- *かわ【川・河】
- 地表の水が集まって細長い水路を流れるもの。交通、飲料、農業・工業用水、発電などに利用されるが、一方で、洪水などの被害を与える。河川の水は、降水の流入や地下水によって供給される。また河川は上流部では浸食、下流部では堆積(たいせき)を行って地形を変化させる。river〈対義〉山。
- 川に蓋は出来ぬ(かわにふたはできぬ)
- 川へ身投げするのを防ぐことはできない。
- 川の字(かわのじ)
- 夫婦が、子どもを中に挟んで、川の字の形に寝るさまにいう。
- 川の字に寝る(かわのじにねる)
- 「→川の字」と同意。
- *かわ【皮】
- ①動植物その他のからだや表面をおおい包んでいるもの。skin; bark; rind〈対義〉肉。〈用例〉〜をはぐ。ミカンの〜。
- ②外側を包んでいるもの。cover〈用例〉まんじゅうの〜。
- ③表面的なもの。うわべ。disguise〈用例〉化けの〜をはぐ。
- 皮か身か(かわかみか)
- 外見からだけでは、物の区別がつけにくい。
- 皮を斬らせて肉を斬り、肉を斬らせて骨を斬る(かわをきらせてにくをきり、にくをきらせてほねをきる)
- 自分も傷つくことを覚悟して、より大きな傷を敵にあたえる。強敵に対するときの心構えをいう。
- 皮を引けば身が上がる(かわをひけばみがあがる)
- 《皮膚を引っぱれば筋肉もいっしょについてくる、の意》関係が深く、互いに影響を受けやすい状態にいう。皮引けば身がつく。皮引けば身が痛い。
- *かわ【革】
- 動物の皮の毛をとり、なめしたもの。なめし革。leather〈用例〉〜の靴。〜ひも。〈数え方〉1枚・1張り・1坪。
- かわ
- 銅・ニッケルなどの溶融製錬での中間産物。目的金属を多量に含む硫化物で、さらに転炉で製錬すると金属ができる。マット。matte
- か‐わ【佳話】
- ①うるわしい話。美談。beautiful story
- ②おもしろい話。interesting story
- がわ【▽側】
- =かわ。
- ①すぐそば。まわり。side〈用例〉〜が口うるさい。
- ②包み囲んでいるもの。case〈用例〉金〜の時計。
- ③対立するものの一方。the other〈用例〉向こう〜。われわれの〜にも言い分がある。
- かわ‐あいさ【川▽秋▼沙】
- カモ科の鳥。全長65cm、翼長28cm。くちばしは暗赤色。雄の頭部は緑色光沢のある黒色で、背面は黒色、他は白色。雌の頭部は赤褐色で、背面は暗灰色。ヨーロッパ・北アメリカで繁殖し、冬鳥として日本各地に渡来。魚を食べる。
- かわ‐あかり【川明(か)り】
- 川の表面の、ほのかな明るさ。
- かわ‐あき【川明き】
- 川止めが解けて川を渡ることができるようになること。〈対義〉川止め。
- かわ‐あそび【川遊び】
- 川で行楽すること。水泳をしたり、船をうかべたり、魚をとったりして遊ぶこと。river amusement
- カワード【Noel Coward】
- (1899-1973)イギリスの劇作家・俳優。イギリス風習喜劇の系統をひく多才な作家。戯曲『花粉熱』『私生活』『陽気な幽霊』など。
- かわい【川井】
- 〈村〉岩手県中部、早池峰(はやちね)山の東にある村。林業のほか野菜栽培・肉牛飼育がさかん。人口4437(1994)。
- かわい【▽河▽合】
- 〈町〉奈良県、奈良盆地西部の町。果樹栽培のほかスポーツ用品製造でも知られる。住宅地が増加。人口2万0023(1994)。
- かわい【▽河▽合】
- 〈村〉岐阜県北部、富山県に接する村。農林業中心。ナメコ・ワサビ・和紙が特産。人口1535(1994)。
- *かわい・い【可▽愛い】(形)
- 《「かわゆい」の転。「可愛」は当て字》
- ①愛する気持ちを起こさせるようすである。大切に思う。lovely; sweet〈用例〉〜孫。
- ②小さくて愛らしい。cute〈用例〉〜時計。〜家。〈派生〉かわいが・る(五他)かわいげ(形動)かわいさ(名)
- 可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ)
- 子をりっぱにするには、かわいがって甘やかすよりも世間に出して苦労を経験させるのがよい。Spare the rod and spoil the child.
- 可愛可愛は憎いの裏(かわいかわいはにくいのうら)
- 口先でかわいいと言いながら、心中に憎しみを秘めていること。また、過度の愛情は憎悪に変わりやすいということ。
- 可愛さ余って憎さ百倍(かわいさあまってにくさひゃくばい)
- かわいいと思う気持ちが強かっただけ、憎いと思いはじめるとはなはだしく憎らしくなる。可愛さ余って憎さが百倍。Excessive tenderness switches to hundredfold hatred.
- かわい‐えいじろう【▽河▽合栄治郎】
- (1891-1944)経済学者。東京生まれ。東大教授。自由主義者として活躍。昭和13年(1938)軍国主義批判で著書が発禁となり、休職処分をうける。著書『社会政策原理』など。
- かわい‐おとくに【▽河▽合▽乙▽州】
- (?-?)江戸中期の俳人。大津の人。智月尼(ちげつに)の弟。芭蕉(ばしょう)の門人で、師を経済的に援助した。芭蕉の『笈(おい)の小文(こぶみ)』を出版。随筆集『それぞれ草』。
- かわいがっきせいさくしょ【(株)▽河▽合楽器製作所】
- その他製造業。楽器会社。昭和26年(1951)設立。本社は静岡県浜松市寺島町。
- かわい‐が・る【可▽愛がる】(五他)
- ①かわいく思ってせわをする。treat with love〈用例〉子どもを〜。
- ②《俗語》いじめる。しごく。bully〈用例〉いっちょ〜・ってやろうぜ。
- かわい‐かんじろう【河井寛次郎】
- (1890-1966)陶芸家。島根県生まれ。東京高工卒。民芸運動の先覚者。
- かわい‐ぎょくどう【▽川▽合玉堂】
- (1873-1957)日本画家。本名、芳三郎。愛知県生まれ。情趣あふれる自然風景を描く。東京美術学校教授。昭和15年(1940)文化勲章受章。作品『彩雨(さいう)』など。
- かわい‐げ【可▽愛気】(名・形動)
- かわいらしいと感じさせること・さま。charm〈用例〉〜がない。
- かわい‐すいめい【河井酔▼茗】
- (1874-1965)詩人。本名、又平(またへい)。堺市生まれ。平明温雅な詩風。口語詩の発展につくした。詩集『無弦弓』『塔影』など。
- *かわい‐そう【可▽哀相・可▽哀想】(形動)
- 《当て字》不幸な状況に接してきのどくに思うさま。同情にたえないさま。pitiful〈用例〉〜なことをした。
- かわい‐そら【▽河▽合▼曾▽良】
- (1649-1710)江戸前期の俳人。本名、岩波庄右衛門正字(まさたか)。信濃(しなの)の人。芭蕉(ばしょう)に師事し衷心から師に仕えた。『鹿島(かしま)紀行』『奥の細道』の旅に随行。著書『奥の細道随行日記』。
- かわい‐たけお【▽河▽合▽武雄】
- (1877-1942)新派俳優。本名、内山武次郎。東京生まれ。美貌(びぼう)とはでな芸風の女方(おんながた)。大正期、伊井蓉峰(いいようほう)と喜多村緑郎(きたむらろくろう)とともに新派3頭目時代を現出。
- かわい‐つぐのすけ【河井継▼之助】
- (1827-68)江戸末期の越後(えちご)長岡藩士。家老として長岡藩の藩政改革に尽力。戊辰(ぼしん)戦争で新政府軍に中立をうったえたが、受け入れられず交戦し、戦死。
- かわ‐いのしし【河▼猪】
- アフリカ・マダガスカルの森林にすむイノシシの一種。体長約130cm。体は赤褐色から黒色で美しい。目の前にこぶがあり、ニホンイノシシと同じ程度の牙(きば)が上下両あごに1対ずつある。雑食性。bush pig
- かわい‐らし・い【可▽愛らしい】(形)
- ①子どもらしくて、ほほえましい。lovely〈用例〉〜子ども。
- ②小さく、愛らしい。cute〈用例〉〜靴。〈派生〉かわいらしげ(形動)かわいらしさ(名)
- かわ‐いるか【河▽海▽豚】
- カワイルカ科に属する原始的なハクジラの総称。全長2m内外。吻(ふん)が発達して長い。魚やエビなどを捕食。インダス川・ガンジス川・長江(ちょうこう)・アマゾン川などにいるが数は少ない。river dolphin
- かわ‐う【川▼鵜】
- 湖沼や海湾にすむ黒色のウ科の水鳥。全長約80cm。繁殖期には顔や腹側部が白くなる。海岸や内陸の森林の高い位置に皿形の巣をつくる。日本全土に分布。鵜飼いに使われるのは、本種に酷似するウミウ。
- かわうえ【川上】
- 〈村〉岐阜県南東部、長野県に接する村。林業・ニジマス養殖などが行われる。人口1013(1994)。
- かわ‐うお【川魚】
- 河川のような淡水に生息する魚類。フナ・コイ・ウナギなど。かわざかな。river fish
- かわうお‐りょうり【川魚料理】
- 川や湖にすむ淡水魚を材料とした料理。アユの塩焼き、コイの洗い、柳川(やながわ)なべなど。そのほか、天ぷら・みそ汁などとして供される。
- かわ‐うそ【▼獺・川▼獺】
- 水辺にすむイタチ科の動物食獣。体長50〜95cm、尾長26〜55cm。夜行性。魚・カエルなどを捕食。ユーラシア・北アフリカに分布。日本では、特別天然記念物のニホンカワウソが四国の宿毛(すくも)湾などに少数すむと推測される。かわおそ。おそ。otter
- かわうち【川内】
- 〈町〉青森県下北(しもきた)半島、むつ市西隣の町。ホタテガイ養殖などの漁業が中心。人口6616(1994)。
- かわうち【川内】
- 〈町〉愛媛県北部の山間の町。松山市のベッドタウン。稲作とミカン栽培が中心。人口1万0619(1994)。
- かわうち【川内】
- 〈村〉福島県東部、阿武隈(あぶくま)高地にある村。稲作・タバコ栽培・畜産・養蚕などを行う。人口3966(1994)。
- かわうら【河浦】
- 〈町〉熊本県天草(あまくさ)下島の町。隠れキリシタンの里で知られ、崎津(さきつ)には天主堂がある。人口7522(1994)。
- かわ‐えび【川▼蝦】
- 淡水域、とくに河川に生息するエビの俗称。テナガエビ・ヌマエビなど。
- かわ‐おと【川音】
- 川の水の流れる音。murmuring of a stream
- かわ‐おび【革帯・皮帯】
- 革で作った帯。帯皮。バンド。ベルト。leather belt
- かわか・す【乾かす】(五他)
- 日光や火に当てて水気を取りのぞく。dry〈用例〉ぬれたシャツを〜。
- かわ‐かぜ【川風】
- 川を吹きわたる風。川筋に沿って吹く風。また、川から吹いてくる風。川おろし。
- かわ‐かみ【川上】
- 川のみなもとのほう。上流。upstream〈対義〉川下。
- かわかみ【川上】
- 〈町〉岡山県西部、吉備(きび)高原の町。稲作、ブドウ・白菜栽培がさかん。人口4676(1994)。
- かわかみ【川上】
- 〈村〉長野県東部、千曲(ちくま)川上流の村。高原野菜の栽培がさかん。人口4826(1994)。
- かわかみ【川上】
- 〈村〉奈良県南東部、吉野(よしの)川流域の村。林業地帯で吉野杉の産地。人口3152(1994)。
- かわかみ【川上】
- 〈村〉岡山県北西部、鳥取県に接する村。酪農と大根などの野菜栽培がさかん。蒜山(ひるぜん)高原をひかえ観光地化。人口2633(1994)。
- かわかみ【川上】
- 〈村〉山口県中部の山間の村。林業がさかん。ユズが特産。名勝長門(ちょうもん)峡がある。人口1335(1994)。
- かわかみ‐おとじろう【川上音▽二郎】
- (1864-1911)俳優・興行師。新派の生みの親。博多(はかた)生まれ。『オッペケペ節』で人気を得、民権思想の鼓吹と演劇改良を志し、川上書生芝居・正劇(せいげき)(翻案劇)運動をおこす。妻の貞奴(さだやっこ)らと欧米を巡演。
- かわかみ‐さだやっこ【川上▽貞▽奴】
- (1872-1946)女優。東京生まれ。芸妓(げいぎ)の出。夫の音二郎(おとじろう)と欧米を巡業。正劇(せいげき)(翻案劇)で活躍。わが国で初めて「女優」とよばれた。帝国女優養成所を創設。
- かわかみ‐じょうたろう【河上丈太郎】
- (1889-1965)政治家。東京生まれ。東大卒。第2次大戦後、社会党結成に参加。昭和27年(1952)右派社会党委員長。同36年(1961)日本社会党委員長。
- かわかみ‐すみお【川上澄生】
- (1895-1972)版画家。横浜生まれ。南蛮趣味・文明開化趣味の作風で知られる。作品『南蛮船図』『青髯(あおひげ)』など。
- かわかみ‐そうろく【川上操六】
- (1848-99)明治期の陸軍軍人。薩摩(さつま)の人。ドイツ留学で軍事研究を行い、帰国後陸軍軍政改革を推進。日清(にっしん)開戦に主導的役割を果たす。のち陸軍大将・参謀総長を歴任。
- かわかみ‐てつたろう【河上徹太郎】
- (1902-80)文芸評論家。長崎県生まれ。東大卒。音楽と文学に関する近代批評の先駆者。昭和43年(1968)『吉田松陰(よしだしょういん)』で第21回野間文芸賞受賞。作品『日本のアウトサイダー』『私の詩と真実』など。
- かわかみ‐てつはる【川上哲▽治】
- (1920-)プロ野球、読売ジャイアンツの元一塁手。熊本県生まれ。昭和33年(1958)現役引退。通算打率0.313。最優秀選手3回。首位打者5回。本塁打王2回。昭和36年(1961)から同49年(1974)まで、読売ジャイアンツ監督としてリーグ優勝11回、日本シリーズ優勝11回(9連覇)。
- かわかみ‐とうがい【川上冬▼崖】
- (1827-81)南画家・洋画家。信州松代(まつしろ)の人。近代洋画の開拓者。洋風地図作成に尽力。
- かわかみ‐の‐たける【川上▼梟▽帥】
- 記紀で南九州に居住していたとされる熊襲(くまそ)の首長。景行(けいこう)天皇の皇子小碓命(おうすのみこと)に征伐されたさい、日本武(やまとたける)の名を奉ったという。熊襲建(くまそたける)。
- かわかみ‐はじめ【河上▼肇】
- (1879-1946)経済学者。山口県生まれ。東大卒。京大教授。マルクス主義経済学の普及に努めた。著書『資本論入門』『貧乏物語』など。
- かわかみ‐びざん【川上▼眉山】
- (1869-1908)小説家。本名は亮(あきら)。大阪市生まれ。硯友(けんゆう)社に参加。観念小説の代表的作家。行き詰まって自殺。作品『うらおもて』『観音岩』など。
- かわかみ‐ふはく【川上不白】
- (1716-1807)茶道の江戸千家、不白流の祖。紀州新宮(しんぐう)藩士。表千家7世宗左(そうさ)に師事、はじめ宗雪、のち不白を号す。七事式(しちじしき)の創案に加わる。寛延(かんえん)3年(1750)江戸に下り、千家茶道を広め、江戸千家を称することを許された。
- かわ‐がらす【河▼烏】
- 渓流にすむ全身濃褐色のカワガラス科の鳥。翼長約10cm。水中にもぐって水生昆虫などを捕食。アジア・日本全土に分布。
- かわ‐がり【川狩(り)】
- 川で網をはるなどして、魚などをとること。川漁(かわりょう)。
- かわき【乾き】
- 水気がなくなること・程度。dryness
- かわき【渇き】
- ①のどがかわくこと・程度。口腔(こうこう)内や咽頭(いんとう)の粘膜面に生じる乾燥またはねばねばした感じ。thirst〈用例〉のどの〜をいやす。
- ②満たされない欲求を求める心的状態。thirst〈用例〉心の〜。
- かわ‐ぎし【川岸】
- 川の両がわの土地。かし。riverside
- かわきた【川北】
- 〈町〉石川県南西部、手取(てどり)川下流の町。稲作中心の農業と、江戸時代からの和紙製造がある。人口4512(1994)。
- かわきた‐ながまさ【川喜多長▽政】
- (1903-81)映画輸入業者。東京生まれ。昭和3年(1928)東和商事(現在の東宝東和)を創立、かしこ夫人とともに外国映画輸入と国際間の映画交流に貢献。
- かわ‐きり【皮切り】
- 《最初にすえる灸(きゅう)の意》物事をする手始め。初手(しょて)。beginning
- かわ‐ぎり【川霧】
- 川にたちこめる霧。river fog
- *かわ・く【乾く】(五自)
- ①水分・湿気がなくなる。dry〈用例〉洗濯物が〜。〜・いた土。
- ②情感のない冷たい感じがする。dry〈用例〉〜・いた声の女性。
- *かわ・く【渇く】(五自)
- ①のどがからからになって水気が欲しくなる。be thirsty〈用例〉のどが〜。
- ②あるものを求めてがつがつする。be thirsty〈用例〉いい読み物に〜・いている。
- かわ‐ぐ【革具】
- 革を用いて製作された道具や身のまわりの小物類。leather articles
- かわ‐くだり【川下り】
- 舟やいかだなどで川の上流から下流へ下ること。とくに、周囲の景観を楽しむ行楽をさす。
- かわ‐ぐち【川口・河口】
- 川が海・湖などにそそぎこむ所。河口(かこう)。川尻(かわじり)。mouth of a river
- 川口で船を破る(かわぐちでふねをわる)
- 《海を越え、川口までたどりついたのに、船が破損する、の意》あと一歩というところで、失敗することにいう。
- かわぐち【川口】
- 〈市〉埼玉県南東部の市。荒川をはさんで東京都と接し、東京のベッドタウン。鋳物(いもの)工業で知られ、安行(あんぎょう)の植木も有名。人口44万5428(1994)。
- かわぐち【川口】
- 〈町〉新潟県中部、信濃(しなの)川と魚野(うおの)川の合流点にある町。農業主体。錦鯉(にしきごい)が名産。人口6287(1994)。
- かわぐち‐えかい【河口▼慧海】
- (1866-1945)仏教学者・チベット探検家。堺(さかい)生まれ。仏教経典の原典を求めて、鎖国中のチベットに日本人として初めて潜入、多数の資料を持ち帰った。著書『西蔵(チベット)旅行記』など。
- かわぐち‐こ【河口湖】
- 山梨県、富士山の北麓(ほくろく)にある湖。面積6km2。最深14.6m。富士五湖の一つ。釣り・モーターボートなどのレジャーがさかん。湖面に写る「さかさ富士」は有名。
- かわぐちこ【河口湖】
- 〈町〉山梨県南東部、河口湖畔の町。中央自動車道・富士スバルラインが通じ、観光地となっている。人口1万7291(1994)。
- かわぐち‐まつたろう【川口松太郎】
- (1899-1985)小説家・劇作家。東京生まれ。山谷堀(さんやぼり)小卒。大衆文芸・演劇・映画などに大きな功績を残す。昭和10年(1935)『鶴八鶴次郎(つるはちつるじろう)』『風流深川唄(うた)』『明治一代女』で第1回直木賞受賞。作品『皇女和の宮』『愛染(あいぜん)かつら』など。
- かわ‐ぐつ【革靴・皮靴】
- 皮革製の靴の総称。また、とくに短靴。leather shoes
- かわくぼ‐れい【川久保▼玲】
- (1942-)服飾デザイナー。東京生まれ。慶応大学卒。既成の概念をはなれた自由な作風が特徴。
- かわげ【河▽芸】
- 〈町〉三重県中部、伊勢(いせ)湾に臨む町。農業のほか沿岸漁業・煮干し製造がさかん。人口1万6734(1994)。
- かわ‐げら【川▼螻▼蛄】
- 水辺にみられるカワゲラ科の昆虫。雄は体長2〜2.5cmで、雌はやや大きい。翅(はね)は背中に重ね合わせてたたむ。飛ぶ力は弱い。幼虫は水生で石の下などにすむ。日本全土に分布。
- かわ‐ご【皮▼籠・革▼籠】
- ①かわではったかご。leather-covered box
- ②紙ではったつづら。
- かわごえ【川越】
- 〈市〉埼玉県中部の市。旧城下町。土蔵造りの建物が残る。交通の便に恵まれ、東京の衛星都市化が進む。桐(きり)だんすが特産。喜多院など史跡も多い。人口31万1214(1994)。
- かわごえ【川越】
- 〈町〉三重県北部、四日市(よつかいち)市東隣の町。食品・機械などの工業と沿岸の養殖漁業が主。人口1万0472(1994)。
- かわ‐ごけ【川▼苔】
- カワゴケ科の大形セン類。小川の清流中の岩上に着生する。黒緑色で長さ20cm以上。北海道から本州にかけて分布。
- かわごけ‐そう【川▼苔草】
- カワゴケソウ科の多年草。暖地の清流中の岩にコケのように固着して生育する。葉状体は濃緑色で羽状に分裂。秋に花茎の先に小花をつける。南九州に分布。
- かわ‐ごし【川越し】
- [一](名・サ変自)川をわたること。cross a river〈用例〉〜して隣村へ行く。
- [二](名)
- ①川をへだてること。across the river〈用例〉〜に呼びかける。
- ②「→川越し人足」の略。
- かわごし‐にんそく【川越(し)人足】
- 江戸時代の交通制度。要衝(ようしょう)の地にある河川には橋や渡し船を設けず、人足の肩車・輦台(れんだい)などで渡らせ、勝手に渡ることを禁じた。かわごえ。かわごし。
- かわ‐ごろも【皮衣・▼裘】
- 毛皮の衣服。かわぎぬ。
- かわ‐ごんどう【河▽巨▽頭▽鯨】
- 吻(ふん)がなく頭が丸い小形のハクジラ。全長約2m。イラワジ川に生息し、雨期にはベンガル湾にも現れる。
- かわ‐ざいく【革細工・皮細工】
- 革を材料とする手芸・工芸。また、その作品。染色・彫り・縫い・刺繍(ししゅう)・箔(はく)押しなどの技法を使う。leather craft
- かわさき【川崎】
- 〈市〉神奈川県北東端の市。政令指定都市。旧宿場町。京浜工業地帯の中心をなす重化学工業都市。日本有数の貿易港で、北西部は田園・住宅地域。川崎大師は有名。人口117万0778(1994)。
- かわさき【川崎】
- 〈町〉宮城県南西部、蔵王(ざおう)山北東麓(ほくとうろく)の町。農林業が中心。青根(あおね)と峨々(がが)の両温泉がある。人口1万1112(1994)。
- かわさき【川崎】
- 〈町〉福岡県、田川市南隣の町。筑豊(ちくほう)有数の炭鉱町であったが、全山が閉山した。人口2万2356(1994)。
- かわさき【川崎】
- 〈村〉岩手県南部、北上川に沿う村。稲作が主で、肉牛飼育・野菜栽培などを行う。人口5143(1994)。
- かわさき‐いかだいがく【川崎医科大学】
- 私立大学。昭和45年(1970)創立。所在地は岡山県倉敷市松島。
- かわさき‐いりょうふくしだいがく【川崎医療福祉大学】
- 私立大学。平成2年(1990)創立。所在地は岡山県倉敷市松島。
- かわさききせん【川崎汽船(株)】
- 海運業。総合海運会社。大正8年(1919)設立。本社は東京都港区西新橋。
- かわさき‐きゅうえん【川崎九▼淵】
- (1874-1961)能楽囃子(はやし)方。大鼓(おおつづみ)の名人。葛野(かどの)流。愛媛県生まれ。能の囃子の理論を確立。重要無形文化財保持者。
- かわさきじゅうこうぎょう【川崎重工業(株)】
- 輸送用機器。総合重工業会社。明治11年(1878)の川崎築地(つきじ)造船所創業に始まる。同29年(1896)、(株)川崎造船所として設立、製鉄・車両製造・航空機製造などに進出。昭和14年(1939)現社名。神戸(こうべ)本社は兵庫県神戸市中央区東川崎町。
- かわさきせいてつ【川崎製鉄(株)】
- 鉄鋼。鉄鋼一貫メーカー。ほかに重工業・エンジニアリング事業。昭和25年(1950)、川崎重工業(株)の鉄鋼部門が独立して設立。東京本社は東京都千代田区内幸町。旧称は川崎製鐵(せいてつ)。
- かわさき‐だいし【川崎大師】
- 川崎市川崎区大師町にある真言宗智山(ちざん)派の大本山。正称は金剛山平間寺(へいげんじ)。厄除(やくよけ)大師として有名。
- かわさき‐ちょうたろう【川崎長太郎】
- (1901-85)小説家。小田原市生まれ。女性との愛欲を描いた私小説作家。作品『路草』『抹香町(まっこうちょう)』など。
- かわさき‐びょう【川崎病】
- 《昭和42年(1967)川崎富作(かわさきとみさく)医師らが発見したことから》急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群。4歳以下の小児に多発し、1〜2週間つづく発熱、足の指先の紅斑(こうはん)、浮腫(ふしゅ)など、独特の症状を示す。原因は不明で、ときに急性心不全死をおこす。
- かわさき‐ぶね【川崎船】
- 江戸時代から使われている沖合い漁業用の和舟。やや大型で、ニシン・タラ漁などで活躍。これに動力を付けたものが、漁獲物を母船に渡す小廻船として蟹工船(かにこうせん)漁業の母船に搭載された。
- かわさと【川里】
- 〈村〉埼玉県北東部、行田(ぎょうだ)市南東隣の村。稲作・園芸農業・畜産などが行われる。人口8110(1994)。
- かわざんしょう‐がい【川山▼椒貝】
- 河口付近の汽水域にすむ卵円錐(えんすい)形の小形マキガイ。殻高約8mm、殻径約6mm。殻表は黄橙(おうとう)色から褐色。肺吸虫の中間宿主。日本全土・中国に分布。
- かわ‐ざんよう【皮算用】
- 《「捕らぬ狸(たぬき)の皮算用」の略》まだ手にはいらない前から、あてにして、計算すること。〈比較〉胸(むな)算用。
- かわ‐じ【川路】
- 川の流れてゆく路。川筋。course of a river
- がわし・い(接尾)
- 《動詞の連用形や名詞に付いて形容詞をつくる》…のようすである。…らしい。がましい。〈用例〉みだり〜。
- かわじ‐おんせん【川治温泉】
- 栃木県北部、鬼怒(きぬ)川上流の温泉。北に五十里(いかり)湖、南に竜王(りゅうおう)峡の景勝がある。
- かわじ‐としあきら【川路▽聖▼謨】
- (1801-68)幕末の政治家。勘定奉行(かんじょうぶぎょう)・外国奉行。ロシア使節プチャーチンの長崎来航のとき交渉を担当。慶応(けいおう)4年(1868)江戸開城締結の翌日自殺。
- かわじ‐としよし【川路▽利良】
- (1834-79)警察官僚。薩摩(さつま)の人。司法権と警察権の分離を主張、警察を司法省より内務省に移す。東京警視庁創設とともに大警視となり、警察機構の確立に尽力。
- かわしま【川島】
- 〈町〉岐阜県南部、木曽(きそ)川の中州にある町。愛知県に接する。撚糸(ねんし)業がさかん。人口8888(1994)。
- かわしま【川島】
- 〈町〉徳島県北部、吉野(よしの)川中流の町。吉野川南岸地方の行政の中心。農業がさかん。人口8480(1994)。
- かわじま【川島】
- 〈町〉埼玉県中部、川越(かわごえ)市北隣の町。稲作中心で、イチゴ栽培もさかん。人口2万3276(1994)。
- かわしまおりもの【(株)川島織物】
- 繊維業。織物会社。内装材・美術工芸織物など。昭和13年(1938)設立。本社事務所は京都市上京区竪富田(たてとみだ)町。
- かわしま‐じんべえ【川島甚▽兵▽衛】
- (1853-1910)染織家。京都生まれ。帝室技芸員。渡仏してゴブラン織りを研究。のち、唐錦(からにしき)・綴錦(つづれにしき)の改良、再製技法を確立。
- かわしま‐ゆうぞう【川島雄▽三】
- (1918-63)映画監督。青森県生まれ。作品『幕末太陽伝』『雁(がん)の寺』など。
- かわ‐しも【川下】
- 川の流れの、川口に近いほう。下流。downstream〈対義〉川上。
- かわじり【川▼尻】
- 〈町〉広島県、呉(くれ)市東隣の町。古くは漁港として栄え、今は商工業の町。川尻筆が特産。野呂(のろ)山登山口。人口1万0785(1994)。
- かわじ‐りゅうこう【川路柳▼虹】
- (1888-1959)詩人。本名、誠(まこと)。東京生まれ。東京美術学校卒。口語自由詩の口火を切る。知的な明るい詩風。美術評論も多い。詩集『路傍(ろぼう)の花』『歩む人』など。
- かわ‐しんじゅがい【川真珠貝】
- 山間の清流にすむカワシンジュガイ科のニマイガイ。殻長約13cm、殻高約6cm。殻は長楕円(だえん)形で黒く、内面は真珠光沢が強い。北海道・本州の日本海側からシベリアに分布。