比較や判断の基準・根拠を示す。〈用例〉わたし〜みれば、あいつはまだ経験不足だ。日ごろの言動〜考えると。
⑤解放・分離・回避などの対象を示す。〈用例〉子ども〜目を離すな。敵の攻撃〜身を守る。現実〜の逃避。
⑥選択・支払いの範囲を示す。among〈用例〉3人の中〜選ぶ。赤字分を準備金〜補う。
⑦原料や構成要素を示す。from; of〈用例〉ワインはブドウ〜つくる。国会は衆参両院〜なる。
⑧原因・理由を示す。because of〈用例〉興奮〜泣き出した。前方不注意〜発生した事故。
⑨《数量を表す語に付いて》それくらいか、またはそれ以上であることを示す。〈用例〉いちばん安い料理でも、1万円〜だ。
[二](接助)《口語では終止形、文語では連体形に付く》
①原因・理由を示す。
(ア)《「…から、…」の形で》前件を受けて、後件に話し手の意志・願望・依頼などの主観的な表現がくる。because〈用例〉おいしくない〜いやだ。
(イ)《「…のは、…からだ」の形で》結果・帰結を先に述べてから、原因・理由を後述する。〈用例〉妙に親切なのは、下心がある〜だ。
(ウ)《「…からに」の形で》理由としてそれだけでも十分なことを示す。〈用例〉見る〜に強そうな人。
②《終助詞的に》
(ア)相手に対して警告・注意をしたり、相手の反応を求める。〈用例〉ただではおかない〜。
(イ)相手に対するいたわりを表す。〈用例〉いい〜、いい〜。
から(接頭)
まったく、さっぱりなどの意を表す。〈用例〉〜へた。
がら
《「から(殻)」の転》
①肉をとったあとの鶏の骨。煮出してスープをとる。
②質の悪いコークス。
がら【落】
《当て字。がらがらとくずれる、の意》株や商品の大暴落。
がら【柄】
[一](名)
①からだ。体格。build〈用例〉〜が小さい。
②模様。pattern〈用例〉いい〜だ。
③身なりや態度。性質。quality〈用例〉〜が悪い。
④自分にふさわしい身分・能力。pertinence〈用例〉〜になく。
[二](接尾)
①身分・性質・状態などを表す。〈用例〉続き〜。人〜。
②それにふさわしい性質・状態を表す。〈用例〉場所〜。
柄にも無い(がらにもない)
自分の身分・地位・能力・性格などでは追随して行くことができない。something unbecoming to〈用例〉〜ことを言う。
カラー【calla】
サトイモ科の春植え球根草。葉は大形の三角状。夏に、花茎の先に苞(ほう)に包まれた肉穂(にくすい)花序をつける。苞は白・黄・桃色など豊富。切り花、花壇用。南アフリカ原産。カイウ。
カラー【collar】
①洋服やシャツの襟の総称。
②カラーのラペル(下襟)を除き、直接首をとり巻く部分。
カラー【color】
①いろ。色彩。〈用例〉〜フィルム。
②特色。〈用例〉スクール〜。
カラー【Paul Karrer】
(1889-1971)スイスの化学者。モスクワ生まれ。糖類およびカロチノイドの構造、ビタミンA・B2構造などを研究。1937年ノーベル化学賞受賞。
から‐あい【藍】
①ケイトウの古名。
②きれいな藍色。
カラー‐えいが【カラー映画】
被写体の色彩をスクリーンに再現する映画。色彩映画。天然色映画。
から‐あおい【唐葵・葵】
→タチアオイの古名。
がら‐あき【がら空き・がら明き】(形動)
中がからっぽで、だれもいないこと・さま。empty〈用例〉〜の車両。
から‐あげ【空揚(げ)・唐揚(げ)】
肉・野菜などをそのままか、かたくり粉をまぶしたり下味をつけてから、揚げること。また、その揚げ物。fries
カラー‐コンディショニング【color conditioning】
色彩調節。色彩の心理的効果を考えて、生活環境・作業環境に適正な彩色を施し、衛生・能率・保全・快適などに配慮すること。色彩管理。
から‐あし【空足】
①むだ足。
②はだし。
③足を踏むとき、踏む高さを間違えたために、足にむだな力が加わること。
空足を踏む(からあしをふむ)
階段の上り下りのとき、高さを誤って空(くう)をふむ。
カラー‐しゃしん【カラー写真】
カラーフィルムを用いて被写体を写真撮影し、現像して印画紙に焼き付けたカラー画像。color photo
カラー‐チャート【color chart】
色見本帳。とくに、テレビの色彩調節に用いられるもの。
カラー‐テレビ
→カラーテレビジョン」の略。
カラー‐テレビジョン【color television】
色彩をもつ画像を送るためのテレビ方式。また、この方式に用いられる受像機。カラーテレビ。
カラー‐トタン
《和製語》亜鉛鉄板(トタン板)に合成樹脂塗料を焼き付け塗装したもの。塗装不要の屋根材として用いられる。colored steel sheet
カラーバー‐しんごう【カラーバー信号】
カラーテレビジョンの受像機の色調を正しく調整するための信号。color bar signal
カラー‐フィルム【color film】
フィルムベース上に、ハレーション防止剤・赤感乳剤・緑感乳剤・黄色フィルター・青感乳剤を順に塗布した写真用フィルム。1回の露光で3色分解ネガが得られ、発色現像によって赤感乳剤層はシアン(青緑)に、緑感乳剤層はマゼンタ(赤紫)に、青感乳剤層は黄色に発色する。直接陽画をつくるポジカラーと、カラー陰画をつくるネガカラーがある。
から‐あや【唐綾】
中国から渡来した綾。綾を浮き織りにした紋織物。紋と地の綾の方向が異なり、紋様がはっきり目立つのが特色。今の、綸子(りんず)の類。平安貴族に好まれた。〈用例〉〜おどしの鎧(よろい)
カラー‐リンス【color rinse】
毛染めの方法。洗髪後のゆすぎに水溶性染毛剤を用いて、一時的に毛を染める方法。
か‐らい【渦雷】
低気圧や台風の中心部の強い上昇気流によって起こる雷。うずらい。cyclonic thunder-storm
*から・い【辛い】(形)
〈対義〉甘い。
①舌がひりひりする味である。hot; pungent〈用例〉わさびがききすぎていて〜。山椒(さんしょう)は小粒でもぴりりと〜。
②《「鹹い」とも》塩気が多い。しょっぱい。salty〈用例〉海の水は〜。
③酒やタバコなどで、刺激が強く味がきりっとしている。
④きびしい。むごい。severe〈用例〉採点が〜。〈派生〉からさ(名)からみ(名)からめ(名・形動)
から‐いけ【空生け・空活け】
いけばなの一手法で、水を用いない生け方。花器を使わず、奉書(ほうしょ)や扇を用いる奉書生けや扇面生けなどがある。
からい‐せんりゅう【柄井川柳】
(1718-90)江戸中期の前句付(まえくづけ)の点者。名は正通。江戸の人。彼の万句合(まんくあわせ)中の佳句集『誹風柳多留(はいふうやなぎだる)』は広く流布(るふ)し、以後前句付は「川柳」という新しい江戸庶民文芸として確立した。
から‐いと【唐糸】
①中国から渡来した糸。また、その糸で織った織物。
②《糸をひくことから》→納豆
からいと‐そう【唐糸草】
バラ科の多年草。中部高山帯にはえる。高さ約1m。根出葉は羽状複葉。夏に、茎端に大形で紅色の穂状花序をつける。突出した糸状の雄蕊(ゆうずい)が美しいことが名の由来となっている。
から‐いぬ【唐犬】
中国産の犬。舶来の犬。こま犬。
から‐いばり【空威張り】(名・サ変自)
実力がないのに、えらそうにふるまうこと。虚勢。bluff
から‐いも【唐薯】
→さつまいも(薩摩芋)。
→きくいも(菊芋)
から‐いり【煎り・殻熬り】(名・サ変他)
豆腐などの食品を水・油を使わないで煎ること。また、そうした食べ物。parch
から‐いわし【唐鰯】
イワシ類と形も色も似ているカライワシ科の海水魚。鱗(うろこ)はイワシ類よりはるかに小さい。全長約30cm。千葉・富山以南に分布。
から‐うす【唐臼・碓】
①搗臼(つきうす)の一種。杵(きね)の柄を足で踏み、てこの原理を応用してつくもの。
②磨臼(すりうす)の一種。上臼と下臼をすり合わせ、もみなどを脱穀するもの。
から‐うた【唐歌・詩】
→漢詩(カンシ)。〈対義〉やまと歌。
から‐うつし【空写し】(名・サ変他)
①カメラ操作の不備で、シャッターを押しても写真が写っていないこと。
②写真を写すためでなく、フィルムを送るために、シャッターを押すこと。
から‐うま【空馬】
人も荷ものせていない馬。〈用例〉〜で帰る。
空馬に怪我無し(からうまにけがなし)
無一文の者は、損のしようがない。
から‐うめ【唐梅】
→ロウバイの別名。
から‐うり【空売り】(名・サ変他)
株式の信用取引や商品の先物(さきもの)取引において、現物を持たず一定の保証金を積むだけで売りの取り引きをすること。売った株・商品が値下がりしたときに買い戻して差益をとり、決済する。short selling〈対義〉空買い。
から‐え【唐絵】
中国絵画およびその模倣作の総称。平安から鎌倉(かまくら)時代にかけては中国画風の作品、中国的題材の絵を、室町時代には中国伝来の水墨画を意味した。〈対義〉大和絵。
から‐おくり【空送り】(名・サ変他)
テープレコーダーの操作で、録音・再生のためにではなく、テープを回すこと。winding or rewinding
から‐オケ【空オケ】
《「オケ」は「オーケストラ」の略》伴奏用音楽だけが録音されているテープ・レコード・ディスク。また、その再生のための装置。また、それを伴奏にして歌うこと。昭和52年(1977)ごろから急激に普及。
から‐おし【空押し】(名・サ変他)
模様や文字を、すみ・インクなどをつけないで押し、紙面などに浮き出させること。また、その模様。
から‐おり【唐織】
→からおりもの(唐織物)。
②能装束の一つ。装束で、女役が着る唐織物で作ったもの。
から‐おりもの【唐織物】
中国から渡来した織物。また、それを模した織物。横糸に色糸を用いて模様を織りだした絹織物で、錦(にしき)・緞子(どんす)・金襴(きんらん)などがある。唐織。
カラ‐かい【カラ海】
(Karskoye More)北極海の一部で、西シベリア北方の海。水深200m以下で、冬季は結氷。主要港ディクソン。
から‐がい【空買い】(名・サ変他)
株式の信用取引や商品の先物(さきもの)取引で、現金を持たずに買いつけること。値上がりによる値鞘(ねざや)をかせぐのが目的。信用買い。マージン買い。margin buying〈対義〉空売り。
からか・う(五他)
冗談を言って、人を怒らせたり困らせたりして、楽しむ。ひやかす。なぶる。banter; tease; jeer at; make fun of〈用例〉人を〜。
から‐かさ【傘・唐傘】
竹の細い骨に紙を張って油をひいた差し傘。雨傘(あまがさ)と日傘があり、晴雨兼用のものを両天(照り降り傘)という。差し傘。手傘。
からかさ‐たけ【茸】
担子菌類ハラタケ科のキノコ。大形で、かさの径8〜30cm、高さ20〜40cm。上面褐色、ひだは白色。食用。
カラカス【Caracas】
南アメリカ、ベネズエラの首都。カリブ海沿岸の標高1000mの高原にある近代都市。南アメリカ独立運動の指導者ボリバルの出生地。人口182.5万(1990)。
から‐かぜ【空風・乾風】
→からっかぜ(空っ風)
から‐かね【唐金】
《中国から伝来したことから》→青銅(せいどう)のこと。
から‐かみ【唐紙】
《「とうし」は別語》
①中国から渡った紙の一種。美しい色彩の模様を刷ったもの。
→唐紙障子(からかみしょうじ)→襖(フスマ)
③織色の名。
④襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は黄。
からかみ‐しょうじ【唐紙障子】
唐紙を張った襖障子(ふすましょうじ)。襖。絹張り障子に対し、紙張り障子のこと。唐紙。
カラカラ【caracara】
ハヤブサ科カラカラ亜科の鳥の総称。くちばしの根元から目にかけて皮膚が裸出。全長40〜65cm。南アメリカの森林・平原・海岸などに10種が生息。
カラカラ【Caracalla】
(188-217)古代ローマの皇帝マルクス=アウレリアス=アントニヌス(在位(211-217))の通称。帝国内の全自由民にローマ市民権を与えた。カラカラ浴場など壮大な建造物を造営。その政治は冷酷な策謀にみちたもので、メソポタミア遠征途上で暗殺された。
から‐から
[一](副)
①乾いたもの・固いものが互いに軽く触れ合って鳴る音・さま。clatter〈用例〉下駄(げた)を〜鳴らして。
②男が声高く笑うさま。laugh cheerfully〈用例〉おもしろそうに〜と笑う。
[二](形動)
①中に何もないさま。empty〈用例〉さいふが〜だ。
②すっかりかわいているさま。bone-dry〈用例〉のどが〜だ。
から‐がら【辛辛】(副)
やっと。ようやく。かろうじて。barely〈用例〉いのち〜逃げのびる。
がら‐がら
[一](副・サ変自)
①物のぶつかる音。くずれる音・さま。rattlling〈用例〉〜と建物がくずれる。荷車を〜と引く。
②声などが、しわがれていることを表す語。また、うがいのときの音。〈用例〉〜声。
③ことばや動作が、荒っぽいさま。がさつなさま。rude〈用例〉〜した人。
[二](形動)ひどくすいているさま。empty〈用例〉〜の電車。
[三](名)振るとがらがら鳴る乳幼児のおもちゃ。rattle
からからあ
沖縄から九州南部で使われている酒器で、吸い飲み型の銚子(ちょうし)。扁平(へんぺい)なもの、ふっくらしたものなどもある。
がらがら‐へび【がらがら蛇】
尾を振って警戒音をだすクサリヘビ科の毒ヘビ。全長0.5〜2.4m。尾の先端に角質の輪が連なるので、尾を振ると独特の音が出る。砂漠や森林などにすむ。卵胎生。アメリカ大陸に31種が分布。rattlesnake
カラカラ‐よくじょう【カラカラ浴場】
ローマ皇帝カラカラが211〜216年にローマ市内に建造した公衆浴場。庭園・図書室・遊戯施設などをもち、市民の娯楽センターであった。Baths of Caracalla
カラカル【caracal】
平原で鳥などを捕らえるのを得意とするネコ科の動物食獣。体長約60cm。赤褐色。三角形にとがった耳介の先端に黒いふさ毛がある。敏捷(びんしょう)で、鳥・ウサギ・ネズミなどを捕食。アフリカ・南アジアに分布。
カラカルパクスタン‐きょうわこく【カラカルパクスタン共和国】
(Karakalpakskaya Respublika)中央アジア、ウズベキスタン共和国内の共和国。首都ヌクス。アラル海南西部に面する。面積16万5600km2。人口124.5万(1990)。
カラガンダ【Karaganda】
中央アジア、カザフスタンの鉱工業都市。カラガンダ炭田の中心で、1930年代に発展。人口60.9万(1991)。
から‐き【唐木】
もと中国を経て輸入された木。紫檀(したん)・黒檀(こくたん)・白檀(びゃくだん)など、熱帯産の上等な材木。とうぼく。precious foreign wood
から‐きし(副)
《下に打ち消しの語をともなって》さっぱり。まるきり。まったく。からっきし。entirely〈用例〉〜だめだ。〜意気地がない。
からき‐じゅんぞう【唐木順三】
(1904-80)評論家。長野県生まれ。京大卒。明大教授。哲学的思索と独自の感受性から近代批判の文芸評論を展開。著書『鴎外(おうがい)の精神』『無常』など。
カラキタイ【Kara Khitai】
中央アジアに建てられた契丹(きったん)の王朝。遼(りょう)の滅亡後、王族耶律大石(やりつたいせき)が西走してウイグル人の国を征服して1132年に建国。東西文化交流に大きな役割を果たしたが、1211年トルコ系のナイマン部に滅ぼされた。中国では西遼と称された。
から‐ぎぬ【唐衣】
中古の朝廷に仕える女官の正装の表衣(うわぎ)。十二単(じゅうにひとえ)のいちばん上に着る、丈が短く、半袖(はんそで)か袖のないもの。
カラクーム‐うんが【カラクーム運河】
(Karakumsky Kanal)中央アジア、トルクメニスタンにある運河。アムダリヤ川上流からマルイ、テジェンを通り、アシガバートを経てカスピ海に注ぐ。長さ1100km。
カラクーム‐さばく【カラクーム砂漠】
(Peski Karakumy)中央アジア、トルクメニスタンにある砂漠。灌漑(かんがい)水路のカラクーム運河があり、乾燥地開発の実験場となっている。
カラクール‐しゅ【カラクール種】
毛皮用のヒツジの一品種。生まれたての子ヒツジの毛は黒色で強く縮れ、その毛皮はアストラカンの名で珍重される。中央アジア・南アフリカ・バルカン諸国などが産地。Karakul
から‐くさ【唐草】
→ウマゴヤシの別名。
②「→唐草模様」の略。
からくさ‐もよう【唐草模様】
植物のつるを図案化した曲線模様。古代ローマの唐草やサラセンのアラベスクなど、自然に近い模様から幾何学的な模様まで、洋の東西を問わず古くから好まれた。唐草。arabesque pattern
から‐くじ【空籤】
なにも当たらないくじ。blank〈用例〉〜なし。
から‐くしげ【唐笥・器】
①櫛(くし)・髪かき・櫛はらい・鏡・おしろいなどの化粧道具を入れる美しい小箱。鷺足(さぎあし)の台にのせて使う。唐匣(からはこ)
②[枕ことば]《櫛などを入れる美しい箱が開(あ)く、というところから》「明(あ)く」にかかる。〈用例〉〜明(あけ)くれものを思ひつつみなむなしくもなりにけるかな(宇津保・あて宮)。
がら‐くた【瓦落多・我楽多】
《ともに当て字》
①値打ちのない道具類。junk
②自分の持ち物をけんそんしていう語。
がらくたぶんこ【我楽多文庫】
硯友(けんゆう)社の機関雑誌。日本最初の文芸同人雑誌。尾崎紅葉(おざきこうよう)・山田美妙(やまだびみょう)らの回覧雑誌に始まる。明治18年(1885)創刊。同22年廃刊。
から‐くだもの【唐果物・唐子】
中国から伝来した菓子。奈良時代に中国から伝来したが、そのころ日本では菓子を果物とよんでいたため、こうよんで区別した。唐菓子(とうがし)
から‐くち【辛口】
〈対義〉甘口。
①口あたりが辛いこと・物。酒などについていう。dry
②辛い味をこのむこと・人。salty tooth
ガラクトース【galactose】
化学式C6H12O6 乳糖を加水分解して得られる単糖の一つ。還元性があり、水に溶けやすく、弱い甘味がある。Dガラクトースは動物(脳や神経組織など)や植物(寒天、マメ科の種子など)に広く分布。
からくに‐だけ【韓国岳】
宮崎・鹿児島県境の霧島(きりしま)山の最高峰。標高1700m。山頂に直径900mの大火口がある。
からくに‐の【唐国の・韓国の】
[枕ことば]《同音を繰り返すことから》「辛く」にかかる。〈用例〉昔より言ひける言(こと)の〜辛くも此処(ここ)に別れするかも(万葉・15・3695)。
からく‐も【辛くも】(副)
どうにかこうにか。やっとのことで。かろうじて。barely〈用例〉〜危機を脱する。
から‐くら【唐鞍】
平安時代以降、外国使節の接待など公用行事のおりに用いた馬の鞍。多様な飾りをつけた唐風の鞍を使用。〈対義〉大和鞍。
から‐くり【絡繰り・関】
①工夫をこらして仕組むこと。細工すること。device
②計略。trick
③糸・ぜんまい・水・砂などを用い、陰であやつり、物を動かして見せる仕掛け。しくみ。構造。
④仕掛けで動くもの。からくり人形など。tricked
→のぞきめがね。peep show
からくり‐にんぎょう【絡繰(り)人形】
①糸やぜんまい、ばねなどの仕掛けで自動的に動く人形。江戸時代に発達し、茶運び人形や竹田からくりなど精巧なものが作られた。tricked doll; puppet
②他人の意のままに動く人。puppet
から‐く・る【絡繰る】(五他)
①糸を引いてあやつる。
②かげで動かす。
から‐ぐるま【空車】
荷物・乗客を乗せていない車。くうしゃ。
から‐ぐるま【唐車】
牛車(ぎっしゃ)の一種。屋根を唐庇(びさし)に作り檳榔(びろう)の葉でふいた、牛車の中でもっとも大きく立派なもの。太上(だじょう)天皇・皇后・東宮・親王、摂政(せっしょう)・関白(かんぱく)などの乗り物。
から‐くれない【唐紅・韓紅】
《舶来の紅、の意》濃い紅色。紅(べに)の染料が海外から渡来したことを意味し、その色の赤く美しいことを強調する色名。
からくわ【唐桑】
〈町〉宮城県北東端にある町。漁業の町で、カキ・ノリ・ワカメの養殖がさかん。海岸の奇勝、巨釜(おがま)・半造(はんぞう)で知られる。人口9511(1994)。