かわ・す【交わす】(五他)
①やりとりする。交換する。exchange〈用例〉ことばを〜。あいさつを〜。意見を〜。
②まじり合うようにする。交差させる。cross〈用例〉枝を〜。
③《動詞の連用形に付いて》互いに…し合う。each other〈用例〉見〜。取り〜。
かわ・す【躱す】(五他)
はずす。よける。dodge〈用例〉身を〜。攻撃を〜。
かわず【蛙】
→カエルの異名。
→カジカガエルの古名。
かわず‐いくさ【軍】
多数のカエルが繁殖のために、水田や池などに集まって騒々しい状態。多くはヒキガエルの場合をいう。蛙合戦。
かわず‐がっせん【蛙合戦】
→かわずいくさ(蛙軍)
かわ‐すじ【川筋】
①川の流れの道すじ。川路(かわじ)。course of a river
②川にそった道・地域。land along a river
かわ‐すずみ【川涼み】
夏の暑いさかりに、川舟などに乗ったり川原に桟敷を設けたりして涼(りょう)を求める遊び。
かわ‐すずめ【川魚】
→テラピア
かわせ【為替】
①取りかわすこと。
②遠隔地間の債権・債務の決済を現金輸送によらずに行う仕組み。手形・小切手・証書などを用いる。郵便為替・銀行為替・外国為替・内国為替など。exchange
かわ‐せ【川瀬】
川底が浅くて、流れの速い所。浅瀬。rapids〈対義〉川淀(かわよど)
かわ‐せがき【川施餓鬼】
①水死者の供養のために川辺で行う法要。水中に塔婆(とうば)を立てたり、法名を記したものを投げ入れたりする。
②難産で死んだ妊婦の供養。水辺に設けた棚などに通行人が水を手向(たむ)ける。流灌頂(ながれかんじょう)
かわせ‐かんり【為替管理】
国際収支の均衡や為替相場の安定のため、政府や中央銀行が外国為替取引に直接の規制を加えること。為替制限。exchange control
かわせ‐ぎんこう【為替銀行】
→外国為替銀行」の略。
かわせ‐さいてい【為替裁定】
世界各地の地域的・時間的な為替相場の差を利用し、その差額から生じる利益を目的に資金を運用すること。exchange arbitrage
かわせ‐さえき【為替差益】
外国為替相場の変動から生まれる利益。円高差益など。
かわせ‐しじょう【為替市場】
外国為替取引の行われる市場。外国為替市場。exchange market
かわせ‐じり【為替尻】
銀行で、為替取引から生じた債権・債務の残高。balance of exchange
かわせ‐そうば【為替相場】
《「外国為替相場」の略》ある国と他の国の通貨の交換比率。為替レート。exchange rate
かわせ‐ダンピング【為替ダンピング】
ダンピングの一つ。為替レートを実勢より切り下げることで輸出を拡大させる方策。exchange dumping
かわせ‐てがた【為替手形】
発行者(振出人)が支払人にあてて、受取人や正当な所持者に対し一定の金額を所定の時期に支払うことを委託する有価証券。BE。bill of exchange; draft
かわせ‐とうき【為替投機】
対外決済のためではなく、外国為替相場の変動を利用して利鞘(りざや)をかせぐために行われる為替売買。おもに先物(さきもの)為替取り引きが利用される。exchange speculation
かわせ‐へいか【為替平価】
金の含有量によって決められた2国間の貨幣の交換比率。国際通貨基金(IMF)制度の下では、基準相場が定められ、上下1%以内の変動が認められていた。現在は各国が変動為替相場制に移行。金平価。par value; exchange parity
かわせ‐へいこうかんじょう【為替平衡勘定】
為替市場の安定をはかるため設けられた政府資金。投機的な外貨の流出入によって引き起こされる悪影響を排除し、為替市場の安定をはかるために用いられる。為替安定基金。Exchange Equalization Account
かわせ‐マリー【為替マリー】
《「マリー」は、結合の意》外国為替銀行が顧客による為替の売りと買いを結びつけて相殺し、差益をかせぐこと。exchange marry
かわ‐せみ【川蝉・翠】
水辺にすむカワセミ科の鳥。翼長約7cm。体上面がコバルトブルー、下面が濃褐色で美しい。嘴(くちばし)は長く、尾は短い。水中に飛び込んで小魚などを捕らえる。日本全土・ユーラシア・アフリカなどに分布。カワセミ科は世界に約80種。ヒスイ。カワセビ。kingfisher
かわせ‐よやく【為替予約】
顧客と銀行、または銀行どうしの間で行われる先物(さきもの)為替の売買契約。あらかじめ受け渡し時期や外貨の種類など一定の条件を決め、のちに売買を実行することによって為替相場の変動による危険を防ぐ。exchange contract
かわせ‐レート【為替レート】
→かわせそうば(為替相場)
かわ‐ぞい【川沿い】
川に沿うこと・場所。along a river〈用例〉〜に行く。〜の村。
かわ‐そう【革装・皮装】
表紙を革で装丁すること。leather-bound
かわそえ【川副】
〈町〉佐賀県南東部、有明(ありあけ)海に臨む町。大半は干拓地で、稲作・海苔(のり)養殖がさかん。人口1万9933(1994)。
かわ‐ぞこ【川底・河底】
川のそこ。riverbed〈用例〉〜をさらう。
かわ‐たけ【川竹】
①川のほとりにはえる竹。
→遊女
川竹の流れの身(かわたけのながれのみ)
《川辺にはえている竹が、流れに身を任せているようであることから》遊女などの、はかない身の上。
かわたけ‐しげとし【河竹俊】
(1889-1967)演劇研究家。長野県生まれ。歌舞伎(かぶき)の啓蒙(けいもう)に貢献。河竹黙阿弥(もくあみ)の養嗣子。坪内逍遥(しょうよう)に師事。早大教授。早大演劇博物館館長。著書『歌舞伎史の研究』『日本演劇全史』など。
かわたけ‐しんしち【河竹新七】
歌舞伎(かぶき)脚本作者。初世(1746-95)は世話(せわ)物にひいで、中村仲蔵のために『垣衣恋写絵(しのぶぐさこいのうつしえ)』などを書いた。2世新七は→河竹黙阿弥(もくあみ)の前名。
かわたけ‐の【川竹の】
[枕ことば]《川竹の流れの身、また、竹の節(よ)ということから》「流る・世(よ)」などにかかる。〈用例〉一夜(ひとよ)とはいつかちぎりし〜流れてとこそ思ひそめしか(金葉・恋上)。
かわたけ‐もくあみ【河竹黙弥】
(1816-93)歌舞伎(かぶき)脚本作者。本名、吉村芳三郎。江戸生まれ。江戸歌舞伎最後の集大成者とされる。5世鶴屋南北(つるやなんぼく)に入門、のち2世河竹新七。黙阿弥は引退後の名。本領は生世話(きぜわ)物。活歴・散切(ざんぎ)り物・松羽目(まつばめ)物も開拓。作品は約360編。生世話物『三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)』『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』『天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)』、散切り物『島鵆月白浪(しまちどりつきのしらなみ)』など。古河黙阿弥とも。
かわだこうぎょう【川田工業(株)】
金属製品。橋梁(きょうりょう)・鉄骨建築物建設会社。昭和15年(1940)設立。本社は東京都北区滝野川。
かわだ‐じゅん【川田順】
(1882-1966)歌人。東京生まれ。東大卒。佐佐木信綱(ささきのぶつな)門下。初期は浪漫的傾向が濃く、のち写実的作風に転じた。歌集『伎芸天(ぎげいてん)』『山海経(せんがいきょう)』など。
かわ‐だち【川立ち】
川のほとりで生まれ育った人。また、水泳のうまい人。
川立ちは川で果てる(かわだちはかわではてる)
《川に慣れている者はとかく川で死ぬことが多いものだ、の意から》得意な技をもっている者は、かえってそのために、身を滅ぼすことがある。
かわたな【川棚】
〈町〉長崎県、大村湾の北東岸にある町。耐火れんが・クレー工場などがある。人口1万5077(1994)。
かわたれ‐どき【彼は誰時】
《かれはだれと見分けのつかぬ時、の意》夜明けがた。〈比較〉たそがれどき。〈参考〉古くは、夕がたをも言った。
かわ‐たろう【河太郎・川太郎】
→河童(かっぱ)の異名。
②河童の頭の皿に似て、上が丸くくぼみ胴が少し細くなった形の茶入れ・花器。
かわち【内】
→かわちのくに(河内国)
かわち【内】
〈町〉茨城県南部、利根(とね)川沿いの町。稲作中心に畑作・酪農などを行う。人口1万1898(1994)。
かわち【内】
〈町〉栃木県中部、宇都宮(うつのみや)市北隣の町。農業・工業の町で、宇都宮市のベッドタウン化が進行。人口3万2142(1994)。
かわち【内】
〈村〉石川県南部、金沢(かなざわ)市の南に接する村。農林業主体でエノキダケ栽培がさかん。人口1207(1994)。
かわち‐せんすけ【内仙介】
(1898-1954)小説家。本名は塩野房次郎。大阪生まれ。市立甲種商業卒。昭和15年(1940)『軍事郵便』で第11回直木賞受賞。作品『わが姉の記』『風冴(さ)ゆる』など。
かわちながの【内長野】
〈市〉大阪府南部、和歌山県に接する市。高野(こうや)山参詣の要地として発展した。つまようじが特産。人口11万5824(1994)。
かわち‐の‐くに【内国】
《「淀川(よどがわ)の内」の意》旧国名。現在の大阪府東部。五畿内(きない)の一国。「延喜式」では大国、14郡。国府は藤井寺(ふじいでら)市、国分寺は柏原(かしわら)市。明治4年(1871)廃藩置県により堺(さかい)県。同14年(1881)大阪府に編入。河州(かしゅう)。河内。
かわち‐の‐ふひとべ【西部】
河内(かわち)に本拠をもつ渡来人系豪族。王仁(わに)の子孫といわれ、文筆をもって朝廷に仕えた。西文氏(かわちのふみのうじ)
かわづ【河津】
〈町〉静岡県伊豆(いず)半島東岸、下田(しもだ)市北隣の町。湯ケ野(ゆがの)・峰(みね)・谷津(やつ)などの温泉で知られる河津温泉郷がある。ミカン・サヤエンドウ・花の栽培がさかん。人口9069(1994)。
かわ‐づくり【皮作り】
皮のついたままのさしみ。
かわ‐づたい【川伝い】
川に沿って行くこと・所。
かわ‐づら【川面】
川の表面。かわも。surface of the river
かわつら‐ぼんじ【川面凡児】
(1862-1929)神道家。大分県生まれ。禊(みそぎ)を中心とした古神道説を主唱実践。超国家主義に理論的根拠を与えたとされる。
かわ‐づり【川釣(り)】(名・サ変自他)
川で魚を釣ること。おもにアユ・コイ・フナ・ヤマメなどが対象。池や湖での釣りも含めていう。river fishing〈対義〉海釣り。
かわてつしょうじ【川鉄商事(株)】
商業。鉄鋼専門商社。とくに川崎製鉄の製品を取り扱う。昭和29年(1954)設立。本社は大阪市北区小松原。
かわて‐ぶんじろう【川手文治郎】
(1814-83)宗教家。金光(こんこう)教創始者。備中(びっちゅう)の人。赤沢文治と改名。のち金神(こんじん)信仰により回心し、金光大神(こんこうだいじん)と名のる。安政(あんせい)6年(1859)開教。
かわ‐と【革砥】
かみそりなどの刃物をとぐのに使うかわ。strop
かわ‐どこ【川床】
川の流れる地面。川底の地盤。河床。riverbed
かわ‐とじ【革綴(じ)・皮綴(じ)】
①表紙を革装にする製本。また、その本。leather covering
②革のひもで書類などを綴じること。leather binding
かわ‐どめ【川止め・川留め】
江戸時代、増水時の川越(かわごし)禁止の措置。〈対義〉川明き。
かわ‐とんぼ【河蛉】
山間の渓流付近に多いカワトンボ科の昆虫。腹長4cm前後。雄の体は金緑色。4〜6月に出現。日本全土に分布。
かわ‐なか【川中】
川の流れの中央。
川中には立てども人中には立たれず(かわなかにはたてどもひとなかにはたたれず)
急流の中に立つのはむずかしいが、それにもまして、人の中に立つのは困難だということ。世渡りのむずかしさを言う。
かわなかじま【川中島】
長野市内の千曲(ちくま)川と犀(さい)川にはさまれた地域。古来、軍事・交通の要地で、天文(てんぶん)22年(1553)上杉謙信(うえすぎけんしん)と武田信玄(たけだしんげん)の戦った古戦場として有名。
かわなかじま‐の‐たたかい【川中島の戦い】
戦国時代、甲斐(かい)の武田信玄(たけだしんげん)と越後(えちご)の上杉謙信(うえすぎけんしん)の戦い。両者は天文(てんぶん)22年(1553)から5回、信濃(しなの)の領有をめぐり川中島で交戦。信濃は信玄の所領となる。
かわ‐ながれ【川流れ】
川でおぼれ死ぬこと。おぼれ死んだ人。
河童の川流れ(かっぱのかわながれ)
→かっぱ(河童)
川流れの芥で杭に掛かってる(かわながれのごみでくいにかかってる)
《「杭」に「食い」をかけて》頭を上げるひまもなく、夢中でものを食べているさまにいう。
かわなべ【川辺】
〈町〉鹿児島県、薩摩(さつま)半島南部の町。農業と畜産がさかん。仏壇が特産。人口1万6144(1994)。
かわなべ‐ぎょうさい【河鍋暁斎】
(1831-89)日本画家。下総(しもうさ)古河の人。くせの強い暢達(ちょうたつ)な画風で、風刺的戯画も多い。作品『花鳥図』など。
かわ‐なみ【川波・川浪】
川に立つ波。ripples on a river
かわにし【川西】
〈市〉兵庫県南東部、猪名(いな)川西岸にある市。友禅(ゆうぜん)染め、なめし革の伝統工業、航空機精密機械などの近代工業がさかん。人口14万3604(1994)。
かわにし【川西】
〈町〉山形県南部、米沢(よねざわ)盆地の町。穀倉地帯。酒造業・木工業がある。ダリア園が有名。人口2万1182(1994)。
かわにし【川西】
〈町〉新潟県南部、十日町(とおかまち)盆地北端の町。稲作、野菜・タバコ栽培などが中心。絹織物の産地。人口8707(1994)。
かわにし【川西】
〈町〉奈良県、奈良盆地中央部の町。野菜栽培のほか、ボタン製造がさかん。人口1万0114(1994)。
かわ‐にな【川蜷・河子】
淡水産の小形マキガイ。殻高約3cm、殻径約1.2cm。殻表は暗褐色。肺吸虫の中間宿主。卵胎生。日本全土・台湾・朝鮮半島に分布。ニナ。
かわね【川根】
〈町〉静岡県、大井川の中流に沿う山間の町。林業が主体でスギ・ヒノキ材を産出。良質の川根茶の産地としても知られる。人口7249(1994)。
かわ‐ねずみ【川鼠】
トガリネズミ科の水生動物。体長・尾長ともに10cm内外。背面は灰褐色、腹面は灰色。手足の指の縁に並ぶ剛毛が水かきの代用。山地の渓流にすみ、泳ぎが巧み。昼行性で、魚やエビ・カニなどを捕食する。本州以南から中国・ミャンマーなどに分布。water shrew
かわのえ【川之江】
〈市〉愛媛県東端、瀬戸内海に臨む市。西隣の伊予三島(いよみしま)市とともに製紙工業地域を形成する。人口3万9290(1994)。
かわ‐のり【川苔】
緑藻類カワノリ科の淡水藻。一層の細胞からなる膜状(まくじょう)のもの。大きさは10cm前後。干して食用にする。山間の渓流に生ずる。分布が限られ、特定の河川にだけみられる。日本特産。
かわば【川場】
〈村〉群馬県北部、武尊(ほたか)山の南斜面の村。林業がさかん。リンゴ・ナメコ・シイタケの産も多い。人口3990(1994)。
かわ‐はぎ【皮剥】
カワハギ科の海水魚。全長約20cm。体は平たく、吻(ふん)が突出する。名は皮をはいで食べるのに由来。肝臓も美味。本州中部以南に分布。スブタ。ツノコ。キンチャク。ハゲ。
かわ‐ばた【川端】
川のほとり。川べり。川ぶち。riverside
かわばた‐ぎょくしょう【川端玉章】
(1842-1913)日本画家。本名、滝之助(たきのすけ)。京都生まれ。円山四条派。精緻(せいち)な山水花鳥図を描く。川端画学校を創立。作品『墨堤桜花』など。
かわばた‐ぼうしゃ【川端茅舎】
(1897-1941)俳人。本名、信一(のぶかず)。東京生まれ。高浜虚子(たかはまきょし)に師事。花鳥諷詠(ふうえい)に徹し、「茅舎浄土」と称される求道(ぐどう)的作風に達した。句集『華厳(けごん)』など。
かわばた‐やすなり【川端康成】
(1899-1972)小説家。大阪生まれ。東大卒。『文芸時代』創刊に参加、新感覚派の代表作家となる。戦後は日本美の伝統を継ぐ姿勢を強くする。昭和29年(1954)『山の音』で第7回野間文芸賞受賞。同36年(1961)文化勲章受章。同43年(1968)ノーベル文学賞受賞。ガス自殺。作品『伊豆(いず)の踊子』『雪国』『眠れる美女』など。
かわばた‐りゅうし【川端竜子】
(1885-1966)日本画家。本名、昇太郎。和歌山県生まれ。大胆な線と色彩、奔放な構成の剛健な大作が多い。青竜社を創立。昭和34年(1959)文化勲章受章。作品『魚紋』『筏(いかだ)流し』など。
かわ‐はば【川幅・河幅】
川の幅。河川の両岸の間の距離。river width〈用例〉〜が広くなる。
かわはら【河原】
〈町〉鳥取県東部、千代(せんだい)川沿いの町。アユ漁・酒造が行われ、陶器の牛戸焼(うしのとやき)が有名。果実栽培もさかん。人口8861(1994)。
かわ‐ばり【革張(り)・皮張(り)】
器物の表面を革で張ること。また、そのもの。leather-covered〈用例〉〜の椅子(いす)
かわひがし【河東】
〈町〉福島県、会津(あいづ)盆地東部の町。稲作が中心。人口9915(1994)。
かわひがし‐へきごとう【河東桐】
(1873-1937)俳人。本名、秉五郎(へいごろう)。松山市生まれ。子規(しき)門下。新傾向俳句の中心。のち自由律俳句へ進む。紀行文集『三千里』など。
かわ‐ひき【皮引き】
調理法の一つ。魚を刺身にするとき、皮を取り除くこと。
かわ‐ひとえ【皮一重】
美しいも、みにくいも、皮膚一枚のうえのこと。転じて、ほんの少しの差。紙一重。
かわ‐びらき【川開き】
①夏が来て、納涼の季節の開始を祝う河畔の行事。東京の両国のものが著名。river festival
②川漁の解禁日。opening of the fishing season
かわ‐ぶくろ【革袋・皮袋・革嚢】
かわでつくった袋。おもに、財布。leather bag
新しい酒を古い皮袋に盛る(あたらしいさけをふるいかわぶくろにもる)
→あたらしい(新しい)
かわ‐ぶち【川縁】
川のふち。川と岸とが接するあたり。riverside〈用例〉〜に立つ。
かわ‐ぶね【川舟・川船】
川や湖で用いる舟。
かわ‐ぶね【皮舟】
木などの骨組みの上に、獣皮や樹皮をおおいかぶせた原始的な小舟。先史時代からつくられ、世界各地に分布。イヌイットのカヤック、イギリスのコラクルなどが有名。
かわ‐べ【川辺】
川のそば。川岸に近い所。riverside〈比較〉海辺。
かわべ【川辺】
〈町〉岐阜市東方、飛騨(ひだ)川渓谷下流部にある町。商業と農業がさかん。人口1万0916(1994)。
かわべ【川辺】
〈町〉和歌山県中部、日高(ひだか)川流域の町。農業中心でミカンの産地。「安珍(あんちん)清姫(きよひめ)」の物語で有名な道成(どうじょう)寺がある。人口6856(1994)。
かわべ【河辺】
〈町〉秋田県中部、秋田市東隣の町。稲作と林業がさかん。岨谷(そや)峡などの景勝地がある。人口1万1091(1994)。
かわべ【河辺】
〈村〉愛媛県南部山間の村。林業・タバコ栽培などが行われる。人口1529(1994)。
かわ‐ほね【河骨】
→こうほね(河骨)
かわ‐ほり【蝠】
→コウモリの古名。
②「→蝙蝠扇」の略。
かわほり‐おうぎ【蝠扇】
《開いた形がコウモリに似ていることから》→扇
かわ‐ます【河鱒】
北アメリカから移入されたサケ科の淡水魚。全長約80cm。口が大きく歯が強い。3年で成熟。食用。冷水性で、原産地は北アメリカ。日本へは1901年に移入。brook trout
かわまた【川俣】
〈町〉福島県北東部の町。織物工業がさかん。古くから羽二重(はぶたえ)の産地で知られた。人口1万9717(1994)。
かわまた‐おんせん【川俣温泉】
栃木県北西部、鬼怒(きぬ)川上流の温泉。山間にあり、奥鬼怒温泉郷の入り口にあたる。
かわまた‐ダム【川俣ダム】
栃木県の鬼怒(きぬ)川上流にあるダム。有効貯水量7310万m3。アーチ式多目的ダム。川俣湖。
かわ‐みず【川水】
川を流れる水。川の水。river water
かわ‐みどり【川緑】
シソ科の多年草。高さ80cm前後。四角な茎に葉は対生。夏に、多数の小形、紫色の唇形(しんけい)花を15cmほどの穂に密集。全体に香りがある。漢方薬の原料。
かわみなみ【川南】
〈町〉宮崎県、宮崎平野北部の町。農業中心で、養鶏・養豚・ミカン栽培がさかん。人口1万8417(1994)。
かわ‐むかい【川向(か)い】
川をへだてた、向こう岸。対岸。川向こう。the other side of the river
かわ‐むこう【川向(こ)う】
→かわむかい(川向かい)
川向こうの火事(かわむこうのかじ)
自分とは無関係なことのたとえ。
かわ‐むつ【河むつ・川むつ】
オイカワに似たコイ科の淡水魚。全長約16cm。体側に暗青色の太い縦帯がある。川の上・中流域にある河岸の木の茂ったところを好み、昆虫を捕食。西日本・朝鮮半島に分布。
かわむら‐あきら【川村晃】
(1927-)小説家。台湾生まれ。陸軍航空通信学校卒。昭和37年(1962)『美談の出発』で第47回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『ルン・プロ』『維新の兵学校』など。
かわむらがくえん‐じょしだいがく【川村学園女子大学】
私立女子大学。昭和62年(1987)創立。所在地は千葉県我孫子(あびこ)市下ケ戸(さげと)
かわむら‐きざん【川村驥山】
(1882-1969)書家。本名、慎一郎。静岡県生まれ。巧妙な技法を駆使し、楷書(かいしょ)・草書に独自の作風を示した。
かわむら‐きよお【川村清雄】
(1852-1934)洋画家。東京生まれ。明治洋画壇の開拓者。作品『画室』『虫干し』など。
かわむら‐ずいけん【河村瑞賢】
(1617-99)江戸前期の豪商。伊勢(いせ)の人。瑞見・瑞軒とも書く。東回り・西回り廻船(かいせん)の開発、淀川(よどがわ)治水工事などの功により旗本に登用された。
かわむら‐たみじ【川村多実二】
(1883-1964)動物生態学者。岡山県生まれ。東大卒。京大教授。日本の淡水生物学を創成。
かわむら‐りんや【川村也】
(1879-1947)病理学者。山梨県生まれ。東大卒。類脂肪体の研究、ことにツツガムシ病病原体の決定は、新潟地方病の惨禍(さんか)を予防するうえに大きく寄与した。
かわ‐も【川面】
川の表面。川づら。surface of a river
かわ‐もずく【川雲】
紅藻類カワモズク科の淡水藻。湧き水のようなきれいな流れの中の石や杭(くい)に塊になって付着する。赤褐色。細くわかれた枝上に丸い数珠玉状の小枝がつく。ところによっては食用とする。
かわもと【川本】
〈町〉埼玉県北部、荒川中流の町。稲作・野菜栽培・養蚕がさかん。人口1万2053(1994)。
かわもと【川本】
〈町〉島根県中部、江(ごう)の川中流にある町。江の川水運の中継地として栄えた。人口5224(1994)。
かわもと‐こうみん【川本幸民】
(1810-71)幕末期の蘭(らん)学者・化学者。摂津の人。蕃書調所(ばんしょしらべしょ)の教授、その化学部門の指導者。島津藩でも化学技術を指導。
かわもり‐よしぞう【河盛好蔵】
(1902-2000)仏文学者・評論家。堺市生まれ。京大卒。仏文学研究のほか明快で知的な文芸評論を書く。著書『フランス文壇史』『パリの憂愁』など。昭和63年(1988)文化勲章受章。