- かわ‐や【▼厠】
- 便所。川の上に架け渡された川屋(かわや)を、古来便所としていたことから生じた呼称といわれる。
- かわや‐がみ【▼厠神】
- 便所を守る神。出産の神として信仰され、便所でつばを吐くこと、裸や洗い髪で入ることを嫌うといわれる。便所神。
- かわ‐やなぎ【川柳・川▼楊】
- ①川べにはえているヤナギ。
- ②→ネコヤナギの別名。
- ③茶の一種。上等な番茶。
- かわゆ‐おんせん【川湯温泉】
- 北海道東部、屈斜路(くっしゃろ)湖の東にある温泉。阿寒(あかん)国立公園探勝の基地として重要。湯量豊富で、余った湯が川のように流れることからの温泉名。
- かわ‐ゆか【川床】
- 料理屋などの座敷から川面に突き出すようにして設けた納涼のための桟敷。京都の四条河原の川床が有名。ゆか。
- かわ‐よど【川▼淀】
- 川の流れのよどんでいる所。〈対義〉川瀬。
- かわら【▼瓦】
- 《kapãla(梵)から生じた語か》
- ①粘土を成形し焼成した板。おもに屋根をふくのに用い、また、敷石とすることもある。丸瓦・平瓦・鬼瓦・敷平(しきひら)など。roofing tile
- ②《「玉」に対して》価値のないもののたとえ。がらくた。
- かわら【川原・河原・▼磧】
- 《「かわはら」の約》川の両岸の、いつもは水の流れていない、砂や石の多い平地。dry riverbed
- かわら【香▽春】
- 〈町〉福岡県北東部、田川市東隣の町。炭鉱閉山で衰退したが、セメント工場が進出。人口1万4543(1994)。
- かわら‐うら【▼瓦▽占】
- 神前で瓦を投げて吉凶を占うもの。表が出れば吉、裏が出れば凶とする。
- かわら‐け【▽土▽器】
- 素焼きの土器。とくに、酒を飲むための器。
- かわら‐けつめい【河原決明】
- 川原などにはえるマメ科の一年草。高さ約60cm。夏から秋に、黄色の小花をつける。葉は茶の代用、利尿薬などに利用。ノマネ。ネムチャ。ハマチャ。
- かわら‐さいこ【河原▼柴▼胡】
- バラ科の多年草。日当たりの良い草地や川原にはえる。茎は叢生(そうせい)し、高さ約60cm。羽状複葉で、小葉は線状。夏になると、枝の端に黄色の五弁花を開く。
- かわらさき‐ちょうじゅうろう【河原崎長十郎】
- 歌舞伎(かぶき)俳優。2世(1902-81)は封建的な歌舞伎界に抗して前進座を結成、のち退座。豪快な芸風。
- かわら‐し【▼瓦師】
- 瓦を製造する人。また、屋根瓦をふく人。
- かわら‐すずり【▼瓦▼硯】
- 陶製の硯。近世になって石の硯が主になるまで多く用いられた。がけん。
- かわら‐せんべい【▼瓦▼煎▼餠】
- せんべいの一種。小麦粉・砂糖・卵などに水を加えて練り、瓦形の焼き型に入れて焼いたせんべい。
- かわら‐たけ【▼瓦▼茸】
- 担子菌類サルノコシカケ科のキノコ。灰褐色、薄い半円形で硬い。枯れ木の表面に重なってはえ、木材を腐らせる。
- かわら‐なでしこ【河原▼撫子】
- →ナデシコの別名。
- かわら‐ばった【河原▽飛▼蝗】
- 河原などにすむバッタ。体長4cm内外。砂礫(されき)の色とまぎらわしい体色だが、飛ぶと、広げた後翅(こうし)の空色が目立つ。日本全土に分布。
- かわら‐ばと【河原▼鳩】
- 家禽(かきん)のイエバトの原種。全長約33cm。青みを帯びた灰色で、くびが虹色。岩壁にすみ、地上でえさをあさる。ヨーロッパ・西アジア・インド・北アフリカに分布。現在、世界各地でみられる類似の鳥は、イエバトが野生化したドバト。pigeon
- かわら‐ははこ【川原母子】
- キク科の多年草。各地の河原や砂地にはえ、高さ30cm内外で細く、茎が多く分枝し、夏に白い頭状花をつける。カワラホウコ。
- かわら‐ばん【▼瓦版】
- ①粘土に絵や字を彫って焼き固めたものを原版としてつくられた印刷物。
- ②江戸時代に、事件の報道を目的として不定期に刊行された、半紙1枚から数枚の木版印刷物。読み売り。
- かわら‐ひわ【河原▼鶸】
- 人家近くに巣をつくるアトリ科の小鳥。全長約13cm。灰褐色で部分的に黄色みが強く、翼と尾の先は黒い。嘴(くちばし)は太い。アジアの極東部に分布し、日本では全土で繁殖する留鳥か漂鳥。
- かわら‐ぶき【▼瓦▼葺(き)】
- ①屋根を瓦でふくこと。また、その屋根。tile roofing
- ②《中世まで瓦葺きの建物は寺だけだったので》「寺」をさす、伊勢(いせ)斎宮(いつきのみや)の忌み詞(ことば)。
- かわらまち【河原町】
- 京都市、鴨(かも)川の西を南北に走る河原町通り付近をいう。三条と四条の間は京都の繁華街の一つ。
- かわら‐まつば【川原松葉】
- アカネ科の多年草。山野や川原にはえる。高さ約50cm。葉は細く8〜12枚が輪生。夏に、白または淡黄色の小花が円錐(えんすい)状に密生。
- かわら‐もの【川原者・河原者】
- 《卑語。昔、京都の四条河原で興行したので》歌舞伎(かぶき)役者をいやしんでいった語。川原乞食。
- かわら‐やね【▼瓦屋根】
- 瓦でふいた屋根。瓦葺(ぶ)き。
- かわらゆ‐おんせん【川原湯温泉】
- 群馬県北西部、吾妻(あがつま)渓谷沿いの温泉。天然記念物の川原湯岩脈と湯かけ祭は有名。
- かわら‐よもぎ【河原▼艾】
- キク科の多年草。川岸や海岸の砂地にはえる。高さ30cm〜1m。葉は互生し、羽状に細裂。初秋に黄色の小頭花を多数つける。若葉を食用にするほか、全草を薬用。
- *かわり【代(わ)り】
- ①代わること・もの。substitution〈用例〉〜の人。
- ②あるものと同じ働きや役割をする、別のもの。代理。substitute; representative〈用例〉父の〜に行く。
- ③お返し。引きかえ。つぐない。return〈用例〉その〜、これあげる。
- ④飲食物の2杯め以後。おかわり。another helping〈用例〉ごはんのお〜。
- かわり【変(わ)り】
- ①以前と違った状態になること。変わること。変わったこと。変化。change〈用例〉その後、お〜ありませんか。
- ②いくつかのもののなかでの違い。difference〈用例〉2人の間の意見に〜はない。
- ③ふつうと違うこと。unusual〈用例〉風(ふう)〜。
- かわり【替(わ)り】
- 前のものをやめて別なものにすること。入れ替わること。交替。replacement〈用例〉代〜。日〜。
- かわり‐あ・う【代(わ)り合う】(五自)
- 順番に代わる。交替する。take turns
- かわり‐え【替(わ)り絵・変(わ)り絵】
- 子どものおもちゃの一つ。折り方や畳み方を変えることで、1枚の絵がさまざまな絵に変化する。
- かわり‐きょうげん【替(わ)り狂言】
- 歌舞伎(かぶき)で、前の興行にかわって新しく上演される別の狂言。
- かわり‐ごい【変(わ)り▼鯉】
- ヒゴイ・ニシキゴイなど、体色や鱗(うろこ)が変わっている飼育鯉の総称。
- かわり‐だね【変(わ)り種】
- ①違った種類。hybrid〈用例〉〜の菊。
- ②その社会の中で、普通の人とは違った経歴・性格を持っている人。eccentric
- かわり‐ばえ【代(わ)り映え・代(わ)り栄え】(名・サ変自)
- 《多く、下に打ち消しをともなって》代わったために、いっそうよく見えること。〈用例〉〜がしない。
- かわり‐は・てる【変(わ)り果てる】(下一自)
- すっかり変わってしまう。undergo a complete change〈用例〉〜・てた姿。
- かわり‐ばんこ【代(わ)り番こ】
- 互いに代わり合ってすること。代わる代わるすること。alternately
- かわり‐びな【変(わ)り▼雛・代(わ)り▼雛】
- ①伝統的な様式とは異なる雛人形。その時の話題の人物や流行を取り込んだものが多い。
- ②《「代わり雛」で》人間の病気・災難などを代わりに引き受けるとされている雛人形。その代表的なものは流し雛。
- かわり‐み【変(わ)り身】
- ①とっさに姿勢・位置を変えること。quick motion
- ②情勢に応じて考えを変えること。転身。転向。change of stance〈用例〉〜がはやい。
- かわり‐め【代(わ)り目】
- 代わり合うとき。change
- かわり‐め【変(わ)り目】
- 変わるとき。change〈用例〉季節の〜。
- かわり‐もの【変(わ)り者】
- ふつうと違う人。変人。eccentric person
- *かわ・る【代(わ)る】(五自)
- 代わりをする。代理する。take the place〈用例〉わたしが〜・ります。
- *かわ・る【変(わ)る】(五自)
- ①時・状態・位置などが以前と違ったものになる。移る。change〈用例〉季節が〜。住所が〜。
- ②ふつうと異なる。へんである。differ; unusual〈用例〉一風〜・った人だ。
- 変われば変わる(かわればかわる)
- 《「変わる」を強める言い方》すっかり変わる。be entirely changed〈用例〉あのやんちゃ坊主が変われば変わったもんだ。
- *かわ・る【換(わ)る】(五自)
- あるものが他の別のものと入れかわる。交換する。change〈用例〉土地が金に〜。
- *かわ・る【替(わ)る】(五自)
- 前のものが退いて、そこへ別のものがくる。とって替わる。交替する。change; replace〈用例〉課長が〜。
- かわる‐がわる【代(わ)る代(わ)る】(副)
- 代わり合って。交替に。かわりがわり。alternately
- カワレロビチ【Jerzy Kawalerowicz】
- (1922-)ポーランドの映画監督。作品『夜行列車』『尼僧ヨアンナ』など。